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☆DDTいれコミ情報☆大会直前「ドラマティック・ドリームズ!Vol.2~サブタイトル無し~」7月12日大阪市東成区民センターのC

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    • 松井幸則レフェリーが主催する「ドラマティック・ドリームズ!Vol.2~サブタイトル無し~」(大阪市東成区民センター)の開催があと2日に迫った。今回の「DDTいれコミ情報」ではバラエティーに富んだ全9試合の中から注目カードを解説していく。(文=オフィシャルサイト取材班)

      ○あの頃の忘れ物を探しに。スペシャルシングルマッチ
      スーパー・ササダンゴ・マシン vs 丸山敦


      ササダンゴの崇拝するマッスル坂井と丸山敦の前身、タイガースマスクは『プロレスキャノンボール2009』で絡んでいるが、その時はマッスルの至宝がタイガースに流出し、事態はそのままとなっている。両者ともに強い個性の持ち主なだけに、ぶつかりあった時の化学反応はまったくの未知数。ちなみに、ササダンゴにこの試合の意気込みを聞いたところ、「この試合で勝たなきゃいけないのは、丸山さんでもササダンゴマシンでもないんですよ。どっちが勝っても負けても、我々が勝たなきゃいけないのは、同じ大会に出場する菊タローさんとくいしんぼう仮面さんです」と言う。「この2人は日本の、おもしろプロレスシーンの歴史を作ってきた二大スターです。全国どこの会場にいっても起こる大爆笑。ここぞという場面での大感動…マッスル坂井も男色ディーノもタイガースマスクもずっとこのリビングレジェンドたちと闘ってきました。今回の戦場は彼らの聖地・大阪。しかも菊タローさん、くいしんぼうさんに飯伏を加えた3WAYです。絶対におもしろいでしょう。でも絶対にこの試合に負けちゃいけないんです。たぶん、丸山さんもそう思っていると思いますよ」(ササダンゴ)。彼らが“菊くい+飯伏”にどう張り合うのか。ガ然注目が集まる。

      ○浪速震撼!スペシャルシングルマッチ
      アントーニオ本多 vs マグニチュード岸和田


      松井レフェリーの主催興行では金丸義信(2007年11・3大阪IMP)や外道(2010年5・22新木場)、さらには天龍源一郎(2011年6・26住吉、6人タッグマッチ)とビッグネームと絡む機会が多いアントン。今回も“大阪で一番強い男”岸和田とのシングルマッチが組まれた。「マグニチュード岸和田選手のことは、いまから十何年も前に実家にいた時、テレビで見ておりました」と語るのはアントン。「まさかこうして闘うことになるとは、その時は露とも知らず」と岸和田との対戦に驚きを隠せない様子だ。パワーでは分が悪そうなアントンだが、ここ一番で見せる驚異の粘りでスタミナを奪うことができれば、アッと言わせる結果もなくはないだろう。

      ○~未知との遭遇~スペシャル3WAYマッチ
      飯伏幸太 vs くいしんぼう仮面 vs 菊タロー


      大阪名物というかプロレス界の文化遺産というべき “菊くいワールド”。もはや他者に付け入る隙を与えない両者によるコミカルマッチに、プロレス界の“ゴールデン☆スター”飯伏がどう絡んでいくのか。飯伏と菊タローは2013年1・16新宿FACEでの東京愚連隊興行で対戦済み。その時の飯伏は菊タローのお約束のムーブをことごとく潰し、要求された腕相撲でネジ伏せ、あっさりギブアップを奪ってみせた。しかし、今度はくいしんぼう仮面がいることで、飯伏も思うように試合を進めることは難しそう。菊くいが飯伏を自分たちの世界観に引きずり込むのか、それとも飯伏がことごとく無視して2人を圧倒してしまうのか。

      ○Road to RYOGOKUスペシャルタッグマッチ
      KUDO&坂口征夫 vs HARASHIMA&ヤス・ウラノ


      今回は現世代同士、新世代同士のスペシャルタッグマッチが組まれた。現世代としては試合内容でも新世代に負けられない。ただ、気になるのは酒呑童子の動向。8・23両国国技館のメインイベントでKO-D無差別級王座を争うKUDOと坂口だが、7・5博多でタッグマッチをおこなった際に坂口がフォール負けを喫した後は、バラバラに退場。先に引き揚げたKUDOは「両国のメインに立つ2人は絶対に負けちゃいけないし、少なくとも俺は両国まで負けない」と坂口を暗に批判。その前日には酒呑童子としてKO-D6人タッグに挑戦するが、大会当日までには結束力の不安を払拭して臨みたいところだ。

      ○Road to DAIICHIスペシャルタッグマッチ
      彰人&竹下幸之介 vs 入江茂弘&樋口和貞


      これからのDDT、プロレス界の次代を担っていくメンバーでのタッグマッチ。竹下と樋口は先の「KING OF DDT 2015」で活躍を見せた。特に樋口は、今回のパートナー・入江と2回戦で激突。肉弾戦の末に撃破しており、現在もっとも成長著しい存在だ。対する竹下はKING OF DDTで決勝戦までコマを進めたが、優勝を逃し、先日の博多ではKO-Dタッグ王座次期挑戦者決定戦でも敗退。ことごとくチャンスを逃している印象が強い。地元・大阪で両国クラスのビッグマッチが決定しているだけに、ここを再飛躍のきっかけにしたいところだろう。もちろん、同郷の入江も同じ気持ちだろう。5・17名古屋のEXTREME級戦では彰人に敗退しており、一矢報いたいところ。EXTREME級王者の彰人はこのメンバーの中でパワー負けしそうだが、テクニックでは他の3人に譲らないだろう。この4人の中で抜け出すのは一体誰だ!?

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