前説
秋山との最終公式戦に臨む上野のオープニングコールで大会がスタート!
今林アシスタントプロデューサーと井上リングアナウンサーがリングに登場し、観戦にあたっての諸注意、今後のスケジュール、そして本日最終公式戦となるD王GP2021の現在の得点状況を紹介。そして本日秋山との最終公式戦を控えた上野を呼び込む。今日の試合の意気込み聞かれた上野は「今日の公式戦最終戦、僕が一番楽しんで最後に勝って、あとは運よく通過して……運ということはないですけど、大石さんを信じればいいんですよね? 大石さんを信じて、自分を信じて頑張りたいと思いますので、みなさん応援よろしくお願いします!」と一言。そして上野による「DDT成増大会、スタート!」の掛け声で大会がスタートした。
オープニングマッチ 30分一本勝負
3WAYタッグマッチ
※合体ボディープレス。もう1組は渡瀬瑞基&岡谷英樹。
島谷、中村、岡谷の先発で開始のゴング。中村と岡谷がアピールしまくる島谷にダブルのドロップキックを決める。中村が次々とドロップキックを決めて一気に試合の主導権を握り、納谷とケンタウロスへの合体を狙うが、これはカットされてしまう。ここから島谷とポーリーが中村を捕まえる展開となる。中村がポーリーにスワンダイブ式ミサイルキックを決めて逆転し、納谷に繋ぐ。納谷がポーリーに串刺しボディアタックからエルボードロップを決めるがカウント2。納谷とポーリーがタックル合戦になると、ポーリーが打ち勝つ。ランニング・ボディプレスからのカバーは渡瀬がミサイルキックでカット。渡瀬と岡谷が2人がかりの連係でポーリーを追い込んでいく。渡瀬と岡谷がダブルのブレーンバスターを狙うが、ポーリーが2人まとめて投げていく。試合は島谷と中村の展開に。中村がチャンスとばかりに絶品を決めるがカウント2でカットが入る。納谷が渡瀬、岡谷、島谷をコーナーに釘付けにすると、中村と納谷が合体しケンタウロスに。次々と相手を蹴散らしていくが、島谷が回避。するとそこにポーリーが串刺しのボディアタックを決め納谷を排除。島谷が中村にバックドロップを決めると、ポーリーが島谷をおんぶした状態でボディプレス。島谷が押さえ込み3カウントを奪った。
第二試合 30分一本勝負
ゴングが鳴ると勝俣はやたらと「正々堂々やろう!」とアピールする。いきなり「熱波WER!!」とポーズを決めるも高尾は無視。タックル合戦から勝俣がコルバタを決めて高尾を場外に出すと、場外ダイブを狙った勝俣が走ったところでセコンドの島谷が足を引っ張って妨害。場外で高尾が勝俣を蹂躙する。リング内に戻っても勝俣劣勢が続く。勝俣がドロップキックを決め形勢逆転に成功も高尾はすぐさまサミング。エルボーの打ち合いへ。勝俣が延髄斬りからトラースキックを決めるがカウント2。続けてストゥーカ・スプラッシュを放つが高尾が回避し自爆。高尾がランニング・エルボーを決めるがカウントは2。勝俣がカサドーラで丸め込むが、カウント2で高尾が返した勢いで勝俣が木曽レフェリーと交錯。木曽レフェリーはダウン。高尾がタライを持ち出し一撃しようとすると、勝俣はタライを抑えて防御。高尾が二重になっているタライを持ち上げると、タライの間から大量のブロック玩具が出て来てリング上にばら撒かれてしまう。困惑する高尾をよそに勝俣は風呂桶を取り出し、一撃しようとするも、高尾は回避。高尾がタライを振り上げると、勝俣は風呂桶でガードするが、高尾は構わず風呂桶ごとタライで一撃。トラースキックからカバーもカウント2。突っ込んできた高尾に勝俣はアウフググースを決めるがカウント2。勝俣がコーナーに上がると、島谷がエプロンに上がって抗議。島谷がタライを持ち出すが、勝俣が回避し、高尾に誤爆。すると怒った高尾が島谷にタライで一撃。そのまま場外に出ても島谷を追いかけて行ってしまう。そして両者は入場ゲートの奥に行ってしまう。勝俣が1人だけリング内に生還する。遅れてテープでぐるぐる巻き状態の高尾が登場。場外カウントが進む中、何とかカウント18でリングサイドまでやって来るが、勝俣がレフェリーの死角を突いてタライを高尾の頭に落とす。高尾はダウンし、そのまま場外カウントが進み、場外カウントは20。見事勝俣がリングアウト勝ちを収めた。これで高尾は優勝決定戦進出の望みが絶たれた。
【試合後のコメント】
勝俣 終わりました。ワタクシのD王グランプリが! 高尾蒼馬にリングアウト勝ちしました! こんなこと自慢げに言うことじゃないんですけど、わかってる! 言われなくてもわかっている。俺はこのD王グランプリ、初出場で何か結果を残さないといけないという気持ちを持ったうえでこのD王に出場しました。8月には大日本最侠タッグトーナメントに出場して準優勝。正直、ヒザのケガをしててこの夏からずっと辛かった。KING OF DDTもそう、最侠タッグもそう、本当にこの一年間、身体的に辛かった。でもそんなところを見せて闘うのはプロじゃないと思って騙し騙しやってきたんだけど、今日初出場で4点! しかも樋口から2点、高尾蒼馬から2点。この勝利はデカいと思う。ずっとずっと超えられなかった2人から勝てたということはすごく自信がつきました。一個一個テーマを持って、負けたけどみんなの印象に残る試合をしたかった。みんなの印象に残ったかどうかわからないけど、このD王、この一年間で培ってきた経験をすべて出した。これが今の勝俣瞬馬だ。来年はもっともっと上にいかなきゃいけない。だからちゃんと結果を残してやっていきたいと思います。勝俣瞬馬のD王、これで終わりましたけど、プロレスラーとしてはこれから上がっていくので、皆さん応援よろしくお願いします。
高尾 ノブだろ、おい! 誰だ、セコンドにつけたの! オマエだろ! オマエか! 勝手につけんな! 何勝手にタライ出してんだ! 俺の私物だぞ! 私物触られたら嫌だろ! 怒っておけ! 俺が怒るのはもう面倒臭いんだ! 説明しておけ! 俺負けてねえよな? 木曽根回ししただろ、勝俣! 急に俺がいなくなったら数え始めただろ! どういうことだ! なんだ、おい!
