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【新宿村からおはこんばんちわ2017のまとめ】大熱戦のKO-D無差別級戦! 竹下がジェネリコのBrainbustaaaaahhh

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    • 2日、東京・新宿村スタジオC106にて「新宿村からおはこんばんちわ2017」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では以下のことは発表された。

      ・公式LINEで7月23日後楽園大会のみのクーポンを発行。3000円以上のグッズ購入者を対象に500円引きとなる。
      ・7月13日野郎Z新木場大会の全カードが決定。野郎Zvsセクシー軍◎伊橋vs彰人、ワールド・ワイド・フンドシ(WWF)マッチ◎高木&ライアンvs征矢学&誕期、鈴木vsディーノ(鈴木が勝てば和地つかささんか水着披露、ディーノが勝つとセコンドの上野が全裸になる)、アントンvs関根(試合形式は未定だが、ベッド・インが加わる)、メインイベント~野郎Z軍vsセクシー軍◎入江&樋口&大鷲vs大石&トランザム&渡瀬。今回の試合後の記念撮影会は鉄柱ドン撮影会。
      ・ビアガーデンプロレスで選手がその場で握るおにぎりを500円で販売。
      オープニングコールはいつどこ保持者で7・23後楽園での権利行使を宣言している石井。「KO-D久しぶりにチャンスが巡ってきました。2年10か月ぶり4度目、そうあるチャンスじゃないので全力で守り切ります」と誓うと「新宿村スタジオ、いってみよう!」と拳を突き上げた。


      第4試合はHARASHIMA&高尾蒼馬vs大鷲透&ヒラタコレクションA.T.のタッグマッチ。ヒラコレがHARASHIMAの蹴りをマトリックスでかわすも起き上がれずにHARASHIMAに踏みつけられてしまう。その後はローンバトルを強いられるヒラコレ。HARASHIMAにミサイルキックを決めてようやく大鷲とタッチ。大鷲の逆水平とHARASHIMAのミドルキックのラリー。ラリアットは相打ちになってダブルダウン。HARASHIMAが先に高尾とタッチ。高尾が大鷲にドロップキック。続くミサイルキックは大鷲がかわすとヒラコレがタッチを求める。大鷲が無視してボディースラム。ブレーンバスターはヒラコレがカットして「わからずやー!」と高尾とともにツープラトン・ブレーンバスター。自陣コーナーに戻った大鷲にヒラコレがタッチをかわしてリングに入るも、高尾にあっさり反撃されてしまう。替わったHARASHIMAのスワンダイブ式ボディープレスはカウント2。ツープラトン・ブレーンバスターはヒラコレが投げ返してパラダイスロック。味方の大鷲もパラダイスロックで固めてしまう。ヒラコレがメガネを装着してモデルウォーク。高木と下村が加わろうとするも、下村のメガネをHARASHIMAが奪ってモデルウォーク。3人でポーズを決めたが、HARASHIMAが高木をフロントハイキックで蹴散らし、ヒラコレには山折りから蒼魔刀で終了。

      試合後、HARASHIMAがマイク。HARASHIMA「前から気になっていることがあって、今日肌を合わせて事実でないかと確信したことがあります。イタリア人、ヒラタコレクションA.T.は平田だろ!」高尾「君さ、巡業バスで僕の後ろの席だけど、この前、日本語で『もしもし平田です』って言ってたよね」HARASHIMA「あれ、マズいこと言った?」高木「おい!」HARASHIMA「…せーの、スマーイルスカーッシュ!」2人は脱兎のごとく逃走。高木「なんだこの空気! ヒラタコレクションA.T.! オマエ、まさか平田だったのか? オマエ、平田だろ。平田一喜なのか?」ヒラコレ「イタリア人でーす」高木「イタリア人のわりに英語しゃべっているからおかしいと思ったんだよ。ねえ、大鷲さん!」大鷲「とりあえず外してもらっていいですか?」高木「どう考えも平田一喜だろ! こうなったらGM、次の横浜大会でコイツが本当に平田一喜かどうか、俺と大鷲さんで査定試合する! 1対2のハンディキャップマッチだ! コイツが何者なのか査定試合する! ね、大鷲さん!」大鷲「外してもらっていいですか?」亜門GMが7・15横浜での高木&大鷲vsヒラコレをアナウンス。高木「ヒラコレ、俺たちを欺き続けた罪は重いからな! 正体を暴いてやる!」ヒラコレ「決まったものはしょうがない! やってやりますよ! その横浜で私が本物のイタリア人であることを証明しますよ! 私のイタリアン革命についてこーい!」


