アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※赤井が防衛に失敗、大石が第1351代王者となる。
前説ではMr.HAKUによるDDTの説明。ヨシヒコの撮影会、いつでもどこでも挑戦権の説明からアイアンマンバトルのルール説明になると王者の赤井が大歓声の中、登場。カード諸々説明した後、赤井が下がろうとしたところで大石が登場して首固めで王座移動。オープニングコールに登場したのは高木三四郎。「DDT COMING TO AMERICA!」と英語でオープニングコール。対戦カードVは思い切り日本語読み。
オープニングマッチ 30分一本勝負
両チームとも現地ファンの大歓声に迎えられる。レフェリーは木曽レフェリー。遠藤の手には赤いいつどこ。高尾に髪を捕まれた高梨も髪を掴んでやり返してヘアーホイップ。しかし遠藤が高梨をリング下から足引きして高尾が顔面ドロップキック。ここから高梨がローンバトル。遠藤が高梨にゆりかもめ。高尾もドロップキックで続く。高梨は「負けてたまるか!」とブレーンバスター。ようやく坂口がリングインすると高尾にジャンピングミドル。サッカーボールキックもカウント2。高尾もジャンピングハイから坂口の背中にダイビング・フットスタンプ。エルボーの打ち合いから坂口がミドルキック、高尾もトラースキックを放って遠藤とタッチ。遠藤がスワンダイブエルボーからトーチャーラック狙いも坂口がスリーパーで切り返す。解除した遠藤がハンドスプリングも坂口がミドルキックで迎撃。高梨にスイッチすると正面跳びドロップキック。コーナーに向かった高梨をエプロンから高尾が延髄斬り。遠藤がその場跳びシューティングスター。コーナーに登るも坂口が串刺しニーで迎撃。高梨がタカタニック狙いも遠藤が抜け出す。高梨は丸め込み連発。さらにパワーボムからジャックナイフもカウント2。ならばと遠藤はゆりかもめで捕まえて変形ゆりかもめでギブアップを奪った。
第二試合 時間無制限勝負
アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル
※輪廻転生を切り返す。ヨシヒコが防衛に失敗、平田が第1353代王者となるとともにいつでもどこでも挑戦権保持者に。< >内は入場順。
【試合経過】
①2分24秒 ドクターストップで菊タロー<3>が失格。
②○平田一喜<1>(5分32秒 オーバー・ザ・トップロープ)コルト“BoomBoom”カバナ●<4>
③○X=優宇<7>(6分40秒 オーバー・ザ・トップロープ)渡瀬瑞基●<5>
④○大石真翔<6>(6分55秒 首固め)赤井沙希●<2>
⑤○大石真翔(8分44秒 オーバー・ザ・トップロープ)優宇●
⑥<王者>●大石真翔(10分4秒 逆片エビ固め)ヨシヒコ○<挑戦者=8>
※大石が防衛に失敗、第1352代王者となる。
平田がニューヨークの地でダンス入場。2番目は赤井。両者で試合スタート。レフェリーは松井レフェリー。赤井が平田にジャンピング・ミドルからダイビング・ボディーアタック。カウント2で返されたところで菊タローが登場するもなぜかリングドクターの診察を受けることになりリングインできない。ドクターがゴーを出さず失格に。4番手はカバナ。場内は「コルト・カバナ」のチャント。唇を突き出すカバナに赤井がビンタ。ここで5番手渡瀬がで登場の渡瀬はRENEGADES仕様。渡瀬は3人をコーナーにまとめてfromコーナーtoコーナーを決める。コーナーに乗せられたカバナは平田の手刀でOTR。6番手はアイアンマン王者の大石。平田と赤井がすぐさま追いかける。そうこうしている間に7番手は優宇がサプライズ登場。渡瀬を抱え投げてOTR。大石は赤井を首固めで丸め込んで失格に。最終入場者は菊タローを従えたヨシヒコ。優宇がチョークスラムで叩きつけるも大石と平田でカット。優宇が両腕ラリアットも食らったのは平田のみ。さらにジョンウーも平田が浴びてしまう。