25日、東京・後楽園ホールにて「BLACK OUT presents KING OF DDT 2017 FINAL ROUND」がおこなわれた。アンダーマッチは松永智充&岩崎孝樹vsダニー・ドゥガン&下村大樹のタッグマッチ。松永のテクニックに押された下村がミサイルキックで逆転。ドゥガンもパワーで躍動。岩崎もミドルキックでやり返すが、ドゥガンはコーナーポストへのブレーンバスターでどよめきを起こさせる。スパインバスターはカウント2。下村もダイビング・ラリアットで襲い掛かる。しかし最後は岩崎がスワントーンボムを回避してランニングニー。松永のバックドロップから垂直落下式ブレーンバスターで3カウント。
前説の開始前に先日亡くなられたミスター・ポーゴさんの追悼10カウントゴングがおこなわれた。続いて鶴見亜門GMの前説では以下の発表があった。
・ビアガーデンプロレスにアメリカ・オハイオのロックスタープロレスリングからデイブ・クリストが参戦。
・7月24日~30日、今年もDDTグループによるデリシャカス2017での無料プロレスをおこなうことに。
・野郎Z7・13新木場大会に野郎Zのセックスシンボル、ベッド・イン来場。
・7・29DDT台湾第一回大会のメインイベントはレッカvsMAOのシングルマッチ。
・練習生2名のデビューが決定。神野聖人(かみの・まさと)…奈良県出身の23歳。175㎝・82kg。水泳を15年間やっていたとのこと。DNA8・5新宿でデビューする。亜門「入門して2年2ヵ月。練習生としてはMAOと同期。ケガに悩まされてなかなかデビューできずにいて一度、高木さんから選手をあきらめてリングアナウンサーになったらどうだと言われたことがあったんですけど、どうしてもレスラーになりたいとあきらめずに頑張ってきました」神野「お待たせしました。この度8月5日新宿FACE大会でデビューすることが決まりました。同期や後輩がどんどんデビューしていくなか、なんとかここまでくることができました。ここでただ『頑張ります』と言っても面白くないので、未来の大スター・神野聖人、その第一歩をぜひ会場でご覧ください。ありがとうございました!」飯野雄貴(いいの・ゆうき)…東京都出身、22歳。178cm、120㎏。国士舘大学のラグビー部出身。8・20両国国技館でデビュー。亜門「いくつもの社会人チームからオファーを受けたらしいのですが、それを蹴ってDDTに入門。見た目もゴツいと思うのですけど、なんとベンチプレスで205kgあげる、デッドリフトで300kg、レッグプレスで560kgあげるというすごいポテンシャルを持った若手です」飯野「ラグビーの時は目の前にいる相手を吹っ飛ばしたんですけど、プロレスでは上の選手の方をぶっ飛ばしていきたいと思います。上を目指して頑張っていきます。目指すはKO-D無差別級王者です」
その後、DNAの選手がリングに上がってDNA7・4後楽園の全カードがアナウンスされる。選手を代表して上野が挨拶。「自分は樋口さんが卒業してもDDTに負けない闘いができるような新しいDNAを自分が作るために、勝俣さんに勝ちたいと思います」
DNAメンバーが下がってオープニングコールに竹下が呼び込まれる。すると引き揚げるはずの吉村直巳が踵を返して竹下にピッタリとマーク。ついにはリングに上がってしまった。亜門「竹下、集中しよう。気になるのはわかるんだけど、大事な大事なオープニングコールだから…」竹下がマイクを取ろうとすると吉村が奪う。吉村「おーい、竹下! 俺はオマエに恨みがあるって言って、何回言わせたらわかんねん! 今日これで9回目やぞ! ええか、俺は小学生の頃にわんぱく相撲で日本で2回、モンゴルで1回、オマエが俺に勝ったせいで家族はバラバラになり、初恋相手のマリちゃん、親友のナオヤ、信用していた先生、近所のノブヨお婆ちゃん、行きつけの定食屋ヤマヒラまで失った! もうさすがに俺には何もないよ。終わりや。俺の心はやさぐれて、毎日毎日窃盗や。ある時、俺の前を筋肉ムキムキでいかにも大金の入ったセカンドバッグを持った男が歩いていた。今までで一番の大物や思うて、俺はそのバッグを盗んで全速力でそこから逃げた。もうちょっとで逃げ切れると思った時、交差点の向かい側にある男が見えたんや。オマエ、それが誰かわかるか? 咲くやこの花高校の竹下幸之介、オマエや! 俺はその一瞬で怒りで我を忘れて、その場に止まってもうた。それが運のツキや。後ろから追いかけてきた警察に捕まってもうたよ。俺の人生終わりや。もう諦めるしかないんかなと思うた時、『離したってくれ、そのバッグが俺があげたものや。そいつ離したれ』と後ろから声が聞こえた。振り返ってみたらそのバッグの持ち主の筋肉ムキムキの男や。その男こそ、キングジムの代表・ゼウスさんやった! 俺はそこからゼウスさんについていこうと思って、キングジムでトレーニングをして、プロレスラーを目指して毎日毎日頑張った。こんな神様みたいな人は初めて見たわと思った。それに対してオマエは! 俺の周りからいろんなものを取っていった。こんなヒドいヤツ、見たことないわ! ええか、俺はこの挑戦権を使ってオマエからベルトを取って、オマエの大事なものを一個一個奪っていったるからな。さっき聞いたぞ。大事な大事なオープニングコール? 今日は手始めにオマエの大事なオープニングコールを俺が奪ったるわ。オマエらいくぞー! DDT後楽園大会スタート!」竹下「ほんでいつ使うねん!」
