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【Judgement2016のまとめ】HARASHIMAがイサミとの死闘を制してKO-D無差別級王座奪還! DDT20周年記念興

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    • 21日、東京・両国国技館にて「Judgement2016~DDT旗揚げ19周年記念大会~」がおこなわれた。15時を回ってキング・オブ・ダーク選手権試合がスタート。第13代王者の諸橋晴也は星誕期をパートナーにDJニラ&鈴木大と対戦。ニラは木曽レフェリーによって無理やりリングに上げられる。チャンピオンの諸橋だけ入場テーマに乗って登場。ベルトを放り投げてポーズを決めているとニラがビニール傘で一突き。ニラもビニール傘を自身の腹に突き刺して自害。混沌とする中、ゴングが鳴らされてしまう。復活した諸橋がニラ相手に猛攻。ニラも鈴木のアシストから足延髄。ニラのスワンダイブ式ロケットパンチの腕をキャッチした諸橋がクリップらー・クロスフェース。カットに入った鈴木を蹴散らした諸橋がニラをボディースラムで叩きつけ、誕期のブエノスアイレス午前零時を呼び込む。これは鈴木がニラの足を引っ張って諸橋に誤爆させる。さらに誕期の脚を引っ掻けてボディープレスで諸橋を潰すとニラがラ・ビオリで丸め込んで勝利した。

      第一アンダーマッチは東京女子プロレス提供13人参加バトルロイヤル。最後の最後にポイズンミウラがポイズン澤田JULIEとともにリングイン。セコンドのPSJが呪文を使って全員を倒してしまう。ハイパミが突っ込んできたミウラをOTRで失格にすると優宇も残ったメンバーによって落とされてしまう。おねえさんがボディーアタックから全員でハイパミを押さえ込んで失格にすると、今度はおねえさんがひっくり返されて押さえ込まれて失格。清水が釣りガール式ばくだん固めを辰巳に決めて失格にするも直後に押さえ込まれて失格。のの子がドラゴンスリーパイで小橋を失格にすると、のの子のボインメーカーを滝川あずさが切り返して丸め込む。全員で押さえ込んで失格。そのあずさもひっくり返されて押さえ込まれて失格。KANNAが坂崎の魔法少女キックでOTRで失格。闘うコメディアンズが合体ジャックナイフで山下を失格にして中島と坂崎が対峙。最後は坂崎が足取り式逆さ押さえ込みで勝利した。

      第二アンダーマッチは勝俣瞬馬&ワンチューロ&井上麻生vs岩崎孝樹&レインボー・カワムラ&島谷常寛の6人タッグマッチ。今日が復帰戦の麻生は飛びつき式のレッグドロップを島谷に決めると替わったワンチューロが地獄突き連打。ラリアットからショルダーネックブリーカーを決めるもカウント2。さらに勝俣を背負っての合体ブレーンバスターで投げるもこれもカウント2止まり。麻生のギロチンドロップはカウント2。出てきた勝俣に島谷がドロップキックを決めてようやく逆転。替わった岩崎が一気呵成の攻め。岩崎のバックドロップはカウント2。レインボーが出てくると岩崎のダブルアームスープレックス、島谷のその場跳びムーンサルトのアシストからポーズ付きで踏みつけるがカウント2。島谷がアピールして出てくると勝俣の串刺し攻撃をかわしてダイビング・ボディーアタック。これはカウント2。勝俣がドロップキックでやり返すとステップ式ムーンサルト・プレス。これは岩崎がカット。レインボーと岩崎が場外に出されると麻生が宇宙人プランチャ、ワンチューロがプランチャで追い打ち。最後は勝俣がライトニングスパイラルで島谷をピン。

      第三アンダーマッチは塚本拓海&風戸大智&竜剛馬vsFUMA&久保佑允&SAGATの6人タッグマッチ。FUMA軍が襲い掛かって試合スタート。SAGATが風戸にチョーク攻撃+メロイックサイン。久保がナックルで続いてメロイックサイン。風戸はゴロースープレックスを耐えるとドロップキックをカウンターで決めて塚本とタッチ。塚本がFUMA軍に攻め立てる。久保の裏拳をかわして延髄斬りを決めてタッチを求めるも竜はエプロンから降りて風戸がリングイン。替わったFUMAが風戸にへヴィメタルハンマー。これは竜が六法全書でカット。混戦から風戸がFUMAにジャンピング・ラリアット。カウント2で返されるとシスターアビゲイルを狙うが、これは久保がメロイックサインでカット。SAGATのゴアグラインドから久保のゴロースープレックスのアシストを受けたFUMAがへヴィメタル・アンセムを決めて勝利した。

      ダークマッチ&アンダーマッチが終了して前説へ。鶴見亜門GMとサムライTVの三田佐代子キャスターがリングに上がり、ドラマティック・アワードのMVP以外の各賞受賞者を発表した。

      ☆ベストパフォーマンス…平田一喜
      ★ベスト女子…赤井沙希
      ☆ベストトンパチ…飯伏幸太
      ★ベスト煽りV…8月23日、DDT、東京・両国国技館、ドラマティック・ドリームマッチ◎HARASHIMAvs棚橋弘至
      ☆ベストSNS…高木三四郎
      ★ベストショット…藤原綾乃さん撮影、2015年3月29日、DDT、東京・後楽園ホール、高木三四郎デビュー20周年記念試合◎高木三四郎&葛西純vs飯伏幸太&宮武俊
      ☆ベストセクシー…2月15日、DDT、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ、松崎しげるさんの『愛のメモリー』
      ★ワーストバウト…11月17日、#大家帝国主催興行、東京・後楽園ホール、全日本手相撲選手権決勝戦◎藤岡典一vs山里良太
      ☆ベストマイク…5月16日、ガンバレ☆プロレス、東京・王子Basement MON☆STAR、藤田ミノルのマイク
      ★ベストタッグ…男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン
      ☆ベスト必殺技…岡林裕二の子泣き式ゴーレムスプラッシュ
      ★ベストバウト…11月17日、#大家帝国主催興行、東京・後楽園ホール、HARASHIMA&大家健vs棚橋弘至&小松洋平

      カード紹介は東日本大震災直後の大会時に実施し、3月大会であの日の気持ちを忘れないために恒例となった「生対戦カード紹介」方式でおこなわれることに。LiLiCoや藤波&LEONA、飯伏、KENSO、葛西も参加して大盛り上がり。しかし、ササダンゴと対峙したカシンは明らかに藤岡メガネっぽい。鈴木みのるは不参加。曙はディーノのケツの仕草にあきれてリングインせず。

      第1試合はKO-D無差別級王座次期挑戦者決定およびいつでもどこでも挑戦権争奪時間差バトルロイヤル。1番手の平田はプロのダンサーとともにあの曲でフルコーラスを踊り切った。7番手の大家が入場曲の『BAD COMMUNICATION』に合わせてラダーの上で平田に頭突きをかまして権利証を奪取。8番手の松永は平田をラダーから落として権利証を奪取。10番手の大鷲は平田によってラダーの足場にされてしまったが、平田が取り損ねた権利証をキャッチして獲得。その平田は2番手の樋口に担がれそうになったが、うまくラダーに移動することができて最後の権利証を獲得。最後は樋口が高尾を轟天で沈めて勝利した。試合後、樋口は「1年前に札幌で敗れて悔しい思いをして、両国でチャンスが巡ってきた。頑張りますので応援よろしくお願いします!」とマイク。権利証の発表になると平田のものだけがデート権と明かされる。亜門GMが呼びこむと場内に『恋するフォーチュンクッキー』が流れるが途中で『ヘリオン~エレクトリック・アイ』にスイッチ。登場したのはもちろんアジャ・コング。平田メガネを気に入って買ったというアジャが「一緒に踊りにいこう」と促すも平田が「ごめんなさ~い!」と絶叫して逃げていった。いつでもどこでも挑戦権のアームカバーが与えられた大家がさっそく3・26新宿での行使を発表。残る2人は権利証の行使については明言を避けた。

      【試合後のコメント】
      ――せっかく取った権利書がデート権でしたが。
      平田 えー、デート権……曲、完全にAKBだったじゃねぇかよ! 何だよ、AKB何の略だよオイ! あの時の喜びを返してくれよ!(アジャ・コングが乱入)アジャ いたいたいた。何で逃げるんだよ。これ(平田GOサイングラス)いいでしょう! これして一緒に踊りに行こうよ。
      平田 あぁ~、間違いなんですよぉ。
      アジャ いいキレしてたよ今日も。これして一緒に行こうね。分かった?
      平田 嫌だぁ~!
      アジャ 嫌って何だよ!
      平田 違います違います。アレがコレで…
      アジャ AKBもAKGも変わらないって! 1文字違いなだけだって。
      平田 いや、だいぶ変わりますよ〜!
      アジャ なんだと!(平田を殴る)
      平田 あ、痛い!
      アジャ いいからとりあえず行くぞ。早速行くぞ、行ってきま〜す(嫌がる平田を連れて去っていった)


      松永 いや僕ね、両国は負けたことしかないから。本当に取れるとは思ってなかったんだ。何か嬉しいっすね、やっぱ。会見では(いつどこ権を)僕なりの使い方をって言ったんですけど、取れると思ってないからそんなことは考えてないっすからね(苦笑)。まあでもじっくり考えて。僕はまだKO-Dの無差別に挑戦したことはないんで、こんな大きなチャンスはないと思うんで。絶対KO-D無差別に挑戦して、挑戦するだけじゃなくてベルトを自分のものにします!

