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【春日部リポート】ケニブシ佐々木がKO-D6人タッグ奪取! 4・29後楽園でディーノ&大石&ヨシヒコが挑戦/KO-D無差別級前哨

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    • 12日、埼玉・春日部ふれあいキューブにて「DDTプロレスさいたまスーパーアリーナへの道2」がおこなわれた。鶴見亜門GMがリングに上がり、ブラックアウト0や先行発売チケットの告知を行ったあと、アイアンマンバトルロイヤルの立会人・元ポイズン澤田JULIEさんを呼び込む。澤田さんは「あと1回で1000代になります。しかし高木三四郎が封印しようとしています。それを何とか阻止して1000代目の王者を誕生させたいと思います。そこで今日は立会人として目を光らせたいと思いますので皆さん、高木三四郎以外のレスラーを応援してください」と挨拶。また今大会では、いつでもどこでも挑戦権保持者のアントーニオ本多と平田一喜が対戦するが、勝者はいつどこ権を2つ所有することになるという。続いて『リング☆ドリーム』のキャラクターとして美少女化されるレスラー第2弾として竹下幸之介、飯伏幸太、入江茂弘が発表された。スクリーンに美少女化された3選手のイラストが映し出されると、竹下は「かわいい」、飯伏は「いいですね。(首元についている松井レフェリーは)いらないと思います」、 入江は「お姉ちゃんにそっくりです。でも僕、この子好きです」と感想を述べた。なおこの3選手の美少女化されたレスラーTシャツは4・29後楽園から発売される。3選手が開会宣言すると、埼玉大会限定の公式ソング 『ゲット・レディ』が流れる中、オープニングVへ。





      第1試合はHARASHIMA&DJニラvs中澤マイケル&松永智充のタッグマッチ。HARASHIMAの握手をマイケル&松永は拒否。HARASHIMAと松永でスタートすると、まずは松永がショルダーアタックでなぎ倒す。さらにアームホイップで投げてグラウンドに持ち込むが、HARASHIMAはすばやく脱出。続いてマイケルもニラに対してショルダーアタックからアームホイップでグラウンドに持ち込むと、逃れないようにヘッドシザースで捕獲。するとニラがギブアップして終了。

      マイクを持ったニラは「オマエ、 こんな試合見に来たのかよ!」と叫ぶ。マイクを奪い取ったマイケルは「確かにお客さんはこんな試合を見に来たわけじゃない。もっと埼玉に媚びた試合を見に来たんだ!」と言うと、埼玉の地名が入った替え歌を歌い出し、さらに「浦和」が入った7つの地域を叫びながらニラを攻撃していって再試合へ。南浦和スリーパーで捕まえたマイケルだが、HARASHIMAがサッカーボールキックでカット。8つ目の浦 和である浦和美園バスターまで繰り出すが、HARASHIMAはマイケルを蹴散らすと松永に串刺しフロント・ハイキックから雪崩式ブレーンバスターへ。そのまま起き上がってファルコンアローを決める。HARASHIMAのミドルキックを「来いよ、オラ !」と気合いで受け止めた松永はスモウラリアットをやり返すとマイケルへタッチ。連係攻撃を決めていったマイケル&松永。マイケルがマイケル・ドント・クライを狙うがHARASHIMAに堪えられるとアルティメット・ベノムアームの体勢に。ここでニラがHARASHIMAの前に立ちはだかり、マイケルに向かって「ここの会場のことを考えているんだったら、もっとお下劣なことやってみろよ!」と挑発。そこでマイケルが春日部出身のクレヨンしんちゃんのモノマネをしながらアルティメット・ベノムアームを狙う。HARASHIMAはニラをジョン・ ウーで吹っ飛ばし、マイケルに激突させて回避。腰を押さえて四つん這いになっているニラを踏み台にしての蒼魔刀をマイケルに決めて勝利した。





