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【DDTフェス2016 supported by ナタリーのまとめ】DDTによるプロレスと音楽の融合! プロレス団体が主催する初

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    • 6日、東京・新木場STUDIO COASTにて「DDTフェス2016 supported by ナタリー」がおこなわれた。まずはカワイイカンジジャパン☆DAのオープニングアクトでスタート。続いてレディビアードが『ムーンライト伝説』『ラムのラブソング』を熱唱してオープニングアクトは終了。

      続いて鶴見亜門GM、前田亜美さんによるオープニングMCへ。前田さんが気になるアーティストはアップアップガールズ(仮)とのこと。2人で「DDTフェススタート!」とオープニングコール。

      1組目のベッド・インは『♂×♀×ポーカーゲーム』『GOLDの快感』『C調び~なす』を披露。ちゃんまいのギターテク、かおりのパワフルな歌声にファンは酔いしれた。

      カメレオ軍vsマッチョ29軍全面対抗戦の煽りVからマッチョ29のステージへ。『ビバマッチョ』から『TRAINING Fighter』を鍛え上げられた筋肉をつねにアピールしながら熱唱した。

      対するカメレオは『アゲていこう歌』『ダメ男』『万歳ミュージック』の3曲を披露。そのパフォーマンスでステージを華やかに彩った。

      第1試合は大鷲透&赤井沙希&島谷常寛vs諸橋晴也&才木玲佳&レディビアードのカメレオ軍vsマッチョ29軍全面対抗戦。カメレオ軍は大鷲、赤井、島谷ともどもヴィジュアル化してポージング。続いてマッチョ軍のVへ。そこでビアードが17時からNHKの生放送に出演するためケツカッチンであることが知らされた。マッチョ軍は諸橋とビアードがマッチョ29のメンバーに抱えられて、なぜか才木がマッチョ29のメンバーをお姫様抱っこしてリングイン。しかし亜門GMが慌てて駆けつけてビアードを強制退場させて「誰か代わりのマッチョを探してこい!」とマッチョ29へ厳命。マッチョ29がバックステージへ下がってしまうと、カメレオ軍が襲い掛かって3対2で試合がスタート。カメレオ軍はカメレオともどもヘッドバンギングしてみせる。マッチョ29軍のピンチが続く中、「ちょっと待った!」の声。『ビバマッチョ』から『FIRE!』にスイッチして露骨に筋肉の線を入れた高木三四郎がリングイン。しかし、クローズラインはTORUにかわされて諸橋に誤爆。TORUがすかさず諸橋を丸め込んで試合は終了した。

      【試合後のコメント】
      TORU 初めてビジュアル系になっちゃったんですが、我々のビジュアル系は正解なんですか? 不正解なんですか?(苦笑)
      HIKARU. 大正解です!
      カメレオの皆さん 正しいっす!
      TORU 何かキャラが我々三人と皆さんが違うような気がするんですけど。
      SAKI ちょっと違う……。
      カメレオの皆さん 伝達ミスがあったようですけど、大丈夫です!
      TORU 意志の疎通はちゃんと取れている? ビアちゃんが抜けて、よく分からない乱入者がありましたけど、何やかんや言って我々ビジュアル軍団のほうが一枚も二枚も上手ということでしてね。これからも何か機会があったら一緒にやっていきましょう! よろしくお願いします!
      カメレオの皆さん ありがとうございます!
      TORU みんなで最後……何かカメレオ流でお願いします!(笑)
      HIKARU. 勝ったぞー!
      全員 オー!
      TORU 本当にこれ、カメレオ流なんですか?
      カメレオの皆さん アハハハハハ。


      ――ビジュアル軍との長年の抗争に終止符が打たれてしまいましたが。
      コアラ小嵐 いやぁ、だいぶ悔しいですけど、これが僕は終止符だとは思ってないですね。まだまだこれから僕たちもバルクアップして、次またあるならば闘いたいと思います。
      高木 負けてないからな俺ら!
      マッチョ29の皆さん おー!(諸橋以外全員で筋肉ポーズ)
      高木 もっと言いたいことがあったら言え! 言え!
      コアラ小嵐 もっと言いたいこと言ってやれ!
      マッチョ29の皆さん おー!(諸橋以外全員で筋肉ポーズ)
      コアラ小嵐 最後にひとつだけ俺が言ってやる!
      高木 おう!
      マッチョ29の皆さん ……おー!(諸橋以外全員で筋肉ポーズ)
      高木 ありがとうございましたー!


      第2試合前のBLACK JAXXは『BLACK OUT』『サックスマシーン』『HEY!HO!~エンジン』『One love one heart』の4曲を披露。一体感を演出するパフォーマンスで会場を盛り上げた。
      第2試合はLiLiCo&ゴージャス松野vsチェリー&ワンチューロのタッグマッチ。芸能人タッグは入場の際に松野がLiLiCoをお姫様抱っこしてみせた。先発のチェリーを見てLiLiCoが向かおうとするも松野がこれを制して「俺がプロレスの厳しさを教えてやる」とLiLiCoに先輩風。しかし開始早々、チェリーのネックブリーカーを食らい、ワンチューロにも攻め込まれてしまう。ダブルのフェースクラッシャーをカウント2で返した松野。這いつくばりながらコーナーに逃げようとするが、ワンチューロに捕まってキャメルクラッチで大ピンチ。チェリーが顔面ドロップキックを合わせたがカウント2。松野はチェリーのミサイルキックで飛ばされた反動でLiLiCoとのタッチに成功。LiLiCoコールの中、LiLiCoはチェリーにダブルスレッジハンマー。スタナーを決めたがカウント2。松野がタッチを求めるも、LiLiCoは無視して卍固めを狙う。チェリーが抜け出して髪の毛を掴むと足を踏みつけてヘアーホイップ。さらに髪の毛をむしっていく。ワンチューロも髪の毛を掴み、さらにナックルパンチ連打からチョーク攻撃。「このババア、殺すぞ!」とアピールしてのブレーンバスターはLiLiCoが切り返して松野とスイッチ。松野はフライング・クロスチョップ。619からゴージャスエルボーを放つもチェリーがフットスタンプでカット。松野をワンチューロが羽交い絞め。チェリーが熟女でドーンを放つも、かわされて誤爆。LiLiCoがエプロンから毒霧を噴きつけ、松野が丸め込んで勝負あり。2人にはBLACK JAXXから勝利者賞としてブラックアウト1年分が贈呈されたが、目録パネルはLiLiCoがぶん取って高々と掲げ、松野は不満そうにそれを見つめていた。


