21日、埼玉・春日部ふれあいキューブにて「さいたまースラムスペシャル!2015~テレ玉放送1周年記念大会~」がおこなわれた。
第0試合は樋口和貞&岩崎孝樹vs中津良太&梅田公太のタッグマッチ。この試合の勝者チームには3・29後楽園大会での「KO-D無差別級王座次期挑戦者決定およびいつでもどこでも挑戦権争奪時間差バトルロイヤル」に出場できる。樋口と中津の先発で試合が始まると、まずは中津がロープに押し込んでいき殴りかかるが、かわした樋口はバックを取るとリフトしてマットに叩きつけていく。続いて岩崎と梅田がリングイン。ショルダーアタックでなぎ倒した梅田に対し、アームホイップで投げた岩崎はカウンターエルボーで倒してスリーパー。ロープに逃れた梅田に樋口がジャンピング・ボディープレスを投下。しかし梅田もドロップキックを返して中津にタッチ。合体攻撃を狙った樋口と岩崎をドロップキックで迎撃した中津は、樋口に串刺しジャンピングニー。だが、逆水平チョップでなぎ倒した樋口は「来いや!」と挑発。エルボーで反撃した中津はミドルキックから予告付きブレーンバスターを狙うが、逆に持ち上げた樋口がブレーンバスター・スラムで投げる。岩崎もカウンターのキチンシンクからランニングエルボーで中津をなぎ倒すが、串刺し攻撃をかわした中津はランニングキックを叩き込む。そこから梅田との連係攻撃を決めた中津はサンドイッチローからの蹴りのコンビネーション。ソバットで動きを止めると、梅田がスワンダイブ式ミサイルキック。さらにロープに飛び乗っての三角蹴りから顔面へのソバットを放った梅田だが、岩崎もカウント2で返す。梅田のハイキックをかわしてバックドロップで投げた岩崎は樋口にタッチ。カウンターのドロップキックで梅田を吹っ飛ばした樋口は肩口に抱え上げ、コーナーにぶつけてからのオクラホマ・スタンピート。カウント2で中津がカットすると、岩崎が中津を場外に連れ出す。その間にカナディアン・バックブリーカーを狙った樋口。背後に逃れた梅田は蹴りのコンビネーションからロープに飛ぶ。これをカウンターの相撲タックルで吹っ飛ばした樋口は、カナディアン・バックブリーカーで担ぎ上げると、梅田の脚もフックして完全に動けないようにしてギブアップを奪った。試合後、鶴見亜門GMは樋口&岩崎に「KO-D無差別級王座次期挑戦者決定およびいつでもどこでも挑戦権争奪時間差バトルロイヤル」への出場権を与えると「岩崎はともかく樋口には期待してるから」と露骨な依怙贔屓ぶりを見せた。
亜門GMの前説ではテレ玉『さいたまースラム』の放送日変更(4月7日から毎週火曜25時スタート)と、2月15日のさいたまスーパーアリーナでDDT EXTREME級王座を奪取した旭志織が、テレ玉から副賞で贈呈された黒豚を4月8日にエビスコ酒場でファンに振る舞うことが。この日のオープニングコールを担当する選手を呼び込むと、そこに登場したのはヨシヒコ。亜門GMがメインへの意気込みを聞いても無言だったヨシヒコだが、王者・飯伏の印象を尋ねられる亜門GMに殴りかかり、アフロをもぎ取って投げつける。メインに向けてピリピリとしたムードを漂わすヨシヒコの代わりにオープニングコールせんとした亜門GMだったが、ヨシヒコは手を伸ばしてマイクを要求。2・21新宿のときのように、不気味な機械音で「アーユーレディ? アーユーレディ? アーユーレディ? OK! さいたまースラムスペシャル、スタート!」とコールした。
第1試合はヤス・ウラノ&彰人vs斗猛矢&勝俣瞬馬のタッグマッチ。ヤスと勝俣の先発で試合開始。腕の取り合いから勝俣のドロップキックをかわしたヤスだが、下から腕を掴んだ勝俣はアームホイップで投げていく。斗猛矢とのダブルのカウンターエルボーから顔面へのサンドイッチ低空ドロップキック。さらに斗猛矢は欽ちゃんキックからコーナーにホイップしようとするが、ヤスはロープを掴んで「助けた!」。ヤスのエルボーで対角線のコーナーまで吹っ飛んだ斗猛矢は、そのままコーナーの上に倒立。近づいてきたヤスをコルバタで投げてから勝俣にタッチ。ヤスは蹴り脚をキャッチして彰人にタッチすると、彰人は逆片エビ固めで捕らえる。ヤスは勝俣をチンロックで固めたまま控えの斗猛矢に向かって「安達さん!」と挑発。「(苗字は)非公開だ!」