      大鷲 正直、いつどこ取ろうとか一切なかったんですけど、上から降ってきたっていうか、棚からぼた餅って言うか。ぶっちゃけKO-D無差別に絡むのは、たぶんベルトを初めて巻いて落として2006年以来、10年ぶりとかそんなすごい話になってきてるので。とにかくちょっとこれは相応しい人に渡す形で丸く収めたいと思いますので。皆さん、そんな深く考えないでくださいね。深く! くれぐれも深く考えないでください。

      第2試合はジョーイ・ライアン&キャンディス・レラエvs石井慧介&入江茂弘vs彰人&ヤス・ウラノの3WAYタッグマッチ。ライアンが入江とウラノに自身の股間を掴ませてスクリューで回していく。石井はキャンディスの顔面を踏みつけて場内ブーイング。キャンディスも彰人をアームホイップで投げ、石井にスライディングキックを決めると入江を投げようとする。ここにライアンも加勢してボディースラム。場外に出た3人にキャンディスはエプロンのウラノにコルバタを決めて、当てていく。キャンディスにおだてられてボディースラムやブレーンバスターを決める入江。しかし、キャンディスがフォールをかすめ取ろうとすると入江が脚を引っ張って阻止。彰人が4人を連結させてドラゴンスクリュー。ライアンに水車落としから俵返しを決めるもカウント2。ライアンもサイドスープレックスで投げてやり返すと、ドリフがウラノを相手に攻勢に出る。go 2 入江 sleepはカウント2。スマスカも連係で石井にやり返すもカバーはキャンディスがカット。キャンディスはウラノにクリスト。入江へのボールズプレックスは逆に抱えられてしまうとダブルインパクトを狙われてしまうが、キャンディスが回避。コーナーの石井をウラノと彰人が雪崩式ブレーンバスターの態勢。そこへキャンディスが2人まとめてのボールズプレックスでまとめて投げていく。混戦から入江がキャンディスにブラックホールスラム。彰人が出てきて入江に足横須賀。入江が彰人に大暴走でやり返すとビーストボンバーで勝利した。

      【試合後のコメント】
      ――両国国技館という大舞台はいかがでしたか?
      ライアン 本当に興奮しています! この大きな会場がオーディエンスでいっぱいだし、その興奮が伝わってきます。今回僕らは勝てなかったけど、決して僕らは負けたわけじゃない。自分たちのいまのベストが出来たからとてもよかった。
      キャンディス いまのベストが出来てよかったわ。

      ――DDTは夏にまた両国大会を予定していますが、また両国大会に出てみたいですか?
      ライアン 夏の両国だけじゃなくて、DDTの大会全部に出たいよ!
      キャンディス 私も出たいわ。


      入江 本当あったらメインで試合出来るかもしれなかったけど、後楽園で負けてしまった自分は今、両国の第2試合っていうアンダーカードで。こんなんで勝利して……この二人で組んで勝利したのはもちろん嬉しいけど、こんなで僕たちは満足しちゃダメだと思うんです。僕、両国もう少しでメインいけそうだった、でもいけなかったから必ずこの悔しい気持ちで、今度必ず僕が両国(のメイン)にいきます!
      石井 自分もこのチーム、今日も改めてチームの自信がさらに強くなった。負けない自信は持っています。ただ自分ももちろん両国のメインとかまだ遠いとか思われていそうだけど、別にここで満足しているわけじゃないんで。自分だって夢を見ています。目標です、両国のメイン。


      ※彰人&ヤス・ウラノはノーコメント

      第3試合は赤井沙希&大石真翔&レディビアードvsLiLiCo&梅田公太&渡瀬瑞基の6人タッグマッチ。LiLiCoは前回のプロレスデビュー時と同じコスチューム。さらに自身がデコレートされたアイアンマンベルトをタスキ掛けにしてコーナーでアピール。LiLiCoは赤井とにらみ合うと梅田と渡瀬に襲撃させてゴングを鳴らさせる。さっそく赤井を捕まえてピラミッド。カットせんとした大石にボディーアタック。駆けつけたビアードにはスウェーデン語でまくし立てて動揺を誘うと梅田に背後から攻撃させていく。ビアードは梅田にカワイイ・ラナ。さらに大石と赤井が入ってトリプルのヒップアタックからポーズ。渡瀬のアシストで梅田が赤井に盛り返す。LiLiCoが出てくると赤井にフィンガーロックを仕掛ける。赤井に押されるとガットショットから顔面を踏みつけていく。渡瀬は「馬面」と赤井に罵声を浴びせて顔面を踏みつける。さらにロープに固定して顔面をこすっていく。エルボーの打ち合いから赤井がミドルキック。渡瀬がかわしてサミング。赤井は串刺し攻撃をかわしてサッキ―カッターを決めてビアードとスイッチ。渡瀬がドロップキックでやり返すと梅田がキックで反撃に出る。さらにツインテールを掴んで頭部を振っていくと、ビアードもツインテールを当てて大石とスイッチ。梅田が反撃に出て串刺し攻撃。ツープラトン・ブレーンバスターからLiLiCoの顔面キック。大石も低空ドロップキックでやり返してニークラッシャーで悶絶させるとアンクルホールドへ。これは渡瀬がカット。赤井が渡瀬にサッカーボールキックで蹴散らす。大石はミラクルエクスタシーを狙うも。LiLiCoがかわして梅田がバックスピンキック。LiLiCoがなんと卍固めにつないで勝利した。

      試合後、LiLiCoがマイク。LiLiCo「赤井沙希よぉ~。強いだろ! 見えるかな~、ベルト。きれいだろ! デコっちゃったもんねえ~。最高だね。うまい肉を食わせたから頑張ったよ。肉食うか! 永遠に私がチャンピオンだ」その背後から赤井が丸め込むもカウント2。LiLiCo「懲りねえ女だな! しつこいんだよ! そんなに闘いたいのかよ! デコったからねえ~。わかったよ! 亜門さん、次の後楽園の試合は」亜門「4月24日ですけど」LiLiCo「いいよ! スケジュール開けとくよ!」

      【試合後のコメント】
      大石 クソー、クソー、クソー、クソー。クソ、クソ! 足りなかった! まだ俺たちにはカワイイが足りなかった! それだけだよ! 次の後楽園ホール、またLiLiCo来るんだって? あの1カ月、もっとカワイクなってアイツからベルト取り戻す!
      赤井 今日は梅田君と渡瀬君にLiLiCoさんは守られていただけだと思うんで、次、どういうカードになるか分からないですけど、今回闘ってみてLiLiCoさんがどういう感じの闘い方なのか読めたんで。やっぱカワイイってまず研究から入るんで、それも今回カワイイ特訓活かせたなと思いました。次の後楽園の試合で全部ぶつけて、よりカワイクなってやりたいと思います!
      ビアード メッチャ気持ち悪いね。LiLiCo大嫌いよ! 沙希チャン4月にガンバッテね!
      大石 また三人で頑張ろう!
      ビアード ガンバロウ!
      大石 もっとカワイクなろう!
      赤井 綺麗になって見返しましょう!
      大石 絶対綺麗になってやるぅ!
      赤井 なってやるんだから!
      ビアード 待ってろよー!


      LiLiCo もっと近く、もっと近くにおいで(梅田と渡瀬を抱き寄せる)。若いエキス、エキス! 今日は気持ちのいい日なんだから。
      ――両国大会で赤井組を相手にアイアンマン王座を守り抜きました。
      LiLiCo 楽勝!
      ――大石選手からギブアップを奪いましたが。
      LiLiCo もう想像した通りだね。
      ――次、4月の後楽園大会、スケジュールが空いているとのことですが。
      LiLiCo もうどんなデカイ番組が入っていようがどかす! こっちのほうが大事なんだよ。赤井沙希、やるよ! しつこいんだよアイツ。
      ――梅田選手と渡瀬選手、今日はLiLiCo選手と組んでみていかがでしたか?
      梅田 やっぱ最高ですね! 相手チームとの差は歴然でしたね、最後の勝利も含めて。まあまず見た目的にも負けるわけないし。あんなのハッキリ言って鼻くそ野郎ですよね。
      LiLiCo 何あのコスプレガイジン(苦笑)。
      梅田 コスプレガイジンとおっさんと馬! 人間と動物ですからね。もう闘わなくていいですよ、そんな異種格闘戦みたいなの。勝手にやれって感じですよね、向こうは向こうで。しつこいなって感じですよね。
      LiLiCo 何遊んでるんだろうって感じ。
      渡瀬 赤井沙希、何ですかリング上がって闘ってるのに。顔ちょっと触っただけでキャーキャーキャーキャー、ワーワーワーワー。はぁ? バカかよ! 何言ってんの?
      LiLiCo アハハハハハハハハ!
      渡瀬 最後、赤井沙希グーパンチしてきたでしょ? 最後やられちゃったんで、俺、もう一丁やりたいっす。後楽園、俺も行かせてください。
      LiLiCo 来る?
      渡瀬 お願いします。
      LiLiCo わかったでしょ、年上の女の魅力。
      渡瀬 わかりました。
      LiLiCo 好きでしょ、私のこと?
      渡瀬 こっちのほうが断然よかったです。
      LiLiCo アハハハハ、分かってきたねぇいろんなこと~。いいよ、一緒に闘おうよ。
      渡瀬 俺も一緒に後楽園、LiLiCoさんといきたいです。
      LiLiCo 二人でやります。フフフフ。でも(梅田も)肉は食わせてあげるからね。フフフ。
      梅田 ありがとうございます。
      LiLiCo あの夜、よかったもんね。アハハハハハハ。じゃあ4月24日ね、みんな。笑っちゃうよね~。ちゃんとこれ(ベルト)撮っておいて! 全部スワロフスキーなんだから! みんなデコったんだから。アハハハハハ。