島谷 申し訳ございません!
高尾 フザけんじゃねえ! テメエのせいで決勝いけなくなっただろ!
島谷 すいません!
高尾 クビだ、クビ! クビにしておくからな!
島谷 すいません!
第三試合 30分一本勝負
秋山がグラウンドで上からプレッシャーをかけていく。秋山がロープに押し込むとクリーンブレイク。上野が押し込むとこちらもクリーンブレイク。秋山が首を取っていくと、上野は腕を取って返していく。上野はヘッドロックに取ると、秋山は腕を絞り上げて抜け出していく。秋山がエルボーを連発すると、上野もエルボーを返していく。上野がウラカンラナを狙って飛びつくと、秋山はパワーボムで切り返す。秋山のランニング低空ニーはカウント2。すると秋山は場外に上野を投げ捨て場外戦を狙うが、すぐに上野はリング内に戻りプランチャを放つが秋山は回避し膝。さらに上野を鉄柱にぶつけていく。さらに場外マットの無い床にDDT。大ダメージの上野は何とか場外カウント17でリングに戻る。秋山はすぐさまパイルドライバーで突き刺し、カウント2。エルボーの打ち合いになるも上野は劣勢。ロープに走った上野に秋山はカウンターのラリアット、カウント2。秋山がブレーンバスターを狙うと、上野は逆にブレーンバスターで投げ返す。突っ込む秋山をかわした上野が背面へのおっぴろげアタック。場外へ退避した秋山にトルニージョで追撃。リング内に戻しカバーもカウント2。上野がコーナーに上ると、秋山が追いかけ雪崩式ブレーンバスター。串刺しのニーから低空ニーバット、カウント2。すぐさま秋山はフロント・ネックロック。解除した秋山がカバーもカウント2。続けてカチ上げ式の膝を放つと、上野はカウンターのドロップキック。おっぴろげアタックからブリザード・スープレックスを狙うと、抜け出した秋山がエクスプロイダーを放つ。すぐに立ち上がった上野がブリザード・スープレックス・ホールド、カウント2。さらにBMEを放つが秋山は回避し自爆。秋山がニーからカバーもカウント2。さらに生膝でのニーから高角度のエクスプロイダーを決める。これをカウント2で上野はクリア。秋山はならばとリストクラッチ式エクスプロイダーで突き刺すが、カウント2で上野を自ら引き起こす。そしてフロント・ネックロックを決めると、上野も力なくギブアップ。秋山が勝ち点を8に伸ばして公式戦を終えた。
【試合後のコメント】
――上野選手と対戦してみて。
秋山 あんな甘い顔して本当は心の中にドロドロあるような気がするよ。もっと出してこい。もっと出してきたらもっともっと叩き潰してやる。今日もいい眼はしていた。
――足りない部分を指摘するなら?
秋山 それは彼らが何を目指しているかで変わるし。みんなで仲良くいこうというならなかなか俺のそばまでは来れないと思うし。やっぱりみんなで上がっていこうというのと、一人で上がっていこうというのは違うと思うし。彼が今日俺とやってどう思うのか。みんな結構「僕はいろんなことがやりたい」と(言う)。新日本とはあんまり闘う気がないみたいな感じで言うのよ。いやいや待てよと。オマエのところのトップ、高木三四郎が新日本に追いつけ追い越せって言ったんだったら、じゃあそこで追いついて追い越して、その上でなんでもやるなら構わない。だけど、勝負じゃないというのは違うと思う。やっぱり勝負しないといけない。俺は勝負するつもりで来ているから。勝負するつもりで来ている俺と勝負しないヤツらとの違いはもう……俺は50歳になって彼らの倍近くになっても、その気持ちに負けなかったら今日みたいな試合になる。
――今日のフィニッシュはメッセージ?
