前説
勝俣が大鷲を黒豚呼ばわりするお昼時
今林APの前説には竹下&勝俣&上野のDDTサウナ部が登場。「静岡の皆さん、ととのってますかー!」と勝俣が呼びかけると会場から温かい拍手が。「昨日と全然違い」と上野がつぶやく中、勝俣は「サウナの聖地・しきじが近いので皆さん、サウナーなんですよ」と言うと、対戦相手の青木がさっそく朝にサウナしきじに赴いたことをツイートしたことに触れ、「しきじマウントされた」と口を揃えるサウナ部の面々。勝俣によれば「青木選手はほぼサウナ部」「HARASHIMA選手は健康オタクなのでサウナ部」「大鷲さんは不健康極まりない黒豚です。黒豚は絶対にサウナに入れない」とのこと。大鷲が入場ゲートから顔だけを覗かせる中、それをほぼ無視したサウナ部は「サウナのような熱い試合をして目からサウナを出してもらって、みんなでサウナしきじにいきましょう。黒豚もサウナ好きになっているはず。皆さんととのって帰ってくださーい!」(勝俣)が呼びかけ「DDT静岡大会、熱波WER!」とオープニングコール。
オープニングマッチ 30分一本勝負
中村がMAOの腕を取ってロープ拝み渡りからオールドスクール、さらにドロップキック。場外のMAOに飛ぶと見せかけて「飛ばなーい!」とバカにすると、怒ったMAOがランニング掌底。ナックルからチンロックと攻め立て5分経過。中村もエルボーから打点の高いドロップキックで反撃。串刺しエルボーからスナップメイヤー、さらにローリングアタック。絶品!はカウント2。スワンダイブ・ミサイルキックはMAOがかわしてランニング低空ドロップキック。スーパーK-3からハリウッドスター・プレスへ。これを回避した中村がスワンダイブ・ミサイルキック。カウント2で返したMAOがダブルチョップ。カウント2で返した中村がエルボーで襲い掛かる。頭突きからツーショルダーを外してミドルキック連打。MAOも掌底でやり返す。中村のミドルキックにMAOはハイキック。中村はMAOの掌底をかわしてバックスライドもカウント2。ダイビング・ヘッドバットをかわしたMAOがランニング掌底からDDT。カウント2で返されるとみちドラⅠで勝利。
第二試合 30分一本勝負
抱腹絶倒! DDTバラエティ班三国志!
※倒れ込む。もう1人は男色ディーノ。
「今日はプロレスらしいプロレスをやろう」というアントンの提案により、まずはチョップ合戦から。しかしディーノは股間をソフトタッチ。さらにまとめて男色コンプリートショットから平田に男色殺法。男色クローからナイトメアはアントンがナックルでカット。ディーノが思わずバーミアンスタンプもアントンがカットし、平田の左腕を攻める。バイオニックエルボーを予告するも平田が延髄斬りでカット。平田はダンスを予告しメガネを装着したが、ディーノがカット。ディーノはメガネを奪うとアントンとかけたり、かけなかったりして遊びだす。これに怒った平田が両腕ラリアット。5分経過、平田が今度こそメガネを装着するもディーノがカット。アントンはディーノと結託を呼びかけ「公開拷問だ」と物騒なことを口走ると、ディーノとともに串刺し攻撃。しかし、アントンがキャンバスに躓いて転倒。ギブアップする前に創作昔話「ごんぎつね」を披露するも、内容は「ジーコ」ではなく下ネタ。アントンがサミングからフォールもカウント2。打つ手なしと奥の手を出そうと訴えるアントン。これに渋るディーノにアントンがビンタ。意を決したディーノはコーナーで生尻ご開帳。アントンがごんぎつねをディーノの地獄門に突っ込んでパワーアップさせた「アナルぎつね」だったが、平田にかわされ木曽レフェリーに誤爆。平田はアントンを手刀で黙らせてカバーも木曽レフェリーがダウンしたまま。平田が木曽レフェリーを起こそうとしている隙にアントンはアナルぎつねを充電し、平田に放出。フラつく平田にアントンは倒れ込む木曽レフェリーに躓いて、アントンの顔面は地獄門へ。倒れ込むアントンの上にフラつく平田が覆いかぶさって3カウント。
第三試合 30分一本勝負
