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DDT春の拳祭り~まだまだ上野やるよ~

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DDT春の拳祭り~まだまだ上野やるよ~

日時2025年4月23日
開場東京・上野恩賜公園野外ステージ
  • ★大会ハイライト★

  • 無期限海外武者修行に旅立つ中村圭吾が師・青木真也に締め落とされ、「強くなって帰ってきます!」

     4月23日、東京・上野恩賜公園野外ステージで「DDT春の拳祭り~まだまだ上野やるよ~」が開催。無期限で海外武者修行に旅立つ中村圭吾がラストマッチで師・青木真也に締め落とされ、強くなっての凱旋帰国を誓った。

     海外武者修行を決意した中村は、この日のメインイベントで上野勇希との壮行試合に臨んだ。中村のセコンドには納谷幸男、D GENERATIONSのほとんどの選手が就いた。

     開始早々、場外戦となり、キックの応酬。リングに戻り、中村が飛び付きDDT、ダイビング・ヘッドバットと攻め込む。上野の号令とともに、セコンド全選手、控え室からMAO、勝俣瞬馬が出てきてリングイン。各選手が一人ずつ攻撃を加えてゲキを飛ばすと、中村はミドルキックを全員に返していく。To-yがチョップ、上野がフロッグスプラッシュを繰り出すと、カウント2で返した中村はエイオキクラッチ、キック連打、リバース・フランケンシュタイナーと猛攻。受けきった上野はドロップキック連発、そしてJul.2を繰り出して奮戦した中村にトドメを刺した。

     上野が「強くなった。俺との差なんて、気持ちを積み重ねてきたものだから、そんなのすぐだよ。日本から飛び出して海外でやっていこうという強い気持ちを持つレスラーになってくれるなんて。圭吾、海外に行ってもくじけずやれるか?」 と問う。中村が「やれます!」と叫ぶと、上野は「そんな勇気ある圭吾に僕からのプレゼントです」と言うと、師匠の青木がサプライズで登場し、中村との緊急決定試合に。

     青木がアームロックからグラウンドで肩固めに移行して締め上げると中村は失神。続行は危険とみなしたレフェリーが試合を止めた。

     意識を取り戻した中村は「リング上で気持ちよく寝てても、俺頑張るから。これ以上のことはないよ。青木さん。ありがとうございました」と言って青木と座礼。最後に中村は「もうこれ以上リングで恥かかない。だから、強くなって帰ってくる。何年経つか分からないけど、その時まで応援よろしくお願いします」と絶叫してリングを降りた。

     バックステージで青木は「これ以上のことはないから。海外行ってもっともまれて、いつか帰ってこれたら…。帰ってこれないかもしれない。いつか帰ってこれたら、定例として大体上に行くから」と激励。中村は「ビックリしました。最後青木さんとシングルなんて。だけど記憶がない。気持ちよく寝てた記憶しかない。もう恥かきたくないです。海外で頑張ってきます。もう失うことは何一つございません。だから、強くなって帰ってきます!」と誓った。


    MAO&KANONのS.L.C.がタッグランブル制し、ラッパーのKIMIHIROがMCとして加入!「まずは5・3横浜の前説でNωA Jr.の歌を奪うところから!」

     4・12福岡で発進したMAO&KANONのSTRANGE LOVE CONNECTION(S.L.C.)が時間差入場タッグランブルを制して、ラッパーのKIMIHIROがMCとして加入することが決まった。

     セミファイナルで行なわれた時間差入場タッグランブルには、MAO&KANON、勝俣瞬馬&夢虹、樋口和貞&石田有輝、HARASHIMA&須見和馬、男色ディーノ&To-y、彰人&平田一喜の7チームが参加。勝者チームには「何でも願い事を一つ叶えてもらえる権利」が与えられる。

     5番目にディーノ組が登場すると、To-yが異様なテンションで「ゲームを始める」として、ディーノがトップコーナーに上がって尻を出し、次々に選手が犠牲になる。その間にオーバー・ザ・トップロープで複数のチームが脱落。逆にそのほかの選手がTo-yをディーノの尻にぶち込み、場外葬で失格。MAO組、勝俣組の2チームが残ると、MAOの友人のKIMIHIROが登場し、ラップバトルに発展。最後はS.L.C.がラリアットとマッケンローの合体技を勝俣に決めて勝利した。

     MAOは「願い事」として、ギャラアップなどを要求も天の声が却下。ならばとMAOが「俺たち、いっぱいメインで締めたりあるかもしれない。締めるの下手だから、KIMIHIRO君をMCで入れてもいいですか? 彼の交通費、ギャラも払ってあげる感じで…」とお願いすると、天の声は「札幌は航空運賃高いから、5・3横浜、5・4仙台あたりからにして欲しい」と了承し、KIMIHIROの加入が決定。

     バックステージでMAOは「MC KIMIHIRO、俺たちはしゃべるのが苦手だから呼んだ。プロレス業界の外から拾ってきた野良のラッパーを入れて輪を広げていくぜ。絶賛オファー中1名、返事待ち。楽しみにしとけ。まずは横浜の前説でNωA Jr.の歌を奪うところから!」とコメントした。

     また、王者・大鷲透vs挑戦者・アントーニオ本多によるO-40選手権試合は、大鷲のラ・マヒストラルを本多が潰して丸め込んで3カウントを奪取。第7代王者となった本多は「O-40のベルトを獲ることになってしまった。大鷲透は本当に思わぬ時期から好敵手になった。あなたと戦えて勝てて幸せです。あなたの意思を継いで、このベルト、O-80まで防衛し続けます!」と意欲。
  • NωA Jr.ライブ

  • 新曲「推しタオルで吹き飛ばしちゃルチャ♪」を世界初披露!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 9分36秒

    クロス・フェースロック

  • 第二試合 60分一本勝負

  • O-40選手権試合 

    10分55秒

    片エビ固め

    ※ラ・マヒストラルを潰す。大鷲が初防衛に失敗、アントンが第7代王者となる。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ

    9分48秒

    片エビ固め

    ※正田のチカラKOBUムキムキ
  • セミファイナル 時間無制限勝負

  • 時間差入場タッグランブル 

    22分22秒

    体固め

    ※ラリアット+マッケンロー。< >内は入場順。
    【試合経過】
    ①男色ディーノ&○To-y<6> vs HARASHIMA&須見和馬●<4>
    7分18秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ②男色ディーノ&○To-y vs 樋口和貞&石田有輝●<3>
    10分21秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ③○MAO&○KANON/○勝俣瞬馬&○夢虹/○彰人&○平田一喜<6> vs 男色ディーノ&To-y●
    13分6秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ④○勝俣瞬馬&○夢虹 vs 彰人●&平田一喜●
    17分7秒 同時オーバー・ザ・トップロープ
  • MAOの友人KIMIHIROが登場しラップでアシスト、STRANGE LOVE CONNECTIONがタッグランブルを制す! MAOの願い事はKIMIHIROのS.L.C.入りとDDTレギュラー登場!

  • メインイベント 30分一本勝負

  • 中村圭吾壮行試合~スペシャルシングルマッチ

    17分32秒

    体固め

    ※Jul.2
  • 中村が意地を見せるも上野が惜別のJul.2で勝利! 上野がマイクで中村にエールを送り「プレゼント」として青木真也が電撃登場!

  • 緊急決定試合 30分一本勝負

  • 1分11秒

    TKO勝ち

    ※肩固め→レフェリーストップ
  • 急きょ行われた青木と中村の一騎打ちは、中村が締め落とされる衝撃結末!「これ以上、このリングで恥はかかない! 強くなって帰って来る!」(中村)

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