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【DDTマジ卍リポート】マジ卍トーナメント優勝は梅田! 5・1新木場で準優勝のMAOとKO-Dタッグ挑戦、さらに七番勝負もスター

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    • 17日、東京・新木場1stRINGにて「DDT LIVE!マジ卍 #2」がおこなわれた。まずは岩崎孝樹vsレッカのNO TVマッチから。レッカの台湾エルボーは一度ならず二度目も不発。なんとか顔面ドロップキックを決めたレッカは三度目の正直とばかりに台湾エルボーを投下するが、今度はかわされて自爆。コーナーからの台湾エルボーはかわされるもすぐさま飛び込んでヒットさせると台湾ボンバーも決めたがカウント2。バックドロップをカウント2で返した岩崎は串刺しのランニングニーからサッカーボールキック。続いて垂直落下式ブレーンバスターで勝利した。

      第2NO TVマッチは大鷲透vsマッド・ポーリーvs下村大樹の3WAYマッチ。下村が共闘を求めるも大鷲を「ちゃんこデブ」、ポーリーを「紫クソデブ」と悪口。すると大鷲とポーリーが下村に体を浴びせていく。しかし連係が続かないと大鷲とポーリーがラリアットの打ち合い。割って入った下村にポーリーがテーズプレス。下村は串刺し攻撃をかわしてまとめてミサイルキックを放つ。「投げるぞ!」とアピールするもポーリーも大鷲も投げられず、ついには大鷲に潰されてしまった。下村が大鷲のバックを取るもポーリーは大鷲にラリアット。大鷲の呼びかけでポーリーとともにダブルのスプラッシュ。ポーリーがリバース・スプラッシュを狙うと、下村は大鷲を下から掬って丸め込む。しかし大鷲もマヒストラルで切り返して3カウント。

      続いて今林久弥APの前説では島谷常寛とともに拍手と声出しの練習。須藤凜々花さんが男色ディーノTシャツを着用して花道から登場。「男色ディーノさんの腰使いを盗みたいと思います」と意気込みを述べて実況席へ。

      第1試合はKUDO&高梨将弘vs佐々木大輔&遠藤哲哉vs大家健&レディビアードvs彰人&大石真翔の4WAYタッグマッチ。佐々木と遠藤は闘いの輪に加わらず戦況を見守るだけ。大家の炎のスピアを高梨がトラースキックでカット。このカバーを佐々木がカットして遠藤とともに攻め込む。遠藤のバックブリーカーからのカバーは大家とビアードがカットして高梨にツープラトン・ブレーンバスター。これは彰人と大石がカット。彰人と大石も合体攻撃で高梨に攻め込む。ピンチの高梨はうまく誤爆を誘って大家、彰人、大石の3人をまとめて丸め込む。替わったKUDOが一気呵成。KUDOのカバーはビアードがカット。ビアードがKUDOにカカト落とし。大石がKUDOにナックルパンチで続く。ロープに振った大石が遠藤によってリング下に出されると、リング内では佐々木がKUDOに襲い掛かる。酒呑童子の連係は佐々木がかわして誤爆。大石が佐々木と高梨にランニング・ネックブリーカーを放ち、KUDOにはダイヤモンドダスト。ビアードが大石にハイキック。彰人がビアードに俵返し。大家は彰人に垂直落下式ブレーンバスター。さらにKUDO&高梨にまとめてスピア。遠藤のハンドスプリングを彰人がリング下からすくって自爆させて大石がラリアットもカウント2。大石のダイヤモンドダストは遠藤がキャッチして佐々木と合体コードブレーカー。遠藤がシューティングスターを投下して3カウント。

      試合後、佐々木がマイクを取る。「俺たちDAMNATIONから春のお知らせです。ポーリーが元に戻りました。それともう一つ、今チャンピオン・カーニバルやってるな。巨人(石川修司)がチャンピオン・カーニバルばっかに出てよ、俺は寂しくなっちゃったから新しいペットを連れてくるぞ。5月1日、ここ新木場に俺たちの新しいペットを連れてくる。それともう一つ、DDTの無能なB級ゴミレスラーどもよく聞け。オマエらの中に裏切り者がいるぞ」