秋山 このあと竹下もやるだろうし、この前これでやられたんだぞという。あと彼も悔しい思いをしたほうがいいと思う。悔しい思いをして「僕はもうダメだ」と思って「僕はやっぱりみんなと一緒に頑張ろう」と言うならそれはそれで構わない。「いやいや、ちょっと待てよ。おっさんナメやがって」と来たら、また同じだし。別に面白いことをやるのはダメだと言ってない。ただ自分のプロレスの何かを作ってないうちにああだこうだやったって、何も残らない。プロレスに入って何やるかっていったら、勝負……高木三四郎社長が新日本に勝負するなら、どこで勝負するのか。それを聞きにいって「僕ら違うところで勝負するんです」。それは俺にとって逃げでしかない。いやいや同じ土俵で勝負しましょうよって誰かひとりでも言ってくれたら俺は燃えるよ。そうしたら俺はここで粉々になるまでやるよ。
上野 リーグ戦、負けちゃいましたね。でも実は勝つ気十分、負けそうな感じ半分だったのが敗因だったと思うんですけど、でも僕はこのUNIVERSALのベルトを持ってるわけですから、こんなんじゃダメですね。秋山さんは教職者なんですよね。だから試合を通して伝わった部分と伝わってない部分もありますけど、今日でより一層、秋山さんのことが怖くなくなりました! D王、去年なんか全然だったので今年ちょっとまた見えてきましたね。チャンピオンにもなりましたし。今日からまた頑張っていきます。
――怖くなくなったというのは勝負できると感じた?
上野 そうですね。今日は秋山さんの大きさと強さ、樋口さんともタケとも違うし。でも人間なんだなと思いましたね。そんな感じです。人ってことを知りました。秋山さんも人です。
第四試合 30分一本勝負
Bブロック公式リーグ戦
※秋山がBブロック代表となる。
Bブロックの最後の公式戦、遠藤が勝利か引き分けで優勝決定戦進出、大石勝利で秋山が優勝決定戦進出といった得点状況。遠藤がタックルで倒すと、大石も投げから押さえ込みでカウントを迫る。大石が腕を取って遠藤をコントロールしていく。遠藤も腕を取り返すと、大石はスリーパーで捕獲する。スリーパーからサイドヘッドロックに移行すると、大石は執拗にヘッドロックで締め上げていく。遠藤は大石の腹を膝に落とし抜け出す。ここから遠藤はコーナーで何度も肩を大石の腹にぶつけダメージを与えていく。大石は突っ込んで来る遠藤にスイングDDTを狙うが、遠藤に投げ捨てられてしまう。それでも大石は飛び付き式のスイングDDTを決める。続けてランニング・フォアアームを決めカウント2。大石は足を固めたままサーフボードストレッチのように引っ張り上げ、後頭部を踏みつけるエグい攻撃を2連発。さらに頭突きを連発し追い込んでいく。大石がチンロックで絞り上げると、遠藤は何とか脱出。それでも大石はカウンター式に足を取ってSTFを決めていく。遠藤は何とかロープにブレイク。大石はコーナーから前方回転式スタナーを狙うが、遠藤は途中で止めてショルダーバスターで叩き付ける。遠藤がその場飛びのムーンサルトを狙うが、自爆。しかしすぐにドロップキックを決めて場外に大石を落とすと、追撃のサスケスペシャルを決める。リング内に戻した遠藤はスワンダイブ式フォアアームからカバー、カウント2。遠藤がカナディアン・デストロイヤーの体勢に入るが、大石がリバース。大石は飛び付いてのスタナーからミラクルエクスタシーを狙うが、遠藤は抜け出す。大石が何度も遠藤の足をマットに叩き付ける。これを遠藤がヘッドスプリングで抜け出すと、トラースキックを放つが、回避した大石はフジヤマ・ニーロック狙い。しかし遠藤は丸め込む。大石が左右の裏拳。遠藤飛びついて横十字で押さえ込む。カウント2で大石が返すと、遠藤はゆりかもめへ。大石が押さえ込み、カウント2。そしてミラクルエクスタシーを決めるがカウント2。ならばとルミナスプレスを狙ってコーナーに上がるが、遠藤が起き上がって阻止。大石が頭突きで落とすと、遠藤はトラースキック。トップロープに大石を固定すると、エプロンを走ってロープを飛び越えてのドロップキック。そして変形ジャックハマーを決めるがカウント2。遠藤はオーバーヘッドキックからカナディアン・デストロイヤー、カウント2で大石がクリア。遠藤が大石を引き起こすとトーチャラックボムの体勢に。大石は堪えて逆打ちで叩き付ける。そしてもう一発逆打ちを決めるがカウント2。両者ダウン状態に。遠藤が4点ポジションでの膝蹴りを連発。ハンドスプリング式オーバーヘッドキックを決め、再度カナディアン・デストロイヤーで突き刺す。しかし技を食らった大石が遠藤の足を掴んで離さない。そして張り手から前方回転しながらフジヤマ・ニーロックの体勢に。何とか防御する遠藤だが、一気に大石が絞り上げる。耐えに耐えた遠藤だがついにギブアップ。この結果により秋山の優勝決定戦進出が決定した。
【試合後のコメント】
遠藤 いたーい! いたーい! 痛すぎるよー! 全然ヒザじゃなさすぎて笑えてくるわ。あ~床が冷たくて気持ちいい。チャンピオンだろうが、決勝進出がかかってようが痛かったらギブアップするよ。痛い! あ~負け犬からは以上。
大石 とりあえず私のD王グランプリは2勝4敗で終わりましたけど、今日はたぶんスーパーひとしくん出しておけば6点もらえたので、実質8点なので、いいとこもらったかなと。
――大石選手が勝てば、秋山選手が優勝決定戦にいくというのは意識あった?
