オープニング
モンとトミーの仲直りのキスからスタート!
大会前はおなじみブラザー・モンとブラザー・トミーの前説。「夕やけ」「ニャンニャン!」、「鶴ちゃんの」「ブッツン5!」といったコール&レスポンスも恒例。しかし新パターンの「タモリの」は「笑っていいとも」なのか「音楽は世界だ」なのかで揉める。また「山田邦子の」は「やまだかつてないテレビ」か「もぎたて!バナナ大使」かで揉めてしまう。モンとトミーの世代の差(?)が浮き彫りになったが、年下のトミーが妥協して「じゃー、それで」。怒りのモンだったが、トミーが昨日、誕生日だったことを思い出し、やはり恒例の仲直りのキス。対戦カード紹介から凄まじい盛り上がりの中、大会スタート。
第一試合 30分一本勝負
野郎Z軍vsモテモテ軍全面対抗戦!Ⅰ
※ロープに足を引っ掛けて。
伊橋に大声援、竹下には大ブーイング。リストの取り合いから十字架固めの伊橋に竹下は驚きの表情。さらに伊橋はドロップキック、ロープ渡りからのアームホイップ。場外で仕切り直した竹下だったが、伊橋はスリーパーに耐えるとスーパー・ウラカン・ラナも繰り出して竹下を追い込む。しかしムーンサルトは自爆。竹下はブレーンバスターで投げると、伊橋の突進をかわしてロープに足をかけての丸め込みで3カウント。ブーイングの中、勝者は早々に引き上げていった。
第二試合 30分一本勝負
FFF(Fundoshi For Future)マッチ
試合はいきなり場外戦に。高木vs飯野、アブ小vsヒロシの展開で客席でのバトルが続くと松井レフェリーが容赦なく20カウントで両リン。選手も観客も納得がいかず、アブ小の要望でエニウェアフォール、スクランブルバンクハウス、さらに公認凶器も使用可能に。その公認凶器は「(ヒロシは)ヨガだからインド。(飯野は)ラグビー? メシ食うでしょ? じゃあインドとよく食べるヤツにちなんで」というアブ小の提案でカレーに。次の瞬間、テーブルにカレーが2皿用意されており試合スタート。
再試合 30分一本勝負
スクランブルバンクハウス・エニウェアフォール公認凶器カレーデスマッチ
高木の攻撃をヨガで耐えていくヒロシ。バックスライドのかけ合いから高木の体を操作してヨガのポーズに。飯野はアブ小とヨガ。体が硬くてダメージを負った高木&アブ小に、飯野がヨガ「子宮のポーズ」から2人まとめてラリアット。ここでフィニッシュを狙ってカレーのあるテーブルへ。飯野が抑えてヒロシがカレー攻撃を狙ったが誤爆。飯野は尻にもカレーを塗りたくられて漏らしたっぽい状態になりつつダウン。アブ小のバカチンガーエルボーから高木が顔面騎乗式にカバーして3カウント。
第三試合 30分一本勝負
野郎Z名物!平成最後のグラマラスNo.1決定戦!