      【試合後のコメント】
      佐々木 おいマスコミども、リング上で言った通りだ。DAMNATIONから春のお知らせだ。須藤凛々花と結婚するぞおい。知ってるぞ、あいつ人妻だろ。人妻なんか、寝取ってナンボでしょう。……そういう話じゃねえだろおい、質問なんだ?
      ――新しいペットを連れてくるとのことですが。
      佐々木 寂しくなっちゃった。どんなだと思う? 爬虫類か。
      ――人間ではあるかと。
      佐々木 人間か!
      ポーリー ニンゲン……。
      佐々木 ほか。

      ――裏切り者がいると。
      佐々木 裏切者だ。誰かわかんねえけどな。テツヤかもしんねえぞ。まあ楽しみにしとけよ。5月1日だ、見とけ。お前の子供かもしれねえぞマタロー。嫁かもしれねえ。笑ってる場合じゃねえぞ。以上だ。

      第2試合は上野勇希vsMAOのマジ卍トーナメント準決勝。MAOが上野を捕まえてサーフボード。上野はロープに逃げる。上野のミサイルキックはかわされてMAOはすぐさまスワンダイブ式フットスタンプ。エルボーの打ち合いから上野がランニングエルボー。コーナー2段目からのミサイルキックはカウント2止まり。残り2分、フルネルソン・バックブリーカーから逆エビを狙うもMAOが阻止。MAOの串刺し攻撃はかわされるも、MAOはエプロンからスタナー。ハリウッドスター・プレスはカウント2。みちドラⅠは上野がかわして逆片エビ。MAOも丸め込みで切り返すがカウント2。残り30秒、MAOがジョンウー、上野がドロップキック。しかしカウント2。上野が残り10秒でミサイルキックを突き刺し裏投げもカウント2で返されてフルタイム。AbemaTVの視聴者アンケートの結果、MAOに凱歌があがった。

      【試合後のコメント】
      上野 5分という短い時間で、これから梅田さんと伊藤麻希が始まりますけど、正直、伊藤麻希が勝つことはないと思って、僕は決勝で梅田さんとやることしか考えてなくて。この5分間で僕とMAOさんのどっちが勝ったか。僕でしょ。絶対、僕が勝ったと思って。視聴者で投票してくれた方がどういう思いでMAOさんに投票したか分からないけど、5分でMAOさん、先輩を叩き潰せなかった自分のせいです。決勝はおそらく梅田さんとMAOさんでしょう。伊藤麻希が勝ち上がっても、そうなったらMAO三に優勝してほしい。しっかり見たいと思います。本当に悔しいですね。
      ――投票は僅差でしたが?
      上野 でも、僕は試合してる中で勝ったと思ったんで。この試合に関しては僅差でもなんでもなくて、あと一押し、あと一歩で勝てた自信はあります。だから僅差とかじゃなく悔しいし腹が立ちますね。自分にも。自分の思いを届けられなかったことにも。でも「マジ卍」は続くんで。僕の勢いを伝えていけたらと思います。

      第3試合は梅田公太vs伊藤麻希のマジ卍トーナメント準決勝。梅田がゴングが鳴るなり顔面フロントハイキック。カウント2で返されたがこれで一気にペースを握った梅田がその後も猛攻を続ける。伊藤がエルボーで向かうもボディースラムで叩きつけられてしまう。キャメルクラッチはなんとかロープを掴んでエスケープした伊藤。残り3分、伊藤は頭突きで反撃に出るとDDTへ。このカバーはカウント1。ドロップキックからエルボーで攻め込み、逆エビを狙うも顔面を蹴られる。それでも頭突き連打でやり返す伊藤。倒れ込み式ヘッドバットはカウント2。しかし梅田もボディースラムからローキック。起き上がる伊藤に強烈なミドルキック。カウント2で返されるとキャメルクラッチで思い切り反りあげてギブアップ勝ち。

