佐々木が遠藤を下し公式戦初白星、ブロック突破の可能性を残す!「D王GP2023、ちょっくら優勝してきます」と優勝宣言! Aブロックは樋口が飯野下し単独首位に、上野はHARASHIMA越え果たし樋口を追う! Bブロック、斉藤レイがKANONを下し首位の納谷を追走!
12月16日、福岡・西鉄ホールで「D王 GRAND PRIX 2023 in Fukuoka」が開催。11・12両国国技館大会で一騎打ちを行ったばかりの遠藤哲哉と佐々木大輔が、Aブロック公式戦で再び激突。
遠藤の左ヒザを集中的に痛めつけていった佐々木だが、遠藤もD王用に習得したローリングチョップや遠藤スペシャル、旋回式トーチャーラック・ボム、さらには必殺のバーニング・スタープレスまで決めてみせる。しかし遠藤が雪崩式の技を狙った際、回転エビ固めの要領で佐々木が切り返すと、遠藤が首からマットに突き刺さる格好に。容赦ない佐々木はジントニックやカナディアン・デストロイヤーでなおも遠藤の首を攻撃すると、前半に攻めた足を極めた状態でのクロス・フェースロックで遠藤からギブアップを奪った。
両国に続き遠藤に連勝した佐々木は「遠藤哲哉、今日も俺の勝ちだ。オマエは弱い! 強いけど弱い! 俺とオマエの過去のこと、これからのこと、今はそんなことは関係ない! この福岡での勝利の余韻に浸らせてくれ」とマイク。ようやくD王初白星となった佐々木だが「俺は毎年このD王、引退をかけてるんだ。俺の人生、何度目か分からないが引退をかけると言った。今度こそ本当だ! このD王GP2023、佐々木大輔がちょっくら優勝してきます!」と優勝宣言。1勝1敗1分の3点だが残り2試合あるため、バックステージでも「ここからだよ、ここから! もう見えたぞ、俺には! ちょっくら優勝、それしか見えない。遠藤哲哉、両国で感じたアイツの弱さ、感情のなさ、何も変わってない。何かが足りないんだよ。(明日の飯野雄貴は)絶対隠し持ってるだろ、セクシーを。大阪、匂ったぞ! セクシーな匂いがよ。俺が必ず正体を暴いてやる!」と豪語。一方の遠藤は「やっぱり俺は弱いよな。勝負どころで決めきれない。たぶん相手が佐々木大輔じゃなくても勝ててなかったよ」と落ち込んだ様子だったが、どうにか最後の樋口戦に向けて気持ちを切り替えようとしていた。
そのほかのAブロック公式戦では、樋口和貞が飯野雄貴と超絶肉弾戦を展開。HARASHIMAを撃破した飯野の超低空スピアを股割りの要領でかわしてみせた樋口は、ブレーンクローの状態から飯野をSTOで叩き付けると、そのままクロー状態で押さえ込んで勝利。3勝1敗6点で単独首位に立った。「飯野は元々バケモノ。今回のD王GPで開花されててすごいけども、まあそこじゃ負けん! 残り遠藤哲哉との試合、気を引き締めていきたい」(樋口)
上野勇希はHARASHIMAと真っ向勝負の末、必殺のWRで悲願のHARASHIMA超え。2勝1敗1分の5点で樋口を追う格好に。「HARASHIMAさん、大鷲さん、平田さんに育ててもらった僕がチャンピオンになって、今日HARASHIMAさんに勝つことができました! ズタボロになっても優勝してチャンピオン上野を美味しくするよ!」(上野)
Bブロック公式戦では斉藤レイ がKANONのコブラツイストにかなり苦しめられたものの、ボディスプラッシュで圧殺して3勝1敗の6点で納谷と並んで首位タイ。「KANON、いいレスラーだったな! だが、俺のデカさがそれを上回った! 次はいよいよクリスとだ! 楽しみにしてるぜ!」(レイ)
平田一喜はWRESTLE UNIVERSEのカメラマンに化けて、クリス・ブルックスを背後から襲撃する奇襲作戦こそ失敗したものの、驚異的な粘りを見せた上に奇跡を呼ぶ一発逆転首固めでクリスから3カウントを奪った。どうにか1勝4敗の2点で公式戦を終えた平田は「ついて来てくれた平田ファン本当にありがとうございました。みんなんで掴んだ1勝だと思います。D王GP、俺の13年分を出し尽くした」と語った。
☆** **全試合の詳細は** **WRESTLE UNIVERSE** **をご覧ください!
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