大石 ありましたね。秋山さんをこのリーグ戦から手ぶらで返すわけにはいかないと思って、ここで負けて秋山準が決勝にいけないなんて、同じチームのリーダーとしてカッコ悪いでしょう。それだけですよ。やっと準烈のリーダーらしいことができたんじゃないかなと思います。たぶん数少ない大石真翔のファンの人たちもD王リーグ戦に出て、散々な結果で竹下推し、遠藤推しの人から散々イジられてきたでしょうけど、今日だけは自慢してくださいよ。ウチの推しがチャンピオンに勝ったって。無様な勝ちだったかもしれないけど、いいですよ、今日だけは勝ってリーグ戦を終えたかったし、秋山準を決定戦に進ませたかった。それだけです。D王にエントリーしてくれた会社、性懲りもなく応援してくれたファンの人、ありがとうございました。いろんな人から大石真翔が引退するんじゃないかと言われているけど、そんな気はまだねえから。まだまだあがきますんで。秋山準より先に引退しない。
――最後ヒザが入ればという感じ?
大石 フジヤマニーは自信もあった。今回は樋口にブレーンクローで切り返されたり、秋山さんに丸め込まれたり、すごいいい勉強になって。自分でも思いつかなかったことを考えさせられて。ちょっとずつ完成に近づいてんじゃないですか。失敗してもフジヤマで極めようという気があります。今日は偶然ハマっただけ。遠藤が油断したのかわかんないけど、絶対にフジヤマで極めてやろうと思ってました。
第五試合 30分一本勝負
Aブロック公式リーグ戦
※ジャベ4の字固め→レフェリーストップ
彰人が距離を縮めるが、坂口はキックのフェイントで近づけさせない。坂口が彰人を倒すと、サッカーボールキックをすると見せかけ、蹴らず。彰人の目の前に座り込みグラウンドに誘う。そこから両者グラウンドの攻防に。彰人が隙を突いてマフラーホールドを決めるが、坂口はアームロックに切り返す。坂口が上四方の体勢から首を狙っていくと、これを嫌った彰人が背を向けると坂口はスリーパーの体勢に。彰人が押さえ込むがカウント2。腕を取った彰人を坂口が巻き込むように腕十字へ。彰人はヨーロピアンクラッチの体勢に入るが、坂口はフロント・ネックロックの体勢に切り返す。彰人はトライアングル・スコーピオンを決めるが、坂口は体を回転させ脱出する。彰人が上のポジションでコントロールしようとするが、坂口が抜け出そうとするのに合わせて彰人は押さえ込み、カウント2。猪木アリ状態から坂口は低い構えで一気に足に絡みつく。彰人が対処すると、坂口は三角絞めへ。彰人が回避すると、坂口はスリーパー。しかし彰人も胴締めの足を逆に極めていく。彰人はキーロックに移行し、そこから押さえ込み。カウント2。坂口が三角絞め、彰人は押さえ込み。買うんtの2で坂口が返し、坂口が足を取りに行くが逆に彰人が坂口の足を絡め取り、変形の足4の字固め、ジャベ4の字固めへ。耐えた坂口だったが、レフェリーが試合をストップした。
【試合後のコメント】
坂口 自分なりにいろいろ思うことを持って挑んだD王。なんだろう。勝ち点は勝手についてくると思うから、そこはあまりこだわらずに自分の思うままにと思って。だから今日も楽しかった。今日も畑に例えさせてもらえれば、同じように育って素晴らしいよ。金の匂いがプンプンする。ちょっと泥棒しにいったらまんまと捕まってやられてしまった。そんな感じで面白かった。
――最後は?