第1試合はロッキー川村&赤井沙希&アントーニオ本多vs大鷲透&ヒラタコレクションA.T.&高尾蒼馬の6人タッグマッチ。ヒラコレは同じガウンとメガネを大鷲には装着させたが、高尾には拒否された模様。ロッキーズはロッキーズのテーマでリングイン。ロッキーズはガウンとボクシングパンツにボクシンググローブ姿。ヒラコレが奇襲してスタート。アントンがギブアップ寸前になるも昨日徹夜で生卵を飲みながら考えてきた創作昔話「ごんぎつね」を披露することに。内容は「かぐや姫」でなくてフォークグループの「かぐや姫」だったが、きつねの手でのサミングはグローブをはめていたために失敗。アントンが攻め込まれると場内「ロッキー」コール。アントンがボディーブローからドラゴンスクリュー。グローブを外してシャイニングごんぎつね炸裂。赤井が出てくると高尾にパンチ、ヒラコレにバックブロー。しかし大鷲にはパンチが効かずにスリーパーで絞められてしまう。すると川村とアントンが救出に入って3人でパンチからバイオニックエルボー。ヒラコレが怒りのラリアット連打。メガネを装着してモデルウォークもアントンが阻止。アントンがメガネを装着するとロッキーのテーマが流れて3人がシャドー。そこへヒラコレ組が入って川村に串刺し攻撃。しかし川村もボディーブローでやり返すとアントンのパンチ、赤井のサッキーカッターから川村がアッパーカットで勝利した。
第2試合は入江茂弘vsHARASHIMAのトーナメント準決勝。HARASHIMAが向かってくる入江に顔面フロントハイキック。場外に出たHARASHIMAにプランチャ。入江もすぐさまリングに上がってアピールするHARASHIMAに重爆トペを浴びせていく。場外パワーボムはHARASHIMAが凌いでダブルニー。串刺し顔面フロントハイキックから雪崩式ブレーンバスター。入江も変形DDTからランニングエルボー。しかしカウント2。向かってくる入江にジャンピングハイ。さらにカウンターの蒼魔刀。続く蒼魔刀は入江がかわすも、HARASHIMAがまさかの十字架固めであっという間に3カウント。まさかの3分台決着に入江は早々と引き揚げていった。
第3試合は遠藤哲哉vs彰人のトーナメント準決勝。遠藤が彰人を奇襲して試合スタート。遠藤は彰人にフットスタンプ。場外に逃げた彰人に遠藤はケブラーダ。彰人が阻止して足関節を決める。リングに戻った遠藤に彰人は足攻め。コーナー逆さ吊りにして足元にドロップキックを放ち、さらに足横須賀。変形のレッグロックと多種多様な足殺しに遠藤の苦戦が続く。エルボーの打ち合いから遠藤がDDTを放っていくが、足の痛みで続かない。なんとかスイングDDTを決めてその場跳びシューティングスターを浴びせるがカウント2。Tシャツを脱いだ遠藤だがスワンダイブは彰人がキャッチしてキン肉大移動式の足横須賀。さらにロープにもたれかかる遠藤の足をまとめてドラゴンスクリュー。遠藤は向かってきた彰人をコーナーに座らせて飛びつきフランケンを狙うが、彰人が足をキャッチして止めてさらに雪崩式の足横須賀。アンクルホールドは遠藤が阻止するも、彰人がMAO殺し。ハナマサは遠藤が回避して変形のコードブレイカー。シューティングスターは彰人がかわしてアンクルホールド。ハナマサは遠藤が回避してスプリングボード・ニールキック。しかし彰人が察知して足をキャッチしてアンクルホールド。さらに足横須賀から足4の字へ。完璧足4の字を狙う彰人。すると遠藤が体を入れ替えて丸め込んで3カウント。彰人はまさかの表情で引き揚げた。これで決勝戦はHARASHIMAvs遠藤に。
【試合後のコメント】
彰人 遠藤クンはやっぱり真面目でしたね。僕のこと研究してないと、あんなフィニッシュ思いつかない。勝利を掴みかけたと思ってしまったのがいけなかったのか。足4の字がしっかり極まりすぎたのがいけなかったのか。わかんないですけど、僕は遠藤哲哉の技を受けないで徹底的に封じ込めたつもりだったんですけど、少し隙があったみたいですね。まあ、落ち込んでばっかりもいられないんで、すぐにでもまた、貪欲にトップ戦線を狙っていこうと思ってます。
――足殺しの手ごたえがありすぎた?