と言い返す斗猛矢だが、ヤスは勝俣の耳元で絶叫するとマンハッタンドロップからブレーンバスターを狙う。これを逃れた勝俣はカウンターのドロップキックを決めて斗猛矢にタッチ。斗猛矢は合体攻撃を狙ったヤス&彰人を側転でかわして両腕ラリアット。さらにヤスをシーソーホイップでコーナーにぶつけると、逆水平チョップを連打。ヤスもどうにか体勢を入れ替えてチョップを連打するが、斗猛矢はエルボーからチョップの連打をお返し。串刺しランニングエルボーから斗猛矢はトラースキック。かわしたヤスはヒザへの低空ドロップキックからDDT。続くヤスの突進をかわして逆さ押さえ込みを決めた斗猛矢は、立ち上がったヤスにトラースキック。タッチを受けた勝俣はミサイルキックからサマーソルトキックを放つとムーンサルト・プレスを投下。これをかわしたヤスは彰人にタッチ。彰人は串刺し式スピアからダブルアーム・スープレックスで投げる。カットに入った斗猛矢をヤスが場外に連れ出すと彰人は勝俣のヒザに低空ドロップキック。勝俣もカサドーラでやり返すとエビ固めで丸め込む。これをクリアした彰人は勝俣を上空にトスしてニーリフト。さらに高角度ライガーボムを決めるがカウント2。ならばと彰人はキン肉大移動を決めて勝利した。
試合後、亜門GMが3・29後楽園でのEXTREME級戦について、王者の旭から10分1本勝負のトータルカウントマッチ・ルールを提案されたと告げる。トータルカウントマッチとはすべてのフォールカウントを1カウント1ポイントで計測し、10分間でカウントポイント数が多いほうが勝利となるルールで、同点の場合はサドンデスで先に1カウント取ったほうが勝者となる。彰人は「王者がルール決められるんだからやるしかないでしょ」と受け入れた。
【試合後のコメント】
彰人 うん、そうですね。EXTREMEのルールがトータルカウントマッチ? う~ん、正直僕にはあんまり有利じゃないルールなのかなと思いますけど……けど、10分の間に勝負を決めればいいし、カウント数で勝てばいんですよね? まあまあフェアなルールなんじゃないでしょうか。2月さいたまスーパーアリーナが終わって、DDTは次の8月の両国に向けて動き始めているんですよ。でも僕はさいたまスーパーアリーナに忘れ物をしてきてしまったかなと。割と僕の中であそこで負けたっていうのが心残りというか……うん、あそこから時間が止まっている部分が自分の中であったので、次のホールの僕がどんな形であれ取り返して、両国までの時間を進めていきたいなと思います。
第2試合は男色ディーノ&大石真翔vs佐々木大輔&宮武俊のタッグマッチ。 スクリーンにはなぜかスタイナーブラザースのワンワンポーズをするディーノ&大石が映し出される。やる気満々のディーノの股間に喝を入れた大石が「医者からコーナーの上でケツを出すのを禁止されただろ! お前の選手生命を絶つような真似は絶対にできない!」と忠告。しかし、ディーノは「アタシたちはプロレスラーなんだから敵をぶちのめすためには、ケツの一つや二つ、いや選手生命の一つや二つ捨てる覚悟でいるわよ!」と聞き入れない。すると大石は「お前がそこまで言うのなら俺にも作戦がある。お前のケツを出す前にあいつらに勝てばいいんだ」と提案。ディーノはまるで目からウロコという感じで大石に「お前、頭いいな!」と言ってから入場した。対する佐々木は「我々の要求はただ一つ。埼玉県、いや日本、いや世界中のゲイタウンを解放しろ!」と要求。しかし、ディーノは「アンタ、人にもの頼む態度じゃないわね! その条件を突き付けるからには、アンタたちもそれなりのリスクを背負うんでしょうね? わかったわよ。今日はさいたまースラムスペシャルでしょ? 世界中の、いや日本中……違うな。あんた出身地どこ?」と宮武に尋ねる。宮武が「東京都中野」と答えると、ディーノは「じゃあ中野を懸けて。東京都中野の処遇をさいたまースラムでやります! 正々堂々と中野区を懸けて闘いましょうよ」と提案。中野がゲイタウンになるかどうかを春日部で争うことになって試合スタート。
