DDT若手世代「D GENERATIONS」、正田のメインでの勝利で「若手通信世代」に一矢報いた!「次は全員勝利してメインを締めたい」
DDTの若手主体興行第3弾「D GENERATIONS 3」が6月12日、東京・上野恩賜公園野外ステージで開催。これまで「若手通信世代」に全敗を喫していた「D GENERATIONS」(DGS)軍がの正田壮史がメインイベントで勝利し一矢報いた。
第1弾大会(4・8上野)、第2弾大会(5・14上野)でDGS軍は「若手通信世代」に通算5戦全敗と一つも勝てず。今大会でDGS軍と「若手通信世代」の対抗戦が3試合組まれた。
まずは第4試合で16歳の“現役高校生レスラー”佐藤大地がベテランの域に入ってきた高尾蒼馬と対戦。ヘビー級の佐藤は重爆キックで攻め込んでいくが、高尾もミサイルキック、ダイビング・フットスタンプで応戦。さらにはエルボーの打ち合いに発展。高尾のランニング・エルボーバットを2カウントで返した佐藤がパワースラムを繰り出したところで、15分タイムアップのゴングが鳴った。
続いて、セミファイナルで「D GENERATIONS CUP 2025」覇者の高鹿佑也が石井慧介と激突。高鹿は腕にマトを絞って攻めていき、変形フィッシャーマンズ・バスターを決め、さらにムーサルト・プレスにいくも自爆。石井は両腕極めドライバーから高角度ダブルアームDDTでトドメを刺し、DGS軍にシングル3連勝を飾った。
そして、メインイベントでは正田、須見和馬組が入江茂弘、翔太組と対峙。前大会では正田&高鹿が入江&翔太に苦杯を喫している。雪辱を期したDGS軍は奇襲を仕掛け、場外戦へ。リングに戻ると、正田が翔太にドロップキック。入江が正田の体の上で須見にパイルドライバー、翔太がフロッグスプラッシュで追い打ち。入江が須見にスワン式ヒップドロップ、ロープを利したボディプレスで追い込む。須見は入江にウラカン・ラナ、正田が翔太にフロントハイキック、ダイビング・ニー。翔太は正田にスイングDDTで逆襲。正田のミドルキックと、入江のエルボーのラリーに。入江がブロックバスターを決めれば、正田は投げ捨てジャーマンでぶん投げる。須見は入江、翔太をスク~ルボ~イで丸め込むも決められず。須見のトラースキックのアシストを得た正田が翔太をジャーマンもカウントは2。正田の正田のチカラKOBUムキムキをかわした翔太は雁之助クラッチで一発逆転を図るも、須見がカット。須見が入江にトペで排除すると、正田が三角蹴りから正田のチカラKOBUムキムキをズバリと決めて3カウントを奪取した。
これで両軍の通算の対戦成績はDGS軍の1勝6敗1分けとなったが、第3弾大会にして、DGS軍がようやくメインで勝利を奪った。正田は「今日は堂々とリングでマイクできます。これからも毎月、この興行ありますから、次は全員勝利してメインを締めたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします!」と歓喜のマイク。
バックステージで正田は「今日、負けた人、引き分けた人いるけど、僕たちのメインでの勝利が次の糧になると思うんで」、須見は「来月もあるんで、今度は全員が勝てるように頑張りましょう!」とコメントし、最後はメンバー7人全員で次回大会に向け、気合を入れた。
かたや、ついに土がついた「若手通信世代」の翔太は「俺に勝ったくらいで満足してんじゃねぇぞ! 俺はこの世代最弱の男だ。まだ入江茂弘に誰も勝ってないだろ? 石井さんは3連勝だよ。7・2新宿、俺らの世代まだまだ終わりじゃねぇぞ。今日で出たメンバーだけじゃない。若手通信興行に出てた、あんなレスラーやこんなレスラーもいるんだ。次はそいつらを投入してやる!」と予告。
かつて「月刊若手通信」に出場したことのある強豪選手は数知れず。果たして、次回大会に誰を投入するのか注目されるところ。
また、6・15新潟でDDT EXTREME王座(王者はスーパー・ササダンゴ・マシン)に挑戦することが決まったTo-yは、1980年代のクラシカルなスタイルを信条とする佐々木幹也と対戦。佐々木のスピニング・トーホールド、パンチ連打に苦しんだTo-yだがコジマインパクトで快勝。To-yは「狂ってるな、佐々木幹也。これで俺はさらに狂えるぞ。あんな変な狂い方吸収して。俺はまだまだ狂い続けるからな。ササダンゴ・マシン、おまえのもとに狂い散らかしたTo-yが、新潟まで行くからな! 待ってろ!」と挑発した。