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【さいたまースラム!vol.13のまとめ】KO-D6人タッグトーナメントを制したのはダムネーション! DDT制圧への第一歩か!?

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    • 6日、埼玉・春日部ふれあいキューブにて「さいたまースラム!vol.13」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では以下の発表があった。

      ○9・9セキチュー熊谷小島店での路上プロレスは竹下幸之介&トランザム★ヒロシvsHARASHIMA&ヤス・ウラノvs石井慧介&MAOvs高木三四郎&平田一喜のエニウェアフォール4WAYタッグマッチ。
      ○力の8・28両国国技館大会参戦が決定。リングインした力は「自分も父の試合を両国国技館で見ており、また両国出身なので国技館で試合をできて光栄です」とコメント。

      最後にリングアナの井上マイクが清水愛との改めて結婚を報告。オープニングコールをしようとしたところで本部席から今成が「ちょっと待ってください」と止めに入る。キング・オーブ・ダーク選手権が組まれてないことに不満を漏らし「このベルトのせいで集中できなくて編集ソフトを1ヵ月開いてない」と話す。「俺とやってくれる人いませんか?」と呼びかけると力が現れて「友達の今成さんがやりたいならやります!」と名乗り出る。ベルトの意味がイマイチ理解してない力だったが熱意に押されて亜門GMが了承し、急きょタイトルマッチがスタート。

      こうして始まったキング・オブ・ダーク選手権試合は力が逆水平で押す展開。さらにスリーパーに持ち込むが今成がロープに逃げる。力はマシンガン逆水平。今成は串刺し攻撃を止めるも、力がケサ斬りチョップ。今成も対角線ラリアットでやり返してランニングエルボーへ。しかしカウント2止まり。力はミドルキックをチョップで止めてブレーンバスターの体勢。今成が抵抗してエルボー。力もブレーンバスターで反撃したがカウント2。続くヘッドバットもカウント2で返されします。ならばとセイバーチョップへ。今成がかわして首固めを連発。しかしカウント2止まり。ならばとサムソンクラッチでフォール勝ち。力がキング・オブ・ダーク王者になってしまった。

      亜門「何やってんですか! このベルトは負けたほうが王者になる呪われたベルトで、持っている限りダークマッチにしか出られないんですよ! これだと両国もダークマッチですね」力「どうすればいいですか?」亜門「じゃあ一回だけチャンスを差し上げます。明後日月曜日、ビアガーデンの初日でキング・オブ・ダークの試合を組みます。挑戦者に関しては考えておきますんで」その後は力の友情に感動した今成が号泣。最後は2人で絶叫しながら「春日部大会スタート!」とオープニングコール。

      【試合後のコメント】
      力 自分が両国出身ということもあって、国技館に出たかったのですが、通常の試合に出れないことになってしまったそうで、それまでに時間が残されてないですが、このベルトを手放せるように頑張りたいと思います。
      ――今成選手の呼びかけに対して応えたかった?
      力 タッグパートナーですし、今成さんがどうしても試合がしたい、対戦相手いないなら自分がやりますというつもりで言ったんですが…。
      ――今成選手は泣きながら「新たなチャンピオン像を築いてほしい」と。
      力 う~~~ん。あのベルトは持たないほうがいいんですよね。せっかくの今成選手からの言葉なんですが、チャンピオン像を築く前に早く手放せるように、そのベルトを持っていたことを忘れられるように頑張ります。

      第1試合は松永智充&レッカvs岩崎孝樹&渡瀬瑞基のタッグマッチ。松永とレッカのタッチワークで捕まってしまう渡瀬。松永は渡瀬に強烈なエルボーからスモーピオンデスロック。これは渡瀬がエスケープ。エルボーを打っても松永が「効かねえ!」とエルボーで返され、バックドロップを食らってしまう。これカウント2でクリア。渡瀬は向かってきたレッカをなんとかコルバタで投げて岩崎とタッチ。岩崎はレッカに顔面フロントハイキック。レッカは串刺し攻撃を回避し、逆に串刺しラリアットを連打。さらにラリアットを打ち込むが渡瀬がカット。岩崎の延髄斬りから渡瀬がミサイルキックの好連係で逆転。岩崎のバックドロップはカウント2で返される。渡瀬が松永を蹴散らし、最後はキャプチュードでフォール勝ち。