      第5試合は彰人&ディエゴvs石井慧介&MAOのタッグマッチ。MAOがディエゴにドロップキック。ディエゴもエプロンに出たMAOをドロップキックで場外に落とす。ここから場外戦。MAOもリングに戻って彰人に顔面フロントハイキック。ディエゴにロケットパンチを決めるもタッチはできない。ディエゴの足元へのドロップキックから彰人がドラゴンスクリュー。MAOは彰人をなんとかロックボトムで叩きつけて石井とタッチ。石井が顔面フロントハイキック連発。石井が彰人の動きを読み切ってドロップキック。彰人は回転エビ固めから俵返しで投げてディエゴとスイッチ。ディエゴはクロスアームのショルダーネックブリーカー。石井はディエゴに投げられそうになるも踏ん張ってボディースラム。強烈な野球チョップを決めるもALL OUTの連係に捕まる。それでも石井はVHSをかわしてMAOのストップ低空ドロップキックから石井が顔面ニー。ディエゴの丸め込みをクリアしてタイガー・スープレックスでぶん投げてフォールを奪った。

      7・23後楽園でKO-D無差別、KO-Dタッグ、DDT EXTREMEの三大タイトルマッチに加え、スペシャルタッグマッチが組まれることが発表されて赤井が登場。対戦カードは赤井&高梨と大石&Xだが、その大石のパートナーとして呼び込まれたのは世志琥だった。7・23後楽園のカードは高梨&赤井vs大石&世志琥。赤井「世志琥選手とはデビュー戦から始まり自分のターニングポイントには必ず同じリングにいたので、復帰されてまたこうして同じリングに上がって、次の後楽園で試合が決まって、すごい嬉しい半分、今の自分が経験してきた実力を全部出し切りたいと思います」世志琥「オメエよぉ、つまんねえコメントしてんじゃねえよ。笑わせてくれるよ、マジで。今回この試合組まれたんだから、またウチがオマエに忘れられない痛みを味わわせてやるから、そこんとこヨロシク」赤井「全部受け切って顔面蹴飛ばしてやります」両者は早くも睨み合って火花を散らせた。

      【試合後のコメント】
      世志琥 赤井沙希とタッグマッチが決まりましたけど、復帰して嬉しいとか何? 笑わせてくれてんじゃねえよ。こっちは復帰してから進んでいるし、アイツが過去にすがっているなら潰すだけなんで。新しい世志琥を赤井沙希に植え付けてやるよ。
      ――最近の赤井選手の試合は?
      世志琥 全然、名前も今日久々に聞いたぐらいで忘れてましたね。そんなヤツいたなって。
      ――それだけ自分が復帰してやってきたことに自信がある。
      世志琥 そりゃもちろん自分のほうが上でしょ。

