DDTロゴ
DDT

Ultimate Party 2023

この記事をシェアする

Ultimate Party 2023

日時2023年11月12日
開場東京・両国国技館
観衆4785人(満員)
  • ★大会ハイライト★

  • 赤井沙希が両国のリングで美しいまま散った! 引退後は“裏方”でDDTに残留へ


     11月12日、東京・両国国技館で秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」を開催。10年3カ月にわたり、同団体の“紅一点”として活躍してきた赤井沙希がプロレスラー人生に幕を引き、美しいままリングで散った。

     元プロボクサーで俳優・赤井英和を父にもつ赤井はタレント、モデルとして活動していたが、高木三四郎社長にスカウトされ、2013年8月18日に両国でプロレスデビュー。芸能活動と両立しながら、プロレスでも非凡な才能を発揮。そのファイトぶりが認められ、2014年度の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の新人賞を女子選手として初めて受賞。2016年の「DDTドラマティック総選挙」では個人9位に入り、高木社長に請われて正式にDDTに入団。その後、DDTには欠かせない選手として活躍。5月24日の記者会見で「枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい」と引退を電撃発表。7月23日の両国では、師でもある坂口征夫、岡谷英樹とのEruptionでKO-D6人タッグ王座を戴冠。8月27日には全日本プロレスの名古屋大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座も奪取し2冠王に。同王座からは10月に陥落したが、KO-D6人タッグ王座は防衛を重ね、王者のままでの引退となった。

     ラストマッチで赤井は坂口、岡谷と組み、丸藤正道(プロレスリング・ノア)、樋口和貞、山下実優(東京女子プロレス)組と対戦。初対決の丸藤は強烈なチョップを叩き込むも、赤井はエルボー連打で対抗。樋口のアバランシュホールドを食うと、赤井は飛びつき式コルバタでやり返す。山下のリターンクラッシュを浴びると、バズソーキックからケツァル・コアトルも樋口がカット。その後、赤井と山下が壮絶なミドルキックの応酬を展開。山下が赤井にアティテュード・アジャストメント、クラッシュ・ラビットヒートを繰り出すもカウントは2。ここで4選手が場外に下がり、リング上は赤井と山下の2人の世界に。最後は山下がSkull Kickをズバリと決めて3カウントが入った。

     試合後、ビジョンで新日本プロレスの棚橋弘至と真壁刀義、天龍源一郎さんからのねぎらいのメッセージが流れた。引退セレモニーでは、同志の坂口と岡谷、同期の彩羽匠と山下りな、最後に高木社長が花束を贈呈。高木社長は「今日でプロレスラーは引退するかもしれませんが、僕らにはまだまだ赤井沙希が必要なんです。裏方として、DDTと一緒に歩んでもらっていいですか? あなたは大事な仲間だから。一緒に、これからもDDTをつくっていってほしいです。お願いします」と熱望。これに、赤井は「自分でよければ、今度はDDTのみんなを輝かせる側に回らせてください。よろしくお願いします」と快諾。今後、会社と話し合いの場をもち、新たな役割を決めることになった。

     赤井は自分の思いを手紙にしたため、「デビューのときに立った両国が、ついこの間のことのように思います。でも、10年前に見た景色と今の景色では全然違って見えます。私は一人じゃなかったです。10年前、このチームの一員になって、自分が一番ほしかったけど、あきらめていたものを気付いたら手にしていました。どこかドライな私が自分を犠牲にしても守りたいと思える仲間。それがDDTの仲間。ファンの皆さんです。私はDDTを、ファンのみんなを、いつしか仲間という思いを超え、家族と思うようになりました。リングを降りたら私は選手じゃなくなります。でも家族のつながりはどこで何をしていても切れることはありません。私はみんなと心でつながってるんだという思いを胸に新たな道を歩んでいきます。家族であるDDT、ファンのみんなのことを思い続けて生きていきます。プロレスラー赤井沙希の10年間、本当に夢のような幸せな人生でした。皆さん、心から愛してます。本当にありがとうございました」とあいさつ。最後に10カウントゴングを聞いて、リングを降りた。


     控室に戻った赤井は「半年前、両国で引退しますって伝えた会見から約半年。カウントダウンのようにされていって。あとちょっとあると思いながらバタバタして。今日も試合前までバタバタして。なかなかちゃんと試合に向き合うことができなくて。次ないんだと思うとパニックになるんで、日常を過ごして自分の心を収めようと努力しました。坂口さんと岡谷君は隣にいてくれて頼もしかった。数ヵ月前にこの3人でベルトを獲った両国で、またこの3人で並び立てることができて、チャンピオンとして、両国に立てて、プロレスラーとしてよかったと思ってます」とコメント。