      第2試合は佐々木大輔&遠藤哲哉&マッド・ポーリーvs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOのKO-D6人タッグ王座決定トーナメント準決勝。ダムネーションのコール時にNωAが襲い掛かってゴング。勝俣とMAOが場外の遠藤とポーリーにプランチャ。リング内では佐々木にNωAが串刺し攻撃。MAOのアラビアンプレスから大石がカバーするもカウント2。大石のミラクルエクスタシーを佐々木が堪えると、大石の足を遠藤が場外から引っ張って、佐々木がトペ・スイシーダ。これでダムネーションが一気に逆転。リングに戻ると佐々木がダムネーションTシャツで大石にチョーク攻撃。その後は大石がローンバトルを強いられる。大石はポーリーの攻撃をかいくぐってMAOとタッチ。勝俣とのダブルのドロップキック、さらにサンドイッチ低空ドロップキックと攻め立てる。ポーリーもMAOにル―テーズプレスを浴びせて逆転。遠藤が出てくるとハンドスプリング・エルボー。トーチャーラックボム狙いはMAOがかわして浴びせ蹴り。勝俣が出てくるとミサイルキック。トルベジーノは遠藤がかわすと佐々木のダイビング・ラリアットを呼び込む。勝俣にダムネーションが総攻撃。勝俣もテイクドロップキックで立て直して大石、MAOとのトリプル・ミサイルキックを放つがカウント2。遠藤は勝俣のXファクターをキャッチしてリバース・ブレーンバスター。勝俣もスライディング・ラリアットをかわして丸め込むも、これを返した遠藤が勝俣をキャッチしての投げ捨てトーチャーラックボムでフォールを奪った。

      【試合後のコメント】
      勝俣 すいませんでした。
      大石 いや~しょうがない。俺らも助けにいけなかったし。でも悔しいね。
      勝俣 悔しいですね。
      大石 勝てるチャンスが見えたと思ったので。でも悔しいね。次ですよ、次。
      勝俣 僕たちはまだまだやることがありますからね。ここで下を向いてられないです。
      大石 その通り。前向いていきましょう。両国もあるし、その次のDDTフェス。もっともっと進んでいきますので、こんなところで負けてられないです。これからも応援よろしくお願いします。以上、僕たちレスリング・ニュー・アイドル、NωAでしたー!


      第3試合はHARASHIMA&彰人&ヤス・ウラノvs坂口征夫&高梨将弘&梅田公太のKO-D6人タッグ王座決定トーナメント準決勝。スマスカの握手を酒呑が拒否して開始のゴング。梅田がウラノを蹴倒すと、替わった坂口とのダブル・ミドルキック。坂口がミドルキックで続いて高梨はチンロックへ。ウラノは高梨の指を噛んで抜け出すも、高梨はチンクラッシャーでやり返し、さらにウラノの指を噛んでいった。梅田もミドルキックで続いて5分経過。梅田の蹴りをウラノがキャッチしてレッグクラッシャー。HARASHIMA、彰人も右足攻めで続く。こうして長時間捕まった梅田だが、HARASHIMAの逆片エビをなんとかエスケープすると彰人のバックドロップもカウント2でクリア。なんとかカウンターのドロップキックを彰人に決めて坂口とスイッチ。坂口が一気呵成に攻める。彰人もダブルアーム・スープレックスでやり返して俵返し狙い。すると坂口がフロント・ネックロック。彰人もブレーンバスターで切り返す。HARASHIMAが出てきてダイビング・カンフーキック。スワンダイブエルボーと攻め立てるがカウント2。坂口もミドルキックで抵抗。HARASHIMAもミドルキックでやり返してラリー。ミドルの打ち合いから坂口が水面蹴りを回避してローキック。HARASHIMAもドロップキックでやり返すと彰人と串刺し攻撃。15分経過、高梨もウラノに延髄斬りを決めて梅田とタッチ。梅田がウラノをコーナー腹這いにして、坂口が串刺しニーでアシスト。最後は梅田がハイキックでウラノを黙らせると梅田ドライバーⅠ(仮)で勝利。この結果、KO-D6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦はダムネーションvs酒呑童子に。

