前説
菊地、寝坊で欠場! 代替で仙台ビーンが緊急参戦!
今林久弥APの前説ではMoonlight Expressの2人が登場。本日、高木&菊地の“火の玉大社長”とハードコアマッチがおこなわれるが、MAOが「私、来月ニューヨークにいくんですよ。で、ニューヨークで社長と…」と話そうとしたところで井上マイクリングアナがリングに駆けつけ今林APに耳打ち。「ヤバいじゃん!」と血相を変えた今林APは菊地が寝坊し、会場に到着しないばかりか試合に間に合わない状況だと説明。「急きょ替わりの選手として仙台ビーン選手が出場します」とアナウンスすると客席の一部から「キャーッ!」との声援が飛ぶ。渋るMAOだったが、ベイリーの「イイヨ」に「やってやるよー!」と180度意見を変えて対戦決定。最後はMoonlight Expressの2人で「笹かま、ずんだ、牛タン、仙台大会スタート!」とオープニングコール。
オープニングマッチ
酒呑童子が渡瀬を捕まえてペースを握る。苦しい渡瀬はカウンターのドロップキックで逆転。梅田が出てくると一気呵成に攻める。高梨もブレーンバスターでやり返す。梅田は替わった坂口にミドルキックを決めて渡瀬に託す。渡瀬が坂口に顔面ウォッシュ。梅田も串刺し顔面ドロップキックで続く。ダブルのバックドロップはカウント2。坂口のスリーパーをバックドロップで切り返す渡瀬。これをカウント2で返した坂口が飛びつき腕十字。これをカットに入った梅田を高梨が排除。坂口が渡瀬をぶん投げてから変形コブラクラッチに持ち込んでギブアップ勝ち。
第二試合 時間無制限一本勝負
平田のダンス入場は奥田がガンをつけてやめさせてしまう。奥田の要望で3カウントフォール、ギブアップのみで決着する完全決着ルールになったことが平田本人には知らされず、決定事項とアナウンスされて平田もビックリ。場外へと逃げる平田、追う奥田のトムとジェリー状態。平田は場外カウントを要求するも、完全決着ルールのため数えられない。リングに戻ってなんとかドロップキックを決め、メガネを装着してGOせんとするも、奥田にメガネを折られて真っ二つにされてしまう。それならばと平田は屋外へと逃走。奥田、裁いていた松井レフェリーまで追いかけ、リング内には第2試合の人たちがいなくなると、時間の都合で第3試合へ。
第三試合 30分一本勝負
大鷲と大石で熱い逆水平の打ち合い。ショルダーアタックで大石が倒すも大鷲はバックドロップを切り返して潰してスリーパー。大石がボディースラムを決めれば、大鷲もボディープレスを浴びせていく。いつになく真面目なモードで闘っていた2人だったが、大鷲がコーナーに登ったところで逃げる平田、追う奥田、その2人を追いかける松井レフェリーが会場内に戻ってくると大鷲が平田と奥田をまとめて投げ、奥田がミドルキックを大鷲に決めるなど、カオスに。大鷲を羽交い絞めにする奥田だったが、大石のツバ攻撃は奥田に被弾。怒った奥田がPKも大石がかわすと平田がその奥田に丸め込み。これは大鷲がカットして奥田、大石とともに串刺し攻撃。これを平田は手刀で迎撃。すると大石からメガネを差し出され「Shall we dance?」。これに乗った平田と2人でメガネを装着してダンスも踊り切ったところで大鷲が大石、奥田が平田を丸め込んで松井レフェリー、石黒レフェリーがマットを3つ叩いて2つの試合は同時に終了した。
第四試合 30分一本勝負
DAMNATIONの奇襲で試合スタート。アントンがさっそく高尾に躓いてしまうと「ヒザがダメだからギブアップする前に昔話するから」とごんぎつねを話そうとするも高尾が阻止。こうしてアントンがローンバトルを強いられるもポーリーの足元にドロップキックを放ってジェームスとタッチ。ポーリーとジェームスで肉弾戦。ポーリーがボディースラムを決めれば、ジェームスがバックドロップでぶん投げる。樋口が出てきて逆水平も、ポーリーはテーズドロップで撃ち落として佐々木とスイッチ。佐々木がドラゴン・スープレックスで投げれば、樋口もラリアットで返して戦況は高尾vsアントン。アントンが高尾に躓きそうになるとジェームスが止めに入る。しかし、気を抜いたアントンが高尾に躓き、そのアントンにジェームスが躓いて2人ともヒザを強打しギブアップ寸前に。アントンが創作昔話を話し出すも内容はダンボではなくド直球の下ネタ。すかさずジェームスとともにサミングもポーリーが手をくわえて阻止するも、ジェームスがポーリーにサミングでアシスト。3人でのナックルパンチから樋口とジェームスがサンドイッチ・ラリアットを狙うもかわされて誤爆。孤立したアントンに佐々木がペディグリー。高尾が顔面トラースキックからジントニックにつないでフォール勝ち。
第五試合 30分一本勝負
大崎市出身・MAO凱旋! 宮城名物ハードコアタッグ
※キャノンボール450°withプラケース
