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D王 GRAND PRIX 2021 the FINAL!!

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D王 GRAND PRIX 2021 the FINAL!!

日時2020年12月27日
会場東京・後楽園ホール
観衆未発表(札止め)
  • 前説

  • 山下が東京女子イッテンヨン後楽園をPR! アントンの記念試合が決定! 若手通信興行の対戦カード発表! DDTサウナ部の「熱波WER!!」で大会がスタート!

  • 今林アシスタントプロデューサーがリングに登場、観戦にあたっての諸注意、新作グッズ、今後のスケジュール等をアナウンス。東京女子プロレスの山下実優が登場し1月4日後楽園大会をPR。WRESTLE UNIVERSEでの英語実況LIVE配信が行われるため英語でもPRを行った。続いてアントンが登場し、1月3日後楽園にて生誕43周年&デビュー16周年記念試合、趙雲子龍との一騎討ちが決定。また1月3日の後楽園大会の他カードについては当日発表となることが明かされた。アントンが退場し、若手通信世代の彰人、平田、翔太が登場。1月16日若手通信興行対戦カードとして、伊橋剛太&美月凛音vs影山道雄&トランザム★ヒロシ、高尾蒼馬&翔太vs吉野達彦&風戸大智、彰人vs杉浦透の3試合を発表した。今林APからディーノプロデュースの『人生プロレス』DVDリリース決定のアナウンスの後、最後にKO-D6人タッグ挑戦を控えた勝俣、MAO、上野のDDTサウナ部が登場。3人の「DDT後楽園大会、熱波WER!!」の掛け声で大会がスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 小嶋斗偉デビュー戦

    • LOSE

      小嶋斗偉

    VS

    VS

    5分59秒

    逆エビ固め

  • デビュー戦の小嶋は青のコスチューム。ロックアップから試合はスタート。グラウンドでスピーディーなバックの取り合い。小嶋がタックルで倒し、アームドラッグからボディスラムを狙うも、耐えた岡谷がボディスラムで投げ返す。岡谷がエルボーからショルダースルー。カウント2。岡谷が強烈な串刺しエルボーからキャメルクラッチで締め上げる。小嶋はロープにブレイク。岡谷がノーザンライトの体勢に入るが、小嶋は脱出。小嶋が逆水平からセカンドからのダイビング・ボディアタック、ランニング式のダブルチョップを決める。しかし岡谷がエルボーで押し込むも、小嶋はカウンターのドロップキック。カウント2。小嶋はフルネルソンに捕らえるも、岡谷は抜け出すと腰へのエルボーからボディスラム。逆エビ固めを狙う。小嶋は脱出に成功。チョップとエルボーの打ち合い。岡谷が打ち勝つが、小嶋はダッシュミドルを決め、フルネルソン・バスターで叩き付ける。会場は大きな拍手。カウント2。追撃しようとする小嶋に岡谷はランニング・ネックブリーカー。カウント2。岡谷が強烈な縦チョップからノーザンライト・スープレックス・ホールド。カウント2で小嶋が返すと、岡谷はすぐさま逆エビ固め。一気に絞り上げると小嶋はギブアップ。四方に礼をして退場する小嶋に大きな拍手が送られた。

    【試合後のコメント】
    小嶋 岡谷さんとは入った(入門した)のは近いですけど、ちょっと差があって、その差が大きいなと感じました。だから僕はもっと練習して試合を経験して、また岡谷さんと対戦した時は勝ちたいと思います。
    ――これからどういうレスラーになりたい?
    小嶋 僕はランディ・オートンみたいな、立っているだけでカッコいいレスラーになりたいと思います。よろしくお願いします。
    ――デビュー前からSNSを積極的にやっていたが。
    小嶋 デビュー戦の前の日にめちゃくちゃ夜緊張してて、その時に新日本プロレスの小島(聡)選手から返信いただいて、さらに緊張して全然寝れなかったんですけど、試合はとにかく頑張れたと思います。でも次は勝ちたいです。
    ****
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    • LOSE

      島谷常寛

    VS

    VS

    8分15秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・フィストドロップ。もう1人は大鷲透。
  • ゴングと同時3人が体を叩きまくるとそれに合わせて会場から手拍子。アントンが大鷲にナックル連打、すると大鷲もナックルを返し、島谷そっちのけでバイオニックエルボーを狙い合う。大鷲とアントンが腕を組んで回ると、島谷も混ざって回る。アントンと大鷲が伝統芸能に島谷が混ざることを拒絶。大鷲が島谷を攻め込むと、いつのまにアントンは赤コーナーに待機。大鷲からアントンにタッチすると、アントンが島谷を攻め立てる。ハンディキャップマッチ状態に。大鷲とアントンから代わる代わる攻撃される島谷。アントンが島谷をカバーすると、大鷲がカット。大鷲が「この試合は3WAYでした」というと会場は変な空気に。大鷲が怒ってアントンを場外に排除すると、島谷が大鷲に低空ドロップキックを連発して大鷲を倒す。アントンが飛び込み島谷の喉にタイム突き。場外の島谷にアントンがトペを狙うも、まさかの何もないリング中央で転倒。膝を負傷しギブアップしかけるも、創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果ちゃんちゃんこではなく下ネタ。アントンが島谷にサミング。大鷲は防御。大鷲もごんぎつねでサミング狙い。すると互いのごんぎつねがキスからハートの形に。いいムードになりアントンと大鷲がキスしそうになると、島谷が止めに入る。大鷲とアントンが払いのけると、島谷が松井レフェリーとハグ状態に。いいムードの曲が流れ2人がキスしようとしたところで、大鷲とアントンが島谷を丸め込む。しかし松井レフェリーはキス待ち状態でカウントを叩くことが出来ない。抗議する大鷲とアントンを、島谷が同士討ちさせ、アントンにバックドロップを決めるがカウント2。島谷がコーナーから飛び込むも、アントンはごんぎつねのサミングで迎撃。さらにシャイニングのごんぎつねからダイビング・フィストドロップを決めると島谷も返せず3カウント。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 抱腹絶倒!年忘れスペシャルタッグマッチ

