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D王 GRAND PRIX 2020 in KIMITSU~きみのわプロレスフェスタ~

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D王 GRAND PRIX 2020 in KIMITSU~きみのわプロレスフェスタ~

日時2019年12月1日
会場千葉・君津市民体育館
観衆339人
  • 前説

  • 本日の主役・大和のオープニングコールでスタート!

  • 前説には本日の主宰者・大和ヒロシが登場。朝から路上プロレス、昼は2AW、その後、マットプロレスに続いて4大会かつ5試合目となる大和。「ワタクシの出身地の君津で大会ができることを嬉しく思います。せっかくなので告知もさせていただくんですけど、海苔の歌(ノリノリ海苔のリノベーション)が流れているんですけど、ワタクシが作った新曲です。この海苔の曲の売り上げの一部を今回の台風で被害を受けた上総の海苔に寄付をさせていただきたいと思いますので、ダウンロード開始しましたらダウンロードしてください」とアナウンスすると「DDTスタート!」の掛け声で試合スタート。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 11分18秒

    体固め

    ※エゴイストドライバー
  • 平田はディーノのゲイ殺法に捕まってしまう。さらにカットに入った上野までゲイ殺法にやられてしまうが、尻を突き出す大鷲はガン無視。そうこうしている間に平田が捕まってしまう。渡瀬の顔面ウォッシュはカウント2。平田が渡瀬をコルバタで回すと、替わった大鷲が一気呵成の攻め。ここで平田がタッチを求めるが、大鷲は無視。大鷲のブレーンバスターからのカバーを平田がカット。しかしタッチを受けたのは上野。上野がおっぴろげアタック。コーナーダイブは渡瀬がかわして延髄斬り。さらに腕極めDDTで突き刺すも大鷲と平田はカット。大鷲は平田を排除して上野と連係。上野のカバーに大鷲が覆いかぶさるも、やはり平田がカット。上野が渋々タッチしたがドロップキックで倒されてしまう。ここでディーノがコーナーで尻出し。平田が地獄門に吸い込まれるも、このカバーは上野がカット。「技が残ってない」と嘆く2人に渡瀬が「あれがある」と言って渋る2人にビンタ。「君津で落花生の華を咲かせよう」と促すと大鷲、上野が捕食されてしまう。平田は手刀で渡瀬を捕食させるとエゴイストドライバーで勝利した。
  • 第二試合 時間無制限勝負

  • 時間差入場バトルロイヤル

  • 彰人vsKENでスタート。KENのポーズを彰人が潰していると3番手は佐野。佐野がKENに卍固めを極めていると4番手はアグー。アグーが燦燦七拍子のリズムで彰人に地獄突き。その場跳びムーンサルトをアグーに決めたKENを彰人が丸め込んで失格に。5番手入場の納谷が佐野にニーリフトを放って失格に。6番手はヴァリオン。ヴァリオンのボディーアタックからみんなで押さえ込むも納谷がクリアしたところで7番手でクリスが入場。みんなで納谷を場外に出して失格に。最終入場者はアントン。しかしリングインの際に躓いてヒザを強打。ギブアップ寸前になると創作昔話「ごんぎつね」を話してギブアップするという。しかし内容は「サラ金」ではなく下ネタ。ごんぎつねを食らったアグー、ヴァリオン、彰人が次々と場外に出されて失格に。最後はクリスがアントンをオクトパスストレッチで捕獲して勝利。優勝したクリスには勝利者賞としてお米が贈呈された。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 11分30秒

    片エビ固め

    ※ランニング・エルボーバット
  • 中村がDAMNATIONに捕まってしまう。ポーリーにドロップキックを何度も打ち込んでも倒せなかったが、ホイップされてからドロップキックを放ってようやく交替。替わった吉村がショルダーアタック。さらにブレーンバスターで投げる。ポーリーもテーズプレスで返すと、高尾が出てきてスライディングキック。さらにトラースキックで続く。吉村もコーナーダイブをキャッチして、払い腰。タッチを受けた中村がスワンダイブ式ミサイルキック。絶品!はカウント2止まり。しかしミドルキックはかわされて高尾のコードブレイカーからポーリーのボディープレスを浴びてしまう。中村の丸め込みを凌いだ高尾がエルボー。さらに加速をつけたランニング・フォアアームで勝利した。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • Aブロック公式リーグ戦