      第4試合はアントーニオ本多&福田洋vs藤波辰爾&LEONAのタッグマッチ。アントンは黒いガウン着用で入場。藤波親子の入場には「ドラゴン」コールが起こる。福田とLEONAの先発でスタート。LEONAが攻勢に出るとアントンが「俺にタッチしろ!」。するとLEONAも藤波とスイッチ。ロックアップからフィンガーロックの攻防。藤波がヘッドロックから腕を絞っていく。アントンが腕を取り返すも相手コーナー。LEONAが出てくるとアントンはドロップキックをスカして顔面踏みつけ。福田も顔面を踏みつけてアントンとタッチ。アントンは松井レフェリーを藤波に引き付けて、コーナーでLEONAを踏みつける。福田はトップロープでLEONAの顔面をこすっていく。アントンがLEONAをハンマーロックで捕まえて、福田が藤波のカットインを阻止せんとするが、威圧されてコーナーへと引き下がる。捕まったLEONAだがアントンのブレーンバスターをかわしてジャンピング・エルボーを見舞って藤波とタッチ。藤波が出てくるとアントンは福田のローリングネックブリーカーのアシストからエルボーを落とす。続いてバイオニックエルボーへ。これを藤波がかわしてドラゴンスクリュー。福田もぶん回して排除するとアントンに足4の字。すると福田がコーナーで『マッチョドラゴン』を唄い出す。これに気を取られた藤波にアントンが急所攻撃。福田が出てくるもパーフェクトプレックスはスリーパーで切り返される。これをカットしたアントンにLEONAがドラゴンスクリューから足4の字。藤波が孤立した福田にドラゴンスリーパーを決めて勝利。

      【試合後のコメント】
      ――DDT両国大会、いかがだったでしょうか?
      藤波 久々の両国、懐かしいね。自ずと両国だけに燃える部分があったんだけど、ちょっと今日は息子にいいところを全部取られちゃったね。
      LEONA 僕は本当にこのDDTのリングは初めてで。増してやこのDDTにとっては大事な両国国技館大会に出られるというのは、非常に自分の中でも刺激でしたし。また、この親子タッグということで、すごく緊張感のある試合でした。

      ――アントーニオ本多選手と福田洋選手はアメリカンプロレスのスタイルでしたが。
      藤波 もうこっちはあまりこの状況において、体調が……腰の手術をしてからまだあまり経ってないんで、手探り状態で闘ってますんで。本来であればもっと蹴散らしたかったんだけどね。そこまでいかなかった。本当に自分の動きをひとつひとつ確認しながらの動きだったんでね。多少、これで何試合かな? 手術して10試合くらいしたかな? 少しずつ、日に日に足がちゃんと地に着いた状態なってきているんで。でも今回DDTさんにこの両国っていう懐かしいところで、自分も気持ちが上向きになって、それと同時に(腰の)回復状態も上向きになってくれればいいかなって。
      ――LEONA選手としては今まで闘ったことのないタイプの選手との対戦だと思いますが。
      LEONA そうですね。自分のドラディションのリングでの対戦相手は皆さんご存じの通りなんですけど、大学を卒業してよりプロレスラーとして大きな一歩を踏み出していく今年、若い選手、そして今まで闘ったことのない選手ともっともっともっと試合をして、自分がこのプロレス界にいる意味、そういったものをもっと示していかないといけないなって思っているので、そのDDTのリング、そして今日闘った本多選手、福田選手はすごく魅力的でした。
      ――ではチャンスがあれば今後もDDTに参戦してみたい?
      LEONA ぜひお願いします。
      藤波 そうだね、LEONAの場合は場数を踏むことっていうのかな。そういう意味ではこういうチャンスを頂いて。どういう選手であろうとね、どっか得るものがあったでしょうから、そういう部分ではいい経験になったんじゃないかな。


      第5試合はDDT EXTREME級選手権試合。第34代王者のケンドー・カシンはスーパー・ササダンゴ・マシンを相手に4度目の防衛戦。ルールはとりあえずアルティメットロワイヤル有刺鉄線パワーポイント・ノー電源爆破PWFルールとアナウンスされている。ササダンゴはササダンゴのマスクを被った3人を引き連れリングイン。ササダンゴは有刺鉄線の巻かれたノートPCで煽りパワポを始める。ササダンゴはルールのアルティメットロワイヤルについて「アルティメットロワイヤルカードを使用すると、一定時間アルティメットロワイヤルモードを発動する」ものと勝手に解釈。カード3枚はササダンゴのみが所持しており、モード発動中はササダンゴ・マシン軍団が試合に乱入するというもの。ササダンゴはカシンに腕十字を決められそうになるとカードを提示し、アルティメットロワイヤルモードを発動させ、リング下に隠れていたマシン軍団の加勢を受けて垂直落下式リーマンショックを決める流れを3回繰り返せば勝利できるというプロレスをおこなっていくとアナウンスした。

      試合が始まるとカシンのリバース・インディアンデスロックにさっそくカードを提示。モードが発動すると『駅弁戦士~チョコボール向井のテーマ~』にインスパイアされたと思われるテーマソングが場内に流れる。マシン軍団の加勢を受けて垂直落下式リーマンショックを狙うササダンゴ。するとカシンがササダンゴからカードを奪ってそれを提示。するとリング下からカシン軍団がリングインし、ササダンゴをボコボコにする。カシンは松井レフェリーにもカシンマスクを被せると、洗脳された松井レフェリーがササダンゴにストンピングを浴びせていった。ササダンゴは松井レフェリーのマスクを脱がせて洗脳を解くと、カシンにドロップキック。カシンがここで飛びつき腕十字を繰り出すが、ササダンゴも堪えてカードを提示。モードが発動するも軍団が現れない。ササダンゴは自らのマスクを松井レフェリーに被せる。すると洗脳された松井レフェリーが腕十字を潰したササダンゴを見て高速カウント。これでタイトルが移動した。

      【試合後のコメント】
      カシン あー、疲れた。
      ――思わぬ形でベルトを失ってしましたが。
      カシン 今日のFMWの保坂(秀樹)が来るって話を聞いたんだ。あの野郎、スカしやがってな。まあ世の中、こんなもんです。はぐれIGFからも将軍(岡本)が来たけど、遅れて来やがった。どこ行ってたんだよ?
      将軍 広州です、広州。
      カシン 広州? 広州、何しに行ってたんだよ。
      将軍 ちょっと所用で。で、帰ってきて試合見たら、何か不甲斐ない負け方してたなあって思って。
      カシン え? 何が? 誰が? 誰が?
      将軍 レフェリーがマスク被った試合だった。
      カシン とにかくFMWにやられたね。


      ササダンゴ このEXTREMEベルト、ずっと巻いていた俺の盟友アントーニオ本多が、ずっと価値を守ってきて、価値を上げてきて。これ本当、DDTの中でナンバー2、いや見方によってはナンバー1のベルトだから! 俺はこのベルト、本当にアントーニオ本多に相応しいと思っているよ! だからアントーニオ本多の盟友として、今日もアイツに助けてもらったし、仲間たちに助けてもらったし、みんなで獲ったベルトだから! これを俺が責任もってアントーニオ本多に返そうと思ってる! うん、返すよ。選手権試合とかさ、まどろっこしいこといらないから。このまま控室でアントーニオ本多に「お疲れ様」って言って、このベルトを渡す、それだけ。以上! 皆さん路上行ってください。すごい飯伏と高木さんの最後のレスリングを通したカンバセーション、聞いてあげてください! ほら急いで!

      アントン やっぱり私、最初藤波選手と組み合った時に負けを確信したんですよ。これ負けると思って(苦笑)。あ、全然違うやって思って。もう何か全然違うの。
      福田 何がですか?
      アントン 腕の太さとか、力とか。
      福田 僕結構、恐竜博とは好きなんですけど。観に行くんですよ幕張メッセとかに。アレの骨でしたね。
      アントン 我々とはちょっと違う骨格というか。本当にここ(腰あたり)の体幹とかすごい太いから。早めに負けを悟ったことによって、LEONA選手を倒そうとしたんですけど、まあ逃げられてしまって。そこで二度目の負けを確信しましたね。だからあの試合、俺は二度負けているんですよ。最後に負けてるから三回負ける! もうね、二度と対戦してくれないくらい負けているんです。三顧の礼の逆で言ったら、1回に三回負けてしまっているから(苦笑)。
      福田 どうしたらいいんですか?
      アントン 門前払いですよ。
      福田 やり直したいですよ、もう何万年も前から。
      アントン そうだな。福田の親父の、またその親父の、ずーっと親父から。
      福田 たぶん藤波選手はどっかにドラゴンが入っているんですよ。まとまった!
      アントン フフフ。
      福田 恐竜の遺伝子が…。
      アントン そういった意味ではLEONA選手もこれからドンドン変わっていくかもしれないし。ただひとつ言えるのは、我々はもうこのまま変わることがないってことです。
      福田 変わっていきましょうよ。これはもう練習するしかないですから。いけたと思ったんですよ僕は。監督は負けを確信しましたけど、僕は歌が決まって。
      アントン フフフ、決まったな!
      福田 決まりました、バッチリと。かなり不安はあったんですけど。
      アントン 俺も藤波さんの金玉を攻撃したときは……。
      福田 どうでした?
      アントン その時も負けたと思った。
      福田 アハハハハハ。
      アントン サイズ感! だから4回負けてるんだよね。あんときも負けてた。
      福田 クソー!
      アントン 敵わないですよ、何もかも。骨格からテスティクルから。次は当たらないことを祈ります。