      赤井 デビュー戦の対戦相手も世志琥だったし、初めて負けた時の相手も世志琥だったし、それから変わらなきゃいけないと思って蹴りの練習もしたり、他団体で一人で乗り込んで初めてタイトルマッチをしたのも全部、世志琥選手でした。プロレス界から世志琥選手がいなくなっちゃうという話を聞いた時に、私は何を目標に強くなればいいんだって胸に大きな穴が開いた気分だったんですけど、次の試合できるのが引退試合の時なのかなと勝手に思っていたので、今こうしてチャンスが巡ってきて。世志琥選手もいろいろ経験したと思うんですけど、私もたくさんたくさん経験したので全部ぶつけたいと思っています。
      ――世志琥選手の動向は気になっていた?
      赤井 生中継を見てたりしましたね。
      ――印象は?
      赤井 なんか、怖って思いました。オーラが一皮も二皮も剥けて…。
      世志琥(乱入して)おいテメエ! またつまんねえコメントしてんのかよ。デクノボウが!
      赤井 ウッセー、デブ!
      世志琥 ウッセー、デクノウボウが! テメエ、何思い出に浸っちゃっているの? 全然悲しくともないんだけど。
      赤井 悲しくはないけど。
      世志琥 オマエがウチが最後に闘った時のままだったら、マジで潰すからな。覚えておけよ(退出)。
      赤井 ……なんか私のことを忘れてるって言ってたんですけど、闘って蹴飛ばして思い出させてやります。


      セミファイナルは入江茂弘&樋口和貞&岩崎孝樹vsKUDO&坂口征夫&高梨将弘のタッグマッチ。入江組に捕まった高梨だったが、樋口のノド輪狙いを、指を噛んで抜け出すと、救出に入ったKUDOとともに連係。これで高梨がピンチを抜け出すと坂口がミドルキック。樋口も逆水平でやり返してラリー。これは坂口が制すも、樋口がすぐさまオクラホマスタンピードで叩きつけて入江とタッチ。坂口は入江に払い腰。坂口が入江にスリーパー。入江はなんとか防御するも、KUDOの蹴りでアシストして坂口が絞めていく。樋口がアイアンクローでカット。坂口が入江にジャンピングミドル。入江も交通事故タックルでやり返してダブルダウン。樋口がコーナーに戻して岩崎と交替。坂口はKUDOとタッチ。岩崎がKUDOにファルコンアロー。樋口との連係は高梨が分断して酒呑童子の連係が炸裂。岩崎にKUDOがバズソーキック。カウント2で返されるとバックスピンキックで料理した。

      【試合後のコメント】
      坂口 今日見たら、それが全部なのかなと思うし、絞め落ちないものはやってきたみたいだけど、バカか、Twitterでアップして。あんなもんSNSでアップすれば俺だってわかるわ。そんな子供騙しは通用しないし、絞め落とすだけが勝ちじゃないから。いろんなパターンをウチらは持っているから。絞め落とされないことだけに集中しているだけだから。そこだけ頑張って、足りない脳みそで考えておけばいいんじゃない。
      KUDO 体の大きさなんか関係ないよ。今日も入江は落とされたし、俺のバックスピンが決まれば意識がなくなるし。まあいいんじゃないですか。楽しみになりました。
      坂口 よく考えておけ。神の右膝だってあるんだから。どこでもぶっ壊してやるからな。


      樋口 入江さんから伝言を預かっている。「俺は今フラフラだが、絞め落とされてはいない。つまり負けてはいない」。ただ、俺は負けたと思っている。完敗だと思っている。やっぱり酒呑童子のあの2人は蹴りも絞め技もできて、坂口征夫は絡みついたら離れない寝技で改めてすごいと感じましたね。ただ、今日は今日。博多では必ずタッグベルトを防衛して、あの2人をぶっ倒して俺たちがチャンピオンだということを示したいと思います。
      ――入江選手の絞め落とされない対策は成功だった?
      樋口 成功だったと思います。ただタッグマッチを度外視していたのかなと。スリーパーでは取られなかったけど、パートナーの一撃があって、思い切りやられていたので。
      ――もっとあの対策を磨けばいい?
      樋口 そうじゃないですかね。ただ入江さんは負けてないと言ってるんで。俺は今日は負けたと思っているんですけど。あとDNA後楽園まであと2日。自分の卒業試合ですけど、これぞDNAというものを見せて、それで自分はしっかり卒業してDDTに入団して、また暴れていきたいと思います。

      メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第61代王者の竹下幸之介はマイク・ベイリーを相手に4度目の防衛戦。ベイリーが握手を求めると竹下も応じて互いに拍手。ベイリーは拍手をやめようとしない。向かっていった竹下をベイリーが丸め込むもカウント2。ベイリーのハイキックは竹下がかわして空を切る。竹下のビッグブーツが決まれば、ベイリーがハイキック、竹下がフロントスープレックスで投げて場外に出たベイリーにプランチャを投下する。ベイリーも場外でのローキックで盛り返す。しかし鉄柱を背にした竹下へのミドルキックはかわされて誤爆。竹下は鉄柱へのニークラッシャーでやり返し、リングに戻ると足殺し。竹下の足4の字はベイリーがロープに逃げる。竹下がドラゴンスクリューから左足にボディープレス。竹下はさらにドラゴンスクリューでぶん回してアンクルホールドへ。ベイリーは鋭いエルボーで盛り返し、顔面フロントハイキックから飛び蹴り。しかし足へのダメージからか、すぐに続かない。なんとか串刺しミドルキックを決めて鋭いエルボー。竹下が逆水平で応戦。ベイリーも逆水平でやり返す。このラリーからベイリーがソバット、カカト落とし、アサイDDTと連発。竜巻旋風客はかわされるもすぐさま顔面にキックをヒットさせてアルティマウェポン。かわした竹下がドラゴンスクリュー連発から足4の字。ベイリーはロープに逃げる。足4の字狙いを抵抗するベイリーは前蹴りからスプリングボード。キャッチした竹下がブルーサンダー。しかしカウント2。向かってきた竹下にベイリーがグリーンティープランジ。しかしカウント2。竹下がブレーンバスターで投げると、ベイリーもクラッチを離さないでさらに投げ返して場外へ。ベイリーがエプロンから蒼魔刀。ベイリーが客席に座らせてランニングミドルを狙うも、竹下が回避。竹下がベイリーをイスに座らせてランニングビッグブーツ。ベイリーは竹下のパワーボムを回避して階段をつたうとムーンサルト・アタック投下。ベイリーが先に生還。竹下はカウント19で生還する。20分経過、ベイリーが竹下にミドルキック。抱えようとするもここから丸め込み合戦。ベイリーがその場跳びムーンサルト・ダブルニー。さらにパッケージ・パイルを繰り出すもカウント2。コーナーに登るベイリーを竹下が追いかけて抱える。回避したベイリーがミドルキック。ベイリーがミドルキック。竹下がブロックしてエルボー。ジャーマンは互いにかわして竹下がニーアタック。ラリアットは相打ちでダブルダウン。竹下が起き上がってユルゲンラリアット。しかしカウント2。垂直落下式ブレーンバスターでも勝負はつかない。竹下がぶっこ抜きジャーマンへ。これもカウント2。クロスアームはベイリーが抵抗。ベイリーが投げ捨てドラゴン。竜巻旋風客からベイリーがアルティマウェポンを投下するもカウント2。25分経過、ベイリーはジャーマンへ。これもカウント2。ベイリーがラリアットからジャックナイフ。竹下がカウント2で返す。ベイリーのバズソーキックで起き上がる竹下にハイキック。竹下はベイリーをキャッチしてクロイツ・ラス。串刺しビッグブーツからコーナーへ。抵抗すうるベイリーにビッグブーツ。最後はジェネリコのBrainbustaaaaahhhhh!!!!!で大熱戦に終止符を打った。

