3日、東京・新木場1stRINGにて「闘うビアガーデン2015~チームドリフDAY~」がおこなわれた。新藤リングアナの前説からチームドリフが入場して挨拶。石井「本日はご来場いただきありがとうございます。人がいっぱいいてすごく嬉しいです。ありがとうございます。まず各試合のちょっと抱負を聞いていきたいと思います」高尾「平田クンとのシングルマッチなんですけど、平田クンは近いキャリアの人間で若手通信とかでも一緒にやっていた人なので、ちょっと昔のような熱い試合をやりたいなと思って組みました」石井「自分のカードは、今まではラリアットにこだわったラリアットプロレスであったり、ヒザの技にこだわった膝プロだったり。そして最近自分はチョップが大好きなので、今年はチョップにこだわったチョップロレスで盛り上げたいと思います」入江「入江茂弘プロデュースマッチは一回野郎Zでやった試合なんですけど、今までで僕が見たことないぐらい伊橋さんへの声援が飛んでいたんです。あんなに伊橋さんが応援されているのは聞いてないし、伊橋さんが大好きなので、伊橋さんがあれだけ応援されているところをもう一回見たくて組みました。ハードコアマッチの4WAYなんですが、佐々木さんにいつもヒドい目に遭っているので、ハードコアマッチでヒドい目に遭わせたいと思います。宮本さんはいつも一緒にトレーニングしているんですけど、宮本さんの得意なルールであえて立ち向かって必ず勝ちたいと思います」するとグランパショマスク4号が有刺鉄線バットを片手に登場。リングサイドに雑巾は置いてなかったが、入念に靴底をエプロンにこすってからリングイン。グランパショ「新木場のみなさんお久しぶりです。男は殺す、女は犯す、元グランパスマスク4号だ! おい、なんで元って言ったか知ってるか? 俺、改名したんだよ。よくいるだろ!? ワールドカップの時だけ『サッカー見ました』『サッカー好きです』『サッカー応援してます』ってヤツいるだろ!? あれ、俺だよ。申し訳ないからグランパスの名前捨てたよ。今日は年に一回のハードコアマッチ。年に一回でもないな。(笑いを堪える入江を見て)入江クン、メインイベントのハードコア、目一杯やりましょう!」グランパショが退場すると石井の「乾杯!」の音頭でスタート。
第1試合は高尾蒼馬vs平田一喜のシングルマッチ。コスチュームを以前のものに戻した平田は『語れ!涙!』でリングイン。平田がドロップキックで先制してサーフボードストレッチ。高尾はカニ挟みで平田の顔をエプロンに出すと、場外から顔面キックを放つ。2人は場外で激しいチョップの打ち合い。高尾は平田をリングに戻して踏みつけていく。平田をロープに振ってドロップキックを決めるもカウント2。ボディースラムからカバーするもカウント2。そこから何度も押さえ込むが、平田はフォールを許さない。5分経過、高尾の逆片エビは平田がなんとかロープに逃げる。平田はロープに振られるも逆水平をかわしてコルバタで投げてようやく逆転。ブレーンバスターを決めてカウント2で返されると羽折り固めからモンゴリアンチョップ。高尾は串刺し攻撃を返して背中へのダイビング・フットスタンプ、顔面へのスライディングキック、ミサイルキックの波状攻撃。エルボーの打ち合いから互いにローリングエルボーは迎撃。平田がスライディングキックを決めるもダブルダウン。10分経過、平田は高尾を雪崩式フランケンで投げてスライディングキック狙い。これをフットスタンプで迎撃した高尾はマッドスプラッシュを投下。カウント2で返されるとジントニックを仕掛ける。平田がかわして丸め込みからスライディングキック。これはカウント2。ならばとエゴイストドライバーを狙うが、回避した高尾は顔面トラースキック3連発。カウント2で返す平田をジントニックで仕留めた。