宮武が大石をアームホイップで投げていくと、ディーノが佐々木に襲いかかるが、バックを取った佐々木は尻を叩く。ディーノも体勢を入れ替えて佐々木の尻を叩いてから男色クロー。続いて大石がフィストドロップを落とすと、ディーノがタイツの中に手を入れて尻をまさぐる。ディーノと大石はクイックタッチで佐々木を体力的にも精神的にも追い込んでから、男色ナイトメアを決める。ディーノは「アレやるぞ!」と尻出しタイムを指示するが、大石が「コーナーの上でケツを出すのは医者に止められてるだろうが!」と一喝。「忘れてた」というディーノに佐々木はドロップキックを返して宮武にタッチ。ジャンピング・バックエルボーから突進した宮武だが、大石が飛び込んできて3Dで迎撃。またも尻出しタイムに突入せんとするディーノを大石が一喝していると、宮武が両腕ラリアットをお見舞い。さらに佐々木とのトレイン攻撃から宮武がスクラップバスターで叩きつけたところに佐々木がダイビング・エルボードロップを投下。さらにクロス・フェースロックで捕獲するが、ディーノがカット。NOW OR NEVERを狙った佐々木をアームホイップで投げた大石はラリアットからミラクルエクスタシー。カウント2で宮武がカットするが、ディーノが宮武にソバットを放ってから「大石さん、万策尽きたでしょ? あたしたちにはアレしかないでしょ? あんたの号令でいつもやつやってよ!」と絶叫。すると大石が万感の思いを込めて「ディーノ、ケツ出せ!」と指示。涙ながらに「ありがとう! バッチ来い」とコーナーに登ってケツを出したディーノ。そこに大石が佐々木を吸い込ませようとするが、宮武が大石にハートアタック。すると宮武が「佐々木さん、いや大輔! いま地球を救えるのは俺、スグル・ミヤタケだけだ!」と言ってタイツを脱いでTバック姿になってコーナーへ。佐々木が大石を宮武の尻に吸い込ませようとするが、逆に大石がディーノの尻に佐々木を吸い込ませる。ならばと佐々木も大石の顔面を宮武の尻に吸い込ませてダブルダウン。コーナーのディーノと宮武もダウンするが、どうにか立ち上がったディーノは宮武にリップロック。そこに佐々木がダイビング・ラリアットで飛び込むが、宮武を離したディーノは佐々木にもリップロック。さらに尻を出した大石がコーナーで待機すると、ディーノが宮武をファイト一発!吹っ飛ばして大石の尻に宮武の顔面がヒット。さらにディーノはゴッチ式男色ドライバーで勝利した。
第3試合はアジャ・コングvs赤井沙希のシングルマッチだが、アジャがアイアンマンヘビーメタル級王座を保持していたため、同選手権試合に変更(第1020代王者・アジャの防衛戦)。試合前の煽りVでは「当初プロレス活動は1年間だけと決めていた」という赤井は高木大社長から「納得するまでやっていい」と言われたという。ゲストではなくDDTの一員として至宝アイアンマン奪還に挑むその決意を「王座奪還」という書道で表したかったが、「奪」を「脱」、「還」に至ってはオリジナル過ぎる文字を書いていた。アジャはアイアンマンのベルトを肩にかけ、2つの一斗缶を手に入場。すると赤井はガウンを脱いでいたアジャの背後からビッグブーツで奇襲攻撃。さらにアジャの串刺し攻撃を蹴りで迎撃したが、アジャはハイキックをかわして張り手を見舞うと、「舐めるな!」とカウンターエルボーから空手ポーズ。赤井も下からちょめちょめ絞めを決めていったが、アジャは逆片エビ固めへ。どうにかロープに逃れた赤井は背後に回ってスリーパー。長身を活かした攻撃に苦しんだアジャだが、背後のコーナーに押し込んで脱出すると、赤井を場外に投げ出す。赤井を客席に投げつけ、観客から奪い取ったスニーカーで殴打すると、リングに戻してドリル・ア・ホール・パイルドライバー。そして「終わりにします」と言ってコーナーに登っていくが、どうにか引きずり降ろした赤井はハリケーン・ラナで投げるとミドルキック。さらにランニングミドルで向かっていくが、アジャは急角度のバックドロップでやり返すと一斗缶で殴りかかる。赤井はこれをかわしてキック。さらに一斗缶を奪い取ってアジャの脳天を殴打する。ダイビング・ボディーアタックからミドルキックを放った赤井。この蹴り脚をキャッチしたアジャはラリアット。さらに一斗缶で脳天を殴打すると。ブレーンバスターを狙う。赤井はサッキーカッターでやり返して新人賞。これをカウント2で返したアジャは裏拳。赤井も回避してグーパンチを叩き込むが、張り手を返したアジャは垂直落下式ブレーンバスターを決めて勝利した。