    VS

    VS

    7分40秒

    片エビ固め

    ※ストーンコールドスタナー
  • バックステージの映像。納谷木がスタバの写真をインスタに上げている。ササダンゴが理由を聞くと、ファンの方からスタバのカードのプレゼントを期待しているらしい。そして納谷木組が『FIRE!』で入場するが、納谷木はFIREで手を上げるタイミングが全然わからず、ササダンゴに教えてもらいながらFIREポーズを決める。続いてまたバックステージの映像。高木は控室でスマホをいじっているとゲーム好きの雰囲気を出しているのはファンからのiTunesカードの差し入れを期待していることをディーノに告白。正しい『FIRE!』での入場を見せつける。高木組が奇襲をしかけ開始のゴング。高木が納谷木に串刺しエルボーからリバーススプラッシュ。カウント2。高木と納谷木がチョップの打ち合い。高木が打ち勝ち、ディーノにケツを出すように要求するが、ディーノは拒否。ササダンゴがディーノのケツは先日の路上プロレスでのCO2攻撃により低温やけどしていると告白。高木はそんなことないだろ、とディーノのケツを確認するとあまりの状態に崩れ落ちる。それでもディーノが覚悟を決め、コーナーでケツを出すとあまりに痛々しい状態。しかしコーナーに上ったディーノをそっちのけでササダンゴと納谷木がダブルのエルボー。そして納谷木はガラゲーで高木を殴打。ササダンゴに代わると、ササダンゴはサイバーエージェントの株主になったと宣言し、株券を誇示。そう言われては抵抗の出来ない高木を株券で殴打する。納谷木がボディスラムからカバーに入るも、コーナーから静かに下りたディーノがカット。納谷木とササダンゴに代わる代わる高木が攻められるが、高木がラリアットをササダンゴに決めディーノに代わる。ディーノがナイトメアを敢行するも納谷木がカット。ササダンゴがリーマンショックを狙うも、ディーノはスイートちん♂からあてがい。高木と納谷木にダブルタッチ。両者ドラゴンリングインからサンシローズラインを互いに連発していく。高木がラリアットで納谷木を倒すもカウント2。高木が再度ディーノにケツを出すように要求する。ディーノは拒否するが、高木が無理やりアトミックドロップでディーノをコーナーに乗せ、マスクを剥がしたササダンゴを地獄門送り。納谷木がスタナーを決めるとフラつく高木だったが、ディーノの地獄門にカンチョーすると、その指を納谷木の鼻に突き刺す。意識朦朧の納谷木に高木がスタナーを決めると3カウント。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    7分35秒

    ブレーンクロー

  • 樋口と松永で開始ゴング。樋口がタックルで吹っ飛ばすと、松永はモンゴリアンチョップを連発。赤井と大石に代わると、大石が髪を掴み主導権を握るが、赤井はキックで逆転し坂口に代わる。大石に赤井と坂口がダブルのミドルキック。カウント2。大石が坂口にエルボーを連打するも坂口は飛び付きの腕十字。しかし大石も裏アキレス腱固めに切り返す。大石から渡瀬に代わり、坂口とエルボーの打ち合い。渡瀬が低空ドロップキックからサッカーボールキックを決め、松永にスイッチ。ここから青コーナー側が次々と坂口を攻め立てる展開。大石が坂口にフジヤマ・ニーロックを狙うと坂口はスリーパーで切り返す。ここで青コーナー側が飛び込むが、樋口に蹴散らされる。赤井が大石に前落としから振り子式ニーアタック、カウント2。ここで樋口と坂口を呼び込み分断するが、大石は赤井にフジヤマ・ニーロック。坂口がカットに入る。樋口と渡瀬に代わると、渡瀬が一騎果敢に攻め立てるが、樋口はアバランシュホールドで叩き付ける。坂口が入りEruption3人の連続攻撃。カウント2で松永がカット。赤井と坂口が場外の松永と大石にエプロンPKを狙うが、キャッチされてエプロンから落とされてしまう。突っ込む樋口に渡瀬がカウンターのジャンピング・ニー。バックドロップを狙うと、樋口が耐える。大石が援護で飛び込み、樋口に前方回転式スタナーから、渡瀬がミサイルキック。カウント2。もう一度渡瀬がコーナーからダイブすると、樋口はブレーンクローで捕獲。渡瀬は腕へエルボーを決め何とか抜け出すも、樋口は再度のブレーンクローで捕獲。赤井が場外へのダイビング・ボディアタックで相手チームを足止めすると、樋口がブレーンクローで捕らえたまま高く抱え上げる。一気に締め上げると渡瀬もたまらずギブアップ。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    12分56秒

