アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※第1363代王者が防衛に成功。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※第1363代王者が防衛に成功。
今林久弥APが平成最後のDDT後楽園大会だとアナウンス。購入者を対象にした撮影会付きのKING OF DDT Tシャツや上野や飯野の新作Tシャツなど新グッズを紹介。5月30日深夜にDDT UNIVERSEで生中継される平成最後・令和最初のプロレス中継のカードが、その時点ではKO-D無差別級王者&その時点でのEXTREME級王者&中津良太&山下実優&勝村周一朗vsDDT代表選手A&B&阿部史典&坂崎ユカ&大家健と発表された。続いて東京女子プロレスの渡辺未詩と難波リングアナが登場。難波リングアナは「流ちょうな進行が得意……なので。噛まないので……頑張るので」と自分に言い聞かせるようにPRすると、未詩は「後楽園ホールで初めてやる女子プロレスが5・3東京女子プロレスなので盛り上げたい」と意気込んだ。さらに総研ホールディングスの中野道明さんが登場。今林APの入場テーマ曲を作ってきたということで、早速その曲が流れると、今林APも「素晴らしいですね! いい意味で個性がないのが素晴らしい」と絶賛!? 明日の板橋大会の前説から使用することを約束すると、中野さんは次は誰の曲を作ったらいいか尋ねる。今林APは「次は曲ではなく映像をお願いしたいです。総研ホールディングスのCMのディレクター、監督を中野さんにお願いしたいです」と依頼した。最後にアイアンマン王者のディーノを呼び込むが、背後から伊橋が急襲。スクールボーイをキックアウトしたディーノはベルトで伊橋を殴打。さらに島谷も背後から丸め込む。これもキックアウトしたディーノは男色エクスプロイダーで投げ飛ばす。「こんなギスギスしてましたっけ?」というディーノだが、中野さんまで背後から襲いかかる。しかし丸め込ませないディーノはリップロック。大の字になった中野さんにナイトメアーを見舞ったディーノに対し、今林APが「スポンサーさんだぞ! 大事にしろ!」と張り手。顔面騎乗しながら「スミマセンでした」と謝ったディーノだが、そのままディーノが旗揚げする『成り上がり』に関して告知。そのまま「テンションあげていくぞー! DDT後楽園大会スタート!」とオープニングコール。
オープニングマッチ 30分一本勝負
ポコたんの第2戦目。平田がポコたんにグーパンチからステップキックから顔面を踏みつけてブーイング。さらに平田に「悪冠一色を思い出せ」と触発された大鷲は渋々首を絞めていく。ピンチにポコたんは平田にロケット頭突きを見舞ってピンチを脱出。高梨が平田をロープに振るとディーノがリップロック。カットに入った大鷲もケツにぶつけていく。さらにディーノがナイトメア。続いてポコたんのナイトメアで続いていく。平田が手刀も頭突きで回避したポコたん。ディーノからメガネを受け取ったがかけることができず、逆に平田の手刀でダウン。平田がメガネをかけてポコたんにタッチ。ロボ超人となったポコたんは平田にマウントナックル。止めに入った松井レフェリーを投げ飛ばし、大鷲、高梨にもマウントナックル連打。再びエプロンに上がった松井レフェリーを突き飛ばし、平田の首を絞めていると反則裁定が下された。ディーノがポコたんの頭部を被せると、元のポコたんに戻ってかわいらしく引き揚げていった。
第二試合 30分一本勝負
奥田が襲い掛かって試合スタート。奥田、上野、吉村で対戦相手の3人をそれぞれコーナーで踏みつけていく。渡瀬が上野にドロップキックでやり返すと梅田がフェースロック。奥田のローキックのカットに怒った梅田がエルボーで蹴散らしていく。飯野が上野にハカエルボーも待っていたのは剣山。しかし上野にもダメージがあって渡瀬のフットスタンプに遭ってしまう。渡瀬はロープにいくと見せかけて奥田にエルボー。上野にはミサイルキックを突き刺していく。上野は渡瀬のバックドロップを回避して人口衛星ヘッドシザースで逆転。吉村が出てくると一気呵成の攻め。奥田が出てくるとスナップメイヤーからローキック。梅田もスナップメイヤーからのローキックで返していくとラリー。ミドルキックのラリーからハイキックは同士討ち。最後は梅田が蹴り勝って飯野とタッチ。飯野は介入した吉村にラリアット。奥田にババボムを決めるとハカエルボーへ。これがヒットも上野がカット。上野と吉村で飯野に連係。そこから奥田がPKもカウント2。飯野の逆水平、奥田のミドルキックのラリーから飯野がスピアもカウント2。スピアをかわした奥田がハイキックから顔面にアッパーを叩き込むとバズソーキックを決めて勝負あり。試合後はノーサイドで奥田は全員と握手。6人で記念撮影をして引き揚げた。
【試合後のコメント】
奥田 9月からのDDT生活、何ヶ月あったんだ?
上野 7ヶ月ぐらいですか。
奥田 7ヶ月。本当に直巳とは組んだし、上野とも試合したし闘ったし。本当にボクにとってはいい経験でした。俺、DDT抜けるけど別にこれで終わりじゃねぇし。同じ業界にいるんだからさ、また交わることもあるあるだろうし、組むことも闘うこともあると思うし。
上野 そんなに遠くに行かないでくださいよ。そもそも所属の前にDNAに出てもらって、ナオミキングダムから始まりましたからね。
奥田 そうだよね、直巳ちゃん。懐かしいよ。
吉村 そうですね。
上野 またすぐ試合も出来ますよね。また来るとか寂しくないこと言ってくださいよ。
奥田 ちょっと格好付けて海を渡るかもしれないとか言っておきたい。
上野 海を渡ったら遠くなるかもしれないですね。
奥田 確かに(苦笑)。遊びに来てくれよ。
吉村 そしたらこっちがそっちに乗り込むぐらいの気持ちでいきますわ。
奥田 海渡らねぇと思うけどな(笑)。とりあえず本当に俺はいい経験だと思っている。このDDT、いつでも戻ってくるよ。また荒らしてやるよ。オマエ、DDT楽しみにしておけよ。オマエらとも闘うかもしれないから準備しておけよ。
上野 組むかもしれないですよ!