試合後、殴られた頬を押さえながらアジャは「アジャ兄を期待してくれた皆さん、ごめんなさい。残念ながら今日はアジャ・コングになっちゃいましたね! まぁアジャ兄であろうが、アジャ・コングであろうが、全力でやっていることには変わりはないんですけど、ただこのベルト、このベルト持ってる限りは負けられないんですよ! だってまたなかったことにするだろ、この野郎! お前だ、お前。そこのアフロ!」と本部席の亜門GMに向かって言い放つ。
続けて「悪いけど、普段から俺は強いよ。強いけどベルト持ったらもっと強いんだよ。守ろうと思ったらもっと強いんだよ! なぜならこれ獲られたらなかったことにされるから。必死なんだよ、俺は! いいか? 今日の赤井沙希、だいぶ頑張ったと思うけど、必死さが俺に敵わないんだよ、この野郎! だから今後どんな選手が来ようが、どんなスタッフが来ようが! 何ならお前の仲間の芸能人が来ようが絶対に渡さない! これ持ったまま俺は両国行ってやるからな! いまここで宣言してやる。これを持ったまま俺は両国いくぞ! わかったなみんな! しっかり両国まで見に来いや!」とアピールして引き揚げようとするアジャだが、入場ゲートから伊橋剛太が飛び出してきてアジャを急襲。アジャをリングに戻し、キング・オブ・ダークのベルトで殴打してからジャンピング・ボディープレスを投下してカバー。これをカウント2でカットしたのは赤井。伊橋は赤井に向かって「コイツに勝てば本戦に出られるんだよ! そうしたらまた沙希ちゃんと愛し合えるんだよ!」と訴えるが、赤井は問答無用とハイキック。続けてアジャが伊橋に怒りの裏拳を叩き込むと「誰でも来いって言ったけど、オメーには言ってないんだよ!」と吐き捨て「ビックリしたよぉ。助かったよ、ありがとう」と赤井に握手を求める。その手を払った赤井は「別にコイツもお前も助けたわけやないんねん! うちはお前からアイアンマンのベルトが欲しいの! だから必ずうちが再戦するまでこのベルト守っておけよ!」と言い放った。
【試合後のコメント】
赤井 負けちゃいました……。初めて闘ったのが去年の両国だったと思うんですけど、その時に比べて、その時を含めて垂直落下(式ブレーンバスター)を3、4回くらい受けていると思うんですけど、日に日にキツくなってる気がするんですよね。同じ技でも段々角度がキツくなって、今日なんか返せなかったですね。本当に。で、私はやっぱりアジャ・コングっていう人はプロレスをやる前から知っていたんで、アイアンマンのベルトはもちろん欲しいですけど、アジャ・コングからアイアンマンのベルトを獲り返すっていうことにすごい大きな意味が……赤井沙希がプロレスをやっているってことで、アジャ・コングからベルトを獲るってことにすごい大きな意味があると思うので、伊橋が入ってきたときはすごい許せなかったですね。邪魔するなっていう気持ちで溢れてました。
――レスラーになって初めて大きな目標が出来た?
赤井 そうですね、目標も大きいし体も大きいので、闘っていくうちに毎回毎回……まだ頭がボーッとしているんですけど、吸収できることがいっぱい過ぎて早くお家に帰って日記に書きたいですね。今日、アジャ・コングから吸収したことを早く飲み込みたいです。
アジャ わかりましたよ。誰でも来いって言ったけど、あんなデブは呼んでないんだけどさ。とりあえず誰にも渡さないよ! 赤井沙希がまだ獲るって言ってるけど渡しませんよ! なぜなら私はこれ持ったまま両国も行くし、そのまま来年もずっと、この先ずっとアイアンマンは私で終わりです。永久チャンピオンになってやる!
――このベルトを持つ限りDDTに上がり続ける?
アジャ もちろん、そうでしょう! そりゃそうですよよ。これ持ってないとね、なかったことにされますからね。いずれこのベルトを持ちながらほかのベルトも全部獲ってやろうかなと。でもまずは何よりこのベルトをしっかりと守り抜くためには選手はもちろん、スタッフもそうだし、何なら赤井沙希のお友達の芸能人でも何でもいいですけど、誰が来ようが絶対に渡しませんよ、私これ。獲れるもんなら獲ってみろよ。(横のドアが開く)また誰か来たか? 余計なヤツ来るんじゃねぇぞ。本当に日夜これを獲ってから寝られない日々が続いていますよ! いつどこで誰に襲われるかと思ってビクビクしながら。本当に。でもそんな緊張感のある生活をしているのも楽しくていいなって。だから誰にも渡さない、これは。渡しません! 以上!