    体固め

    ※ダイビング・ボディープレス
  • DAMNATIONが奇襲をしかけ開始のゴング。両チーム入り乱れての場外戦を繰り広げる。リング内に戻ると中村がDAMNATIONから代わる代わる集中攻撃を浴び捕まる展開となってしまう。火野が出ると中村にあえてエルボーを打たせるも火野は微動だにせず、チョップ一発でダウンを奪う。さらに軽々とか抱え上げ後方に投げ捨てる。さらにポーリーとダブルタックルを決め、連係も問題なくこなす。苦しい中村だったが、ポーリーにドロップキックを決め逆転に成功。HARASHIMAに繋ぐ。HARASHIMAがチェスト―で飛び込むと、遠藤に雪崩式ブレーンバスターを狙うもポーリーが阻止。しかしポーリーにリバースフランケンを決めると、遠藤には雪崩式ブレーンバスター。そして火野が出てくると、HARASHIMAとにらみ合い。HARASHIMAと火野がエルボー合戦。HARASHIMAはチョップに変えると、火野はTシャツを脱ぎ強烈なチョップを返す。壮絶なチョップの打ち合い。意地の張り合い。HARASHIMAはミドルキックを放つと、火野は後ろ手を組んでHARASHIMAのミドルキックを受け止める。HARASHIMAがミドルキック連発すると、火野は強烈なチョップ。HARASHIMAがスピンキックを放つと、火野はショートレンジのラリアット。遠藤とクリスに代わる。遠藤がその場飛びムーンサルトを狙うが、クリスは回避してプレイングマンティスボム狙い。遠藤も回避。互いに得意技をかわし合う。遠藤がその場飛びムーンサルトからカバーもカウント2。遠藤のトーチャラックボム狙いをクリスは着地すると遠藤の背中にダイビング・セントーン。クリスがプレイングマンティスボムを狙うが遠藤は抜け出しエルボーの打ち合い。クリスがニーを決めれば、遠藤はオーバーヘッドキック。高尾に代わると串刺し延髄斬りから飛び付き式DDT。カウント2でクリスが返す。高尾のダイビング・フットスタンプ狙いはクリスがかわし、エプロンからカッターを決める。クリスから青木に代わり高尾とエルボーの打ち合い。青木が腕がらみで高尾の腕を決めると、そのまま押さえ込み。DAMNATIONが飛び込みカット。青木にトレイン攻撃を決める。遠藤がポーリーを踏み台にしてムーンサルトプレス。高尾がフットスタンプ、ポーリーがランニング・ボディプレス、火野がその場飛びのセントーンの波状攻撃。カウント2で青木は返す。高尾がジントニックを狙うも青木がアームバーで切り返す。ポーリーがカットに飛び込む。青木から中村に代わると、高尾は火野に代わる。会場からはため息。中村がエルボーを無数に連発し、タックルで突っ込むも火野にはじき返されてしまう。遠藤がサスケスペシャルで場外の相手チームを釘付けにすると、火野は中村に串刺しのボディアタック。そしてコーナーからの強烈すぎるダイビング・ボディプレスを決めると中村も返せず3カウント。
  • DAMNATION新メンバー・火野が圧倒的な力を見せつけ完全勝利!「お前らよう見とけよ。このボケどもが!」(火野)

  • ビール片手に佐々木がマイクを持ち「あ~、後楽園ホール……後楽園ホール! ご紹介しましょう、知ってる?(会場拍手)あんまり知らない? DAMNATION新メンバー、火野裕士!(会場拍手)2020年はもう終わるけどな、2021年俺はいないけどな、DAMNATIONがまたこのDDTのリングをめちゃくちゃに! めちゃくちゃにしてやるぞ!(火野に向かい)ねぇ? 火野の裕ちゃんよ、久々にアレ聞かせてよ」と言ってマイクを火野に渡す。火野は「アレ……アレ……アレか! 今日初めてのDAMNATION最高やんけ。これからな、このメンバーで、新しい仲間たちと、ちょっと暴れたいと思うんで、みなさんよろしくお願いします。お前ら! よう見とけよ! この! この! この! ボケどもが!」と締め、DAMNATION一同でポーズを決めた。

    【試合後のコメント】
    佐々木 見たか、おい! これが新メンバーの火野の裕ちゃんだ! 見たか! 相変わらず強すぎるな!
    火野(遠藤に)初めましてやな。
    遠藤 実はそうでもないですけどね。
    火野(島谷を見て)……。
    島谷 島谷ですー! 俺がノブだー!
    火野 高尾……。
    高尾 試合してた。
    火野(ポーリーに)初めましてやな。
    佐々木 俺のペットのポーリーですよ。
    火野 大ちゃんのペットのポーリー。最高の仲間たちやな。
    佐々木 火野の裕ちゃんが入ったからな、このDDT、すごいことにしちゃうぞ! ジャッポンジャッポンにするぞ!
    ――火野投入の理由は?
    佐々木 俺の軍人時代の仲間だ! 戦友だ。
    火野 ベトナムで命を懸けてほふく前進してたよ。仲間や。
    佐々木 すごいぞ、俺たちの絆は。
    ――火野選手の狙いは?
    火野 新しい仲間たちと楽しんでいこうかなと。このボケども、コラ。
    ――ユニットとしてはベルトだったり。
    佐々木 ベルトはここ(遠藤のKO-D無差別)にあるだろ。これを全員狙っていくぞ。控室からな!
    遠藤 勘弁してくれよ。
    火野 チンするぞ。
    佐々木 そういうことだ。ベルトは全部俺たちのものだ!
    ――火野選手、久しぶりのDDTでやってみたい相手、狙いたいベルトは?
    火野 とりあえずこのベルト(KO-D無差別)を。
    遠藤 勘弁してくださーい。
    火野 前に巻いていた気がする。
    ****
  • セミファイナル 60分一本勝負