彰人 4の字がかかった瞬間、勝ったって半分思ったんですよね。あんな返し方は僕の頭の中にはなかったので。プロレス頭であいつが上回ったのかなって。やっぱあいつはね、凄い後輩ですよ。DDTのエースになれるやつです。
――そこは遠藤選手の真面目さ?
彰人 真面目に勉強してないと、あんなこと思いつかないですよ。身体能力だけじゃできない。ただ彼はもっとリング上で、キャラクターを演じるんじゃなくて自分を出してほしいなって思います。
第4試合はKO-D6人タッグ選手権試合。第29代王者組のNωAは酒呑童子を相手に4度目の防衛戦。酒呑童子はNωAの握手を拒否。怒ったNωAが襲い掛かって試合スタート。酒呑童子の連係とNωAの連係が冴え渡って一進一退。MAOが高梨にハリウッドスター・プレス。大石がボディープレスで押さえ込むもカウント2。MAOがジョンウー。KUDOが救出に入って高梨と連係。坂口が出てきてミドルキック。これはカウント2。MAOがトラースキックでやり返して勝俣とスイッチ。坂口もドロップキックを放つとKUDOとタッチ。ステップ延髄からのバズソーキックはカウント2。高梨が出てきてツープラトンのブレーンバスターは勝俣がかわしてセカンドロープを踏み切っての向き直り式ドロップキック。大石が出てくるとランニングフォアアーム。しかしカウント2。高梨が大石を抱えるとKUDOのダイビング・ダブルニーアタックの合体技。大石もタカタニックをかわして丸め込み、勝俣とMAOのアルマゲドン。勝俣のXファクターから大石がカバーも坂口がカット。勝俣とMAOが場外のKUDO、坂口にトペコンヒーロ。大石の直伝トルネードは高梨がかわすと、KUDOがアシストに入って大石にバックスピンキック。坂口がエプロンPKで動きを止めている間に高梨がタカタニックで大石をピン。酒呑童子がKO-D6人タッグベルトを取り戻した。
【試合後のコメント】
勝俣 大石クン、俺たち、もう終わっちゃったのかな?
大石 バカ野郎! まだ始まってもいねえよ。負けて負けて、負けてから這い上がるのがアイドルってもんですよ! 負けた俺が言うのもなんだけども。まだまだ俺たちには未来がある。ノアのタッグリーグもあるし、6人タッグのベルトだって。
勝俣 終わったわけじゃない。
大石 始まってもいねえよ! なあ、ふざけんじゃねえ。しかも今日は、俺たちのニューシングル『ωe are the HERO!!』の発売日だ。サイン会して、CD売って、会社に認めてもらって、また挑戦権を掴み取る。
勝俣 今日はベルト落としたけど、俺たちはまだまだ、まだまだ先のゴール目指して。武道館、東京ドームもあるかもしれない。そして(MAOと)2人で、ノアのジュニアタッグリーグ優勝してやる。なあ!
MAO あ、優勝? はい。
大石 聞いてなかったのかよ! なんか質問ありますか? ……ない! じゃあサイン会行ってきます!
第5試合は高木三四郎vs男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&大家健の1対3ハンディキャップマッチ。高木の入場の後、スクリーンではディーノ&ササダンゴ&大家の3人が。ディーノ「貴様を恨んでいる人間は健だけでない、まだほかにもいるんだ」大家は「つまり俺たちが総じて言いたいのはこういうこと。俺たちが総じて言いたいのはすべてこの帽子が語ってくれていると思う。暗くて見えねえかな。せーの」すると大家の被っていた白い帽子にはFから始まる4文字が記されてあった。大家はその帽子を被って登場。試合もそのまま始めてしまう。さすがに1対3では高木が簡単に攻め込まれてしまう。炎のスピアは高木がかわして2人誤爆させると、高木が攻め込んでリバース・スプラッシュ。しかしササダンゴがカット。高木がロープに飛ぶもヒラコレが阻止して謀反を起こして「敵は本能寺にあり!」とストンピング。4人が串刺し攻撃。大家がカミカゼ。炎のスピアを狙ったが高木がラリアットで迎撃し、ヒラコレも制裁。高木がラリアットからカバー。しかしカウント2。スピコリドライバーからカバーするもなんと松井レフェリーがカウントをやめて中指を立てて「敵は本能寺にあり!」と謀反。高木が松井レフェリーをスタナーで制裁。ディーノのファイト一発!を食らった高木だが、男色ドライバー狙いはガットショットで封じてスタナー。ディーノをカバーするもレフェリー不在。すると呼び込まれた木曽レフェリーがマットを叩くが2カウントでやめてしまって中指を立てて「敵は本能寺にあり!」と謀反。高木は木曽レフェリーもスタナーで制裁。ノーレフェリー状態の中、高木がササダンゴにぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。カバーするも当然カウントが入らない。高木は亜門GMにレフェリーをやるように呼び込んで、高木が改めてカバー。レフェリーシャツを着た亜門GMがマットを叩くも2カウントでやめてしまって、中指を立てながら「敵は本能寺にあり!」。高木のスタナーはモジャモジャのヅラがすっぽ抜けただけ。なんと亜門GMが逆にスタナー。コーナーに登った亜門GMだが、高木が蘇生してキャッチするとデスバレーボムでササダンゴの上に落とす。カバーするもレフェリー不在。するとピチピチのレフェリーシャツを着た大鷲が駆けつける。高木がササダンゴにシットダウン・ひまわりボム。大鷲が2カウントで一瞬間があったが、しっかり3カウントを入れて勝利した。
