前説
4・28後楽園の青木真也との再戦に向けて「遠藤vs大石のタイトル戦に負けないように頑張ります」
今林久弥APの前説では7月27日(土)横浜ラジアントホール大会の発表、本日から急遽発売された渡瀬瑞基の新Tシャツの紹介から竹下幸之介がリングイン。4・28後楽園での青木真也戦に向けて「青木選手もチャンピオンになってるし、コンディションもいいみたいなんでかなり手強いですけど、遠藤選手と大石選手のタイトルマッチに負けないように頑張ります」と意気込みを述べて「DDT横浜大会スタート!」とオープニングコール。
オープニングマッチ 30分一本勝負
サルサで入場したり、入場曲を潰しあったり、海苔だ、ちゃんこだコールが飛んだりした6人タッグマッチは、スタークスが半ケツにされたままヒップアタックで平田を倒す。その後、平田がローンバトル。平田もドロップキックでやり返すと大鷲にタッチすることなく伊橋と交替。伊橋が朱崇花と大和に両腕ラリアットも、スタークスがフェースバスターで返す。伊橋はボディースラムを潰すも大鷲にタッチすることなく平田と交替。スタークスのドロップキックで倒されてしまうと朱崇花の串刺しビッグブーツ、大和のスパイダージャーマン → ダイビング・ボディーアタックと攻め込まれる。大鷲と伊橋が救出に入ると大和に腹でのサンドイッチ。大鷲は大和の海苔を持ち出すと顔面に覆いかぶせて呼吸困難に。スタークスも腹でサンドイッチした2人は海苔で呼吸困難にさせてしまう。朱崇花の腹サンドイッチは平田が止めに入るかと思いきや手刀で黙らせてメガネを装着してダンス。朱崇花が丸め込むも伊橋がカット。朱崇花は両腕ラリアットも届いたのは平田のみ。大和とスタークスが助けに入ると海苔で窒息させて朱崇花がムーンサルトで飛んで勝利した。
第二試合 30分一本勝負
島谷が高梨に「いけ!」と上から指図。高梨と梅田のマッチアップでスタート。続いて佐山が上野に腕十字もロープに逃げられる。上野がエルボーからロープに飛ぶも、エプロンから島谷が邪魔。その反動でエプロンから転落するもタッチを求めて佐山からスイッチするとショルダーアタック。あっさり高梨とタッチ。上野が左肩を攻められ捕まってしまう。上野は高梨へのバックブリーカーでピンチを抜け出すと渡瀬と交替。渡瀬は高梨と島谷の連係を誤爆させてコーナーにまとめるとfromコーナーtoコーナーから高梨に顔面ウォッシュ。しかし高梨も逆転して佐山もワキ固めで攻め立てる。佐山がブレーンバスターで投げれば、渡瀬もドロップキックで返して梅田vs島谷の局面。島谷がドロップキックを決めるとフィッシャーマン狙い。これは凌がれると丸め込みを連発するもカウント2。島谷が梅田を羽交い絞めにするも高梨のトラースキックはかわされて島谷にヒット。梅田のPKで万事休す。
第三試合 30分一本勝負
春シーズンのため制御不能な赤ポーリーは入場するなり吉村に向かっていって開始のゴング。セコンドの佐々木にマンガ『江戸の性事件簿』を見せられて落ち着くも、すぐさま吉村に向かっていく。吉村もポーリーをイスに投げつけてやり返し、さらにイスで叩きつけていく。リングに戻るとポーリーはテーズプレスでやり返す。ジャーマンは吉村がかわして串刺しラリアットからバックドロップ。さらにラリアットを打ち抜く。前 → 後ろ → 前とラリアットをブチ込んでポーリーから初勝利。
第四試合 30分一本勝負
山下が赤井に逆水平。奥田が出てくるとスナップメイヤーからローキックと攻め込む。赤井のエルボー連打も奥田が一発で返していく。山下の串刺しラリアットもカウント2で返した赤井。奥田のコーナー踏み付けも坂口がカットに入る。赤井もビッグブーツでやり返して坂口とタッチ。坂口は奥田とエルボーのラリー。さらに意地のミドルキックの打ち合いに。ハイキックも交錯して両者ダウン。赤井vs山下の局面になると赤井のミドルキック連打に山下がラリアット。さらにスライディング・ラリアットもカウント2止まり。赤井も串刺しビッグブーツで返してコーナーに登る。山下が追いかけてエルボーで黙らせると山下が雪崩式ブレーンバスター。赤井もすぐさま新人賞をぶち込んで坂口とタッチ。山下のエルボーに坂口がミドルで返す。山下も延髄斬りからスプラッシュマウンテン狙いも坂口がかわしてスリーパー。これは奥田がカット。奥田が出てくるとバックドロップ。これはカウント2。山下とのツープラトン・ブレーンバスターから奥田がPKも赤井がカット。奥田がライガーボム。これも赤井がカット。奥田がドロップキックからパンチ連打。坂口も奥田を突き飛ばして神の右膝。奥田の背中に神の右膝をぶち込んで勝利した。