      ――ササダンゴ選手がEXTREMEのベルトを譲渡するって言ってましたが。
      アントン 何言ってんだ、アイツ。聞いてないぞ! もらえるもんならもらいますよ。あとは会社がどういう言うかじゃないですか。会社からは怒られたくないんで。ちゃんとオフィシャルの手続きを踏んで譲渡してくれるなら、私いただきますけど。それによって自分も会社に怒られるなら、おれはもういりません。ベルトもらうより会社に怒られるほうが自分にはデカいんで、キャリアの中で。怖いんで。会社に怒られなかったらいただきますよ。

      第6試合に入る前に飯伏幸太主演、鈴木みのる、DDT勢が出演する特撮映画『大怪獣モノ』(河崎実監督)の2016年夏公開がスクリーンで告知された。第6試合は高木三四郎&葛西純vsKENSO&中澤マイケルvs飯伏幸太&伊橋剛太の東西正面向正面全面使用エニウェアフォール・ウェポントレジャーハント3WAYタッグマッチ。リング内にはロッカーと有刺鉄線ボード、さらにリングサイドにロッカーが置かれ、選手は入場するなり、スタート地点の屋外の大階段へ移動。遠藤関のパネルから高木と飯伏が顔を出して記念撮影。飯伏がマイケルを捕まえてエルボーの打ち合い。ソバットからトーキックを放ってマイケルは蒲田行進曲ばりの階段落ち。KENSOは巨大ハンマーを伊橋に振るっていく。館内へと移動するとマイケルが飯伏を便器に押し込もうとする。飯伏はマイケルを大便器へのパイルドライバーで押し込むもカウント2。2階席へと雪崩れ込むと飯伏がハンマーを振り回し、高木とKENSOは1階エントランスで乱闘。2階席で熱くなって火照ったマイケルがTバックに。飯伏と葛西が押さえ込むもカウント2。リングサイドではKENSOの自転車と高木のドラマティックドリーム号で追いかけっこ。自転車でラリアットを打ち合って相打ち。KENSOが高木にロッカーへのブレーンバスター。マイケルが飯伏を階段鉄柵を使っての変態スライド。飯伏は階段のヘリからのムーンサルトアタックを決めて大歓声。マイケルをカバーするも葛西がカット。葛西はリングサイドにテーブルに設置して、そこに飯伏を寝かせるとコーナーから飛んでテーブルクラッシュ。リング内で高木がロッカーを開けるとなんと鳥羽の姿が。鳥羽がパンチで高木を蹴散らすと、飯伏と伊橋がボクシンググローブを付けてリングイン。ひたすら伊橋がひどい目に遭う中、飯伏と鳥羽で殴り合う。鳥羽が飯伏に右ストレートを決めて退場。そこへKENSOがダイビング・エルボードロップを見舞うも高木が炭酸ガスでカット。葛西がKENSOを羽交い絞めにするも高木の炭酸ガスはかわされて誤爆。コーナーに登ったKENSOを高木が炭酸ガスで止めてぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。カットに入ったマイケルに葛西が机の破片で殴打。葛西はマイケルを有刺鉄線ボードに投げて排除。ロッカーの上から葛西がKENSOにパールハーバー・スプラッシュ。これを飯伏がカット。飯伏は伊橋を馬跳びして高木にフットスタンプも葛西がカット。伊橋との連係を決めて場外に出すと伊橋がエプロンからボディーアタック。飯伏がロープに走るもマイケルがアンダータイツで止めて巨匠スラム。レインメーカー式のアルティメットベノムアームを飯伏がかわして右ストレート。飯伏は投げ捨てパワーボムからフェニックス・スプラッシュを決めて3カウント。

      試合後、高木も飯伏も涙。高木「飯伏、復帰おめでとう! 久々のオマエは狂ってたよ! 飯伏、好きなことをやれ! 飯伏プロレス研究所で好きなことをやって、もっともっとこのプロレス界をおもしろくしてくれ!」飯伏「高木さん、本当にありがとうございました。これからもっともっとプロレス界をおもしろくして、またDDTに帰ってきたいと思います! 今までありがとうございました。でも、これからもよろしくお願いします」飯伏は高木と握手をかわすとしばらく頭を下げ続け、四方にムーンサルトを決めて引き揚げた。

      感動的な余韻が場内を包み込む中、KENSOが「しゃべってもいーですかー!」とマイク。「高木、KENSOはオマエを追ってこのDDTに来た。でも俺は心から思ったんだよ。DDT、最高! 本当に君たちプロレスファンが最高です! 高木、KENSOがこのDDTに入りたい! そう思います!」高木「断る!」場内に『FIRE』がヒット。締められそうになるとKENSOが待ったをかけて「恥ずかしいからもう一回。高木大社長、KENSOはこのDDTに入団したい!」と訴えるが、高木は「断る!」とピシャリ。場内に『FIRE』がヒット。今度こそ締められそうになるが、KENSOが待ったをかける。「ちょっと待ってくれ。俺さ、帰ったら奥さんに怒られるんだ。もう一回だけ、高木大社長、KENSO、DDTにビチッとー入団したい!」葛西「三ちゃん、ちょっと待て。今のやりとり見ていてKENSOという男は見た目も言ってることも単なるサイコパスだ。人格が破たんしてんだよ。でも大社長、あんたはこの両国を満杯にした天下の大社長だろ! 大社長の懐の深さを見せてもいいんじゃねえか?」高木「純ちゃんのおっしゃる通り、懐の深いところを見せようじゃないか。KENSO、DDTへの入団! お断りします!」『FIRE』がヒットするとKENSOが卒倒して休憩へ。

      【試合後のコメント】
      ――飯伏選手、DDTを退団してはじめての試合にして復帰戦でしたが、いかがでした?
      飯伏 正直やっぱり勘とかもまったく戻ってないんですけど…………(涙ぐむ)いや……ファンの前に出れたのが、いや本当に嬉しかったというか……いや、本当に……長い間、(休んで)申し訳なかったなっていう。いや、でも本当に最高に楽しめましたね。
      ――マイケル選手や伊橋選手、そして高木さんと飯伏選手にとって思い入れのある選手がリング上に揃ったわけですが、改めて思うところはありましたか?
      飯伏 いやもう本当に気持ちを……本当に抑えようと思って。……ずっと抑えていたんですけど、ダメでしたね。
      ――試合後、感極まるシーンがありましたけど、それは復帰出来た喜びなのか、DDTを退団した寂しさだったのか?
      飯伏 全部です、もう。最初から……正直泣きそうになったのをずっと抑えてて。それが途中からちょっと我慢出来なくなったなっていう。
      ――試合の中ではDDTの初期でお世話になった鳥羽選手とのボクシングもありましたけど。
      飯伏 最高に殴り合える相手が鳥羽さんなんで、気持ちよかったです!
      ――伊橋選手から見て飯伏選手の復帰戦はいかがでしたか?
      伊橋 もう欠場した時からと言うか、もう練習生の時からずっと見てきた人が欠場して苦しんでて……正直プロレス辞めちゃうんじゃないかなって思ってた時期もあったんで。今日この日に組めたのがすごい嬉しいです(涙ぐむ)。……嬉しいです。もうDDTじゃなくなっちゃいましたけど、飯伏幸太って選手がこれからずっと見れていけるんだなっていうスタートに一緒に出来たのがよかったです。
      ――飯伏選手、いろいろな思いがあったと思いますが、久しぶりのプロレスのリングに喜びはありましたか?
      飯伏 そうですね。入場で(笑)。入場でというか最初の入場式の時からちょっと……いっぱいいっぱいになりましたね。気持ち良かったです。最高ですね。
      ――飯伏選手、両国での路上ははじめてでしたけど、自分のやりたいことはやれましたか?
      飯伏 勘が戻っていないところがたくさんあるんですけど、それでも自分の楽しむプロレスが出来たと思うんで。最高によかったです(ここで中澤マイケルが乱入)。
      マイケル どうしたんですか。何しんみりしてるんですか?
      飯伏 いやいやいや…。
      マイケル で、今いくつになったんでしたっけ?
      飯伏 さんじゅう……今年ヨンです。
      マイケル で、なんですか団体の名前は?
      飯伏 飯伏プロレス研究所。
      マイケル 飯伏プロレス研究所♪ 34になって? 飯伏プロレス研究所♪
      飯伏 それやめてもらえますか。
      マイケル 俺も入れてくれよぉ。40だけど。
      飯伏 大丈夫ですか?(苦笑)
      マイケル 大丈夫なんじゃないですか?(苦笑)俺もダブル所属で。
      亜門GM ごめん、ちょっともう長いんで(苦笑)。