  • KO-D6人タッグ選手権試合

    12分53秒

    雁之助クラッチ

    ※第42代王者が初防衛に成功。
  • 握手をすると見せかけ、サウナ部が熱波WER!!ポーズを決めると、平田と翔太も熱波WER!!を決める。戸惑う彰人をよそに平田と上野で開始のゴング。スピーディーなロープを走っての攻防を決めると両者跳ね起き。会場は大きな拍手。彰人と勝俣になると、勝俣は握手をすると見せかけ熱波WER!!を決める。彰人が襲い掛かるが、勝俣がコルバタを決めると、翔太と平田が飛び込む。しかし上野が救出に飛び込み若手通信世代の3人を場外に落とすと、MAOが宇宙人プランチャのフェイントから、勝俣がトペ・コンヒーロ。勝俣が彰人にブレーンバスターを決めてカバーもその前にブラインドタッチを行っているため無効。翔太が飛び込み勝俣にブレーンバスター。翔太が勝俣に逆片エビ固め。勝俣はロープにブレイク。勝俣を若手通信世代が代わる代わる捕まえる展開となる。勝俣が突っ込んで来る平田を飛び越えつつフットスタンプを落とし一矢報いると、飛び込んで来た彰人と翔太をまとめて蹴散らす。MAOに代わると、MAOが3人を相手に獅子奮迅の活躍。コーナーからダイビングのレッグドロップを決める。平田とエルボーの打ち合いになるが、MAOはナックル。平田からエルボーから延髄斬り、スライディングキックを決め彰人に代わる。彰人が低空ドロップキックから足殺し。足横須賀を狙うが、MAOは耐えて逆さ押さえ込み狙い。彰人がその体制で捕らえたまま、翔太がドラゴンスクリューを決める合体攻撃。俵返しからカバーもカウント2。彰人のドラゴンスクリューはMAOが回転して抜け出すと、カバーに来た彰人をすり抜けその場飛びのムーンサルトダブルニーを決める。MAOから上野に代わり、上野がドロップキック。しかし彰人が足殺し、足4の字を狙ったところで上野が彰人を吹っ飛ばすとその勢いで翔太にタッチ。翔太が飛び込み横入り式エビ固め。カウント2。翔太が延髄斬りも、突っ込む翔太を上野がカニばさみでロープに引っ掛けると、MAOと勝俣がエプロンからドロップキック、背面へのおっぴろげアタックの合体攻撃。さらにコーナーの翔太に上野のおっぴろげアタックとMAOがエプロンを走っての延髄斬りの合体攻撃。MAOがエプロンから飛び込んでのハリウッドスター・プレス、上野がカバーもカウント2。上野がミサイルキックを決めるもカウント2で彰人がカットここで平田が勝俣とMAOを蹴散らし場外にプランチャを放つも、サウナ部がかわし彰人と平田に誤爆。サウナ部が若手通信世代をリングに入れると、勝俣が平田にストゥーカ・スプラッシュ、上野とMAOがフロッグ・スプラッシュを翔太と平田に連続発射。上野が翔太にWRを狙うも、翔太は回避しバックを取る。上野が背後の翔太を何とか振り払おうとすると、向き直った上野に翔太は一瞬の雁之助クラッチ。ガッチリ決まると上野も返せず3カウント。
  • 勝利した翔太が上野のUNIVERSAL挑戦表明、1・9後楽園のメインでのUNIVERSAL戦が決定! そして2・23名古屋で高木&HARASHIMA&ディーノを相手にKO-D6人タッグ防衛戦が決定!

  • 翔太がマイクを取ると「さすが、サウナ部! どこのサウナ部にも負けない熱量で最高の汗がかけた! おかげで俺も平田さんも勝俣もMAOもやりきった達成感ですっかりととのったな~!(会場拍手)彰人さんも今日はととのいましたよね? わかりましたか、サウナの良さ?(彰人「気持ちよかったね」)おぉ~っ!(会場拍手)1人だけちょっと浮かない顔をしている人間がいるじゃないか、上野勇希君、かわいこちゃん、見~っけ!(会場笑)ちょっと不服そうじゃないか、俺みたいなインディーレスラーに3カウント取られた雪辱を果たすチャンスを自分の手で作ることが出来るんじゃないのか? 今右手に持ってるKO-D6人タッグのベルト、腰に巻いてるインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級のベルト、今マイクを持っているこの日左手が空いてるんだよ(会場拍手)俺の野望はスーツケースにコスチューム入れて、パスポート片手に世界中を回ることだ。世界中を回るには、もちろんもっとオファーされるためには知名度を上げないといけない! DDT UNIVERSALのベルト、それを獲ることで俺の世界中を回るプロレスラーになるという夢に一歩二歩近付く、さぁどうだ、リベンジしたいんだったら、そのベルトを懸けてシングルマッチ、やらせてもらえないかな?(会場拍手)」と上野のUNIVERSALに挑戦表明。すると上野は「翔太さん、話は終わりましたか? 翔太さん、この6人タッグ負けた僕に言うことなんか無いです。もちろんやりましょう。でも、翔太さんにはこのベルト(UNIVERSAL)じゃなくてマイクがお似合いだと思います。僕も必ず防衛して……敗者に口なし、僕はこれくらいにしてガッチリシングルマッチやってやりましょう。これもサウナ部みんなで諦めないでやりますんで、今林さん!」と今林APを呼び出す。この流れを受けて、今林APが1月9日後楽園ホール大会、しかもメインイベントで行うことを正式決定した。上野が「もちろん喜ばしいですけど、よく今そんなこと決めましたね(笑)」というと、今林APは「私権限あるんで」と即答。上野は「もちろん僕は負けましたんでお喋りな翔太さんがマイクを持っているうちに帰りたいと思います。1・9メインイベントでよろしくお願いします」と言って上野は退場。翔太は「後楽園のメインにまさかタイトルマッチで、シングルで、DDTのリングでやるなんて……思ってもみなかったけど、ここまで来たら! 1本、2本、3本もっとベルトを獲って、若通興行もあるし、僕らの世代僕が先頭に立って盛り上げていきましょう!」と言ったところで、彰人がマイクを取ると「あと、もう一個、次の6人タッグ、相手も場所も決まってないんで、ここは僕のわがまま聞いてもらってもいいですか? 今林さん、僕がどうしても防衛戦したい場所があるんですよ、久々にあるでしょ、名古屋のビッグマッチ! 2月23日の名古屋国際会議場でこの6人タッグ防衛させてください」と名古屋での防衛戦を希望。そして今林APから相手チームを聞かれると、彰人は「今日こうやってDNA世代、下の世代と防衛戦やった、次は逆に自分たちががむしゃらに若手通信興行やってた頃に、DDTのトップで試合していた人たち! 高木三四郎! HARASHIMA! 男色ディーノ! この3人と防衛戦がしたいです!」と挑戦者を指名。高木、HARASHIMA、ディーノが入場ゲートから登場。彰人が「平田さんだって高木さんに言いたいことあるでしょ!?」と促されると、平田は「あの時はギャラ100円でこき使いやがって! 経験だからつって100円かって! この野郎!」と言い放つ。リングに上がると高木は「裏で聞いてたらさ、あの頃トップだったとか言ってるけどさ、今でもトップなんだよ! 気持ちは!」と言うや、彰人が「高木さんは確かにトップだ、でも今のあなたはDDTのYouTubeの中のトップだ! 全然リングで試合してないでしょ、そんな人がトップなんて言えねぇよ!」と言い切る。高木は「バカ野郎、YouTubeだろうがリングだろうが、トップのつもりでやってんだよ!」と宣言。彰人は「いいよ、じゃ6人タッグやってくれるんですか?」と聞くと高木は「HARASHIMAさん、どうですか?」とHARASHIMAに振る。HARASHIMAは「もちろんやるよ、楽しみ、よしっ!」とガッツポーズを決めると、彰人は「HARASHIMAさんは6人タッグのベルト1回も巻いたことないですからね」と痛いところ突くとHARASHIMAは頭を抱える。ディーノが「よくこの状態の私を指名しましたね?」と聞くと彰人は「あなたのア●ルは壊れてる!」と一刀両断。しかしディーノは「結構後だよね? 2月23日? なるほど、トップ?(彰人「あなたは今でもトップだと思ってますよ」)なるほど、で、トップって何? 私はトップの意味が分からない」と言うと彰人は「あなたはDDTのアイコンですよ、DDTのトップですよ」と返答。ディーノは「なるほど……私もまだトップが何なのかわかってないのよ。まぁいいでしょう。やることで何かがわかるなら、やって差し上げます」と挑戦要請を受託。高木が「俺たちが勝ったらお前らのギャラ100円だよ! てめぇらなんかギャラ100円で十分だよ、やってやるよ!」と臨戦態勢。これを受けて今林APが2月23日名古屋国際会議場大会でのタイトルマッチを正式決定。翔太が「2020年が始まった時に、誰が俺がこのKO-D6人タッグのベルトを巻くことを想像した! 誰がインディージュニアを巻くことを想像した! 高木三四郎! HARASHIMA! 男色ディーノ! 俺はあんた達を見ながら、インディー界でめっちゃくちゃ夢を見させてもらいました。僕は雑誌で、サムライで、なんて夢のある人たちなんだと思いながら、インディーで闘って来ました! 2021年からはこの俺が、若手通信世代が夢見せる番だ!(会場拍手)2021年のインディー界のメインイベンターはこの翔太、そして若手通信世代だ! というわけで今日後楽園ホールに集まってくれたマイミクの皆さん、2021年にまたお会いしましょう、ごきげんよう、良いお年を!」と締めくくった。