      【試合後のコメント】
      松野 ヒヤヒヤだったぞ。
      LiLiCo 何やってんだよ!
      松野 何やってんだよ!
      LiLiCo ちゃんとやってよ! 何か偉そうに最初……。
      松野 お前よぉ。
      LiLiCo これ(勝利者賞)私のものだからね! これ飲んで……。
      松野 芸能界からプロレス入って何年経つんだよ?
      LiLiCo 私? うーん、1年ちょっと。
      松野 俺は何年経ってんだよ!?
      LiLiCo 知らね。
      松野 俺、本気でやってんだよ命かけてよ!
      LiLiCo こっちも。
      松野 芸能界から来てお前みたいにチャラチャラしてるのが、俺は一番嫌いなんだよ!
      LiLiCo チャラチャラしてるかな私。
      松野 してるだろ、そんな黒い顔して。
      LiLiCo いま闘ったからだよ(苦笑)。闘ったからこうなってるの! お前が全然ダメだからこういうふうになったんだよ!
      松野 (3カウントを)取ったのは俺だよ。お前のしゃべりがいらなかったんだよ!
      LiLiCo 最初から私一人でやったほうが、全然早く勝てたもん!
      松野 イグアナの孫みたいな顔しやがって。
      LiLiCo はいはいはいはい。このジジイ、本当にうるせぇ! これを飲んでもっとパワーアップしますから。ありがとうございました。(松野に)いいよいいよ、トレーニングとか行っていいよ。
      松野 15年経ってから出てこいよ!
      LiLiCo はいはい。生きてるかなー、15年後も生きてるかなぁ。どうかなー。


      第3試合前はCTSが『唯我独尊ONLY ONE』『NO REASON』『Love the past play the future』『Yume Be The Light』を披露。「次はDJステカセキングの入場です」と機械ボイスで呼び込んで第3試合へ。

      第3試合は石井慧介&ヤス・ウラノ&菊タローvsKUDO&高梨将弘&ヨシヒコのDJステカセキングpresents地獄のシンフォニー6人タッグデスマッチ。ゴングが鳴らされるとDJステカセキングが「素晴らしい音楽を聞かせてやるぜ」と言って曲をかける。その中で選手は攻防を繰り広げた。しかし曲が途中から『サンライズ』にチェンジすると菊タローがKUDOにラリアットからテキサスロングホーン。続いて『UWFのテーマ』がヒット。ヨシヒコが石井にフロントスリーパーやアンクルホールドを決める。続いて『J』がヒット。菊タローはコーナーに登って「オー!」。さらにKUDOにニーを見舞って「オー!」。石井もウラノもニーを決めて「オー!」。バックドロップは凌がれると『スカイハイ』がヒット。ヨシヒコがフライング・ボディーアタックやクロスボディーを連発。石井への輪廻転生はウラノと菊タローがカット。『炎のファイター』がヒットするとKUDOが延髄斬り連打。石井もKUDOに延髄斬り、さらにヨシヒコが石井に延髄斬りを決める。ヨシヒコが石井に卍固め。高梨がウラノに卍固めを決め、KUDOも菊タローに卍固めを決めると菊タローがギブアップして試合終了。

      その後、亜門GMと前田さんのMCへ。ステカセキングとの3ショットから亜門GMはステカセキングの物販にキン肉スグルの駆けつけたこと、ビアードが17時からの生放送に間に合ったことを報告した。

      【試合後のコメント】
      高梨 最高じゃねぇかよオイ! DDTフェス、酒飲んで、最高の音楽聴いて、そして試合で勝って、こんな最高の気分になれたのもなステカセキングさんの最高の音楽のお陰だよ! ありがとうございました!
      ステカセ (うなずく)
      KUDO ありがとうございます!
      高梨 兄貴、次は俺たち酒呑童子、そしてヨシヒコと悪魔超人のDJステカセキングのタッグで、また何か出来たら面白いと思うんで、そのときはよろしくお願いします!
      ステカセ (うなずく)
      高梨 お、これはOKってことだよな、これはきっと! ステカセキングさん、大丈夫ですかね? そのときはよろしくお願いします! 何かほかにはねえか?

      ――CTSの皆さん、プロレスと一緒にやってみて楽しかったでしょうか?
      Square (顔のモニタに文字で)YES
      高梨 おお!

      ――次回またこういう機会があったら、また出てみたいでしょうか?
      セントチヒロ・チッチ あー、もう何か……。
      モモコグミカンパニー 楽しかったよね。
      セントチヒロ・チッチ 楽しかったです。四方向にお客さんがいることってなかなかないので、何か回転しまくりましたね。
      アユニ・D 新鮮でした。
      モモコグミカンパニー マッチョに負けないように頑張りました(笑)。
      セントチヒロ・チッチ はい、頑張りました!

      ―試合もご覧になったと思うんですけど、あんな近くでご覧になる機会もなかなかないですよね。
      セントチヒロ・チッチ はい、最高でした! 大興奮で。プロレス大好きなので。LiLiCoさん格好良かったです。格好良かったー。BiSHもやりたいですね。……あれ? 私だけ?(苦笑)
      アイナ・ジ・エンド チッチだけやりたいって。

      ―今回はプロレスと絡む場面がなかったですけど、次回はぜひ!
      セントチヒロ・チッチ ぜひ! 出ますぅ! それまでにマッチョになっておきます! ありがとうございます。
      全員 ありがとうございました、BiSHでした!