奥田 おお、でも今日は本当にありがとう!(二人と握手)今までありがとう。
吉村 これからもよろしく!
第三試合 30分一本勝負
朱崇花が島谷をビッグブーツで排除するも赤井とともに攻めようとしたポーリーにあっさり返されてしまう。島谷がポーリーとのダブルを仕掛けるも、赤井と朱崇花はトップロープを下げて2人を場外送りに。朱崇花がケブラーダを島谷に浴びせ、同時に赤井がコーナーからダイビング・ボディーアタックもポーリーがキャッチされてしまう。リングに戻ったポーリーが赤井を捕獲。DAMNATIONに捕まってしまった赤井だったが、ポーリーをブレーンバスターで投げて逆転。替わった朱崇花は介入した島谷ともども誤爆させてポーリーにはコルバタからドロップキック。ポーリーもテーズプレスで返して島谷とタッチ。島谷がミサイルキック。飛ばされた朱崇花から赤井がタッチしてダイビング・ボディーアタック。サッキーカッターは島谷が返すとポーリーと串刺し攻撃。さらにポーリーの背中に島谷がおぶさってのボディープレスは朱崇花がカット。朱崇花は同士討ちを誘うと朱崇花がポーリーにビッグブーツ。赤井のビッグブーツから朱崇花がジャーマン。赤井が島谷にビッグブーツ。さらに新人賞からケツァル・コアトルで勝利した。
5・11西新潟でKO-D6人タッグに挑戦する赤井&朱崇花のパートナーは志田!
試合後、赤井がマイク。「今日、朱崇花ちゃんと初めてのタッグだったけど、チームワークもパワーもバッチリじゃなかった? 里村さんがおっしゃっていた、男とか女とか関係ないとか、それはやっぱり強さだと思う。自分はDDTで育った強さがあります。プロレスは何があるかわからないから面白いところがあると思うんで、自分が自分が里村さんからベルトを獲り返したいと思います」赤井が3人目のパートナーを志田光とスクリーンで発表。赤井「自分がプロレス界に入るきっかけにもなった大事な選手、志田ちゃんで大丈夫でしょ?」朱崇花「大丈夫って(笑)。話題の人持ってくるあたりさすがやわ。志田は今の今の朱崇花を形成してくれた一人のプロレスラーなのでベルト奪取いけると違いますか?」赤井「リーダーの赤井沙希、サブリーダーの朱崇花でDDTにベルトを獲り返します!」
【試合後のコメント】
ーー6人タッグの挑戦するパートナー三人目は志田選手ということですが、決め手は?
赤井 自分にとってはプロレスを始める前のドラマで、プロレスラーの役で一緒して。しかも志田ちゃんは自分のデビュー戦でも対戦相手だったので。自分にとってはすごい深い縁のある選手で。志田ちゃんなんて気軽に言っているんですど、大大大先輩なので。さっき(朱崇花に)事前に話をしていたら、志田ちゃんと結構接点があるみたいだったんで、それに関してもリーダー的には嬉しく思います。
朱崇花 いろんなことをさておいて、何で(赤井が)リーダーなの?
赤井 私が発足したから。で、(朱崇花が)サブリーダーなんで。プロレス界ってやっぱり先輩・後輩ってあると思うんで。先にチームに入ったほうが私で、次に入ったのが朱崇花ちゃんなので。最後に入ったのが志田ちゃんなので。このチーム的にはキャリアが下が志田ちゃんにまりますね(苦笑)。
朱崇花 とんでもない! 怖い怖い怖い!
赤井 大丈夫! みんなで仲良く! チームパワー? 連携? パートナーシップは大丈夫? 何かちょっとたまに噛み合わないこともあるんですけど、心はつながっているので大丈夫だと思います。
朱崇花 ここ(自分)と志田さんは大丈夫です!
赤井 私と志田ちゃんも大丈夫!
朱崇花 いや、怪しいですね!
赤井 大丈夫でしょう。
朱崇花 本当ですか?
赤井 私はプロレス始める前から知ってるから。私のほうが志田ちゃん長いのよ(笑)。
朱崇花 もう何でもいいです。リーダーにお任せします!
赤井 もうこれからこの三人で呼んでもらったときはリーダーの赤井沙希と、サブリーダーの朱崇花ちゃんと、一番キャリアが最近の志田ちゃんですって自己紹介も出来たので(苦笑)。とりあえずは5・11に6人タッグ奪還したいと思います。
ーーこの三人で仙女の三人にここなら勝てると思われる部分は?
赤井 やっぱ向こうは仙女さんってことでチームひとつで……。
朱崇花 連帯感。
赤井 そう、連帯感。チームの絆もあると思うんですけど、こっちは生まれた団体も違うし、今はフリーだし、志田ちゃんもデビューしたところからフリーになって、仙女さんたちが知らない厳しさや強さも知っているので。向こうには向こうの強さもあるんですが、こっちにはこっちの良さだってあるんで。向こうの知らない世界観に引っ張れたら勝ち目はあると思います。
朱崇花 あと美しさは負けてないです。
赤井 そうそうそう。
朱崇花 三人並んで和風美女もいれば、(赤井は)こういう細い華奢な(笑)。あと朱崇花みたいな万能タイプもいるので。ルックスはとくに負けてないのかなと思います。
赤井 華やかさ、ルックス、強さでもどれでも負けてないです!