      試合後、今林APがMAOをリングに上げて決勝戦に勝ち進んだ2人に意気込みを尋ねる。MAO「本音を言うと伊藤に上がってきて欲しいと裏で見てたんですけど。梅田さん、KO-D6人タッグに挑戦して負けてるので、がっちりとリベンジ果たしたいと思います」梅田「10分で投票があるので、投票に持っていかない闘いをします。伊藤もMAOも顔がデカくて的がデカいので絶対に倒します」

      【試合後のコメント】
      伊藤 ……確かに試合では負けたけど! ……伊藤はでも、負けながら勝ってたと思う! 私は試合で負けたけど、絶対お客さんの心はつかめてたから。負けて勝ってたと思う。そうしか言えない! 女と男の壁はデカいと思ったけど、でも、プロレスのいいところは男女の差別がないところかなって思うし。伊藤は男でも女でも、誰でも闘っていきたいと思ってる!
      ――生中継でたくさんの人たちに試合を見てもらえたことについては?
      伊藤 いろんな人に伊藤の良さが伝わったと思うから! このまま売れていきたいと思います。本当は伊藤は須藤凛々花みたいなゲスト枠でチヤホヤされる人間になりたかったけど、でもこうやってレスラーとして生まれたことは……まったく後悔してないわけじゃないけど、でも伊藤はプロレスが好きだから、うん。プロレスをしながらチヤホヤされたい。それだけ!

      第4試合は男色ディーノによる男魂伝承。第2戦目の対戦相手は吉村直巳。リングインしたディーノはマイクを取る。「先週ご覧の皆様はご存知かもしれません。ワタクシ、屈辱を味わいました。そもそも男魂伝承とは私の魂を次世代に伝承するみたいな、いわば私が主役だったわけですよ。でも今日対戦する吉村のお痛によって、女性にケツバットされ、肉が持ってかれて穴のところがちょっと切れるというとてもつらい思いを味わいました。その姿をAbemaTVで全国に晒すことになってしまいました。本来の男魂伝承を取り戻すために今日は負けるわけにはいきません。普通にやればキャリア・実績で勝るワタシが十中八九で勝てるでしょう。しかし! 万に一つ負けることは許されません。そこで不本意でありますがあの方法をとることにしました」その内容とはレフェリーに隠れてリング下にスタンバイした大石真翔がラリアット狙いの吉村の足を引っ張ってラリアットを封じるというもの。大石はリング下にスタンバイ。

      試合が始まるとディーノが吉村にショルダーアタックを促すも、吉村は大石のいる位置には飛ばない。ディーノは思わず場外。吉村が襲い掛かると大石が救出。リングに戻すとディーノがリップロック狙い。吉村が阻止してボディースラム。劣勢のディーノに吉村がラリアット狙い。ディーノがかわして男色スクリュー。そこからディーノは男色殺法で一気に盛り返す。ナイトメアからの顔面騎乗はカウント2。さらにバットを持ち出すとケツに刺そうとするも松井レフェリーが取り上げる。詰め寄るディーノに吉村が襲い掛かる。これをかわしたディーノだがリップロックは松井レフェリーに誤爆。吉村のコーナースプラッシュも食らって完全ダウン。ディーノが吉村に男色ドライバー。しかしカウントが入らない。ディーノがロープに向かうも大石が間違って足を引いてしまう。吉村がディーノにバット攻撃。大石にも一撃食らわせると吉村が松井レフェリーを起こしてラリアット。これで勝利した。