優宇がヨシヒコのコルバタで回され、大石に出されて失格に。大石はヨシヒコをコーナーダイブで脳天から突き刺すもカウント2。場内「Holy Shit!」のチャント。大石がヨシヒコにサソリを狙うもヨシヒコは足を取り返し、逆片エビでギブアップさせた。こうしてヨシヒコにアイアンマンが移動。そこに平田が駆けつける。輪廻転生は平田が止めて非情なフェースクラッシャー。ヨシヒコも再度、輪廻転生を決めたが、平田が執念でエビ固めで切り返して勝利した。場内は大ブーイング。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※平田が防衛に失敗、赤井が第1354代王者となる。
試合後、赤井が平田にビッグブーツを見舞い、さらにケツァル・コアトルで3カウント奪取。アイアンマンを取り返すも、みんなに追いかけられて脱兎のごとくバックステージへ。
第三試合 30分一本勝負
3WAYタッグマッチ
※蒼魔刀。もう1組は入江茂弘&ジェイソン“ザ・ギフト”キンケイド
入江が半年ぶりにDDTに登場。樋口、入江、イーサンのパワー合戦。彰人はHARASHIMA、キンケイドにマジックドラゴンスクリュー。HARASHIMAはイーサンと彰人をコーナーに重ねて突き刺しのフットスタンプ。さらにHARASHIMAの背中に樋口がおぶさっていく。これは入江とキンケイドがカットに入って入江のボディープレス、キンケイドのエプロン・フットスタンプとHARASHIMAに攻め立てる。イーサンはパワーボムでキンケイドをエプロンで大の字のHARASHIMAにぶつけていく。彰人は入江に俵返し。イーサンがコーナー2段目かたのダイビング・エルボードロップを投下も樋口がカット。樋口が彰人にアバランシュホールド。HARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレスで襲い掛かる。彰人はHARASHIMAに足横須賀から足4の字。これはキンケイドがフットスタンプでカットすると、入江がHARASHIMAにフライング・ソーセージ。これは樋口がカット。キンケイドは樋口にローリング・ネックブリーカー。入江とキンケイドはHARASHIMAにハイジャック・パイルドライバーを樋口に突き刺す連係。彰人は入江にエクスプロイダー。HARASHIMAが彰人に山折りから蒼魔刀狙い。これを入江が交通事故タックルで潰し、その入江に樋口がぶちかましと混戦。HARASHIMAが彰人にハイキックからリバース・フランケン。蒼魔刀は彰人がかわして丸め込むも、カウント2で返したHARASHIMAがバズソーキックから蒼魔刀を決めて3カウント。試合後は全チームで握手をかわして健闘を称えあった。
第四試合 30分一本勝負
ウェポンランブル in U.S.A.
※シットダウンひまわりボム・オン・ザ・プラケース
MAOは闘魂の日の丸ハチマキにトラッシュ缶のフタ、キーボードを抱えて入場し、リング上にソフビのひよこをバラ撒く。さらに2人は欽ちゃんジャンプも披露する。まずMAO側のウェポンとして登場したのはハノレク・ホーガソ。しかし大ブーイング。高木のチョップにハノレクアップして「You!」。ナックルパンチからビッグブーツ、レッグドロップまで決めてMAOがカバーもカウント2。続く高木側のウェポンはプラケース。高木がプラケースの上にMAOをボディースラムで叩きつけて粉砕。MAO側のウェポンで登場したのはトラッシュ缶。これを手にしたのは高木だったが、奪ったMAOが殴打して被せてトラースキック。さらに619まで決めてみせる。続く高木サイドのウェポンは自転車。それにまたがったのはMAOだったが、高木がドロップキックで撃ち落とし、コーナーのMAOにぶつけていく。2発目はMAOがかわしてドロップキック。続くMAOのウェポンは知育玩具ブロック。高木の体の上に知育玩具ブロックをバラ撒いてのハリウッドスター・プレスを決めると高木側のウェポンとして洋式便器が登場。