      BiSHのライブが終わるとアップアップガールズ(仮)へ。『YOLO』『アッパーレー』『アッパーカット!』の3曲を披露し、2日後におこなわれる日本武道館公演をたっぷりと告知した。

      アイドルライブのトリはNωA。『ネバギバ☆I LOVE YOU』を熱唱して新曲『Going my ωay!!!!~キミはひとりじゃない~』を披露しようとするとヒットしたのは高山善廣の入場テーマだった。背後から高山組とアプガの皆さんが登場し、NωAは追われるようにリングへ。平田「オマエらの新曲はどうだっていい。アプガさんは明後日、日本武道館なんだよ。そんな時間があるならまだまだ告知させろ」大石「さっき散々しただろ!」平田「まだまだ足りないんだよ!」こうしてNωA勝利で新曲披露、平田の勝利でアプガの告知となった。

      こうして始まった高山善廣&平田一喜&岩崎孝樹vs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOの6人タッグマッチ。さっそく平田がメガネを装着してあの曲でダンスせんとするも勝俣に阻止されてしまう。平田が逆転して岩崎と高山でMAOにサンドイッチ・ローキック。高山がジャーマンで投げんとすると平田が「僕が勝って告知してください。僕にタッチを!」と猛アピール。高山が折れてタッチをかわすも平田はMAOの飛びつきギロチンドロップであっさりダウン。平田はNωAに攻め込まれそうになると手刀でバッタバッタとなぎ倒してメガネを装着。あの曲が流れるも大石が阻止。メガネをポイ捨てすると「僕らに新曲を唄わせてください」と懇願して『Going my ωay!!!!~キミはひとりじゃない~』をかけさせるも、高山が阻止。岩崎がメガネを渡すと高山がなんと装着。あの曲が流れると高山もなんとダンス。直後にNωAに丸め込まれるも3人がクリアすると、高山のビッグブーツから平田が丸め込んで勝利。

      試合後、往生際の悪い大石を蹴散らした平田はアプガの11月8日の日本武道館公演をたっぷり告知し、「11月8日、日本武道館へ」(平田)「GO!」(観客)のコール&レスポンスで幕。

      【試合後のコメント】
      ――アプガの皆さんの応援もあって高山組が勝利しました。アプガの皆さん、試合を見ていかがでしたか?
      新井愛瞳 本当に途中何回も負けそうになったし……(ほかのメンバーたちが口々に「平田さーん!」「めっちゃハラハラさせられた!」などと言いながら平田に詰め寄る)。
      平田 すみませんでした!
      仙石みなみ でもちゃんと勝利が出来て、しかも平田さんがちゃんと(武道館ライブの)告知してくれたんでよかったです。本当にありがとうございました!
      平田 告知しましたよ、バッチリ!
      古川小夏 私たちもライブ大好きなんですけど、今日は音楽に乗せて勝ってもらえたので、パワーをもらえた気がします!
      ――平田選手はかなり気持ちよく出来たように見えましたが、いかがでしたか?
      平田 やっぱりね、途中途中負けそうでしたけど。
      アプガ アハハハハハ。
      平田 アプガさんの応援と何と言っても高山さんですよ、高山さん! 高山さんがいる安心感! それで私は勝てましたよ。
      アプガ (拍手)
      平田 そして高山さんが僕のメガネを持ってきてくれたんですよ!
      アプガ すごーい!
      平田 最高な一日でした。もうこの勝利は……高山さんのお陰です! ありがとうございました。
      アプガ (拍手)
      高山 でもさ、俺の勝利かっさらっただろお前。
      アプガ あーーーっ!
      平田 それはちょっと……岩崎のせいですよ、岩崎。
      岩崎 おいーー!
      平田 まあまあ勝ったんで。勝ったんでね! 勝ったし告知も出来たし。

      ―高山選手、平田GOサングラスをかけてダンスをした感想は?
      高山 感想?(苦笑)まあ、たまにはいいかなと。
      アプガ おーー!
      平田 お優しい!

      ―?高山選手、武道館の経験は豊富だと思うんですけど、2日後に向けて何かアプガの皆さんにアドバイスを。
      高山 そうだね。俺もあそこで何十回も(試合を)やっているからね。あそこは本当に全方位にお客さんがいるからね。肩越しでも背中でもお客さんの視線を感じて、しっかりパフォーマンスしてください。
      アプガ はい、ありがとうございます!


      第5試合前はDISH//のライブへ。『WOW WOW TONIGHT』『JUMPer』『踊らにゃソン!Song!』を熱唱。『WOW WOW TONIGHT』のラップ部分では「男色ディーノをぶっ倒す」を連呼する力の入れよう。『JUMPer』ではおなじみの紙皿を投げるパフォーマンスを披露。『踊らにゃソン!Song!』では「DISH//」の部分を「DDT」に変えてみせた。

      DISH//のライブが終わると男色ディーノ&渡瀬瑞基vs高尾蒼馬&彰人のタッグマッチへ。DISH//のメンバーも高尾&彰人に続いてリングインする。ディーノはニコ生ブースでDISH//のライブを見届けて、男性客を漁ってリングイン。ディーノはさっそくDISH//に熱視線を送る。試合が始まると場外戦ではディーノは彰人を追い回し、さらにDISH//に熱視線。リングに戻るとディーノはDISH//を見やりながら高尾に男色殺法。ここから高尾がローンバトルを強いられる。高尾はミサイルキックで逆転。彰人が出てくるとディーノの男色殺法を渡瀬に誤爆させると連結ドラゴンスクリューから、さらにディーノへ俵返し。ディーノは足横須賀を着地してDISH//の皆さんを見やりながらスライディング・リップロック。渡瀬がミサイルキックで続く。飛ばされた彰人から高尾にスイッチすると、渡瀬はカーフブランディング。さらにドロップキックからバックドロップを狙う。高尾もみちドラⅡでやり返すと、ジントニックの体勢。これはディーノがリップロックでカット。渡瀬が腕決めDDTでやり返し、ディーノは「ニコ生、止めないでください」と言ってケツを出してコーナーへ。まず彰人が地獄門への餌食となり、ディーノはDISH//を連れ出そうとする。渡瀬はRYUJIを捕まえるが高尾がカット。高尾は渡瀬を地獄門へ送ると、彰人がディーノに雪崩式ブレーンバスター。ダブルの突き上げニーから高尾がジントニックで仕留めた。

      試合後、DISH//への未練が断ち切れないディーノが襲い掛からんとするもTAKUMIとRYUJIがダブルのドロップキック、To-iがコルバタ、MASAKIのDスラッシュが決まって葬り去った。彰人は「これからすごい辛いことがあった時はこの会場で男色ディーノに勝ったことを糧に頑張っていこう」と呼びかける。最後にTAKUMIが「今日ディーノを勝ったことを糧に1月1日の武道館に向けて頑張っていこうと思います」と言うと「(ディーノが会見で言っていた)ところで裏切者って誰なんだろうね」。するとMASAKIが「僕、TAKUMIクンのことが好きだ!」と告白し、追い回して終了。

      【試合後のコメント】
      ディーノ 欲張ったわね。/(スラッシュ)を2本いこうと思ったら……クソッ、途中でやられた! 1本目はスラッシュ出来てたわよ。クソー! 何て恐ろしい技なんだDスラッシュ! でもな、覚えておけ! 私が…私がこのプロレス界に名だたる男色ディーノが! セットした時限爆弾はこれだけではないわよ。DISH//のメンバー、そしてスラッシャーのあんたたちもまだまだ覚えておくことね!