試合後、ディーノがマイクを取る。ディーノ「三ちゃん、今日、大家健のクーデターは失敗に終わった。しかし我々の、いや、私個人のクーデターは終わってないわ。三ちゃん、DDT20年いろいろあったんでしょうね。私も最近のDDTにちょっと思うところがあってね。シングルを要求する」高木「ディーノ、おもしれえよ。今日、1対3で勝ってんだぞ。シングル? やってやるよ。来月の後楽園でやるか?」ディーノ「私さっきも言ったわよね。DDT20周年いろいろあったね。その最大のクーデターをやろうと思ってんの。両国しかないでしょうが! このタイミングで私とアンタがやる意味。私には思うところがある。両国で史上最大の私のクーデター、受けて立つの?」高木「おもしれえこと言うな。ビッグマッチでのシングルマッチはなるべく避けてきたんだけど、そこまで言うからには最大のものを見せる覚悟はあるんだろうな?」ディーノ「私はつねに言ってる。『私がいればDDTは大丈夫』。その私が言うんだから、覚悟なんてとっくにできているわ」高木「おもしれえ。テメエに覚悟にあるように、俺も20年間覚悟を持ち続けてんだよ! だからDDTはここにあると思わねえか?」ディーノ「なるほど。私が全力でアンタを突き上げる。アンタは全力で抑えに来なさい。その結果、今回の両国はDDTの歴史に必ず刻まれる! じゃあやるってことでいいのね?」高木「OK、8月20日、DDT20周年記念試合、両国国技館大会で高木三四郎vs男色ディーノ、シングルマッチ、決定だ!」
【試合後のコメント】
高木 今まで、両国でのシングルマッチは極力避けてきました。なぜなら、両国大会ともなるとね、選手だけじゃない、いろいろなものがのしかかってくるし。ある一時期からは、自分の中で若い連中を押し出してやりたいって気持ちが先に出ちゃって。プレイヤーとしてはよくないんでしょうけど、一歩引いちゃった形になってて。記憶してる限り、両国でのシングルは2009年のザ・グレート・サスケ戦、そして2012年の武道館の鈴木みのる戦かな。こないだの東京ドームはちょっと別の形ということで。最近、竹下とか遠藤、佐々木、彰人が頑張ってて、HARASHIMAも入江も頑張ってて、ヤス・ウラノが自分のやりたいことがあって退団して。そんな中でプレイヤーとしてもう一回、やってみたいなっていう気持ちが芽生えてきたのも事実。それ(気持ち)に火をつけられたかなっていうのは感じましたよ、ディーノに。あいつは今のDDTに思うところがあるって、何を思ってるのかはわからないけど。オレは若干、プレイヤーとして自分を殺してきて、そこにちょっと後悔してるのかなって。後悔するくらいなら、もうやらないほうがいいのかなと思ったりもしたけども。今日こうやってね、モヤモヤしてたものに、男色ディーノが火をつけてくれたのかなって思ってるんですよ。8月20日、両国大会、どんな試合になるかわからないけど、プレイヤーとして全力で闘いたいと思います。
――試合では1vs何人かもわからない状況になったが。
高木 昨今、あそこまで攻め込まれることはなかったし、最初は「なんでこいつらオレを目の敵にしてんのかな」って思ってたんですけど。闘ってる中で「昔こういうのあったよな」って。で、試合終わって、またいつもの感じに戻るんだろうなと思ってたところに男色ディーノが呼び止めてきたので。ここしかないと思ったのかもしれないし。スーパー・ササダンゴ・マシンも大家も、何を思ってるのか。でも申し訳ないけど、20年間、団体を引っ張ってきた覚悟っていうのはプレイヤーよりも大変だと思ってるので。オレにはそのプライド、覚悟があるから。簡単なことじゃ負けられないですよ。
大家 チクショー! 獲り損ねた、首を! なんなんだよ、あの理不尽な買い物! 「太らないおやつ買ってこい」とかさんざん言われて! もうたまりかねてたんだよ! オレの怒りがMAXになって! でも、獲り損ねた……!
ディーノ 歴史は変わらなかったな。オメエはガンプロで頑張れ、な。お前はもう一国一城の主だろうが! これでふさぎ込むのかオラ!
