★7・30=nWJプロデュースデー
メインイベントは高尾蒼馬vs石井慧介の変則61分3本勝負。1本目は石井が自販機の上からケブラーダを舞い、ニールキックをブチ込んで先取。2本目は高尾がトラックの上からのダイビング・ボディープレスで机に寝ていた石井を潰してみせて星を取り返した。3本目はリング上で高尾がボマイェ、シュバイン、ダイビング・ギロチンドロップのフルコースで石井の奮闘を断ち切って勝利した。試合後、高尾は高木三四郎を呼び寄せ「鈴木みのる戦が決まって1年前から何かやってきたんですか?」と問いただす。高木は今日のメインを見て気合いを入れ直すと「どうってことねぇよ! どうってことねぇ証拠に俺は風になってやる! 鈴木みのるを克服してやる!」と言って、鈴木みのるの入場テーマ曲『風になれ』をジャイアンばりに大熱唱。すると花道から鈴木が登場し、高木をスリーパーで絞めあげた。「面倒くせぇから今やろう」と迫る鈴木に、高木は「8・18武道館はもうそこまで来てる!」と避け続け「俺はアナタに要求したいことがある! 8・18武道館はなんでもありにしろ! 俺はなんでもあり、でもアナタは何もなし。ハンデをつけろってことだよ!」と要求する。これに鈴木は「やってやるよ。なんでもいいから用意してこい」と承諾。鈴木はその場でギャランティ交渉を始め、渋い顔をする高木に「オマエはなんでもあり! 俺は何もなしだぞ!」と迫る。高木は「払いますよ!」と折れた。
鈴木「いいよ、何もなしでも。今日来て、ギャラの交渉は成立したからな。それがすべてだよ。このクソインディー野郎どもが、調子乗って武道館で試合やろうって大それたこと考えたんだから。それなりのもん見せてくれないとな」
高木「あれほど大人げない人はいない。鈴木みのるはどうしても超えなきゃいけない、通らなきゃいけない人。何をもってしても勝てる気がしない。ハンディキャップと言ったのも、今の俺の精一杯。試合に勝つ、負けるはあるけど、それ以前に存在感で勝てるかどうか。それをテーマに鈴木みのるに挑んだ者はいないので、試合で勝つと同時に存在感でも負けたくないし、負けない」
★7・31=ケニー・オメガプロデュースデー
メインイベントはケニー・オメガ&中澤マイケルvs佐藤光留&大和ヒロシのタッグマッチ。大和は『2012ジュニア・ハイパーリーグ』の優勝トロフィーを持ってリングインして自己紹介。「ノリに乗ってます。空気を詠まずにプロデューサーのケニーからフォールを奪います」と宣言する。これにケニーは「オメデトウ。私が出ていないから優勝できたんだ」と言い返す。「俺のほうが強いことを証明してやる!」と言う大和に光留が一撃食らわせ、下げさせて試合をスタートさせた。ケニーが光留とのグラウンドの探り合いを終えると「大和出せ!」と挑発。大和が出てくると、一進一退の攻防。ケニーのストップ延髄斬りに大和がストップしないで攻撃していく。マイケルはローションを手にすると自分の体に塗りたくり、大和の逆水平を滑らせる。これは光留がタオルを持ってきて、マイケルの体のローションを拭き取って対処。大和のチョップが決まっていく。大和がコーナーに向かっていくと、今度はコーナーに控えていたケニーがローションを大和の足元にかけて転ばせる。ケニーとマイケルは変態スライドからアトミックドロップを大和、光留に決めていく。さらにケニーとマイケルは口にローションを含んで、プロレスLOVEポーズからローションミストを噴霧。攻め込まれた大和に光留がカットに入り、2人してのしばき合いから光留が大和にバックドロップを放ち「行け!」と檄を飛ばす。さらに光留がローションを口に含むと、「変態」コールが起こる中、これを口移しで大和がローションを受け取り、大和がマイケルにマーライオン。そのローションをマイケルが口で受け取ると、ケニーにマーライオンでローションを口移しし、マイケルとケニーでダブルのローションミストを噴霧した。ケニーとマイケルは2人して熱くなって火照ってきたが、蹴倒されて終了。マイケルが大和にアルティメット・ベノムアーム。これは光留がカット。光留がアンダータイツだけを器用に脱ぐと、アルティメット・ベノムアームをダウンしていた大和に食らわす。これで蘇生した大和は、マイケルのアルティメット・ベノムアームにも仁王立ち。大和はマイケルのアルティメット・ベノムメーカー狙いをかわして、クロスアーム・スープレックスを決めて3カウントを奪った。試合後、光留と大和は乱闘をしながら引き揚げた。最後、ケニーが「みんな今日は楽しかったですか? 来年も楽しみにしています」と言って大会を締めた。
★8・1=アントーニオ本多プロデュースデー
メインイベントはアントーニオ本多vs佐々木大輔のシングルマッチ。両者、握手をかわしてスタート。グラウンドの攻防からアントンがヘッドロック。佐々木もアントンを場外に引きずり出して、割り箸で攻撃していく。リングに戻ってアントンがキーロック。佐々木はチンロックでやり返し、ミサイルキックを突き刺していく。佐々木はアントンにバイオニックエルボーを狙うが、アントンが阻止してエルボードロップ。苦しい佐々木はアントンをセカンドロープに引っ掛けてスライディングキックをかますと、ウラカンラナ。ダイビング・エルボードロップを狙うが、アントンが察知してかわすと、卍固めで絞っていく。アントンはバイオニックエルボーからダイビング・フィストドロップを投下するが、佐々木は待ってましたとばかりにかわしてクロス・フェースロックで絡みつく。一度はロープにエスケープされたが、NOW OR NEVERを挟んでから再びクロスフェースで絞って、ギブアップを奪った。試合後、佐々木は「今日の試合、ボリビアまで届いたかな?」とアントンに呼びかけると、アントンは「もちろん届いてないでしょう。しかし、何より大切なのは、届けようとする意気込みです。人生において届くより届かないことが多い。例え届かなくても、ボリビアにいる佐藤さんと、世界中にいる、Fカップ以上の女性に届けるぜ!」と呼応した。