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渡瀬瑞基 地元{付近}凱旋興行~ドラマティック・ドリーム・てのりタイガー~

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渡瀬瑞基 地元{付近}凱旋興行~ドラマティック・ドリーム・てのりタイガー~

日時2018年11月4日
会場長野・小布施町立小布施中学校体育館
観衆624人
  • 前説

  • 今回の主役・渡瀬がオープニングコール!

  • HARASHIMA、上野、大石によるちびっこプロレス教室のあと前説へ。遠藤哲哉の欠場のお詫びからオープニングコールには地元の英雄・渡瀬瑞基が登場。「地元の隣・隣町の渡瀬瑞基です。今日はこんなたくさんの人にお越しいただきありがとうございます。僕一人ではたくさんの人を集めることはできなかったと思います。たくさんの人間に協力していただいてこの大会が成り立ってます。今日は最後まで楽しんでいってください」と感謝の言葉を述べた渡瀬は大会に協力してくれた人、幼馴染みをリングに呼び込み「小布施大会スタート!」と拳をつきあげた。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • VS

    • WIN

      梅田公太

    • 島谷常寛

    VS

    7分47秒

    エビ固め

    ※梅田ドライバー(仮)
  • 高木は当初の予定が高木&梅田vs伊橋&島谷でなくなったことに「デブとチビを俺たちフレッシュコンビで倒す予定だったのに!」といちゃもん。チビ扱いされた島谷は高木を「ロートルクソ社長」と吐き捨てたが、噛み倒してしまったため内容が入ってこない。それでも「ロートルクソ社長」呼ばわりされたことに怒った高木が襲い掛かって試合スタート。島谷が捕まってしまうも、なんとか高木から逃れてピンチを脱出。高木は替わった梅田をぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターで投げる。伊橋が出てくると梅田のボディープレス。梅田もキックでやり返すと島谷がブレーンバスターでカットに入った高木を排除。伊橋が梅田にカウンターのラリアット。直後にムーンサルトで飛ぶもあっさりかわされてしまうと、梅田ドライバー(仮)で叩きつけられてフォール負け。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • VS

    • WIN

      奥田啓介

    VS

    9分29秒

    片エビ固め

    ※PK
  • 飯野がショルダーアタックで奥田を場外まで飛ばす。押された奥田も場外戦で飯野を鉄柱にぶつけてやり返すとリングに戻ってローキックから腕十字。これはロープに逃げられてしまう。苦しい飯野は逆水平で攻め込むも、ミドルキック一発でダウン。飯野は頭突きからボディースラムで逆転。ハカエルボーから逆水平、バックフリップで攻勢に出る。強烈なババボムを食らった奥田だが、ミドルキックで動きを止めるとバズソーキックから前蹴り。さらにPKからマウントナックル、さらにPKをぶち込んで飯野の奮闘を断ち切った。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 10分45秒

    三角絞め

  • 大鷲に激励賞としてシャインマスカットが贈呈される。平田のみ2階バルコニーから入場してダンスを繰り広げたが、坂口がひな壇席からよじ登って平田を追いかけて『TOKYO GO!』はフェードアウト。2人は放っておいて試合がスタートする。リングに戻ってきた平田は息も絶え絶えでローンバトル。それでも赤井にラリアットを決めた平田。2発目を狙ったところで坂口にすごまされてしまう。平田は赤井に低空ドロップキックを決めたがタッチすることなくメガネに手を伸ばし、装着するもダンスは坂口に潰される。平田は高梨へのドロップキックでピンチを抜け出すと大鷲とタッチ。大鷲が一気呵成の攻め。戦況は大石vs赤井。赤井がコルバタから大石を固定して高梨のストンピングを呼び込む。大石が赤井にスタナーからミラクルエクスタシーを狙うも、平田がしゃしゃり出る。これを突き飛ばした大鷲がタッチを要求するも、平田が手刀で黙らせて交替。連係で捕まってしまったが、手刀無双で敵味方関係なく倒した平田がメガネを装着。『TOKYO GO!』でダンスもメガネを装着した坂口が腹パン連打から三角絞めを決めて勝利。試合後は大鷲&大石も加わって勝ち名乗り。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • 試練のごんぎつね! in 小布施

    11分23秒

    片エビ固め

    ※キャノンボール450°
  • アントンはMAOを場外に出すとトペを狙ったがリング中央で転んでしまう。ヒザを痛めてしまってギブアップせんとしたが、その前に徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を披露することに。内容は「武田信玄公」ではなく、普通に下ネタ。そしてサミングは成功。その後も攻め込まれたMAOだったが、ジョンウーでやり返すとブレーンバスターで投げきる。ハリウッドスタープレスはカウント2。互いにバイオニックエルボーの構えもアピールが長すぎ。アントンがMAOのバイオニックエルボーをかわしてドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね狙いもMAOがきつねの手でブロック。互いに両手をきつねの手で付け合っているとハートの形となり、気づけばキス寸前。なんとか我に返った2人がナックルの打ち合い。MAOがスクリューハイキック。そこからみちドラⅡに繋いでキャノンボール450°で勝利。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • 12分7秒

