前説
明日からイギリス遠征に旅立つMAOがオープニングコール!
今林久弥アシスタント・プロデューサーと井上マイクリングアナから台風19号のお見舞いを申し上げると、次回の長野大会が2020年5月30日に同所で開催するので、本日のチケットをこの日に振り返ることも出来るとアナウンス。そして明日からイギリス遠征に行くMAOを呼び込む。プロデュース試合に関して聞かれたMAOは「分かりやすく聞いてもらったままの試合となります」と言ったMAOだが、書いていないがオーバー・ザ・トップロープルールも採用されるとのこと。そして「壮行試合は一昨日してもらったので、イギリス遠征前だからって気負うことなく思いきり楽しんでもらえばと思います」と意気込みを言ってからオープニングコール。
オープニングマッチ 30分一本勝負
これがデビュー2戦目となる中村。グラウンドでの攻防からスピーディーなロープワークを見せると、勝俣が腰投げからのフットスタンプ。さらに腹の上に乗って足踏みした勝俣は、ボディブローを連打。中村も反撃しようとするが、勝俣はそれを許さず顔面を蹴り飛ばす。だが、勝俣の串刺し攻撃をかわした中村はカウンターのドロップキック。さらにフェイントを入れたスワンダイブ式ミサイルキック。エルボーの打ち合いからコスチュームのショルダーを外した中村はミドルキックを連打。さらにイグチボムを狙った勝俣をウラカンで丸め込むと、スリングショット式レッグドロップからも絶品!を投下。だが、勝俣もトラースキックを返すと、バズソーキックからムーンサルトプレスを投下して3カウント。
第二試合 30分一本勝負
ディーノはBOYZより投入されたマスコットの「なめろう」を連れて入場。男性客を舐めまくるなめろうを宥めながらリングインしたディーノは赤井に向かってDDTナンバー1に可愛いの座を奪還するためになめろうと投入したと告げるが、それを聞いた高梨が「それはすべてなめろうのお陰であって、オマエはまったく可愛くねえ!」と吐き捨てる。落ち込んだディーノは大和を突き飛ばしてコーナーに下がってしまう。高梨と大和がグラウンドの攻防を展開すると、大和はディーノにタッチ。赤井と相対したディーノだが、「ダメダメ」と言ってコーナーに下がってしまい、結局大和が捕まる。赤井がオスカーロックで追い込むと、高梨が鼻つまみチョップ。大和もカウンターでゼロ戦キックを返すと、「可愛いとか可愛くないとか今関係ねえんだよ! 1レスラーとしてタッチしてください!」と直訴。ようやくタッチを受けたディーノはナイトメアー。高梨が反撃するが、大和がエックス攻撃で反撃。そしてディーノに尻を出すように指示するが、ディーノは「どうせあなたも私のこと可愛くないと思っているんでしょ」とふて腐れる。すると大和は可愛いと思っていると力説してディーノにリップロック。ディーノは照れながら尻を出してコーナーへ。赤井はダイビング・クロスボディーなどで必死に抵抗したが、新人賞を大和がかわしてディーノの尻に顔面から激突。すかさずカバーするが、高梨がカット。この技は1日1回しか使えないということで、大和が尻を出してコーナーへ。ディーノが高梨の顔面を大和の尻に押し付けてから男色ドライバーを狙う。だが、その背後から赤井が高梨ごとディーノをスクールボーイで丸め込んで3カウント。
第三試合 30分一本勝負