      第2試合は赤井沙希vsさくらえみのシングルマッチ。赤井の人気にイライラした様子のさくら。赤井が握手を求めても、その手を払いのけて自分への声援を煽るが、圧倒的に「アカイ」コールが大きい。赤井が高い位置で力比べを要求するが、手の届かないさくらはトーキック。これでヒザ立ちになった赤井はさくらの腹の肉をつまんで思わず吹き出す。怒ったさくらはヘアーホイップからサーフボードストレッチへ。続いて「この長い脚め!」とスタンディングのアキレス腱固めを決めるが、赤井はすぐにロープエスケープ。さくらのさくらえみ70キロを赤井は長い脚を生かして迎撃。しかし、その脚をキャッチして太ももをつねったさくらはジャイアント・バックブリーカー。ボディースラム狙いネックブリーカーに切り返す。赤井もカウンターのクロスボディーを決めると、カニ挟みで何度も倒してからリーマン銀河へ。さらに回転して丸め込む。これをカウント2でクリアしたさくらはグルグルパンチからダブルアーム式バックブリーカー。さらにリバース・スプラッシュを投下する。赤井は察知して回避すると、サッキーカッターからダイビング・クロスボディーへ。そしてランニングニーを叩き込むと、足踏みしてビッグブーツ狙う。さくらはこれをかわして逆さ押さえ込み。カウント2で返されると間髪入れずラ・マヒストラルフォール勝ち。





      第3試合はアイアンマンバトルロイヤル。試合前、リング上で元ポイズン澤田JULIEさんが選手たちに「この俺が創設して14年。これはプロレス界の宝、世界遺産と言っていいだろう。しかし、そのベルトを封印しようとしているヤツがいる! 999代王者の高木三四郎だ! みんな1000代王者になりたくないのか? 1000代王者になるぞー!」と煽っていると、スクリーンでは入場しようとする高木をなんと週刊プロレスのDDT担当・加藤朝太記者が襲撃。辛くもカウント2で返した高木は加藤記者の首根っこを捕まえて登場すると、ほかの選手たちが一斉に加藤記 者を袋叩きに。加藤記者は脱兎のごとく退場。そこから一斉に高木に襲いかかっていくが、マサ高梨がほかの選手を出し抜いて高木をカバー。カットされると高梨は「だって1000代王者になりたいんだもん!」。ヤスに竹下幸之介&遠藤哲哉がトレイン攻撃を決めると、さらに高梨へ合体攻撃を狙う。これを巧みにかわした高梨は2人まとめて横十字で丸め込むがカウント2。伊橋剛太と共闘して竹下&遠藤に襲いかかった高梨だがかわされてオーバー・ザ・トップロープで失格。伊橋は辛くもトップロープを掴んで免れた。ここで密かに隠れていた高木をヤスが見つけてリングに戻すと大鷲透とルチャ殺法で反撃。そこにMIKAMIがミッキーブーメランを発射。高木が回避してオーバー・ザ・トップロープで失格にさせると、続けてヤスを丸め込んで3カウント。 竹下&遠藤が高木に合体攻撃を仕掛けるも、高木は同士討ちを誘い込んで2人をオーバー・ザ・トップロープで失格にさせる。高木は大鷲と抱き合う振りしてフライング・クロスチョップ。これを読んでいた大鷲が回避。しかし高木はヒザへの低空ドロップキックからラ・マヒストラルで丸め込んで3カウント。高木が優勝かと思われたが、まだ伊橋がロープを掴んだまま粘っていた。伊橋は逆上がりでリングに戻ろうとするが、力尽きてそのまま場外に勝手に転落。これでオーバー・ザ・トップロープとなり、高木が王座を守りきった。













      マイクを掴んだ高木は「アイアンマン防衛したぞー! 俺様が無敵の999代目アイアンマン王者、高木三四郎だ! でも今日、防衛したから約束通り封印したいと思います」と宣言。すると澤田さんがリングに上がり、「アイアンマンのベルトを作ったときに、ベルトにインカ帝国の宝の地図を封印した」と言い出す。インカライターでベルトをあぶると宝の地図が浮かび上がるとのことで、莫大な宝が欲しい高木は澤田さんに「ライターをくれ!」と迫るが、澤田さんは4・29後楽園で高木がアイアンマンの防衛戦
      をおこない、高木が勝利した際にインカライターをあげると提案した。