【試合後のコメント】
赤井 今回、赤井沙希丸投げ試合ということでカードを組ませていただいて。もともとは世志琥選手だったんですけど、山下選手に出ていただいて。他団体では触れ合ったことはあったんですが、DDTに来てもらってバチバチやらせていただいて、自分は正直もっとやりたいと思いました。組むのも面白いかなと思うんですけど、今はもっとやりあってバチバチやりたいと思っています。またこういう機会があればまた上がっていただきたいと思いますし、もっともっと女子をDDTに呼びたいと思います。
坂口 今日、丸投げ試合に入れられて奥田と決着がついて。違うところにいっても頑張れよと。あと山下選手、面白いね、パワーもあって。赤井さん同様、もうちょっとやってみたいなと。グラウンドもやってきたので面白いと思いました。
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奥田 坂口、次俺がいつDDTに戻ってくるかわかんねえけど、この悔しさを忘れねえからな。覚悟しとけよ(と退席)。
山下 今日は世志琥の代わりに呼んでもらったんですけど、赤井沙希と同期なんですけどやり足りないです。あと坂口選手、今日初めて当たったんですけど、正直スプラッシュマウンテンを決めればどうにかなるんじゃないかと思いました。やり足りないです。また呼んでください。
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第五試合 30分一本勝負
飯野がショルダーアタックでベイリーを吹っ飛ばせば、ベイリーもドロップキック3連発で飯野を倒していく。HARASHIMAが出てくると飯野がボディースラム。ハカエルボーはコーナーの彰人が「まだ早い」。HARASHIMAも串刺し攻撃狙いをかわして彰人と飯野をまとめて串刺しフットスタンプ。ベイリーが出てくると彰人に低空ドロップキックで続く。彰人がHARASHIMA&ベイリーのタッチワークでしばらく捕まってしまう。彰人はベイリーの足を取り返してアンクルホールドからバックドロップで逆転。飯野が出てくるとベイリーにスパインバスター。しかしカウント2。ここでハカエルボーを披露するも迎撃されてしまう。再びスパインバスターからハカエルボーを成功させたがカウント2。ババボムはベイリーが着地してその場跳びムーンサルト・ダブルニー。HARASHIMAが出てきてミドルキック3連打からファルコンアローも彰人がカット。ベイリーが彰人を排除。ベイリーのその場跳びシューティングとHARASHIMAのスワンダイブ式ボディープレスの合体技は彰人がカット。ベイリーの竜巻旋風脚はHARASHIMAに誤爆。飯野がバックフリップからカバーもカウント2。スピアはHARASHIMAがジャンピングハイ、さらにハイキックで迎撃し、蒼魔刀で3カウント。
試合後、HARASHIMAがマイク。「4月28日後楽園ホール大会ではEXTREMEの防衛戦があります。29日からKING OF DDTトーナメントが始まります。どっちもガッチリ勝ってやるさー! (観客『なんで~!?』)次の横浜大会ではベルトを巻いてきてやるさー!(観客『なんで~!?』)その時ももちろん勝ってやるさー!(観客『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」
セミファイナル 30分一本勝負
ハマのスペシャル4WAYマッチ!