坂口 痛かったよ。この間のHARASHIMA戦でヒザを痛めて、それをここまで引きずったんだけど、さすが副社長、頭がいい。やられたって感じ。まあD王ありがとう、そしてさようならって感じ。
彰人 今日勝ったところで優勝決定戦進出はほぼ限りなくないに近かったので、自分の気持ちの中でモチベーションの持っていきかたが難しかったんですけど、坂口さんが意図してあれをやったのか僕にはわからないんですけど、坂口さんの中で「オマエの土俵で俺はやってやる」という意味だったのか、足ケガしているのは見えていたので、そこで足での攻撃が難しいからあれだったのか、僕にはわからないですけど、結果としてああいう試合ができて。僕もHARASHIMAさんと坂口さんの試合(公式戦)を見ていたので、それと違うけど、それに似たような何かをあの人とやりたいと思ったし。いいタイミングで、いい土俵でできたんじゃないかなと思います。本当に閃きでフィニッシュが出ましたけど、今日の試合を通じて新しい形の4の字固めをできたので、割といい発見ができて、結果として優勝決定戦にいけなかったですけど、自分にとって実になったD王かなと思います。
セミファイナル 30分一本勝負
MAOの右肩にはテーピング。ゴングと同時にMAOが指を鳴らして拍手を煽る。MAOがクリスの腕を取っていき、腕へのギロチンドロップから押さえ込みを見せる。再度MAOが拍手を煽るとクリスは「うるさい!」と不快感。MAOは「俺のブリティッシュを見せてやるよ!」と腕を取っていくが、クリスは「あなたはブリティッシュじゃない!」と日本語で返答。MAOがクリスを場外に落とすが、場外でクリスが逆転し、鉄柱にぶつけられてしまう。そしてセコンドの中村を使った攻防となるが、クリスが中村を投げ付け、MAOの足を刈り、結果ボディプレスのように中村がMAOを圧殺。そこにクリスはダブルニーを落とす。リング内に戻ろうとするMAOにクリスは低空ドロップキック。そこからエプロンを利用してクリスがMAOの肩を痛めつけていく。コーナーでクリスがチョップを連発。さらに三角絞めでMAOを追い込む。MAOは何とかロープにブレイク。MAOがナックルを放っていくが、クリスは膝で迎撃。それでもMAOはショットガンドロップキックを決めてクリスを場外に落とす。MAOは宇宙人プランチャを放つと見せかけ、トンボを切って着地。場外から突っ込んで来るクリスをMAOがロープを掴んでの側宙でかわして再度場外に落とすと、改めて宇宙人プランチャを決める。リング内に戻すと、MAOはダイビング・ニードロップ。カウント2。串刺しのアッパー掌底からハリウッドスター・プレスを放つが、クリスは剣山。そして飛び付いてのオクトパスストレッチを決める。さらにグラウンドのオクトパスストレッチへ。MAOは何とかロープにブレイク。ここでクリスはMAOの肩のテーピングを剥がしていき精神的揺さぶり。引き起こそうとするクリスにMAOが首固め、カウント2。MAOが串刺しのニー。MAOがアッパー掌底を放つと、クリスがビッグブーツ、MAOが後頭部、正面とトラースキックを連発するが、向かって来るMAOをクリスがみちのくドライバーⅡで突き刺す。カウント2。串刺し攻撃を狙ったクリスをMAOがエプロンに着地させるとそこにニールキックを打ち込む。そして雪崩式のみちのくドライバーを狙うが、クリスは脱出。クリスが駆け上がり、雪崩式ダブルアーム・スープレックスを放つが、MAOは体を入れ替えダメージを最小限に抑え、トラースキック一閃。そしてみちのくドライバーⅠを放つも肩のダメージで不完全な体勢。カウント2。クリスが延髄斬り。突進するクリスの攻撃をMAOがバク転で回避し、トラースキックからみちのくドライバーⅡを決めるがカウント2。変形逆打ち、リバース・ケツァル・コアトルを狙うが、抜け出したクリスがプレイングマンティスボムの形に。しかしMAOは着地してトラースキック。リバース・ケツァル・コアトルを決めるがカウント2。続けてマリーンズ・トルネード・スプラッシュを狙ってエプロンに出るが、クリスが足を掴んで阻止。ロープを挟んで打ち合いに。MAOが打ち勝つと、スワンダイブで飛び込むが、クリスが空中でカウンターのニー。ツームストン・パイルドライバーを決めるもカウント2。クリスが後頭部にトラースキック、カウント2。プレイングマンティスボムの体勢に入ると、空中で体を入れ替えたMAOは首固め。これがガッチリ決まるとクリスも返せず3カウント
【試合後のコメント】
MAO ワタクシのD王はこれにて終了ということで。今日勝ったって上がれなかったし、むしろクリスに上にいって欲しかった。友達としてね。でも友達だから自分が負けて獲った点なんて嬉しくないだろうし。クリスに自分をぶつけてみたかったし。友達だからしっかりと本気でやっていったわけで、今年のD王は本当に何も残せなかった。印象にも結果も何も出てないし。何かD王に向けてやってきたということも実際はないし、普段通りで臨もうと思っていたから。まあ結果という形で今回のD王への気持ちが出ちゃったのかなという感じだったので、反省の残るD王グランプリ2021でした。
――今後は?