※特別レフェリー・今成夢人の暴走
レフェリー・今成夢人は両者の入場時からノリまくり。ボディチェックも入念に行ない、試合前の握手にも加わる。試合が始まるとまなせがショルダーアタック、ヘアーホイップで主導権を握っていく。コーナーでは顔面踏み付け。すると今成が「ダメダメ!」と言いつつまなせの足を自分の顔に持っていき踏まれる。有田はボディスラムからキャメルクラッチ。今成は目を輝かせて真瀬の胸の下に入り込み、ギブアップか確認。まなせはサッカーボールキックからヒップドロップ。ここで今成が有田をどかし、自分が下敷きに。有田のボディアタックも自分がもらいにいく。さらに今成はコブラツイストに捕らえられた真瀬の胸を凝視。まなせはビッグブーツを決めるとネックスクリュー・ホールド。今成はまなせのブリッジの下に潜り込んでご満悦。さすがにキレたまなせが詰め寄ると映像のためと言い訳した今成だが、最終的に「目に焼き付けて、家に帰ってシコシコします!」。場内は大シコシココール。そして今成が暴走、まなせ、有田に攻撃を加えるとノーコンテスト裁定に。
大荒れの展開となった試合だが、ここで登場したのが元・東京女子プロレスで今成に見いだされたのの子。「心配して来てみたら大惨事じゃないですか! 今成さんの公式サイトの文章読んだら、ただの性癖自慢じゃないですか!」とクレームを入れるのの子。「公式も私的も関係ないんじゃ! お前の出る幕じゃねえんだ!」とつっかかる今成に、まなせがビッグブーツ、有田がジャンピングニー、そしてのの子がオパイェを決める。まなせと有田が踏みつけ、のの子が3カウントを入れると再びのの子がマイクを握り「そんなことするためにDDTで働いてるんですか? 映画監督になる夢はどうなったんですか!」。これに今成は「そんな夢はとっくに諦めたよ。毎日毎日締め切りに追われて、映画なんか諦めた。この格好も似合ってるし、明日からピンサロの店員として働くわ」。のの子は「あなたの情熱はそんなもんだったんですか? プロレスから何を学んだんですか! あきらめたらそこで試合終了だって学ばなかったんですか!」。「俺はどうしたらいいんだよ、こんな情けなくて」という今成に、のの子は「今成さんは才能あるんですよ。それはここにいるみなさんが日々、DDT UNIVERSEを見てわかってますよ」。観客から今成コールが発生する中「私たちもいるじゃないですか」とのの子。今成は「この3人で映画撮ればいいのか。こんなグラマラスな…和製チャーリーズ・エンジェルだよ君たちは! いや、全身タイツでキャッツ・アイでもいい!」と興奮。さらに今成は「今日試合してわかったことがあります。ぽっちゃりしてる人は、やっぱりどこを触ってもおっぱいの感触がする! スレンダー、スレンダーじゃなく、ぽっちゃりした人を追いかけたほうがみなさん得します!」ということで観客を立たせ「3、2、1、おっぱいおっぱい!」で締め。怒りのまなせ、有田、のの子に踏みつけられた今成だったが表情は満足げ。
第四試合 1分45ラウンド
プロレスルール・ラウンド制マッチ~超竜vs自称・DDTの門番~
試合前、モンとトミーが松野に試合のテーマを説明。とにかく長引かせるようお願い。松井レフェリーも心得ており観客に向けてサムアップ。だが1R、松野の攻撃を受けても微動だにしない高岩はチョップ一発でダウンさせる。しかし松井レフェリーは超低速カウントで「ツー!」。1R持ちこたえると、ゲストの橘花凛さんがラウンドガールでリングに。気が付くと選手たちがリングを取り囲み橘花さんを見上げる。2R、高岩のアキレス腱固めは松井レフェリーが松野の体を引っ張ってロープブレイクに。ラウンドごとに一枚ずつ脱いでいくの橘花さんはTシャツ姿となりアブドーラ・小林も笑顔。3R、高岩はフィニッシュを狙いデスバレーボムの体勢。これを松井レフェリーが阻止するとパワーボムも「タイツ掴んでる」と反則を取る。松野はゴージャスエルボーを返し、このラウンドもなんとか粘る。橘花さんのビキニ姿まであと1Rとなったが、4Rは松野が完全にヘトヘト。高岩はボストンクラブを決めるがギブアップを取らない松井レフェリー。ここで松野がドロップキック。その勢いで高岩がぶつかって松井レフェリーが失神。高岩はデスバレーを決めてカバーもレフェリー不在。木曽レフェリーが入ろうとするが選手たちが阻止して場外でストンピング。しかしその隙に空気を読まない岡田レフェリーがリングインし、3カウント入れて高岩の勝利を告げた。