大家 ふさぎ込むわけねえだろうが! やってやるよオレは、ガンバレ☆プロレスでプロレスをメジャースポーツにしてやるよ!
ディーノ おう!
大家 てめえはどうすんだよ!
ディーノ オメエが討ち取り損ねた高木三四郎! 両国国技館という、国の息がかかった建物で!
大家 そうだよ! 国技やってるとこなんだぞ、お前!
ディーノ そこで、プロレスをメジャースポーツにする大家健より大きい規模のところで! 高木三四郎を討ち取ってやるよ!
大家 おう! ちょっと気に食わねえ言い方してるけど! 討ち取れよ! 頑張れよ! この帽子、テメエに託したからな! やってやれよ!
ディーノ まかしとけ! 結婚宣言したヤツに負けるかオラ! 高木三四郎オラ! 結婚して子供もできて、やめるようなヤツ! そんなヤツはこのリングに必要ねえ!
ササダンゴ フハハハ!
大家 そうだよ! 結婚しても続けろよおい! ノコノコと戻ってくんじゃねえ!
ディーノ そうだ! 失踪してんじゃねえぞ!
大家 そうだ! 失踪したようなヤツはなあ、二度と戻ってくんじゃねえ! 一回脱落したら終わりだ! 終わりなんだよ!
ディーノ マスクかぶってすべて終わりってわけじゃあねえぞオラ! よく覚えとけオラ! 以上だ!
ササダンゴ あの~、やるって宣言して成功したクーデターはないですからね、まだこの世に…。
第6試合は佐々木大輔&マッド・ポーリーvsカズ・ハヤシ&石井慧介のタッグマッチ。カズと佐々木で試合スタート。テクニックの応酬で様子見。続いて石井とポーリーが対峙。ポーリーがパワーで攻め立てる。替わった佐々木がケブラドーラ・コンヒーロ。佐々木は脱いだTシャツを石井に叩きつけたばかりか、エプロンのカズに投げていく。こうしてローンバトルを強いられた石井だが、佐々木にフランケンを決めてyぉうやくカズと交替。カズは佐々木とナックルの打ち合い。ファイナルカットとクロスフェースは互いに回避。カズが押さえ込もうとすると佐々木がかわしてクロスフェース。これはロープに逃げられる。ポーリーの巨体にカズはコーナーへのコンプリートショットでやり返して石井とスイッチ。石井はミサイルキック。ダブルアームは佐々木がダイビング・ラリアットでカット。DAMNATIONの連係からポーリーがカバーもカズがカット。石井がポーリーにジャンピングハイ。しかし待っていたのはラリアット。ポーリーがリバース・スプラッシュ。石井がかわしてカズとともにパントキック。カズがハンドスプリング・ニールキック。さらに石井とともにファイナルカットの競演。押せ押せの石井がポーリーの巨体をハーフネルソン・スープレックスでぶん投げて、最後はニールキックをブチ込んで3カウント。これによってポーリーのいつどこが石井に移動した。
その後、スクリーンでは8・20両国の追加参戦選手としてLiLiCo、追加決定カードとして高木三四郎vs男色ディーノ、KO-D6人タッグ選手権試合◎<王者組>KUDO&坂口征夫&高梨将弘vsディック東郷&ヤス・ウラノ&アントーニオ本多<挑戦者組>が発表された。
【試合後のコメント】
高梨 何度目かわかんねえけどな、酒呑童子がまた6人タッグのベルト取ったぜ。DDT、新しいチームいろいろ出てくるけどな、俺たちは変わらねえからな。対戦相手が変われば、新しいDDTの闘いが見せていけるだろ。そしてな。ドリフとかスマスカと同じように、NωAとも何度もやってくことになるんじゃねえかなって、今日やってみて思ったよ。MAOとか勝俣とかよ、試合終わって坂口に突っかかるなんて、いい目してたよ。そしていよいよ両国だよ。ディック東郷、ヤス・ウラノ、アントーニオ本多? おい、ウラノについて兄貴言ってやれ。
KUDO 全然さ、やめた感じしないよね。縁があるんだろ。やるだけなんで、ぶっ殺します。
高梨 まあ引退したわけじゃねえからな、そりゃやめた感じするわけねえよ。それよりもディック東郷だよ。久しぶりに当たるんじゃないか、坂口。
坂口 前に後楽園で当たったきりだな。あいつはやめた人間、ウラノもやめた人間。なんでやめた人間がヒョコッと出てきてベルト挑戦できんだよ。俺は両国じゃゆっくりごんぎつねでも聞いて、ベルト守ってやるよ。
高梨 両国のごんぎつね楽しみだな。それ聞いた上でベルト守るからよ。そしてどんな新しいチームが出てきてもな、今も昔もこれからも、DDTの6人タッグの中心にいるのは俺ら酒呑童子だ。以上!
