佐々木&岡谷&イルシオンがNωA Jr.を返り討ちでKO-D6人タッグ王座初V! 6・1名古屋で上野&勝俣&To-yが挑戦へ
5月3日、神奈川・横浜ラジアントホールで「你好☆劇的夢大会2025」が開催。DAMNATION T.Aの佐々木大輔&岡谷英樹&イルシオンがNωA Jr.の勝俣瞬馬&夢虹&須見和馬を返り討ちにして、KO-D6人タッグ王座の初防衛に成功。The37KAMIINAの上野勇希&勝俣&To-yが6月1日、名古屋・中日ホール&カンファレンスで挑むことが決定した。
同王座を巡っては、NωA Jr.が3・20後楽園での王座決定戦を勝ち抜いて新王者に。4・26札幌で佐々木組が強奪したが、夢虹のアピールにより、5・3横浜でのリターンマッチが組まれた。
ベルト奪還に燃えるNωA Jr.は序盤、トリプル場外ダイブを敢行するなど積極果敢に攻め立てた。しかし、DAMNATION T.Aが場外戦に持ち込むと流れが変わり、佐々木は金具を持ち出して須見を殴打し、イルシオンは勝俣に急所攻撃。イルシオンのミサイルキックが岡谷に誤爆すると、須見がスク~ルボ~イで丸め込むもフォールは奪えず。須見がスワン式ムーンサルト・プレスを見舞うと、DAMNATION T.Aはレフェリーの足を引っ張って阻止。勝俣は岡谷にジャーマンで反撃も、レフェリーのブラインドを突いた佐々木が勝俣にイス攻撃。イルシオンがスワントーンボムを繰り出すもNωA Jr.がカット。それでも岡谷は串刺し式クレイモアから垂直落下式ブレーンバスターで勝俣を仕留めて初Vに成功。
試合後、NωA Jr.が退場すると、上野とTo-yが勝俣を抱えて登場。To-y、勝俣が続けて「The37KAMIINAで挑戦させろ!」とアピール。佐々木は「俺たちはいつなんどき誰の挑戦も受けない」と拒否し、引き揚げようとする。To-yがイルシオンだけリングに連れ戻して、「おまえが一番話が分かりそうだから」と再度挑戦要求。イルシオンが拒否しようとすると、「DDTeeeen!!」時代のコーチ役だった上野が上から目線で迫る。イルシオンは半ば低姿勢となりながら、「おまえは俺たちを捨てて、勝手に一人で走って行った。俺はおまえの力なんか借りなくても、KO-D6人タッグのチャンピオンになれたんだ……」と粋がる。上野が肩をぶつけて突き飛ばすと、イルシオンは「いいよ、やってやるよ」と口走ってしまった。
バックステージで佐々木が「NωA Jr.が弱すぎて、俺の出る必要はなかった。イルシオン、その後、どうなったんだ?」と問い詰めると、イルシオンは「The37KAMIINAが俺たちに挑戦します……」と説明。そして「上野! おまえは俺たちを見捨てたな。俺、夢虹、中村宗達もいたな。やってやるよ。おまえら全員ぶっ潰してやるよ」と言うと、佐々木も納得したのか「その通りだ」と受諾した。
勝俣は「サウナ部に始まって、5、6年か、絆がすごいんだよ。俺らは元気いっぱいでDDTをサウナにする。これをモットーに熱くしてきた。今ここで、俺らが薪をくべないとどうするんだ」と発言すれば、薪担当のTo-yは「The37KAMIINAでまだまだ熱くするからな。そのための薪は6人タッグのベルトだ。ベルト獲って、DDTをさらに熱くするぞ」と叫んだ。上野は「やっと挑戦にたどり着けたな。イルシオン、あんまり調子に乗っとったら罰ゲームさせるぞ」と意気込んだ。
一方、王座奪還ならなかったNωA Jr.の須見は「まだ始まって1年経ってないんですよ。こんなちょっとしたことで落ち込んでたらダメですよ。ネガティブをポジティブに変える。それがNωA Jr.のモットーです」と、夢虹は「明るく元気よく、ポジティブにやっていくんで。これも学びになったんで、またベルト巻いて、(12月の)ワンマンライブに向けてもっと強くなりましょう」と、勝俣は「俺らは小さくて弱いチームかもしれないけど、絆があるし、プロレスラーはデカければいいってもんじゃない。小さくても戦い方はたくさんあるというのを見せていく」と前を向いた。
この事態を受けて、DDTでは大会終了後、6・1名古屋でDAMNATION T.AvsThe37KAMIINAによるKO-D6人タッグ王座戦を組むことを発表した。
MAO&KANONのSTRANGE LOVE CONNECTIONがMCのKIMIHIRO加えた3人体制で好発進!
4・12福岡で始動したMAOとKANONのSTRANGE LOVE CONNECTION(S.L.C.)が、MCのKIMIHIROを加えた3人体制で幸先いいスタートを切った。
S.L.C.は4・23上野での時間差入場タッグランブルで勝利し、「願い事」として、MAOの友人でラッパーのKIMIHIROの加入を希望し、天の声から受け入れられた。
今大会のオープニングでNωA Jr.の勝俣瞬馬&夢虹&須見和馬が新曲を披露すると、S.L.C.がなだれ込んでリングを占拠。S.L.C.のオープニングコールで大会が始まった。
S.L.C.はセミファイナルで、納谷幸男&高尾蒼馬と対戦。5月1日付でDDTに入団したKANONは気合入りまくり。S.L.C.は納谷に2人がかりでコブラツイストを決めるなど、積極的に合体技にもトライ。納谷のパワー殺法で攻められる場面もあったが、ラリアット+マッケンローで納谷を排除。MAOが高尾にカッターを繰り出すと、KANONが変形フェースバスターを決めて3カウントを奪取した。
この5月、MAOは新日本プロレスの「BEST OF THE SUPER Jr.」、KANONは「KING OF DDT」と個人の戦いに臨むことになるが、それが終ったら、DDTのタッグ戦線のトップに躍り出ることは間違いなさそうだ。