      ――DISH//の皆さん、試合を間近にご覧になっていかがでしたか?
      RYUJI 迫力が違いましたね!
      To-i 凄かったねぇ。
      RYUJI 感じるリングでの音だったりを体で体感出来たっていうか。バーンっていう音が体に響いて迫力がありましたけど、何より勝ったことが。
      TAKUMI 嬉しいねぇ。

      ――相手は因縁浅からぬ男色ディーノ選手でした。かなり危ない場面がありましたが。
      To-i RYUJIがねぇ。危ないというか、もう……。
      RYUJI かなり怖かったですけど、やっぱり仲間がいたのでここまで闘っていけたのかなって思います。
      TAKUMI (To-iに向かって)裏切り者ですよね?
      To-i えっ?
      彰人 ちょっと本音がポロッと出ちゃった。
      To-i ち、ちょっと何のことか分からない(苦笑)。
      彰人 あー、覚えてない? 覚えてないならしょうがないよね(苦笑)。

      ―?彰人選手と高尾選手はディーノ選手の魔の手からDISH//の皆さんを守らないといけないという大役でしたが。
      彰人 そうですね。でも僕の作戦がいつもハマれば必ずディーノに勝てたんで。
      RYUJI 全部作戦通りです!
      彰人 はい、完璧でしたね。
      To-i やっぱり彰人さん、さすがっす!
      彰人 これ以上ないってくらいバチッとハマりました。
      高尾 彰人さんの作戦通りなのかは分からないですけど、最後は自分が何とか勝つことが出来ました。あと隙あらばこのポーズ(DISH//ポーズ)、プロレスで使っていこうかなって。
      RYUJI ぜひお願いします! 全然使ってください!
      高尾 許可が出たそうです(笑)。

      ――DISH//の皆さんはまたこういう機会があったら出てみたいと思いますか?
      RYUJI そうですね。すごいプロレスが好きになったんで、これからもいろんな形で関わっていけたらなと思います。

      第6試合前は清水アキラのライブ。研ナオコから橋幸夫への早着替えを披露して終了した。続いて亜門GMと前田さんが登場。「早くないですか?」という前田さんに亜門GMは「ロックンロールデスマッチに出てもらうから」と説明。さらにアントンが恋煩いで欠場し、代替としてA.YAZAWAの参戦をアナウンスした。

      第6試合はA.YAZAWAwithベッド・インvsトランザム★ヒロシwith清水アキラのロックンロールデスマッチ。YAZAWAは『止まらないHA~HA』で入場して永ちゃんダンス。続いて『止まらないHA~HA』が流れてヒロシと矢沢永吉のモノマネで清水アキラが登場。「OK、OK!」というも風呂桶を出して「これ風呂桶」というギャグから往年のソープネタ。これはYAZAWAにヒドく突っ込まれ、清水アキラは下がってしまう。試合が始まると『黒く塗り潰せ』が流れてロックタイムでダンス。さらには『ランバダ』が流れてベッド・インが妖艶に踊る。ヒロシがサスペンダー絞首刑。これはYAZAWAが踏んばってジャンピング・バックエルボー。YAZAWAが襲い掛からんとすると『夜空』が流れて清水アキラが五木ひろしと村田英雄のモノマネを披露。清水アキラがはけて再開。YAZAWAがヒロシを場外に出すとベッド・インをリングにあげる。YAZAWAのケブラーダが足を滑らせて失敗すると『UFO』が流れて清水アキラが坂田利夫のモノマネを披露。清水アキラが急ぎ足ではけて試合再開。ヒロシがYAZAWAにダブルチョップからダイビング・ダブルスレッジハンマーからカバー。するとベッド・インが水着姿になって誘惑。すると『与作』が流れて清水アキラが北島三郎のモノマネで「握りっ屁」。清水アキラが足早に下がるとリング上のYAZAWAもヒロシも屁でダブルダウン。松井レフェリーがダウンカウントを数える。カウント9まで進むと『昴』が流れて清水アキラが谷村新司のモノマネを披露。するとYAZAWAもヒロシも清水アキラと同じくセロテープ芸。最後はヒロシと清水アキラがツープラトン・ブレーンバスターでYAZAWAをぶん投げて勝利した。最後は若いして全員で大団円。


      【試合後のコメント】
      ヒロシ ミスター清水! ありがとうございました!
      清水アキラ ありがとうございました。生まれて初めて俺、プロレスに出たけど。小さい頃ずっとプロレス見てたから出たいな、出たいなと思っていて、今日その夢が叶って。
      ヒロシ その夢、このリングが最初ということで、我々も感無量でございます! お陰様で勝利も収めることが出来ました。
      清水 もう矢沢永吉が出てきたとき、本気でやるんだもんな!
      ヒロシ 本気で……(苦笑)。
      清水 ガツン、ガツンと。俺、本当これもたないわと思ったよ!
      YAZAWA あの時はー本気でやってしまいましたがー、いまはもうすっかり谷村なんでー。
      ヒロシ この野郎(苦笑)。
      YAZAWA もう怒ることはございません! ありがとう!
      ヒロシ 変わり身早いな。手のひら返しやがって!
      YAZAWA ベッド・インさんどうでしたぁ?
      中尊寺まい やまだかつてない熱い試合だったと思いますぅ。
      益子寺かおり ずっとやっぱり清水さんの声で、下半身のポケベル鳴りっ放しでしたぁ!
      YAZAWA おぉー!
      清水 ねぇ、この人たちは何なの?(苦笑)
      ベッド・イン あのー、“なんてっ勃ってアイドル”でーす!
      清水 ああ、そういうことなのか。ベッド・イン……一度お願いしたよね!
      ベッド・イン あーん!
      清水 今晩じゃあ……。
      まい (胸を寄せながら)はい、お枕しますぅ。
      清水 いいねぇ。穴があったら入れたいぐらい!
      まい あーん、マンモスうれぴー!
      かおり ここにありまーす!
      清水 じゃあ5人で行きますか!
      YAZAWA 行きますかぁ、しっぽり!
      かおり テルホ? テルホ?
      まい プールもあるぅ!
      かおり 本当だ! 赤プリみたーい! 行ってきマンモース!


