7月8日の記者会見で趙雲子龍を丸イスの硬い底の部分でぶん殴り、アイアンマンヘビーメタル級王座を手に入れたKAIENTAI DOJOの佐藤悠己。ディック東郷のいるボリビアへと出発し、本人とのアイアンマン戦を目論んでいたが、高山病にかかって寝込んでしまうアクシデント。さらにそこをレフェリーシャツを着た東郷に押さえ込まれた上で3カウントも数えられて王座移動。さらにAJAYO(ボリビア人レスラー) → コパカバーナの少年 → 東郷と移動。なんとかベルトを取り返したい佐藤はボリビア遠征最終日、東郷に睡眠薬を飲ませ、レフェリーシャツを着てカバーし、3カウントを数えて王座奪還に成功。今回の新木場大会には第928代王者として凱旋した…が、第2試合のアイアンマンバトルロイヤル・フォー・ザ・ヘビーメタル・タイトルマッチ前に、趙雲のイス攻撃に遭って初防衛に失敗した。
試合では福田洋、彰人、趙雲、佐藤、福田とタライ回って10分のフルタイム。福田が王座を奪取したかに思えたが、その背後をゴージャス松野がエルボーで襲い掛かり、横入り式エビ固めで丸め込んで3カウント。
その松野はセミファイナルの第5試合に出場。パートナーのDJニラが休憩前のKO-D無差別級選手権試合で王者の飯伏幸太にコテンパンにやられてしまったがために、机で運ばれてくるという事態に。松野の孤軍奮闘に、ニラも最後の気力を振り絞ってのロケットパンチを繰り出すが、松野に誤爆。そこを大石が丸め込んで松野から3カウント。同時にアイアンマン王座は大石に移動した。KO-Dタッグとの二冠王になったことに喜ぶ大石だったが、一緒に手を取ったほもクロの同士・福田のパーフェクト・ラシアンレッグスイープ・ホールドにやられてしまって3カウント。王座は福田の手に。福田は脱兎のごとく逃走した。
リングに大の字のニラは「前代未聞じゃねえか! 全部DDTにやらされてよ!」と逆ギレ。続けて「一つの役割が終わろうとしている。武道館まで待つことねえ。言ったよな、『武道館大会が中止になる』って。この俺の武道館大会が中止になるってことだ!」とマイク。亜門GMが「オファーしますから出て下さい!」と呼び止めるも、ニラは「十分役割を果たしたよ」と拒否し、机の上に寝そべって「運んでください」と両手を胸の前に組んだ。運ばれるニラを見届けた亜門GMは「ニラさんのいないDDTは考えられない。出てもらうように説得します」とファンに訴えた。
メイン後、福田が集会を開いてアピールしているところを、またも背後から松野に襲われてしまい、横入り式エビ固めでフォール負け。7月29日現在は松野さんが第938代アイアンマンヘビーメタル級王者です。