DDT初登場の仙台ビーンはモチーフがMr.ビーンなんだろうと思わせる青く濃いヒゲ。Moonlight Expressの入場時に高木がMAOに襲い掛かってスタート。MAOは袋からペンライトヌンチャクを高木に投げつけるが、高木もそれを使って応戦。高木の「外いくぞ!」の合図で屋外に出ると、MAOはリングトラックの中の物を高木にぶつけていく。高木もチャリンコを発見し、MAOを撥ねる。トラックの壁に投げられたMAOだが、パルクールのごとく壁をうまく蹴り上げて切り返すと高木にハイキック。リングに戻ると高木がMAOにイス攻撃を食らわせて逆転。仙台ビーンに託すが、本人はイス攻撃が初めてだったようで、イスの底で自身の頭を打っていくなど説明が難しい。見かねた高木が仙台ビーンから替わるも、MAOに立てられたイスへとブレーンバスターで投げ当てられてしまう。ベイリーが出てきてその場跳びのトルニージョ。その場跳びムーンサルト・ダブルニーは高木が回避。仙台ビーンが出てきてゼロ戦キック。ロコモーション・ブレーンバスターからのフィッシャーマンはカウント2。ベイリーもジャンピングハイで返して戦況は再びMAOvs高木。イスを手にした高木にスクリューハイをブチ込んでリング下に出すとプラケースを手にして宇宙人プランチャ。さらにドラマティック・ドリーム号に乗り込んだ菊地を見るや、MAOも台車に乗り込み、ベイリーに押してもらって菊地と正面衝突。高木は弱ったベイリーとMAOを場外に設置したテーブルに重ねて、自身はコーナーからダイブし、テーブルクラッシュ。リングに戻ると高木は「菊地さんはなんで遅刻してんだよ!」と嘆く。するとここで菊地が登場。格好は仙台ビーンのままだったが、青く濃いヒゲはなく「ヒゲを剃った」から菊地だと主張。菊地がMAOにゼロ戦キック。高木がプラケースの上にMAOをボディースラムで叩きつける。カットに入ったベイリーが菊地が排除。高木はリングの中にドラマティック・ドリーム号を入れて、コーナーにもたれかかるMAOを轢こうとするが、ウイリーしすぎて背中からキャンバスへ。ここがチャンスとベイリーはコーナーに立てかけたラダーへ高木をセットしてクロスボディー。しかし菊地がベイリーを火の玉ボムで止める。その菊地にMAOがプラケース殴打。高木にも一撃加えるも、その高木が逆に気合を注入され、プラケースを手にしたMAOごとラリアットで破壊。スピコリドライバーでプラケースへとぶつけ、シットダウンひまわりボムを狙うがベイリーがカット。ダブルのスクリューハイからMAOがラダーの上に高木をみちドラⅡで真っ逆さまに叩きつける。高木の体にプラケースをセットし、MAOがキャノンボール450°で破壊してフォール勝ち。
試合後、MAOがマイク。MAO「勝ったぞー! いきなり説明不足でごめんなさい! 本当にすいません! いきなりハードコアルールってなかなか馴染みないと思いますけど、たまに僕、こういう試合してます。そんな感じで去年はずっと社長とやりあっていて、仙台で宿敵に勝ててうれしいです!」すると退場際の高木が「MAOの親戚の方、聞いてますか? 僕、コイツに車で撥ねられました! 社長を撥ねたんですよ! どういう教育してんですか!」と地声で訴えてバックステージへ。MAO「はやくけぇれ、このアホ! 僕とマイク・ベイリーは2人でMoonlight Expressというタッグチームをやって、今、KAIENTAI DOJOのタッグチャンピオン、そしてDDTのタッグチャンピオンとして宮城県大崎市出身として元気にやらせていただいておりまーす! 次、仙台・宮城に帰ってくるときももっと増やして。もっと強い僕たちを見せられたらいいなと思うんで。これからも僕たちは突っ走っていきます」ベイリー「イイヨ」MAO「本日はありがとうございました! 後半に続きまーす!」
【試合後のコメント】
MAO 何度目か仙台、こうやって勝てるようになってきて地元凱旋のたびに成長を感じて自分のモチベーションが上がっていくので。仙台大会っていうのは一年を通してボクの大事な1つの区切りで。去年、ずっと社長とやってきて、仙台でもこういうことできると思ってなかったのですごい楽しかったですね。今日は3月10日ということで、明日は震災から8年になるのかな。何より忘れないことっていうのが一番大事かなって。風化させないじゃないけど。そういうことがあったんだよって後世に伝えていかなきゃいけないんで。忘れないってことを大事に、明日は震災の日だなって頭に入れつつの仙台でした。で、来月はニューヨーク、ウェポンランブルなんで、両国はいろいろありすぎて収拾ができない事態だったんで、アメリカだとどうなるんですかね? 向こうで向こうのSIMカードの番号を晒されないようにだけ気を付けます。
高木 菊地さん、どうして遅刻したんですか! 何時に起きたんですか!