MAO 復帰戦からUNIVERSAL挑戦からD王から、ちょっとシングルが多かったので、ちょっと飽きちゃったかなって。シングルにはもう飽きました。飽きたといったら言い方が悪いんですけど、飽きました! シングルにも疲れたと言っておきましょう。やっぱり誰かがいたほうがいいなという感じです。
クリス ファ●ク! ヤバイ、MAO、スゴイネ。MAOはすでに進出の芽がなかったので、いつも一緒にカラオケにいく友達なんだから、勝たせてくれてもよかったじゃん。なんでだよ。
――MAOは友達だからこそ本気を出したと言っていたが。
クリス ノー! 本当の友達なら勝たせてくれよ! カラオケに行くたびに気志團の『One Night Carnival』を無理やり歌わせているから、そのツケが回ってきたのかも。彼はあの歌好きじゃなさそうだけど、僕が好きだし、でもまだ歌詞を覚えられないから彼に歌ってもらっているんだ。だから次は、MAOが歌いたい歌を選ばせてあげようと思う。そうしたらまたこういう状況になった時、彼は僕にもっと協力的になってくれるだろう。
メインイベント 30分一本勝負
Aブロック公式リーグ戦
※竹下がAブロック代表となる。
この試合でHARASHIMAは勝利、もしくは引き分けで優勝決定戦進出。竹下は勝利すれば優勝決定戦進出という得点状況。緊張感あふれる静かな立ち上がり。腕の取り合い、首の取り合いもなかなかどちらも自分のペースにすることが出来ない。竹下がサイドヘッドロックに捕らえ優位に立つも、HARASHIMAは立ち上がりロープに振って抜け出す。しかし竹下はタックルで倒していく。竹下が再びヘッドロックを狙うと、ここでHARASHIMAが痛めている左腕を極めて抜け出す。ここからHARASHIMAが竹下の腕にキックを連発する。チョップとエルボーの打ち合いになるが、HARASHIMAが竹下の腕にミドルキックを放つと、竹下は倒れ込んでしまう。HARASHIMAが竹下の腕を極め、さらにギロチンドロップを腕に落としていく。腕への集中攻撃で竹下は動きが止まってしまう。HARASHIMAはショルダーアームブリーカーを決め、腕へのストンピングを連発。竹下をトップロープに設置して蹴り上げ、エプロンの竹下にリング内からギロチンドロップを放つが、竹下は回避。場外戦になると、HARASHIMAが竹下を腕から鉄柱に突っ込ませる。リング内に戻ってもHARASHIMAの集中砲火は止まず。何とか竹下はブレーンバスターの体勢に入ると、耐えるHARASHIMAを無理やりぶっこ抜きブレーンバスターで投げ切る。竹下は串刺しのエルボーからフライングラリアットを決める。カウント2。竹下はHARASHIMAのキックをキャッチしドラゴンスクリュー。HARASHIMAは場外に退避。リング内に戻ろうとしたところで、竹下はロープ越しのドラゴンスクリューを決める。向かって来る竹下を止めたHARASHIMAはショットガンドロップキックを決める。続けて雪崩式ブレーンバスターを決めるもカウント2。HARASHIMAはファルコンアローを狙うが、竹下も踏ん張る。するとHARASHIMAは脇固めに切り返す。竹下が抜けようとすると、HARASHIMAは腕十字へ。腕が伸び切るが、何とか竹下はロープに逃げる。HARASHIMAが山折りを狙うが、着地した竹下はエルボー連発。しかしHARASHIMAがカウンターのスピンキック。そして山折り。蒼魔刀を放つが、竹下は回避しHARASHIMAはコーナーに激突。両者ダウン。壮絶なエルボーの打ち合いに。竹下が足をキャッチすると、延髄斬りを狙ったHARASHIMAに合わせるように回転しマットに足を叩きつける。そして足4の字固めへ。苦悶のHARASHIMAだが何とかロープに手を伸ばす。竹下がバックを取るが、HARASHIMAは抜け出す。竹下が足にストンピングを打ち込んでいくが、HARASHIMAは仁王立ち。そして腕への強烈なミドルキック速射砲。HARASHIMAが強烈なハイキックからリバースフランケン。そして蒼魔刀を狙うが、竹下もお返しのリバースフランケン。突っ込む竹下にHARASHIMAがスタンディングの蒼魔刀。正調の蒼魔刀を狙ったところに竹下がカウンターのラリアット。両者ダウンし、ダブルダウンカウントが数えられる。何とか立ち上がった両者。HARASHIMAがジャンピングハイキックから蒼魔刀を決めるが、竹下の手がロープに伸びかろうじてカウント2。HARASHIMAのキックに竹下はエルボー。HARASHIMAがスピンキックを決めるが、踏ん張った竹下はパワーボムの体勢に入る。HARASHIMAが抜け出すと、竹下は腹部へのヘッドバットを決めパワーボム。そのまま押さえ込むがカウント2。すぐさまザーヒーを叩き込むもニアロープでHARASHIMAの手がロープに伸びカウント2。竹下がジャーマンを狙ってバックを取るが、HARASHIMAはその腕を捕らえてアームロックで捕獲。グラウンドに持ち込み一気に絞り上げるが、竹下はそのまま抱え上げてマットに投げ付けて脱出。再び竹下がジャーマンの体勢。HARASHIMAは腕を極めに行くが、竹下が振り切るようにジャーマン・スープレックスで投げ切りホールドすると、HARASHIMAも返せず3カウント。勝ち点8となった竹下が逆転での優勝決定戦進出を決めた。
エンディング
12・27後楽園でのD王GP2021優勝決定戦は竹下vs秋山に決定! バックステージでDDTサウナ部がKO-D6人挑戦表明!