      第4試合はテレ玉で放送中の『さいたまースラム!』のコンテンツとして埼玉大会でのみ開催されるインフォマーシャルマッチ。今回はアントーニオ本多vs平田一喜で、今回はテレ玉の公式マスコットキャラクター・テレ玉くんが歌う『テレ玉くんのうた』で、どちらがよりインフォマーシャルできるかを競う。開始早々、『テレ玉くんのうた』が流れるとアントンも平田も見事に踊ってみせる。踊り終えた両者は何だか気恥ずかしそうにしながらも試合に戻るが、平田がドロップキックからコーナーに登ったところで再び『テレ玉くんのうた』が流れ、平田はコーナーの上で、 アントンはダウンした状態で踊る。しかし、ここで機材トラブルが起こり、今後どのような曲が流れるのかさえ、わからない事態が発生。とりあえず試合が続行されるも、歌舞伎の曲が流れると、リング上のアントンが歌舞伎の舞いを即興で披露。場外にいて呆然としていた平田がリングに戻ると、アントンのナックルパートに対して平田はエルボーで応戦。アントンをコーナーに追い込んで踏みつけた平田はロープに飛ぶが、アントンはカウンターのテーズプレスからニードロップを投下。コブラツイストを決めたところで流れたのは『ランバダ』。2人は妖艶な腰つきで踊り出す。曲が終わると平田がラ・マヒストラルで丸 め込む。これをカウント2でクリアしたアントンはバイオニックエルボー。平田が回避してバックドロップを決めると、スライディングキックからカバーするが、ここで平田とマグナムな感じの曲が流れ、マグナム級のダンスを披露。曲が終わった瞬間、背後からアントンがロープに押し込んで、回転足折り固めで3カウント。







      試合後、平田が「スリー入ってねえよ!」と猛抗議していると、『テレ玉くんのうた』が流れ出す。再び息ぴったりな感じで2人で踊ってみせると、平田は「俺、間違っていたよ。全面的に俺が間違っていた」と反省。これを聞いたアントンが「もう心の底から反省したのか。すごいな。でもすごいのはオマエじゃない。『テレ玉くんのうた』には人の心を浄化させる力があるんだ。今日、オマエが気持ちよく帰れるのは『テレ玉くんのうた』のおかげなんだ。そういうわけで、このいつでもどこでも挑戦権を2つ手に入れました」と言うと、亜門GMは「アントンが負けても2ついっぺんに失うのではなく、一つずつ失うことになる」と説明。 2つのアームカバーを持ったアントンは「私、この子を使ってベルト巻きます!」とニヤリ。



      第5試合はDDT EXTREME級選手権試合。第26代王者の男色ディーノはワンチューロを相手に初防衛戦。試合前、スクリーンでワンチューロから「今日のルールなんですか?」と聞かれたディーノは地上波デスマッチと明かした。これは『さいたまースラム』を広めるため、相手をカバーしにいく際にカメラ目線を送り、カッコいい顔で「さいたまースラム」と言わないとフォールが認められないルール。試合がスタートすると、いきなりグラウンドでバックを取るディーノ。そこをリング上から撮影している映像班の今成夢人のカメラがズームアップし、会場スクリーンに映し出される。2人は腕の取り合いからカメラ目線で「さいたまースラム」と言って首固めの応酬。ワンチューロはコーナーでヘッドシザースを狙ったが、ディーノは両脚を抱え込み、バックから突いていくと男色クロー → ナイトメア → ファイト一発!へ。辛くも踏ん張ったワンチューロは地獄突きから脳天チョップ。さらにアトミックドロップ、フェースクラッシャーと決めるとコーナーに登ってダイビング地獄突き。しかしディーノもソバットからリップロックを狙う。これをワンチューロに避けられると、ディーノの唇は木曽レフェリーへ。木曽レフェリーが失神してしまい、ワンチューロがカバーしてもカウントが数えられない。 ディーノは再びリップロックを狙うが、今度は今成に誤爆。これで今成が失神。ワンチューロが今成を抱き起こすが、背後からディーノがファイト一発!を見舞うと、そこから男色ドライバーへ。起き上がった今成のカメラに向かって「さいたまースラム」と決めてから漢固めで押さえ込み3カウント 。