      【試合後のコメント】
      HARASHIMA 試合の流れは僕らが掴んでいたと思うんですけど。
      彰人 梅田が思った以上に力をつけていて、割とそのままの勢いで持っていかれちゃったかな。遠いですね、6人タッグ。
      HARASHIMA またもや。僕ら6人タッグのベルトを巻いたことがなくて、今回のトーナメントはタイミングもいいし、コンディションのいいし、いけると思ったんですけど、なかなか。決して僕らチームワークが悪いわけじゃないし、ベルトは遠いですね。たぶんベルトが懸かってない6人タッグは勝っているよね?
      彰人 基本的には負けてないですね。気持ち切り替えて。HARASHIMAさんは両国ありますし。
      HARASHIMA (6人タッグの)チャンピオンチームができたら…。
      彰人 隙あらば狙っていきたいですね。なんなら今日優勝したチームに挑戦するぐらいの勢いでいきたいですね。本当に悔しいです。リベンジしたいです。


      第4試合はKENSOが8月28日両国国技館大会に出場してもいいかを査定する新鮮さ溢るるシングルマッチ。この試合は5分アイアンマンマッチでおこなわれるが、KENSOの8・28両国出場は勝敗に関係なく、試合内容を加味したうえで3名のジャッジ(今林久弥<DDT広報>、加藤朝太<週刊プロレス誌DDT担当>、百田光雄<力道山ジュニアかつ力の父>)に委ねられるとアナウンス。試合が始まるとKENSOがさっそく張り手からラリアット。コーナーに登らんとしたところで高木がクロスチョップで止める。KENSOが張り手で止めてダイビング・エルボードロップ。片エビ固めで押さえ込んで3カウント。まずはKENSOが1ポイント。残り3分、高木がコーナー対角線ラリアットで迎撃し、ブレーンバスター狙い。KENSOが切り返しての垂直落下式ブレーンバスター。これもカウント2。残り2h分、高木がクロスチョップで動きを止めて雪崩式ブレーンバスター狙う。KENSOが張り手で止めてダイビング・エルボーを放つが、回避した高木がマヒストラルで丸め込んでフォール。これで戦況は五分。「両国に出してくれ!」「出ないでくれ!」のチョップの打ち合いからラリアットは相打ち。残り1分でダブルダウン。残り30秒でもラリアットの相打ち。残り10秒でもラリアットの相打ちでフルタイムのゴング。判定に入ると今林が30-27で高木、加藤記者が28-30でKENSO、百田が30-2で高木。2-1で高木の勝利となり、KENSOの両国大会出場はなしとなった。

