27日、3週にわたって4月10日に同競馬場で開催されるG1レース「桜花賞」を盛り上げるイベント「阪神さくらWEEK」の第1弾として、DDTが兵庫・宝塚市の阪神競馬場でお花見プロレスをおこなった。まずは第4レース終了後にセンターステージで、赤井沙希とチェリーが参加して、この日、中京競馬場でおこなわれるG1レース「高松宮記念」(18頭立て)の予想マッチ。対戦相手は吉本興業のシャンプーハットの2人。注目馬として4人が挙げたのは、赤井=スノードラゴン、チェリー=サクラ、シャンプーハットの2人はともにサトノルパン。出走前だったため、DDTコンビとシャンプーハットのどちらの意見が参考になったか、ステージ前に集まったファンの拍手で勝敗を決めることになった。拍手の大きさではDDTコンビが上回ったものの、進行役を務めたシンクロック木尾陽平の判定はシャンプーハットの勝利。これにかみついたのがチェリー。木尾に詰め寄ると、赤井も同調して、チェリーが足4の字、赤井が首4の字での拷問で抗議。木尾はやられながらもうれしそうな表情。そのまま予想イベントは幕となった。ちなみに1着はビッグアーサー。赤井が予想したスノードラゴンは7着、チェリーが予想したサクラゴスペルは17着、シャンプーハットの2人が予想したサトノルパンは18着に沈んだ。
そして第6レース終了後には、場所をイベント広場に移して、赤井沙希さくら大使就任式。シャンプーハットから任命証とティアラ、マントが授与された。しかし、またしてもこれに噛みついたのががチェリー。「名前から考えても私の方がふさわしい」とティアラを強奪して、そのまま乱闘に発展。その場はその後のおこなわれる試合で“さくら大使”の座を懸けて闘うことで落ち着いた。
引き続きおこなわれた試合は2試合。まずはHARASHIMA&竹下幸之介vs入江茂弘&高尾蒼馬のタッグマッチ。鶴見亜門GMがしきりに場内実況のゲスト解説を務めたシンクロック吉田結依に20歳の竹下を勧めたが、吉田が選んだのはHARASHIMA。ところがこれに不服を唱えたのが対戦相手である入江。竹下に攻撃を加えながら、ステージ上にも受けられた実況席を何度もにらみつける。気を損ねた入江は、場外乱闘になるとイベント広場内に設置されたHOOTERSの飲食ブースへなだれ込もうと足を向けるもHARASHIMAに制止されてしまう。結局、その気の迷いが勝負にも影響を及ぼし、高尾がHARASHIMAの蒼魔刀でマットに沈んだ。
そして“さくら大使”の座を懸けた赤井沙希&大石真翔vsチェリー&アントーニオ本多のミックストタッグマッチは、チェリーがいきなり襲い掛かり、そのまま乱激戦に。アントンが凶器を持ち出しながらも、コミカルな展開で笑いを誘う。しかしチェリーに試合の権利がわたると、赤井相手に厳しい攻撃でジェラシーをぶつけていく。追い込んでいたものの、アントンがなったバイオニックエルボーが同士打ち。直後にダイビング・ボディーアタックをチェリーに決めて3カウント。“さくら大使”の座を守り抜いた。
カウント2で肩を上げたと抗議するも認められないチェリー。納得いかないとあってロープにしがみついてまで引き下がろうとせず。ここで赤井が「DDTでたった2人だけの女子で、この後、天王寺大会でタッグを組むのに、このままじゃ勝てないから仲直りしましょ?」と提案され、それを受け入れて握手。最後は大団円でお花見プロレスは幕を閉じた。
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