DDTロゴ
DDT

【ニトリ台湾 presents DDTプロレス台湾大会~ドラマティック・ドリーム・台湾~のまとめ】DDT初の台湾大会は大成功! 

この記事をシェアする

    • 20日、台湾のATT SHOW BOXにて「ニトリ台湾 presents DDTプロレス台湾大会~ドラマティック・ドリーム・台湾~」がおこなわれた。まずは高木三四郎大社長、鶴見亜門GMが「台湾に来れて本当に嬉しく思っております」と挨拶すると、似鳥靖季さんとニトリ台湾の相澤修一公司代表がリングで通訳の新台湾プロレスのレフェリー・スポンジケンを介して挨拶。似鳥さんは「私が最初にDDTプロレスを見させていただいた時に、気持ちを楽しくさせるエンターテイメント性があると知って、高木社長とお話する機会があって世界に広めていきたいとニトリが協力してこの日を迎えることができました。DDTの世界進出の第一歩という記念の日になります。皆さん楽しんでいってください」と挨拶。さらにタクヤさんも呼び込まれ、「同じゲイの男色ディーノとホコタテ対決第二弾ということで、絶対に負けない」と意気込み。最後は全員で「DDT台湾大会開始!」と中国語でオープニングコール。

      第1試合は坂口征夫vsJOKERのシングルマッチ。JOKERが握手を求めて煽る。坂口が応じようとするとJOKERが張り手を見舞って試合開始。サミングやらナックルパンチやら場外に出して、自らのTシャツを使ってのチョーク攻撃やらと悪行三昧。坂口もミドルキックでやり返してトーキック。JOKERも鉄柱にぶつけてペースを握らせない。坂口はエプロンPKで反撃すると場内から拍手喝采。リングに戻ると坂口がミドルキックで攻勢。JOKERも旋回式ネックブリーカーからエルボーで追いすがるもハイキックで黙らせると神の右ヒザをぶち込んで勝利した。

      第2試合はKUDO&ヨシヒコvsヤス・ウラノ&レディビアードのタッグマッチ。ビアードの入場に歓声。ヨシヒコの登場に驚きの声が上がる。ビアードとウラノの握手をKUDOとヨシヒコは拒否して試合スタート。ビアードが中国語でファンを煽る。KUDOとビアードはミドルキックのラリー。続いてウラノとヨシヒコが対峙する。ヨシヒコとのフィンガーロックに場内歓声。ヨシヒコがヘッドロック。ウラノもヘッドシザースで切り返して仕切り直し。ウラノがフロント・スリーパーを仕掛けるも、ヨシヒコが自陣コーナーまで押し込んでKUDOが出てくる。KUDOがサーフボードストレッチ。ヨシヒコも場外のウラノ、ビアードにサスケスペシャルで続いていく。ビアードもヨシヒコにその場跳びのムーンサルト・プレスを浴びせて逆転。替わったウラノがヨシヒコにダイビング・ボディープレス。これを回避したヨシヒコにKUDOがタッチ。KUDOがウラノに攻勢に出る。ヨシヒコはビアードを輪廻転生でダウンさせると最後はKUDOがウラノにバックスピンキックからダイビング・ダブルニードロップで3カウント。勝利したKUDO&ヨシヒコには勝利者賞として映画のチケットが贈呈された。

      第3試合はマスク・ド・ニトリのデビュー戦。ニトリはレッカとのタッグで高梨将弘&戦熊と対戦する。ニトリの入場にファンは事前に配布されたニトリのお面を掲げて応援。レッカとニトリの握手を高梨が叩いてブーイングを浴びる。高梨が自身のコールを煽るも返ってきたのはニトリコール。ニトリは高梨にフェースクラッシャー。高梨はニトリを場外に誘い出すと、場外で戦熊に攻撃させる。リングに戻されたニトリに高梨がロープ際で踏みつけ。戦熊も同じように続く。ラフファイトに捕まったニトリだが、戦熊のボディープレスを回避すると高梨にフランケンを決めてレッカとタッチ。高梨はレッカにドロップキック。替わった戦熊にレッカはドロップキック。戦熊はレッカと替わったニトリに両腕ラリアット。戦熊に高梨がおぶさってのボディープレスはレッカがカット。高梨のタカタニックもレッカがラリアットでカット。レッカがドロップキックで戦熊を場外に追いやると、リング内ではニトリがGTS。最後はニトリドライバーで勝利した。