      試合後、須藤さんがディーノにケツバット。これでお尻を悪化してしまったことで怒ったディーノが放送席に戻った須藤さんに突っかかる。止めに入った高木にリップロックを見舞うと、須藤さんをリングに連れ戻してケツバットをしようとするディーノ。すると東京女子プロレスの山下実優が救出。山下「りりぽんに手を出そうとして正気ですか? 私は何されてもいい! りりぽんに手を出すことは絶対に許しません!」ディーノ「アンタ関係ないでしょ!」山下「やめてくださいよ!」ディーノ「さっきアンタ何言ったの?」山下「私は何されてもいいですよ」ディーノ「わかりました。男魂伝承のケツバット編、第三章といきますか。次のマジ卍でやりますか、敗者ケツバット。しかし! ただのバットじゃございません。爆破バットです。爆破ケツバット。それでもできるならいいよ。今日のところは引き下がってやろう」山下「やってやるよ! 私がりりぽんを守る! 何でもやってやるよ」ディーノ「じゃあ次のマジ卍で楽しみにしてなさい!」

      第5試合は樋口和貞&石井慧介&アントーニオ本多vsHARASHIMA&高尾蒼馬&マイク・ベイリーの6人タッグマッチ。アントンが石井からタッチを受けてリングインしようとするもセカンドロープに引っかかってヒザを痛打。ギブアップ寸前になるとギブアップする前に創作昔話「ごんぎつね」を披露するも、内容は「新木場」ではなく「失禁場」。しかしアントンのごんぎつねは成功する。捕まった高尾は樋口にトラースキックからエルボーを見舞ってベイリーとタッチ。ベイリーは一気呵成の攻め。樋口と逆水平のラリー。樋口がアバランシュホールドを見舞う。ベイリーもマシンガンミドルでやり返すがその場跳びトルニージョはかわされてしまう。ベイリーは樋口をリバースショルダーからその場跳びムーンサルト・ダブルニー。ここで戦況はHARASHIMAvsアントンに。アントンにHARASHIMAが高尾とともに連係。樋口は場外でベイリーを捕まえると放送席の机にファイアーサンダー。リング内ではHARASHIMAがアントンに蒼魔刀を決めて勝負あり。

      セミファイナルは竹下幸之介&勝俣瞬馬vs入江茂弘&渡瀬瑞基のタッグマッチ。入江軍が襲い掛かって試合スタート。竹下と勝俣を場外に出すと渡瀬がトペコンを浴びせる。リングに戻ると勝俣がセカンドロープからのドロップキックで逆転。その後は渡瀬が捕まる展開に。渡瀬は勝俣をボディースラムで叩きつけるも、タッチは竹下に阻まれる。それでも渡瀬は勝俣をカウンターのドロップキックで倒すとようやく入江とタッチ。入江は竹下にヒップドロップ+勝俣にパイルドライバー。さらにデスバレーボムと大攻勢。キャノンボールは竹下が阻止して投げ捨てジャーマン。竹下に入江が交通事故タックル。さらに渡瀬がfromコーナーtoコーナーを放つ。替わった渡瀬が続こうとするが、勝俣にコルバタで投げられてしまうと、入江は竹下のランニングニーでストップ。竹下が渡瀬をファイアーマンキャリーで担ぐと勝俣がその渡瀬、さらに下にいる入江に連続フットスタンプ投下。入江には竹下が渡瀬を叩きつける。渡瀬は竹下をブレーンバスターで投げると入江がランニングエルボーでアシスト。勝俣のカサドーラ・フットスタンプを凌いだ渡瀬がエルボーをぶち込むとタイガー・スープレックスで粉砕した。