第4試合の高木三四郎&大鷲透&平田一喜&MIKAMIvsアントーニオ本多&竹下幸之介&松永智充&DJニラのインフォマーシャルマッチは「テレ玉くんのうた」のダンス映像出演権を懸けたイリミネーション8人タッグマッチ。まずは高木組が入場してくるが、平田はHIRATA GOサングラスがなく不機嫌な様子で「いつもいつもいつもだよ! また俺のサングラスがないよ! 対戦相手にあいつがいるといつもそうなんだよ! 俺はサングラスがないと踊れないんだよ!」と訴える。そこに「テレ玉くんのうた」の乗ってアントン組が入場。テレ玉くんの被り物をしているが、HIRATA GOサングラスをしていなかったアントンに平田が「あれ? いつもだったら俺のサングラスをチンして、あれが流れてサングラスしてワーッってうやってるところにオーイって流れじゃないですか。サングラスは?」と尋ねる。これにアントンは「バカヤロー! 『●O●●O ●O!』なんてバカじゃないの? ここをどこだと思っているんだ! ここはな埼玉県なんだよ! 埼玉県で『●O●●O ●O!』を流して踊ろうなんて、どういう神経の持ち主だよ。あんな『●O●●O ●O!』なんてもう古いんだよ! これからは『テレ玉くんのうた』の時代だ。だからお前のあのサングラスはチンした上で破棄させていただいた」と言い放つ。当然猛抗議する平田に「俺、怒っちゃったからやっちまえ!」とアントン組が奇襲攻撃してスタート。竹下と大鷲が逆水平チョップ合戦。さらにショルダーアタックでぶつかり合った末、最後になぎ倒したのは竹下のほう。続いて因縁の平田とアントンがリングイン。平田が「チンして捨てる……酷いよ!」と訴えると、あっさり「ごめん」と謝ったアントンだが、すかさず攻撃していったアントンは「ウソだー!」。さらに松永が松井レフェリーの前に立って視界を妨げている間に、アントンと竹下が平田にサミング。しかし平田も松永にカウンターのドロップキックを返すと、高木にダイビングタッチ。ドラゴンリングインした高木を蹴りで迎撃した松永だが、高木がフライング・クロスチョップを返すと、「なにがメヒコだ!」とニラがビニール傘で突き刺そうとする。かわした高木は619でニラを吹っ飛ばすと、飛び込んできたアントンを大鷲が座らせ、そこに4人同時低空ドロップキック。さらに平田がスライディングキックからスリーパーを決めたが、アトミックドロップで切り返したアントンはパートナーたちを呼び込むとトレイン攻撃。最後の松永の攻撃を平田がかわすと今度は高木組が突進するが、次々とショルダースルーでエプロンに出していった松永。4人全員エプロンに出ると、ニラのロケットパンチでMIKAMIが場外に落ちてオーバー・ザ・トップロープ(OTR)で失格に。すかさずコーナーに登ったニラだが、そのまま場外に転落して失格。松永もOTRで失格になると、アントンと竹下は平田を集中攻撃。しかし平田はアントンが被ってきたテレ玉くんの被り物を被って『テレ玉くんのうた』を踊り始める。その背後をアントンが襲いかかり、被り物を奪い取って踊り出す。すると高木が襲いかかって被り物を奪い取るが、その高木から大鷲が奪い取ると、竹下まで大鷲から被り物を奪い取る。しかし被り物を投げ捨てた竹下はタイツの中からHIRATA GOサングラスを取り出して装着。あの曲に乗せて大鷲と高木をOTRで失格にさせるが、平田が延髄斬りを叩き込んでサングラスを奪い返す。平田がサングラスを装着してようやく踊り出すと、テレたまくんの被り物をした平田が『テレ玉くんのうた』で踊り出す。まるでダンスバトルのような攻防になったが、そこにアントンがもう一つの被り物をして登場。竹下のダンスにアントンが加勢すると、優勢だった平田が押され気味に。そこにアントンがトーキックを放つと、竹下がタッチダウンを決めて3カウント。試合後はアントンと竹下が『テレ玉くんのうた』を見事に踊ってみせた。
休憩明け、鶴見亜門GMから4・15伊豆ぐらんぱう公園での路上プロレスのカードが高木&葛西vs伊橋&宮武vsディーノ&赤井vs飯伏&佐々木とアナウンスされた。