    12分18秒

    エビ固め

    ※スピア
  • 遠藤が飯野を翻弄。場外で向き合った2人だが、猪突猛進の飯野を遠藤がかわして客席にぶつけると、リングに戻す。飯野はすかさず遠藤をボディースラムで叩きつけハカエルボーへ。しかし途中で丸め込まれてしまうと、さらにゆりかもめに持ち込まれてしまう。苦しい飯野だがダブルスレッジハンマーで遠藤をなぎ倒すと、串刺しスピアからコーナースプラッシュ。ブレーンバスターでぶん投げるもカウント2。アルゼンチンは遠藤が腕を取って解除。腕を取られるも飯野がパワーで跳ね返してハカエルボーもかわされて自爆。遠藤がスワンダイブエルボー。トーチャーラックは飯野がヘッドロックで阻止。飯野が遠藤をキャッチしてベアハッグ。解除した遠藤が高角度回転エビ固めから顔面トラースキック。さらにハンドスプリングオーバーヘッドキックで畳みかける。シューティングスターは飯野がかわしてショートレンジのラリアット。遠藤のエルボー連打を耐えた飯野がスパインバスターからハカエルボー。一度はかわされるもすぐさあエルボー投下もカウント2。ババボムは遠藤が耐えて頭突き。ハンドスプリングを狙うも飯野がキャッチしてババボム。さらに担いだ遠藤をキャンバスに叩きつけるとスピア。一度はかわされるも低空スピアからさらにスピアを見舞って3カウント。

    【試合後のコメント】
    遠藤 話が違うじゃないか。飯野は数合わせで来てるんじゃないのか。なんなんだよ、あんなに強くなりやがって。いや、アイツが強くなったんじゃない。俺が弱くなったんだ。そういうことだ、書いておけ。

    飯野 まず1勝、遠藤さんに勝つことができました。DAMNATIONの遠藤さんに勝つことは重要です。遠藤さんが会見の時に数合わせが一人か二人いるって言ってて、上野さんは自分と言ってましたけど、自分とは思わなかったですけど、きっとたぶん若手の自分と上野さんを差しているのかなと思ったんで。自分なのかなという気持ちで臨んだのもありますし。今回は自分なのかなと思う気持ちもありましたけど、最初から勢いよくいこうと決めてたので。最初はうまくかわされたんですけど、最後はなんとか自分の勢いで持って行けたと思います。
    ――12月5日板橋はクリス選手との対戦だが。
    飯野 クリスは長身ですし、昨日遠藤さんと30分引き分けになりましたけど、その遠藤さんに勝てたという余韻には浸らず、切り替えて板橋はガッチリ勝ちたいと思います。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • Bブロック公式リーグ戦

    • LOSE

      ブル・ジェームス

    VS

    • WIN

      田中将斗

    VS

    7分46秒

    片エビ固め

    ※スライディングD
  • ジェームスのパワーの前に四苦八苦の田中。突っ込んできたところを場外に出して田中がプランチャ。田中がイスを投げつけるも、ジェームスは逆にイスを投げ当て、さらに客席へと投げていく。田中がジェームスを投げようとするもジェームスが潰す。これはカウント2。田中は串刺し攻撃を前蹴りで止めてスイングDDT。さらにボディースラムで投げ切るとラリアット。ジェームスも負けずにスパインバスター。しかしカウント2。コーナーナックルをローブローでかわした田中が投げ捨てパワーボム。スーパーフライはカウント2。ジェームスがエースクラッシャーからヒップドロップもカウント2。ジェームスがヒップドロップもかわした田中が鋭くスライディングDを打ち込み勝利。

    【試合後のコメント】
    ジェームス スライディングDでアゴをやられてうまくしゃべれねえ! 今日はグランプリというだけじゃなく特別な一日だ。20年前、ECW世界ヘビー級王座を争っていた人間が、20年後もいまだにあの強さのまんまだ。日本だろうとアメリカだろうと、どこでもいい。タナカサンと闘えることは光栄だ。またやらせて欲しい。