      【試合後のコメント】
      レッカ DDT大会初の台湾大会で勝ってよかった。これは自分だけじゃなくてマスク・ド・ニトリのおかげで勝利取れました。本当にありがとうございました。

      第4試合はアントーニオ本多vsトランザム★ヒロシのニトリ台湾提供試合。試合形式はNスリープ使用睡眠防止デスマッチでNスリープの上に2日間寝ていない相手を3カウント以内に寝かせたほうが勝利。試合前のルール説明の煽りVも中国語の字幕付き。まずはNスリープがリング上に設置される。入場したトランザムは眠たそうにアメリカ国旗を振って入場。足もおぼつかない。続くアントンも眠そうに入場する。両者ともにNスリープで寝たいようだが、それを打ち消すように鼓舞。互いにNスリープに入れようとするが、互いに阻止。ロープワークの際にアントンがトランザムにつまづいてNスリープの中へ。これはカウント2で睡魔クリア。トランザムはNスリープをセットしてアームホイップでNスリープに入れようとするが、逆に根げられてNスリープの中へ。トランザムはカウント2で返す。アントンはトランザムにダイビング・フィストドロップを狙うが、トランザムが台湾の子守歌で誘導。アントンがNスリープの中に収まるがカウント2。アントンに接触した松井レフェリーがNスリープの中に入ってしまって就寝。トランザムのパーフェクトプレックスが決まるも、松井レフェリーも熟睡してしまってノーカウント。トランザムが松井レフェリーを起こすも、アントンもナックルで反撃。バイオニックエルボーでNスリープに沈めんとしたが、トランザムもダブルチョップで応戦。コーナーのトランザムをアントンがデッドリードライブで落とすと、ダイビング・クロスボディー。これをトランザムがうまく切り返してNスリープの中へ。松井レフェリーが3カウント数えて試合終了。トランザムには勝利者賞としてニトリのおい買い物券10万元分とNスリープが贈呈された。

      【試合後のコメント】
      トランザム メチャクチャ嬉しいです。僕はすっかり目が覚めました。私が勝ったんですけど、Nスリープをいただきました。
      アントン グガー…エマニエル夫人。
      トランザム エマニエル夫人の夢を見ていたんですね。僕も松坂慶子とセ●●スしている夢を見てて、不眠の気があったんですね。
      アントン オマエが松坂慶子とセ●●スしてる夢を見たって言うから目が覚めちゃった。
      トランザム ちゃんとやれって言われたんですね。
      アントン オマエの性癖が全部入っているから。
      トランザム 目が覚めたら手が痺れていたんですね。布団のコンディションがメチャクチャ悪かった。そこへきてNスリープ。監督がその上で快眠してくれたおかげです。
      アントン Nスリープは本当に気持ちよかったです。私も松坂慶子とセ●●スする夢を見そうになりました。
      トランザム 今度はちゃんと最後まで見たいです。


      第5試合は高山善廣&樋口和貞vs高尾蒼馬&彰人のタッグマッチ。樋口が彰人に拷問フェースロック。彰人はビッグブーツをキャッチしてドラゴンスクリューで回していく。彰人は樋口の左脚をコーナーに固定して、そこへドロップキック。高尾も足攻めで続いていく。樋口は彰人をボディースラムで叩きつけるも、彰人もすぐさまアンクルホールドから足4の字でペースを譲らない。これをロープに逃げた樋口は替わった高尾をオクラホマスタンピードで叩きつけてようやく高山とタッチ。高山が高尾にダブルアーム・スープレックス。樋口が出てきてコーナーに登るも高尾と彰人のツープラトンの雪崩式ブレーンバスターで落とされてしまう。エルボーを放つ高尾に樋口がラリアットでやり返して戦況は高山vs彰人に。彰人のワキ固めを凌いだ高山は樋口とともにダブルのノド輪。コーナーに登った樋口を高尾が倒立ヘッドシザースで落とそうとするが、高山がニーリフトで排除。最後は樋口のダイビング・ボディープレスのアシストから高山が彰人にランニング・ニーリフトを叩き込んで3カウント。