      セミファイナルはお待ちかね高木三四郎&飯伏幸太&樋口和貞&伊橋剛太vs佐々木大輔&石川修司&遠藤哲哉&マッド・ポーリーの路上プロレス。まずは高木、樋口、伊橋が入場して所定の会場の入り口外へ。続いて飯伏がピンで入場してコールを受けた。DAMNATIONはフェスということでそろぞれ楽器を持って入場。こうして試合スタート。屋外ステージで新曲を披露しようとしたNωAもいたが蹴散らされてしまう。ちびっことハイタッチしている飯伏に遠藤が襲い掛かる。DAMNATIONは高木、伊橋を金網にぶつけていく。飯伏とポーリーはコーラを互いに噴き付けあう。全員はプールへと移動。5分経過、高木はドラマティックドリーム号にまたがるもポーリーが襲い掛かる。ポーリーがドリ8ーム号にまたがるとそこへDAMNATIONが高木を捕獲。しかしかわされてポーリーは自転車ごとプールに落下。高木も樋口もプールに落とされてしまう。石川は飯伏を捕獲するも飯伏がリバースショルダーしてプール送りに。佐々木と遠藤がツープラトンを飯伏に仕掛けると、伊橋が突っ込んで全員プールへドボン。8人ずぶ濡れになったところで松井レフェリーからタオルが支給されたが、そんなこと関係なく、みんなでプールに落としあった。終わりのみえないプール地獄で10分経過。再びタオルが支給されてひと休憩。ようやく館内へと戻ってくる。高木の炭酸ガス攻撃は伊橋に誤爆。遠藤は女性専用席の手すりからムーンサルトアタック。佐々木は2階席の手すりで拝み渡り。樋口はポーリーをテーブルに寝かせると2階VIP席からダイブしてテーブルクラッシュ。リングに戻ると遠藤のスワンダイブをテーブル片で殴打。石川も樋口の脳天をテーブル片でぶん殴っていく。コーナーに登ろうとする石川に高木は炭酸ガス攻撃からぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。佐々木はダイビング・ラリアット。飯伏が佐々木にソバットを決めると、伊橋との連係。伊橋は佐々木にムーンサルト・プレスを放つもかわされて自爆。コーナーに登る佐々木に飯伏がカンガルーキック。向かったところで石川が肩車して佐々木とダブルインパクト。これは高木と樋口がカット。20分経過、伊橋がDAMNATIONに囲まれる。総攻撃に遭った伊橋が石川の投げ捨てスプラッシュマウンテンから遠藤のスカイツイスターでピン。

      試合後、佐々木がマイク。「おい、コウタ! オマエがいなくなって1年ぐらい。オマエが今どこで何やってるのか知らないけど、本当はインターネットでチェックしてるけど、俺も今、DAMNATIONという王国もってDDTを制圧している。お互い頑張ろう」佐々木が手を差し伸べると飯伏はガッチリかわして引き揚げた。佐々木「皆さん、DDTフェス、楽しんでますか? プール入って風邪ひきそうだから手短に。俺たちがDDTを制圧しているDAMNATIONといいます。今日、この名前だけ憶えて帰ってください。俺たちがDAMNATIONだ。俺たちは群れない・媚びない・結婚しない。いいか! このマザーアースはDAMNATION中心に回ってんだ。覚えておけ!」

      【試合後のコメント】
      ――飯伏選手、久しぶりの路上プロレスをやってみていかがだったでしょうか?
      飯伏 楽しかったですね。
      ――DDTフェスははじめてですけど、DDTのこの雰囲気、改めていかがでしたか?
      飯伏 久々でしたね。
      ――かつてタッグを組んでいた佐々木選手ですが、現在はDAMNATIONというチームを組んでDDTを制圧しようとしているのですが、対戦してみていかがでしたか?
      飯伏 ……よかったっすね。
      ――高木さんから見て、久しぶりに飯伏選手と組んでの路上プロレスはいかがでしたか?
      高木 何だろう、そんなに久々って気がしなくて(苦笑)。3月は闘ったし。でも、もう8ヵ月くらい経っているのか。飯伏は飯伏で変わらないし。ここに戻ってくれば、ここでの飯伏幸太になるし。全然変わらないなって思って。あ、飯伏! お前覚えてる? 俺をプールに叩き落としたの。
      飯伏 えっ!?
      高木 お前、俺を叩き落としたんだよ。
      飯伏 味方ですよね?
      高木 味方だよ。
      飯伏 それちょっと覚えて……頭打ったんで。
      伊橋 飯伏、俺も落とされた。
      飯伏 そんなことないでしょ!
      高木 樋口のことも落としてたよ。
      飯伏 えっ!?
      樋口 俺も落とされました。
      飯伏 敵か味方か分からない……。
      高木 そういうのも含めて飯伏幸太ってことですよ。何も変わっていないってことでね。まあこれからもこういう関係が続くんだなと思います(笑)。いや、でも楽しかったですよ。

      ――樋口選手、バルコニーダイブやってましたが。
      樋口 なんすかね。ダメージうんぬんより、めっちゃ楽しかったっす! ちょー痛いっすけどね(笑)。

      ――DAMNATIONとして路上プロレスをやってみて、いかがでしたか?
      佐々木 DAMNATIONとして? 路上は路上だからDAMNATIONとか関係ないけど、やっぱりこのフェスで(やれたってこと)。プロレスを見たことない人もいるだろうし、その中で路上ってストリート……ひょっとしたら生きてて街を歩いていたら、こんなこと起こるんじゃねぇかってことは……起こらないんだけど、そういう非日常的なものを見せられたかなって。そしてフェスに出たどのバンドよりも俺たちが一番カッコイイっていうのを見せられたかなと。
      ――リング上でかつて組んでいた飯伏幸太選手とエールを送るような場面がありましたが、久しぶりに当たってみて飯伏幸太はどんなレスラーになっていましたか。
      佐々木 別に(苦笑)何も変わってないなって。そんな絡みもなかったけど。
      ――石川選手、初めてDDTのプロレスを見る人も多かったと思いますが、現在のKO-D無差別級王者としてはいかがでしたか。
      石川 自分自体がフェスに出たことなかったんで、初めて見た、フェスに来た人に面白かったなと思ってもらえたらいいなって思いますね。
      ――遠藤選手はいかがでしたか?
      遠藤 個人的に俺は飯伏幸太っていう人間に憧れて、このプロレス業界に入りました。で、飯伏幸太って選手と路上プロレス、飯伏幸太のひとつの特徴である路上プロレスっていうのを(俺と)やらずに、あの人はDDTを辞めていきました。もう正直、一生出来ないと思っていました。ただ今日こうやって飯伏さんと当たれて、で向こうのチームから3(カウント)取れたっていうのは、今後遠藤哲哉っていう人間としてやっていく上ですげープラスになると思うんすよ。……すみません、何か真面目なこと言っちゃいました。
      佐々木 フフフ……いいよ。20分くらいしゃべっていいよ(苦笑)。
      遠藤 いやぁ、もうそんなに。
      石川 さみーよ(笑)。
      遠藤 まあ、とにかく伝えたいのは、飯伏さんがDDT辞めても、俺の憧れだってことは変わらないです!