      試合後、KENSOがマイク。KENSO「ちょっとモジャモジャ。僕は百田さんは業界の大先輩だけど、伺いたいんだな。30-2って完全に間違えてるよ」百田「KENSO、両国で誰もお前の試合を見たくないんだよ!」KENSOは卒倒したが、再び起き上がる。KENSO「僕は7年間、海外でいろいろやってきたんですよ。DDTのみんなに言うよ。DDTファンは世界で最高、ナンバーワンのファンだね。俺はみんなの気持ちに訴えたい。どうしても両国に出たいの」亜門「もう男らしくないんで、査定試合で不合格だからとっとと帰ってください!」高木「ちょっと待て! KENSO! そんなにDDTの両国大会に出たいのか? オマエ、両国大会の後のことを考えてねえだろ。何があるか知ってるか? DDT所属がメンタルいかれてしまうドラマティック総選挙があるんだよ! ドラマティック総選挙、テメエに出る勇気があるか。あるなら両国大会も出ていいよ! 選挙だぞ!」KENSO「KENSO、両国大会、ドラマティック総選挙に出してください!」亜門「KENSOさん、総選挙はメンタル消耗しますよ」KENSO「出してください!」亜門「わかりました。ドラマティック総選挙のエントリー、両国大会の参戦を決定させていただきます」KENSO「ウチの奥さん知ってる? 彼女、船橋市市議会議員、鈴木浩子。選挙、私は彼女と一緒に船橋市議会選を闘ってきた。私にとってドラマティック総選挙、プロレスより得意。絶対に選挙に負けない。じゃあ、みんな私に清き一票を。いいですか? 私に清き一票をよろしくお願いします。顔は覚えたからね。戸別訪問するからね。KENSOに清き一票を入れてくれますかー!」亜門「あの~、まだ始まってないからいいですけど、リング上での選挙活動はNGなんですよ」最後はそれでもKENSOが「私に清き一票をお願いします!」とアピールして引き揚げたのだった。

      【試合後のコメント】
      KENSO まず初めに両国大会の出場が決定したと。ひじょうに嬉しい。プラス、DDT総選挙については本気で乗り込む。これは本当の勝負だと。夫婦ともども一緒に闘っていこうと思っています。
      ――船橋市議会選の選挙ノウハウを生かしていく?
      KENSO そう。まずDDTのファンに僕のことをわかってもらう。話を聞いてもらう。それが一番大事。一人ひとりに熱いメッセージを送りたい。必ず1位になる。必ず1位になる。必ず1位になる。

      第5試合は趣味人専用書店「書泉」のインフォマーシャルマッチ。赤井組は書泉のエプロンを着用して入場。試合前に亜門GMがルールを説明。書泉のCMを赤井主演でフロアごとに撮影済みとのことで、まずはそのうちの一本がスクリーンで流される。その緩さにディーノとササダンゴは激怒。5フロア分、5ラウンドごと異なるルールで争い、赤井組が1ラウンドで勝利すれば、CMがそのフロアのCMがオンエアされるが、ディーノ組が勝てば流せないというもの。まずはボードゲームフロアのCM放映を懸けて1カウントルールで争うことに。しかし平田がディーノに秒殺されて流されず。続いてミリタリーフロアのCMを懸けて2カウントフォールルールで争うことになったが、これは赤井がウラカンラナで勝利。さっそくCMが流されるも、先ほどのCMから一本挟んで赤井のワイシャツが少々はだけている模様。続いて鉄道フロアはオンリーギブアップルール。これはヒロシの腕十字に伊橋が秒殺。鉄道フロアのCMが流されるも、赤井はワイシャツに下が水着着用といういで立ち。これに勘付いた伊橋は続くアイドルフロアのオンリー・オーバー・ザ・トップロープルールに移ると「次のやつが見たい」と自爆OTRを狙うもディーノが阻止。それでもOTRを狙う伊橋にディーノは「なんでそんなに見たい?」と質問。伊橋が「沙希ちゃんがー! す、す…」と言いかけたところで赤井がビッグブーツで伊橋を落としてOTR。CMが流されると赤井は水着と書泉のエプロンのみといういで立ち。最後はプロレスオンリーショップのCMを懸けて通常ルールで雌雄を決することになったのだが、何かに気付いた伊橋もササダンゴも次が見たくなって書泉のエプロン姿。もはや1対多勢になってしまったディーノの必死の抵抗もむなしく、総攻撃に遭ってしまって赤井のダイビング・ボディーアタックで潰されてフォール負け。

      試合後、水着姿による赤井のプロレスオンリーショップのCMが流され、赤井チームには書泉グランデから記念品が贈呈された。最後は赤井の「プロレスグッズをお買い求めの際はぜひ書泉グランデさんに足をお運びください!」で中締め。

