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【大阪ベイブルーススペシャル2016のまとめ】メインは死闘…遠藤が竹下にフォール勝ち!「これが現実だ!」/樋口がポーリーを轟天葬

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    • 18日、大阪・エディオンアリーナ大阪第二競技場にて「大阪ベイブルーススペシャル2016」がおこなわれた。

      第3試合は男色ディーノ&石井慧介vs彰人&ヤス・ウラノvsアントーニオ本多&ヨシヒコの3WAYタッグマッチ。ディーノは場外に出てまで彰人を男色殺法で追い回す。リングには石井とウラノが替わってリングイン。アントンが逆水平とナックルを放つも、石井につまづいてしまう。ウラノはその石井を場外に出すとヨシヒコをリングに入れる。ウラノのカバーはアントンがカット。石井がアントンを排除してヨシヒコに高速ボディースラム。これもアントンがカット。彰人がアントンを排除して、ヨシヒコに垂直落下式ブレーンバスター。これもアントンがカットする。アントンはディーノをリング下に落とすと、ヨシヒコはサスケスペシャル。アントンがケブラーダで続こうとするもロープに足を滑らせて失敗。リングに戻ると石井にスマイルスカッシュが連係攻撃。このカバーはディーノがカット。ディーノが尻を出すと石井によってウラノ、彰人が地獄門へ。ここでヨシヒコは石井に輪廻転生。ディーノのケツに蹴りを入れたヨシヒコがナックルパンチからバイオニックエルボーを放つ。ヨシヒコがコーナーからディーノにダイブするも、ディーノがキャッチしてリップロック。長々とキスするヨシヒコはアントンに裏切りの張り手から高角度チョークスラム。ヨシヒコの人工衛星ヘッドシザースからディーノが男色ドライバーで勝利。

      試合後、亜門GMがディーノを呼び止め、10・10札幌でのDDT EXTREME級選手権試合をアナウンス。スクリーンで挑戦者が明かされないと亜門GMが「この人です」と呼び込む。すると場内に流れたのは『FIRE』。次期挑戦者は高木だった。高木「次の挑戦者はこの俺様だ。EXTREMEルールは最近おとなしすぎるんじゃねえのか? DDTは守りに入っちゃいけねえんだよ! テメエ守りに入ってんじゃねえのか? 今のオマエからは守りしか見えない。だから俺は攻めに転じるためにかつてDDTでおこなわれていた、あの試合でEXTREMEを闘おうと思ったんだよ」ディーノ「あれだけはダメよ」高木「あの試合しかない!」ディーノ「まだ言うな!」高木「大威チン八連制覇でやってやろうじゃねえか!」ディーノ「言ったわね。お互い無事ではすまないわよ」高木「この試合はテレビで流せない試合をしてやる!」ディーノ「コンプライアンスのかけらもなかった、その時のDDTを呼び起こそうっていうのね」高木「コンプライアンスなんてクソくらえだ!」ディーノ「じゃあDDTらしさを私とアンタで示してやろうじゃないの。ワタシこそがDDTだと証明してやるわ!」

      【試合後のコメント】
      ディーノ 次の患者が決まりましたか。DDTが勝手に用意していたのは正直面喰いましたが、私はこう捉えています。高木三四郎が病んでる。会社がそう判断してプロレス・メンタリストの男色ディーノに治療を施せと。そういうメッセージなんだと思い直しました。高木三四郎は病んでいます。いろいろね、経営・経営・経営、一つ飛ばして経営。そういうのに苛まれて病んでいるんですよ。わかりますか? DDTだけじゃなくてほかの団体の経営をして、本来来ないと言っていた大会にアイドルが来るからって急きょ来るという、そういう心の病み方がアナタ方にわかりますか? 病んでるんです。解き放ってあげましょうよ。私がプロレス・メンタリスト、男色ディーノです。
      ――大威チン八連制覇に決まりましたが。
      ディーノ 過去に逃げているのよね。控室というシンドロームですよね。逃げ道がなくて過去の栄光にすがっている。これは重症一歩手前ですよ。重症になる前に私が治療しなきゃいけないってことですよ。治療します。
      ――大威チン八連制覇の形式はチャンピオンが決められるが?
      ディーノ 彼の望むルールで退けたら現実が見えてくるわけじゃないですか。それで「今、俺は過去に逃げてた」と気づかせてあげるのが第一歩目かなと思います。とにかく今、現実から逃げている。高木三四郎は病んでます!