      試合後、マイクを取った入江は「渡瀬、こんな自分についてきてくれてありがとう。これからもよろしく」と握手をかわした。

      【試合後のコメント】
      ――入江選手との前哨戦でした。
      竹下 前哨戦、「マジ卍」でやるのは初めてなんですけど。先週、樋口とこの「マジ卍」のメインやって、20分出し尽くした中での入江さん登場で。少しずつ新しい引き出しを、入江さんも出してきたかなっていう気はしました。渡瀬も変わろうとしてるっていうのを感じたんで。僕個人としては、ウチの勝俣にもうひと頑張りしてほしい。
      ――挑戦者としての気持ちや手応えが増してきた?
      竹下 そうですねぇ、でも挑戦者は毎回、何かしらそういう気持ちを持ってきてるし、僕はそれを受け止めてきてるんで、この1年間。それと違う何かっていのは正直、感じないかなと。でも、何度も言ってますけど確かに強い。圧倒的にパワーが凄いし、引き出しも凄いし、プロレス脳みたいなものも凄いので。凄い強いです。でも、まだ僕は負けれないんで。12度目の防衛決めて、2018年、この「マジ卍」も含め、トップで引っ張っていきたいと思います。
      ――入江選手について警戒する部分は?
      竹下 やっぱり一発の破壊力、タックルみたいな。あれで吹っ飛ばされると僕も止まっちゃうのもあって。体の衝撃が凄いあって、交通事故並みの破壊力というか。あれがいつ飛んでくるのか分からないっていうのもあって、先が読みにくい。それが一番、注意してる点ですね。

      入江 今日は見てもらったとおり、渡瀬が自分の力で勝利をもぎ取ってくれて。僕は近くで見ていて渡瀬の気持ちを感じました。僕から言わせてほしい、これからもよろしく(握手)。
      渡瀬 お願いします。まだまだ自分の力で勝ったなんて思ってなくて、やはり入江さんのサポートもあったので。とにかく必死で。まだまだ入江さんのパートナーにふさわしいとは思えてないんで。これからもっともっと努力して、入江さんのパートナーにふさわしい人間になりたいと思います。
      入江 渡瀬と一緒にやっていくことも大事ですけど、一番大事なのは竹下幸之介からKO-D無差別級のベルトを獲るということなんで。それに向けて全力で挑みます。そしてDDTの景色を、渡瀬と一緒に変えます。


      メインイベントは梅田公太vsMAOのマジ卍トーナメント決勝戦。いきなりエルボーの打ち合いでエンジン全開。MAOのランニングエルボーはカウント2。その後は攻勢に出るMAO。梅田もロープワークからミドルキックで蹴り込む。ボディースラムからにニードロップはカウント2。直後にすぐさまローキック。MAOも梅田の串刺し攻撃をドロップキックで止めるとハリウッドスタープレスを狙う。梅田がキャッチして阻止。MAOはジョンウー。場外に出た梅田にMAOは宇宙人ケブラーダ。リングに戻した梅田にMAOがダイビング・ニードロップ。みちドラⅠはカウント2。ならばとキャノンボール450°を狙うも梅田がかわしてローキック。残り5分、エルボーの打ち合いから梅田がミドルキック連打。梅田がニーアタックからサッカーボールキック。バックスピンキックからミドルキックはカウント2。ならばと梅田ドライバー(仮)を突き刺して勝利した。

      試合後、梅田に須藤さんから優勝パネルが贈呈される。今林久弥APから2つの優勝特典がアナウンスされた。まず一つは5・1新木場のメインイベントで関本大介&樋口和貞の持つKO-Dタッグ王座に準優勝のMAOとのタッグで挑戦。リングには王者チームの樋口がリングに上がって「大歓迎です。若い力ってすげえな。だから俺と関本大介の兄弟、関口組がオマエら若い力をささらもさらにしちゃるけんのう、覚悟しとけ」とマイク。さらにもう一つは梅田公太の七番勝負がアナウンスされ、初戦の4・29後楽園の相手が登場。それはプロレスリング・ノアの潮崎豪だった。潮崎は「梅田選手、このメイン、ものすごい熱い闘いでした。4・29後楽園、今日以上の熱い闘いをやりましょう!」と右手を差し出す。梅田はその手をパチンと叩く。梅田「今日以上の熱い闘いしろって? 次の後楽園、ナメんなよ。覚悟してろよ」潮崎「梅田公太、七番勝負第一戦、全力で叩き潰す。覚悟しろ!」梅田「叩き潰してやる! かかってこい!」両者にらみ合うと潮崎は退場。梅田は「トーナメント優勝しました! このメンバーだったら優勝見えてたので、思い通りです。でも2つ、タッグベルトと七番勝負、両方とも勝ってやりますよ。七番勝負一発目から勝って七戦全勝でいきます!」と叫んで引き揚げた。また、エンディングで4月27日の路上プロレスもアナウンスされた。