      高木 純ちゃん、いや~ありがとう。
      葛西 ありがとうございました。
      高木 う~ん……やっぱり最初は決まったテーマとかいろいろあったはずなんですけど、途中から飯伏の復帰一色になっちゃって。俺としてはアイツ一色にさせてたまるかっていうのがあって。それはもう俺なりの目立とう精神っていうのがあって、と思ったんだけど何だろうな。アイツやっぱりすごい天性の華を持っているし、やっぱりすごいな、改めて闘ってみて素晴らしいなと思いましたね。最後はもうやっぱりちゃんと…もちろん、ちゃんと送り出してあげたんだけど、リング上でちゃんと送り出してあげたかったっていうのがあるんで、思わずこうね…目からお水が出ちゃいましたよ。まあ何だろうな、これから先は彼が道を切り開いていくと思うので。僕が彼に言ったことは「俺たちはいつまでもヘルプしてあげるから」。ヘルプはしてあげる、だけど自分で道は切り開くものだと思うので。そこから先はアイツだと思うんで、俺からは本当に頑張ってほしい、それだけですね。純ちゃんはどうですか?
      葛西 やる前はよ、飯伏、アイツのこと憎くてたまんなかったけどよ。まあ今日な、アイツがこのリングに帰ってきて俺っちも嬉しいよ。プロレス界にあんな奴が一人はいねぇと俺っちも張り合いねえし。飯伏プロレス研究所やっていくんだろ? だったよ、俺をどんどん研究してくれよ。なあ、いつでも待ってるからよ。
      高木 でもあの空気の中でKENSOだけはもう訳分からねぇよ! サイコパスだアイツは!(苦笑)純ちゃんの言う通り、ありゃサイコパスだな。
      葛西 ヤバイよアレは。
      高木 ヤバイよアレは。あの空気でよくあのマイクしゃべれたよアイツ。あれ頭おかしいよな?
      葛西 おかしい。
      高木 断固として(DDTには)入れねえから、あんな野郎。ふざけやがって! 
      葛西 最後まんまとハマりやがってなぁ。俺っちが入団の後押しをすると思いきや。よかったよ、あのタイミング。
      高木 やっぱり懐の深いところを見せないとね!
      葛西 そうだね(苦笑)。
      高木 懐深かったらあんなの入れちゃダメだからね! 本当にダメダメダメダメ。懐が浅くなっちゃう、あんな人入れたら。入れないから絶対。これはもう書いておいて! お願いします。


      KENSO ありがとうございました。
      マイケル ありがとうございました。すみませんでした。
      KENSO いやいやとんでもない。最高でした。最高! DDTファン最高! 情熱を持って、このDDTのファンすごい情熱を持っている。僕は必ずこのDDTに入団したい。そう思っております。じゃあ情熱を持って、今日はビチッとやりたいと思いますので。一緒にやる?
      マイケル はい、一緒に!
      KENSO じゃあ僕が情熱を持ってって言ったら、ビチッとーと。いきましょう。じゃあ、いきます。俺は必ずDDTに入団します! 情熱を持って!
      マイケル ビチッと!
      KENSO せーの…。
      マイケル あ、違った!(笑)
      KENSO せーので、ビチッとね。
      マイケル すみませんでした。
      KENSO 必ずDDTにKENSOは入団する! いくぞ、情熱を持って! せーの…。
      2人 ビチッとー!


      休憩明け、鶴見亜門GMと三田キャスターがリングに上がってドラマティック・アワードのMVPの発表へ。

      ☆MVP…HARASHIMA

      受賞パーティーは3月31日(木)20時から東京・新宿の京王プラザホテルでおこなわれる。「写真撮り放題、サインもらい放題」(亜門)とのこと。

      続いてDDTの海外進出が決定。台湾・台北市のATT SHOW BOXにて11月20日(現地時間)に開催される。高木は強力なタッグパートナーとして台湾ニトリを発表。同大会では台湾ニトリが冠スポンサーとなり、興行をバックアップする。リングにはニトリを代表して似鳥靖季さんがリングイン。似鳥さんは「プロレスの素晴らしさを世界に広げたい高木さんの思いに感銘を受けました。台湾での興行をバックアップしようと会長、社長を説得しました。日本と台湾の文化交流を成功させたいと思います! 日本のプロレスが素晴らしいことを伝えてください!」場内は「ニトリ」コール。

      後半戦の前に高木が選手を呼び込むと新聞紙でできた兜をかぶった16名の精鋭がリングイン。金色の紙の兜をかぶった高木の号令で四方にTシャツバズーカが発射された。

      第7試合は坂口征夫vs鈴木みのるのシングルマッチ。鈴木はリングインすると頭にかぶっていたタオルを取って坂口とにらみ合う。ローの差し合いから坂口がロープに押し込むもクリーンブレイク。鈴木がロープに押し込むとクリーンに離れた。グラウンドから鈴木が踏みつけようとするも、坂口がかわして場内どよめき。坂口もグラウンドで上になると鈴木を踏みつけようとするが、鈴木が回避。坂口が腕十字を仕掛けるも、鈴木はエスケープ。今度は鈴木が腕を取ってダブル・リストロック。そこから腕十字につなごうとするが、坂口はなんとかエスケープする。5分経過、坂口が鈴木にカウンターのミドルからミドルを連打。蹴って場外に落とした坂口はエプロンPK。鈴木がかわして坂口を落とすと逆にエプロンPKを決めてみせる。エルボーの打ち合いからリングに坂口を入れた鈴木は「坂口、来い!」。鈴木は坂口のエルボーを受け止めて鋭い一発を入れてミドルキック連打。スナップメイヤーからスリーパー、さらにクロスフェースロックに持ち込む。逃げようとする坂口に鈴木はフェースロックで離さない。坂口はなんとかエスケープ。エプロンに逃げる坂口。鈴木のエルボーにエルボーでやり返すと鈴木の前蹴りに坂口はジャンピングミドルからエプロンPK。リングに戻ると両者はエルボーの打ち合い。坂口が押し込んで鈴木をコーナーで腹這いにさせると串刺しニーを突き上げる。サッカーボールキックは鈴木がかわして前蹴りから串刺しフロントハイキック。サッカーボールキックもカウント2。坂口のエルボーに鈴木が掌底。坂口のエルボーの腕を取ってワキ固めで絞っていく。坂口はロープエスケープ。鈴木のスリーパーを坂口がバックドロップで切り返すもカウント2。すかさず腕十字を狙う坂口。抜け出す鈴木に今度はスリーパー。コブラクラッチに持ち込むもロープへ逃げられてしまう。坂口がサッカーボールキック。鈴木はカウント2でクリア。坂口がカウンターの神の右膝を入れるがカバーが遅れてカウント2。15分経過、坂口がミドルキックから神の右膝を狙うも、鈴木がドロップキックで迎撃。鈴木はここでスリーパー。そこからゴッチ式パイルを狙うも坂口がエスケープ。坂口のハイキックを鈴木がかわしてスリーパー。逆落としからスリーパーで絞め落としてTKO勝利。鈴木は試合後、起き上がった坂口と抱擁をかわすと坂口の右手を挙げて健闘を称えて引き揚げた。

      【試合後のコメント】
      鈴木 なんだぁ!
      ――久しぶりのDDTでしたが、坂口選手との対戦はいかがでしたか?
      鈴木 まずその質問がおかしい。久しぶりのDDTと坂口征夫は違うじゃねぇか!
      ――ではまず久しぶりにDDTのリングに上がってみた感想は?
      鈴木 感想、リングは四角! どこ出ても一緒! 昨日出た女子プロレスの団体も、その前に出たNOAHも、その前に出ているところも、次に出るところもリングが同じ。やることも一緒。ぶちのめすだけだ。
      ――対戦した坂口征夫選手はKO-D無差別級の前王者だったんですけど、いかがでしたか?
      鈴木 その何とかチャンピオンなんて俺には関係ねぇんだよ。関係ない、まったく関係ない。大体このプロレスの世界に王様は俺一人だからよ! どこぞの村のベルトとか、どこぞの村のチャンピオンだとか、俺には関係ないんだよ! この世界の王は俺、ただ一人だ。
      ――DDTは来年20周年を迎えます。以前、鈴木選手が高木選手と約束した東京ドームは……。
      鈴木 ああ、そんなのもどうでもいいよ。お前らの知らない…俺は今年この業界に入って29年が過ぎた。俺と坂口征夫の俺たちだけしか知らないストーリーは29年前に始まったんだ。当時、俺が18歳。アイツがまだガキんちょだった時だ。そうだ、そう。お前たち誰も知らない俺とアイツだけの物語だ。だから全力で、どこぞの村の、どこぞのインディーの、元何とかであろうが何だろうが関係ねえ。今日は世界で一番強い奴と俺は闘うんだ、そういう気持ちで来た。それが俺がアイツに唯一あげられる、デビューおめでとうっていうプレゼントだ(ニヤリ)。
      ――(リング上で)言葉を交わしていたようですが、どのようなことを?
      鈴木 教えない(ニヤリ)。
      ――二人だけの?
      鈴木 ……う~ん、まあ言えるとしたら、まさかお前と両国で闘うと思わなかったよって言ったんだよ。だから俺にはいろんな思いがある。他のレスラーに対してじゃなく、お前らに対してじゃなく、もっと別の何かを持ってんだよアイツに。だからそのすべてを捨ててリングに上がった。ただぶちのめす、それだけだ。ぶち壊れちまえばいいのに! 消し飛べと思いながら闘った。それが俺のすべてだもんな。ま、気に入らねぇのは、アイツがテメーの足で帰ったことくらいかな。ヘッ(ニヤリ)。