場内大ブーイングで試合終了。立ち上がった松井レフェリーは岡田レフェリーに詰め寄り「カウント入れたのお前か! 誰の教わった、そんなこと!」。岡田レフェリーは真正直に「和田京平師匠です!」。さらに松井レフェリーの攻撃にスーパー・ウラカンラナを仕掛けようとした岡田レフェリーだったが松井レフェリーがキャッチして抱え上げ、ストマックブロックで落とす。ここで野郎Zの面々が岡田レフェリーをボコボコにするが、橘花さんが「私のために争わないで!」と水着になって大団円。サークルモッシュ状態で大盛り上がりとなったが、気づけば橘花さんはモテモテ軍に囚われてしまう。「返してほしければメインイベントで俺たちに勝ってみろ」と大石。その場で救出したいアントンたちだったが、「おっき」してしまったため前かがみで動けず。この状況でトイレに行く必要もあると判断され、休憩に。
セミファイナル 30分一本勝負
おっぱいフラッグデスマッチ
※勝者は、まなせゆうな。
この試合はフラッグガール・まなせゆうなの胸に差し入れられた旗を奪い、掲げた選手の勝利となる形式。今成とアブ小はまなせのセコンドに。アントンと関根は手四つの攻防の中、コーナーに控えるまなせの様子をうかがう。アントンを場外に落とした関根は「おっぱい、モミモミ!」コールを煽ってまなせに迫るも、まなせは接近をブーツで阻止。かわってアントンがまなせに近寄るが前かがみになってしまいダウン。「何百匹か出てしまった」ということでギブアップを申し出たアントンはその前に徹夜で考えた昔ばなし「ごんぎつね」を疲労。今回のテーマは11月ということで勤労感謝の日だったが、これは「チ●ポー感謝の日」だった。そしてごんぎつね攻撃も阻止されて自分の目に食らってしまう。さらに関根はカミカゼも、レフェリーのカウントはセコンドのヒロシが阻止。レフェリーが場外で失神している間にヒロシは飯野をコーナーに立たせる。復活したアントンはシャイニングごんぎつねを決めるが、やはりまなせには近づけない。目をやられて見えない関根は、それでもおっぱいを探査。そしてたどり着いたのは飯野の胸だった。関根が飯野の胸を揉みしだく間にヒロシがフラッグを取ってアントンに渡す。フラッグを掲げたアントンだったがレフェリーは場外で失神中。アントンと関根がフラッグを取り合う中、まなせが両者にラリアットを決めてフラッグ奪取。ここでレフェリーが目を覚まし、まなせの勝利に。あ然とする関根とアントンだったが、アントンは「フラッグを掲げた選手の勝ちというルールで、まなせさんも選手だから」と解釈。続けて「うーん、よくできた試合だ。よくできた! しーあいだ!」。観客もフォローして「よくできた試合だ」コールが発生。
メインイベント 30分一本勝負
野郎Z軍vsモテモテ軍全面対抗戦!Ⅱ
※野郎Zボンバー
モテモテ軍は入場すると人質の橘花さんを自軍コーナーに縛り付ける。試合が始まると樋口のアイアンクロー、SAGATの噛みつきなど野郎Z軍が攻撃も、竹下の介入もあって攻撃が寸断されてしまう。場外戦では竹下がイス攻撃。上野と大鷲はディザスターBOX対決だったが上野は容赦なし。大鷲は軽く人間不信に。SAGATはブリッジで上野の股間に食らいつくが、大石の陽動作戦にひっかかり橘花さんをブリッジしながらローアングルで凝視。その間に形勢逆転。それでもSAGATはダイビング・ラリアット、ランニング・クロスボディを決め大鷲にタッチ。大鷲はブーツでモテモテ軍をなぎ倒す。樋口は大石、彰人まとめてチョークスラムを狙ったが阻止され、モテモテ軍が固め技の競演。そこに竹下が入ってイス攻撃も。さらにモテモテ軍がトレイン攻撃を見せたが野郎Z軍もセコンドも加わってのトレイン。SAGATが上野にゴアグラインドを決めると樋口、大鷲が合体チョークスラム。最後は樋口が野郎Zボンバーで上野をピン。
エンディング
橘花さんを連れ去ろうとする大石に嫁・大畠が制裁! フラれまくる野郎Z軍にのの子が叱咤!「愛は勝つ!」締め!