      【試合後のコメント】
      梅田 トーナメント優勝して。決勝やったMAOと2人でタッグ挑戦決まって、もう一つは七番勝負。タッグも相手は樋口&関本組で強力ですけど、僕は6人タッグチャンピオンだし、関本さんは他団体なんで。他団体の選手に巻かせておくベルトではないと思うので。僕とMAOで取り返したい。七番勝負は潮崎さん。同じ九州、同郷で。潮崎さんに勝って勢いつけて、ベルト獲りたいと思います。
      ――かなりチャンスが舞い込んできました。
      梅田 ベルト獲って勢いついてるんで。ケガして、熊本地震からも2年。こういうチャンスがきたのも運命なのかなって。試練というより、チャンスが二つ舞い込んできたとしか思ってないので。あとは結果が出せれば言うことなしかなと。
      ――MAO選手とは大阪の6人タッグ選手権、今日の決勝で対戦しましたが、どんなタッグになりそうですか?
      梅田 MAOもベイリーと組んでますけど、僕はベイリーと似てる感じもあるし、MAOのデビュー戦でもやってて、近いところにいることが多かったので。向こうにはない機動力を活かしていきたいなと思います。

      MAO まず準決勝、最後の最後、凄い頑張ってこられちゃって。攻めきられた中での時間切れで、絶対負けたって思ってたんですけど。みなさまのおかげで決勝に上がることができまして、梅田さんとやったんですけど。一昨日の大阪大会では僕たちがKO-D6人タッグに挑戦して負けてるんで、リベンジを果たすべく、10分以内で。視聴者投票にいくとどうなるか分かんないんで。ラッシュかけていったんですけど。最後、蹴りのラッシュで負けたなって感じですね。そしてKO-Dタッグへの挑戦が思いもよらぬ形で舞い込んできて。僕はベイリーと組んでやってきて、発表された時のお客さんの反応もですけど、僕自身も(意外だと)そう思うわけで。ベイリーと挑戦したいと思ってやってる中でのこれなんで。でもモチベーション下げててもしょうがないんで。せっかくのチャンス、この先ベイリーと狙うための経験にもなったらいいし、KO-Dタッグ獲れたら、仙台大会で地元に華々しく凱旋したいと思うので。やるしかねえ!って感じです。
      ――緊張感のあるタッグになりそうですが、どんな闘いに?
      MAO まず、僕がやられすぎないことですね。ああいうタイプは撹乱しやすいんで。僕が撹乱してサポートするのが得意なんで。梅田さんのサポートに回ったり、自分が取りにいったり、さまざまな闘い方ができるんじゃないかと。逆に「覚悟しとけよ、この野郎」って。梅田先輩はホント、心強いんで。僕は(王者組に)劣ってるものはないと思います。

      ――梅田選手の試合はいかがでしたか?
      潮崎 リング上で言った通り、熱くて。俺の中で好きな感じの試合でした。
      ――相手はかなりケンカ腰でしたが。
      潮崎 そうじゃないと困りますよ。自分は柔らかくいったつもりだったんですけどね(笑)。やるからにはしっかり全力で、叩き潰す試合を。それに耐えてこその七番勝負なんでね。七番勝負の厳しさというものを体に刻みつけようと思ってます。
      ――DDTという団体の印象は?
      潮崎 以前、DNAさんには上がらせていただいて。お客さんも盛り上がって、いい雰囲気の会場ですし、いい雰囲気の試合でしたね。僕の中では強さ、重さというものを見せる試合をすることには変わりないので。どれだけ梅田選手が、今日以上のものを見せるか。でないと俺が上がってきた意味がないので。そこは楽しみにしてます。