    【試合後のコメント】
    高木 突然の指名でビックリしたけど、よっぽど恨んでいたんだな、ギャラ100円とか。でも何事も経験だから。あの当時は100円でもしょうがないよ。別に全部が全部の大会を100円にしたわけじゃないもんね。若手通信だけ。
    ディーノ その話なら私は彼らの味方なんですけど。
    高木 まあそれはそれで。今日、DNA世代のサウナ部に勝ったというのは一つ彼らの中で自信があったと思うから。だけど今でも俺たちはトップのつもり…ですよね?
    HARASHIMA もちろん僕は全然トップです。
    ディーノ 私はさっきも言ったけど、トップって何?
    高木 ア●ルのトップです。
    ディーノ 何を言ってるかわからない(苦笑)。
    高木 私はEXTREMEのトップです。というわけでベルトに挑戦する権利は十分あるのでやりますよ、2・23名古屋で。
    HARASHIMA わざわざ指名してくれたのはうれしいので、翔太、彰人、平田、いろいろ知っている身なので、僕はメチャメチャ楽しみです。頑張りましょう。
    高木 テメエらはギャラ100円だ。
    HARASHIMA 僕たちは?
    高木 あ、我々は大丈夫です。


    勝俣 ととのったー!
    MAO ととのったー!
    勝俣 ととのったー!
    MAO 気持ちいいー!
    勝俣 気持ちいいよ、勇希。
    MAO 試合後、マジのととのいがきたな。
    勝俣 じゃあ勝利者インタビューしまーす。MAOちゃん、どうだった?
    MAO 今日は勝俣さんと久々のコンビネーションが冴え渡っていたし、よかったと思います。
    勝俣 久々だったけど息があってたね。
    MAO 僕らサウナで裸の付き合いをしているだけはありますね。
    勝俣 熱波師デビューも来てくれたもんね。
    MAO メチャクチャいい熱波だったですよ。『MONSTAR』の曲を流してもらいながら熱波やっててすごいもてなされてましたね。
    勝俣 最高に気持ちよかったです。あの時来てくれてありがとう。
    MAO いえいえ。
    勝俣 はい! では勇希クン、どうでしょう。(何か言いたげな上野を遮って)そうだよな~! ととのったな! ね! ととなったから、このあとスパリゾート「ラクーア」いこうよ。
    MAO リモートサイン会がその前にあるので。
    勝俣 それ終わってからいこう。
    MAO そうっすね。
    勝俣 勇希、頑張ろうな。じゃあいつものいくよ。せーの熱波WER! じゃあリモートサイン会にいきまーす(退場)。
    上野 ……まあ今日はひじょうに悔しい…(残っている勝俣を見て)帰れよ! こっち来るなよ!
    勝俣 寂しいから聞いてるね。
    上野 サウナ部で上げていこうかというところで僕が不覚を取ってしまって。今日は勢いに乗り切れなかったというか、もっと我々を自分立ちの力を押し込めていきたかったんですけど。昨日板橋まで見に行って翔太さんの姿を見て勉強してきたんですけど…。翔太さん自ら僕にリベンジのチャンスをくれるということなので、それはありがたく。翔太さんがベルト、ベルト、ベルトでマイクでしゃべれなかったら、いつするんだということなので、1・9のメインイベントでさせていただけるということで本当に光栄なことで。2020年は…。
    勝俣(遮って)2020年は熱波WERな1年でしたね。
    MAO 熱波WERな1年だったかな。
    上野 まだ話してんよ!
    勝俣 ごめん、ごめん。
    上野 2020年、まだ年越しプロレスもありますけど、DDTとしては最終興行で悔しい思いをしましたけど、2021年に目標がまたできましたから、これぐらいがちょうどいいというもので、2020年が悔しい年だったので。
    MAO 来年はサウナ部の年になるでしょう。
    上野 今日からがスタートですから。1・9、翔太さんの心のマイクをポキッといって、防衛したいと思います。
    勝俣 じゃあせーの熱波WER!!
    ****