    エビ固め

    ※ドクターボム
  • 上野がローンバトルを強いられる。上野もなんとか葛西をブレーンバスターで投げ返してタッチを試みるも樋口に阻止されてしまった。葛西と樋口でダブルのショルダーアタック。上野は葛西に打点の高いドロップキックを決めてようやくHARASHIMAとタッチ成立。HARASHIMAは2人まとめてドロップキック。さらに雪崩式ブレーンバスターを決めるもカウント2。葛西もHARASHIMAに延髄斬りを決めて樋口とタッチ。HARASHIMAが樋口に延髄斬り。替わった上野がミサイルキックを放つと、さらに上野のコタロークラッシャー → HARASHIMAのスワンダイブ・ボディープレスと連係を見せる。コーナーに登った上野を葛西がデッドリードライブで落とす。上野をツープラトン・ブレーンバスターで投げた葛西と樋口。最後は葛西のパールハーバーから樋口がドクターボムにつないで勝利を収めた。

    試合後、樋口がマイクを取る。樋口「皆さんこんにちわ! 今日は渡瀬瑞基凱旋興行ということでこんなにたくさんの人たちにお集まりいただいありがとうございます。小布施は素敵な街ですね。昔を思い出しますね、こういう街を見ると。ねえ葛西さん」葛西「試合中にアナタたちのことを田舎者と言ったのは、悪気があって言ったわけじゃありません。小布施みたいな街が大好きです! 水が美味しい、空気が美味しい、美人さんが多い! 明日からでも小布施に永住したいと思います」最後は樋口が「いくぞー! カ・ズ・サ・ダー!」で強引に締めた。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsALL OUT!

    VS

    VS

    15分2秒

    体固め

    ※リバース・スプラッシュ
  • ロープに走りこむ勝俣を佐々木がリング下から足を掬ってポーリーがエプロンでボディープレス。助けに入った竹下も蹴散らされてしまう。DAMNATIONに捕まった苦しい勝俣はセカンドロープを踏み切っての向き直り式ミサイルキックで逆転。出てきた彰人が高尾と助けに入った佐々木にマジックドラゴンスクリュー。ポーリーには低空ドロップキックを決めて俵返しで投げていく。高尾もローリングエルボーで倒して佐々木とタッチ。彰人は佐々木に足横須賀からアンクルホールド。続くバックドロップは佐々木が着地。竹下は彰人とうまくタッチをかわしてミサイルキックを佐々木に突き刺す。佐々木は竹下にクロスフェース。替わったポーリーのリバース・スプラッシュ狙いを竹下が雪崩式パワーボムで落とすと勝俣がドロップキックで続く。それでも倒れないポーリー。逆にDAMNATIONがスーパー・パワーボムを仕掛けるも勝俣がフランケンで切り返す。竹下&彰人がポーリーをツープラトン・ブレーンバスターで投げ切ると勝俣がミサイルキック。勝俣のカサドーラをキャッチしたポーリーが佐々木のコードブレーカーを呼び込み、さらに固定された勝俣に高尾がダイビング・フットスタンプ。最後はポーリーがリバース・スプラッシュで圧殺した、試合後、DAMNATIONには勝利者賞としてお酒が贈呈された。
  • メインイベント 30分一本勝負