     今後について、「高木社長に言っていただいた言葉を信じていいのであれば、選手たちを輝かせて、プロレスをもっともっと世間に発信していけたらいいなと思います。一人でも多くの人に、この幸せな沼にはまってもらいたいと思います。これからもDDTには赤井沙希がいるから大丈夫です」と笑みを見せた。

    ‟世界のスーパースター“クリス・ジェリコがKONOSUKE TAKESHITAとの激闘を制す!「対戦相手として最高だった」


     かつてWWEで頂点を極めた‟世界のスーパースター“クリス・ジェリコがKONOSUKE TAKESHITAを激闘の末に制し、53歳にして健在ぶりをアピールした。

     ジェリコは2020年1月5日の新日本プロレス・東京ドーム大会以来、3年10ヵ月ぶりの来日で、DDTには初参戦。現在、戦場とするAEWマットではTAKESHITAと抗争を繰り広げており、米国での遺恨対決が日本に輸入された格好。前日会見ではTAKESHITAが「バカヤロー!」と挑発し、ジェリコが怒りを露わにしていた。

     序盤、場外の客席で乱闘を展開する荒れた展開。TAKESHITAがタケシタ・ライン、ダイビング・セントーンで攻め込めば、ジェリコはウォールズ・オブ・ジェリコ、場外ダイブで反撃。TAKESHITAは鉄柱攻撃から雪崩式ブレーンバスター、ブルーサンダー。そしてウォール・オブ・タケシタを繰り出すも、ジェリコはエスケープ。TAKESHITAは人でなしドライバー、ジャーマン、ワガママ(ザーヒー改め)と猛攻もジェリコが返す。さらにTAKESHITAは雪崩式ブルーサンダー、ジャンピング・ニー3連発と攻め立て、ヒザのサポーターを外してワガママを狙う。それをキャッチしたジェリコはウォールズ・オブ・ジェリコで絞り上げギブアップを奪った。試合後、ジェリコが握手を求めると、抗争中ながらもTAKESHITAがこれに応じた。


     バックステージでジェリコは「TAKESHITAと試合をするというアイデアを思い付いたとき、AEWの『Dynamite』でやりたいとは思わなかった。日本、DDTでやりたかった。試合はとても満足してるし、お客さんも最高だった。DDTも会社として最高だった。何よりTAKESHITAが対戦相手として最高だった。想像していたすべての要件を満たして、さらにその上をいく存在だった。とてもいい選手だし、今大会の最高の試合になったと思う。もしかしたら今年のDDTの最高の試合だったかもしれない。TAKESHITAの今後は明るい」と絶賛も、「素晴しい選手だけど、今日勝てなかった唯一の理由は相手がクリス・ジェリコだったからだ」と胸を張った。

     今後、日本で対戦したい選手について、ジェリコは「バックステージで見ていて、エンドー(遠藤哲哉)が非常に魅力的に映った。イブシ(飯伏幸太)ともいつかやらないといけない。それ以外だとスズキ(鈴木みのる)。彼が僕との対戦を望んでいるは分かってるし、僕も対戦を望んでる。AEWでやるだけではイヤなので、両国か、それ以上の会場で日本のビッグマッチでやりたい」と話した。

     DDTへの再来日の可能性に関して、「新日本に参戦したとき、ファーストクラスの扱いを受けた。DDTも遜色ない扱いだった。リング外でもいい扱いを受けた。大事なのは対戦相手。どういう試合が組まれるか、そこがいいものであれば、ぜひまた参加したい」と前向きな姿勢を見せた。


     一方、敗れたTAKESHITAは「ウォールズ・オブ・ジェリコ。ジェリコの壁が俺が思ってたより、はるかに高いところにあった。このケジメはつけます。ドラマティック・ドリームは終わらせないんで。これからも米国でも日本でもDDTの竹下幸之介として戦い続けるから。米国でKONOSUKE TAKESHITAとして世界一獲るから。今日で終わりじゃないんで、ここからです」とコメント。

    IWGP** **ジュニア・ヘビー級王者・高橋ヒロムが超変則ルールで平田一喜に勝利も、アイアンマン王座は陥落!


