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【7・30リポート】ウラシマクドウ対決/アプガも登場

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    • 7月30日、東京・新木場1stRINGにてDDT『闘うビアガーデン2013~ウラシマクドウプロデュースデー』がおこなわれた。18時過ぎにヤス・ウラノとレフェリーの大石真翔が登場。ヤス・ウラノプロデュースのスペシャルエキシビションマッチとして柔道代表の福田洋とサンボ代表の木曽大介による異種格闘技戦五番勝負の第1戦へ。しかし福田と木曽を呼び込むも「両者の折り合いがつかずルールが決定していない」とのこと。両者が歩み寄りをみせないため、ヤスが「お互いにとって有利不利のないルールを用意した」と提案。それは日本語学校で課題となる漢字の書き取りだった。リング上で一心不乱に問題を解く木曽と福田。結局、早く終わったのは木曽のほう。まずはサンボ代表の木曽が1本目を先取。

      18時30分になると福田と木曽の代打でHARASHIMAが入場し、異種格闘技戦五番勝負第2戦へ。ヤスは紙を配ってお絵かき対決であることを告げる。一つ目のお題ではキン肉マンのキャラクターを描き、判定でHARASHIMAが勝利。二つ目のお題は似顔絵対決で甲乙つけがたくドローに。最終ラウンドでは高木三四郎がお題となり、ファイアーポーズを描いたHARASHIMAとガンダム仕様となった高木を描く福田が観客の拍手で勝敗を決する。その結果、HARASHIMAがより多くの支持を集めて結果、木曽が2連勝。

      19時過ぎにウラシマクドウのメンバーが入場。FUMA、ヤス・ウラノ、KUDO、HARASHIMAの4人がリングに上がる。HARASHIMAが挨拶しようとすると、FUMAがマイクを奪ってユニットのリーダーは自分だと力強くアピール。リーダーはリーダーらしく乾杯の音頭。すると男色ディーノ、マサ高梨、竹下幸之介がもつれ合いながらリングへ。ディーノの視線は竹下へ熱く注がれている。「脱げっていうのに脱がないのよ」と竹下に迫るディーノ。竹下も突っかかっていこうとするが、ここはHARASHIMAが割って入り「今は試合前だからいっぺん仲直りしよう。試合で見せよう!」と握手を促す。ディーノと竹下が了承し、握手をして頭を下げるとごっつんこ。ディーノと竹下はダウンした状態でバックステージへと運ばれた。嫌な予感。

      オープニングが終わると異種格闘技戦五番勝負の第3戦。木曾の代打のKUDOと福田がリングイン。飲食物を早く売り切ったほうが勝利となるルールがヤスから告げられる。福田は「アメリカ人のコミュニケーションの高さを見せてやる」と宣言。両者は売店に直行し、売り子を従えてさっそく飲食物の販売を始める。勝負はKUDOが完売する圧勝劇。通算で木曽の3連勝となった。

      第1試合はHARASHIMAプロデュースによる「学プロおもひでぽろぽろ」。馳浩ばりにエリリン高木が登場し、HARASHIMAとガッチリ握手を交わしてシングルマッチがスタート。エリリンのヘッドシザーズをHARASHIMAが脱出しヘッドロックにとる。ショルダーアタックでのぶつかり合いはエリリンが打ち倒す。エリリンがカバーするもHARASHIMAはカウントを入れさせない。チョップの打ち合いからエルボーの応酬へ。HARASHIMAのニーでエリリンはダウン。HARASHIMAがキャメルクラッチでエリリンを絞め上げる。再びチョップの打ち合いになり、張り手合戦へ。エリリンがブレーンバスターからHARASHIMAをマットに叩きつけて裏投げの構え。HARASHIMAが切り返しミドルキックを叩き込んでいく。エリリンがブロックして裏投げを連発。HARASHIMAが返すとエリリンはノーザンライト・スープレックスを狙う。これをかわしたHARASHIMAが担ぎ上げるもエリリンが丸め込む。エリリンのノーザンライトSHはカウント2。返されたエリリンがバックに回るとHARASHIMAが取り返しジャーマンから側頭部にキック。そこから蒼魔刀につないで3カウント。HARASHIMAはエリリンについて学生プロレス時代、当時一番怖い先輩だったと告白。エリリンはプロレス熱が再燃し練習に励んだとのことで「現在の自分の姿で闘いました」と、HARASHIMAはHARASHIMAとしてエリリンと向かい合ったとコメントした。

      第1試合が終わると異種格闘技戦5番勝負の第4戦。この時点でもはや決着が見えているものの、敗れた福田が全戦闘いたいと主張。第4戦の木曽の代打として現れたのは音響の会場敏さん。試合は音楽セッションでの対決に。勝負と言うよりも競演となったセッションは判定により会場さんの勝利。福田も多くの拍手を集めたものの及ばず4連敗。試合後、会場さんは福田の手を上げて健闘を称えた。

