To-y考案の“狂ったルール”すべてを採用した三本勝負! 新潟でササダンゴを撃破したTo-yがEXTREME王座初戴冠!
6月15日、新潟・新潟市東区プラザで「越後パワースラム」が開催。新日本プロレス・矢野通との“一面対抗戦”を終えたばかりのスーパー・ササダンゴ・マシンが、地元・新潟でTo-yを相手にDDT EXTREME王座の3度目の防衛戦を行った。
EXTREME王座は通常王者が提案したルールで試合が行われるが、SNS上でのやり取りにより今回は挑戦者のTo-yがルールを考えてくることとなり、前日までに三案提出。大会のオープニングでその三案がプリントされた紙が観客全員に配布されると、ササダンゴは「どれもいいルール」ということで、試合を三本勝負にしてすべてのルールを採用することになった。
1本目は牛乳を口に含み吹き出した選手が敗者となる『吹き出したら最後!!牛乳含みます。デスマッチ!!』。マスクを脱がないまま牛乳を口に含んだササダンゴは、何とTo-yに対してカウンターでマスクを脱いでみせると、その素顔にはアジャコングメイクが施されており、思わず口の中の牛乳をTo-yが吹き出してしまう。
2本目は相手選手をゴミ箱に突っ込んだ選手が勝者となる『お前はゴミ箱行きだ。ゴミ箱デスマッチ!!』。最初に運び込まれたアルミ製のゴミ箱が小さかったこともあり、すっかりアジャになりきっているササダンゴが一斗缶代わりにしてTo-yを殴打。続いて運び込まれたのはブラケースだったが、これもササダンゴが垂直落下式リーマンショックで破壊。最後にようやく大型のゴミ箱が運ばれてくると、ササダンゴがロープの間に挟んで固定。しかしTo-yが逆にウラカンホイップでササダンゴを投げ、見事ゴミ箱に入れてみせたことで1-1に。
3本目は相手選手の背中にチョップを打ち込んだ回数をカウントしていき、両者合計100発目のチョップを打ち込んだ選手が勝者となる『セナ100チョプデスマッチ!!』。お互いに背中を真っ赤にさせながらチョップを打ち合い、99になったところでササダンゴは背中をマットにつけて防御。そこにTo-yがT・O・Yとダイビング・ボディアタックを投下。転がってかわしたササダンゴだったが、着地したTo-yの両手がササダンゴの背中を叩く格好となり、100発目を叩き込んだのはTo-y。
EXTREME王座初戴冠となったTo-yは「このまま新潟から走って帰るくらい狂って狂いまくるから! その狂ったEXTREME王者のTo-yをずっとずっと見ててください! 新潟に帰ってきたときはまた札止め決定! だから全員、新潟にカモーン!」と、超満員札止めの観客に向かって叫んだ。
王者・クリスの目の前でアントンをクロー葬の樋口「本番は後楽園だから気を引き締めて」
6・29後楽園大会でKO-D無差別級王座をかけて激突するクリス・ブルックスと樋口和貞は、スペシャル3WAYタッグマッチで前哨戦。3組のタッグが入り乱れる乱戦となったが、最後は樋口がクリスのパートナーであるアントーニオ本多からクローでギブアップを奪った。
試合後、王者クリスと睨み合った樋口は、バックステージでパートナーの石田有輝から「絶対ベルト獲るんじゃないですか!」と言われても「本番が後楽園だから気を引き締めて」と語った。