朱崇花 華やかさ、女子プロでは大事ですから。
赤井 そうそう大事!
第四試合 30分一本勝負
レジェンドレスラー・谷津嘉章DDTプロレス初試合
※クローズライン・フロム・ヘル。大和の持ついつでもどこでも挑戦権が高木に移動。
高木&坂口のあとに谷津が単独入場。ジャンパーを脱ぐと新コスチューム。先発を買って出た谷津は大和にグラウンド。替わった樋口の手四つに「力あるな」と押され、逆水平に苦悶の表情。すると本家・谷津ガードからテイクダウンを奪う。自陣コーナーまで運ばれると坂口がタッチ。腕を取る坂口に樋口はシットダウンパワーボムで解除。彰人がサソリを仕掛けると替わった高木にドラゴンスクリュー。大和が出てきてフライング・クロスチョップもカウント2。ローンバトルを強いられた坂口だったが、樋口にドロップキックを突き刺して谷津とタッチ。谷津はワンダースープレックスからブルドッキング・ヘッドロックで大歓声。変形の監獄固めと高木のアルゼンチン、坂口のスリーパーの三重奏。替わった高木のドラゴンリングインは迎撃されてブレーンバスターで投げられてしまう。替わった大和が高木にスピア。スライディングXは坂口がカット。苦しい高木だが大和のダイブをキャッチしてのスタナーで逆転。シットダウンひまわりボムは樋口がカットも、「平成ありがとう!」とクローズライン・フロム・ヘルで勝利した。これで高木にいつどこが移動。
【試合後のコメント】
高木 オイ、どうしたコノヤロウ! どうだったオイ! 谷津嘉章選手! すごいヤツだっただろ! 谷津さん、ありがとうございます。
谷津 まだまだ動かなくちゃならんね! 現役に触発されて、「よし、やったろう!」って気になりますね。
高木 会場が谷津さんのアレで元気になりましたよ。坂口さん、ありがとうございました。
坂口 ありがとうございました。
高木 またやりましょうよ。谷津さん、どうでしたかDDTのリングは?
谷津 面白かった。いいですね。またよろしくお願いします。いつでもやるぞ! 今度はタッグか何かでやりましょう!
高木 谷津さん、どんどんどんどんうちで食い荒らしちゃってくださいよ。
谷津 うん、面白い。
ーー高木選手はいつどこ権を獲得しましたが。
高木 あまり意識してなかったんだけど、結果的にいつどこ獲っちゃんで。今年は行使して即使わないといけないから、然るべきタイミングですぐ使いますよ。何なら今日の(メインの)あとでもいいかもしれない。
ーー谷津選手、これはDDTの無差別級のベルトに挑戦出来る権利なんですけど興味は?
高木 いつでもどこでも挑戦出来るんですよ。
谷津 まだ私も分からなくてスミマセンけど、面白いと思いますね。挑戦権を高木代表が得たわけだ。これは誰でももらえるんですか?
高木 これは持っている人から勝ったらもらえます。
谷津 じゃあ俺もチャンスあるってこと?
高木 チャンスあります。
谷津 おっ!
高木 私と試合しなくちゃいけないですね。
谷津 あー、それはまだちょっと早いかな(笑)。でもリングに上がった以上は誰とでもやらなくちゃいけないから。レジェンドじゃないから俺は。
高木 レジェンドじゃないですよ。現役ですから。俺らと一緒!
ーー今日、対戦相手で印象に残ったのは?
谷津 まだ分からないですね、これからだと思います。いつでも道がやればあるからいいよね。こういうレスラーはな。誰でもやらなくちゃいけない宿命がありますから、レスラーには。だから(相手を)選ばずにブッキング通りにチャレンジしていきますよ。ある意味自分はチャレンジャーですよ! 体と精神的なバランスを常に合わせていかなきゃいけないのが、我々レジェンドの難しいところです。だけどこうやって挑戦権持って(高木)代表も頑張っていますので、自分も頑張ってやります。がんばるぞー!
第五試合 60分一本勝負
DDT EXTREME級選手権試合~パンティ☆ハント虎の子ロープデスマッチ
※HARASHIMAが2度目の防衛に失敗、アントンが第44代王者となる。
両者ともに腰にバスタオルを巻いて登場。両選手を虎の子ロープで拘束、通常のプロレスルールに加え、相手にパンディをハントしたほうが勝利となるルール。互いの手首を虎の子ロープで固定し、バスタオルを取ると互いにコスチュームの上からアントンは白、HARASHIMAは真紅のパンティ着用。試合がスタートすると互いに転ばせてパンティをハントしようとするもブロック。アントンが虎の子を手にするとHARASHIMAが逆水平にいこうとすると虎の子でブロック。ならばとHARASHIMAはローキック。アントンは虎の子を手に場外エスケープ。HARASHIMAが追いかけたがロープが鉄柱に絡まって倒れてしまう。アントンはリングに戻ると客席に「オマエら、イキイキしているか?」と呼びかけ、場内「イッキイキ!」コール。ロープを拳に巻いてナックルパンチ。さらにロープを使って攻撃していく。コブラツイストからパンティに手をかけるもHARASHIMAが切り返す。紐を外すもダミー。アントンが切り返して脱がしにかかるがHARASHIMAがアームホイップ。戻そうとするHARASHIMAにアントンはロープでぐるぐる巻きにボディーブローから脱がしにかかる。HARASHIMAがキックでかわすも、アントンが離れてHARASHIMAはロープが元に戻る勢いで回転。互いにエルボー。押されたアントンがナックルからバイオニックエルボーを狙いも腕をグルグル回してしまってロープが絡みついてしまう。そこをHARASHIMAが攻撃していくが、アントンも回避。回転エビから脱がせにいくも、HARASHIMAも堪えてバズソーキック。カバーはカウント2。蒼魔刀はアントンがロープを引っ張って阻止。アントンがバイオニックエルボーから「イッキイキ!」コールを煽ってのダイビング・フィストドロップ狙い。HARASHIMAが剣山から山折り。バズソーキックから蒼魔刀を再度狙う。これはアントンがかわして回転足折り固め。カウント2で返されるとパンティに手をかける。HARASHIMAがまたまた蒼魔刀を狙うもアントンがかわしてパンティをハントして勝利した。
場内に響く「イッキイキ」コール! 5・25北沢で彰人がアントンに挑戦!