セミファイナルは竹下幸之介&ディエゴvsマイク・ベイリー&樋口和貞のタッグマッチ。ベイリーがディエゴに鋭いバズソーキック。これがもろにヒットしてディエゴが崩れてしまう。ベイリーは「タケチャ~ン」とディエゴの腕を取ってタッチしてみろとばかりに挑発。竹下が応じて出てくるが、樋口のパワーに押されてしまう。ベイリーが出てきて鋭い前蹴り串刺しミドルキックからその場跳びのトルニージョ。竹下もブルーサンダーでやり返すが、ディエゴは倒れたまま。ベイリーから替わった樋口がラリアットで襲い掛かる。高角度ノド輪落としはカウント2。ぶちかましはかわして竹下がジャーマン。ラリアットは相打ち。竹下がラリアットでなぎ倒すとようやくディエゴが蘇生してタッチを受ける。しかしディエゴの足はおぼつかない。ベイリーに渾身のドロップキックを決めたがディエゴもソバットからカカト落とし。ディエゴもラリアットでやり返してブレーンバスター・スラム。しかしカウント2止まり。竹下はベイリーに串刺しビッグブーツ。樋口を場外に落としてプランチャも投下した。ディエゴがベイリーにスイングDDT。しかしカウント2。エプロンに出されたディエゴに樋口が断崖式ノド輪。ベイリーは場外の竹下にケブラーダを浴びせて動きを止める。さらに樋口がカナディアンで抱えるとベイリーがシューティングスター・ダブルニーを投下して3カウント。
試合後、ベイリーがマイクを持つ。ベイリー「タケチャーン、7月2日新宿村で俺が勝って、チャンピオンになる。そうしたらオマエは永久にチャレンジャーだ」竹下「私は簡単な日本語で…」ここで石井がリングイン。亜門「いつでもどこでも挑戦権を今から使うつもりですか?」石井「今じゃない。これを獲って今が勝負のタイミングだと思っています。7月2日のあとのKO-D戦は?」「7月23日後楽園ホールです」石井「そこでやります」亜門「わかりました。そこでの行使を宣言するということですね」石井「このどっちがきても負ける気がしない。そしてもうすぐキャリア10年に近づいてきて両国のメインに立たないと納得いかない。絶対に両国のメインに立ってみせる」亜門GMが条件付きながら正式に決定をアナウンスすると石井が竹下、ベイリーとにらみ合って下がる。竹下「今日のメインで両国のメインの一人が決まりますけど、その対角線に立つのは僕しかいない。ベイリーも石井さんもわからんけど吉村も全員ぶっ倒してチャンピオンで居続けます!」
【試合後のコメント】
石井 こうやってハヤシさんとタッグ組めて嬉しかったし、感慨深いものがありました。そして勝利で飾れて、モチベーションも上がってますし最高の気持ちです。ハヤシさんありがとうございます。
カズ いやいや、何も力になれず。本当に石井くんの成長というか……ちゅうかさ、途中でファイナルカット使ったでしょ? なんかねぇ、違うんですよねぇ。気持ち的には嬉しいんですけど、どうせ使うなら究めてやってもらいたいなと。プロの技なんで、ここがこうしてこうなってっていうものを突き詰めて、自分の技にして。
石井 ということは、ファイナルカットを教えていただいても?
カズ もちろん。道場に来て、一緒に練習しようよ。
石井 ぜひよろしくお願いします!
カズ 石井くんの技としてね。
――石井選手はタイトル挑戦も決まりました。
石井 ずっとコンディションよかったですし、世界ジュニア巻いてたってプライドもありますし。今日、でかい相手に完璧に勝ててさらに自信が高まりましたね。こうやってチャンスがきたので、たまってるものを全部ぶつけて、ベルトを取りたいと思います。
――カズ選手から何かアドバイスは?
カズ 俺からはないですよ(笑)。でもね、ぶっちゃけて言うと、石井ちゃんが世界ジュニア取ったりして、上に行ってるのはわかるんだけど、今ひとつパッとしないんだよね(笑)。率直な意見だけど、パッとしない、行ききってない。今度の試合っていうのが、その行き切る場所なのかなと。
ベイリー リング上で全部言ったよ。
ーー石井選手の挑戦表明については?