      第2試合はFUMAプロデュースによる沖縄プロレス提供試合でジンベイザメ~ン&エイサー8vsめんそ~れ親父&アグーのタッグマッチ。親父がジンベイのボディープレスをかわしてみせると、ジンベイはエイサーにも見舞おうとする。仲間割れ状態になると親父組がブルドッキング・ヘッドロックで4人がダウン。レフェリーがカウントを数えると4人がいっせいに起き上がる。アグーが三々七拍子からジンベイに串刺し攻撃。親父とアグーが連携でジンベイを攻め立てる。アグーのボディープレスに親父も乗っかり2人でカバー。ジンベイが返すと親父はキャメルクラッチに捕える。親父の打撃をかわしたジンベイがフロント・スープレックスからエイサーに託す。エイサーはアグーを場外に落とすと親父に背後から高角度のフェースクラッシャー。さらに親父をコーナーに乗せてダブル・ニーアタックで串刺しに。親父はエイサーの手を取りオールドスクール。もちろん片手には沖縄ビール。親父ぬいをかわされるも親父はエイサーにスイングDDT。アグーがジンベイを寝かせてセカンドロープからスワントーンボムを投下し、豪快なボディースラムを決めるもジンベイがなんとかクリア。ジンベイはネックブリーカー・ドロップからアグーに河津落とし、ドロップキック。親父がビール缶でカット。エイサーがジンベイを踏み台にしてアグーにエルボーアタック。ジンベイが押さえ込むが返される。エイサーがアグーを倒してジンベイがダイビング・シャークアタック(ダイビング・ヘッドバット)でフォール勝ち。

      第3試合はKUDOプロデュースによる時間差バトルロイヤルはフォール、ギブアップ、K.O.のみで勝敗が決し、勝者にはエビスコ酒場での飲食が1年間無料となる権利が与えられるというもの。KUDOはレフェリーとして自ら裁くことに。試合はマサ高梨vs平田一喜からスタート。つづいて諸橋晴也、タノムサク鳥羽がリングイン。その後は竹下幸之介かと思いきや、竹下のコスチュームを着用したディーノが登場。竹下の心を持ったディーノが平田を退場させると、今度はディーノのタイツを着けた竹下が客席を物色しながら徘徊し、場内を大パニックに陥れた。リングインしたディーノの心を持った竹下は竹下の心を持ったディーノのバックを取って大興奮。ディーノの心を持った竹下は高梨にリップロック。さらに鳥羽の股間を握ってマットに叩きつけ、さらにさらに竹下の心を持ったディーノ、高梨、諸橋の順にナイトメア。そして竹下の心を持ったディーノ、諸橋、鳥羽、高梨に次々とファイト一発!をぶち込んでいく。フラフラの5人が頭をごっつんこしてダウン。すると鳥羽の心を持ったディーノがグローブをつけて高梨なのか、諸橋なのか、鳥羽なのか誰なのか確認できないままぶん殴りKOにする。鳥羽の心を持ったディーノのバックブローがKUDOレフェリーにヒット。竹下かどうかもわからない竹下がカバーするがレフェリー不在でカウントが入らない。竹下かどうかも定かでない竹下がレフェリーを抱き起すが背後から鳥羽の心を持ったディーノがバックブロー、さらにパンチの乱れ打ち。これはKUDOがカットし、竹下かどうかも不明な竹下がタッチダウンからカバーして3カウント。本当に竹下なのかどうかさえ危うい竹下にエビスコ酒場の1年間無料券が贈られた。最後は平田の音頭で全員が一礼。しかし、ここでも頭を打ち合ってしまうと、ディーノの心を持った平田が選手たちを追っかけていった。

      第4試合の後は異種格闘技戦の第5戦。木曾の代打として呼び出されたのは諸橋晴也で、ボディービル対決がアナウンスされた。福田はブリッジを披露すると客席に下りて観客の超至近距離からアピール。諸橋も客席でポージングを取り「変なおじさん」コールを浴びる。延長になると諸橋はコーナーポストも使ってポージング。福田はステージ席で過激なポーズをとったが、観客の拍手により諸橋が圧倒的支持を得た。福田は5戦全敗。

      休憩明け、木高イサミにつづき高木三四郎大社長がリングに登場。イサミと高木が8・17両国大会でのアイドルランバージャック4WAYに関して揉めていると、アップアップガールズ(仮)が登場しリング上に勢ぞろい。同大会でアプガとDDTのコラボTシャツ発売が発表発表された。