清水にEruption揃い踏み。坂口と彰人のグラウンドの攻防に続いて樋口は納谷をショルダーアタックで吹っ飛ばし、赤井がローキックで続く。赤井のスリーパーは納谷が抱えてコーナーに潰す。クリスが出てくると赤井にグラウンド卍。赤井はロープに足を伸ばす。しばらく捕まった赤井だが、コルバタ式アームホイップを決めるとビッグブーツ。クリスの逆水平に負けずガットショットからミドルキック、さらにJKを決めて坂口と交替。坂口がクリスに胴絞めスリーパー。カットに入った彰人、納谷を一網打尽に。クリスは坂口の足をキャッチすると、そのままスープレックス。替わった彰人がドラゴンスクリュー。足横須賀は坂口がスリーパーで切り返す。背中へのローキックは彰人がキャッチしてバックドロップ。彰人、クリス、納谷の串刺し攻撃から彰人は坂口、クリスが樋口、赤井が納谷に三重奏。樋口がパワーで解除。納谷は樋口にDDT。ランニングニーは赤井がカット。納谷は樋口の上に赤井をボディースラム。串刺し攻撃は樋口がひとりで分断。納谷をカウンターのラリアットで吹き飛ばすと、ブレーンクロー。これは彰人とクリスのダブルのドロップキックでカット。Eruptionの連係から樋口がカバーもカットされてしまう。ならばとブレーンクロー・スラムでキャンバスに叩きつけて3カウントを奪った。
第四試合 30分一本勝負
もうすぐ42歳!大石真翔静岡凱旋スペシャルタッグマッチ
大石がポーリーを倒してヘッドロック。起き上ったポーリーがショルダーアタックで吹き飛ばし、エルボードロップへ。高尾がボディースラムから大石をバカにするように大石の入場ポーズ。ポーリーがチンロックで続く。苦しい大石だったが、ポーリーのブレーンバスターをカウント2で返すとボディープレスをかわして渡瀬とタッチ。渡瀬はポーリーにミサイルキック。これはカウント2。大石が出てきて渡瀬と連係も、ポーリーが2人まとめてブレーンバスター。高尾がダイビング・フットスタンプも大石がかわしてフジヤマニーロック。これはポーリーがカット。渡瀬は高尾にカーフブランディングを仕掛けるも高尾がデッドリードライブで落とす。大石のトップロープを使ってのダイヤモンドダストから渡瀬がミサイルキックもカウント2。高尾は渡瀬に公認エンドレスワルツを決めて勝利した。
セミファイナル 30分一本勝負
準烈のセコンドは大石と渡瀬、DAMNATIONのセコンドは高尾とポーリー。「僕に任せてください」と岡谷が先発を買って遠藤と対峙。しかし遠藤があっさり捕まえると、替わった島谷は岡谷をコーナーに追いやり「秋山出てこい!」。リングインしようとした秋山に襲い掛かる島谷だったが、あっさりアームロックを極められてしまうとロープに逃げる。秋山はなおも腕固め。遠藤がすかさずカットに入る。岡谷が出てくるとDAMNATIONがタッチワークで逆転。島谷が岡谷を場外に出すと、遠藤が場外ボディースラムからエプロンサイドにロシアンスイープ。リングに戻された岡谷を島谷がカバーもカウント2。遠藤がバックブリーカーから逆片エビ。島谷がコーナーの秋山に攻撃せんとするも、あっさりかわされて脱兎のごとく逃げる。リング内ではロープに逃げた岡谷が遠藤にネックブリーカー。秋山が出てくると串刺しニーからランニングニー。カウント2で返されるとフロント・ネックロック。カットに入った島谷を頭突きで排除。遠藤は秋山にハンドスプリング・ニールキック。替わった島谷がドロップキック連打。なんとか倒して大歓声を浴びるも、あっさりブレーンバスターで投げられてしまう。岡谷に替わって秋山のニーからエルボードロップもカウント2。ノーザンライトSHは島谷が踏ん張って低空ドロップキック。遠藤が出てくるとスワンダイブ・エルボー。これはカウント2。トーチャーラックボムの体勢を島谷が待ったをかけて連係を試みるも、剣山を食らって失敗。岡谷は遠藤にエルボーからノーザンライトSHもカウント2。ダブルアームは遠藤がかわしてゆりかもめ。島谷は秋山にしがみつきカットさせず、岡谷はギブアップをするしかなかった。試合後も島谷は秋山をトコトン挑発し、秋山と一触即発に。
【試合後のコメント】
秋山 島谷があんな騒がしいヤツだと思わなかった。あんな騒がしいのか?
岡谷 そうですね…。誰にでもああいう感じです。
秋山 次やったらギャフンと言わせないとな。
――あそこまで騒がしい選手とこれまで対戦したことは?