      ――鈴木みのる選手との対戦、いかがだったでしょうか。
      坂口 強かったです。ただ、もうあと一歩なのかなっていうのも感じました。ただ今は「鈴木さんありがとうございました」。
      ――鈴木選手は「俺とアイツにしか分からないストーリーがある。でも今日はぶちのめす、それだけだ」と言ってました。
      坂口 自分も同じようにいろんな思いはありましたし、会見の時に言ったようにあの人が潰すつもりで来るっていうのはよく分かっていたので、自分も語ることなく逆に自分も潰してやろうと。俺もあんたがくぐってきた道、あとから追っかける形じゃないですけど歩んできたんで。潰してやりたかったですけど、やっぱ一枚も二枚も上手です。だから今日でまたひとつ強くなったと思うし、「鈴木さん、ありがとうございました」です。
      ――闘い終えて、坂口選手にとって鈴木みのる選手とはどういう存在ですか?
      坂口 偉大な、すごく偉大な存在です。親父っとまでは大袈裟かもしれないですけど、自分にとって親父に近い存在でもあります。やっぱプロレスだけじゃなく、パンクラスの中でもあの人は創始者で、自分らが今歩んできてる道をいち早く作ってくれた人なので。要は先駆者の人なんです。だから本当に偉大だし、そういう人とここで肌を合わせられたってことはすごい感無量な気持ちです。ただ、それを押し殺してでも倒してやろうっていう気持ちのほうが強かったですけど、やられました。

      第8試合は男色ディーノvs曙のシングルマッチ。4コーナーのポストは外された状態。さっそく大石がケツを出してコーナーにセット。ディーノが「あんたの嫌いなケツがここにあるわよ。試合前にギブアップしてもいいのよ。いつでも言えるようにここのマイク置いておくから」とアピールして試合スタート。しかし、曙のパワーの前に成す術なしのディーノ。コーナーに設置された大石も曙にケツを思い切り叩かれてリング下に転落してしまう。ディーノが「もうダメだ~。もう続けられない~(泣)」と諦めようとすると、亜門GMが「諦めるなよ! ケツはあるんだから!」と自らケツを出してコーナーにセット。そればかりかササダンゴ率いるマシン軍団や欠場中の宮武、飯伏に抱えられたマイケル、DNA勢もケツを出してコーナーにセット。こうして4コーナー各3ケツ、12ケツがリングを囲う事態に。大きな援軍を得たディーノが曙にコーナーのケツにぶつけることに成功し、カバーしたがカウント2。どうにもならない状況に蘇生した大石が男色地獄門車を呼びかける。ディーノは大石とともに男色地獄門車を決めたが、これもカウント2。確実にダメージを重ねてディーノファイト一発!を仕掛ける。しかし、曙はなんとディーノにリップロック。さらにセコンドの大鷲から渡された漢タイツを装着するとファイト一発!から男色ヨコヅナインパクトを繰り出して勝利した。

      【試合後のコメント】
      ――DDTの両国大会で男色ディーノ選手との対戦でした。
      曙 いや、何でもないですよ。どんな試合形式になるかもまったく分からないし、オファー受けた時はシングル(マッチ)って聞いたんだけど、もう結局(フタを)開けてみたらシングルではないし。
      ――最後はまさかのリップロックから、大鷲選手から渡された男色タイツを穿いての男色ヨコヅナインパクトでした。
      曙 こっちも何か考えないと。何かしてくるだろうとは思ってたんだけど、自分はそんな同じようなケツを合わせたりとか出来ないんで、何かひと言だけでも(してやろうと思って)。

      ※男色ディーノはノーコメント。

      セミファイナルはKO-Dタッグ選手権試合。第53代王者組の竹下幸之介&遠藤哲哉は佐々木大輔&石川修司を相手に2度目の防衛戦。竹下&遠藤はアントン&福田とのモーテルトレインで入場。遠藤が腹部を攻められてつかまる展開。遠藤がミサイルキックを決めて5分経過。ようやく竹下とタッチ。竹下が佐々木にゼロ戦キック。垂直落下式ブレーンバスターはカウント2。佐々木もドロップキックでやり返して石川とタッチ。石川は串刺しラリアットからバックドロップ。さらにジャイアントフットスタンプへ。これはカウント2。竹下は石川をリバースショルダー。ラリアットの相打ちから竹下がラリアットでなぎ倒す。遠藤が出てきて延髄斬り。場外に出た石川に飛ぼうとするも佐々木がカット。遠藤は佐々木をコルバタで出してきりもみ式でケブラーダ。石川はボスしけてるぜでやり返してランニングニーリフト。これは竹下がカット。コーナーに登らせると遠藤が抵抗。逆さ吊りになった石川に竹下がfromコーナーtoコーナー。遠藤がムーンサルトを決めたがカウント2。10分経過、トーチャーラックボムを狙うも石川が堪える。遠藤はカウンターのドロップキックを決めて竹下とタッチ。竹下は鋭いエルボーからジャーマン狙い。堪えた石川が投げ捨てドラゴン。替わった佐々木がダイビング・エルボードロップ。カウント2で返されるとクロス・フェースロック。これは遠藤がカット。佐々木は遠藤を排除。ダブルインパクトは竹下が堪えて、遠藤もコーナーの佐々木に雪崩式フランケン。遠藤が竹下の串刺しビッグブーツのアシストからト―チャーラックボムへ。佐々木にはダブルのスーパーキック。竹下のブルーサンダーはカウント2。竹下のロコモーション式ジャーマンを佐々木が丸め込みで切り返し、佐々木式ウラカンラナ。これもカウント2。竹下は佐々木にタッチダウンも遠藤のスカイツイスターはかわされて自爆。竹下が串刺しビッグブーツからジャーマン、回転ラリアットからカバーするもカウント2。15分経過、正調ジャーマンは佐々木が踏ん張る。石川がリングインしてラリアット。竹下を肩車して佐々木がダブルインパクト! これもカウント2。石川のランニングエルボーから佐々木がNOW OR NEVER。これは遠藤がカット。石川が遠藤をファイアーサンダーで排除。佐々木はミスティカ式クロスフェースへ。これでギブアップが奪えないとクラッチを変えてギブアップを奪った。

      試合後はウチコミ!を運営するアルティメット総研の大友健右社長からベルトが贈呈される。佐々木「竹下&遠藤、聞こえるか? これが現実だ。このベルト、現在、そして未来は俺たちの手の中だ。次、誰が来ても俺たちが守り続ける。そうしたらまた未来で闘おうじゃないか」

      【試合後のコメント】
      ――惜しくも王座陥落となってしまいましたが。
      遠藤 今までこのタッグを組んで、竹下が負けるという、竹下が取られたという記憶が正直ないんですよ。自分は最後、竹下にタッチしたときに安心してしまいました正直。今日の敗因はすべて僕のせいです!
      竹下 結局は……僕は両国のこのコメントブースの、この机でいつもこんな情けない格好で……。
      遠藤 悔しいですけど、これが我々の今です。現実です。
      竹下 結局1年前の(さいたま)スーパーアリーナでもまったく同じ光景でしょ。僕らは確かに成長してるかもしれへんけど、でも結局この1年で何も変われてないってことだと思います。遠藤選手とのタッグも、すごい僕たちを応援してくださっている方達がいて。でもこのまま僕たちもこうやっていつまでもスーパーアリーナのリベンジや、俺たちのタッグで未来を…それも! それも! 絶対! 絶対言ってれば現実になると思う。でも結局、僕たちがこのままタッグを組んでいても、このままやってても、1年後のこの大会でタッグのベルトを僕たちがもし巻いていても、結局見る光景は同じなんじゃないかなって。今日、僕が負けてしまって、僕たちのこれからを考えたらそう思えました、正直なところは。

      ――これからを考えるという発言がありましたが、王者チームとすぐにリマッチしたいですか、それともちょっと間を置きたいですか。
      遠藤 自分はちょっと今、気持ちの整理がつかないので。今後のことは何とも考えられないです。
      竹下 タッグのベルトにもこだわりたい気持ちもありますけど……どうしたらいいんですかね? 次のステップに行くには。それはまだ分からないです。またこれでふりだしです。


      佐々木 見たか、オイ! 有言実行。俺たちこそが最強。見ろよオイ、汗ひとつかいてねぇぞ!
      石川 いや~、かいてないね。いや、実際やってみたらね、さすがDDTの未来って言うだけあってすごいチームだけど、やっぱりね我々の、カリスマの人生を捨ててプロレスやってる…
      佐々木 ハハハハ。
      石川 借金してプロレスやってる(苦笑)。このギリギリのところで神様がやっぱりね、こっちを味方したと思うんで。
      佐々木 残念ながらDDTの未来は俺たちだ。

      ――佐々木選手としては飯伏選手とのコンビで返上したベルトですから、取り戻したという思いが強いですか。
      佐々木 返ってきましたよぉ。やっぱりな、ベルトがね向こうから戻ってくるんですよ。
      ――次の防衛戦は?
      佐々木 次の挑戦者は今日の試合の前から決めてるよ!
      ――それは?
      佐々木 ジョーイ・ライアン! そしてキャンディス! あの二人だ。俺たちはジョーイ・ライアンとキャンディスを指名する! あの女ぁ! 俺のことをフッたと思ったらよぉ! アメリカ帰ってよ、婚約しやがってよぉ! とんだ恥かかせやがって! ふざけんじゃねえよオイ。試合でぶっ潰して、婚約破棄させて、キャンディスは俺がもらうよ。
      石川 あ、諦めてはないんだね?
      佐々木 諦めちゃいないよぉ!
      石川 諦めてはいないんだ(笑)。諦めてはいないみたいなんで。