    田中 体重のあるのが一つの武器やね。今日改めて思い知らされたし。ああいった何の情報もない外国人とやるのはまだまだいろんなことにチャレンジできる証でもあるし。アメリカや台湾、イギリス、いろんな国にいってきたけど、いろんなタイプのレスラーとやってきたことが自分の財産やから。初めて当たる相手でも、どういうタイプでも対応できるのがプロレスラーやと思っているから。今日改めていい思いをさせてもらったというか、体重というのが一つの武器やし、そこでどう自分で対応できるかいうたらスピードなりタイミングなりやと思っているので。ガンガン力だけで押してくるわけでもなくて素晴らしい選手やなと思いました。
    ――次は坂口選手との対戦です。
    田中 リーグ戦やっていく以上、全勝でいく気持ちで僕はどのリーグ戦でも望んでいるので。もちろん一度タッグで当たっただけですけど、一つ僕にはない関節技、隙を見せたら極めてくるという僕にないものを持っている選手なので、そこは気を付けなきゃいけないなと思ってますけど。何度も言いますけど優勝するために来てるので。田中将斗の強さをDDT全体に知らしめるために来てるので。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • Bブロック公式リーグ戦

    • LOSE

      坂口征夫

    VS

    VS

    2分24秒

    首固め

  • 坂口が佐々木を奇襲もかわされてしまう。それでも坂口は佐々木の掌底連打をかわしてミドルキック。腕を極めにかかるが、佐々木はロープエスケープ。坂口は鋭いミドルで攻め立てる。佐々木も蹴り足をキャッチしてエルボーからトラースキック。コーナーに登るが坂口が動きを止めて一角蹴り。これは佐々木が回避。佐々木は場外に出てポーリーを呼び込む。介入せんとしたポーリーをキックで追い払う坂口。先にリングインした佐々木がラリアットで向かうも坂口は落ち着いてミドルキック。木曽レフェリーを盾にする佐々木だったが、坂口のミドルキックは木曽レフェリーが回避して佐々木にちゃんと命中。坂口が神の右膝を狙ったところ、ポーリーがリング下から足を取る。佐々木のペディグリーは坂口がかわしてミドルキック。アームロックに取る坂口だったが、佐々木は坂口ごと木曽レフェリーにぶつけると、ブラインドを突いて急所蹴り2連発。さらに丸め込んで3カウントを奪ったのだった。

    【試合後のコメント】
    坂口 勝負ごとだからしょうがない。反則されたけど、負けは負けだし、あれを今年のKING OF DDTのトーナメントでやられたことを忘れていた俺が悪い。寂しい気分だったよ。
    ――12月5日板橋は田中選手との対戦だが。
    坂口 そこはまた自分の生き様を見せられる試合になると思うから、それまでに整えて挑む。負けてないんだろ? 俺が土付けてやるよ、以上だ。


    佐々木 おーい、見たか! 昨日の全敗からのスタート、これで1勝1敗だ。いいか、開幕戦で負けた人間はこういうリーグ戦の主役になるんだよ。俺が主役だ。見たか、坂口あの野郎! でけえチ●ポ、ぶら下げやがってよ! 標的がでけえんだ! マタロー、テメエのチ●ポとは違うんだ! 完勝だろ!
    ――急所蹴り連発でしたけど。
    佐々木 勝てばいいって勝利マンが言ってたんだよ! 見たことあるか?
    ――板橋大会ではHARASHIMA選手との対戦です。
    佐々木 アイツはチ●ポが小さいからな、蹴るところが狭いから大変だぞ! どんな手でも使ってでも勝てって勝利マンが言ってたからアイツもただじゃすまねえぞ。アイツ、今チャンピオンだろ? どっちがチャンピオンにふさわしいか見せてやるよ。
  • メインイベント 30分一本勝負