試合後、HARASHIMAがアントンの腰にベルトを巻かせるとアントンは奪ったパンティも装着して勝ち誇った。5・25北沢で挑戦が決まっている彰人がリングイン。彰人「本多さん、ベルト奪取おめでとうございます。アナタはそのEXTREMEを持っている時が一番イキイキしていた時代だって言ってましたね。そして今日イキイキした試合をしてベルトを獲って、また本多さんのイキイキした時代が来たんだと思います。でも自分もそのEXTREMEのベルトを持っていた時代が一番、自分のプロレスキャリアにおいてイキイキしていた時代だったんです。5月25日、北沢タウンホール大会でそのEXTREMEのベルトを懸けて、2人でイキイキした試合をしましょう」アントン「本当に彰人クンがEXTREMEのベルトを持っていた時期は素晴らしい試合ばかりで、春日部のアイアンマンマッチがなければ、今の佐々木クンもカリスマと呼ばれることもなかったと思うし、すごいEXTREME級チャンピオンだったことは自分が一番わかっているから、今度の北沢大会で自分のキャリアの最も厳しい試合として臨ませていただきます。そして今日ここに集まってくれたイキイキとした人々、どうもありがとう。世の中いろんなことがあるけど、イキイキするのはすべて自分次第。どんな暗いことがまわりにあっても、自分がイキイキしていれば、それは世の中イキイキなのかもしれない。(場内『イッキイキ!』コール)私はこのイキイキコールを蘇らせるつ狙いはまったくございません。プロレス活き活き塾的なものにリスペクトは一切ございませんが、借用してすいませんでした」最後は「1、2、イッキイキー!」の唱和で締めくくった。
【試合後のコメント】
アントン 厳しい闘いでしたな。紅白のパンツを今まとうことが出来ました。やっぱり紅白…紅と白に別れて闘っているイメージがあります。紅白歌合戦然り、紅白プロレス合戦然り。そういった闘いが今、このパンティとパンティが合わさることにより終息を迎えたわけです。でもこの終息は意外と短いので、次回のEXTREME級選手権に向けて頭や股間をフル回転させていきたいと思います(苦笑)。……股間をフル回転ってどういうことですかね? 股間をフル回転はさせないです。むしろ……まぁこの話はいいんですけど(苦笑)。以上です。
ーー改めて彰人選手との試合をこういうルールでやってみたいとかありますか。
アントン やっぱり私に有利なルールを。防衛しないといけないと思うんで。せっかくHARASHIMA選手から獲ったベルトなので、防衛しないと失礼にあたる。ちょっとルールを考えたいと思います。
ーー今回の闘いをもってもう1回イキイキしてやろうという思いが強まりましたか?
アントン 逆にですね、私がこう……生活がうまくいかない時でも自分がイキイキすれば大丈夫なんじゃないかってことに気付かされましたね。これ(EXTREME級王座)を獲ってイキイキするかもしれないですけど、このものを持ってイキイキするのではよくないと言いますか、どんなに辛い状況でも自分がイキイキするためには、パンツを履けばイキイキ出来るって気付いたんで(苦笑)。何かこう普段からパンティを装着すれば、辛いことがあっても性的興奮が得られる、イキイキ出来るなっていうのが今回の学びです。今回の収穫は……これ(ベルト)も最大の収穫ですけど、それと共に新しい性癖、これが何よりの収穫だと思います。
ーー今回の勝因はパンティを穿くことでイキイキできたこと?
アントン やっぱりエネルギーの流れがパンティを穿くことで、自ずとイキイキになる。これはやっぱりもう一枚布が増えることによるものなのか、淫靡な気分になることによるものなのか、それの合わせ技と言いますか。かと言って普段からパンティ穿いて試合するわけにはいかないので、まぁコスチュームの下にパンティを穿いてですね、アンダーとしてパンティを穿いてその上にコスチュームという感じでいけばいいのかなと思います。
HARASHIMA まぁやっぱりこの特殊なルール……難しかったですね。もう完敗です。ボクが試合の主導権を握って攻勢に攻めていた自信はあるんですけど、すべてひっくり返されてしまったので。全部アントンの掌で転がされていたのかなと。うーん……まぁでもやっていて非常に楽しかったですね。負けはしましたけど、プロレスの楽しい部分を少し見つけられたかたなと。
ーーいつもの試合とはパンティを履いている分、勝手の違いはありましたか?