      第4試合はKUDO&坂口征夫&高梨将弘vs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOの6人タッグマッチ。NωAの連係に捕まったKUDOだが、MAOにミドルキックでやり返して坂口とタッチ。ここから酒呑童子のペース。ローンバトルを強いられたMAOは坂口のチキンウイング・フェースロックをロープに逃げると、坂口のナックルをかわしてロックボトムで叩きつけて勝俣とタッチ。勝俣がミサイルキックから向き直り式ボディーアタック。坂口もミドルイックで動きを止めて高梨とタッチ。高梨はKUDOと連係攻撃。勝俣もセカンドロープを踏みきってのドロップキックでやり返し、大石とタッチ。大石はKUDOにスイングDDTからデルフィンクラッチ。これは坂口とKUDOがサンドイッチ・ローキックでカット。それでも大石のスタナーからMAOがエプロンからキック、さらに勝俣がスワンダイブ式Xファクター、大石がダイビング・ボディープレスを浴びせたが坂口と高梨がカット。2人を排除して勝俣がプランチャを投下したがかわされてMAOに誤爆。リング内ではミラクルエクスタシーを狙った大石に高梨がトラースキック。これをキャッチした大石に坂口がジャンピングミドル。最後はKUDOがダイビング・ダブルニードロップを投下して勝利。

      試合後、KUDOがマイク。「1年ぶりにここ大阪に帰ってきました。ヒザは順調に回復していて次来るときは今よりもっともっと強いKUDOをお見せできると思います! 来月も大阪で待ってます! いつものやついきます! 今日は本当においしいお酒が飲めそうです。大阪の皆さんと酒盛りだー!」

      第5試合は世界ジュニアヘビー級選手権試合。第41代王者の高尾蒼馬は平田一喜を相手に初防衛戦。序盤は技の読みあい、かわしあい。高尾がエプロンでのDDTを決めて平田にダメージ。リングに戻った平田にすかさず高尾はスライディングキック。さらに首4の字でダメージを蓄積させる。平田はなんとかエスケープ。平田のエルボーに高尾はダブルチョップでダウンさせる。高尾のギロチンドロップはカウント2。フェースロックで続くが平田はロープに足を伸ばす。高尾は不用意にエルボーを放つ平田の腕を取ってDDT。これもカウント2止まり。平田はコルバタでようやく反撃に出る。フェースクラッシャーからミサイルキックで飛んだがカウント2。高尾はディープインパクトでやり返して羽根折り固め。エルボーの打ち合いから平田が渾身のエルボー。しかしダブルダウン。平田が雪崩式フランケンからマッドスプラッシュも首固めでもフォールは奪えない。延髄斬りからスライディングキック3連発。しかしカウント2止まり。ならばとエゴイストドライバーを狙う平田をリバースDDTで切り返した高尾。ライガーボムからジントニックで突き刺して、平田の奮闘を断ち切った。

      試合後、平田は正座して一礼。高尾が肩を叩き、平田はセコンドに担がれて引き揚げた。高尾「防衛できました! 平田クンをああだこうだ、言う人がいたかもしれないけど、踊らなかったら強いです。でも無事勝てました。平田クン、今日はありがとう。このベルトを全日本でもDDTでも防衛していって、強いチャンピオンになりたいと思います」