「Holy Shit!」のチャントの中、高木がMAOを便器の中にDDTを決めてみせる。MAOは便器のフタを手にする高木ごとドロップキックを決めると、便器の中に顔を押し込んで尻にミドルキック。高木の上にプラケースを重ねてコーナーに登る。高木が蘇生するやぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターでプラケースを粉砕。ここでスペシャルウェポンとして登場したのは中邑珍輔。本物かニセモノか判別ついているかは不明だが、観客は珍輔とともに「YeaOh!」と叫び、さらに「Holy Shit!」のチャントまで。珍輔は高木と握手と見せかけてローブロー。MAOがプラケースに高木をみちドラⅡで突き刺す。さらにプラケースを置いてのキャノンボール450°を投下も高木が剣山で迎撃。さらに珍輔がMAOにキンシャサ。高木はトラッシュ缶をセットするとその上にスピコリドライバーを決めたがカウント2。ならばとプラケースを重ねてシットダウンひまわりボムを放って3カウント。試合後、高木は心地よさそうにFIREポーズを決めて「ありがとう!」。
第五試合 30分一本勝負
ウェポンランブルの残骸の後片付けと伊藤の入場が同時進行。「MIYU」コールと「MAKI」コールが交錯。伊藤の倒れ込みヘッドバットを山下がかわすとキャメルクラッチとペースを掴む。伊藤も山下をボディースラムで叩きつけ、ようやく倒れ込みヘッドバットを成功させるもカウント2。中指を立ててのスリーパーは山下がエルボーで止める。山下はラリアット。しかしカウント2。山下が伊藤をコーナーにぶつけるも、伊藤は鼓舞して自ら頭をコーナーに叩きつける。エルボー合戦から山下がミドルキックも伊藤は頭突きで迎撃。ホイップ式の頭突きから逆エビ固めへ。山下がロープに逃げる。山下も串刺しニーでやり返す。アティテュードの体勢は伊藤が丸め込みで回避してDDT。フライング・ビッグヘッドは山下がかわしてバックスピンキック。そこからクラッシュラビットヒートに繋いで勝利。試合後、山下の握手に伊藤は中指を突き立てて引き揚げた。
セミファイナル 30分一本勝負
ニューヨークに『スリル』が流れてディーノが男性客を漁りながら入場。ライアンもロリポップキャンディーを男性客に振る舞うよくわからないアピール合戦。さらにライアンもアイザックスもオイルを塗りたくる。ライアンはディーノに股間を触るように要求。ディーノは触ると見せかけてナックル合戦。男色クロ―をライアンがカットしてアントンがリングインせんとするも転んでヒザを強打。マイクを要求して英語でギブアップせんとするが、その前に昨日徹夜で考えてきた「GON THE FOX」を話し出すも内容はエンパイステートビルではなく思い切り下ネタ。動揺したアイザックスにごんぎつね。替わったディーノがアイザックスに男色殺法。場内は「This is Wrestling!」のチャント。ディーノのナイトメアにも場内大歓声。ローンバトルを強いられたアイザックスは男色ドライバー狙いを堪えるとニーアタックからエクスプロイダー。ライアンが出てくるとディーノはマンハッタンドロップ。これはライアンが鋼鉄の股間で防御。チンコスクリューはアントンがカット。ディーノはライアンに掘らせてアナルスクリュー。そしてコーナーに登ると地獄門の体勢。「We Want Ass!」のチャントが発生。アントンがライアンに地獄門。このカバーはアイザックスがカット。アイザックスがアントンにジャックハマー。ディーノはアイザックスにリップロックを狙うもアイザックスがブロックしてエルボー。アントンはディーノの地獄門にアイザックスを沈めると、生尻を出させてそこにごんぎつねを突き刺し、ライアンに向かっていく。これをライアンがブロックして自爆させるや同時にチンコスクリュー。ディーノがアナルスクリューもライアンのチンコスクリューが上回る。ロリポップキャンディーをディーノの生尻に突っ込み、さらにアントンの口にイン。そこからスーパーキックを決めて勝負あり。