      試合後、大の字に倒れたワンチューロにディーノはEXTREME級ベルトを乗せてマイクを取る。「埼玉じゅうから聞こえるぅ~。(場内の『ディーノ』コールに)まあまあ上出来としておきましょうか。本日勝利したことによって春日部と埼玉のどこかがゲイタウンになることが決定しました」。春日部の他のゲイタウンとなったのは、観客の多数決で志木市に決定。最後は「今を信じて、明日に輝け、さいたまースラム!」と締めくくった。

      セミファイナルはKUDO&坂口征夫vs彰人&大石真翔のタッグマッチ。KUDOと彰人は4・29後楽園のKO-D無差別級選手権試合の前哨戦第3ラウンド。坂口と彰人の先発で試合開始。ローを飛ばしていく坂口に対し、彰人は前回り前転から低空タックル。バックに回った坂繰りだが、脚に絡みついた彰人はがレッグロック。腕十字で切り返そうとする坂口を彰人はうまく防御して大石とタッチ。KUDOをアームホイップで投げた大石はステップキック。しかしKUDOも追走式キチンシンクでやり返すと、タッチを受けた坂口がミドルキックで続く。さらにヒザ蹴りからKUDOとダブルのミドルキック。KUDOが大石のチョップを受け止めてからミドルキックで蹴り倒すと、坂口がボディーブローからハイキック。これを踏ん張った大石はランニング・エルボーでなぎ倒して彰人とタッチ。ここでKUDOが入ってきて合体攻撃を狙うが、彰人はうまくかわしてドラゴンスクリューでまとめてブン回してから水車落としで坂口をKUDOの上に落とす。さらに坂口をダブルアーム・スープレックスで投げた彰人に坂口もジャンピングミドルをカウンターで決めてKUDOと交替。スワンダイブ式ミサイルキックからミドルを蹴っていくが、踏ん張った彰人。KUDOのダイビング・ダブルニーアタックを受け止めて逆片エビ固めで切り返すが、これは坂口がカット。そこに大石が入ってきて合体攻撃を狙うが、ことごと くかわしたKUDOは2人まとめてバズソーキックを放つと、彰人には坂口とのサンドイッチ式ランニングニーへ。しかし、ダイビング・ダブルニードロップは彰人にかわされてしまう。大石がKUDOのヒザにスワンダイブ式ミサイルキック。さらに彰人が足横須賀からシットダウンしたままフロント・ブレーンバスターで叩きつけ、サソリ固めからトライアングル・スコーピオンに移行。大石が坂口を押さえ付けていたためカットに入れず、KUDOはギブアップするしかなかった。 試合後、彰人は「今日の試合で自信から確信に変わったよ。KUDO! オマエの腰に巻くベルト、必ず獲ってやるよ。I have a Dream!!」と言ってみせた。







      【試合後のコメント】
      ――(一升瓶で酒をラッパ飲みするKUDOに向かって)負けて飲む酒はどんな味ですか?
      KUDO 今日は完全に僕のミステイクです。それは認めますけど、前哨戦、ミステイクを重ねて本番に向かうんですよ。何の不安もないですね。アイツはもう何か秘策出し過ぎなんじゃないかって(思う)。当日何もないんじゃないの? 俺は別にもう秘策どうこうじゃなくて、真っ向勝負で正々堂々倒そうと思っているだけなので。前哨戦重ねれば重ねるほど、僕のほうが有利になると思いますね。まぁ今日、一本取られましたけど、何の不安もないです。次、見ていてください。
      ――彰人選手に負けたわけですが、怖さみたいなものはない?
      KUDO その…獲る技を持っているっていうのはわかったので。それは僕が気をつければいいだけのことなので。もう何か対策し放題ですよね。全然余裕ですね。前哨戦重ねれば重ねるほど、本当にアイツは不利になると思いますよ。以上です。