      【試合後のコメント】
      高山 台湾いいね。
      樋口 よかったですね。
      高山 久々に台湾に来たから。4回目なんだよ。台湾通だから。
      樋口 台湾でも高山さんはすごかったですね。
      高山 なんかテレビでずっとやっていたんだって。全日本とかNOAHとか。結構知っているんだよ。
      樋口 異国の地でこうやって高山さんと組んで、自分は責任重かったです。
      高山 次は大阪?
      樋口 その前に後楽園があるじゃないですか。
      高山 2日後だ。征夫とやって、船木とだ。抹殺計画だね。
      樋口 ぶっ飛ばしましょう。
      高山 後楽園で俺が征夫をやっちゃうから、大阪は船木しか出てこない。俺はコーナーで応援するだけだよ。オマエが一人で船木をやっつけてやればいいんだよ。ハンディキャップじゃかわいそうじゃん。
      樋口 じゃあシングルで。
      高山 なんだったら俺がレフェリーやろうか? じゃあそういう感じで。後楽園と大阪はやってやりますよ、樋口が。
      樋口 自分がっすか? 頑張ります!


      休憩明け、キャンパスコレクションの皆さんが挨拶して後半戦スタート。

      セミファイナルは男色ディーノ&大石真翔&石井慧介vs高木三四郎&平田一喜&赤井沙希の6人タッグマッチ。高木組のセコンドには新宿二丁目ゲイバー「コレステロール」ママのタクヤさんがつく。まずタクヤさんが『NODOWAZIME~のど輪締め~』を熱唱。赤井は現地のコスプレイヤーの皆さん(2名は赤井のコスプレ)と華やかに入場した。ディーノは台湾の男性客を漁って悲鳴の中をリングイン。試合前のディーノとタクヤさんのやりとりではディーノ勝利で台北がゲイタウンに。高木が大石にルチャ殺法。赤井がミドルキックで続かんとしたが、大石がキャッチして頭突き。ディーノが出てくるとヘアーホイップで投げて平田を挑発。平田が出ていくもディーノの男色殺法で窮地に。石井がボディースラムで続く。ディーノのナイトメアなどピンチの続いた平田だが、串刺し攻撃を止めて石井をコルバタで投げて逆転。替わった高木がドラゴンリングインも不発。それでも石井にドロップキック。串刺しエルボーからリバーススプラッシュで攻勢に出る。さらに高木が2人まとめてバックフリップ。託された赤井が石井にダイビング・ボディーアタック。しかし石井も野球チョップでやり返し、大石とタッチ。大石へのリーマン銀河はディーノと石井がカット。ディーノと大石は尻を出して台湾版のラフレシアの花である「ジャスミンフラワー」で高木、赤井が犠牲になり、赤井へのカバーのカットに入った平田は石井を地獄門に吸い込ませたが、大石に突き飛ばされて自身も地獄門へ。残されたのはセコンドのタクヤさん。リングに挙げられたタクヤさんがディーノの地獄門に吸い込まれるが、ダメージを食らうどころかそのテクニックでディーノを昇天させてしまった。孤立した大石にタクヤさんはなんとチョークスラム。最後は高木がシットダウンひまわりボムでフォール勝ち。勝利チームにはWeickerの水谷社長から目録が贈呈された。

      【試合後のコメント】
      高木 無事にゲイタウンにならずに済みました。どっちが勝ってもゲイタウンだったという話もありますが。今回はWeickerの水谷社長にはいろいろな部分でサポートしていただいて。僕らもまったく身一つで来て、台湾の事情がよくわからない中で情熱と勢いだけで突き進んできた感じで。その中でWeickerの水谷社長には僕らをちゃんと導いて、サポートしていただいて感謝しております。ありがとうございました。
      水谷 今日は本当に楽しかったです。こんなに盛り上がるとは思わなかったし、大成功だったと思います。

      ――DDT台湾支部については?
      水谷 今後も協力させていただこうと思います。
      高木 いろんなご縁で水谷さんと接点ができましたので、水谷さんの会社は台中にあるので、台北だけではなく、将来的には台中や高尾大会も目指していきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。