      試合後、竹下は英語で「ユー・アー・フォーエバー・マイ・ライバル。ウィアー・ナンバーワン」と呼びかける。ベイリーは「タケシタ」と言うと拍手を送り、「昨日はカナダ・デーだった。僕はカナダにはいなかったけど、日本でカナダ・デーを体験した。それが僕とタケシタの試合だよ。それぐらい大切な試合だった。僕にとって日本で一番すごいレスラーはタケシタで、カナダで一番すごいレスラーが僕だ」竹下に「日本語は大丈夫ですか?」と促されると「ワタシハ、ニホンゴヲ、スコシハナセマス。タケシタ、アリガトゴザイマシタ」と日本語で話すと竹下と握手をかわし、観客の拍手の中を引き揚げた。亜門GMがリングに上がって、7・23後楽園で石井がいつどこを守り切れればという条件つきで竹下vs石井のKO-D無差別級選手権試合をアナウンス。石井「まず…すごい試合だった。でもオマエが勝ってよかった。なぜならオマエを止めるのは俺だからだ。そして俺は両国メインでの竹下vs遠藤を実現させたくないんだよ! 俺が両国メインに立ってDDTに石井慧介もいることを証明する!」石井は退場。竹下「石井さん、次の後楽園で今日の竹下vsベイリーのもっともっと上をいく熱い試合をしましょう。今日、新宿村大会、たくさんのご来場ありがとうございます。僕が言えることは一つです。このDDTのトップのベルトを僕が巻いている以上、絶対大丈夫なんでこれからも、もっともっと熱いタイトルマッチをやり続けます!」

      竹下が階段から引き揚げようとすると、扉から現れたのは吉村だった。吉村が亜門GMからマイクを受け取ると竹下の「マイクでしゃべるんかい!」というツッコミを受け流して話す。吉村「もういい加減、思い出話はなしや。俺、前言うたよな。今度は俺がオマエの大事なもんを一個ずつ取っていくって。そんでこの間、後楽園ではオマエの大事な大事なオープニングコールを取ったわけやけど、今日取ったのはそんなもんやないぞ。おい竹下、オマエ、これ(カード)が何かわかるか? おい、竹下! これはオマエの大事な大事なゴールドジムの会員証や! これでオマエは大好きなトレーニングはできへんな。竹下、悔しいか? ザマーミロ!」しかし吉村がうっかり落としてしまうと彰人が素早く回収。吉村「…オマエ、それ返せよ! 人が落としたもん返さないってどういう人間やねん! とりあえず! このいつでもどこでも挑戦権使って、そのベルトを俺が取ったるからな! 覚えておけよ!」竹下「……ありがとうございました!」

      【試合後のコメント】
      竹下 試合前から言ってましたけど、間違いなく一番ハードでワールドワイドな試合になると。その通りだったと思います。僕の見せたいプロレスを見せられたと思いますし、頑張るしかないと思っているので、一生懸命やって防衛していくしかないと思っているので。それは日ごろのトレーニング、ワークアウトもそうだし、試合もそうだし、ずっと頑張るしかない。だから、この今日の竹下幸之介vsマイク・ベイリーが新宿村スタジオを飛び越えて、たくさん世界に届けばいいなって思います。プロレス面白いなっていうのが届けば、僕は防衛していく価値があると思うし、それをモチベーションにもっともっと頑張ります。
      彰人 今日僕も竹下のセコンドについていて、竹下というプロレスラーのプロレス人生を駆け抜けていくスピードが本当にすごい。見ててうらやましいぐらいすごい。僕は一緒に組み始めて、負けないようにもっともっと刺激的になってやっていこうと思ったけど、トーナメントで負けて、これで勢いが死んでしまうと焦っている部分があって。だけどトーナメントで負けたことが全部悪いんじゃなくて、1回戦でEXTREMEのチャンピオン、佐々木大輔に勝っている。これは願ってもないチャンスだと思っている。EXTREMEというベルトに対する思い、EXTREMEというものの意味。すぐに照準を切り替えて、自分はどこでもいい。どこかで僕のEXTREMEの試合を組んでください。この場を借りて言わせてもらいます。