      第6試合はアントーニオ本多&マイク・ベイリーvs石井慧介&ワンチューロのタッグマッチ。アントンは創作昔話『ごんぎつね』を披露するかと思いきや、きつねの手でサミング。場外に出た2人にベイリーはプランチャを決めてみせたが、アントンはトップロープに足が引っかかって失敗してしまう。リングに戻るとアントンがローンバトル。アントンも石井にスパインバスターでやり返してベイリーとタッチ。ベイリーが鋭いキックで一気呵成に攻める。石井へのムーンサルト・ダブルニーはカウント2。その場跳びカンクーントルネードを石井がかわしてスライディングキック。石井からタッチを受けたワンチューロはラリアット。カットに入ったアントンが蹴散らされてしまうと、ワンチューロと石井でダブルのチョップから連続セントーン投下。救出に入ったアントンは2人まとめてバイオニックエルボー。場外に出た2人に飛ぶと見せかけてロープをあけてベイリーがトペ・スイシーダ、さらにケブラーダと畳みかける。リングに戻るとコーナーのベイリーをワンチューロが抱えるが、逃れたベイリーが蹴倒してから四つん這いのワンチューロにシューティングスター・ダブルニーを投下して勝利した。

      試合後、ベイリーはアントンの通訳で観客に「私はまだ幸せではない。なぜなら私はここ日本でやらなきゃいけないことがたくさんあるからです。これはまだマイク・ベイリーの始まりに過ぎない。ワタシ、ガンバリマス!」とマイク。

      【試合後のコメント】
      ベイリー(アントンの通訳)アントーニオ本多と組めて嬉しい。DDTファンにマイク・ベイリーがどんなレスラーかを見せられて嬉しかった。両国ではディック東郷と組むけど、世界で最も成功したレスラーだから不安に思っている。私が今まで培ってきたことをビッグマッチで出したい。
      ――シューティングスター・ダブルニー以外にもファンを驚かせる技はある?
      ベイリー 1000ものキックのコンビネーションがあるから、今日のはほんの氷山の一角だ。シューティングスター・ダブルニーは多くのバリエーションの一つでしかない。期待しててください。

      セミファイナルは竹下幸之介vs大鷲透vs石川修司vs樋口和貞のスペシャル4WAYマッチ。入場した大鷲は石川を睨みつける。ゴングが鳴らされてもしばらく動かず。4人でのフィンガーロックの攻防。続いて樋口 → 大鷲 → 竹下 → 石川の順で逆水平の打ち合い。石川が大鷲、竹下をショルダーアタックで吹っ飛ばす。樋口が石川をショルダーアタックで飛ばしてみせる。石川は樋口にボディースラムからフットスタンプ、ボディーシザースへ。これは大鷲がカット。大鷲が石川を羽交い絞め。樋口は大鷲に延髄ラリアット。竹下が石川をミサイルキックで場外まで飛ばしていく。ここから石川vs竹下、大鷲vs樋口で場外戦。竹下は床に石川をDDTで叩きつけてイスをぶつけていく。大鷲が竹下に逆水平。竹下も逆水平でやり返していく。竹下の「上がれこの野郎」で2人はリング内で逆水平を打ち合う。互いにラリアットを相打ちしていると、そこへ石川が飛び込んで両腕ラリアット。石川が樋口に串刺しラリアット。さらにコーナー2段目からのダイビング・フットスタンプで潰していく。これはカウント2。樋口が石川をショルダーリバース。さらにドロップキックでなぎ倒すとぶちかまし。轟天狙いは大鷲がビッグブーツで倒してブレーンバスター。コーナーに登ったところで竹下が逆水平からデッドリードライブで落としていく。ダイビング・ボディープレスを大鷲がかわしてマヒストラル。これは石川と樋口がカット。竹下が樋口を投げ捨てジャーマン。石川にはラリアット。大鷲にはブルーサンダーを決めたがカウント2。ジャーマン狙いは大鷲が着地して首固めですかさずフォールを奪ってみせた。

