正田壮史&藤田晃生の“ZUTTOMO”タッグが岡谷英樹&イルシオンに快勝!「まだまだ楽しくて激しいことしていきたい。またDDTに来てね」
11月11日、東京・新宿FACEで新世代興行「D GENERATIONS SP」が開催。メインイベントでは正田壮史&藤田晃生(新日本プロレス)の“ZUTTOMO”タッグがDAMNATION T.Aの岡谷英樹&イルシオンに快勝し、リングでの再会を約束した。
正田と藤田は、クリス・ブルックスとザック・セイバーJr.(新日本)が親友関係にあることがきっかけになって親交が深まるようになった。7月に「BEST OF THE SUPER Jr.」を制した藤田は、その覇者としての肩書きを引っ提げて、7・13後楽園でDDT初参戦を果たし、正田とのタッグでTo-y&高鹿佑也に勝利。そして、8・30ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)でザックと組んだ藤田はクリス&正田と対戦。試合はザックが正田から白星を挙げたが、試合後、お互いに認め合った正田、藤田ともに再会マッチを熱望。今回は対戦ではなく、2度目のタッグ結成となった。
正田と藤田は2度目のタッグとは思えぬ連係技を決めていく。場外戦になると、イルシオンが正田をイス殴打。藤田と岡谷はステージ席で乱闘を繰り広げた。リングに戻ると、正田は岡谷にミドルキック連打。藤田はイルシオンにスワン式ミサイルキックを叩き込む。藤田と岡谷がエルボーのラリー。藤田がドロップキックを見舞えば、岡谷も同じ技で返し、さらにジャーマンの応酬に。イルシオンと交錯したレフェリーがダウンすると、岡谷が正田に竹刀攻撃。藤田と岡谷が竹刀で打ち合いに。岡谷が正田に串刺し式クレイモア、イルシオンがダイビング背面セントーンもカット。藤田がイルシオンにスワン式ミサイルキック、正田がジャーマンを決めるもカット。藤田が岡谷をフランケンシュタイナーで排除すると、正田が三角蹴りから正田のチカラKOBUムキムキを繰り出して3カウントを奪取した。
マイクを持った正田は「コーくん、若手の『D GENERATIONS』興行に出てくれてありがとう」と感謝の弁。藤田は「この大会に参加できて、DDTのお客さんの前で試合できて。新日本と少し違う空間で試合できて、すげぇ楽しくて勉強になってます。またすぐにでも参戦したいと思ってるんで、髙木(三四郎)副社長と偉い方に、ハッシュタグをつけて、皆さんお願します」と再出場を希望した。正田は「次の『D GENERATIONS』は(2026年)1月12日(品川プリンスホテル内クラブeX)にあります。たくさんの人に見ていただきたいんで、ぜひまた来てください」と言うと、最後は藤田と「ズッ友、最高!」で締めくくった。
バックステージで正田が「今日も超楽しかったけど、まだまだ楽しくて激しいことしていきたい。またDDTに来てね」、藤田は「来たいと言ってすぐ来れるものじゃない。新日本はOKだから、髙木さんに伝えておいて」と発言。正田は「逆に俺も新日本に呼んでもらってもいいから。お互いに偉い人と話そう」とリングでの再会を誓い合った。
岡谷は「藤田晃生、なめてんな。調子乗んなよ。またチャンスは巡って来るだろ。そのとき、覚えとけ。会社もまたすぐ組めよ!」と吐き捨て、イルシオンは「藤田キュン、忠告だ。正田は人を数字でしか見てないクソヤローだ。おまえも正田にだまされてうまいように使われてるんだ。俺の隣空いてるぜ」とヤケクソで勧誘とも取れる発言を残した。
高鹿佑也が新日本・村島克哉との越境タッグで勝利も、塚本竜馬との遺恨勃発!「俺はおまえが嫌いだ。DDTで何回でもやってもいいぞ」
今大会には新日本プロレスからヤングライオン3選手が参戦。セミファイナルでは「D GENERATIONS CUP 2025」覇者の高鹿佑也が村島克哉(新日本)と越境タッグを結成し、塚本竜馬、隈取組に勝利したが、塚本との遺恨が勃発した。
高鹿は4・4後楽園で新日本に初参戦し、MAOとのコンビで村島&ニンジャ・マックと対戦し、MAOが村島から白星を挙げている。「DGS」のレギュラーとなっている元全日本プロレスの塚本は、高鹿と同時期にアニマル浜口ジムに在籍していた。ダンスパフォーマンス集団O-MENZメンバーでDDTでプロレスデビューした隈取は「DGS」シリーズ初参戦となった。
村瀬と塚本が激しくやり合えば、高鹿と塚本もバチバチのエルボー合戦を展開。村瀬が塚本にサンセットフリップ、高鹿がバックドロップでカバーもカット。塚本が高鹿に串刺し式チョップ、隈取が変型のキリモミ式プレス、塚本がブレーンバスターもカット。高鹿と塚本が再度エルボーの打ち合いとなった。高鹿が生ヒジを叩き込むと、塚本はバックドロップ、ラリアットもカウントは2。高鹿が塚本にインターセプトからアームロックへ。隈取が阻止に入るも、構わず高鹿は変型トライアングルランサーへ。塚本はそのまま強引に持ち上げてボディスラムも、高鹿は手を離さず、チキンウイング・アームロックで締め上げると、危険とみなしたレフェリーが試合を止めた。試合後、納得いかない塚本はレフェリーに詰め寄り、高鹿に突っかかって乱闘に発展した。
高鹿は「オイ、塚本。話せば長くなるな。要約すれば、おまえが嫌いってことだよ。負けて八つ当たりして、何も変わってねぇ。でも、こうやってDDTのリングで戦うとは思わなかった。DDTで何回でもやってもいいぞ」と嫌悪感を露わにし、「村島選手、隈取選手とももっとやりたい」と続けた。村島は「初めてDDTのリングに上がらせてもらって。高鹿選手とは1回戦ったことあるけど、今日は仲間。だけどやっぱり戦いたい」と再戦を希望した。
一方、塚本は「高鹿、覚えとけ。レフェリー、何止めてんだ。タップアウトしてねぇんだよ。おまえらグルか? おめえ、俺のこと嫌いなんだろ? だったら骨の1本2本折ってみろ!」と怒り心頭。隈取には「体もうちょい鍛えたらどうだ? どっちにしろ、DDT、このままじゃ終わんねぇからな」と吐き捨てた。隈取は「初めて他団体の選手とやったけど、強いな。でも俺も負けられない。もっと気合入れて強くなるから。あと塚本、あいつ何だ? 機会あったらあいつとやってもいい。ぶちのめしてやる」と気合を入れ直していた。
また、第四試合では瑠希也が永井大貴(新日本)と一騎打ち。永井は6・9後楽園での「DDTプロレス×新日本プロレス~一面対抗戦」で急きょ、須見和馬とエキシビションマッチで対戦し時間切れに終わっており、それ以来のDDT参戦となった。瑠希也はエルボー連打、ミサイルキック、ブレーンバスターなどで攻め立てた。エルボーのラリーから、永井が張り手、逆エビ固めで絞り上げギブアップを奪った。試合後にも両者はバチバチに張り合っていった。
瑠希也は「今日は負けた。でも、必ずやり返してみせる。次は結果で示します。もっと強くなります」と雪辱を期した。永井は「金髪のあのすげぇ飛び技やる奴(須見和馬)はどこ行った? なんだ、今日のブルーハワイみたいな髪色の奴は! 俺はこれからどんどん上のステージに行くんだ」とドローになった須見を意識していた。












































































































