      【試合後のコメント】
      高尾 今日は無事、初防衛できました。平田クンとできてすごくうれしいです。若手の頃から一緒に切磋琢磨したので、その選手とこのベルトを懸けて闘えたことが嬉しいです。そして、これからはもっとDDTのリングでも全日本のリングでも、どんどん防衛して、チャンピオンに相応しい人になりたいと思います。自分は全日本プロレスの11月27日の両国までこのベルトを防衛して、そこでこのタイトル戦をやりたいと思います。まだまだ防衛頑張ります。
      ――頭部への集中攻撃は考えていた?
      高尾 先を見てはいましたけど、目の前の平田クンを適当にしたわけではないです。
      ――エゴイストドライバーを切り返してのリバースDDTは?
      高尾 平田クンと当たったら自分の中で考えていました。
      ――広島でも食らったスライティングキックの連発については?
      高尾 逆に一回やられていたから免疫ができていたと思います。
      ――お客さんが集まらなかった若手通信で闘っていた2人が、世界ジュニアを懸けて闘えたことは?
      高尾 2、30人のところでメインをやった2人だったので、その時はこんなふうになるとは思ってなかったし、感慨深くて嬉しいです。
      ――ライガーボムは?
      高尾 若手の頃の技の練習の時に平田クンを使ってよくやっていた。それが咄嗟に出てしまった。思い出深い技です。

      平田 散りました。負けましたね。今持っている全力を出し切って負けたので悔いはないです。王者・高尾蒼馬は強かったです。でも前哨戦からバチバチ当たって闘ってきましたけど、僕のすべて通ってきた道は間違いじゃなかったと思います。これからも突き進みますよ。
      ――どの道を突き進んでいくんですか?
      平田 どの道? 僕は今までGOして突き進んでいった道は間違いじゃなかった。世界ジュニアはダメだったけど、対等にやれたし、次やったら勝つ自信もある。これからも自分なりの全力のGOを信じて、DDTを生き抜いていきますよ。

      休憩前に12・4大阪大会の追加参戦選手として飯伏幸太、くいしんぼう仮面、菊タローがアナウンスされた。

      休憩明け、鶴見亜門GMが上野勇希とゆに君をリングに上げる。DNA10・17新宿でデビューする上野は大阪府八尾市出身の21歳。12・4大阪で地元凱旋初試合に臨む。上野は「10月17日からデビューして5連戦でなかなか経験できないので楽しみです。一日だけで応援に来てください」ゆに君「ゆにです。デビューしたらKO-D無差別級ベルトを獲るので応援してください。12月4日にデビューできることを楽しみにしてます」ここで締めようとすると『FIRE』がヒットして高木大社長が登場。高木「後半戦を前にどうしても言いたいことがあるんですよ! 12月4日まで2ヵ月半切りましたよ。関西でのビッグマッチです! そのビッグマッチを盛り上げるために初心に戻らなくてはいけないと、中学・高校の頃に戻って大阪大会を成功させたいと思って、12月4日のオープニングを越前屋俵太さんとやりたいんですよ!」亜門「ビッグネームじゃないですか!」高木「ただ上野やゆに君はわからないと思うから、どれだけ伝説の人か映像にまとめてきました」スクリーンで越前屋俵太さんのVTR(ほぼ池落ちか海落ち)が流される。亜門「じゃあ来場決定でよろしいですね?」高木「…これからね」亜門「えぇ!?」高木「ちょっとした知人の付き合いで会食したことはあるんですけど連絡先知らないし、あくまでも僕の気持ちです」亜門「どうするんですか!?」高木「今や引退されてどこにいるかわからない。探します。大阪大会を成功を導くために越前屋俵太さんを探す旅に出ます!」最後は3人で「後半スタート!」