      DDTフェスのトリは筋肉少女帯。『労働讃歌』に続いて『踊るダメ人間』を披露した際はプロレスラーも参加してダメジャンプ。さらに大槻ケンヂはMCで「プロレスとライブが混じりあった。鍵は清水アキラさんだったんだ。トントントンで爆笑したもんなあ」と感想を述べた。続いて『日本印度化計画』を熱唱。最後は『タチムカウ』で場内を盛り上げる。その生演奏の中を入江&竹下が入場。大槻ケンヂは「タチムカッテくれよ、入江!」とエールを送った。

      メインイベントはHARASHIMA&坂口征夫vs竹下幸之介&入江茂弘のタッグマッチ。グラウンドの攻防では坂口が竹下に三角絞め。竹下はそれをパワーボムで叩きつける。入江がリングインすると坂口が飛びつき腕十字。場外に移ると坂口がミドルキックからリングに戻すと、入江はなんと不意打ちのトペ・スイシーダ。坂口も負けじとエプロンPKを放つ。リングに戻ってHARASHIMAvs入江。セカンドロープに入江をセットして一気に踏みつける。HARASHIMAはそこからフットスタンプ連打。5分経過、ローンバトルを強いられる入江は坂口に重いエルボー。坂口もミドルキックでやり返す。ここからそのラリーへ。坂口のジャンピングミドルにへこたれず、入江はエルボーを振り抜いてダブルダウン。入江からタッチを受けた竹下は蹴り脚を取ってドラゴンスクリュー。ブレーンバスターでぶん投げるもカウント2。坂口も払い腰でやり返して鋭いドロップキック。HARASHIMAが出てくるとダイビング・ライダーキック。串刺しフロントハイキックから雪崩式ブレーンバスターへ。クラッチを切らないHARASHIMAが続いてファルコンアロー。これは入江がカット。坂口が入江を排除してダブルのミドルキック。かわした竹下が両腕ラリアットを放って入江とタッチ。10分経過、入江は交通事故タックル。串刺しラリアットからのカバーはカウント2。フライング・ソーセージ狙いはHARASHIMAが阻止して坂口の串刺しニーを呼び込み、HARASHIMAがハイキックからリバースフランケン。蒼魔刀狙いは竹下がジャベリンキックでカット。竹下の串刺しビッグブーツから入江が大暴走。これはカウント2。入江はここでタズミッション。さらにHARASHIMAにブレーンバスターの体勢からタズミッションに切り替える荒技。自分が垂直落下式バックフリップ狙いは坂口が神の右膝でカット。HARASHIMAがバズソーキックから蒼魔刀を狙う。これは入江がかわして竹下が眉山。坂口が竹下を排除すると入江がHARASHIMAにビーストボンバー。カウント2で返されると自分が垂直落下式バックフリップで勝利した。

      試合後、入江がマイクを取る。入江「こんなすごい日に勝ちました! 今日、こんな日にみんなのおかげで勝てました! パートナーに幸之介がいてくれてよかったです!」竹下「プロレス最高!」入江は大槻ケンヂを呼び込む。入江「自分も勝てると思ってなかったのであんな約束しちゃったんですけど、勝ったらオリジナルテーマを作るという約束は…」大槻「その場で言われて断り切れずにいいよと言ったらSNSで拡散されて…。入江クンから高木さんから先方のギャランティのほうは話がついているのか確認しろとメールがきました。僕は子供の頃からプロレスが好きでずっと見てます。ギャランティとかはあとでしよう! あとで法外な値段を高木社長に叩きつけてやろうじゃないか!」入江「あともう一個いいですか? 興行を一緒に締めたいんですよ。一緒にタチムカウと言ってほしいんですよ」最後は入江の「筋ロレスは絶対に裏切らない! 最後までタチムカウ!」で竹下、大槻ケンヂとともに締めくくった。

      【試合後のコメント】
      坂口 まあ(入江と)久々にやって、強くなったんだか、俺が強くなったんだか、よく分からないけど今日は今日で別に関係ないし。まあ面白い奴が一時帰国してくれたから、これからまたバチバチとやっていきたいなと思います。
      HARASHIMA まあ……楽しもうと思っていた部分が半分。でもちょっと今、非常に悔しいですね。あのタッグも……たぶん…たぶんと言うか、入江に僕、初めて3カウント取られたんで。いやぁめちゃめちゃ悔しいですね。アメリカ行ってね、アイツが変わってきたのか、変わってないのか、まだハッキリとは分からないけども……まあ強くはなってきてるのかな。いや、非常に悔しい! で、僕はね選挙で1位の票を得て、12月4日にKO-Dの無差別級のベルトに挑戦するって決まっているけども、ここでちょっと負けたっていうのは本当にみんなに対しても申し訳ないし、不甲斐ないですね。悔しいっすね。まあ入江は今後どういう…またすぐアメリカ行くのかとか分からないけども、もうちょっとシングルでガッチリやり返さないとね、僕の気は収まらないですね。非常に悔しいです。はい。


      入江 今日はありがとうございました。
      大槻 ありがとう!
      入江 もうアメリカから帰ってきて一発目の試合、そして筋肉少女帯の生歌での入場曲で出させてもらうということで、もう絶対に負けられないと思ってすごい力が出ました。
      大槻 もうありがとう! 素晴らしい試合でした。とにかく「どうせ見てるならステージ上で見てくれ」と言われて、思わず(ステージ上に)出ていってしまったんですけど。でも何かシュールな画になってよかったと思います。
      入江 ああ(苦笑)。すみません、ちょっと試合後お待たせしちゃいまして。
      大槻 いやいやいや、本当に素晴らしかったです。(竹下に向かって)素晴らしかったです。
      竹下 ありがとうございました。
      大槻 あと個人的にはプロレスファンとして、プロレスの興行の締めのひと言をやらせていただいて、何かもう一生の思い出になりました。
      入江 ありがとうございますぅ。ぜひ入場曲、よろしくお願いします!
      大槻 あっ、そうだね! もうずっと、この試合に勝ったら入場曲を作るって約束したからね。
      入江 (嬉しそうに)すみません! はい、お願いします。
      大槻 うん、やりますよ! 筋肉少女帯で作らせていただきます。
      入江 ありがとうございます! すみません! 幸之介は?
      竹下 自分はこんな場で、メインイベントの、こんな素晴らしいステージで試合をさせていただいて光栄です! ありがとうございました!
      大槻 橋幸夫とか知らないでしょ?
      竹下 あの…知らないです。
      大槻 そう思ったんだよ(苦笑)。
      竹下 僕は平成7年生まれなんで、あまり存じ上げないです。すみません!
      大槻 あぁ、そうなんだぁ。いや、いいです。
      竹下 勉強します。