秋山 なかなかないですよ、あんな騒がしいの。
――次、対戦した時は……。
秋山 今日でどんなものかわかったからね。次、対戦した時はぐうの音も出ないようにしてやろうかなと。
――岡谷選手は今日負けてしまったが。
岡谷 昨日といい今日といい、ナメられっぱなしなので一泡吹かせてやりたいですね。秋山さんと組ませていただいて、練習も見ていただいているので、いろんなものを吸収して試合で出せれば、もっともっといい形になってくると思うので。
秋山 まず一勝だな。
遠藤 ノブどうだ?
島谷 準烈、これがDAMNATION、俺がノブじゃ! 秋山準、次はオマエのツルツルの頭を一発どころじゃなく、10発でも100発でも叩いてやるからな、覚悟しておけ!
遠藤 ドロップキックも結構よかったぞ。
島谷 ドロップキックより頭をパチンじゃ。
遠藤 ドロップキックはどうでもいいのか?
島谷 どうでもいいよ。アイツの頭を狙っていくから。覚悟しとけ?
遠藤 次は何発?
島谷 次は100発。
遠藤 ドロップキック?
島谷 頭叩きじゃ!
遠藤 ドロップキックは?
島谷 10発で。
遠藤 もっといけばいいのに。
島谷 アイツの頭を狙っているからな。
――DAMNATIONとしては島谷選手は秋山選手を狙っていく?
遠藤 自然とそうなるよね。
島谷 ABEMAニュースに貼っておけ。「島谷vs秋山準」。
――シングル?
島谷 いつでもやってやるよ! DAMNATIONの看板を懸けてなあ。
――看板をかけていいんですか?
島谷 プライドを懸けてだ! そういうことだ!
メインイベント 30分一本勝負
青木真也静岡凱旋!清水名物スペシャル6人タッグマッチ
大鷲の握手を勝俣が「熱波WER!」で返した後の空気をリセットするかのような青木と上野のグラウンドの攻防。青木の足4の字は上野がエスケープ。続いて大鷲がリングイン。勝俣が応じると大鷲の「ルチャ」コールを勝俣が「サウナ」コールで封じ、青木も乗ってしまう有様。大鷲、2度目の握手は勝俣が「富士山!」で切り返し、その空気を切り裂くHARASHIMAのロコモーション・ロメロスペシャル。青木が左腕を破壊。セコンドの平田も勝俣の腕にダメージを与える。勝俣は向き直り式ドロップキック。勝俣は竹下に指示してイスを受け取るとそこに座らせ、さらに上野からタオルを受け取り、勝俣がエアーロウリュウ。何をやられているかわからない大鷲は立ち上がってタッチを求めると勝俣がそのタオルでチョーク攻撃。勝俣がエアーロウリュウを青木、HARASHIMA、松井レフェリーに浴びせ、会場があっけに取られる中、MAOも加わって大鷲に総攻撃。大鷲は上野に逆水平。上野もエルボーでやり返してラリー。大鷲は上野、勝俣にビッグブーツ。さらに竹下、勝俣をまとめて投げてHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAが一気呵成の攻め。上野がコーナーでサミングからミサイルキック。セカンドロープに固定しておっぴろげアタックからコーナーに登るも、HARASHIMAが止めて雪崩式ブレーンバスターからファルコンアロー。これはカウント2。上野がHARASHIMAにハーフネルソン、HARASHIMAが投げ捨てジャーマン、上野がスタンド式シャイニングを放ちダブルダウン。ここで戦況は竹下vs青木に。青木が飛びつき腕十字。それを竹下が潰してカウント2。青木は左腕を狙うも、竹下も回避してバックを取る。これは青木がロープを掴んで阻止。竹下が青木にドラゴンスクリューから足4の字。青木が足を取り返すと互いにロープを掴む。竹下は垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返されると勝俣が低空ドロップキック。さらに竹下、上野と合体ドロップキック。このカバーはHARASHIMAと大鷲がカット。勝俣のバズソーキックはカウント2。バックを取られた青木がコーナーに潰すとHARASHIMAと大鷲の連係を呼び込み、HARASHIMA、青木とスワンダイブ式ボディープレス。青木のフットチョークは竹下と上野がカット。ピクリとも動かない勝俣に青木が起こそうとするも死んだフリ。勝俣が丸め込むもカウント2。青木がチキンウイング・アームロックから勝俣を丸め込み、3カウント。
静岡凱旋の青木が締める!