ベイリー 今は竹下との試合に集中したいね。彼はグレートチャンピオン、ベストチャンピオンだから。竹下のことだけを考えるよ。
――アントン選手は両国での6人タッグ王座挑戦が決まりました。
アントン あ、私? ぶっちゃけた話、酒呑童子に比べて私たちは人気がないと予想されます。だがしかし。佐藤さん(ディック東郷)と私とヤス・ウラノが集まるとですね、いいバイブスが生まれると思うんですよね。そのレスリング・バイブスで向こうを上回れるんじゃないかなと。
――坂口選手がごんぎつねを楽しみにしていると。
アントン あら、そう(笑)。でも私はいつでもね、本気で語ってるから。昔から大事なお話っていうのは口承、口で伝わってきたものですよ。たとえば、琵琶法師の平家物語とかね。それに近い文化ですから。のちのち、未来の人間がユニバースを文字起こしして、ごんぎつねっていう分厚い本を残すというね。
メインイベントは遠藤哲哉vsHARASHIMAのKING OF DDT 2017決勝戦。HARASHIMAの握手に遠藤が応じず開始のゴング。腕の取り合いからグラウンドの攻防と静かな立ち上がり。しかし、遠藤はHARASHIMAに足を攻められると準決勝ののダメージからか動きは止まってしまう。HARASHIMAが両ヒザを踏みつけると、遠藤は思わず場外エスケープ。さらにエプロンからアトミックボムズアウェイのように踏みつけていった。リングに戻した遠藤にHARASHIMAがレッグロック。HARASHIMAはドラゴンスクリュー。ここからのカバーはカウント2。HARASHIMAがコーナーに振るも遠藤は走れない。HARASHIMAは問答無用と蹴り飛ばす。雪崩式ブレーンバスターからファルコンアローを狙うHARASHIMA。遠藤は踏みとどまってブレーンバスターで投げ返す。前転エルボーからその場跳びムーンサルトはカウント2。とーちゃーラックはHARASHIMAが凌ぐ。向かってきたHARASHIMAをエプロンに送った遠藤。しかしHARASHIMAも水面蹴りで遠藤を倒してスリングショット・ギロチンドロップ。遠藤がかわして捻りを加えたケブラーダで飛んでいった。10分経過、遠藤はHARASHIMAをリングに戻してスワンダイブエルボー。カウント2で返したHARASHIMAがエルボーの打ち合い。HARASHIMAはミドルキック連打。串刺し攻撃を止めてミサイルキックを狙った遠藤だったが、HARASHIMAがスカしてヒールホールド。さらにグラウンドのドラゴンスクリューから足4の字で勝負に出る。遠藤はなんとかエスケープ。HARASHIMAはファルコンアロー。これはカウント2。山折りから蒼魔刀を狙うHARASHIMA。遠藤が寸前で回避してコーナーにぶつけるとテツヤ・イン・ザ・スカイ。しかしカウント2。HARASHIMAをコーナーに乗せて雪崩式フランケンを狙う。HARASHIMAはヒザを叩いて止めて雪崩リバース・フランケンから蒼魔刀。カバーは遠藤がロープを掴んで阻止。つるべ落としは遠藤が着地。HARASHIMAはローキック連打からミドルキック、顔面蹴りと非情な攻め。HARASHIMAがファイアーバードを予告。遠藤が蘇生して止めに入る。ハイキックで動きを止めるとテツヤ・イン・ザ・スカイ with Diamonds! しかしカウント2。互いにダメージが深くてすぐに動けない。両者はエルボーの打ち合い。HARASHIMAがローキック連打で動きを止める。20分経過、張り手の打ち合いからキレた遠藤がHARASHIMAに詰め寄って頭突き連打から顔面蹴り連打。コーナーに背を向けるHARASHIMAになんと蒼魔刀! トーチャーラックボムはカウント2。ならばとシューティングスターを投下して3カウントを奪った。これで遠藤は8・20両国のメインでのKO-D無差別級王座の挑戦権を獲得した。
試合後、遠藤にキャスティングドットジェイピーから賞金100万円とブラックアウト1年分が贈呈された。佐々木が「エンドー」コールを起こすも「ウルセー!」と黙らせる。佐々木「気安く呼ぶんじゃねえ! KING OF DDT2017覇者、遠藤哲哉様だ! 俺はいつ死んでもいいと思って生きてきた。オマエが両国でKO-Dのベルトを巻くまでは死ねねえよ」再び「エンドー」コールを起こさせる。遠藤「ウルセー! 俺は両国のメイン、そしてKO-Dのベルトなんか興味ねえんだよ!って言いたいところだけどこの時期になると去年のことを思い出すんだよな。名前は出さねえぞ。これで文句ねえだろ! 俺は両国メインに立つことを決めた。あとはオマエだけだ。いいっすか、カリスマがやってるあれやって。オマエらよく聞け、俺たちは群れない・媚びない・結婚しない、このマザーアースは俺たちを中心に回ってんだ! そして俺が両国のメインに立つ男、遠藤哲哉だ! 覚えておけ!」
【試合後のコメント】
HARASHIMA 決勝、悔しいですね。今日は遠藤の方が強かった。自分は次の目標を見つけていきたいと思います。準決勝の入江に関していえば、ああなったのは入江自身のせいというか。コメントで僕の印象を何も変わらないと言ってたので、僕の印象にないことをやったら勝っちゃいましたね。遠藤にも勝ちたかったですけど。
――遠藤選手からは変化を感じた?
HARASHIMA 飄々と闘ってるイメージがあったんですけど、強い気持ちの部分が見えましたね。あれだけ足を蹴ったのに、途中からそれを跳ね返すくらいの気迫がきたんで。ちょっと戸惑っちゃいました。悔しいっすね。
佐々木 おいテツヤ言ってやれ。
遠藤 しんどい……正直、しんどいです。今週カップラーメン一回も食べてないので、ヒザがガクガクです。
佐々木 俺だってカップラーメンは記憶があるときに食べたことないよ。朝起きたらゴミ箱に入ってるんだよ。そういうもんだ、カップラーメンって。
遠藤 記憶がないだけかもしれないですね。
佐々木 もっといいこと言え!