    翔太 まずは初防衛戦…守りましたね。
    彰人 守りましたね。絶対負けたくない相手。
    翔太 ととのったー! 平田さん、ととのいましたね。
    平田 ととのったね。
    翔太 彰人さんも。
    彰人 僕はサウナは嫌いだけどリング上でああやってととのうはありかな。
    翔太 DNA世代に僕らは簡単に道を譲らなかった。
    彰人 楽しかったね。
    翔太 彼らは伸び盛りだから簡単に伸びてくると思うけど、我々も性懲りもなく今の位置にしがみついていきましょう。平田さんにとってものこの6人、防衛できて好発進じゃないですか?
    平田 最高ですね。この気持ちでスーパー銭湯にいったら爆上がりですね。
    翔太 ととのっちゃいますね。サウナ部、DNA世代とまた何回でも闘いましょう。
    彰人 次ですよ。次は自分たちが若かった頃にけちょんけちょんにやられていた人たち。その当時DDTのトップにいた人たち、高木三四郎、HARASHIMA、男色ディーノ。そことも6人タッグをやらないとなというのがあったので今日は言わせてもらいました。
    翔太 僕は当時DDTにいなかったけど、HARASHIMAさんって若通世代にとっては壁だったし、高木さんとディーノさんがガンガン前にいってたから両国とか武道館とかやってたというのが、他団体のインディーレスラーにしたら「この人たち夢あるな」って刺激もらっていたので。その世代とタイトルマッチという舞台で闘って、越えましょう。
    彰人 これは若通世代がもがいていた時、「上の世代を超える」とか「時代を変える」とか言ってたんですよ。今回はそういう意味じゃなくて、超えなきゃいけない人たちなんですよ、僕たちが自信をつけるために。まだ僕たち自信があるわけじゃないので、あの人たちを倒して自分たちの自信に繋がる。世代を変えたいとかではなく、あの人たちとリング上で対峙して、自分たちがやってきた10年、11年の答え合わせをしたい。それだけです。
    翔太 楽しみになってきましたね。名古屋国際でKO-D守って、その先までいきましょう。僕らの時代を作っていきましょう。
    彰人 そしてあなたにとって大事な……。
    翔太 そうだ! 昨日インディージュニアを取って、なんと1月9日、UNIVERSALのベルトに挑戦。チャンピオンの上野から直接3カウント奪ったんだから文句言わせねえぞ。上野もやりたがっていたからな。まさかメインだと思わなかったよ。2020年始まった時、こんな世界を誰が想像したかもわからない。でも俺の手にこのベルトとインディージュニアのベルト、両方があると誰が想像した? まだまだだ! まだまだ、もっと夢見せましょう! インディーだって夢を見る…違う、インディーだからこそ夢を見るんだよ。このFMWと書かれたベルトの偉大なる先輩の言葉を今日一日だけお借りすれば、僕はここで終わりじゃない。2021年、インディー界のメインイベンターになります。絶対、僕のお楽しみはまだまだこれからです!
    ――この3人でDDT後楽園の本戦でタイトルマッチというのは?
    彰人 数ヵ月前にはこんなことになると思わなかったですからね。すべてはまっするの平田クンが始まり。
    翔太 令和2年のベストバウトがすべてを変えましたよ。
    彰人 あなたのおかげですよ。
    平田 ありがとうございます。恐縮です。
    翔太 もっと上がりたいですね。なかなか珍しい3人なの、後楽園じゃなくても、次は名古屋国際だし、それ以外のDDT本体の舞台で見えない景色をつくっていきたい。
    ――翔太選手はこれで1月9日、10日(ガンプロでインディージュニアの)とタイトルマッチ。勝利すれば15日がJUST TAP OUTでインディージュニアの防衛戦、16日が若手通信になる。
    翔太 17日にガンプロで大阪にいきますよ。ビッグウィーク。
    彰人 ついに時代が来ましたね。
    翔太 9日はUNIVERSAL獲って三冠で怒涛の1週間を乗り切りたいですね。年末年始は休ませてくれ。
    ****
  • メインイベント 時間無制限一本勝負