      【試合後のコメント】
      高木 12月4日のエディオンアリーナの大阪オクトパスは何がなんでも成功させなきゃいけない興行だと思っています。去年に引き続き今年もやるわけですけど、関西で去年とは違うアプローチをしたいと思って、大阪で馴染みのある人とオープニングを一緒にやりたいなという僕の気持ちですよね。中学生・高校生と大阪のテレビ番組を見ながら、それこそ『突然ガバチョ!』とか『夜はクネクネ』とか大阪を代表する番組を見ていくなかで、そういうエッセンスをDDTに入れていきたいと思っているので。ただ残念ながら一度会食でご一緒させていただいたんですけど、連絡先を知らなくて、どこにいらっしゃるのかわからない。越前屋俵太さんを探す旅に出なければならない。越前屋俵太さんの消息を知ってそうな業界の方にいろいろと聞きながら探していきたいなと思います。関西圏で越前屋俵太さんを知らない人はいないと思います。それこそ80年代、90年代を代表するタレントさんということもあるんですけど、スタンスがDDTと似てるんですよ。大手プロダクションに所属しないで、独自で大阪のお笑いを創っていった人なのですごいと思います。そういう部分も初心に戻って体感したいと思います。
      ――EXTREME級王座への挑戦が決まりました。
      高木 来年DDTも20周年ということで、10年前ぐらいのDDTを代表する死闘を称して大威チン八連制覇と呼ばれていたわけですよ。本当に命を懸けた闘い、大威チン八連制覇というだけでお互いの命が削られるような試合を札幌で展開するわけなんですけど、ちょっと初心に戻ることも大事だと思うんですよ。ルールとかは当日になって発表されると思うけど、DDT EXTREME級王座は自分が創ったんですけど、男色ディーノはちょっと守りに入っている。タイトルマッチをまだやってないとか獲ったばかりとか関係ない。つねに攻めに転じないといけないわけで、10年前にやっていた大威チン八連制覇を今の時代に蘇らせることがどういうことなのか、男色ディーノには深く噛みしめてほしいと思います。あとはわからない人も多いと思うけど、各自調べてほしい。調べることも大事です。今の時代は情報があり余りすぎてるんですよ。さっき大威チン八連制覇でGoogle検索したら、DDTを代表する観戦記サイトしかヒットしなかったです。それぐらい10年前でコアな歴史を持つ試合形式だと思うので。何やったかは各自で調べてほしい。テーマはggrksです。

      セミファイナルは佐々木大輔&石川修司&マッド・ポーリーvsHARASHIMA&宮本裕向&樋口和貞の6人タッグマッチ。HARASHIMA組がDAMNATIONに襲い掛かって試合スタート。激しい場外戦からリングに戻るとHARASHIMAが捕まってしまう。HARASHIMAは石川のブレーンバスターを阻止するとジョンウーを決めて樋口とタッチ。樋口は石川にぶちかまし。串刺しラリアットからブレーンバスターを狙う。石川が踏ん張ってエルボー。樋口が逆水平でラリー。石川がニーからDDTを決めると32文人間ロケット砲。ボディースラムからジャイアントフットスタンプを狙うも、樋口が蘇生してコーナーに登る。石川の頭突きに樋口も頭突きでやり返して雪崩式ブレーンバスター。すぐさま石川がブレーンバスターを放つも、樋口もラリアットで返してダブルダウン。戦況は佐々木vs宮本。宮本が佐々木にドロップキック。佐々木もハンドスプリングエルボーの腕を取ってクロスフェースへ。これは樋口がカット。佐々木が樋口を蹴散らすとダイビング・エルボードロップ。かわした宮本がマヒストラル。カウント2で返されるとフロント・スープレックスへ。替わったHARASHIMAがコーナー2段目に佐々木をセットするとフットスタンプ。そこに宮本、樋口がおんぶして加勢。HARASHIMAのスワンダイブ式ボディープレスと宮本のその場跳びムーンサルトの合体技。佐々木が蒼魔刀をかわすとポーリーの投げ捨てジャーマンから石川がニーリフト。HARASHIMAもポーリーのコーナースプラッシュを逃げてジャンピングハイを決める。替わった樋口にポーリーがルーテーズプレス。佐々木、石川も加わってトリプルのチョークスラム。佐々木がコーナーに登るもHARASHIMAのその場跳び蒼魔刀で倒れた石川と接触。HARASHIMAが雪崩式ブレーンバスターを仕掛ける。すると宮本も加わったがポーリーが下から佐々木をすくって裏・摩周。ポーリーのリバース・スプラッシュを回避した樋口がラリアットでなぎ倒すとぶちかまし2連発。さらに巨体を担いでなんと轟天で叩きつけて3カントを奪った。