菊地 いや、朝早くに一回起きたの。TwitterとFacebook更新して安心して寝ちゃったら、起こされちゃったんだな。
高木 菊地さん、TwitterとFacebookやってるんですか? ガラケーでですか?
菊地 何言ってんだよ。ガラケーは卒業しました。
高木 スマートフォンを持ってるんですか?
菊地 スマートフォンだけど、安いやつにしてるからさ、いろんなものが制限されちゃってさ。見れるもの見れないもの変なの。
高木 キッズスマホじゃないですか(苦笑)。だからいろんなものが制限されているんですよ。
菊地 あ、そうなの?
高木 キッズスマホは卒業しましょうよ。
菊地 じゃあまたお金かかっちゃうじゃん。
高木 お金かかりますよ。
菊地 キッズスマホから普通の大人の…。
高木 だいたい6000円から8000円ぐらいいきますね。
菊地 じゃあすぐ銀行でおろして…。
高木 だいたい銀行引き落としかクレジットカード決済です。
菊地 あ、そう。今、ペイってあるじゃん。
高木 知ってます?
菊地 ウチのお店、ペイ導入したから。
高木 何ペイですか?
菊地 ごめん、林家ペイにする。
高木 菊地さんは“林家ペイ”を導入して焼肉小鉄の会計やってんだよ! そんなことより菊地さん、僕やられちゃいましたよ。だから僕はニューヨークでMAOと闘いますから。
菊地 待ってよ。俺、そのために呼ばれたの?
高木 菊地さんも自費でニューヨークにいってくださいよ。
菊地 なんで俺が自費なのよ!?_
高木 大丈夫です。ニューヨークにいけば、その期間中はいろんなプロレス興行をやっているんですよ。菊地さんはジャパニーズ・レジェンド・ファイアーボールレスラーとして絶対呼ばれますから。
菊地 でもさ、交渉はどうやってやんのよ。
高木 大丈夫です。
菊地 英語もしゃべれないし。
高木 大丈夫です。だから僕のウェポンとして来てください。
菊地 ウェポンって何?
高木 僕、ウェポンランブルって試合でMAOと闘うんです。だからジャパニーズファイアーボールとして。
菊地 ウェポンを調べてみるわ。
高木 要するに“林家ペイ”ですよ。そんな感じでまた仙台で会いましょう。
菊地 よろしく。また東京に呼んでよ。デカいところで。
高木 大田区ありますよ。
菊地 大田区? いつでも呼んでよ。
セミファイナル 30分一本勝負
ALL OUTvsDISASTER BOX!