      メインイベントはHARASHIMA&竹下幸之介vs佐々木大輔&遠藤哲哉のタッグマッチ。佐々木は台湾という地で谷津ガードでHARASHIMAに向かっていくが、ローキックを食らってダウン。竹下が出てくると逆水平で続く。佐々木はHARASHIMAを場外に出すと、遠藤のアシストで竹下にドロップキック。佐々木と遠藤はダブルの場外弾。リングに戻るとラフも交えた攻撃が続いて竹下がピンチに。佐々木のドロップキックをカウント2で返した竹下はフロント・スリーパーを凌ぐとブレーンバスターで形勢逆転。HARASHIMAがダイビング・カンフーキックで続き、雪崩式ブレーンバスターへ。これはカウント2。佐々木はHARASHIMAの蹴り脚をキャッチしてサミングからDDT。遠藤のスワンダイブはHARASHIMAがヒザで迎撃し、スワンダイブ式ボディープレスへ。カウント2で返されると竹下が出てきて串刺しビッグブーツ。このカバーはカウント2。ブレーンバスターは遠藤が着地してスリーパー。堪えた竹下がバックドロップで投げると、遠藤もジャーマンで投げ捨て、向かってきた竹下に遠藤はドロップキック。竹下のHARASHIMAへのタッチを佐々木が阻止。佐々木がナックルで続く。佐々木のクロス・フェースを竹下がリバースしてラリアット。佐々木もミスティカ式クロスフェースでやり返すがHARASHIMAがカット。遠藤のスプリングボードエルボーを竹下がキャッチしてブルーサンダー。替わったHARASHIMAが遠藤にリバース・フランケンから蒼魔刀を狙うも佐々木が阻止。遠藤が投げ捨てトーチャーラックからスカイツイスターを投下するも、HARASHIMAが回避。HARASHIMAがジョンウーから遠藤のバックを取る。遠藤が踏ん張っていると竹下が加わって眉山。竹下は佐々木をドロップキックで排除すると、最後はHARASHIMAが蒼魔刀で遠藤からフォール勝ち。

      試合後、HARASHIMAが出場選手をリングにあげると高木がマイクを取る。「DDT、また見たいですか?」と台湾のファンに呼びかけると「私たちもまた台湾にきたい。もっともっとDDTが台湾と近くなるように発表させてください」と言うとDDT台湾支社の設立を発表。「今回台湾大会をやるにあたって、台湾の人が大好きになりました。また台湾でプロレスがしたい。DDTとプロレスを台湾に広めたい! また必ずDDTは帰ってきます」と約束。さらに現地で大会成功に向けて奔走したレッカは涙ながらに中国語で感謝の言葉を述べた。最後にHARASHIMAが「いつものやつやってやるさー! DDT台湾またやってやるさー! その時もみんな見にくるさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」でDDT初の台湾大会を締めくくった。

      【試合後のコメント】
      HARASHIMA いつも見に来てくれている方もいたんだけど、現地の方もすごくいて、そんな中での試合はテンションが上がって楽しかったですね。
      竹下 海外で試合をするのが初めてなんで。自分のプロレスがほかの国でも通用するのか、そこは気になってた部分ではあったので、日本とは違うんだというのはすごく勉強になりました。

      ――試合後にはDDT台湾の設立が発表されました。
      HARASHIMA どんどん台湾に来たいですね。環境もいいし、人も温かいし、ご飯もおいしいし。僕も初めて台湾に来たんですけど、また来たいです。
      竹下 HARASHIMAさんの言った通り、台湾は日本人に合っていると思うし、今回来れなかった人も来ていただきたいですし、台湾で試合ができるならいい機会になると思うので、どんどん吸収していきたいです。


      【高木大社長の総括】
      高木 ようやく終わりました。ありがとうございました。ニトリさんが冠になっていただいて、だいぶ動きやすかった部分もあって助かりました。おかげさまで何とか形になりました。
      似鳥 台湾の方がすごく喜んでくれたのが本当によかったですね。
      高木 マスク・ド・ニトリが出たときの大「ニトリ」コールが起きた時もよかったですね。

      ――レッカ選手は現地で大会成功に向けて奔走していました。
      レッカ 自分はDDTのプロレスが大好きで、台湾でDDTのプロレスを見せることができて本当によかったと思います。
      ――最後は涙ぐんでいたが?
      レッカ プロレスやって本当によかったと思った。感動しました。
      高木 泣くのは早いですよ。DDT台湾を設立するので、そこでも頑張ってもらって、ゆくゆくは統治長になってもらうので。
      レッカ 頑張ります!

      ――DDT台湾の活動については?
      高木(来年の)春先から動いていこうと思っています。DDTの台湾支部です。これからDDTと台湾の交流がより密になると思いますので、その時はまたよろしくお願いします!

      http://ddtpro.jp** )では大量の写真をアップ! ぜひご覧ください!

    この記事をシェアする