      試合後、大鷲がマイク。「竹下、俺は明後日が楽しみで楽しみでしょうがねえよ」と言うといつどこ権のアームカバーを誇示して引き揚げた。

      【試合後のコメント】
      竹下 タイトルマッチが明後日なので今日はスイッチ入れて、フルスロットルでいきました。次のタイトルマッチ、大鷲選手もそうですし、そこを乗り越えたら両国で石川選手が待っているし、樋口選手も今日のDNAのメインも完勝してね。その3人と当たるということで、そんなんで油断していたらタイトルマッチ前にケガするので、しっかり気合いを入れていきました。その結果、ああいう形で3カウントを取られましたけど、一つ大鷲選手の持っている手を出させたので。ああいう引き出しもあるんだなと再確認しましたし、同じ丸め込むは食わないと思うので。今日そこまで出させることができたのか、俺はこういう手をまだまだ持ってるぞということなのか。そこは注意しないといけないと思います。でも僕は今日もチョップをいっぱいもらって、打ちましたけど、「魂こもってない」って言われてカチンときてるので。このチョップで大鷲透から3カウント取るつもりで、一発一発打ち込みたいと思います。
      ――ああいう手を出させたのか、まだまだ持っているのか。
      竹下 油断するわけにはいかないので、心の準備というか頭の準備はしといたほうがいいですよね。でも僕の見ていた大鷲透は正々堂々チョップでいくなら、チョップで返してくるようなレスラーだと思うので。ここで丸め込みで勝つような大鷲透ではないと思うので。チョップの魂と魂のぶつかり合いで勝ちたいと思います。

      大鷲 3月の両国大会でこれ(いつどこ)を取って4ヵ月を切りました。正直、ここまできたらこの勢いを止めるわけにはいかない。ベルトを獲って、そして両国国技館のメインに立ちたいと思います。最後の前哨戦は竹下が思いもよらなかった丸め込みを見せましたが、言っておくけども私の引き出しはこんなものではありません。それ以外にもまだ大鷲透のフェイバリットホールド、ランニング・ノド輪落とし、ダイビング・ボディープレス、パワーボム。何一つこの前哨戦で出していない。この意味をよく考えて、明後日楽しみにしててください。
      ――竹下選手の逆水平は魂がこもってないとのことだったが、前哨戦を重ねてどう感じるか。
      大鷲 たぶんカチンときたんだろうね。徐々に威力が増しているのはここ(胸)が一番よくわかっているから。まあそんなこと言われて、ああそうですかって黙っているヤツなら初めからベルトを巻く資格がないし、それでどんどん突っかかってきて、どんどん相乗効果でおもしろくなってくるんじゃないですかね。新宿FACE、明後日は潰しあいでしょう。