第5試合はHARASHIMAvs遠藤哲哉のシングルマッチ。HARASHIMAから握手を求めるが遠藤は拒否。試合が始まると、リング中央に仁王立ちするHARASHIMAに対し、慎重に組み付いた遠藤。腕の取り合いからバックを取ったHARASHIMAがマットに叩きつけて上になる。マウントポジションを取ったHARASHIMAだが、遠藤は股下から脱出してサイドからヘッドロック。エルボーで逃れたHARASHIMAに遠藤はロープに飛び乗ってダイブするが、ミドルキックで迎撃したHARASHIMAは遠藤の腕を押さえつけて腹部にストンピング。さらに背中を蹴飛ばしてキャメルクラッチで捕獲する。ジワジワとロープに這っていった遠藤に対してシャチホコ式で背中を反らせる。どうにかロープにエスケープした遠藤にHARASHIMAは串刺しフロント・ハイキック、さらにブレーンバスターを狙う。これを踏ん張った遠藤は逆に投げていくと、ドロップキックで場外に出す。ケブラーダを発射した遠藤が気合いの雄叫びをあげて10分が経過。串刺しジャンピングエルボーからスワンダイブ式エルボーアタックを叩き込んだ遠藤はコーナーに登っていく。これをHARASHIMAが下からジャンプして蹴り上げると雪崩式ブレーンバスター。さらに腹部にヒザを落としてから山折りを狙う。遠藤がかわして着地するとフットスタンプからその場跳びムーンサルト・フットスタンプ。さらに強烈なキャメルクラッチで追い込み、ムーンサルト・プレスを投下。HARASHIMAがこれを剣山で迎撃してスワンダイブ式フットスタンプ。遠藤はエルボー合戦を挑んでいくが、応戦したHARASHIMAが優勢になると遠藤がボディーブローを見舞う。苦悶の表情で耐えたHARASHIMAはボディーブローで返すと自ら仁王立ち。ここからボディーブローのラリー。ここから遠藤はHARASHIMAAを抱え上げるとガットバスターからトーチャーラックボムへ。これはカウント2。コーナーに登った遠藤を背後から捕まえたHARASHIMAがつるべ落としの体勢。どうにか逃れた遠藤がオーバーヘッドキック。ブレーンバスターで持ち上げられたHARASHIMAは脳天にヒザを落として脱出するとハイキック。さらに蒼魔刀を発射する。遠藤が回避してエビ固めで丸め込む。カウント2でクリアしたHARASHIMAがバズソーキック。一度はかわされるもすぐにバズソーキックをクリーンヒットさせてから至近距離での蒼魔刀でフォールを奪った。
セミファイナルはKO-D6人タッグ選手権試合。第17代王者組の石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬はKUDO&坂口征夫&マサ高梨を相手に初防衛戦。スクリーンに映し出されたバックステージのチームドリフ。なぜかオードリーの春日俊彰のモノマネを連発した入江は「春日部で6人タッグの防衛戦ということは、僕ら春日部防衛隊だー! ケツだけ星人~ブリブリ~」とクレヨンしんちゃんのモノマネも披露した。試合は石井vs高梨の先発でスタート。バックの取り合いで両者譲らずの展開を見せると、続いて入江とKUDOがリングイン。KUDOのショルダーアタックを受け止めた入江は突進するが、KUDOはミドルキックで迎撃。それでもショルダーアタックでKUDOをなぎ倒した入江は「トゥース!」。背後から坂口が蹴っていき、場外に連れ出して鉄柱にぶつけていく。石井と高尾はKUDOを攻撃していき、エプロンに座らせると場外からサンドイッチ・ドロップキック。さらにリングに戻った高尾はKUDOにドロップキックを決めて石井にタッチ。ダブル・ニードロップを落とした石井は、入江が突き出した頭にKUDOを当てていく。石井もKUDOを入江の頭にぶつけてから入江にタッチ。KUDOも串刺し攻撃をかわすと高梨が飛び込んできてスクールボーイ。そこにKUDOがカンフーキックで飛び込むと、坂口が入ってきてミドルキックからアームロックへ。ロープに逃れた入江に高梨がヘアホイップを狙う。これを踏ん張った入江は頭を振って逆に高梨を投げ飛ばす。タッチを受けたKUDOはサッカーボールキックからミドルキックを連打。入江もエルボーを返すが、KUDOは蹴りとヒザを連打して動きを止めて高梨とスイッチ。コーナー際で高梨がネックブリーカーで捕獲すると、KUDOがスリングショット式ニードロップを合わせる。入江も2人がかりで攻撃してくるKUDOと坂口にエルボーで向かっていく。2人の強烈な蹴りを食らっても必死に耐えてエルボーを返していった入江だが、ついにダウン。入江を蹴りまくるKUDOだが、入江は歯を食いしばってエルボーを返していく。ついにKUDOをエルボーでダウンさせた入江は石井にタッチ。ニーアタックからオーバーハンドチョップ、ソバットと畳み掛ける石井はKUDOをコーナーに乗せると雪崩式ブレーンバスターを狙う。これをカットしようと高梨がパワーボムで石井を掬おうとしたが、石井が切り返す。高尾がコーナー上のKUDOにヘッドシザースで飛び付くが、坂口が蹴りでカットしてKUDOがダイビング・ダブルニーアタック。すかさず石井が飛び込んで投げ捨てジャーマン。坂口も入ってきてミドルキックから串刺し攻撃を狙う。これをかわして串刺しジャンピングニーを叩き込んだ石井は高尾にタッチ。坂口の背中にダイビング・フットスタンプを投下した高尾は、顔面への低空ドロップキックからミサイルキックを発射。そこに入江が入ってくるが、坂口がキチンシンクで迎撃。さらにKUDOがニードロップを落とすと、高尾を捕まえた酒呑童子はトレイン攻撃。地獄の断頭台を決めたKUDOに続き、高梨がタカタニックの体勢。しかし入江はそのまま高梨を持ち上げると、石井がミサイルキックを発射。すかさず高尾がトラースキックを放つがカウント2。ならばとジントニックを狙った高尾だが、高梨は十字架固めで切り返す。カウント2でクリアした高尾に高梨はもう一度タカタニックを狙う。すると入江がビーストボンバーで飛び込む。これを高梨がかわすと坂口が入江を排除。石井のニールキックもかわした高梨は今度こそタカタニックをズバリと決めて勝利した。