メインイベント 60分一本勝負
KO-D無差別級選手権試合
※竹下が2度目の防衛に失敗、佐々木が第70代王者に返り咲く。
ニューヨークの地にやってきたKO-D無差別級王座。竹下がリープフロッグからゼロ戦キック。佐々木はタイムを要請するも竹下は無視してナックルパンチ。ロープに向かう竹下をセコンドの遠藤がリング下から足引き。すぐさま佐々木が左足に向かってドロップキックを打ち込み、場外でも左足を痛めつけていく。リングに戻った竹下だが、佐々木は左足を集中砲火。佐々木は余裕なのか客席の金髪美女に愛想を振りまく。苦しい竹下はフロント・スープレックスでようやく流れを返るとフェイントDDT。ブルーサンダーはカウント2。串刺し攻撃をかわした佐々木はロープに足を引っかけての丸め込み。このカウントは松井レフェリーが認めない。佐々木は竹下をロープに引っ掛けてドロップキック。さらにコーナーに登るとブレーンバスターで場外に落とそうとする。ビッグブーツで止めた竹下がエプロンから投げようとするが佐々木が堪えてリング内。エプロンの竹下を佐々木が落として客席に投げ入れるとイスの上でのロシアンスイープ。イスに座らせるとコーナーに登ってスーパーダイブエルボー。場内「Holy Shit!」のチャント。竹下をリングに戻した佐々木はダイビング・エルボードロップ。カウント2で返されるやクロスフェースに持ち込む。竹下がロープを掴む。髪を掴む佐々木の手を竹下が掴むと、フットスタンプで踏みつけてザーヒー。ジャーマン狙いは佐々木がカサドーラ。竹下のビッグブーツは松井レフェリーに誤爆してしまい、佐々木はすぐさま竹下にローブロー。佐々木がカバーもフラフラの松井レフェリーのカウントは2。場外の竹下に佐々木がトペを狙うも竹下がキャッチしてエプロンへのブレーンバスター。場内「DDT」チャント。竹下が串刺しビッグブーツ。佐々木もペディグリーで返す。竹下もエルボーで動きを止めて投げ捨てジャーマン。さらにラリアットはカウント2。佐々木がジャーマンを着地し、ミスティカ狙いは竹下が堪える。佐々木はさらにカナディアンデストロイヤーで切り返すもカウント2。佐々木はここでミスティカ式クロスフェース。これを竹下が人でなしドライバーに繋ぐがカウント2。竹下がザーヒー。ファブルが決まると竹下は勝利を確信。バックを取ったが佐々木は松井レフェリーを掴んで阻止。急所蹴り2連発から佐々木式ウラカンラナで3カウント。ニューヨークの地で王座返り咲きに成功した。
遠藤、戴冠したばかりのカリスマにいつどこを使用!
試合後、「ササキ」コールから「Please come back!」コールが発生。マイクを手にした佐々木は「This is my championship!」とアピールし、さらにスペイン語でまくしたてる。いつどこを手にしている遠藤の手を払うと「なんだそれ?」。これに遠藤がラリアットで返答。「This Now!」と英語でいつどこ行使を宣言し、KO-D無差別級選手権試合がスタートした。
60分一本勝負
いつでもどこでも挑戦権使用~KO-D無差別級選手権試合
※シューティングスター・プレス。佐々木が初防衛に失敗、遠藤が第71代王者となる。
遠藤はターンバックルブレーンバスターからテツヤ・イン・ザ・スカイ。カウント2で返されるとシューティングを狙うも佐々木は場外エスケープ。遠藤が追いかけてエルボー。リングに戻すとスワンダイブファイアーバード。佐々木がかわして丸め込むもカウント2。エプロンに出た遠藤は佐々木にトーチャーラックを仕掛けるも、佐々木もクロスフェースで阻止。佐々木のミスティカは遠藤がかわしてスプリングボードオーバーヘッドキック。トーチャーラックボムはカウント2。さらにシューティングスターを投下して3カウント。遠藤がニューヨークの地でKO-D無差別級王座を初めて手にした。
遠藤がアメリカの地でKO-D無差別初戴冠!