試合後、敗れた大石は「ごめんなさい! ちょっと可愛い子がいたから仲良くしたかっただけで!」と号泣。しかし橘花さんを解放せず「彰人、俺たち3人でぺろぺろしようぜ」。そこに「月にかわっておしおきよ!」と割って入ったまなせと有田。しかし彰人に「二人ともすげえかわいいじゃん。俺、歌舞伎町でオシャレなバーやってるんだけど行かない?」と誘われ、ついていってしまう2人。場内騒然とする中、なおも大石が橘花さんに手を出そうとすると「お待ちなさい!」と大石の妻・大畠美咲が登場。大石に鞭で一発入れてぶん投げて、観客が3カウント。「嫁!」コールの中、「主人がすいません」と橘花さんを解放。ここで樋口が橘花さんを野郎Z軍の打ち上げに誘う。橘花さんの答えは「嬉しいです、ありがとうございます」が「今からハワイでDVDの撮影があるんです。あとモテモテ軍の彰人さんがタイプなので」。全員愕然とする中、今度は大畠を打ち上げに誘ってみる樋口。大畠の返事は「あっちがダメだからこっちって、そんなことやってたらこの人(大石)みたいになっちゃうよ。それに、私がタイプなのは彰人さんなんですよ。というわけで私もオシャレなバー行ってきますわ~」。完全に打ちひしがれた野郎Z軍。樋口は「結局、いくら試合頑張ったって顔なんだろ」と拗ねまくる。そこへ「ちょっと待ちな!」と現れたのはのの子。全員にビンタを食らわすと「そういうところがモテないのよあんたら!」。「やっぱり世の中、顔…」という樋口。のの子はまたもビンタ無双。「あんたたち、イケメンじゃないからモテないと思ってんじゃないの? 男は顔じゃないんだよ。ここにいるメンバーだって結婚してる人いるでしょうが。今林さん、大鷲さん、松井さん。松野さんなんて女優と結婚したんだからね! 野郎Zだって夢があるじゃない!」。さらに「そんなに女子と打ち上げがしたいんなら、私が行ってあげてもいいけど」というのの子だったが、これには全員無言。のの子は「男は顔じゃない、ハートよ。愛よ。愛こそはすべて。最後に愛は勝つの!」ということで観客も立たせて「3、2、1、愛は勝つ!」からのKANの『愛は勝つ』大合唱で締め。さらにアントンがマイクを握り「最後にサオは勃つ~!」大合唱。
【試合後のコメント】
橘花 初めてDDTさんの、プロレスのラウンドガールで参加させていただいたんですけど、本当に面白くて、笑みがこぼれてしまうような。試合の中にも大迫力の中に面白い部分があって。みなさんの賑やかな感じとかが楽しくて、私も一緒に戦いたくなっちゃいました(笑)。プロレスのラウンドガールは初めてだったんですけど、もし機会があればまたやりたいし、闘うほうでもやってみたいなと思うくらい楽しかったです。
――気になった試合や選手は?
橘花 ゴージャス松野さん、素晴らしい肉体だなと思って、試合も面白かったんですけど、やっぱり私はモテモテ軍の彰人さんがタイプなので応援したいと思います(笑)。
――メインではエプロンで試合を見ることになりました。
橘花 普通に生きてたらない体験だと思うんですけど、選手のみなさんが闘ってる姿が迫力満点で、面白くて。あそこにも混ざりたいと思いました。見ているだけでも面白かったですし、プロレスをたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。