      メインイベントは佐々木大輔&遠藤哲哉&マッド・ポーリーvs坂口征夫&高梨将弘&梅田公太のKO-D6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦。セコンドにKUDOを迎えた酒呑童子が入場するなりダムネーションに襲い掛かって試合スタート。高梨は遠藤をコーナーに腹這いにセットして坂口が串刺しニー、梅田がカバーするもカウント2。遠藤も坂口と梅田の連係を分断。ここから梅田がダムネーションに捕まってしまう。苦しい梅田は佐々木にミドルキック。タッチせんとしたが遠藤に阻まれてしまう。梅田はポーリーにドロップキックを連打してようやく坂口とタッチ。坂口はジャンピングミドルからスリーパー。ポーリーが抱えて首投げで落とす。ならばと坂口はおんぶ式のスリーパー。ポーリーがコーナーに叩きつけても坂口は解除しない。ポーリーは背中から落としてようやく坂口を剥がした。ポーリーはロープに向かって走るが、坂口はスリーパーで絡みついてさらにPK。これはカウント2。ポーリーは蹴り脚をキャッチしてフィッシャーマンズ・スープレックスで投げていった。戦況は遠藤vs高梨に。高梨は佐々木との連係を阻止して遠藤に延髄斬り。トラースキックは遠藤が止めてト―チャーラックボム狙い。高梨が丸め込みで切り返すが遠藤もスライディング・ラリアットを放って佐々木とタッチ。佐々木はダイビング・ラリアット。高梨も梅田のアシストからランニング・レッグラリアットを放つもカウント2。梅田がミドルキックで襲い掛かる。高梨を踏み台にしてのジャンピング串刺し低空ドロップキックはカウント2。梅田ドライバーは佐々木が凌いでコーナーに潰すとポーリーがコーナースプラッシュ。遠藤との連係を決めるがカウント2。佐々木のダイビング・エルボーから遠藤がムーンサルト。佐々木のカバーは坂口と高梨がカット。佐々木が高梨にベトドラ狙い。梅田が回避してエルボー。佐々木は余裕そうに両腕を広げる。梅田は渾身のエルボーから前蹴り。坂口がその場跳びの神の右膝からトリプルキック。梅田のカバーはポーリーがカット。梅田のハイキックを佐々木がかわして丸め込むもカウント2。佐々木式ウラカンラナを梅田が丸め込むもカウント2。遠藤のアシストから佐々木のDDT+ポーリーの投げ捨てジャーマン。佐々木のカバーはカウント2。ならばとクロスフェースへ。もがく梅田を佐々木はリング中央に戻す。ならばと変形バージョンに移行して勝利。

      試合後、佐々木がマイク。「おい梅田、オマエ、いい目しているな。そんなアル中クソ野郎どもと一緒にいねえで俺たちと一緒にやらねえか?」梅田はエプロンに上がるも佐々木への返答は張り手。佐々木は「テメエなんかいらねえ!」とトーキックで蹴散らした。「帰れよ、アル中クソ野郎ども! 6人タッグのベルトはここにある。タッグのベルトもそのうち俺たちが取り返す。そして両国ではこの…汗かいている。195センチ、135キロ、ビショビショのデカイおじさん、石川“エイドリアン”修司がKO-D無差別のベルトを獲る。俺たちダムネーションがDDTを制圧する。なぜかわかるか? この地球はこの俺、佐々木大輔、ダムネーションを中心に回ってんだ! 覚えておけ!」

      【試合後のコメント】
      ――厳しいトーナメントを勝ち抜いてベルト戴冠となったが。
      佐々木 厳しくなかったですね。アイドルとかアル中とか、闘ってないけどビジネスユニットとか、そんなんしか出てない。俺たちが勝って当然だろ。
      ――そのうちKO-Dタッグへの挑戦を明言しましたし、石川選手は両国でKO-D無差別に挑戦します。ベルト総獲りを宣言してましたが。
      佐々木 ベルト総獲り、東京制圧、日本制圧、アジア制圧、そしたら地球制圧。どういうことかわかるか?
      ――地球はダムネーションを中心に回っているということですか?
      佐々木 なんでオマエ、先に言うんだよ!
      ――…失礼しました。
      佐々木 そういうことだ。地球は俺たちダムネーションを中心に回っているんだよ。
      ――石川選手は前哨戦という意味あいもあったと思いますが。
      石川 (以前は)竹下って言ってましたけど、俺は強いほうとやりたいんで。竹下、大鷲どっちでもいいんで、強いのをさらに強い俺が勝つだけなので

      高梨 クソーッ! 梅が、狂犬がこれだけやって勝てねえのかよ! 兄貴が帰ってくる前に絶対に取りたかったのに! クソッ! こんな狂犬が気持ちを見せたのに、なんでベルトが取れないんだよ!
      坂口 チクショー、兄貴の手土産にしようかと思ったのに。
      高梨 けれど俺らはあのベルトをあきらめねえからな! 次はKUDOが帰ってきたら、KUDOを入れてベストメンバーでアイツらのベルトに挑戦してやるよ。その時抜けるのはもちろんこの俺だ!
      KUDO 酒呑童子は俺が復帰してからだから。ここから突っ走るから。梅、頑張るぞ!
      高梨 以上、終わりだ!


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