遠藤 真面目なこと言うぞ。仮に今のチャンピオンのあいつが両国に上がってきたとしても、4月の60分の続きじゃねえぞ。俺たちの新たな闘いだ。……真面目なこと言いました。
佐々木 よし、質問だ。
――両国では現王者とやりたい?
遠藤 本当のことを言えば、カリスマとやりたい。もっと本当のことを言えばポーリーも入れて3WAYでやりたい。石川さんは、まあセコンドとかそんな。
佐々木 雑用。
遠藤 でも、誰がきても同じだよ、ここまできたら。俺が勝ってベルトを取る。それ以外ない。
――2年連続でDAMNATIONから優勝者が出ました。
佐々木 俺じゃないけどな! このDDTの中心に常にDAMNATIONがいるってことを証明して……(人が通りかかる)ウルセーッ! ……そういうことだ。
――準優勝だった去年との違いは?
遠藤 カリスマがいるからだよ。カリスマの存在が俺を優勝に導いてくれたんだよ。すべてカリスマを中心に回ってんだよ。(DDTの中心の)DAMNATIONの中でも中心だから。
――両国のメインはどういう舞台ですか?
遠藤 どういう舞台? 難しいな。まだわからない。まだ先の話だ。あと2ヶ月。
――優勝賞金の100万円の使い道は?
遠藤 使い道はあれだよ、クイーンエリザベス号で世界一周。
佐々木 俺は時計がほしいよ。70万くらいの。
遠藤 じゃあ30万でクイーンエリザベスで世界一周。
佐々木 俺のカードじゃ70万の時計は買えないからな。
遠藤 30万……。去年は石川さんがもらってるんじゃないですか?
佐々木 あれは何に使ったっけな。
遠藤 カリスマが使ったんですか。
佐々木 当たり前だろ。俺は平屋がほしいな。
遠藤 平屋……。ずいぶん漠然としてますね。
佐々木 二階建てじゃなくていいから。平屋で。
遠藤 東京で平屋……。
竹下 ベイリーとはけっこう地方で前哨戦やってて。激しい試合が多くて。後楽園ホール、両国国技館、地方の試合、そこは僕は壁を作りたくなくて。ずっと会社に言ってるけど、地方でもタイトルマッチしたいし。そういう中で、ベイリーって日本の土地勘がないからなのか、とにかく(どこでも)いい試合をしようとする。前哨戦でもなんでも。竹下との試合を盛り上げて、一番いい試合をしようっていう。だからいい刺激になるし、手が合うかどうかはわかんないけど、気持ちは通じるものがあって。タッグのタイトル巻いてたのもあるかもしれないですけど。今日もね、単純にトーナメントに印象を持ってかれるのは嫌だったので。自分とベイリーで熱いものをというのはあったし、プラス、たぶんディエゴもそういう気持ちが強い。だからALL OUTに入ってもらったし。DDTに完全合流する樋口もそういう気持ちが強いんで。このタッグマッチは楽しみだったし、楽しんだし。結果的にディエゴが負けてしまいましたけど、2日の新宿村がより楽しみになりました。
――両国のメインには遠藤選手が立つことになりました。
竹下 見てましたけど、試合は。竹下vs遠藤って、こないだ後楽園で60分時間切れ引き分けして、力が拮抗してるのかなって中で、僕はさいたまスーパーアリーナでHARASHIMAさんとやって、遠藤さんは今日、HARASHIMAさんとやって、お互い勝ちましたよね。そこで、いろんな部分、見比べてくれてもいいし。「俺は遠藤のほうが優ってるな」とか「私は竹下が優ってると思う」でもいいし。そういう見比べ方もできるのが残酷ですよね。対HARASHIMAっていう部分では。僕は前々から入江さんと両国のメインで闘いたいって気持ちがありましたけど、これが実力というか、結果なんで。入江さん、彰人さん、HARASHIMAさんのファンの人たちは悔しいと思う。でも、両国ではなくなりましたけど、竹下vs彰人、竹下vsHARASHIMA、竹下vs入江、あと一回戦、二回戦で惜しくも敗れてしまった人たちとのタイトルマッチも、僕が必ず防衛し続けて、実現させたいので。そこは安心してほしいですね。両国までも、両国でも、ずっと防衛して実現させるんで。待っててください。
――石井選手からの挑戦もあります。
竹下 いつどこが3つあるんで、このままいくと6回くらい防衛して両国に臨むことになる。そういう覚悟でいるんで、石井さんからも必ず防衛します。ベイリーからも、吉村からも防衛してね。両国がキモですね。両国をまたいでチャンピオンでいるっていうのが。頑張ります。
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