HARASHIMA そうですね。脱がされたら負けっていう……人前で見せるものではないし、あまりそういうこともないっていうのが一番の……普通のプロレスではあり得ないじゃないですか。そういう状態で、さらに手が繋がれていたりとか。そんな中で勝ったアントンは素晴らしい選手だと思います。
ーー今日のEXTREME級選手権を見た感想は。
彰人 そうですね。何かこう、今DDTに一番必要とされる試合がそこにあったのかなと思いましたね。やっぱりボクがチャンピオンだった頃は、敢えてやってこなかった部分があって。けど、今キャリアもいろいろ積んで、ああいう試合をしてみたいと自分でも思います。今まで本多さんとEXTREMEを懸けて闘ったときは、割とマジメな試合をやってきたんですよ。それはボクがチャンピオンだったから、わざとそうしてきた部分もあって。次はボクが挑戦者という形で本多さんに挑むわけで。アントーニオ本多って男の世界観にどっぷり浸かってみようかなと思っております。
ーー新王者のアントン選手は自分が有利なルールでやりたいと言ってましたが。
彰人 もうどうぞ! それは考えてください。その上で勝てばいいだけの話なので。正直、ボクはHARASHIMAさんが勝つと思っていたんですよ。結構予想外な感じだったんで、自分の中では。でもアントーニオ本多という選手をボクはものすごくリスペクトしていて。手も合うし、何回でも試合したいと思っていた選手なので。ここでまたの人と交わるときが来たのかと。ちょっとどういう試合になるか楽しみですね。
9・1府立第二で「大阪オクトパス2019」!
休憩明け、今林久弥APが9・1府立第二での「大阪オクトパス2019」開催をアナウンス。大会名の通りビッグマッチ仕様でおこなわれる。続いて後半戦ゲスト解説を務める小橋建太さんが来場。小橋さんがプロデュースする「FortuneDream6」6・10後楽園大会では樋口が参戦し、岡林裕二とのコンビで潮﨑豪&稲村愛輝と対戦する。小橋さんは樋口にチョップをアドバイスしたこと、また同大会で前田日明さんとトークショーをおこなうことを告知し、最後は「後半戦いくぞ」「オー!」。
第六試合 60分一本勝負
KO-Dタッグ選手権3WAYマッチ
※リバースゴリースペシャルボム。第66代王者組が初防衛に成功。もう1組はリッキー・スタークス&マイク・ロリンズ<挑戦者組>。
DAMNATIONの奇襲で試合スタート。場外に出たガイジン2人にMoonlight Expressはツインケブラーダを浴びせていくが、すぐに佐々木と高尾も襲い掛かってリング上でMAOを捕獲。攻勢のDAMNATIONに替わって今度はロリンズとスタークスが連係。MAOはまとめてジョンウーを放つとベイリーが出てきてミドルキック連打。スタークスにその場跳びのトルニージョは佐々木がカット。佐々木に垂直落下式ブレーンバスターを狙うロリンズにMAOがダイビング・ボディーアタック。ベイリーは高尾にグリーティプランジもカウント2。佐々木が救出に入るとスタークスにドロップキック。スタークスに回転エビ固めを狙う佐々木。踏ん張られてスタークスは半ケツに・これにロリンズも半ケツになるとプランチャ。スタークスは佐々木に垂直落下式ブレーンバスター。さらにターンバックルパワーボムからショートレンジ・ラリアットもカウント2。佐々木はロリンズにコードブレイカー。そこに高尾がダイビング・フットスタンプを投下する。Moonlight Expressはガイジン2人にスカイラブハリケーン。高尾にベイリーがアルティマウェポンを狙うが佐々木が阻止。高尾が雪崩式ブレーンバスターから佐々木がダイビング・エルボードロップ。カウント2で返されるとクロスフェースもスタークスがカット。まとめてクロスフェースはMAOがライオンサルト式セントーンでカット。高尾がMAOにドロップキック。シュバインはカウント2。ダイビング・フットスタンプはかわされてしまうとMAO&ベイリーが佐々木にみちのくトルネードドライバー。これはロリンズとスタークスがカット。スタークスにMAOがみちドラⅡもカウント2。キャノンボール450°は木曽レフェリーを佐々木が足引きしてカウントを阻止。高尾がMAOにローブローからリバースゴリースペシャルボムで勝利した。
【試合後のコメント】
ベイリー (長い沈黙のあと)言葉もありません。
MAO そうだね。またDAMNATIONですよ。ボクたちはずっと、ずっとずっとDAMNATIONに8割やられて2割勝っているような感じでしょうかね。本当に行く先々に邪魔なんだよアイツら。今年の目標はDAMNATION退治、遠藤哲哉の更正。まぁそれはボクはずっと3年ぐらいやっているけど、遠藤哲哉がDAMNATIONの入ったあの日から。ただの田舎者の素朴な遠藤哲哉に更正させようとしたり、DAMNATIONにはいろいろと個人的には因縁があるんでね。DAMNATION退治! 復讐だっていい力になるよ。ボクたちはへイターじゃないからね。ポジティブシンキングな逆襲を、復讐をしなくちゃいけない。いつかビッグカムバックします。
スタークス 俺たちこそがサイコ&セクシーだ! アイツらはサイコでもセクシーでもない! 見ろ、この(ロリンズの)顔を!
ロリンズ せっかくの後楽園デビューなのに負けてしまって悲しいよ。涙が止まらない。でもこれが最後じゃない! 後楽園デビューは素晴らしいことだが、これが最後じゃない。次のDDTは一回帰国してからになるけど、次DDTに俺たちが帰って来た時は必ずこのサイコ&セクシーがチャンスを掴み取ってみせるよ!