      メインイベントはウラシマクドウ4選手がイリミネーション形式の4WAYマッチで同門対決。試合が始まるとヤスが下がって控えにまわる。残る3人が腕を取り合った後、スリーパーが重なっていく。首4の字と腕十字が数珠つなぎに。KUDOがHARASHIMAに首4の字を仕掛けるとFUMA、ヤスも入って続く。反転したHARASHIMAが脱出しヤスにキャメルクラッチ。その後ろからKUDOがHARASHIMAにフェースロック。FUMAもフェースロックにいくとヤスがエスケープする。ブレイクするとヤスは再びエプロンへ出て戦況を見守る作戦に。FUMAがコーナーに追い込まれるがヤスがHARASHIMAを呼び込んでおいて足を引っかけ押さえ込む。HARASHIMAは逃げるヤスを追って場外へ。KUDOとFUMAも加わって場外戦に。KUDOはFUMAを鉄柱に叩きつける。リングに戻るとHARASHIMAがKUDOにジャンピング・ニーを決めたが、すぐさまヤスに丸め込まれる。FUMAとヤスがトリッキーなロープワーク。FUMAがヤスを場外に追いやるとHARASHIMAと対峙。FUMAがHARASHIMAに強烈なサッカーボールキック。HARASHIMAもお返しの一発を放ち大きな歓声を引き出してみせる。FUMAも負けじとHARASHIMAの背中に蹴りをぶち込む。再びHARASHIMAがお返しの一発。KUDOが入り、FUMAを蹴り上げる。さらにHARASHIMAもぶち込み、KUDOもサッカーボールキック。HARASHIMAがもう一発ぶち込み10分が経過。FUMAはフラフラながらも立ち上がり、2人まとめて蹴り飛ばしていく。しかしHARASHIMAとKUDOがさらなるお返し。HARASHIMAとKUDOは握手を交わしHARASHIMAがKUDOにサッカーボールキックを打たせてみせる。KUDOもHARASHIMAに蹴りを要求。お互いのサッカーボールキックが交互に炸裂する。のた打ち回るHARASHIMAをKUDOがカバー。クリアしたところでヤスが入る。ヤスとKUDOが睨み合い。ヤスが後ずさりするも意を決して張り手を打ち込む。KUDOも張り返し、張り手の応酬に。ヤスが延髄斬りからパワーボム。続いてコーナーに上がりムーンサルト・プレスを投下。KUDOがかわすとHARASHIMAがスワンダイブ・ボディープレスで降ってくる。KUDOとHARASHIMAがバックの取り合い。HARASHIMAがリバース・フランケンシュタイナー。HARASHIMAをエプロンに送り出したKUDO。FUMAがHARASHIMAを突き飛ばすがHARASHIMAもこらえる。しかし結局は耐えきれず場外に転落してオーバー・ザ・トップロープで失格に。ヤスがFUMAをコーナーに乗せるがかわされる。KUDOがヤスにダイビング・ダブルニードロップでピンフォールに成功。15分経過、残るはKUDOとFUMA。KUDOの突進をFUMAが捕まえ叩きつける。FUMAがダッシュするとKUDOがかわしFUMAがエプロンに。微妙なところだったがFUMAの足が外に出てしまいオーバー・ザ・トップロープ裁定。KUDOがウラシマクドウの同門対決を制した。試合後、KUDOがFUMAを「DDTイチの変態」と評価すると、場内は「ヘンタイ」コールに包まれた。ウラシマクドウは両国まで突っ走ると高らかに宣言。最後はHARASHIMAが「両国まで突き進んでいくさー!(中略)なんでかって? それは鍛えているからだー!!」で締めた。

      全試合終了がアナウンスされたが、ステージ上では柔道着姿の福田とサンボ着姿の木曽が言い争いに。そのままリングに雪崩れ込むとヤスが木曽に「1試合しかやってないでしょ」。ほとんどを代打に任せてきた木曽は「投げの一本なし」「足関節あり」などの異種格闘技戦のルールを提案。急きょ異種格闘技戦の追加試合がおこなわれることになった。レフェリーは大石。両者握手を交わしゴング。福田が投げを打ち腕を取りにいくと木曽の足がロープに届く。福田がもう一発投げてプレッシャーを与え背中から上に乗る。木曽が切り返しスタンディングに。福田が投げを狙うと木曽がグラウンドにもっていきサッと左脚を取る。木曽が福田をコントロール。福田は悲鳴を上げロープに逃れる。木曽を投げつけた福田が襟締めを狙う。スタンディングからグラウンドに入るとたまらず木曽がギブアップ。柔道代表の福田がサンボ代表の木曽を最後の最後で破ってみせた。試合後、福田は木曽の健闘を称え握手を交わし抱擁し、大きな喝采を浴びた。

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