試合後、遠藤がマイクを手にする。「カリスマ、ごめんなさい! でも話を聞いて欲しい。この大勢の客を見て欲しい。この客の中にいるかわいいブロンドヘアーの女性がそうさせたんですよ。俺はデビューしてKO-Dシングルのベルトを獲るのがこれが初めてです。このDDTの象徴であるベルトをこの地に獲れたことを誇りに思ってます。このニューヨークを俺の第二の故郷だと思って、また必ず俺たちはここに戻ってきます。だから俺たちの名前を覚えておいて欲しい」ここでDAMNATIONのメンバー紹介。遠藤は自身を「Most Strongest Chanpion!」と名乗った。「俺たち3人と日本にも残り3人か4人いる。俺たちが揃ってDAMNATIONだ。俺たちは群れない・媚びない・結婚しない。No Marry! このマザーアースは俺たちDAMNATION中心に回ってんだ。Remember us!」佐々木が遠藤の手を取って称え、3人で記念撮影。
【試合後のコメント】
佐々木 ニューヨークの幻と悪夢を見たよ。俺が竹下の野郎をぶっ潰してよ。今日の夜の金髪の美女を探してたらよ、テメエ、やってくれやがったな。テツヤ、どういうことだ!
遠藤 カリスマ、ちょっと待ってください。もしこのまままカリスマがチャンピオンで、金髪美女が来るとするじゃないですか。アナタはまたカードを使って金髪美女たちに酒をふるまったりするんですよ。でも、ここで俺がベルトを取って、カリスマが負けたとなれば、その哀愁を漂わせて金髪美女がなぐさめてくれるんじゃないかなと思って。
佐々木 なんだよ、それ。俺の作戦と違うぞ。金髪美女とたくさんセッ●スしてよ、俺の子供たちをニューヨークじゅうに作って、アベンジャーズ計画ってやつだよ。将来はみんなアベンジャーズだよ。その予定が…オマエ、なんであのタイミングで使った。なんでだ、裏切りか!
遠藤 裏切りとではないですけど。
佐々木 なんだ、テンション上がった?
遠藤 はい。アメリカという自由な国じゃないですか。だから開放的な気分になって。
佐々木 自由をはき違えるな。
遠藤 あはは。自由ってこうことじゃないんですか? なんでもやっていいみたいな。
佐々木 はき違えるなよ。まあいいや。俺は今回のことに関してはあまり怒ってないから。
遠藤 さすが。自由の国だから。
佐々木 なんでもいいや。あとオマエの今後のプランでもサムライTVとかに語れよ。俺はもういいよ。ストリップにいってくるよ。まあ今後に期待ということで。
遠藤 じゃあ、あとで合流するんで。
佐々木 もう呼ばないよ(退席)。
遠藤 え~~~~…厳しいなあ。ストリップを楽しみにしてたのに。まあカリスマ言った今後のプランっていうのは、正直、いつどこを使うとかそういうとかを考えてたわけじゃなくて、だからまだ、正直に言って明確にはなってないけど、これを腰に巻いて防衛していくたびに見ている人とかはもちろん、俺とか挑戦してくる人間達、そういうのをすべてひっくるめた上で見ている人間に俺のプランを明確にしていこうかな、と。正直、今はノープラン。今日の夜、ニューヨークで遊ぶことしか考えてないから。
――初戴冠だが。
遠藤 初戴冠ですよ。初だよ。このニューヨークという自由の国、アメリカという自由の国。もうこれは正直、ニューヨークとかアメリカとかそんな思い入れもないし、もちろん今回来たのが初めてだし。別にそんなに興味もなかったけど、このアメリカ、ニューヨークっていう街に俺の名前、遠藤哲哉、初めてのベルト戴冠という、その名前が残るって思うと、そういうのが沸いてきて。リング上で言ったように俺の第二の故郷だと思って今後も生きていく。たぶん、俺が最後にマイクでしゃべったのって、ほとんど日本語だったし半分も伝わってないと思う。だからまたこのニューヨークに戻ってきて試合するときには、もっと英語を覚えてみんな見てる人とコミュニケーションもとれるように、そうすると人生も面白いんじゃないかなと思っています。
――ブロンド美女も口説けますしね。
遠藤 そうですね。日本語じゃダメですか?