  • D王GRAND PRIX 2021優勝決定戦

    VS

    • LOSE

      竹下幸之介

    VS

    23分29秒

    TKO勝ち

    ※変形アームロック→レフェリーストップ。秋山がD王GRAND PRIX2021優勝。
  • ついに迎えたD王GRAND PRIX 2021優勝決定戦、竹下は左腕にテーピングを巻くことなく入場。秋山が入場し秋山は握手を差し出すが竹下はその手を払う。ゴングが鳴るとロックアップからタックル合戦。竹下がタックルで倒してザーヒーのモーションを見せるが秋山は回避。手四つから押し合いになると秋山がロープに押し込み、クリーンブレイク。差し合いから秋山がロープに振ろうと左腕を強く引っ張ると、竹下は腕を押さえて転倒。場外に退避すると、秋山が追いかけ鉄柵に竹下を左腕から突っ込ませる。さらにエプロンから腕へのカーフブランディングで鉄柵に竹下の左腕を叩きつける。竹下がリング内戻ると、秋山は腕に蹴り、頭突き、さらに倒れた竹下の腕をドラゴンスクリューのようにマットに叩き付ける。さらに腕を掴んでそのまま踏み抜く非常な攻撃。秋山はさらにショルダーアームブリーカー。アームロックで捕らえようとすると、竹下はロープにブレイク。秋山は鉄柱を使って竹下の左腕を痛めつける。秋山は鉄柵を使って竹下の腕を絞り上げ、さらに膝を腕に叩き込む。竹下がリングに戻ろうとすると、秋山が蹴りつけ、キーロックで捕獲する。腕十字に移行するとすぐに竹下はロープに足を伸ばす。秋山の怒涛の攻撃は止まず、串刺しニーから低空ニーを狙ったところで、竹下が足をキャッチしドラゴンスクリュー。さらにもう一発。秋山は場外へ。竹下が追いかけ秋山を抱え上げ膝から鉄柱に突っ込ませる。さらに鉄柵を使って
    秋山の足を痛めつける。竹下がエプロンでジャーマンの体勢に入るも、秋山はロープを掴んで耐える。すると竹下はエプロンでのドラゴンスクリュー。秋山は場外転落し、場外カウントが進む。秋山がリングに戻ると、竹下がスワンダイブ式低空ミサイルキック。さらにニークラッシャーからブルーサンダー。カウント2で秋山が返すとすぐさまアンクルホールドへ。秋山はロープに逃れる。竹下が膝へのストンピングを連発すると、竹下がエルボーを放つと秋山もエルボーを返す。秋山がエクスプロイダーの体勢に入ると、竹下は逆回転のドラゴンスクリュー、そして足4の字固めへ。苦悶の秋山だが、手を噛んでギブアップを拒否しかろうじてロープに手を伸ばす。竹下は低空ドロップキックからさらにフライングラリアットを決める。追撃を狙う竹下に秋山は一瞬のワキ固め。竹下がブレイクするも秋山はなかなか腕を離さず。竹下は場外にエスケープ。足を引きずりつつ秋山が追いかけると、竹下をリング内に戻す。両者はエルボーの打ち合い。秋山がカウンターのエクスプロイダー、後頭部へのニーからカバーもカウント2。さらに秋山は再度エクスプロイダー、立ち上がった竹下は投げっ放しジャーマン。竹下がエルボーからローリングエルボー、ラリアットを叩き込むもカウント2。竹下がコーナーに上る。秋山が追いかけ、雪崩式ブレーンバスター。竹下は即座に立ち上がり、ラリアットを連発するも秋山は倒れず、3発目で倒すもカウント2。竹下がパワーボムからカバーもカウント2。竹下がザーヒーを叩き込み、ジャーマン・スープレックス・ホールドを決めるが秋山はカウント2でクリア。竹下がクロスアーム・ジャーマンを狙うと、秋山は後頭部でのヘッドバットから竹下の腕を巻き込むようにチキンウィング・アームロックへ。ロープに近づく竹下だったが、リング中央に戻されヘッドシザースとの複合に移行すると、竹下の動きが完全に止まり、松井レフェリーが試合をストップ。秋山がD王GP初出場初優勝を果たした。
  • エンディング

  • 秋山が竹下撃破し、D王GP初出場初優勝!「このプロレス界には認められたシングル王者が3人、IWGP・内藤哲也、GHC・潮崎豪、そしてKO-D・遠藤哲哉! プロレス界にはこの3人だけだよ!」(秋山)いざ2・14カルッツかわさきにて遠藤との頂上決戦へ!

  • 週刊プロレス奈良記者より秋山に優勝トロフィーが送られる。そしてマイクを持った秋山は「DDTファンの皆さん、4月か、レンタル移籍して、DDTの選手と精いっぱい闘いました。このD王に出てる選手もみんな素晴らしい選手です。どこにも負けるような選手はいません。みんな聞いてたら、自分でしっかり思ってくれ。DDT、誰もダメな奴いないから。俺はいろんな選手とやって来て、君たちは素晴らしい選手だよ。本当にどこに行っても恥ずかしくない、素晴らしい選手だ。でもその素晴らしい選手の頂点が俺だ(会場拍手)D王GP王者として、技能賞獲った遠藤哲哉、挑戦させてもらうから。このプロレス界には認められたシングル王者が3人、IWGP・内藤哲也、GHC・潮崎豪、そしてKO-D・遠藤哲哉! プロレス界にはこの3人だけだよ!(会場拍手)遠藤、一回負けてるけどこの勲章持ってもう一回前に立たせてくれ。よろしく。今林さん言えば何でも決まるんでしたっけ?(会場笑)だいたい決まるんだろ? まぁ決めといてください。最後に、高木社長いないと思いますけど、僕をDDTに招き入れてくれて本当にありがとうございます。そして選手、社員、関係者の皆さん本当にありがとうございます。そしてDDTファンの皆さん本当にありがとうございます!(会場拍手)最後に全日本プロレスのファンの方、ありがとうございました。ありがとうございました!」と大会を締めくくった。規制退場の前に高木が本部席に現れ、一年間の感謝を述べると一本締めで2020年最終興行を締めくくった。

    【試合後のコメント】
    竹下 ……闘って、闘って、闘って! ……負けました。絶対に負けてはいけない試合で負けました。絶対に死んでもこの左腕でも首でも腰でも膝でも、骨の1本、2本折れても絶対に次はギブアップしてやるもんかって、絶対ギブアップしないって覚悟をもってリングに上がりましたけど、どんな形であれ自分の負けです。でも、大田区の負けとは自分の中で違う。今日は僕のプロレスで闘えた上で、僕が負けました。だから僕は順番で言うと今、一番後ろかもしれないけど、絶対に秋山準を僕の手で参ったと言わせてやります。僕は諦めません。秋山準がこれからどこへ行こうと、どこまででも追いかけます。今日で本当に秋山準を倒すという、本当の意味で目標ができました。僕にとって初めての壁ができたと思います。絶対に秋山準を参ったと言わせます。ありがとうございました。