     IWGPジュニア・ヘビー級王者の高橋ヒロム(新日本プロレス)がアイアンマンヘビーメタル級王座をかけ、超変則ルールで平田一喜と対戦し勝利を挙げるも、同王座からは陥落した。

     ヒロムはデビュー間もない2011年2月24日、新日本の「NEVER」で平田とシングルで対戦し、プロ初勝利をマーク。約1カ月後にDDTの「月刊若手通信」で再戦して、2連勝を飾った経緯がある。今回平田の熱い思いにヒロムが応え、12年ぶりの再戦となった。

     試合形式は平田が希望した「Dramatic Dream Round“楽しもうぜ!!”何が出るかな!?お楽しみデスマッチ」。この試合はラウンド制(1ラウンド2分)で、ラウンドごとにルーレットでルールを決める変則ルール。

    1Rはミュージカルシチュエーションデスマッチ。これはかかった曲に合わせた動きをしなければならないが、曲に似合わぬ激しい攻撃をしたヒロムにジャッジの今林久弥GMが厳しいダメ出し。

     2Rはハンディキャップマッチで、平田のパートナーはヨシヒコ。新日本の選手がヨシヒコとまさかの対戦も、ヒロムは決めきれず終了。

     3Rは“DDT名物”といっていい「目隠し乳隠しデスマッチ」。これは目隠しをし、ブラジャーを着用した状態で戦い、ブラジャーを剥ぎ取った時点で決着となる。ヒロムはブラジャーを剥ぎ取られそうになるも、ラウンド終了のゴングで命拾い。

     4Rは平田の十八番の「ダンシングデスマッチ」。踊らなければ、勝つための権利が与えられないが、ヒロムはダンスを拒否して終了。

     そして、5R。ルーレットが通常ルールを指したかに見えたが、またまた「ダンシングデスマッチ」。しかも、このラウンドは55分だという。ヒロムは掟破りの手刀で平田を場外に落とすと、意を決して踊り出し、平田とのダンスバトルに発展。平田は首固めにいくも返される。ヒロムはヒロムちゃんボンバー、そして平田に初勝利を飾ったときのフィニッシュ技だったフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを繰り出して3カウントを奪取。

     試合後、大の字でダウンした平田の横に、ヒロムも寝転がる。ところがIWGPジュニアのベルトを胸に置いていたため、これがフォールとみなされ3カウントが入り、アイアンマン王座はIWGPジュニア・ヘビー級のベルトに移動。すぐさま、そのベルトを平田がフォールして、アイアンマン王座を奪回。ぼう然とするヒロムだったが、平田と握手を交わし、隙を見て丸め込むもカウントは2で獲り返せず。ヒロムが花道を歩いていると、練習生時代に唇を奪われた男色ディーノが現れ、濃厚なリップロックを受けたまま退場するハメに。

     新日本の現役王者ながら、DDTの数々の洗礼を受け切る度量の広さを見せたヒロムは「すべて受けたつもり。10じゃない。9は受けられたと思います。9受けて、10で返すのが俺が好きだったプロレス。それができたんではないかと思います。平田さんの9ではなく、DDTの9を受けたつもり。そして10で返した」と振り返った。今後のDDTとの関りについて、「平田選手とはこれでおしまい。2度と会わない可能性もあります。誰でも来てください。平田選手には初勝利したんですけど、石井慧介選手には勝てなかった。3回くらいシングルでやったのかな。俺はいまだに引きずってるんです。リップサービスくらいに思ってください。機会があれば、またアイアンマンでも狙いに来ようかな」と話していると、ディーノが入ってきて、走って去って行った。

     平田は「今年のジュニアの祭典で、点と点が線になって。両国に戻ってきた。ジュニアの祭典に呼ばれなかったら、今年の忙しくなった、EXTREME王座を獲った平田一喜はいなかったと思う。ヒロムさんが導いてくれたのかなと。DDTに来るからには、平田一喜を、DDTを前面に出して、おもてなしをできたんじゃないかと。夢の続き、今日で終わらせないですよ。この続きはリングじゃなく、打ち上げしましょう」と笑みを見せた。

    上野勇希がクリス・ブルックスからKO-D無差別級王座を奪取し、DDT新時代に突入!「チャンピオンの僕に期待してください。面白がってください」


     ダブルメインイベント第2試合では、デビュー8年目で28歳の上野勇希がクリス・ブルックスを破り、KO-D無差別級王座を涙の初戴冠。若きイケメン王者の誕生でDDTは新時代に突入したといえそうだ。