  • VS

    VS

    23分15秒

    片エビ固め

    ※ノーザンライトボム
  • イケメンの入場ではちびっ子をリングにあげまくる。大和は『進み続ける限り』を熱唱。イケメンが側転すると稔も側転。「松井」コールも起こって松井レフェリーも側転にチャレンジ。大和が勝俣にXを決めるとHARASHIMAがコーナーでフットスタンプで突き刺していく。HARASHIMAAと稔のダブルのミドルキックから稔がフットスタンプで続く。稔は勝俣の股間にXを見舞う。大和がXで続く。勝俣もコルバタでやり返すと3人で合体の低空ドロップキック。替わったイケメンがXで絞っていく。クロスアーム式キャメルクラッチはなんとか大和が耐える。竹下のキャメルクラッチにイケメンがバズソーキック。竹下がカバーもカウント2。ピンチの大和に「ヤマト」コール。大和は串刺し攻撃からイケメンのスワンダイブ式Xを食らうもカウント2。大「ヤマト」コールの中、大和がイケメンにゼロ戦キック。替わったHARASHIMAがイケメンにダイビング・カンフーキック。さらに介入した竹下ともどもジョンウー。HARASHIMAが雪崩式ブレーンバスター。これはカウント2。HARASHIMAがハイキック、イケメンがトラースキックを放って戦況は竹下vs稔。稔がドロップキック。その場跳びムーンサルトはカウント2。竹下もラリアットで返してジャーマン狙い。堪える稔にブルーサンダーもカウント2。稔が裏ヒザ十字も勝俣がカット。大和が出てきて低空ドロップキックから低空ミサイルキック。これはカウント2。足4の字狙いは竹下が切り返して、さらにラリアット。勝俣が出てきてミサイルキック。20分経過、大和が勝俣にスピア。稔との連係から大X。HARASHIMAのスワンダイブ式ボディープレスからスライディングXもカットされる。HARASHIMAと稔が排除。イケメンがケブラーダ。勝俣がコーナーに登るも大和が止めに入って頭突きからスパイダージャーマン。ダイビング・ボディーアタックはカウント2。投げ捨てジャーマンからラリアット、さらにノーザンライトボムで勝利した。
  • エンディング

  • 「これからもDDTさんとともにいろんな地域を盛り上げていきたい」(大和)

  • 試合後、大和がマイク。「本日はきみのわプロレスフェスタにご来場いただきまして誠にありがとうございます! 私が凱旋興行をやらせていただいたのは2年前。その時に首をケガして手術したばかりで、自分がデビュー10周年の大会だったのに、10周年の大会の本人が試合をしないという前代未聞の10周年記念大会をやらせてもらったんですけど、今日2年ぶりに帰ってきて、その時試合ができなかった分もできたと思います! 本当に36歳になってもこうして元気に闘いまくれる体になったのは、まず両親とこの千葉県君津市という私のふるさとがたくましく育ててくれたからだと思います。ただ私を育ててくれたのは地元だけじゃなくて素晴らしい先輩方、DDTさんという団体でたくさん上がらせていただいてて、今まで闘ったことのない試合形式で私、大和ヒロシをどんどん育ててもらってます。これからもDDTさんとともにいろんな地域を盛り上げていきたいです。これからもよろしくお願いします!」そして「一人残らず真っ白な未来へ!」「エイエイオー!」の唱和で締め。最後に大和がプロモーターとして協賛してもらって千葉県じゅうの協賛してもらったテーマパークからの招待券が当たるボール投げがおこなわれた。

    【試合後のコメント】
    大和 さびしいですね。今日のこの大会を目指して1年近く準備をしてきたので、この大会が終わってしまうことが本当にさびしいです。一日で5試合も試合ができる日なんてないんですよ。最大で4試合ですね。今、こうしてプロレスができることも大事なんですけど、、自分がここまで頭の先から爪先までどっぷりと毎日プロレスに浸かって、プロレスをやり続ける人間だったと思えなかったですね。フリーになっていろんな方々と出会って、そしてDDTさんといういろんなプロレスの表情を見せてくれる団体と出会ったからこそ、今の自分があると思ってます。これからも大好きなプロレスで大好きな千葉県、いろんなものを盛り上げられるように精一杯頑張ってまいりますのでよろしくお願いします!

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