第2試合は石井慧介&アントーニオ本多&竹下幸之介vs男色ディーノ&大鷲透&樋口和貞のビアガーデン恒例俺たちのチョップロレス。ディーノ&大鷲&樋口ともども「ホモ」とアナウンスされる中、ディーノは缶ビールを客席でぶち撒け、大鷲が観客の帽子を奪い、男性客の唇を奪い、樋口が慌てふためくという入場。6人は腕を重ねて「ウ~、チョップ!」を掛け声。先発の石井とディーノのチョップは空を斬って竹下と樋口が対峙。樋口が竹下をロープに押し込んで逆水平。竹下も逆水平でやり返してラリー。互いにダブルチョップを打ち込んでアントンvs大鷲の局面。アントンは「みんな来いよ」と4人をリングに呼び込むと「ネバーエンディング・サークルチョップ合戦!」。6人が輪になり、反時計回りに胸板へ逆水平を打ち込む。しかし、ディーノはアントンを凌辱してダウン。ここから場外戦へ。石井と大鷲、竹下と樋口がチョップを打ち合い、ディーノはアントンの臀部にチョップを打ち込む。リングに戻るとアントンが大鷲、樋口の逆水平に悶絶。ディーノはアントンのケツを掘りながらチョップを繰り出す。ナイトメアを繰り出しながら脳天にチョップを放ち、竹下の逆水平でダウンしてバーミヤンスタンプ。アントンはディーノのダイビング・ブレーンチョップをブロックすると「バイオニックチョップ!」。ナックルパンチ連打から「天山!」とモンゴリアンチョップを放って石井とスイッチ。石井は青春の握り拳からマシンガン逆水平。ディーノをコーナーに上げて尻を出させるとマシンガン逆水平からランニング野球チョップ。ディーノもクロスチョップでやり返して樋口とタッチ。樋口は起き上がり小法師式逆水平。石井はローリング・ケサ斬りチョップ。竹下が出てくると逆水平。樋口もやり返してラリー。竹下が思わずラリアットを繰り出してしまうと『サンライズ』が流れてラリプロに。各々ラリアットを出しては「ウィー!」とテキサスロングホーン。樋口は石井のラリアットをジャンピングニーで迎撃。すると『J』が流れて膝プロへ。各々ジャンピング・ニーを繰り出し「オーッ!」。拳を突き上げるアントンにディーノがリップロックを決めると場内に『どんなときも。』が流れる。アントンが粘ってジャンピング・ニー。再び『J』が流れて膝プロへ。石井、アントン、竹下の同時ジャンピング・ニーが決まってディーノに決まってアントンがフォール勝ち。試合後は3人が「オーッ!」と拳を突き上げた。
セミファイナルの真霜拳號vs伊橋剛太の入江茂弘プロデュースマッチは入江の強い要望で野郎Z提供試合としておこなわれることに。ということで野郎Z公式MCのブラザー・モンとブラザー・トミーが『WON'T BE LONG』に乗ってご陽気に登場。声出しの練習では「8時だョ!」「全員集合!」「夕焼け」「ニャンニャン」「鶴ちゃんの」「プッツン5」とコール&レスポンスをおこなっていたが「ビートたけしの!」に続く代名詞が「オールナイトニッポン」なのか「スポーツ大将」なのかで2人が揉めだし「解散だ!」と険悪になったが、すぐにキスして仲直り。MC陣から試合形式が野郎Z流ボクシンググローブマッチと明かされて選手入場へ。さらにラウンドガールとしてスターダムのチェルシーが登場。しかし、チェルシーはTシャツにスキニージーンズ姿。トミー「あのさ、ラウンドガールって普通水着で来ない?」モン「ロッシーは水着でお願いしますって言っといたんだけど…」トミー「本当にロッシーに言った?」モン「俺はロッシーに言ったよ!」トミー「ロッシー守ってねえじゃん!」モン「だったらオマエがロッシーに言ってこいよ!」トミー「俺がロッシーに言えるわけねえだろ!」モン「でも~~来てもらっただけでもありがたいと思わないと。チェルシーさん、よろしくお願いします」チェルシー「コンニチワ、DDTファーン! ハジメマシテ、ワタシハ、スターダムノチェルシーデース。ヨロシクオネガイシマース! OK、ガンバッテー!」これにMC陣も「かわいい~~~!!」「来てくれただけでありがたいよ」「1ラウンド目始めちゃいましょう」とメロメロ。チェルシーがさっそく「1」のボードを掲げて第1ラウンドがスタート。真霜のパンチで伊橋がダウン。その後もボコボコに殴られてダウンするが、何とか立ち上がる。真霜がラッシュを仕掛けている最中にフルタイムのゴング。インターバルでは『明治チェルシーの唄』からPRIDEのラウンドインターバル使用曲にスイッチするリミックス曲が流れる中、チェルシーがスキニージーンズを脱いでショートパンツ姿に。すると入江やアントン、大鷲、樋口、福田が興奮しながら伊橋のセコンドに駆け付ける。チェルシーは「2」のボードを掲げて着席。モン「これってラウンドが進むごとにチェルシーさん、1枚ずつ脱いでいくってことじゃないの?」トミー「これがスターダムスタイル!」