      ――石川選手としては?
      石川 いや、僕は犬なので、主人がコイツと闘うって言ったら、僕はその対戦相手をねぶっ潰してやるだけなんで。誰が相手でもウエルカムですよ。
      佐々木 いつやるか分からないけど、ベルトも、キャンディスも俺のもんだ! そう書いておけ!
      石川 今日に限って(週刊プロレスの)加藤がいねぇよ!
      佐々木 オイ加藤!(笑)
      石川 加藤、あの野郎! アイツ殺してやる。


      メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第55代王者の木高イサミはHARASHIMAを相手に4度目の防衛戦。HARASHIMAのセコンドはスマスカ、イサミはBASARAでのコスチュームでリングイン。セコンドはBASARA勢。レフェリーは木曽レフェリー。HARASHIMAは腹部攻めで序盤のペースを握る。コーナー2段目に乗せてフットスタンプで踏みつける。イサミは素早いロープワークから右足に低空ドロップキック。右足をサードロープに乗せてのボディーシザースで戦況を五分に戻す。さらにイサミはHARASHIMAに鉄柱を挟んでの足4の字。動きの止まったHARASHIMAにSTF。HARASHIMAはロープに逃げる。イサミはヒザ十字で捕獲し、ブレーンバスターで投げようとする。これを返したHARASHIMAは串刺し攻撃をエルボーで止めてジョンウー。続けて串刺しフロントハイキック。雪崩式ブレーンバスターはイサミが堪えて雪崩式フランケンで切り返す。ダイビング・ボディーアタックをHARASHIMAは山折りの形で迎撃。HARASHIMAはイサミをトップロープに引っ掛けると蹴りを入れてスリングショット・レッグドロップ。10分経過、HARASHIMAがイサミをリングに戻すとダイビング・カンフーキック。イサミはこの足をキャッチしてアンクルホールドへ。HARASHIMAはロープに逃げる。イサミのダイビング・ダブルニーはHARASHIMAが剣山で迎撃する荒技。イサミの絶槍はHARASHIMAがキャッチして山折りへ。HARASHIMAにイサミがカウンターの絶槍。ラリアットで両者ダウン。起き上がるとエルボーの打ち合い。HARASHIMAがミドルキック連打。受けて立つイサミにHARASHIMAがクロスチョップ。雪崩式リバースフランケンで真っ逆さまに落とす。蒼魔刀はイサミがかわすとバックを取る。エルボーの打ち合いからイサミが勇脚。勇脚・斬狙いをHARASHIMAが水面蹴りで迎撃する。HARASHIMAのスワンダイブをイサミがキャッチして垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返されたイサミがアンクルホールドで絞る。さらに八咫烏からダイビング・ダブルニーを投下。カウント2で返される。勇脚・斬はHARASHIMAがジャンピングハイで迎撃するとつるべ落としへ。HARASHIMAがカバーするもカウント1。HARASHIMAがバズソーキック。起き上がるイサミが蹴り足をキャッチし張り手にも微動だにせす頭突きから投げ捨てジャーマン、絶槍はカウント2。勇脚・斬はHARASHIMAが水面蹴りで回避しようとする。イサミがこれも読んでジャンプ。これも読んだHARASHIMAが蹴り戻して転ばすとショートレンジの蒼魔刀。すかさずスワンダイブ式の蒼魔刀につないで勝利した。

      試合後はイサミがHARASHIMAの腰にベルトを巻いてグータッチをして引き揚げた。グッドコムアセットの長嶋義和社長からHARASHIMAに勝利者賞200万円のパネルが贈呈される。「勝てたのはちょっとの差。でも取ったから僕は勝ち続けます。全面開放の大会、ありがとうございました。春の両国、すごい景色です。次の夏の両国も誰が挑戦してきたって、そいつらに絶対勝ってやります! 誰が挑戦してきたって勝ってやるさー! 次の両国もメインに立ってやるさー! さいたまスーパーアリーナもメインに立って、DDTをもっともっと大きくしてやるさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」

      すると警告音が鳴り響き、選手が集合。スクリーンにはDDT旗揚げからの歩みが紹介されて、最後に2017年3月20日(月=祝)、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナでの20周年記念興行の開催が発表された。高木「来年はさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに進出する! オマエらなんだその顔は! 無理だとか思ってんじゃねえだろうな! 夢は追い続けなきゃ夢じゃねえんだよ! もっともっとでけえことやらないとつまらないだろ! 両国全面でこれだけ入れば、次は1万人以上のアリーナですよ。みんなで夢を追いかけましょうよ! でないとみんなに夢を見せられないじゃん! 僕たちと一緒に大きくなりましょう!」HARASHIMA「DDT、もっともっと大きくなりますよ! みんなで夢を大きくつないでいきましょう! 今日は本当にありがとうございました!」『Into the Light』が流れ、桜吹雪が舞う中でエンディングとなった。

      【試合後のコメント】
      ――両国のメインで宣言通り、ベルトを獲って最後に帰ることが出来ました。
      HARASHIMA 最後に帰ることが出来ました! 本当にキツイ試合でしたね。足が痛いです。でも勝つことが出来て本当によかったです。
      ――イサミ選手はプロレスリングBASARAという新団体を旗揚げして、王座も防衛を重ねてきてましたが、改めて木髙イサミという選手はいかがでしたか?
      HARASHIMA 本当にタフでしたね。やってもやっても立ち上がってきて、終盤は恐怖というか、焦りましたね。立ち上がってきたんで。
      ――それでも最後はHARASHIMA選手の勝利でした。その差は一体何だと思いますか?
      HARASHIMA う~ん、何ですかね。鍛えているからとか言いたいですけど、本当にちょっとの差です。運かもしれません。たまたま今日は僕が強かっただけだと思います。
      ――今日、いつどこ権も決まりましたし、バトルロイヤルでは樋口選手が優勝しました。すでに防衛戦に向けた闘いが始まっています。もう何度も戴冠したベルトですが、今回何か変わった部分とかはありますか?
      HARASHIMA まあ何度巻いても嬉しいよね。いいよ、もう誰が挑戦してきても。僕はベルトを守り抜くだけなんで。
      ――8月に両国もまたありますが、先ほどサプライズでさいたまスーパーアリーナで20周年記念大会が行われることが発表されました。
      HARASHIMA まさかメインアリーナでやるとは思わなかったんで、ちょっとビックリしました。やるしかないっしょ!
      ――やはりそこまでベルトを持っていたい?
      HARASHIMA そうですね。
      ――いつどこ権を使って次の挑戦者として大家選手が来るようですが。
      HARASHIMA なるほど。去年はあの熱い闘いを、熱い気持ちを持って闘った仲間であるし、そんな彼が熱い気持ちを持って挑戦してくるならそれにしっかり応えて、その上で叩き潰したいと思います。

      イサミ ありがとうございました。何かね、ボロボロだし、悔しいし。でもそれ以上に僕は今日HARASHIMAさんとDDT初の全面使用って言うんですか。っていう空間……いや、悔しいな。悔しいかな楽しんでしまいましたね。うん、楽しかったな。いや悔しいですよ。身体ボロボロだし、痛いところしかないけど、悔しいっすけど…まぁ負けましたねぇ。でも僕はこれで前みたいに第1章完って言うつもりもないし、第2章完って言うつもりもないけど。でも今度は僕の思うタイミングでまたDDTに上がろうと思います。僕は僕のタイミングでまた来ようかなって思ってます。それがいつになるのか、どういうタイミングになるのか分からないですけど、僕にはまたこのみんなの…(BASARAのタオルをアピールしながら)僕には仲間がいて、今僕を含めて10人の仲間がいて、同胞達がいて、コイツらがね最高なんですよ。自分らの試合でヘトヘトのくせにね最後まで声出して、何回コイツらの声に救われたことか。もちろん、お客さんの元気も全部届きました。まあ俺やっぱりケンシロウじゃなくてトキだったのかなっていう、その辺の切なさがありましたけどね(苦笑)。でもまたDDTの両国大会に出て、やっぱHARASHIMAスゲーなって思ったし、DDTスゲーなって思ったし、やっぱDDTって憧れるし、高木さんも「夢見ようぜ」って言ってたじゃないですか。僕にとっての親方様なんですよ高木三四郎は。僕はね身体ボロボロになっても、朽ち果てても、ボロボロになって倒れても高木三四郎についていきますよ。僕はプロレスリングBASARAの代表として高木三四郎についていく。僕にとっての親方様があの人だから。DDTが何年で両国来たのか分からないけど、何年でBASARAが後楽園(ホール)に辿り着くのか分からないけど、で俺がいつHARASHIMAさんに勝てるのか分からないけど、絶対に諦めないし、絶対に前を見続けることをやめない俺は。まぁ悔しいっすね(苦笑)。
      ――今日、普段BASARAで着用するコスチュームでDDTのリングに上がったことは、やはり意味があると。
      イサミ 今日だけかな、BASARAの代表として闘ったのは。BASARAを代表する者として闘ったのは今日だけ、そういう気持ちでHARASHIMAを取りたかったです。まぁ玉砕しちゃいましたけど。痛いけど元気だし、身体動くし、まだまだいけますよ。
      ――2年半前の両国でHARASHIMA選手に負けた時には「まったく楽しめなかった」とおしゃってましたが、今回は「悔しいけど楽しかった」と。その差は?
      イサミ 何なんでしょうね(苦笑)。気持ちの部分なのか……分かんねぇな。でも……何か不思議ではありますね。負けたことがメチャクチャ悔しいんですけど、それによって僕にとってHARASHIMAさんと、DDTと、高木三四郎は目標になり続けるんだなって。たぶん今日…いや、悔しいっすよ(苦笑)。悔しいっすよ。悔しいっすけど、泣きそうだけど、でもそれはもう今日は我慢出来ますね。我慢して、胸張ってBASARAに帰ります。俺はいつかBASARAをこういう団体にしてみせますから。僕の背中は、あとのこの9人は見ててくれたはずなんで。でも僕は別にこれで現役を辞めるわけでもないし(苦笑)、僕はまだまだコイツらの目標であり続けるし、どんどん挑戦していくし。そうっすね……目標があることの嬉しさを痛感したって感じですかね。何かまとまらなくてすみません(笑)。ありがとうございました。もっと強くなります!

