18日、都内・新宿御苑前のDDTプロレス事務所にて3・20さいたまスーパーアリーナ大会に関する記者会見がおこなわれた。会見にはまずスペシャルシングルマッチで対戦する入江茂弘、マイク・ベイリーが出席。それぞれが意気込みを述べた。入江「今回、アメリカとカナダの2ヵ国でたくさん試合をしてきました。古いようなプロレスも経験しましたし、ハードコアな試合も経験しましたし、最先端のプロレスも経験して、自分の中でいろんなものを吸収できたと思います。さいたまスーパーアリーナ大会ではマイク・ベイリーが対戦相手です。最先端で最高なものをぶつけあって、『This is Awesome』な試合をしたいと思います。男色ディーノvsジョーイ・ライアンが世界に向けるコンセプトの試合になってますが、もちろん僕とベイリーの試合も世界に届けるつもりでいますし、試合内容はメインのKO-Dを食うつもりでいます。そして試合の勝者はもちろん僕です」ベイリー「プロレスはアートだし、僕がイリエのラリアットを蹴ったら『This is Awesome』のチャントが起こるだろう。イリエも僕も世界でプロレスをやってきた。このショーの中でというより、日本で世界でプロレスの歴史の中で一番激しく、面白い試合をしてみせます」続いて質疑応答へ。
――お互いの気をつけるべき点は?
入江 彼はものすごいハイフライヤーだし、一瞬で記憶を飛ばしてしまうテコンドー仕込みの蹴りを持っているので打撃にも気を付けなければいけないし、どこに持っていたのかというぐらいパワーも持っている。すべてにおいて気をつけないといけない相手ですね。
ベイリー イリエはすごいパワーファイターだ。イリエは打撃がハードだし、得意技もいつくるかわからない。気を付けないといけないね。
――入江選手は今後、海外にいくことも考えている?
入江 海外にまだまだいってみたいし、向こうでベルトは獲ったけど持って帰ってくることはできなかったので、今自分の見えている目標は向こうで獲ったベルトのタイトルマッチを日本でおこなうことなので。またアメリカにいったりしつつも、日本でも試合をしたいです。
――どこの団体のベルトを獲ったんですか。
入江 MIAWというミルウォーキーの団体なんですけど…。
――入江選手は海外で身に付けた新技などがありますか。
入江 とくに自分の中では考えてこなかったんですが、向こうの選手は考えられないぐらい大きくて、自分のスタイルで闘うのに限界を感じて、ほとんどの試合は関節技・サブミッションで取っている。それに磨きをかけたいと思います。
――北米で生活して活きてくる経験はあった?
入江 当たり前のことが当たり前にできない。言うべきじゃない話かもしれないけど、部屋の中にネズミが出てきたり…。
鶴見亜門GM 別に言ってもいいと思うけど。誰に気を使っているの?(苦笑)
入江 トイレも水が流れない、トイレットペーパーも流せない、シャワーも浴びれないという経験をしてきて、細かいことは気にしなくなりました。
亜門 精神的に強くなった?
入江 何かしらの不安はほとんどなくなりました。言葉が通じないというぐらいで。
亜門 英語も上達したんだよね?
入江 全然ですけど…(苦笑)。
――DDT20周年という中で試合を組まれたことは?
入江 自分はデビューがDDTじゃないし、ベイリーもDDTの所属選手じゃないけれど、2人でDDT20周年のシングルマッチができることは嬉しく思っています。
ベイリー 僕はDDTの選手じゃないけど、DDTは僕のことを信頼してくれている。それはすごく嬉しい。だから20周年の試合で全力で頑張るよ。
――さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで試合をすることは?
入江 今までやったことがないし、会場の大きさもそこまで意識してきたことがないけど、日が近づくにつれて大きいものなんだなと感じてきていて、その大きな舞台、注目度の高い大会でシングルマッチができることは僕のキャリアで大事なものになってくると思います。
ベイリー さいたまスーパーアリーナにいったことも見たこともないけど、よく知っている。あそこで試合ができることはすごく嬉しい。僕のスタイルをお客さんに見せるだけだね。
亜門 DDT UNIVERSEが始まっているけど、海外で評判になっているのかな?
入江 向こうで「今度ベイリーと試合するんだよね? 僕はもう入会してんだよ」と言ってくれたお客さんがいました。
亜門 それは嬉しいね。これを見るために、どんどん入ってくれるといいね。
続いてジョーイ・ライアンと対戦する男色ディーノが当日インターナショナル・パワーポイントを披露するスーパー・ササダンゴ・マシンのインターナショナル・バージョン、ドナルド・トランプさんとともに出席。まずディーノが当日会場でDDT UNIVERSE加入者に贈呈されるドアプレートを紹介して、前回の公開作戦会議の続きをおこなった。トランプさんからアナルエクスプロージョンデスマッチをプレゼンされていたディーノだが「どうなのかなと思っちゃって…」と難色を示し、「アナルエクスプロージョン以外で考えてもらえないですか?」と逆提案。するとトランプさんは「WHAT IS ANAL EXPLOSION?」をテーマにパワポでプレゼンし始める。
○アナルの本当の意味を意味を知っているのか?
○“ANAL”とは“ALL NATIONS ANAL LOVE”(みんなアナルが大好きだ)だ。
○すなわち、アナルは世界を救う。
ディーノは「でもそれを爆破しちゃうんでしょ?」と疑問を呈すとトランプさんは「EXPLOSION IS POP!」と言いだし「YOUR FIRE!」と告げる。ディーノは「でも、アメリカのトップが『アナルをみんな好き』というなら私は自信を持ってやっていいんですね? 勇気が出てきました。決めました。誰がなんと言おうとアナルエクスプロージョンをやってやりますよ。それで世界に日本のプロレスが伝われば、それに越したことはないですね」と納得して、アナルエクスプロ―ジョンデスマッチ
を受け入れた。その後、質疑応答へ。
――どういう形で平和になるのかイメージありますか?
トランプ ナッシング!
ディーノ ないんだ(笑)。アナルがすべてを包み込んで平和になるイメージですかね?
トランプ エクスプロージョン。
――さいたまスーパーアリーナの火器の使用はOKなんですか?
ディーノ それは大事の前の小事ですよ。さいたまスーパーアリーナのルールを守っていても、世界の平和は守れません。
亜門 当日はトランプさんがいらっしゃるんですか?
トランプ イエス!
ディーノ 日本ではスーパー・ササダンゴ・マシンなんですけど、世界向けに進化する感じでササダンゴ・マシンからトランプになるんですよ。
トランプ アイ・アム・インターナショナル・バージョン!
亜門 当日はパワポをやられるんですか?
トランプ イエス! インターナショナル・パワポ!
亜門 ササダンゴ・マシンじゃなくて、ドナルド・トランプさん?
ディーノ トランプを見てササダンゴだと思ってもらえればうれしいですよ。
亜門 当日ササダンゴ・マシンさんは見られないんですか?
トランプ (机を叩いて)だったらカードを組め!
ディーノ 唯一覚えた日本語です(苦笑)。
トランプ 試合させねえからだぞ!
亜門 オメエが心臓の病気しているからだろ! 今週の金曜日に検査の結果が出ますとか言ってるから、新潟(大会の出場)がまだ言えねえだろ!
トランプ フィニッシュ! こんなちゃんと怒られると思ってねえよ、こっちは!
ディーノ ちょっと泣きそうじゃんよ! 終わりだ! 終わり!