スタークス 俺たちこそが真のサイコ&セクシーだ!
佐々木 相手にならねぇよ! 竹下どこ行った? 逃げやがってよ。青木真也とプロレスごっこしてろよ。俺、今日は何もしてねえ。見ただろ、DAMNATIONの高尾蒼馬様だぞ。なあ。
高尾 大田区という地元の会場でのメインが見えてきたんでね、もうそのことしか考えてないから。
佐々木 もう絶好調だぞ! 最後だって。
高尾 モチベーションが上がってくるね。
佐々木 オイ、KING OF DDTもよ、どっちかというと蒼馬がやってくれるぜ。
高尾 カリスマには悪いけど、当たったときはしっかり負けてもらうから。
佐々木 そのときは負けるよ。このベルトも返上だ。当たることになったよ。次も決まってないだろ、どうせ!
平田 (コメントスペースに乱入して)おーい! おいおいおい、高尾君、そして佐々木……。
佐々木 誰だ、おめぇ。平田って誰だよ。
平田 バカヤロウ、結構一緒にいるだろ。オイ、次の挑戦者はこの平田と1個上の後輩の変態、魔苦・怒鳴門だよ!
佐々木 誰だ? (平田のTシャツを見て)KAZUKIって誰だよ!
平田 平田一喜だよ! うるせ! いいか、お前らタッグ線戦で正当なプロレスばっかりやっているけどな、俺らイレギュラータッグが貴様らからそのベルトをいただいてやるからな!
佐々木 松山で誰だよ、知らねぇよ。
平田 平田だよ、バカヤロウ!(佐々木と高尾が襲いかかる)待て、待て! 二人卑怯だぞ!
佐々木 (エレベーターに叩き付ける)エレベーター来ないぞ!(仕方なく階段に突き落として)テメーなんか相手じゃねぇんだコノヤロウ! 帰るぞ!
セミファイナル 30分一本勝負
竹下は黒のショートタイツ、裸足で登場。青木が手四つからヨーロピアンクラッチを決めようとすれば、抜け出した竹下がスリーパーで捕獲せんとする。スタンドから竹下が絡みついて卍固め狙い。かわされるとパイルドライバーを仕掛けるがかわした青木が足に絡みついていく。これは竹下が凌ぐ。竹下がボディースラムからコーナーに登ると青木はさっと距離を取る。青木がエルボーでよろめかせると竹下が逆水平連打。青木はミドルキック連打。竹下がキャッチしてドラゴンスクリュー。青木もバックに回ってスリーパー。竹下はロープに逃げるも青木は絞め続ける。木曽レフェリーが懸命に分ける。エプロンに逃げた竹下が頭突き連打から背面の青木にドロップキック。さらにジャーマンから逆エビへ。青木がかわすと腕十字狙い。逃げる竹下にフットチョークを極めて勝負あり。試合後、両者は握手をかわし、拳を突き合せて引き揚げた。
【試合後のコメント】
青木 動きがあってよかったんじゃないですか。
ーー前回やったときと違いはありましたか。
青木 お互い空気感がよかったんじゃないかな。こ馴れてきた。だからこその読み合いというか手が合った感じがしますよね。
ーー竹下選手はKO-D無差別級王者から先日陥落しましたが、貫禄みたいなものは感じましたか。
青木 やっぱり彼が一番強いよ、今。うん、彼が一番強いよ。
ーー竹下選手は現在王者ではないですが、青木選手の中でベルトを狙ってみたいとか、闘いたい相手とかはいますか。
青木 いや、ボクの中では竹下がDDTの強さの象徴だから。何回もやって自分を確かめたいですよね。
竹下 今日は負けたんで。前回博多では……相手の土俵にボクが乗ったつもりでした。で、勝ちました。今日は青木選手がこっちの土俵に乗ってきましたね。それでボクが負けました。これは勝敗だけじゃなくて、結果だけじゃなくて本当の意味で1勝1敗だと思っているんで。ま、もう1試合! 今日負けたボクが言うのも何ですけど、もう1試合! しっかり白黒ハッキリつけたいと思います。ありがとうございました。
メインイベント 60分一本勝負
KO-D無差別級選手権試合
※シューティングスター・プレス。第71代王者が初防衛に成功。
大石の握手に遠藤は拒否し、13:55に開始のゴング。大石はさっそくヘッドロック攻め。かわされるとアームホイップで投げていく。ダイビング・ボディーアタックは遠藤がキャッチしてバックブリーカー。場外に逃げた大石に遠藤はサスケスペシャルで追い打ち。遠藤は場外マットを剥がすとそこに垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、間一髪で大石は回避。リングに戻った遠藤は腕を固定しての腰攻め。5分経過、遠藤はケブラドーラ・コンヒーロ。さらにコーナーで踏みつけていく。大石は頭突き連打。遠藤はトップロープへのフラップジャックからスワンダイブに大石が回避。大石はエプロンに出ると遠藤をリング下に落としてプランチャ。これはキャッチされてしまうが、スイングDDTに切り返して床へと突き刺していく。遠藤を鉄柵を背に固定してクロスボディーを浴びせていく。リングに戻した遠藤に大石はスイングDDT。ネックスプリングで返す遠藤に再度スイングDDT。ミラクルエクスタシーは切り返されるも大石はキャンバスに叩きつけてフェースロック。逃れた遠藤がバックブリーカーも大石がなおもヘッドロックで絡みつく。遠藤はオーバーヘッドキック。スタナーをキャッチしてキャンバスに叩きつける。コーナーに登ろうとする遠藤だが、大石はエプロンに回避。追いかけてきた遠藤をうまくかわしてコーナー金具へのニークラッシャー、さらに奈落式のニークラッシャー。鉄柱に足を叩きつけると、リングに戻して足4の字は遠藤がすぐにロープに逃げる。15分経過、大石はスネを蹴ってのミラクルエクスタシー。カウント2で返されるとヒザ十字固め。