Aブロック公式戦、佐々木が飯野を破り2位に浮上! 樋口、上野、佐々木、遠藤の四つ巴状態で最終公式戦へ! BブロックはMAOがKANONを下しトップタイ、斉藤レイも可能性残すなか、納谷と最終公式戦で激突!
12月17日、熊本・桜十字ホールやつしろ・多目的ホールで「D王 GRAND PRIX 2023 in Kumamoto」が開催。D王GP2023公式戦が2試合行われ、Aブロック公式戦では前日の福岡大会で初白星をあげ「ちょっくら優勝」宣言した佐々木大輔が、飯野雄貴と対戦。12・9大阪大会で飯野と対戦した際、「セクシーを隠し持っている」と言っていた佐々木はフェロモンズが入場時にしていたポーズや尻をイスでぶっ叩くなどして、どうにか飯野の中にあるセクシーを引っ張りだそうとしたが、逆に飯野は「イテーんだよ!」と怒りを爆発させる。劣勢だった佐々木だが、イスで飯野のヒザを攻撃すると、コーナーポストを外して金具を剥き出しに。ヒザの攻撃でややスタートダッシュが遅れた飯野のスピアをかわしてコーナーの金具に誤爆させたところを、変形十字架固めで丸め込んで3カウント。
コメントスペースで飯野に対して「てめぇセクシーでも何でもねぇじゃねぇか! 男の中の男じゃねぇか……! オマエの熱いハートに辿りついちまって、柄にもなく俺もアツくなっちまった。飯野、次やったらまた俺をアツくしてくれ」と、まさしく柄にもないことを言った佐々木だが、D王GPはこれで2勝1分1敗の5点。「2勝だ! 1点からもう5点だ! 決まってるな、俺の優勝は! (最終公式戦の)HARASHIMA、俺がアンタにとどめを刺して潔くしりぞかしてやる! D王GP、ちょっくら優勝してきます!」と豪語。一方、敗れた飯野は「決勝には行けないけど関係ない。(最終公式戦の上野戦では)飯野雄貴そのものを全てさらけ出してやる。飯野雄貴を存分に楽しんでくれよ」とコメント。
Bブロック公式戦では2勝1敗のMAOと2勝2敗のKANONが激突。勝てば優勝決定戦進出の可能性があるが、負ければ脱落という両者。KANONがコブラツイストを狙えば、MAOはジャスト・フェースロックを狙う。MAOが掌底を叩き込めば、KANONもラリアットを返すという展開に。共にルーツが似ているだけにお互いにみちのくドライバーIIを狙う場面もあったが、KANONがMAOのフェースロックをコブラツイストで切り返し、納谷を下したコブラツイスト2.0に移行したことで勝負あったかと思われた瞬間、MAOが電光石火のジャスト・フェースロックで切り返してギブアップを奪ってみせた。
これで3勝1敗の6点となり、納谷、レイに並んで首位タイとなったMAOは「去年のD王の借りは返したぞ! 俺の一撃必殺ジャスト・フェースロックであいつを“ただ参った”させてやった! アイツとは分かり合える部分がある。近い将来隣にいるのはKANONかもしれない」と意味深発言。最終公式戦で当たる納谷に対しては「納谷にも去年負けてるんだよ! アイツを蹴落とせばまだ可能性があるから、まずは納谷に勝たないとことには何も始まらない!」とコメントした。一方のKANONは「タップするつもりなかったけど、気付いたら手が動いてた。D王はあっという間だった。来年の話しても仕方ないけど、来年こそは……」と無念さを滲ませた。
メインイベントでは初の地元凱旋となった石田有輝が樋口和貞とのタッグで、上野勇希&小嶋斗偉と対戦。小嶋の「熱波WER!!」には「どすこい」で対抗した石田だったが、無差別級王者の上野は地元でもいい格好させないとばかりに厳しい攻撃を見舞っていき、防戦一方に。それでも超満員の観客の「どすこい」コールを受けて反撃した石田がタッチすると樋口が大暴れ。最後は石田がどうにか上野を場外に連れ出している間に、樋口が必殺のブレーンクロー・スラムで小嶋を仕留め、石田の地元凱旋に華を添えた。
超満員の観客に「こんなに沢山の八代市の人がプロレスを、DDTを見に集まってくれて本当に嬉しいです! ボクはデビューして3年目、ずっとここでDDTの興行をやるのが目標でした! 自分は幸せ者だと思います」とマイクアピールした石田は「次に八代市でやるときタイトルマッチやるのはどうですか、樋口さん! ボクらハリマオと誰かと何かのタイトルマッチを!」とブチ上げた。
☆** **全試合の詳細は** **WRESTLE UNIVERSE** **をご覧ください!
https://www.wrestle-universe.com/ja/videos/r22thEcuXgjsM4Edwc5WYg