     開始早々、上野はドロップキックでクリスを場外に落とし、トルニージョを見舞う。戦場が場外に移ると、クリスはイス、フェンスを投げつける手荒い攻め。上野は通路の上に登ってムーンサルトアタックを敢行も、クリスは鉄柱にぶつけ、机上パイルドライバーを繰り出す。リングに戻ると、目が離せないノンストップの一進一退の攻防に。25分過ぎ、クリスはみちのくドライバーⅡ、プレイングマンティスボム、ハイアングル式のプレイングマンティスボム、バズソーキック3連発と怒涛の攻め。耐えた上野はドロップキック、BME連発もカウントは2。ならばと上野はWRを繰り出して3カウントを奪った。

     上野は「高校2年生のとき、竹下(幸之介)のおかげでDDTに出会って。DDTが好きになって。プロレスラーになれて。みんなのおかげでちょっとずつ成長して。なれると思ってなかったチャンピオンになりました。それはこうやって楽しんでくれるみんながいるから。できるって、大丈夫だって言ってくれる仲間がいるから。僕の夢は、どの興行も満員にすること。チャンピオンの僕に期待してください。僕を面白がってください。その思いがあれば、僕はどこまでも行けます。みんな一緒に行きましょう!」と涙で歓喜のマイク。

     バックステージで上野は「僕はチャンピオンになれないって、竹下に勝てないって言って、竹下に怒られて。プロレスラーになったんだから、一番になるって決めて。なかなかたどりつけなくて。やっとKO-D無差別級のチャンピオンになりました。昔も今も未来も受け止めて、無差別級のチャンピオンとして進んでいきます。どの大会も超満員にしたい。たくさんの人がDDTを好きになってほしい。そのために僕に期待してください。大いに期待して、大いに面白がってください」と話した。そして、「次の一つの目標は竹下幸之介を挑戦者として迎えて勝ちたいと思います」と肝に銘じた。

     一方、王座から滑り落ちたクリスは「今日はウエノ、強かった。負けました。モチベーション終わったと思われるかもしれないけど、逆に今はモチベーションがある。ウエノ、すごい。The37KAMIINA、すごい。ユニットすごい。ユニットがあれば、もっと強くなれる」と発言。クリスはこれまでも一緒に戦ってきた高梨将弘、アントーニオ本多に加え、正田壮史との4人で新ユニット、SCHADENFREUDE International(シャーデンフロイデ・インターナショナル)を結成することを表明した。

     大会を総括した彰人副社長は「DDTでしかできないDDTらしい、おもちゃ箱をひっくり返した大会だった。DDTの良さって、今日すべて詰まってたと思う。メインの人がマイクして、終わりました、良かったですね。じゃなくて、その先をやってるのがDDT。最後の最後までお客さんを楽しませよう、満足させようと思ってやってるのがDDTと思っていて。今日はまさに一丸となって形にできたのかなと思ってます」とコメントした。

     また、DDTでは2024年7月21日に両国国技館大会を開催することを発表した。

    MAO** **がマット・カルドナとの大乱戦を制しUNIVERSAL王座奪還!「次の挑戦者はデムースさんです!」


     MAOがマット・カルドナとのノーDQマッチを制して、DDT UNIVERSAL王座の奪還に成功した。

     両者は大会前日の会見で「3分1本勝負」という名の乱闘を展開。MAOのノーDQマッチ要求を、王者のカルドナが受諾して、反則裁定なしの試合形式に変更された。

     カルドナはいきなり必殺技のレディオサイレンスを繰り出し先制攻撃。要所要所でカルドナの女性マネジャーのステフ・デ・ランダーが介入し、荒れた展開に。カルドナが容赦なくイス攻撃の連打。MAOはトップロープからダイブし、プラスチックケースで殴打。場外ではMAOのセコンドに就いた勝俣瞬馬が加勢。ところがカルドナと衝突したレフェリーが失神。この事態にヨシヒコがレフェリーシャツを着て登場。一進一退の戦いのなかで、ステフがヨシヒコを場外に投げ飛ばす。MAOが旋風脚を叩き込むと、ようやくレフェリーが復活。カルドナはベルトで殴ると、プラスチックケースでぶっ叩く。さらに、カルドナはプラスチックケースを3つ重ね、雪崩式狙いも、MAOがパンチ。そのままMAOは雪崩式ラフライダーをプラスチックケースの上に決めて、元WWEスーパースターのカルドナから勝利を奪った。