  • 渡瀬瑞基地元凱旋!小布施名物スペシャルタッグマッチ

    • WIN

      金本浩二

    • 石井慧介

    VS

    • 田中稔

    • LOSE

      渡瀬瑞基

    VS

    26分18秒

    体固め

    ※ムーンサルト・プレス
  • 渡瀬、石井、稔、金本の順に入場。渡瀬には多くの紙テープが投げ込まれ、激励の花束が贈呈される。渡瀬はコーナーに控えた金本を挑発するも出てこない。場内の「カネモト」コールに押されて金本がリングイン。鋭いエルボーで襲い掛かる金本。自陣コーナーに連れていくと石井が出てくるが、渡瀬は自陣コーナーに引き込んで稔とタッチ。その最中でも金本は渡瀬を「ボケ、カス」と挑発する。石井は稔に顔面フロントハイキック。稔はサミングを見舞って渡瀬とタッチ。渡瀬は石井に気を取られて、背後の金本のローキックを食らってしまって場外戦。渡瀬がピンチになると場外から「おばちゃんだよ、頑張れ!」とアットホームな声援が飛ばされるが、リング内では金本の容赦のない鋭い蹴りが渡瀬にぶち込まれる。苦しい渡瀬は金本に渾身のランニングエルボーでようやく倒して稔とタッチせんとしたが、石井に阻まれてしまう。リング内では金本のアンクルホールドに捕まってしまうが、稔がカット。渡瀬は石井にランニングフォアアームを決めて稔とタッチ。石井は稔にダブル・ニードロップ。替わった金本に稔がミサイルキックを放つ。渡瀬がドロップキックで石井、金本を場外に落とすとトペ・コンヒーロを投下。リングに戻ると金本に顔面ウォッシュ。金本も渡瀬の動きを止めてお返しの顔面ウォッシュを放つ。渡瀬はジャンピングハイでやり返してカーフブランディング。ブレーンバスターで投げて腕決めDDTから稔がB“D”Fでアシスト。渡瀬がミサイルキックから入江のキャノンボールまで繰り出して金本を追い詰める。それでも金本が渡瀬をアンクルホールドで捕獲。石井が胴絞めフルネルソンで稔を捕獲してアシストする。渡瀬が必死にエスケープ。張り手の打ちあいからグーパンチで殴りあう両者。金本の強烈な一撃からニーアッパー。ファルコンアローからなんとムーンサルト・プレスまで繰り出して、渡瀬を完膚なきまでに叩き潰した。
  • 「俺は渡瀬が大好きや。若手の時の新日本を思い出すな」(金本)「勝ち逃げのまま引退すんなよ」(渡瀬)

  • 試合後、金本組に勝利者賞が贈呈される。金本がマイクを取る。金本「今日は渡瀬の3周年記念大会か。みんな来てくれてどうもありがとうございます。俺、こういうところで滅多にムーンサルトやんない…やるかな? でもやってできて俺が安心やわ。まあ渡瀬の大会やけど、俺と稔も入れて一石二鳥か三鳥か、ええやろ。でもやっぱり俺は何の職業につくにしても10年が最低ラインやと思う。だから今3年やろ? まだまだや。でもこの気持ち、このやったらやり返す気持ち。俺は渡瀬が大好きや。また俺は充実した大会ができるのは元にいた団体ではない。こういう相手がいるからすごいやる気が出る。渡瀬、俺も頭がバーンってなってようわからんけど、この世界に入って28年経ったんや。3年やろ? まだまだひよっこやな。ま、区切りがええから5周年、10周年。また俺を呼べよ。また俺が相手したるからよ。その時に俺が元気やったらええけど、普通の52歳より元気やから。ま、今日は割り切ってオマエをブチのめしたけど、ありがとう。今日は握手で終わろう。俺が握手したる」金本の差し出した手を渡瀬が握り返す。金本「メチャクチャ楽しい。若手の時の新日本を思い出すな」渡瀬「金本浩二、いや金本さん。試合の時はブチ殺してやろうと思ったけど、試合が終わったらやっぱりアナタは俺が昔から見ていた大好きな偉大なレスラーです。俺が5年、10年、28年経った時に越えるまで金本さんとぶん殴り続けるから勝ち逃げのまま絶対に引退すんなよ。今日は遠い遠い長野までありがとうございました」金本は観客に「ワタセ」コールを呼びかけ、さらに渡瀬を肩車。さらに勝利者賞として贈呈されたシャインマスカットを一粒渡して引き揚げた。渡瀬「金本さんからもらった勝利者賞だけど、自分は果物アレルギーです。一つくらい我慢して食べます。今日はたくさんのご来場ありがとうございました。たった3年で何も成し遂げてない自分ですが、こんなにたくさんの人が集まってくれて、たくさんの人に応援していただき、素晴らしいレスラーと闘っていただき、組んでいただき、本当に幸せ者です。これからもっともっと応援されるレスラーになります。今日はありがとうございました」

    【試合後のコメント】
    渡瀬 何も考えられないな。悔しかったり、嬉しかったりがグルグルしてます。
    ――金本選手と地元で対戦できたことは?
    渡瀬 自分も成長して前よりもっともっといけるかと思ったんですけど、金本さんもメチャクチャ成長し続けている脅威の52歳です。
    ――金本選手に肩車された時にこみあげてきたものがあった?
    渡瀬 覚えてないです。嬉しいこと言ってくれてるなと。
    ――引退するまでに越えなければいけない存在?
    渡瀬 引退しないでしょ、あの人。52歳だよ。バケモンだよ。壁であり続けてくれていることがすごく嬉しいです。3回目だから足元を掬ってやろうと思ったけど、そんな次元じゃなかった。本当にバケモン。試合前に入江さんに連絡して、入江さんの技も借りたのに…。強かった~。何十回、何百回でもあの人とバチバチできれば。楽しいですよ。

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