※残り2人は竹下幸之介、MAO。
高尾はこの輪から外れて高みの見物。MAOが竹下とロリンズにまとめてジョンウー。場外に飛ぼうとするも高尾がリング下から足引きして場外戦。高尾がMAOをリングに戻すも、MAOはグルグル回って再びリング外へ。ロリンズと竹下でMAOをエプロンサイドへのフラップジャックで叩きつけ、ロリンズは竹下にロシアンスイープでエプロンサイドにぶつけていく。リングに戻ったロリンズはMAOにボディースラム。これは高尾がフットスタンプでカット。高尾がMAOをコーナーで踏み付け。高尾の押さえ込み連発、これをカットした竹下がMAOに押さえ込みを連発する。MAOは竹下にスーパーK-Ⅱからコーナーに登る。これは竹下が逆さ吊りにして阻止。MAOはサミングから竹下にジョンウー。ロリンズが入ってくるとMAOは高尾にボディープレスを命中させて、2人まとめてその場跳びムーンサルト。さらに場外の竹下にノータッチ・トペコンを見舞う。ロリンズは高尾にスープレックスから、場外の2人にプランチャ。さらに高尾にシットダウン・パワーボムもカウント2。高尾もドロップキックで返す。その高尾に竹下はDDT。MAOのフランケンを堪えて逆エビに持ち込み、同時に高尾にキャメルクラッチ。竹下は高尾に垂直落下式ブレーンバスター。ロリンズが高尾に回転エビも竹下とMAOがカット。ロリンズが2人まとめてダイビング・ボディーアタック。MAOにラリアットからジャックハマーもカウント2。MAOはトルネードキックからサイドエフェクト式Hエッジ。コーナーに登るも竹下が阻止。ロリンズが竹下を止めるもエルボーで落とされる。高尾が倒立式ヘッドシザースで竹下をロリンズに落としていく。高尾のローリングエルボーはカウント2。竹下がMAOにブルーサンダー。これを丸め込みでカットに入ったロリンズに高尾がエンドレズワルツ。さらにMAOがジャックナイフで高尾に飛びついて3カウントも、木曽レフェリーはロリンズを丸め込んだ高尾に軍配をあげた。
【試合後のコメント】
MAO まあいつも通り。ラッキー、勝ちっていうね。ワン・ツー・スリーかと思ったらチャンピオン(高尾)の曲がなってしまって。プロレスのルール的には僕の勝ちにはならなかったですね。レフェリーを責めるわけにはいかないので。レフェリーも貴重な人材ですから。一子相伝のように受け継がれてきたプロレスのルールの中で僕は負けたので。後楽園は何の疑問のなく、完璧なワン・ツー・スリーを。勝っても負けても何の疑問も抱かれないワン・ツー・スリーで行きたいと思います。
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スタークス 何度言えばいいのか、何度証明すればいいのか分からないが、来日してからこの一週間で、俺たちがどれだけ圧倒的であるか、そろそろ理解されてもいい頃だと思うが。だろ?
ロリンズ リッキー、俺達が組んだ試合で、一度でもピンフォールを奪われたことがあるか?
スタークス ノー。
ロリンズ 一度でもタップしたか?
スタークス ノー。
ロリンズ 場外カウントアウトは? 反則負けは?
スタークス すべてノーだ。
ロリンズ この先何度同じ質問をしても、答えは同じだ。俺たちはずっと無敗だ。なぜかって? なぜならこいつはセクシーで、俺はサイコで、おまけに俺もセクシーだからだ。
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メインイベント 30分一本勝負
遠藤と大石が対峙すると、組みあって遠藤が大石を叩きつける。遠藤がヘッドロック。大石が抜け出すと丸め込みからハンマーロック。そこからヘッドロックへと移行。ツバ恋激は遠藤が口をふさいで阻止。遠藤が頭突きで場外に落とすとサスケスペシャルで飛んでいく。場外戦から遠藤が大石をリングに戻して押さえ込むもカウント2。ここから大石がDAMNATIONのインサイドワークで捕まってしまう。大石は渾身のフォアアームエルボーで逆転。ようやく替わった樋口が一気呵成の攻め。樋口がカナディアンで抱えるも遠藤がリバースDDTで切り返して佐々木がダイビング・ラリアットで飛び込む。佐々木がDDT。コーナーに登った佐々木を樋口が逆水平からリフトアップしてコーナーにぶつけてからビッグブーツ。10分経過、カナディアンは佐々木がかわすとクロスフェースへ。樋口がアイアンクローでやり返し、コーナーにぶつける。佐々木はミスティカ式を狙うも止められてしまうとフェースバスター。樋口もラリアットで返して遠藤vs大石の局面へ。大石が頭突き連打。遠藤もコーナーでのフラップジャック。垂直落下式ブレーンバスターはカウント2。