      彰人 今日の試合でやっぱり自信が確認に変わったというか、言い方がアレですけどベルトを俺でも獲れるって思いました。俺でもって言うか、俺なら獲れる。今日の試合でたぶんKUDOさんは僕の脚攻めっていう引き出しもあるし、キン肉大移動っていう技もあるし、タイトルマッチでどっちに来るかわからないって感じになっていると思います。この勢いのまま九州ツアーも周って、タイトルマッチ、ベルト獲りたいと思います。



      メインイベントはKO-D6人タッグ選手権試合。第8代王者組の石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬は飯伏幸太&ケニー・オメガ&佐々木大輔を相手に初防衛戦に臨む。試合前のスクリーンでは練習生の宮武俊がリポーターとして挑戦者チームに意気込みを尋ねにいくが、なぜか佐々木に暴行されてしまう。慌てて止めたケニーが「 必ず勝つ!」と言って王者組のインサイドリポートへ。こちらは勝俣瞬馬がドリフに意気込みを尋ねにいく。入江が「必ずこの春日部で防衛する。つまり春日部防衛隊だ! ケツだけ星人! ブリブリ~!」と一人クレヨンしんちゃんのモノマネをして終了。石井と飯伏の先発で試合が始まると、まずは飯伏がショルダーアタック。石井もアームホイップからエルボードロップ。かわして飯伏は蹴っていくが、石井もかわしてみせる。続いて入江とケニーがリングイン。ロックアップからロープに押し込んでいった入江はヘッドロックで捕獲するとロープに振ったケニーにショルダーアタック。 ケニーも逆水平チョップを叩き込むが、入江はエルボーで吹っ飛ばす。ケニーのドロップキックを跳ね返した入江はショルダーアタックでケニーを大きく吹っ飛ばす 。すかさずドリフがトレイン攻撃を狙うが、ケニーは迎撃。しかし、石井がジャンピングキックでやり返すと、入江と高尾がサンドイッチ攻撃。さらに高尾がダイビング・ボディープレスを投下。ケニーも高尾にキチンシンクで反撃すると佐々木とタッチ。打点の高いドロップキックで高尾を場外に追いやった佐々木だが、すばやくリングに戻った高尾はランニング・エルボー。石井がサンセットフリップを落とすと高尾がエルボー。 オールドスクールから足を踏んづけていった高尾はフェイントを入れて顔面に低空ドロップキック。さらに入江が佐々木の首を力任せにネジ曲げていくが、佐々木はロープエスケープする。入江はぶっこ抜きブレーンバスターで投げて石井と交替。オーバーハンドチョップからソバットを叩き込んでロープに飛んだ石井だが、佐々木はカウンターでケブラドーラ・コンヒーロを決めるとケニーにスイッチ。飯伏と一緒にリングインしたケニーはコタロークラッシャー。 さらに高尾のミサイルキックをかわすと2人でリフトアップして石井へ投げつける。ラヴァーズのツープラトン・ブレーンバスターを逆に投げ返した入江。石井がDDTなどで飯伏を攻め込むが、石井のウラカンの回転を止めた飯伏は投げ捨てパワーボム。タッチを受けたケニーがダイビング・ボディーアタックで続く。しかし入江が入ってきてケニーとエルボー合戦から串刺しラリアット2連発。ケニーもSTOP!エンズイギリでやり返すが、入江はカウンターでブラックホールスラム。入江は自分が垂直落下式バックフリップを狙うが、背後からタッチした佐々木がダイビング・ラリアット。 これを受け止めた入江はバックドロップで投げて高尾と交替。石井のDDTとフェースクラッシャーで合体した高尾はトラースキック。そこに入ってきた入江を石井と高尾はフラップジャックで佐々木へと落とす。佐々木もクロスフェースでやり返すと、飯伏とケニーが同時フランケンで石井と入江を場外まで投げ捨て、佐々木もラリアットで高尾を叩き落とすと、ラヴァーズのクロススラッシュと佐々木のトペ・スイシーダの三重奏。さらにリングに戻ったケニーが高尾をツームストーン・パイルドライバーの体勢で持ち上げると、飯伏が走り込んできた佐々木を上空にトスし、佐々木がケニーと合体してPKこころαを決めて勝利した。