遠藤はロープに逃げる。遠藤はトップロープへのカッターからなんとかスワンダイブエルボーへ。しかしカウント2。パワーボムは丸め込みで消えり返す大石。直伝トルネードクラッチは遠藤がゆりかもめで切り返して逆転。大石は丸め込みでかわして低空ドロップキック。ヒザ十字かは遠藤が抱えてトーチャーラック。大石はブルーダリアで切り返す。遠藤のハンドスプリングも大石は足をキャッチしてヒザ十字。さらにグランドクロス200へ。ポーリーがエプロンに上がると松井レフェリーが止めに入るとが、突き飛ばされた松井レフェリーが接触して解除されてしまう。場外に逃げた遠藤に大石がケブラーダ。遠藤は19カウントでなんとか生還。大石は頭突き。エルボーの打ち合いから遠藤が逆水平。大石は足元を蹴っていく。挑発する大石だったが、遠藤がそれに乗らずシットダウン・パワーボム。25分経過、大石は足元に阿吽、さらに阿吽からモダンタイムス。ファイト一発!からパイルドライバーを狙う。これを凌いだ遠藤に大石はリップロック。そこからの男色ドライバーのごとくパイルドライバーは一度はじかれるもトップロープの反動で戻って決めることに成功。裏拳連打からの直伝トルネードクラッチはカウント2.9。遠藤は腕を取ってのハイキック。ハンドスプリング・オーバーヘッドキックからトーチャーラック狙いは大石がスリーパーで切り返す。これをなんとかかわして決めた遠藤だったがカウント2。場内「オオイシ」コール。遠藤がシューティングスターで熱戦に終止符。
いつどこ保持者・石井が登場! 5・19後楽園での行使を宣言!
試合後、遠藤に総研ホールディングス・大友健右社長からベルト贈呈。退場する大石に惜しみない「オオイシ」コールが贈られる。今林APから6・2松山での防衛戦と挑戦者がまだ未定であることを告げられた遠藤は「いいよ。やってやるよ。ただし挑戦者は俺が決めさせてもらう」と言うと「ノブ!」と指名したが「今のはカリスマが言ったことなので忘れてください。挑戦者はまだ決まってない」とした。「4月30日の定例会見で発表してください」と今林APがお願いしていると花道からいつでもどこでも挑戦権のアームカバーを装着した石井慧介がリングイン。石井「5月19日後楽園、俺が挑戦する!」今林「ちょっと待ってください。今年からルールが変わりまして予告しての挑戦は認められない」石井「いや、もう予定にいれちゃったので」今林「石井選手はそうなんでしょうけど…」石井「5月19日に挑戦して、スパン的にもちょうどいいので」今林「現時点では遠藤vs石井を組むことはできませんので」石井「俺がこれを持ってて5月19日に挑戦すればいいだろ?」今林「まあそういうことになりますかね」石井「わかった。俺、5月19日にいくからな。最後に…小橋さん、ファンです! 5月といったら1993年5月21日の小橋さんvsテリー・ゴーディ選手の19分39秒の試合(札幌中島体育センター)、これが好きです。あの日の小橋さんのように僕は輝きます。僕がチャンピオンになったら、また解説しに来てください」石井は退場。今林「遠藤選手、石井選手はああ言ってますけど、ルール上、5月19日に遠藤vs石井のタイトルマッチを組むことはできません。遠藤選手は別のカードが組まれることになります。石井選手はその試合が終わったら、たぶん使うんでしょう。ですから私が言うの変なんですけど、油断せずにその心づもりでいてください」遠藤「GM!」今林「APです…」遠藤「忠告ありがとう。石井、オマエがガンプロでどんな実績を積んでいるか知らねえけどな、所詮オマエはDDTから逃げた人間なんだよ。5月19日、このリングに上がったことを後悔させてやる。それと明日からKING OF DDT 2019が始まるな。オマエら誰が優勝するかわかっているな? カリスマ! 大田区のメインで会いましょう。ソウマ! 大田区のメインで会おう。ポーリー!( ← 出ない) 大田区のメインで会おう! ノブ!( ← 出ない) 大田区のメインで会おう」最後は島谷の煽りから遠藤が「世の中には二種類の人間がいる。KO-D無差別級選手権王者のこの俺、遠藤哲哉とそれ以外だ! 俺たちは群れない・媚びない・結婚しない! このマザーアースはDAMNATION中心に回ってんだ! 覚えておけ!」と締めくくった。
【試合後のコメント】
大石 えーっと……(涙を流しながら)こんな悔しいとは思わなかったですね。何か……みんな期待はしてるけど、俺が勝つとは思っていないだろうし、気楽じゃないっすけどどこかで負けて元々って思っていたと思うんですけど……。こんな悔しいのは初めてというか、久しぶりというか何というか。勝ちたかったですね。あの……ボクの大好きなレスラーである遠藤哲哉に真っ向勝負で挑んで勝ちたかったです。何かほかに何の感情もないですね。何か……でも悔しいってことは、たぶんどっかで諦めていたじゃないですけど、見限っていたプロレスラーの大石真翔の未来が見えたんじゃないかなって。だってこんなに悔しいんだもん! すげー悔しいよ! 何で勝てねぇんだ、あんな若造によ! 負けてらんねぇよ! また……このDDTの中でKO-D無差別の挑戦権を掴むって、生半可な努力じゃ出来ないってことは俺が重々分かっているんで! 何年かかっても、来年かもしれねぇし、10年後かもしれねぇけど、絶対! KO-Dのベルトに辿り着きます。これは約束です! 大石真翔がKO-Dのチャンピオンになるまで見ててくださいよ、皆さん。記者の皆さんも。ファンのみんなも。絶対……絶対辿り着いてやるよ。ふざけんな、クソったれだよ!