      ――4・24後楽園でKO-D無差別級王座への挑戦が決まりました。
      樋口 リング上でも言ったんですけど、去年の札幌で挑戦してダメだったんで。やっと1年かけてやっと戻ってきたっていう感じがしますね。
      ――今日のメインをどんな思いで見てましたか?
      樋口 いや~、闘いてぇなって思いました。
      ――HARASHIMA選手は札幌で樋口選手が挑戦して敗れた相手ですが、やはりHARASHIMA選手とやってみたい気持ちが強いですか。
      樋口 そうですね。大家さんが表明しているんですよね? まあでも基本的にはどっちが来てくれても、自分は構いませんね。
      ――HARASHIMA選手にリベンジしたい気持ちよりも、王者に挑戦する気持ちのほうが強い?
      樋口 もう目の前に敵が来てくれれば倒すだけなんで。まぁ倒した上で…例えば後楽園の(王者が)大家さんだったら、大家さんに勝って次の挑戦者をHARASHIMAさんにするとか。HARASHIMAさんにリベンジしたいという気持ちはもちろんあるんで。どちらにしろ早く後楽園で闘いたいなという気持ちです。
      ――1年前よりDNAを背負って闘うという気持ちはありますか?
      樋口 それは今でもありますね。やっぱり個々のDNAの人たちがDNAを背負って(闘うというのが)、この1年でだいぶ強くなったと思うんですけど、自分は本当に去年の札幌からDNAがすごいっていうのを知らしめたいっていうのを掲げて闘っているわけですから。他の人よりそういう思いは強いですね。

      ――いつどこ権を獲得し、早速行使することを宣言しましたが、王者がHARASHIMA選手に決まりました。
      大家 もうね最初から使うって! 対戦相手が決まる前から使うって言ってるからね! どっちが来たって! そんなの俺には関係ねぇんだよ! なあ? 関係ねぇってな思ってる! でもな! 確かに! HARASHIMA、今日試合見て強かったよ! でもな! チャンピオンが強いのは当たり前だし! チャンピオンが強い状態で勝ってこそベルトに価値があるんでしょうが! なあ? だから俺は正々堂々と、いつどこ、3月26日新宿FACE大会で使うって宣言したんだよ! なあ? 強いチャンピオン、結構じゃねぇか! 強いチャンピオンに勝った俺が! もっともっと強いチャンピオンになるんだ。そしてなオイ! 当然のことながらガンバレ☆プロレスは! プロレスをメジャースポーツにしますオイ! そしてそのために俺は! KO-D無差別級のベルトを獲って! 今年は! 今年は絶対に!(テーブルを叩きながら)絶対にベストジーニスト賞取るんだよ。オイ! 絶対取るからなオイ! その前にまずKO-D無差別級のベルトだオイ! お前ら分かったかオイ! 質問とかあればどうぞ! ないの?
      ――チャンピオンとベストジーニスト賞は同じくらいの価値がある?
      大家 チャンピオンだから価値あるよ!(テーブルを叩く)チャンピオンのほうが価値があるから、チャンピオンになったらベストジーニスト賞取れるだろうが! なあ?
      ――チャンピオンになったらベストジーニスト賞を取れると。
      大家 そうだよ! そうに決まってるだろ! だからチャンピオンになるんだよお前。なあ? 鉄は熱いうちに打てだよ! なあ? (テーブルを叩きながら)取った瞬間使って! 使ったら獲る! なあ? それが一番賢いやり方でしょう。ねえ? 正しいやり方でしょう! ねえ? 俺は強い! 強い! 強いチャンピオンに勝って! もう1回言うぞ。強い! 強い! 強いチャンピオンに勝って! もっともっともっと強いチャンピオンになるんだよ! 分かりましたか? おし、他にだればドンドン、ドンドン質問してください。ないようなので終わります! ありがとうございました!

      【高木三四郎大社長総括】
      高木 19周年DDT Judgement2016ですね。総括ですか。本当に両国全面っていうことですね、正直僕らも大丈夫かなと思ってヒヤヒヤものながらやったんですけど、まあ何とか形にはなったかなと思ってまして。若干上のほうがちょっと空きはありましたけど。完売させることが出来なかったのが、ちょっと残念だったんですけど、本当に現在のDDTのメンバー、そしてグループ団体でもあるBASARA、そして東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス、全部の総力を結集した形だと思っています。何か旗揚げして19年でまあ……旗揚げした時は本当に100人200人の規模でデビューしたんで、両国国技館なんて夢のまた夢、ましてや全面使用なんて本当に出来るわけないでしょって。あの当時、19年前の自分が「将来DDTが両国でやる」って言ったら、みんなにサイコパス扱いされたと思うんですけど、まあでもお陰様で無事に成功という形で終わることが出来てよかったと思っています。そして早くも20周年の記念の大会ということで、3月にさいたまスーパーアリーナ、2017年3月20日、さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ! もう発表させていただきました。まず第一弾ということで発表とさせてもらったんですけど、これもやっぱり僕はやるからには成功させるつもりでいるんで。とにかく言いましたけど夢を持たなきゃダメだなと思うんですよ。本当に。やっぱりDDTの今の力で1万人クラスのアリーナを埋めることって、本当に出来るのかどうかっていう部分もあると思うんですけど、まずはやってみないと始まらないでしょっていうことで。コミュニティアリーナはお陰様で超満員にすることが出来ました。あとはもうメインアリーナしかないでしょってことでやったんですけど、やるからには1年かけてプロモーションだったり、地方も強化していかなくちゃいけない、地方だけじゃなくて海外も強化しなくちゃいけないってことで台湾! 台湾のATT SHOW BOXさんの会場を発表させてもらったんですけど、ここは台北の中でも…分かりやすく言うと渋谷みたいな街なんですよ。101っていう台湾を代表するすごいどでかいビルがあるんですけど、そのビルのすぐ隣にある所なんですね。で、渋谷で言うなら109とか、本当に台湾、台北を代表するファッションの先端にある場所の中の会場ということで。それだけじゃDDTとしてはアレなので、台湾ニトリさんの強力なスポンサードを得ることが出来て、今回ちょっとやることが出来たんですけど。ドンドンそういった部分でプロレスを広めていきたいなって思っているんですよね。やっぱり台湾だけじゃなくて、今回のようにDDTの海外の興行にスポンサードした、プロレスというのは今本当にムーブメントになっているんだなと思ってもらいたいなというのもあるんで。ドンドンそういったことをやっていきたいなと思ってますよ。台湾はね可能性はあるなって思ったんですよ。日本とはプロレスの伝わり方が違う部分があるので、ひょっとしたら台湾だったら男色ディーノがスーパースターになれるのかもしれない。そういう可能性も持っている国なので、そういったところでドンドンいろんなことを広げていって、1年後の3月20日につなげていきたいなと思っています。でもこれ第1弾なんで! まだまだ2016年度、発表事はいっぱいあるんで。夏に向けても加速していかなきゃいけないですし、とにかくねDDTはドンドンドンドン突っ走っていきますよ。という総括ですかね? 飯伏に関してはさっき言った通りなんで。だから、これからもドンドン頑張っていきますので。
      ――メインではアワードでもMVPに選ばれたHARASHIMA選手がKO-D無差別級を取り戻しました。早速大家選手が挑戦を表明していましたが、そういった新しい流れに関しては?
      高木 自分が思うのは、ドンドンいろんな奴が出てこないと。飯伏がいなくなって、じゃあ次、誰が出てくるんだ? っていう感じで、その前にやったセミファイナルの試合も本当に素晴らしかった。竹下、遠藤、そして佐々木、石川修司。石川修司はユニオンを卒業してフリーですけど、でもやっぱりDDTが生んだ選手には変わりはないわけで。そいつらがみんなドンドン上がってきてるし、鈴木さんと試合をした坂口さんも成長見せていたし、とにかく下の世代がドンドン育ってきてる。大家とHARASHIMAの勝者には、次、樋口が挑むわけで。やっぱりドンドンいろんな奴に出てきてほしいなって思いますよ。だからドンドン進んでいかないとね。僕が昔から好きな言葉なんですけど、「Show Must Go On」っていう言葉があるんですよ! 何があってもショーは続けていかなくちゃいけない、続くものであるというね。やっぱり何があってもDDTは続けていかなくちゃいけないし、続かなくちゃいけないっていう精神で19周年もそうだし、20周年もみんなと一緒に歩んでいければなと思っています。ありがとうございました!

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