    秋山 俺、何月から来てんだ? 4月? レンタル移籍、ゲストコーチとして来て、チームとしても支えられ、最後、決勝戦に立てて優勝することができました。勝者は2月14日、KO-D(無差別)に挑戦できると決まっているので、そこまではD王グランプリ覇者としてしっかり務めて遠藤哲哉の前に立ちたいと思います。
    ――久しぶりのビッグマッチのメインでシングルだが。
    秋山 気合い入ると思いますよ。ただ、ビッグマッチでシングル? そこに気負いはないです。今日もそうだし。もしかするとビッグマッチで俺に何か緊張なりなんなりがあるなら問題だけど、そこの緊張はない。ただ、今日もそうだけど体調管理、器官が強くないのでそこを…といっても葉巻吸ってるけどな(苦笑)。でも風邪とかひかないように細心の注意を払って。新型コロナもあるけど気を付けてきたし、2月14日は相手がどうのこうの言う前に自分の体調をしっかり整えてチャンピオンの前に立てるようにしていきたいですね。さっきも言いましたけどシングルのチャンピオン、プロレス界で認められた3本、そのうちの一つに俺は挑戦するので。覚悟をもってそのチャンピオンベルトに恥じぬようにいきたいと思います。
    ――3本のベルトは今までのプロレス界の評価ならKO-D無差別ではなく、三冠ヘビーだと思うが。
    秋山 (三冠ヘビー級王者が今年の)プロレス大賞の賞に入ってないからですよ。(マスコミ)皆さんが決めてんじゃないですか? 皆さんが決めて三冠ヘビーよりもKO-Dのほうがっていうことじゃないんですかね? どうですか、東スポさん。俺は単純にプロレス大賞でMVPがIWGP(ヘビー級王者)、殊勲賞がGHC(ヘビー級王者)、技能賞がKO-D(無差別級王者)。残念ながら古巣の全日本は入ってなかったので。でもそれが皆さんの今年の活躍での答えじゃないんですか? 東スポさん、どうなんですか? 僕は率直に今年それで、その中に入っていた遠藤哲哉の前に立つ。来年になったらわからないですよ。今年はそういう評価、それは俺の評価じゃないです。皆さんの、とくに東スポさんの評価。だから、その3本のうちの一本に俺は挑戦できるということで、全力で獲りにいきたいと思ってます。
    ――竹下選手の気持ちは?
    秋山 メチャメチャ感じましたよ。メチャメチャ感じましたけど、少しの差で俺の勝ちかな。少しの差で。それはリング上でも言いましたけど、みんなに感謝してここまで来て、ここで負けたら……全日本入った時にも思ったんですよ。俺が入った時に新日本はレスリングの優秀な人が3人入った。俺は(全日本に)入った。俺が変な闘いしたら(ジャイアント)馬場さんの顔に泥を塗る。だから俺はしっかりしなきゃいけないと思って。今回は全日本から離れて高木さんに拾ってもらって、このおっさんがしょうもない動きをしてたら高木さんの顔に泥を塗る。その気持ちで精一杯務めました。で、高木社長の新日本に追いつけ、追い越せという言葉に燃えたし、俺もやらなきゃいけないと思ったし。それが答えです。DDTの全選手に言いたいです。みんな素晴らしい選手。現に俺は2つ負けているし。(D王に)出た選手みんな素晴らしい。だけど「俺たちなんか」というのがどこかにあるかもしれない。でも君たちはすごいって。そこは自信を持って高木社長の言う追いつけ、追い越せに俺もだって。それは下の子も全員よ。岡谷クン、今日デビューした小嶋クン、全員がそう思って「よしいこう」っていってもらえないかな。別に新日本が悪いとは言ってないよ。新日本ははるか彼方にある。だけどそこに少しでも追いついて、追い越せるところにまでみんなでもっていければ、最高じゃないですか? それが高木社長からの言葉だと思うので。
    ――秋山選手個人としてはシングルのリーグ戦を完走したことも自信になると思うが?
    秋山 自信取り戻せましたよ。気持ちさえあれば動けるんだと思うし。


    【高木三四郎総括】
    高木 今年1年間は本当にいろんなことがありすぎて。去年の今頃も同じような感じで総括出していたと思うんですけど、たぶん言ってることは毎年そんなに変わらない。「どんどん大きくして……」みたいなことを言ってたと思うんですけど、今年はそれが思うようにいかなかったし、ましてや4月から1ヵ月間まるまる何もできなかった状態だったので。その中で5月から徐々にやっていって。僕らからすると反撃の狼煙じゃないけど、5月から秋山準選手にTV SHOWにレギュラー参戦してもらってから、6月、全日本プロレスからレンタル移籍で来てもらって、本当に我々としても刺激になりましたし、秋山選手もおそらく刺激になったと思いますし、いろんな意味で感謝しています。もちろんDDTの選手みんなにも厳しい状況だったと思うけど、よく耐えてくれた。そして今日、チケットがソールドアウトしました。この状況の中、お客さんも来ることに勇気が必要だったと思うし、かなり来ることに葛藤があったと思うけど、この中で来てくれたお客さんに本当に、本当に感謝したいです。本当にありがとうございます。秋山選手に言われてハッと思ったんですけど、今年はプロレス大賞も6年ぶりに技能賞をいただいて、若干自分の中で遠い存在だったのが、また近くにやってきて。業界の頂点をもう一回狙いタイという気持ちがまた出てきました。その中でも前々から言ってるように地固め、足固めというのをある程度の期間までしたら、2021年はこのコロナウイルスの感染状況を見ながら反撃の年にしたいかなと思っています。まだもうちょっと足固めの部分はありますけど、その中で秋山選手の優勝は50歳の自分にとってもすごく励みというか刺激になりました。だから選手が胸を張って頑張れるような環境を作っていきたいと思います。一生忘れられない年になると思うんですけど、その中で頑張ってもらった選手・スタッフ・社員、お客さんすべての人に感謝したいと思います。ありがとうございました。

    ――竹下選手は心配だが。
    高木 僕は優勝予想でも言った通りなんですけど、天の時は秋山選手にあったと思いますね。勢いとかいろんなものがあったんじゃないですか。でも大いに悩めばいいじゃないですか。大いに自分を見つめ直すのも一つの成長だと思うし。そういう時期なんじゃないかなと思いますよ。僕は全選手誰に対しても同じように心配しているし、逆に言うと放っておいているわけじゃないですか。だからこれで彼が何を思うかじゃないですか。プロレスラーは結局、一人一人の闘いなんで。彼は大いに悩めばいいんじゃないですか。大田区で負けたあと「自分のプロレスが正しかったのか」って言ってたけど、僕はあれを聞いて「バカヤロー」という気持ちでしたね。オマエがやってきたプロレスを(オマエが)信じなかったら一生勝てねえよって。それがこの年末での彼へのアンサーですね。自分の今までやってきたことを肯定できないなら、それは負けるよな。全部結果論ですけど。その迷いを断ち切ることができるのかが、これからの竹下幸之介なんじゃないですか。天才肌の人間だと思いますけど。秋山さんも言ってましたね。「早熟な人間は潰れるのが早い」。それを乗り越えることができるかどうか。
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