      樋口 (タッグ王座戦の)対戦相手、誰かなと思ったんですけどね。決まりましたね。今日のメイン見てて、やっぱりいいですね。凄いです。ただ自分としても関本の兄弟、関本大介と組んでますんで。負けるわけにはいかないんで。あの若い力を、自分と関本の兄弟で叩き潰そうと思っております。
      ――挑戦者がDNA勢ということについては?
      樋口 そうなりましまけどね。それがまたいいんじゃないですか。燃えるものがあって。嬉しいですね。全力でいきます、はい。
      ――試合では今回も実況席クラッシュがありました。
      樋口 やっちゃいましたね。そこに机があったからということで(笑)。

      全試合終了後、リング上で男色ディーノが公開記者会見を実施。スーツ姿でリングインしたディーノは「有権者のみなさん、こんばんは」。ディーノは「DDTからレジェンドが出てない。レジェンドっぽくなるには政治」と、神奈川県某市の市議会議員に立候補しようと思いついたという。「マジ卍」では4月27日、路上プロレスの中継が発表されたが、ディーノは「地方自治体を変えたいという真っ白い心」であいさつ回りをするだけだという。そこに割って入ったのが「俺は衆議院議員選挙に立候補してんだ! 選挙なめんな!」という大社長。わずか2800票で落選した事実を指摘されると、激怒した大社長がディーノに蹴りを入れて退場。この事態に「この世の中から暴力をなくす。ラブ&ピース」を選挙公約として掲げたディーノ。「清き一票をよろしくお願いします」と一礼するとリングを去った。

      【大社長総括】
      高木 第2回の「マジ卍」、須藤凜々花さんと一緒にお送りしまして。プロレス初めて見たそうなので、生の迫力とか楽しんでもらえたのかなと。どうでした?
      須藤 プロレスっていったら1対1で闘うってイメージしかなくて。でもDDTはさまざまな角度から。最初からタッグ戦で、それが斬新でした。マイクパフォーマンスまで、いろんな楽しみ方ができるんだなって。続けて見たいなって、この物語を一緒にそばで見たいなって。
      高木 いいですね!続けて見ましょうよ!
      須藤 見たいです、はい!
      高木 次、5月1日は(山下が)。
      須藤 そうなんですよ!
      山下 りりぽんを守ります! もう一緒にいること自体ニヤケが止まらないんですよ。ドラフトから見てますから、たまんないねすよもう!
      須藤 本当に!?
      山下 ライブDVDも家にあるし、「ニーチェ先輩」とか。
      須藤 あ、リクアワの! ツイッター見ました! ありがとうございます。ホント輝いて見えました。どうなるかと思ったら、颯爽と現れてカッコいい。
      高木 山下が頑張りますので。
      須藤 応援してます!
      山下 勝ちます!

      ――トーナメントでは梅田選手が優勝しました。
      高木 梅田は頑張ってましたよね。
      須藤 凄いカッコよかった。
      高木 (須藤が)優勝決定戦前までは梅田推しだったんですけど、そこからMAO推しに変わってしまったというね、心境の変化もいろいろあったと思うんですけど。梅田はいい闘いをしましたね。新木場ですけど、DDTのメインを若い2人が締めた。21歳と22歳、須藤さんと同い年ですから。その2人が締めたといいのが良かったです。
      須藤 優勝しても7回闘うんですね。
      高木 それはもう団体とAbemaTVの期待の表れなんで。AbemaTVが全面バックアップしますから、もしかすると梅田が須藤さんの番組とか、ゲストで一緒になるかもしれない。
      須藤 おぉ~!
      高木 次会ったらよろしくお願いします。
      須藤 はい!新たなスターですね。

      ――山下選手、ディーノ戦に向けては?
      山下 いやもう、りりぽんのために闘うだけ、それだけです。絶対に勝ちます。

      http://ddtuniverse.com/

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