――その肉体美でなんとかなるかも。ただ英語が使えると有利です。
遠藤 ああ、そっか。カリスマも英語はほとんどしゃべれないから。今日もノープランでセッ●スするとか言ってたし、さすがそこはカリスマだなって。俺はその当たって砕けろみたいな、そういう気持ちがカリスマに比べて薄いから。一つ武器として英語をしゃべれるようになって、まずはそこから積み立てていってブロンドの女性を口説こうかな、と。これが俺の今後のプランです。
――7年目の初戴冠は長かった?
遠藤 7年目そうですね。う~~~~ん、どうだろ。長かったかなあ。俺がデビューしたのが2012年の4月。で、同じ年の8月に竹下がデビューして、ちょっと期間はずれてるけど、竹下とオレは同期だと言われてて、ずっと比べられてきて、俺より先にアイツがKO-Dを取って。初めて取ったのは2016年かな。で、ずっと比べられてきたし、だから俺もすぐ取れるって思ったって言うと、またちょっと語弊があるけど、でも、届きそうで届かないベルト。という存在ではあったかなって。今まで何回か挑戦もしてるし、それでもあと一歩のところでいつも……取れなかったから。7年かかってやっと一つ。俺がDDTに入って、DDTの歴史に名前を刻むことができたな、と。
――嬉しさある?
遠藤 嬉しさはありますね。あまり出てないと思うけど。
――あえて出さない?
遠藤 いや、別にそんなことはないつもりなんですけどね。今まで何回も挑戦してきたけど巻いてない人間っていうのは、なんかDDTの顔として……。やっぱりKO-Dのシングルベルトを巻くっていうのが、DDTプロレスの顔になる条件だとずっと思ってきたから……質問なんでしたっけ? 初めてベルトを巻いて本当にDDTのKO-Dの歴史の中に遠藤哲哉という名前が残ることに関しては素直に嬉しいです。今まで巻いてきた人たちの名前とか見ても、やっとこれでDDTの顔になれたんだなという嬉しさもあります。
※竹下はノーコメント。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※赤井が防衛に失敗、大石が第1355代王者となる。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※大石が防衛に失敗、平田が第1356代王者となる。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※平田が防衛に失敗、伊藤が第1357代王者となる。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※男色ドライバー。伊藤が防衛に失敗、ディーノが第1358代王者となる。
退場するDAMNATIONと入れ替わるようにリングインしたのは赤井。アイアンマンを狙われている赤井だったが、大石に首固めで丸め込まれ陥落。その大石も平田に丸め込まれて王座移動。その平田は伊藤の急所攻撃から丸め込まれて王座を手放してしまう。勝ち誇る伊藤の背後に現れたのはディーノ。リップロックで大石、平田を排除するとファイト一発式のキックから男色ドライバーで突き刺して3カウント。アイアンマン王者となったディーノは「Thank you everyone! This is DDT! DDT is Dramatic Dream Team! You & Me, Family! We will be back here! See you next time! Thank you!」と締めくくった。
【高木大社長の総括】
高木 とにかく待ってましたという空気がすごかったなと。俺ら、説明が必要なんじゃないかなって思っていた「いつでもどこでも挑戦権」とか色々みんながわかってくれていた。みんなDDTを待ち望んでたって気持ちですよね。これが最初の第一歩。ボクの中では来年もつなげていかなきゃいけないと思ってます。早くも「サマースラムに合わせて来ないか」って話が来てて、「夏か!」って。ちょっとそれはわからないですけど、今日呼んでくれたWWNの人たちも「来年来てくれ」と。毎年恒例にしたい。