竹下がマイクを持ち「HARASHIMAさん、僕たち何度も何度も大きな舞台でシングルマッチで、メインイベント闘って来ましたけど、そのどの時のHARASHIMAさんよりも、今日のHARASHIMAさんが一番強かったです。怖かったです。HARASHIMAさん、僕も……プロレス好きだったり、好きじゃなかったり、色んな思いの中で試合に上がってますけど、いつもDDTの中心で、先頭で引っ張ってくれるHARASHIMAさん、あなたみたいに僕ももっと強くなりたいです!(会場拍手)」と言うと、HARASHIMAは「竹下、腕痛かったよね?(会場笑)あえて厳しい攻めをしたけれども、それを跳ね返して君は勝ったんだから、君は今までで一番強いよ!(会場拍手)僕が言えることはただ一つ、Aブロック勝ち上がったんだから絶対D王GP、優勝しろよ! よしっ!(会場拍手)」と答え2人はがっちりと握手。竹下の「HARASHIMAさん、絶対優勝するからまたやりましょう!」の声に、HARASHIMAは「オッケー!」と答え退場。そして今林APがリングに上がり、D王GP2021の優勝決定戦、竹下vs秋山を改めて発表。Bブロック代表の秋山を呼び込む。入場ゲートから現れた秋山はリングへ。意気込みを聞かれた秋山は「11月3日、俺は君に勝った。リベンジの時が来たんだから、がんばれよ。腕、治して来いよ。俺めちゃくちゃ攻めるからな? わかった? ちゃんと治して来いよ。もう動かなくなるからな。で、優勝、みんな竹下が勝つのを期待してるかもわかんないけど、リベンジさせないから、よろしく(会場拍手)」と静かな口調ながら厳しい攻めを予告。一方の竹下は「11月3日のあの悔しい気持ちがあったから、あなたの前にもう一回立ちたいから、ここまで上がってきました。二度目の敗北はありません、僕が勝ちます(会場拍手)」と語ると、両者がリング中央で視殺戦を繰り広げた。
【試合後のコメント】
竹下 本当に今までのD王グランプリにないくらい、どのD王グランプリよりも僕自身厳しいリーグ戦でした。でも、なんとかAブロック勝ち上がって、もう一度、秋山準の目の前に立つことができたので、あと決勝まで2週間、この腕を治すことはもちろん、気持ちを高めて決勝に向かいたいと思います。
――最後、ジャーマンを決めることができた。
竹下 僕は今“とってもラッキーマン”竹下として、このラッキーを考えるとみんな左腕を狙ってくるから逆に対策が立てやすかったのが大きいなと。普段のイメージトレーニングというか、プロレスのイメージをいっぱい考えているのが、「これ(左腕の負傷)をどうすればいいのか」、この一点に集中できたので。だからこのリーグ戦、ずっとジャーマンを決めることができなくて、ロープの勢いを使ったりとかしましたけど、ホールドしないなと思った時にクラッチの仕方を工夫して今日に臨んだので、それが活きましたね。
――1週間程度、公式戦が空く中で左腕の状態はよくなってきた?
竹下 正直なところ、平日の5日間、6日間でよくなって試合で痛めつけられると元には戻らないですけど、ちょっとダメージが残るという繰り返しで。その積み重ねだし、やっぱり回復しない筋肉はないので、ポジティブに考えてます。筋断裂を二か所してますけど、これが引っ付いた時というのは前に比べて上質な筋肉になっているはず。おそらく2週間後には完全に引っ付いて、前までより左腕は太くなっていると思います。
――公式戦を通して11月3日との違いをどこに感じている?
竹下 僕今日、秋山選手と上野の公式戦を2階バルコニーから見てて、リストクラッチ(式エクスプロイダー)からのフロント・ネックロックを見て、トラウマじゃないですけど一瞬メンタルがグラグラっときたんですけど、僕のメインイベントの直前ぐらいには「なるようになれ」と。左腕もこんな状態なので勝ち上がることしか考えてなくて。で、気づいたら秋山さんの前に立ってて。二度とあんな思いはしたくないので。負けは負けでも二度目は絶対に許されないと思うので。このリーグ戦を通して、僕のテーマはMAOにも彰人さんにも言われましたけど「楽しんで」って。楽しんでいる時の僕が一番強い。2回目なのでプレッシャーも正直あるけど、気負いはせず本来の竹下幸之介で勝ちたいと思います。ありがとうございました。
記者 すいません、一ついいですか? 初戦で腕を痛めたようですが、回復具合は何%ぐらいでしょうか?
竹下 う~ん、正直試合後なんで何とも言えないですけど、7、8割は筋肉的に治ってきてると思うので、100%にする作業ですね。
記者 あともう一ついいですか? 好きなサウナ施設を教えてください。
竹下 サウナ施設? その質問必要ですか?
記者 はい。
竹下 銭湯なんですけど鶯谷の『萩の湯』は好きですね。
記者 僕は『北欧』が好きです。
竹下 聞いてないです。
記者 もう一ついいですか? 成増のホテルヒルトップにサウナがあるんですけど、いきました?
竹下 その質問必要ですか?
記者 勝俣選手が「すごくよかった」と言ってるんですけど、このあと試合終わりにいくんですか?