※蒼魔刀
試合前に飯野と吉村で一触即発。竹下がマイクを要求すると「落ち着け、落ち着け! 今日はMAO、遠藤哲哉の凱旋に華を添えるべく熱い闘いをするのはもちろん、僕たちALL OUTから皆さんにプレゼントがあります。今、東京で大流行中の飯野雄貴のハカです。試合前の一番最高な状態でのハカをお届けします」と言う。すると飯野が「聞いてください。飯野雄貴でハカ」とハカを披露せんとするがDISASTER BOXの奇襲に遭って失敗。飯野は吉村をボディースラムで叩きつけてさっそくハカエルボーを狙うも吉村が起き上がってしまって失敗。ここから飯野がローンバトル。飯野が吉村をブレーンバスターで投げてようやくピンチを抜け出す。替わった竹下に吉村が串刺しラリアットからベアハッグスープレックス。ラリアットは竹下がドロップキックで阻止。吉村も大外刈りで返して上野とタッチ。竹下は上野をカンパーナで捉えると場外から飯野がハカを合わせる。HARASHIMAと吉村が出てきてカットも、竹下&勝俣は同士討ちを誘い、4人は数珠繋ぎレッグスプレットの体勢。中央では飯野が上野をアルゼンチンで抱えたかと思いきや、なんとハカ。その間、上野も飯野にスリーパーで抜け出さんとするが、飯野がハカをやり切る。竹下が上野にバックブリーカー+勝俣がフットスタンプ。ミサイルキックで続く勝俣に上野もやり返してHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAは雪崩式ブレーンバスターを狙うも、飯野がカット。竹下がHARASHIMAを肩車して、勝俣がダブルインパクトを狙うも飯野が勝俣をドカしてダブルインパクト。竹下と勝俣がサンセットフリップで続く。これは吉村がカット。DISASTER BOXの連係。HARASHIMAが山折りを狙うも、勝俣が回避して竹下と飯野のサンドイッチ・ラリアットを呼び込む。しかし飯野のスピアが勝俣に誤爆。吉村が飯野にバックドロップ。HARASHIMAが勝俣にリバース・フランケンから蒼魔刀をぶち込んで勝利した。
【試合後のコメント】
HARASHIMA あっちは6人タッグのベルトを持ってるフルメンバーじゃないけど、3分の2は一緒のチームに今日はこの3人で勝ったから。いい感じだね。
上野 今回は大阪よりもしっかりハマったというか、ボクたちの形が出せたんじゃないかなって。
HARASHIMA だからね、またベルト狙ってもいいんじゃない?
上野 ガンガン狙っていきましょう。
HARASHIMA 誰も文句言わないでしょう。
上野 我々は動物園にみんなで行きましたからね(ファンクラブイベント)。
HARASHIMA 行った行った、昨日。
上野 そのチーム力で。
HARASHIMA そのアニマルパワーで。
上野 吉村クンもどんどんディザスターに馴染んできて。
吉村 馴染めてきた。昨日の動物園を経て。
上野 ゴリラの足とか測っていたからね。
吉村 大きさ同じやったから。
HARASHIMA ゴリラと足の大きさ比べしたからね。
上野 この我々の結束力、HARASHIMAさん、大鷲さん、ボク、吉村、平田さんでこれからの…。
吉村 ちょっと待って。
上野 HARASHIMAさん、大鷲さん、上野、吉村と平田さん…。
吉村(遮って)違う違う。オレは別に平田は認めてないから。
上野 奢ってもらってたやん、アイス。
HARASHIMA ソフトクリームね。
吉村 関係ない。ディザスターとは認めてないから。
上野 じゃあなんで奢ってもらったの?
吉村 知らんよ。渡してくんだもん。
上野 平田さんのことは認めない?
吉村 認められないって。
上野 …じゃあ、最後またいい感じに締めてもらって…(HARASHIMAと上野は退席)。
吉村 もちろんディザスターとして自分は頑張っていきますけども、平田だけは認めないんで。そこだけは変わらないんで。
メインイベント 30分一本勝負
白石市出身・遠藤哲哉凱旋! 奥州の三大シングルマッチ
※シューティングスター・プレス
遠藤が彰人にコルバタ。場外に出された彰人を追いかけた遠藤。場外戦から先にリングに戻った彰人はとコーナーポストを外そうとするも松井レフェリーが注意。リングに戻ってきた遠藤に彰人は腕攻め。ハンドスプリングを狙った遠藤だが、腕の痛みで倒立ができない。彰人がなおも腕攻め。そこから今度は足攻め。彰人をワンハンドスラムで投げたが、待って板のはリバース・インディアンデスロック。なんとかロープに逃げた遠藤。なんとかサイド・ヘッドロックで活路を見出すと華麗なドロップキック。場外に出た彰人にサスケスペシャルを浴びせる。リングに戻ると彰人が足攻めでペースを握り返す。エルボーで向かっていく遠藤。彰人が松井レフェリーに遠藤の片足をパスしてマジックドラスクを狙うも、遠藤は松井レフェリーの力を借りてのアサイDDT。しかし彰人も遠藤のオーバーヘッドキックを回避してダブルのニークラッシャー。アンクルホールド、ニーアッパー、モアイ・オブ・イースターからチキンウイング・アームロック。遠藤がこれを抜け出してオーバーヘッドキック。ライガーボムはカウント2。彰人は遠藤を金具むき出しのコーナーにうまくぶつけるも、自身も金具むき出しのコーナーへ。遠藤がバックドロップ。彰人も遠藤を金具むき出しのコーナーにぶつけてから足横須賀。両者はエルボーの打ち合い。彰人は遠藤の腕を取って足、さらには腕を蹴り上げる。遠藤の頭突きをキャッチすると頭突きからリバース・ゴリー式のニークラッシャー。遠藤もこれをかわすとカウンターのテツヤ・イン・ザ・スカイ。カバーを彰人が丸め込む。キン肉大移動狙いは遠藤が回避してカナディアン・デストロイヤー。フォールが奪えないとシューティングスターを浴びせて勝利した。
東日本大震災から8年…被災した遠藤が「群れない・媚びない・あの日を忘れない」で締める!