試合後、リマッチでKO-D6人タッグ王者に返り咲いた高梨がマイク。「酒呑童子、リマッチからのリベンジ大成功だ、この野郎! オイ、子豚軍団。見るザマもねぇな。ぶっちゃけお前らともうやりたくねぇよ。お前らとは終わりだ」石井「リマッチを要求する! リマッチだ!」高梨「お前そう言って、いつものノリみたいにやってるけど、いつまでも俺らが付き合うと思うなよ!」坂口「リマッチ? 上等だよ、やってやるよ」KUDO「リマッチ? やってやろうじゃねぇか!」すると亜門GMもリマッチが見たいということで、近いうちにKO-D6人タッグマッチの再戦が組まれることに。高梨が引き揚げるドリフに向かって「せっかく勝ったのに嫌な予感しかしねぇ。けどなドリフ、テメーらがお前らの流れに持っていてると思ったら大間違え! 今日は兄貴がいつもと違う締めをするからそこでよーく見ておけ!」と言い放つと、KUDOは「今日はベルトを肴に最高に美味しいお酒が飲めそうです。春日部にお集まりの皆さんと酒盛りだー! トゥース!」と決めてみせた。
【試合後のコメント】
石井 今日は悔しい結果だったんですけど、リマッチを相手が受けてくれるそうなんで、近いうち組んでもらって5度目の戴冠を目指します。
入江 僕たちが絶対…3人では僕たちが一番だと思っているので、絶対にまた獲ります。
高尾 次、いつになるか分からないけど絶対取り返します。
石井 あと後楽園で次期KO-Dタッグ挑戦権が組まれているけど、そこをキッチリ勝って自分らが関本&岡林組に挑戦したいと思います。
入江 あの2人っていうのは何もかも規格外で、正直自分でもどうかと思いますけど、タチムカウという気持ちだけは負けないつもりなので。あとやっぱり2人がアジアタッグを巻いた自信もあるので。
石井 はい。関本&岡林組っていうのがアジアタッグ巻いたときは、自分もっと遠くの人の感じで見ていたんですけど。もちろん、すごい選手たちだと思っていますし、(後楽園で)勝てば関本&岡林組の前に立てるっていうのも気合いが入っていますんで、まずはKO-D次期挑戦者決定戦を勝ちたいと思います。
――(王者が)関本&岡林じゃない可能性も……。
石井 え? いや、どう考えても関本&岡林組でしょ?
――万が一違う可能性もあると思いますが。
入江 トゥース!
石井 関本&岡林組の前に立ちます!
高梨 兄貴、ベルト取り返した。リマッチ一発でやってやったよ。アイツら舐めやがって。何かよ何度もリマッチ、リマッチって本当に組まれて…けどな、リング上でも言ったけどな、悪い気はしてねぇよ。アイツらこそな俺ら最大のライバルだと思っているよ。アイツらと闘うことで、このベルトの価値はどんどん上がっていくからな! そしてな入江! テレビ見てるのか? どうしてるか知らねぇけどな、入江! テメーにな兄貴がも一度だけ見せつけてやるよ。兄貴言ってやってくれ!
KUDO トゥース!
高梨 そういうことだ!
そこへドリフが「何がトゥースだ!」と言いながら乱入。酒呑童子と揉み合いになると、亜門GMが「やめろ! やめろ! 落ち着け!」と止めに入った。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第49代王者の飯伏幸太はヨシヒコを相手に初防衛戦。飯伏との握手を拒否したヨシヒコだが、まず自らロックアップしていった飯伏はロープに押し込む。ここはクリーンブレイクした飯伏はヘッドロックへ。ヨシヒコは体を回転させながら逆にヘッドロックを決めるとロープに飛ばそうとする飯伏を執拗に絞め上げていく。グイグイと絞め上げたヨシヒコだが、飯伏はどうにかロープに逃れる。続いて手四つの力比べになると、ヨシヒコが柔軟性で耐えてから押し戻していき、そこからダブルリスト・アームサルトで投げていく。走り込んできたヨシヒコをドロップキックで迎撃した場外に追いやった飯伏は三角跳びケブラーダ。ヨシヒコをリングに戻した飯伏はスリーパーで捕獲すると、ヨシヒコはかなりぐったりした様子。それでもどうにか耐え抜いたヨシヒコだが、もはやロープに飛ばされても走ることができず倒れてしまう。