トーチャーラックは大石がかわして直伝トルネード。遠藤が切り返してゆりかもめは樋口がカット。佐々木との連係から遠藤がその場跳びシューティングもカウント2。ここで樋口が入って佐々木を排除。大石が裏ヒザ十字も佐々木がカット。樋口がぶちかましで佐々木を排除。遠藤はスワンダイブを失敗するも、2人まとめてハンドスプリング・オーバーヘッドキック。大石は低空ドロップキックからヒザ十字を狙うも、遠藤が抱えてトーチャーラックボム。これは樋口がカット。佐々木が排除してトペ・スイシーダ。遠藤がシューティングスターも大石が回避。大石の低空ドロップキックは遠藤が察知してフットスタンプ。ハンドスプリングは大石が足をキャッチすると変形ヒザ十字固めに引きずり込んでギブアップを奪った。
「この代償はデカかったんじゃねえのか?」(大石)「自分自身に負けたんだよ!」(遠藤)
試合後、遠藤が突っかかっていって大石も応戦。セコンドが分けるも、遠藤が再度突っかかっていくが、大石は遠藤の足を殺していく。大石「おいチャンピオン、そんな元気あるならギブアップしてんじゃねえよ! 負けを認めただろ!」ディーノ「マイクを使おう」大石「取り乱しました。前哨戦でやっと1勝だよ。でもな、この代償はデカかったんじゃねえのか? 明日もあるけど4月28日までには万全の体調で後楽園で待ってるよ。オメエには何回かある後楽園のメインだと思うけど、私には一生に一度、最後のタイトルマッチなんだよ。テツヤ、来週の後楽園で最高のタイトルマッチやろうぜ。大石真翔がDDTの締めを任されるなんて地元・静岡以外であると思いませんでした。横浜でもあるんだ。後楽園ホールであってもおかしくねえよな? 恥ずかしいお願いをします。みんなで後楽園ホール、超満員にして大石真翔の勝利をお祝いしてください! お願いします! 後楽園ホール、楽しみにしとけよ。この俺が、頭を使ったレスリングを見せてやる!」
【試合後のコメント】
――直接勝利したが。
大石 何か勝った気がしないというか、次のことを考えて早めにギブアップしたんじゃないかなというか。勝っても弱気な感じでいっぱいです。でも、結果的には私が勝ったけど、頭に浮かぶのは一矢報いただけなんで。あと1週間かけて自信つけていきたいなと思います。今日は僕の作戦の一端である頭を使ったレスリングをちょっと出せたと思うので、後楽園ではそれに輪をかけて頭を使っていきたいなと思います。
――こういうことは一生に一度というマイクがあったが。
大石 一生に一度ってさっき言って気づいたんですけど、ここで勝ったらずっとメインイベントだなって。最初で最後の挑戦者と言い換えたほうがよかったですね。本当に最後のチャンスだと思って、最後のチャレンジャーとしての後楽園のメインだと思っていってきますよ。
――前哨戦は明日が最後です。
大石 惑わすつもりで全部前哨戦で組めと言ったんですけど、いろんな意味で惑わされているなあと思うので。明日は正面からぶつかっていきたいと思います。
――不安要素は?
大石 みんなわかっていると思うけど全部じゃないですか? 勝てる要素はほぼゼロと言って過言ではないです。そう思って向かってきてもらったほうが、僕にはチャンスがあると思っているので。勝てると思ってかかってきてくださいよ、チャンピオン。
――今日勝っても心理戦は続行中?
大石 全然ですね。逆に僕が勝ったことで追い込まれている感はあるので。でもあと1週間、楽しみがマックスに近づいてきましたね。みんなよりも僕が一番楽しみにしてます。
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佐々木 おいマスコミ、コノヤロー! テツヤは大石なんかに負けてねえぞ! テツヤはジャスト・タップアウトしただけだよ!
遠藤 俺は大石に負けたんじゃねえんだよ。自分自身に負けたんだよ! 左足なんか一本なくなったってテメエには絶対負けねえからな! 4月28日、テメエの最後だ!(と言って退席)
佐々木 どこかいっちゃったぞ!
高尾 早いな。
佐々木 キーワードはジャスト・タップアウトだ! なんの話だ?
――後楽園ではKO-Dタッグ戦もありますが。
佐々木 タッグ選手権が4WAYから3WAYになったなあ。竹下のヤロー、逃げやがったな。アイツはもう二度とこのベルトに挑戦させねえ。青木真也と遊んでろ。あとのヤツらは俺は知らねえ。どうだった?
高尾 う~ん…全然相手にならなかった。今日もウチらの勝ちでしょ。後楽園も証明してやる。
佐々木 後楽園もジャスト・タップアウトだ、コノヤロー!
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