      ――Brainbustaaaaahhhhh!!!!!を使ったのは?
      竹下 僕は日本vsカナダがトレンドになってるって言いましたけど、日本vsカナダというのを言ったことによって、誰vs誰を想像するのは人それぞれだと思う。まあ僕がプロレスラーとしてスタートした日本武道館、竹下幸之介vsエル・ジェネリコもそのスタートだったんじゃないかなと思っているので。マイク・ベイリーにはあえてそれで勝ちたかったというのがあって出しました。
      ――この前のベイリーとは違った?
      竹下 わからないけど出し切ってくれたんじゃないかなと思うし、その中でベイリーに勝てたというのはすごく嬉しいし自信になるし。やっぱりベイリーもリスペクトするって言ってくれましたけど、その気持ちは僕も一緒で。でも単純に今思っている感情は、いろんな選手と闘わないとわからない部分ってあるなって。それは日本だけじゃなくて海外もそうだし、DDTじゃない選手とも闘わないと、こんなプロレスあるんだ、こんなにプロレスって楽しいんだというのを、改めて気づくんで。そこを気づかせてくれたのがよかったし、ベイリーと闘って懐かしい気持ちがありましたかね。
      ――いつでもどこでも挑戦権を守り切ればという条件はつくが、石井選手との防衛戦も決まった。
      竹下 一番のテーマは世代対決になってくると思うんですね。僕と石井さんって若い世代で括られがちですけど、この石井さん世代と僕の世代はまた違うと思っているので。世代対決というと20代と40代とか大きいものに感じるかもしれないけど、これは僕は完全にジェネレーションバトルになってると思うし。どっちかっていうと彰人さんは石井さん世代かもしれないし。
      彰人 我々、石井さんとかのメンバーは“若通世代”、遠藤&竹下世代とは別物という意識は持っている。
      竹下 だから遠藤vs竹下を両国のメインでさせたくないという気持ちは本音だと思うし。
      彰人 そこで遠藤vs竹下が両国のメインになったら、僕らの世代ってなんだったんだろという思いが少なからずできてしまうから、それは同じユニットでも意識するし。同じユニットじゃない石井さんはもっともっと意識するでしょうね。
      竹下 だからそういう闘いになるんじゃないかなと思っています。


      ベイリー 本当にすごいチャンピオンだし、本当にすごい闘いになると思っていた。そして自分がDDTでやりたいことはまだまだある。まだ始まったばかりだから。
      ――竹下選手のフォーエバー・ライバルという言葉は?
      ベイリー タケシタはこれから石井、遠藤と闘わなければならないけど、両国でタケシタが勝てば、僕が挑戦するだろうし、遠藤が勝てば、その遠藤を僕が倒して、タケシタを挑戦者として迎え入れたい。

      石井 本当にすごい27分35秒間でした。竹下とやりたかったので、竹下が勝ったことに安心しています。実は昨晩夢を見まして、竹下vsベイリーが、ベイリーの左ハイキックでKOというものでして、もしかしたらそういう展開になるのかなと思っていたら、それは予知夢ではなかったと。竹下と闘えることになってよかったです。
      ――竹下vs遠藤にしたくない理由は?
      石井 個人で竹下と闘うけど、この世代の意地があるし、上の世代、下の世代があって、自分らの世代は意地をぶつけなきゃいけない時なんじゃないかと。本当にハザマですよね。そういう悔しい気持ちを全部後楽園でぶつけたいし、今日の竹下vsベイリーを見て気も引き締まったし、気合も入ったし、すごい覚悟で臨まなきゃいけない。とにかく意地を見せます。
      ――竹下選手からは今回のタイトルマッチよりも熱い試合をしようと。
      石井 もちろん、その気持ちでいるし、いろんな武器を磨いて竹下を倒しますよ。



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