      ――大槻さん、今日の試合をご覧になって入江選手の新しいテーマ曲のイメージは浮かびましたか?
      大槻 うん、やっぱり『タチムカウ』が第1弾で、入江選手が一度『混ぜるな危険』っていう筋肉少女帯の曲をコスチュームに使用してくれたりしたので、何かその辺りの流れじゃないですかね。割と情念の籠もった気迫のある曲にしたいです。
      入江 今から楽しみです!
      大槻 やっぱりね、もう作るからには『スカイハイ』と『マッチョドラゴン』を超えたい!
      入江 フフフフ……。
      大槻 『スカイハイ』は超えられる。でも『マッチョドラゴン』は難しいかもしれない! 入江君、歌う?
      入江 いやいやいや、止めましょう。それはちょっと恥ずかしくて入場出来ない……。
      大槻 そう?

      ――大槻さんは25年前にFMWのフェスイベントに筋肉少女帯として……。
      大槻 はい、ブルーハーツ何かと一緒にね。
      ――最後にちょっとなかなかロックとプロレスがうまくいかなかった……。
      大槻 そう! そうなんです。いろんな団体、新日さんもやっていたし、FMWもやったし。音楽ライブとプロレスの興行を融合させた興行が出来ないか模索していたんですけど、なかなか難しかったんですよ。それなりに盛り上がるけど難しかった。そこをDDTは一挙に飛び越えたんですよね。これは革命的なことだと思いますよね。そこに清水アキラさんのものまねまで入っちゃうのは素晴らしいエンターテインメントだと思います。
      週刊プロレス・加藤朝太記者 下世話な話で申し訳ないのですが、ギャランティーの相場っていうのはどんな感じなんでしょう。
      大槻 それはね、プロレスラーの1試合のギャラもわからないじゃなですか!(苦笑)そこがロマンじゃないですか。だからロックの楽曲の相場もわからない! そこがね(笑)……ちゃんと毎週買ってますよ、週刊プロレス! そこがロマンですよ。まあピンキリです!
      加藤記者 ありがとうございます(苦笑)。


      亜門GM&前田亜美が登場してエンディングへ。前田「プロレス初心者ですけどこんなに感動するとは!」「DDTにぜひ見に来てください」「ぜひ見にいきます」最後に高木大社長がレディビアードを連れて登場。「レディビアードさんが戻ってきてくれました!」「今日、DDTフェス楽しかった? 盛り上がってくれてありがとう!」高木「皆さん、楽しかったですか? 今回初めての試みでばたばたしましたけど、続けていければと思っています。ご期待ください!」ここで締めようとするとNωAが登場。大石「僕たちまだ新曲唄ってないですよ! 唄わせてください!」高木&亜門「無理無理!」前田「3人のパフォーマンスに感動したので新曲はぜひ見たいです」
      NωAが『Going my ωay!!!!~キミはひとりじゃない~』が客だし曲として披露。リング撤収が淡々とおこなわれる中、お開きとなった。

      【大会終了後のコメント】
      勝俣 やりきったんですよ!
      大石 やりかったねぇ。
      勝俣 僕たちDDTフェスに向けて6月から活動しはじめて……。
      MAO 長かったー。
      勝俣 投げっ放しにされて……。
      MAO いろいろあったー。
      勝俣 いろいろあって、やっとこの日が来て。
      大石 新曲も歌えると思わなかったね。
      勝俣 本当そう。試合で負けてね、ネバギバしか歌えなかったけど……。
      MAO ちゃっかりスタイルズ。
      勝俣 最後、新曲歌えて、もうみんなの笑顔見たらもうすげー感動しちゃって。何かもっともっと大きいところに連れて行きたいなって思っちゃいました。
      大石 わー、すごいアイドルっぽい(苦笑)。いいよ! それだよ、それ。もっとこんなSTUDIO COASTじゃなくて、もっとおっきなところに!
      勝俣 はい、しかも僕、この1ヶ月間ヒジをケガして、いろいろ悔しい思いをして、この日のために調整してきたんですけど、最後の景色を見たらもうそんなの吹っ飛びましたね。ヤバかったっすね新曲は。
      大石 ヤバかったねぇ。いやー、楽しかったね。
      勝俣 みんなのペンライトがもう……。
      MAO 何ていい画だったんだ。
      大石 楽しいねー。歌って楽しいねー。
      勝俣 いや本当に楽しい! もう歌が下手とか上手いとかじゃないですよ! ダンスが下手とか上手いとかじゃないです。気持ちだと思いました!
      MAO やっている側が楽しんでなきゃ。お客さんは……。
      勝俣 これはアイドルもそうなんだけどプロレスも一緒なんですよ。
      大石 あー、いいこと言うわー。
      MAO 全部一緒。
      勝俣 自分たちが楽しまないと、絶対にお客さんは楽しんでくれないんで。
      大石 いやー、成長したなぁ。
      勝俣 アハハハハ! ありがとうございます。なので僕たちはもっともっと。ここで終わりじゃないんで。
      MAO 終わらない。
      大石 ここがスタートだ! ここがスタートだ。
      勝俣 そう。ここからまたスタートして、もっともっと皆さんに笑顔を咲かせられたらいいなと思います。
      大石 いいこと言うわ。
      勝俣 ということで僕たちは試合もまだまだありますし、皆さん元気でね。これからもやっていきましょう!
      MAO 元気で。
      大石 はい、元気でやりましょう。
      勝俣 はい、ありがとうございました! 以上、僕たちはニュー・レスリング・アイドル、NωAでした!
      3人 ありがとうございました!