      試合後、樋口がマイク。「石川修司、9月25日の後楽園ではマッド・ポーリーと同じ結果にしてやるよ! 今言った通り、9月25日にKO-D無差別級に挑戦します。次、大阪に帰ってくるときはKO-D無差別級のチャンピオンになってきます! HARASHIMAさん、勝ったのは自分なんですけど、あれが聞きたいです」HARASHIMA「樋口クンが聞きたいならいつものあれやりますか? 25日は樋口が勝ってKO-Dのベルトを巻いてやるさー!(観客『なんで~!?』)僕たちもタッグを防衛してやるさー!(観客『なんで~!?』)そして次大阪に来る時はこの3人、ベルトを巻いてきてやるさー!(観客『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」

      【試合後のコメント】
      樋口 今日見ての通りです。対ヘビー級、なんでもこいですよ。次の9月25日、KO-D無差別級選手権試合、石川修司と闘いますけども獲りますよ。みんな樋口が獲らないだろうとか思っているかもしれないけど、自分は信じてますので。必ず石川修司からベルトを獲って、この大阪の地に帰ってきたいと思います。
      ――ポーリーを轟天を決めたのは自信になった?
      樋口 見てわかる通り、あげられる力は持っているので、油断したら同じ結果ですよ、今日と。
      ――石川選手に轟天を決める?
      樋口 9月25日も同じ結果です、今日と。

      ――KO-Dタッグの前哨戦でした。
      HARASHIMA 遠藤はいないけど、試合ではちょっと自分が捕まったけど、終盤はこっちに流れを持ってきて連係も決まって。
      宮本 樋口が取りましたからね。
      HARASHIMA 樋口も勝手に連係に参加して。
      宮本 ビックリしました。大丈夫ですよ。防衛しますよ。

      ――DAMNATIONの勢いについては?
      宮本 遠藤がね、メインで勝ったし、勢いはありますね。ただ勢いに乗らせて僕らが負けたら、ベルトが全部いっちゃうんでしょ?
      HARASHIMA DAMNATONの勢いがあるのはわかっているけど、僕らのペースで試合を進めて必ず防衛したいと思います。


      メインイベントは竹下幸之介vs遠藤哲哉のシングルマッチ。竹下のショルダーアタック、逆水平を食らった遠藤は場外エスケープで一呼吸。リングに戻った遠藤に竹下がレッグシザース。遠藤はスリーパーで切り返して腕を取っていく。竹下はヘッドロックでやり返し、さらに逆水平。竹下がロープに向かうも、リング下から佐々木が足を掬う。場外戦になると遠藤が腕攻め。左腕を鉄柱に叩きつけていく。リングに戻っても遠藤の左腕攻めは続く。「そんなもんじゃねえだろ?」という遠藤に竹下はエルボー。ここからエルボーのラリー。竹下の動きが止まるも逆水平。さらにカウンターのドロップキックを放つ。竹下がジャンピングニーを放つと遠藤をエプロンに出してフロント・スリーパー。そこからスイング・ネックブリーカー、さらにDDTと頭部攻め。渾身のコブラツイストで絞っていく。そこから丸め込むもカウント2。竹下はスワンダイブするも遠藤は腹部に強烈なパンチ。ハンドスプリングニールキックで場外に出た竹下にノータッチ・トペコンを放つ。リングに戻った竹下に遠藤がスワンダイブエルボー。羽根折り固めでギブアップを迫る。エルボーで抵抗する竹下はブルーサンダーで叩きつけるも、串刺し攻撃はかわされ、コーナーにセットされるや雪崩式フランケンを食らいそうになったが丸め込みで切り返す。しかし遠藤もこれを腕十字に持ち込んでギブアップを迫った。竹下はこれをパワーボム気味に叩きつけて解除。ターンバックル・パワーボムから串刺しビッグブーツ、さらに垂直落下式ブレーンバスターへ。しかし返す刀で遠藤も垂直落下式ブレーンバスター。ムーンサルトを浴びせた遠藤がト―チャーラックボムを仕掛ける。これをスリーパーで切り返した竹下。腕を絡めて投げ捨てドラゴンへ。間髪入れずにラリアット。ジャーマンを堪えられてしまうと強烈なマスキュラーボムへ。これが決まらないと改めてジャーマンを狙う。遠藤は着地。トラースキックからテツヤ・イン・ザ・スカイ。トーチャーラックボムを投げ捨てて決めると、最後は満を持してのスカイツイスターを投下して3カウントを奪った。