     MAOは「次の挑戦者はデムースさんです!」と叫んで退場。デムースは元CMLL戦士で、11・16新宿FACEから参戦。11・19エディオンアリーナ大阪第二競技場では、MAOとの一騎打ちが組まれている。

     バックステージでMAOは「ベルト獲って泣いたとか初めて。辛かった記憶とかフラッシュバックしてきた。手元にUNIVERSALのベルトが戻ってきた。今なら俺のやりたいことができる。ここからがスタート。ここから新しい物語が始まります。デムースさんとの対戦が決まってるんですけど、パッと頭に浮かんで。何の了承ももらえてないけど、勝手に言いきりました。実績をつくったことで、海外での活動でも、“DDTのチャンピオンが来たぞ”ってなるから。覚悟のベルトです」と力を込めた。

     王座から陥落したカルドナは「負けました! モントリオール事件よりヤバい! 東京事件だ。レガシーを刻む一夜のはずだったが、UNIVERSAL王座は見当たらない。あの2人は誰? カツマタとコジマ(小嶋斗偉)? そりゃ計画外だった。あの2人は来るべきじゃない。クリスマスで愛猫の好きなおもちゃがなくなった! 次戻る時にDDTの最高峰の無差別級を狙う」と荒れていた。

    元WWEの黒潮TOKYOジャパンが正田壮史に出直しの勝利!「すごいかすごくないかと言ったら、すごいと思う」


     9月にWWEを退団した黒潮TOKYOジャパン(イケメン二郎改め)が“スーパールーキー”正田壮史を破り、日本での出直しの勝利を挙げた。

     帰国早々、黒潮はDDT両国大会への参戦を熱望。米国で親交のあったKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が推薦した正田との対戦を希望し、この一騎打ちが実現した。

     黒潮は7日と8日に新宿FACEで自主興行を開催したが、YAMATO、鈴木みのるらに敗退。国内復帰初勝利をかけ、正田と激突。正田は従来のパンタロンスタイルを、この日からショートタイツにコスチュームチェンジして臨んだ。

     正田は得意のキック、飛びつきDDTで攻めていくが、黒潮はジャケットパンチ、スワントーンボム、イケメン落としで応戦。正田はキック連打からチカラKOBUムキムキを繰り出すも、カウントは2。切り返した黒潮は十字架固めで丸め込んで3カウントを奪取した。

     バックステージで黒潮は「タケ(竹下)が“いい”と言っていた正田選手との戦いが両国でできてうれしい。キャリア1年の選手を迎え入れる13年選手っていう自分にちょっと傷ついた。“いい”と言われていても、まだまだじゃないかな? もっといいものをいっぱいもってるから。基礎を磨いたほうがいい。ただ、俺がアイツと同じキャリアのとき、俺はアイツよりもっとダメだったから。すごいかすごくないかと言ったら、すごいと思う。また改めて戦いたい」と辛口ながら、正田を評価していた。


     また、佐々木大輔vs遠藤哲哉の元DAMNATION対決は、遠藤が場外に立てたテーブルにセットした佐々木めがけてスワンダイブ式ファイアーバードスプラッシュを敢行するなど奮闘するも、佐々木のクロスオーバー・フェースロックで捕獲され、レフェリーストップ負け。佐々木は「アイツからは、ありがとうって聞こえた。あれがテツヤの本心だろ。あとはアイツが答えを決めるんじゃねぇのか。何か救いを求めてるんだろ?」、遠藤は「俺は必ず復活します。ここから、またゼロからマイナスから、またDDTのトップに立ちます」とコメント。


     なお、第6試合終了後、フェロモンズ解散に伴い欠場を続けていた飯野雄貴がスーツ姿で登場。飯野は「フェロモン抜き、セクシー抜きをするため施設に入ってました。無事に退所しました。D王では絶対に優勝します。そして新たな飯野に皆さん、ご期待ください」とマイク。

    ☆全試合の詳細はWRESTLE UNIVERSEをご覧ください!
    https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/wnkyKME2hyvitfc8skS9cB
  • オープニングマッチ 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ選手権試合