      【大会総括】
      高木 前田さん、どうもお疲れ様でした。
      前田亜美 ありがとうございました今回は。
      高木 いやー、今回はじめてですよね?
      前田 プロレスは見たことがあるんですけど、本当に初心者で全然分からず大丈夫かなって思っていたんですけど、こんなに惹かれるとは思わなくて感動しました!
      高木 本当ですか? ありがとうございます。
      前田 しかも音楽とかもコラボしたりして、より盛り上がっていたし、本当に楽しかったです。
      高木 正直、僕らとしてもはじめての試みだったので。
      前田 そうですよね、今回がはじめてって言ってましたよね。
      高木 そうなんですよ。どうなるのかなって思って。でも本当に音楽とプロレスの融合の…まあ現在進行形としては一番いい形になったんじゃないかなと。
      前田 そうですねぇ。音楽好きな方も観に来てくださったじゃないですか。その人たちにもプロレスを知ってもらえたと思うし。私も含めですけど、それがすごいよかったなあと思って。
      高木 プロレスファンの人にも結構いろんなアーティストさんとかアイドルさんとかを知ってもらえて。
      前田 やっぱり一体感がすごいなって思いました! みんなで盛り上げている感じが、感動しちゃって(笑)。
      高木 感動しましたよね。またちょっと機会がありましたらDDTのほうも。
      前田 ああ、またぜひお願いします。(MCは)出来たましたか、ちゃんと?
      高木 出来てました、出来てました!
      前田 本当ですか?(笑)
      高木 全然大丈夫です!
      前田 やったことないんですよMCとか。
      高木 えー、マジっすか! いやいやいや、もうちゃんとぴったりハマってましたよ。
      前田 楽しかったです。ありがとうございました。
      高木 またこれに懲りずですね……。
      前田 社長が出ると思わなくて、私!
      高木 そうなんですか?
      前田 「社長さん、出てる!」って思って(笑)。
      高木 そうなんですよぉ。お恥ずかしながらまだ現役をやっておりまして。
      前田 いや、いいものを見させていただきました。
      高木 またこれからもご一緒させてください。
      前田 こちらこそ。ありがとうございました!
      高木 ありがとうございます。(前田亜美は退席)本当にやる前から音楽とプロレスの融合って、なかなか今までいろいろなところが試みて、なかなかうまくいかなかったりだとかしたんですけど。僕らも果たしてそれがちゃんち出来るのかなって(思っていた)。僕がこのDDTフェスをやろうと思ったのは、やっぱり2013年の両国2大会の初日で、『DDT万博』という形でいろいろなアーティストさんやタレントさんとコラボしたのが、すごく僕の中で思い出に残ってですね。これをもうちょっとブラッシュアップした形でやりたいなと思ったのが今回だったんですね。やっぱりやる前から、みんなどういう形か分からないから二の足を踏んでいる部分が見受けられたんですけど、今回本当にお客さんも入って。お客さんが楽しんで、こういう楽しみ方でいいんだっていうのが分かったというか、伝わったというか。何かそういう部分ではじめてひとつの形が作れたのかなと思いましたね。だから本当に一番最初にSTUDIO COASTでやれてよかったのかなと。次の開催というのはまたちょっと考える部分もいろいろと出て来ているんですけど、これで1回実績が出来たので! 今回アーティストさんとの交渉とかもなかなかうまくいかなかった部分もあったりしたんで。でも形が出来たので、これからだったら交渉もスムーズに行く部分も出て来るだろうし、今回形を作れたというのが一番大きかったと思いますね。2回目3回目目指して、またやりたいなと思います。

      ――大社長としてはやりたかったことの何割ぐらい出来ましたか?
      高木 でも前の2013年の時もそうだったんですけど、やりたかったことの3割ぐらいなんですけど、その3割がもうパーフェクトに出来たっていう。逆にこれって100%出来ちゃうと、そこで終わっちゃってつまらなくなっちゃんで。逆に引き出しはまだまだいくつもあったほうがいいんじゃないかなと。正直、DDTのエンタメ力の強さ、プロレスが持つエンタメ力の強さっていうのを改めて実感しましたね。やっぱり音楽とやってもこうやって形になるって部分で。だから次はね、音楽もいいし、ファッションイベントみたいな形にしても面白いんじゃないかって思ったりとか、いろんな夢が膨らんでくるかなっていう。あとやっぱり規模を大きくしてやっていけたらいいかなって思いますし、本当に形が作れたっていうのが一番大きかったですね。
      ――このフェスのために結成されたNωAが、名だたるアーティストの中でも堂々たるライブパフォーマンスを見せてくれたことことには、どう思われましたか?
      高木 何かやり続けると結構定着してくるもんだなって(苦笑)。基本的に丸投げだったんで、どんなものかなって。作曲される方もmichitomoさんっていうアップアップガールズさんの曲をやってやっらしゃる方ぐらいしか知らなかったんで、全部丸投げしたんですけど、今日最前列にいたコたちがNωAのコスプレをしていたりとかね、最後のエンディングまでみんな残って、すごい盛り上がったりとかっていうのを見ると、本当にやってよかったなって思いましたね。何回も解散させようかなって思ったんですけど、やり続けて認知されてきたんで、このままずっと続けてやってみてもいいのかなって思いましたね。そういう音楽との共通項がひとつ出来たっていうのも大きなって思いますね。まあNωAは今後も継続でね。彼らに丸投げして。今度はNωA単独でライブハウス借りきって、プロレスなしでやってみたいなっていうのもありますし。まずは曲をいっぱいストックしてっていう状況ですかね。
      ――アーティストさんの中で印象に残っているのは?
      高木 いやもう、皆さんが皆さん……今回ね、実はアイドルさんだったり、ビジュアルバンドだったり、いわゆるメンズのアイドルさんだったり、あとDJ系のユニットだったり、とにかく僕が見たいものを割とまんべんなく散らした感じだったんですよ。だからなるべくひとつの色にしたくなかたったっていう。だから結構僕の中ではどの人たちも印象に残ってますし、本当にここからDDTの本興行のほうでご一緒することも生まれてくるかもしれないですし。最後に大槻(ケンヂ)さんが勝った入江茂弘にオリジナルの曲を作ってあげるよって。ちょっとギャラが怖いんですけど(笑)。ギャラっていうか作曲料とかが怖いんですけど、でも何かそういうのがまたひとつ新たに生まれてくる部分だったり。何か今回は本当に皆さんがそれぞれ個性を出せたんでよかったんじゃないかと思いましたね。


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