つづいて会見では武道館で行なわれるアイアンマンロイヤルランブルについて、第921代アイアンマンヘビーメタル級王者の趙雲子龍が出席。亜門GMは「先ほどDDTのほうに事務所に怪文書が届きました」と明かすと、その怪文書を読み上げた。「拝啓 DDTプロレスリング様 本日、DDT様の会見が開かれるとお聞きしましたので、アイアンマンのベルトを頂きに参ります。今後とも宜しくお願い致します。 佐藤」。この礼儀正しい怪文書の差出人が「佐藤」ということで、亜門GMは「佐藤って誰だ!? 佐藤光留じゃないよな、こんなきれいな字書かないもの。あ、ひょっとして佐藤昭雄じゃねえの!? グレート・シンジャだよ、ハクシーのマネジャーでさ……」と勝手に想像を膨らませる。
亜門GMから「佐藤昭雄さんが来られる前にアイアンマンに向けての意気込みを語っていて」と振られた趙雲が「このベルトを持って……」と意気込みを話そうとした時に、「失礼します!」との声が。会見場に現われたのはKAIENTAI DOJO所属の佐藤悠己。この怪文書の差出人であることを明かした佐藤は「アイアンマンのベルトがどうしても欲しくて」と趙雲を呼び出す。佐藤は「あ、靴の紐が……」と趙雲をかがませると、店内にあった丸イスを手にするや「ドーン!」と振り下ろす。「ドーン!」という声以上に「ガツッ!」という鈍い音が店内に響き渡って趙雲はダウン。佐藤が片エビ固めで押さえ込むと、たまたま会見場にた松井幸則レフェリーが床を3つ叩いた(14時23分)。
こうしてアイアンマン王座が佐藤に移動。第922代王者はさき程までの謙虚な姿勢はどこへやら、「どうしたの!?」と呼びかける亜門GMに「ウルセー、モジャモジャ!」と吐き捨て「俺はこれを持ってボリビアに行くんだよ! これを持ってディック東郷と防衛戦してくるんだ!」と言って、ベルトを手に脱兎のごとく退出。「負けるに決まってるじゃん! ダメだって! ボリビアからベルトが戻ってこなくなるから!」と焦る亜門GM。先ほど、8・18武道館でのアイアンマンロイヤルランブルが発表されたばかりだが「このまま佐藤きゅんがディック東郷選手にアイアンマンベルトをかけて闘えば、確実に取られると思うので、そうなるとボリビアからベルトが戻ってこなくなる。そうなった場合はアイアンマンヘビーメタル級選手権次期挑戦者決定ロイヤルランブルになると思います。優勝者は自費でボリビアに行って、ベルトに挑戦することになると思います」とした。