竹下 首もそうやし頭も揺れているし、今腕もこんな状態なのでサウナは炎症作用を高めてしまうのでいけないです。
記者 でも水風呂あるんでアイシングができると思うんですけど。
竹下 水風呂だけ入りにいくというのもあれなんで、もういいですか? その質問必要ないでしょ! 試合見てました?
記者 はい、見てました。すごい試合で目からサウナが出ました。あともう一ついいですか? 12月27日後楽園大会は竹下選手が決勝にいくので、DDTサウナ部で残ったメンバー、上野、MAO、勝俣さんはどうすればいいですか?
竹下 知りません。僕のインタビュー聞いてました? 決勝に向けてどう気持ちを高めていくのか言っているのに、サウナ部の残りのメンバーのことは頭にないです。
記者 好きに動いていいということですかね。
竹下 それは本人たち次第じゃないですか。
記者 じゃあ6人タッグに挑戦してもいいですか?
竹下 いいんじゃないですか? 思う存分やってくれたら。MAOも勇希も勝俣もね。
記者 なんで勝俣だけ苗字なんだよ!
竹下 D王グランプリで結構勝ち点を取ってて今までの3人とは違うと思うので。この勢いを逆に武器にして6人タッグのベルトに挑戦しても面白いんじゃないでしょうか?
記者 じゃあこれからDDTサウナ部で……。
竹下 誰ですか、あなた! サウナ部のことばっかり。
記者 僕ですか? 日刊サウナでライターしている勝俣瞬馬です。
竹下 出てこい! 確かに日刊サウナで月イチでコラム更新しているけど。
勝俣 『勝俣瞬馬のサウナ熱波WER!!』を書いているんでね。
竹下 (勝俣に続いてMAO、上野も登場)なんかコソコソしている人たちがおると思ったら。
上野 僕たちも嫌だったんですよ。
勝俣 意外にバレないもんなんだね。
竹下(サウナハットを)こんな深くかぶって。日常生活でサウナハットかぶっているのはオマエかマグ万平さんぐらい。まあええわ。
勝俣 いいですか?
上野 何が?(苦笑)
勝俣 6人タッグ挑戦!
竹下 俺に権限ないから!
勝俣 本当は決勝でみんなに会いたかったんだよ。
竹下 4人でどうやって闘うねん。
勝俣 4WAY。同率1位でね。それもなくったみたいだから。あまりものだからさ。
竹下 今林さんに言い。あとチャンピオンチームにも。彰人さんおるから。
勝俣 はい。挑戦します。
上野&MAO そうなの?
竹下 俺は決勝で勝つし、6人タッグのベルト獲ったら祝勝会はサウナで! 12月27日はサウナ納め兼祝勝会で。
MAO 萩の湯の宴会プランで。
勝俣 いいね!
MAO 1年ぶり!
勝俣 1年ぶりだ。
竹下 よっしゃー!
勝俣 じゃあこのまま締めましょう。皆さんいきますよ! 熱波WER!
――優勝決定戦の相手が竹下選手に決まった。
秋山 さっきも言ったように彼は11月3日のリベンジ、そしてD王グランプリ優勝を狙いに来るでしょうけど、ファンの方もそれを望んでいるのかもしれないですけど、まあそうはいかない。まだまだ。まずあの腕で俺に絶対に勝てない。今日も攻められたみたいだけど、攻め方も何もかも違うというところをわからせてやろうかなと。僕もD王という新たな勲章をもらいたいし、そのために出ているので。今日もギリギリのところで大石リーダーが勝ってくれてここまで来たので、彼のためにも優勝したいと思います。
――竹下選手は11月に比べて成長していない?
秋山 してますか?
――結果は出してきましたが。
秋山 僕はそんな別に。何かが変わっていると思わないし、逆に腕を痛めた分、その時よりダメなんじゃないかなと思います。
――そこで勝てば次も見えてくる。
秋山 そこを獲ったら今度は僕のリベンジするチャンスだと思うので。やっぱ負けたままじゃ嫌なので。勝ってリベンジしようかなと。その上でベルトも手に入るならなおさらいいことだし。とりあえず27日に優勝できるようにメチャメチャ攻めてやろうと思います。
HARASHIMA 勝てばAブロック勝ち抜けだったんですけど、悔しいですね。竹下が結構な腕のケガをしているのは知っていたけど、彼がリングに上がる以上、そこを攻めないわけにはいかないし。厳しい攻めを凌いで竹下が勝ったので、今日は竹下が強かったということです。見ての通りですよ。
――まさかジャーマンで投げられるとは?
HARASHIMA そうですね。ジャーマンの切り返しとかいろいろ考えていたんですけど、力で戻されてから最後もあのままクラッチでいかれるとは……。最後は彼の力以上の気持ちを感じました。すごかったです。
――今までで今日が一番体格差があったように見えた。
HARASHIMA 見るたびにデカくなってるんで。パワーはありますよ。アームロックの体勢から持ち上げられたり。ちょっと理解できないパワーの切り返しはありますよね。それでいてスピードも落とさず動けているので、素晴らしい選手だと思います。
星取表(全日程終了)