モン「ってことはだよ。これ10ラウンドとかいっちゃったら…」トミー「そしたらチェルシーさんは!?」2人「ウ~~~~~」モン「今を信じて」トミー「明日に輝け」2人「ウィーアー・スターダム」こうして2ラウンド目に突入すると場内は何かの期待感に包まれる大「イハシ」コール。しかし、それでも容赦のない真霜のパンチでダウンする。伊橋はなんとか起き上がるも真霜のパンチ連打にダウン。9カウント目でもピクリともしない伊橋を松井レフェリーが無理やり抱き起したところでゴング。チェルシーがTシャツを脱いでスポーツブラ姿になって「3」のボードを掲げる。モン「スポーツブラの下に本当のビキニが隠されているってことだと思うんだよね」トミー「リアルビキニが!?」モン「じらしていると思うんだよ」トミー「ジラシー? チェルシー?」2人「ウ~~~~~」モン「今を信じて」トミー「明日に輝け」2人「ウィーアー・スターダム」こうして3ラウンド目が始まるも伊橋が「嫌だ~!」と逃走。すると高尾のコスチュームを着用したマスクマンと石井のコスチュームを着用したマスクマンが連れ戻す。伊橋はパンチで反撃して松井レフェリーが高速カウント。これはいかんと起き上がった真霜がパンチを放って伊橋がダウン。松井レフェリーはカウントを途中でやめて靴紐を結んでいると、石井っぽい声の謎のマスクマンがゴングを鳴らして「第3ラウンド終了」。チェルシーがスポーツブラを脱いでビキニトップで「4」のボードを掲げる。トミー「生きててよかった」モン「ヒップがチャームポイントって言うけど、バストもなかなかどうして」トミー「セコンドの樋口が本当に笑ってんだよね」モン「よかったな、プロレスラーになって。でも残る短パンを脱いだら…今度こそ本当のチェルシーヒップが…」2人「ウ~~~~~」モン「今を信じて」トミー「明日に輝け」2人「ウィーアー・スターダム」第4ラウンド開始が告げられるも伊橋は大の字。松井レフェリーが起こして試合を始めるが、伊橋はすぐさま大の字。するとトミーとセコンドが総出で真霜を攻撃。謎のマスクマン2人は伊橋をコーナーに上げてハーフパンツを下げてケツを出させてセット。トミーが真霜を地獄門へいざなうが、逆に切り返されてしまう。入江、福田、アントン、大鷲、中津、樋口、高尾っぽいマスクマン、石井っぽいマスクマンが次々切り返されては地獄門送りにされてダウン。真霜は松井レフェリーも地獄門にぶつけると、リング内はレフェリー不在に。真霜は伊橋のケツにパンチを放つ。さらにリングに降りてきた伊橋に右ストレートを放つと、慌てて駆け込んできた木曽レフェリーがダウンカウントを数え始める。足もとにすがってカウントを阻止せんとする松井レフェリーを振り払って10カウントが数えられて試合終了。場内はブーイングに包まれた。
この事態に松井レフェリーは鬼の形相で木曽レフェリーの首を絞めていく。モンの「伊橋、テメエ何やってんだ! 制裁だ!」という掛け声でトミーやセコンド総出で伊橋をボコボコにしていると、チェルシーが駆け付けて「ケンカハヤメテ! ワタシ、ヌギマス!」。チェルシーがショートパンツを脱いでビキニ姿になって場内は大興奮。チェルシーが愛らしく飴を客席のファンやリング内の野郎どもに投げて取り合いに。最後はチェルシーが「オイシー! セクシー! ヤッパリ、チェルシー!」とポーズを決めてハッピーエンドとなった。大の字の伊橋がリングに取り残されて休憩へ。
メインイベントは入江茂弘vs佐々木大輔vs宮本裕向vsグランパショマスク4号のハードコア4WAYマッチ。コーナーにはイスや竹刀の入ったトラッシュ缶が置かれる。グランパショは有刺鉄線バット、宮本は金網、佐々木はマネキン人形の頭部、入江はトラッシュ缶を持ってリングイン。佐々木が入江に共闘を申し出るが、握手をかわした入江にガットショット。入江がショルダーアタックでやり返していく。宮本とグランパショのイスチャンバラはグランパショがあっさり敗北。マスクを脱いで「666の…」と許しを請う。関係ないとばかりに向かってきた宮本にニールキックを決めてマスクを着用。佐々木がコーナーで宮本にチョーク攻撃。宮本が佐々木をコーナーに振ると、佐々木は松井レフェリーと接触。そこにグランパショも投げられて宮本が串刺しラリアット。