      試合後、遠藤がマイク。「見たか、これが現実だ。あんなクソガキじゃ今の俺には勝てないんだよ。カリスマ、竹下とやるチャンスをくれてありがとうございました。アイツの左腕ぶっ壊してやりましたよ。アイツは左腕で腕相撲ができない。カリスマ、何しゃべりますか?」佐々木「オーイ、竹下! テメエなんかじゃ今のテツヤの敵じゃねえんだよ。遠藤、遠藤、遠藤さん…女々しい野郎だ。まるで女にフラれた昔の俺のようだ! このテツヤ・エンドウ。この“カリスマ”佐々木大輔がKO-Dタッグのベルトを獲る! そしてこの“大巨人”石川“エイドリアン”修司が樋口をぶっ殺す! 6人タッグのベルトはここにある。俺たちがDDTを制圧する! 12月の大阪府立も俺たちが制圧する! 俺たちがDAMNATIONだ! 俺たちは群れない・媚びない・結婚しない! このDDT、そしてマザーアースは俺たちDAMNATION中心に回ってんだ。覚えておけ!」

      【試合後のコメント】
      遠藤 これが今なんだよ。これが現実だ。竹下じゃ、今の俺にはかなわないんだよ。
      ――改めてDAMNATIONに入ったことが正しかったと証明した?
      遠藤 見てればわかんだろ。見てる客全員、そう思っているよ。
      ――石川選手は樋口選手とKO-D無差別の前哨戦でしたが。
      石川 最後にポーリーが取られたけど、25日はシングルマッチなので。樋口はちょっと調子に乗っているのみたいなので、俺の怖さを肌で感じてもらいたい。全力でぶっ壊してやろうかなと思います。
      ――相手は轟天に自信を持っているようだが。
      石川 轟天決められたって返すから。俺は人間凶器だから、アイツが痛くて「やめてください」というような試合をして勝ちます。
      ――佐々木選手はKO-Dタッグの前哨戦だったが。
      佐々木 私は宮本裕向選手を尊敬し、崇拝してますから。今日さらに尊敬しましたよ。
      ――HARASHIMA選手に対しては?
      佐々木 あんなゴミレスラーはどうでもいいんだよ。
      ――ベルトを獲れる自信は?
      佐々木 それはもう確定事項だから。なんなら後楽園が終わったあと、宮本さんはDAMNATIONに入るかもしれない。こっち側の人間だから。

      竹下 あんだけ強気で試合前は言っていたんですけど、完全に3カウントを取られて、正々堂々100%じゃないですけど、ほぼイーブンでやりあって負けているので、完全に黒星。でも12月、エディオンアリーナ第一競技場があるし、3月にはさいたまスーパーアリーナもあるので、ここで躓いてられないんで。また頑張ります。
      ――これまでの遠藤選手と何が違った?
      竹下 今までの遠藤選手と違ったのか、今までの僕と違ったのか、それはわからないですね。でも前回の後楽園のタイトルマッチの時とはお互いに違ったから今回負けたわけで。でもその何かを見つけて使うだけなので、まだ躓いてられません。
      ――DAMNATIONにやられっぱなしだが。
      竹下 何事にも勢いがあるけど、永遠にその勢いは続くわけじゃないので。僕がそのDAMNATIONの勢いを止めるきっかけになればいいなと。でも今のままじゃちょっと押されているので。今日は地元だし勝たなきゃいけない試合でしたね。でも、負けは負けなんで。先のことを見ないといけない。落ち着いて、すぐ府立第一、さいたまスーパーアリーナを見ていきたいと思います。


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