ーー途中、旭選手やディーノ選手、奥さんの技まで出して、今回の王座挑戦を仲間たちが後押ししてくれていたようでした。
大石 そうですね。旭にもディーノにも奥さんにも教わって。完璧じゃないかもしれないけど、今出来る完璧な形でモダンタイムスなり、男色ドライバーも…完璧な状態じゃなかったかもしれないけど、裏拳だったり。それでも勝てなかった。スゲーなー。スゲーよ。だから悔しいんだよ。クッソ……。
ーー試合には敗れましたけど、最後「大石」コールが起こってました。ファンも大石選手があと一歩のところで……。
大石 あと一歩じゃダメなんだよ! だからよぉ! ベルトを手にしてあの大歓声を聞きたいよね! こうなったらね! もっと凄いんでしょうね! ベルト獲って後楽園? 両国? どこでもベルト持った俺に大石コールさせてやるよ、絶対よ。
ーー戦前、「大石をキレさせたい」と遠藤選手が言っていたんですけど、そういう感情は試合中ありましたか?
大石 何でしょう……何がキレたのか。ボク、あまり怒りの感情って沸かないんで分からないですけど、ぜってー勝ちてぇっていうのが大石真翔の感情として芽生えたってことは、ある意味キレたのかな。絶対勝ちたいって思わなきゃあんな攻撃出来ないし。……悔しいです。
遠藤 見ての通り。俺が言った通り、大石真翔は100回やって100回勝てる相手だった。横浜のアレは1000分の1、万分の1、1億分の1、そんなところだ。ラッキーが横浜じゃなくて、ここで出ればよかったな。どうだ大石、大声援気持ちよかっただろう。また聞きたいんだったら、もう1回俺に興味を持たせてみろ。そしたらまたこのベルトを懸けてやってやるかもしれないからよ。ま、大石についてはそんなところかな。
ーー試合後、いつどこ権を持っている石井選手が現れ、19日に挑戦すると宣言しましたが。
遠藤 あの人、DDTにいる頃よりヤバくなってるな……って思った。まあ19日、朝鮮してこようが、勝つのは俺だよ。DDTから逃げた人間がこの俺に勝てるわけねぇから。
ーー19日は恐らく通常の試合が組まれた上で、石井選手と防衛戦をやることになりそうですが。
遠藤 別に1日何試合だろうが関係ねえよ。ま、何試合やろうがこのリング上で一番つえぇのは俺だからよ。19日、石井慧介が俺に挑戦してこようが、最後に勝つのはこの俺だ。
ーー明日からKING OF DDTが始まりますが、遠藤選手の中では誰が勝ち上がってくると思いますか。
遠藤 俺の中でというか、今日観に来た人間、そして世界中の人間がもう誰が勝ち上がってくるか分かっている。佐々木大輔さん、高尾蒼馬、ポーリー、島谷常寛、この4人が勝ち上がって大田区のメインで闘うんだよ。
ーーそれ以外はあり得ない?
遠藤 あり得ない。
ーーKO-D無差別級王者としてメインを闘い終えた感覚は?
遠藤 感覚……俺はよ、常に平常心だ。いつもと同じ気持ちでリング上に立っている。特別な感情はないね。まぁ強いて言えば、今日に関しては大石を光らせることをちょっと頑張って意識してみたかな。
ーーその結果に関しては満足?
遠藤 うーん……ま、最終的に満足するのはアイツだから。さっきも言ったけど、またこの光景を見たいんだったら地の底から這い上がってこい。それだけだ。
石井 改めて5月19日に挑戦します!
ーーリング上で今林APから説明がありましたら、今年から宣言したら即行使というルールなので。
石井 ちょっとガンプロに集中し過ぎたせいか、そのルールをまだ理解してないですけど、まぁ持っていれば挑戦出来ると思うので。そこはまあ……あとで文を読んでみて、理解出来たら理解しておきます。
ーー改めて現王者である遠藤選手の印象は。
石井 もちろん、そりゃ凄い選手だと思っているし、DAMNATIONも実力のある集団だっていうのは分かっているけど、何でしょうね。そろそろDAMNATIONばっかり中心っていうのは、個人的なのかもしれないけど、そろそろいいかなっていうのがあるので。ガンプロに移って半年間、ガンプロにいた半年間のことを見せるとか証明するってわけじゃないですけど、ガンプロにあのベルトを持ち帰ったら爽快だろうなって思っているし。そして次でもう6度目の挑戦になるんです。これ以上、噛ませ犬おじさんでいるわけにはいかないんで、もう獲らないと。そう若くないから。もう6度目ですから。このチャンスは確実にしたいですね。まずこれ(いつどこ権)を守ってないと挑戦出来ないって、それはちゃんと理解しているんで。このままいって5月19日に照準を絞っちゃったんで。もう予定に入れちゃったんで、自分の中で。期待してください!
ーーガンプロでやってきて、これまでとは違う感じで挑戦出来そうっていうのはありますか。
石井 あ、それはもちろんです。何かは分からないというか、ガンプロに行って…別にプラスにしかなってないんで。そのプラスになっている部分を見せてチャンピオンになりますよ。