試合後、遠藤がマイクを取る。「宮城県民の皆さん、こんにちは。白石市出身の遠藤哲哉です。今日は西垣“クソ野郎”彰人を倒すために東京からはるばるやってきました。今日、3月10日、この時期にここ仙台で試合をやるっていうことは、東北の人間にとっては特別なことで。今から8年と1日後、2011年の3月11日、東日本大震災が起こりました。あの日のことは今でも忘れない。俺は専門学校の卒業式のあと、仙台駅で電車の出発を待っていました。すると突然、どこからともなく地震のアラームが鳴り響いて、そこから体感でいうと1分くらい経った頃かな。これはやばいと思って、天井が崩れ落ちる仙台駅の中、走って逃げました。その時は本当に死っていうのもをこの身に感じました。死んでなるものか。その時はね、DDTに入ることが決まってたから。とにかくこんなところで死ねない。その思いで必死に逃げました。当時の宮城県、東北はそれはもうひどいありさまで。これが現実かって。本当に映画の中にいるような、そんな感覚で。でも8年の歳月が経って、こうやって宮城で試合ができるようになって。とにかく何が言いたいかっていうと、人間って強いんだよ。俺だけじゃない。ここにいるポーリーもソウマもカリスマもノブも、そして今日集まったここにいる会場のみんなも。あんたら、本当に強い人間なんだよ。とにかくね、あの日のことは忘れない。忘れちゃいけないと思ってる。………やばいぞ。何も考えないで喋ったらオチが見つからなくなっちまった。ちょっとしんみりしちゃったけど、みんな今日楽しみに来てんだからさ、もっとテンションあげていこうよ。よし、この勢いのまま締めるぞ。俺たちはDAMNATIONだ。俺たちは群れない・媚びない・あの日のことを忘れない。このマザーアースは俺たちDAMNATIONを中心に回ってんだ。覚えとけ」
【試合後のコメント】
遠藤 さっき言ったように3・11東日本大震災があって。東北地方は壊滅的な状況になって。俺の地元、白石市も電気が止まって。ガソリンとかもないから食料も買いに行けないし。買いに行ったところで全然供給がストップしてて。本当に映画の、二次元の世界のような、みんなが想像してるそれ以上にひどい状態で。でも、歳月をかけて少しずつ復興してきて。まだたぶん海沿いの方とか更地のところもあるのかもしれないけど、だんだんと人が今までの日常を取り戻してきて。やっぱ、人間っていうのは弱いものではないなと思って。もちろん今日試合した選手、他のユニットとかもすべて含めて。みんなやっぱ人間ってすごい力を持ってるし。ここにいるカリスマ、ポーリー、ソウマ…ノブはいないけど、アイツもすごい力を持ってるよ。でも、これだけは言っとくぞ。一番強いのはこの俺だ。俺が一番強いんだ。挑戦権は(ここに)忘れてしまったけど、俺にはKO-Dの無差別級に挑戦するチャンスがある。そして、そこで竹下幸之介からベルトを獲って、DDT、いや世界で一番強い人間だってことを証明する。こういう機会だから最後一言だけ。オレを東京に送り出してくれた家族、そしてこうやって応援に来てくれる人たち。そういう人たちに俺は支えられてプロレスをやれてるってことを肝に銘じて。そういう人たちに俺は約束するよ。必ずKO-Dのシングルのベルトを巻いて、恩返ししてやるよ。以上。