試合後、HARASHIMAがマイク。HARASHIMA「今日はたくさんのご来場ありがとうございます! チームワークはあっちもすごいけど、こっちもうまく連係が決まって、青木さんの大活躍で勝ちましたよ! 青木さん、マイクお願いします!」青木「ありがとうございました。また来年もできるように頑張っていきます! みなさん、よいお年を」
【試合後のコメント】
大鷲 清水の英雄っていっぱいいるんですよ。知ってます?
HARASHIMA ちびまる子ちゃん、清水の次郎長……あとなんだろう。
大鷲 清水と言えば青木さんですよ。過去にスパーク青木というやばいヤツがいたんですけど……。
青木 僕、静岡(市出身)なんですけど。
大鷲 え? これがDDTのやり方ですよ。静岡県全部、地元にしようとして。私も長野市、全然地元じゃないんですけど、地元凱旋やってます。
HARASHIMA 同じ県だから。
大鷲 大きく地元凱旋ということで。
――サウナ部との対戦だったが。
HARASHIMA 試合なのにサウナなのかなんだかよくわからないけど、なんなんですか?
大鷲 自分にとっては脅威なユニットがきたなと。正直、周りの空気を一切気にしない、今どきの若者という。我々の世代になれば周りに忖度するんですけど、彼らは勢いがすごすぎて。
――青木選手、今後も静岡大会があれば。
青木 今年2大会ありましたからね、凱旋(苦笑)。
大鷲 もう一丁あるんじゃないですか?
青木 来年もまたできるように。
大鷲 次は本当の凱旋をしてほしいですね。
青木 静岡市で!
勝俣(竹下に揺らされて起きる)……すいません、ちょっとととのっちゃってました。
竹下 負けてもととうんですね。
勝俣 暑かったです。
竹下 青木選手はサウナーですからね。
勝俣 強かったです。最後、腕極められてたんですよ。
竹下 見てました。
勝俣 なんで助けに来ないんですか?
竹下 僕たち押さえられていたんで、HARASHIMAさんと大鷲選手に。
勝俣 黒豚?
竹下 大鷲選手に。
勝俣 黒豚。
竹下 押さえつけられていたんで。応援はしてました。
勝俣 まあしょうがないね。うまかったですよ。
竹下 ちょっと待ってください(苦笑)。誰が?
勝俣 青木さんが。
竹下 勝俣の青木さんの寸評は「うまかった」。
上野 何がうまかったのか聞かないと。
勝俣 関節とかのイメージが強かったんですよ。まさか丸め込みしてくると思わなかったんですね。丸め込みされて返そうと思ったらこっち(腕)極められていたんで、だから返せなかった。
上野 それでどう思ったんですか。
勝俣 すごいうまいなって。すごいなあって。腕を極めながら丸め込むって理にかなっている。しきじで朝ととのってきただけある。
竹下 サウナの力ですか?
勝俣 サウナの力だと思う。
竹下 青木選手の関節技はサウナの力だったんですね。
勝俣 サウナで生まれた技だと思う。しきじで思いついたんだと思う。
上野 言ってた気がする。
――サウナ部としてはKO-D6人タッグ挑戦が決まってて、竹下選手はD王GP優勝戦が控えている中で本当は勢いをつけたかったところだが。
竹下 本当だ。4人全員集合できるようになってから負けたのは初めてじゃないですか? 何やってんですか!
上野 フザけんな!
勝俣 じゃあ助けろよ!
竹下 助けにいけなかったんですって。HARASHIMAさんと大鷲選手が…。
勝俣 それをどうにかして助けるのが仲間だろ! なんで俺が怒られなきゃいけないんだよ! 腕の痛みわかるだろ! 今「熱波WER」ができないんだよ!
竹下&上野 ……。
勝俣 何かありますか?
――このあとオンラインのイベントだが、そこに向けても本当は弾みつけたかったと思うが。
上野 フザけんなよ、何負けてんだよ!
勝俣 じゃあ助けろよ! なんで俺だけ責められるんだよ! 助けに来れただろ!
上野 なんで負けたんですか?
勝俣 丸め込まれたら腕も固められてて返せなかったんだよ。
上野 どう思ったんですか?
勝俣 うまかったなって。うまいなって思ったよ。
上野 まあでも我々日々進化してますから。まだまだサウナ部も発展途上ですから。今日も青木さんのうまさを学びましたので、リーダーがこれからどんどんやっていって6人タッグもしっかり獲りたいと思います。
竹下 強くなっちゃうよ。
勝俣 せーの、熱波WER!