第3試合は竹下幸之介デビュー戦。エル・ジェネリコとのシングルマッチだ。竹下はジェネリコをヘッドシザースで捕獲すると、ジェネリコが抜け出してヘッドロックでやり返す。ジェネリコが腕を取ると、アームホイップで竹下を投げ飛ばした。ジェネリコは右手を差し出し、抱き起して余裕を見せる。竹下もジェネリコのバックドロップを着地し、ドロップキックを決めると、右手を差し出してジェネリコを挑発。ジェネリコはこれに応じると見せかけて逆水平で反撃。竹下をコーナーに乗せる。竹下はキックでジェネリコを離れさせて、コーナーから飛びつきフランケンシュタイナーを決める。ジェネリコは竹下に逆水平チョップと張り手でやり返す。コーナーに登ったジェネリコに竹下はドロップキックでリング下へと落とすと、トペ・スイシーダ。リングにジェネリコを戻すと、ミサイルキックからRKOを決めてみせた。ジェネリコはカウンターの串刺しビッグブーツで反撃に出ると、スパイラルボムからカウンターのみちのくドライバーⅡ。丸め込みで追いすがる竹下にBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を放って勝利した。
ジェネリコ「タケシタはすごくいい選手。まだまだ闘ってみたい。それはそうと、俺は今日の飯伏vsケニーの勝者に挑戦したい。チャンピオンになるためにDDTに帰って来た。俺がナンバーワン、エル・ジェネリコだ」
竹下「(デビュー戦を振り返って)まずプロレスラーになれたことが。入場した時に実感できて、もう一つはジェネリコ選手が相手ということで、チョップで心が折れそうになったんですけど、絶対に諦めないという気持ちで向かっていきました。(イメージ通りにできた?)ほかの選手がやっていない技をやろうと思ってたんですけど、なかなか思い通りにいきませんでした。でも場外への攻撃とかミサイルキックとかは高さもあったし、やりたいことはできました。武道館という場所よりジェネリコ選手が相手ということにプレッシャーを感じていました。リングに上がってお客さんから歓声をもらってそこで鳥肌が立ちました。やっとスタートに立てたというのが大きいです。自分はまだ10代で、今のうちにいろんな経験をさせてもらいたい。大阪在住なんで、他団体さんが大阪でやるときには何でもいいんで呼んでもらって、たくさん経験を積みたいです。そして世界で闘えるプロレスラーになりたいです。(目標の選手は?)今日負けているジェネリコ選手に勝つことが最初の目標です。(今後は学業との両立?)後楽園とかもなるべく出させてもらえればと思います。陸上では全国大会で3位になったのが一番の成績ですけど、残りの高校生活で全国大会で1位になりたいです」
第4試合はマサ高梨&佐々木大輔&星誕期&遠藤哲哉&藤本つかさvsヤス・ウラノ&アントーニオ本多&火野裕士&タノムサク鳥羽&世Ⅳ虎のサッカーマッチ5vs5。試合前に高梨組が東葛SC、ウラノ組が明枠FCと紹介され、『キャプテン翼』でお馴染みの高橋陽一先生による煽りマンガで、これまでのチーム結成の経緯を紹介。放送席には高橋先生も着席し、サッカーマッチを見守った。松井レフェリーがホイッスルを鳴らして試合スタート。まずは藤本がアントンをツカドーラで丸め込んで1点先取。すると明枠は、ヤスが佐々木にダイビング・ボディープレスを浴びせて1点を取り戻す。ハーフタイムで赤コーナーと青コーナーの陣地が入れ替わって、後半戦スタート。火野が遠藤に逆水平からラリアットを見舞うと、Fucking BOMBで叩きつけ2点目を追加。しかし、東葛も藤本がビーナスシュートをヤスに放つと、高梨がタカタニックで続いて、試合を振り出しに戻す。ロスタイム1分が設けられたが、互いに試合を決め切れず試合終了。亜門GMが「PK戦やるぞ!」と指示して、ステージにゴールネットを設置。試合はPKで決することに。1番手はアントンが外し、高梨が決めて東葛が1点目。その後は鳥羽が外し、藤本が止められ、ヤスが止められ、佐々木が外してしまう。明枠4番手の世Ⅳ虎もゴールネットを揺らすことができない。ここで東葛は誕期がキーパー・火野の股下をすり抜けるようにボールを蹴り込み、2点目。東葛が勝利した。
高梨「見事に勝つことができました! 普段の勝利以上にうれしい。なぜならこの5人だけじゃなく、サポーターの応援があっての勝利だから。そして試合前に、あれだけテンションの上がる煽り漫画を描いてくださった先生のおかげです」
藤本「ずっと私はフットサルとプロレスの架け橋になりたいと思っていて、この武道館という大きな舞台で実現できたことがうれしいです。ただPKで外してしまったことは、あとで先生に怒られてしまうと思います」
高橋先生「(藤本は)普段の練習から下手なんでね(笑)。(プロレスは)普段から好きで会場にも行ったりします。(プロレス漫画を描く予定は?)プロレスの場合は筋肉を描くのが大変そうだなって(笑)」