      試合後、新王者組がベルトを受け取ったところに男色ディーノと大石真翔が入ってくる。ディーノは「ええもん、持っとるやないか~。兄ちゃん、ええもん持っとるのぉ」とベルトを見ながら絡み出すと「コレ、後楽園で我々と懸けてくれへんか?」と挑戦表明。大石は「4月29日は彰人がKO-D無差別のベルトに挑戦するから俺たちは暇なんだよ。だから佐々木、ケニー、飯伏、オマエらを極限まで追い込むことができるレスラーを我々は用意致しました」と意味深発言。ディーノが「そういうふうに聞いたらまたゲスト呼んで、顔合わせの妙みたいなもので勝負すると思ったでしょ? 違うね! 今回は本気と書いてマジですよ。いいですか? この名前を聞いたらあなたたちも受けざるを得ない。その選手の名前はヨ・シ・ヒ・コ!」と3人目のパートナーがヨシヒコであることを明かした。無言の王者チームに「怖いのか? ビビってる?」と挑発するディーノと大石だが、ケニーが「どう思う、みんな? ベルト懸ける? パートナーは誰でもいいから。ヨシヒコでもいいし、亜門さんでもいい。でもお願いがある。全力で来い。ヨシヒコと本当に本気でやりたい。だから本気でやりましょう!」と承諾。ディーノは「当たり前よ。アタシたちも本気でいいなぁと思ってるのよ、コレ(ベルト)。ヨシヒコがベルト巻くのってないからね。我々は本気ですよ。その代わり逆に我々も本気で来て」と言い返すと、亜門GMがその場で4・29後楽園大会で飯伏&ケニー&佐々木vsディーノ&大石&ヨシヒコのKO-D6人タッグ選手権試合をおこなうことをアナウンス。最後は締めのマイクを佐々木に向けるが、佐々木は無言。仕方なく飯伏にマイクを向けても拒絶。結局、ケニーにマイクを渡すと「ディーノさんも大石さんもベルト獲る感じはただ夢だけですよ。絶対、勝てない。勝ち目がもうない。だからできればこの3人がいつものすごくいい試合をして……みんなぜひ後楽園に来てください。それだけです!」と締めくくった。





      【試合後のコメント】
      ケニー ゴールデン☆ラヴァーズ、ゴールデン☆らんでぶぅ~っていう4人チームですけど、この4人の中でこの3人なら誰にでも勝てる!
      佐々木 うん。
      ケニー だからいま佐々木さんとはじめてゴールデン☆なにかの名前になって、そのまま続きます。次の試合、まあおもしろくなると思うんですけど負けない。負けられない。このコンビは強すぎる。今日の試合、結構ハードマッチでした。
      佐々木 ハードだったな。
      飯伏 ハードだった。
      ケニー 疲れているけど、疲れない試合はあまり楽しくないから。今日は楽しかった。
      飯伏 うん、そう。
      ケニー それで勝つのは気持ちよかったですね。
      飯伏 加藤さん、この3人のチーム名は?
      佐々木 加藤ちゃん、チーム名!
      加藤記者 ゴールデン☆らんでぶぅ~じゃないんですか?
      飯伏 違う、3人の。
      佐々木 ブタ、いないだろ!
      ケニー アイデア、何かないの?
      加藤記者 ゴールデン☆ボンバー。
      ケニー ゴールデン☆ボンバーかぁ……。
      飯伏 ……おもしろいっすか、それ?
      ケニー それはチームの名前ですか?
      佐々木 ゴールデン☆キャバレークラブ?
      加藤記者 (笑)……ゴールデン☆大ちゃん?
      佐々木 単品?
      飯伏 もういいですかね。


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