    7分46秒

    エビ固め

    ※ジントニック。第80代王者組が初防衛に成功。
  • 第二試合 時間無制限勝負

  • 時間差入場タッグランブル

    9分32秒

    アマレス式カニ挟み

    ※<>内は入場順。
    【試合経過】
    ①○土井成樹&須見和馬<4> vs 夢虹●&瑠希也<2>
    4分18秒 エビ固め
    ※バカタレ・スライディングキック
    ②KANON&○MJポー vs 小嶋斗偉●&石田有輝<1>
    6分38秒 片エビ固め
    ※ランニング・ボディープレス
    ③○岡田佑介&高鹿佑也 vs 土井成樹●&須見和馬
    7分53秒 オーバー・ザ・トップロープ
  • 第三試合 20分一本勝負

  • 東京女子プロレス提供6人タッグマッチ

    • 鈴芽

    • 遠藤有栖

    • LOSE

      上原わかな

    VS

    • WIN

      荒井優希

    • 宮本もか

    • 鈴木志乃

    VS

    11分15秒

    片エビ固め

    ※Finally
  • 第四試合 30分一本勝負

  • スペシャル8人タッグマッチ~ジャパニーズ土下座マッチ

    8分20秒

    土下座

    ※相手を土下座させて謝らせたほうが勝利となる特別ルール。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    VS

    • WIN

      黒潮TOKYOジャパン

    VS

    13分14秒

    十字架固め

  • 第六試合 30分一本勝負

  • スペシャル6人タッグマッチ~DDTvsVOODOO-MURDERS~

    • 斉藤ジュン

    • 斉藤レイ

    • LOSE

      歳三

    VS

    VS

    10分11秒

    体固め

    ※世界一のバックドロップ
  • 施設でフェロモン抜きをしたD王出場の飯野、退所を報告!

  • 第七試合 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    14分50秒

    TKO勝ち

    ※クロスオーバー・フェースロック→レフェリーストップ
  • 第八試合 30分一本勝負

  • グッドコムアセット presents 赤井沙希引退試合~強く、気高く、美しく~

    VS

    VS

    20分30秒

    片エビ固め

    ※Skull Kick
  • 赤井沙希引退セレモニー「プロレスラー赤井沙希の10年間、夢のような幸せな人生でした! 皆さん、愛してます!」

  • 第九試合 無制限ラウンド

  • ニベア クリームケア ボディウォッシュ W保水美肌 presents アイアンマンヘビーメタル級選手権試合~Dramatic Dream Round“楽しもうぜ!!”何が出るかな!?お楽しみデスマッチ

  • 第1ラウンド=ミュージカルシチュエーションデスマッチ 2分

    VS

    • 高橋ヒロム

    VS

    時間切れ

  • 第2ラウンド=ハンディキャップマッチ 2分

    VS

    • 高橋ヒロム

    VS

    時間切れ

  • 第3ラウンド=目隠し乳隠しデスマッチ 2分

    VS

    • 高橋ヒロム

    VS

    時間切れ

  • 第4ラウンド=ダンシングデスマッチ 2分

    VS

    • 高橋ヒロム

    VS

    時間切れ

  • 第5ラウンド=ダンシングデスマッチ 55分

    VS

    • WIN

      高橋ヒロム

    VS

    3分53秒

    フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド

    ※第1589代王者が防衛に成功。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • WIN

      IWGPジュニアヘビー級のベルトさん

    VS

    • LOSE

      高橋ヒロム

    VS

    17時36分

    体固め

    ※ヒロムが防衛に失敗、IWGPジュニアヘビー級のベルトさんが第1590代王者となる。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    VS

    • LOSE

      IWGPジュニアヘビー級のベルトさん

    VS

    17時37分

    体固め

    ※IWGPジュニアヘビー級のベルトさんが防衛に失敗、平田が第1591代王者となる。
  • 第十試合 60分一本勝負

  • DDT UNIVERSAL選手権試合~ノーDQマッチ

    VS

    • LOSE

      マット・カルドナ

    • with ステフ・デ・ランダー

    VS

    16分50秒

    片エビ固め

    ※雪崩式ラフライダー・オン・ザ・プラケース。カルドナが2度目の防衛に失敗、MAOが第12代王者となる。
  • ダブルメインイベントⅠ 60分一本勝負

  • ドラマティック・ドリームマッチ

    VS

    • WIN

      クリス・ジェリコ

    VS

    23分35秒

    ウォールズ・オブ・ジェリコ

  • ダブルメインイベントⅡ 60分一本勝負

  • KO-D無差別級選手権試合

    29分39秒

    体固め

    ※WR。クリスが3度目の防衛に失敗、上野が第82代王者となる。
  • 上野、涙の戴冠! TAKESHITAと抱擁!

この記事をシェアする