飯伏は逆片エビ固めに捉えると、リング中央まで引きずり戻してシャチホコ固め。しかしヨシヒコは何とかロープに脱出。ならばと飯伏は足4の字固めへ。どうにか反転したヨシヒコ。飯伏はロープに脱出。ブレーンバスターを狙った飯伏だが、逆に投げていったヨシヒコは場外に落ちた飯伏にプランチャを投下。リングに戻ったヨシヒコは2回転コルバタからバックドロップで投げていく。10分が経過し、ヨシヒコはドリル・ア・ホール・パイルドライバー。さらにフルネルソンで捕らえるが、飯伏はコーナーに押し込んで防御して串刺し攻撃を狙う。これを蹴りで迎撃するヨシヒコに飯伏はハイキック。飯伏はジャイアントスイングでグルングルン振り回すと、拷問キャメルクラッチからそのまま持ち上げて、餅つき式リバース・パワーボム。さらにリバースのフェニックス・プレックス・ホールドのような体勢で担ぐ。これをヨシヒコがウラカンラナで切り返してダブルダウン。互いにマットに両ヒザをついたままエルボー合戦を展開。そのまま立ち上がると、ヨシヒコはノーモーションのヘッドバットからヨシヒコデストロイ・インフィニティー。さらにドラゴン・スープレックスで投げたヨシヒコ。飯伏もカウント2で返すが、ヨシヒコはもう一度フルネルソンに捕らえる。どうにか防御した飯伏はカウンターのグーパンチを叩き込むとシットダウン・ラストライド。ヨシヒコがなんとカウント2でクリアすると飯伏はコーナーに登る。これを追いかけたヨシヒコに飯伏がエルボーで応戦すると、コーナー上でヨシヒコを担ぎ上げ、雪崩式バーニング24歳を決めてキャンバスへ突き刺す。ヨシヒコはどうにかエプロンまでエスケープしたが、ロープ越しにヨシヒコを捕まえた飯伏は、スワンダイブ式ジャーマン。またもや首からマットに落ちたヨシヒコはぐったり。飯伏はダメ押しのフェニックス・スプラッシュを投下して勝利。
試合後、大の字に倒れたままの両者だが、勝った飯伏は敗れたヨシヒコの手を握りしめて健闘を称え合った。亜門GMがマイクを取る。「飯伏君、初防衛おめでとうございます。ヨシヒコはどうだった?」飯伏「キツ過ぎました」亜門「キツかったよね(笑)。ヨシヒコ強いよね。でも飯伏君はそれ以上に強いよ! おめでとう。次の防衛戦は4月29日後楽園大会になります。相手は3月29日のバトルロイヤルで優勝した選手になりますが、その時点でいつでもどこでも挑戦権も発動するので、それより前にタイトルマッチが組まれる可能性もあるので気を抜かないでね。そして何と言っても4月5日、両国でIWGPヘビー級に挑戦する。ここにいる全員がキミが二冠王になることを願っているんだよ!」場内は拍手喝采。飯伏「このベルトも守りつつ、IWGPヘビーのベルト持って帰ってきます。次、さいたまで会うときは二冠王で! ありがとうございました!」
【試合後のコメント】
飯伏 まずヨシヒコとできたことが……もうないと思ってたんで。(5年半前の)前回で。またタイトルマッチでシングルできたことが嬉しいし、それを組んでくれたDDTに、本当ありがとうございます。嬉しいですね。
――試合前は「自分が強くなればヨシヒコも強くなる」と発言していましたが、実際に5年半ぶりにシングルマッチをやってみていかがでしたか?
飯伏 強くなりましたね。はい。いや、結構キツいっすね(苦笑)。結構キツい技が多かったですけど。前回より時間は…どうなんですか? 短くはなっているんですか?
亜門GM 加藤さん、前回何分なんですか?
週刊プロレス・加藤朝太記者 23分か24分。今回は18分。
飯伏 まあ縮まりましたね。いや~でもヨシヒコとやったらわからないですね、どうなるか。今日も奇跡的に勝てましたけど、アイツはどうなるかわからないので。またやりたいですけど(苦笑)、しばらくはやりたくないですね。
加藤記者 今日の会場の雰囲気っていうのはリングに立って、どう感じていたんでしょうか?
飯伏 思った以上に「ヨシヒコ」コールが起きて。あまりああいう感じにならないんで、自分は。ちょっと怖かったですけど、ちょっと気持ちよかったですね。ヨシヒコのときはいいかな?
加藤記者 今日はドラゴン(スープレックス)を(カウント2で)返せましたけど、その原動力みたいなものは何だと思いますか?
飯伏 それは防衛じゃないですか。タイトルマッチ、防衛、KO-D、防衛。自分の中では一発目ヨシヒコとやって、能力をちょっと試したかったというか、何となく……うん。いろいろわかったんで。これからいろいろできると思います。教えないですけど。
――IWGP戦にも弾みになりました?
飯伏 もちろん! もちろん、それはなりました。気持ちの面でかなりアガりました。まだまだあるんで試合は。とりあえず次のビッグマッチは4月5日……うん。二冠になって帰ってきます。