なぜか中継カメラ片手に向かってきた入江をグランパショがキックで迎撃。勢い余って入江は反対コーナーに激突してカメラ片手に失神。グランパショはダウンする宮本に顔面騎乗となり、その宮本の股間へダウンしている佐々木が顔から突っ込み、さらにダウンしている松井レフェリーが佐々木の尻に股間を突く形になってしまって時が止まる。事態を察知した木曽レフェリーに起こされた松井レフェリーが「何やってんだ!」と蘇生。入江が宮本にガットショットを決めて場外戦へ。佐々木はトラッシュ缶のフタでグランパショをメッタ打ちにする。宮本とグランパショのスティールパイプと竹刀のチャンバラはグランパショが敗退。佐々木が竹刀を奪って全員をメッタ打ちにしていく。リングに戻った入江が宮本とグランパショにイスを投げていく。佐々木はイスを入江にトスしてそれごとドロップキック。グランパショがトラッシュ缶で殴打。コーナーでダウンする入江に添えて、fromコーナーtoコーナーを狙うが飛距離が足りず自爆。ならばと佐々木がトライしてトラッシュ缶にヒット。宮本が新たなトラッシュ缶を入江に添えてチャレンジ。これもヒットしたが、宮本は着地の際に腰を強打した。その隙にグランパショがカバーするもカットされる。宮本がグランパショの股を広げると。佐々木がそこへマネキン人形の頭部を打ち付ける。宮本がコーナーにセットした金網に佐々木を投げつけ、さらにイスを組み立てて、そこへ金網をセット。佐々木をその上に寝かせるとムーンサルト・プレスを狙うが入江が阻止。コーナー上の入江に蘇生した佐々木が雪崩式ブレーンバスターを仕掛ける。続いて宮本も加わってツープラトンで投げようとする。するとグランパショが下からすくって裏摩周で入江を金網へとぶつけていった。グランパショはファイナルチ●ゲアタックを予告。入江に浴びせるも、入江もチ●ゲアタックでやり返す。双方でチ●ゲを浴びせる展開。止めに入った宮本の口に入江が手を突っ込むも、このカバーは佐々木がカット。佐々木がグランパショにクロス・フェースロック。これは入江がカット。宮本は有刺鉄線バットを叩きつけたが、入江がかわしてショルダーアタック。有刺鉄線バットを奪ったが、佐々木がかわしてそれを使ってのクロス・フェースロックを決める。これはグランパショがカット。グランパショをドロップキックで落とした佐々木は場外の3人にコーナーからトペ・コンヒーロを浴びせる。佐々木の「よっしゃ、外いくぞ!」の号令で駐車場へと移動。近くに組まれていた足場のテッペンに登った佐々木と宮本が攻防。宮本が雪崩式ファイアーサンダーで落下。入江は素顔のグランパショをリングに戻すと机を入れてコーナーに立て掛ける。トラッシュ缶のフタで殴打した入江は机にぶつけて串刺しラリアット。机を設置してその上にグランパショを寝かせるとフライング・ソーセージでテーブルクラッシュ。このカバーは宮本がカット。宮本はハンドスプリングエルボー。ムーンサルトは佐々木がカット。その佐々木に入江がビーストボンバー。グランパショがアサイDDTで入江に叩きつけ、イス盛りの上に寝かせるとコーナーに登る。入江がグランパショをイスで殴打して雪崩式ブレーンバスターでイス盛りへ。これはカウント2。イス盛りの上へのシゲヒロファイナルインパクト(抱え込み式ドリル・ア・ホール・パイルドライバー)で勝利した。
試合後、入江がマイクを取る。「今日はありがとうございました。来てくださった皆さんも石井クンも高尾クンもいつもいてくれてありがとう。いつもいじめてくるけど佐々木さんのことも嫌いじゃないから、何度も試合したいし。宮本さんはまた一緒にトレーニングして、また立ち向かいたい。そして小仲さん。もう小仲さんでいいです。小仲さんは僕の尊敬する名古屋のレスラーです。あの人以上の天才はいないと思います。小仲さんのしゃべりで静かになってましたけど、僕はおもしろかったでし。僕のために頑張ってくれた伊橋剛太さんもありがとうございました。そして何よりラウンドガールでしょう! 試合出た人、上がってきてください!」するとチェルシーも再度登場。入江「メインで僕らが勝ったけど、チェルシーさんがMVPだと思います。最後の締めはチェルシーさんお願いします」チェルシー「オイシー、セクシー、ヤッパリ、チェルシー! カンパーイ!」