まずは吉村とポーリーがど迫力のぶつかり合い。坂口は高尾を挑発しておいて飛び付き腕十字。しかし遠藤がリングサイドから坂口の足をすくって倒すと、ポーリーがエプロンからボディプレス。さらに遠藤がガットバスターから両足を持って固定すると、ポーリーが腹部を踏み付ける。高尾もスリングショット式フットスタンプ。坂口と高尾はエルボーの打ち合いから、坂口がジャンピングミドル。納谷がコーナースプラッシュからサッカーボールキック。高尾もヒザへの低空ドロップキックからトラースキックを返すと、遠藤がヒザへのトラースキックから吉村を呼び込んでまとめて攻撃。ポーリーと納谷のぶつかり合いから坂口が飛び蹴り。ポーリーもブレーンバスターで投げていくと、坂口の両足を持って持ち上げる。そこに遠藤がムーンサルトニードロップを投下。遠藤はさらに高尾とダブルのトラースキックを吉村に見舞うが、吉村もダブルラリアットで二人を吹っ飛ばす。ポーリーがラリアットで吉村を吹っ飛ばすと、坂口にリバーススプラッシュを狙うが、納谷がエプロンからジャンピングキックで阻止。すかさず坂口が神の右膝をブチ込むがカウントは2。ならばと坂口は神の右膝をさらに2発ブチ込んで3カウント。
第四試合 30分一本勝負
長野県出身の渡瀬に沢山の声援が飛ぶ。睨み合おうとした渡瀬を突き飛ばしたコーディだが、渡瀬はコーナーに登って目線を同じにしてみせる。コーディは高い位置での力比べを要求すると、渡瀬の左腕をねじり上げる。渡瀬もリープフロッグからドロップキックを返すと、低空ドロップキックからバックを取る。だが、エルボーで逃れたコーディは突進。渡瀬はトップロープを下げてコーディを場外に出すが、コーディはあっさり渡瀬をエプロンに乗せてリングに戻すとアトミコを投下。大きな手で強烈なチョップを叩き込んだコーディは、ニーリフトをブチ込んでから踏み付ける。アバランシュホールド、サイドバスター、ボディプレスで追い込んだコーディだが、それでもエルボーで必死に食らい付いていった渡瀬はコーディを場外に追いやるとトペコンを発射。コーディもチョークスラムで渡瀬をエプロンに叩き付けるが、渡瀬はミサイルキック2連発でコーディを吹っ飛ばすと、入江ばりのキャンボール。さらにジャーマンで投げ捨ててからタイガースープレックスを狙うが、これをネックハンギングボムで切り返したコーディは、エルボーからラリアット。これもカウント2で返して意地を見せた渡瀬だが、コーディはダメ押しのサンダーバスターで叩き付けて3カウント。
第五試合 30分勝負
MAO丸投げ試合~長野式トルネード・スクランブルバンクハウス・ルチャメガネ・ノーDQ・ノーロープエスケープ・2カウントフォール・TLC・ハロウィーン・イリミネーション6人タッグデスマッチ
①○本多(7分11秒 オーバー・ザ・トップロープ)飯野●
②●本多(7分28秒 オーバー・ザ・トップロープ)MAO○
③○朱崇花(8分29秒 体固め)大石●
※ライオンサルト
④●朱崇花(11分38秒 イスを使ってのエビ固め)MAO○
⑤○平田(12分1秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)MAO●
TLC(トング、ラダー、チェア)や平田メガネが使用可能でノーDQ・ノーロープエスケープ・2カウントフォール・イリミネーション6人タッグというMAOプロデュース試合。各人が会場の隅に移動してからカウントダウン。ゴングが鳴ると同時に一斉にリング目指してダッシュするが、そこらじゅうで乱闘に。ここで平田の曲がヒットし、平田が踊ろうとするが、一斉に袋叩きにされる。「オマエらは何なんだよ!」と平田が叫ぶと、ジャンプしたのは大石だけ。完全に仲間外れ状態の大石に対し、アントンと平田は独特なイスの使い方をして攻撃。朱崇花はイスで殴りかかるが、大石は裏拳で迎撃すると、イスにフェースクラッシャーで朱崇花を叩き付ける。飯野はタックル無双からアントンにハカエルボー。かわしたアントンが逆にアダムちゃん式ハカエルボーを狙うが、飯野に躓いて転倒。ごんぎつねを披露し、リーチ・マイケルかと思ったらチン○ン巻いてるだったところから乳首へのごんぎつねで飯野をオーバー・ザ・トップロープにするが、MAOのごんぎつねでアントンもオーバー・ザ・トップロープに。MAOと朱崇花はスピンキックの相打ちに。しかしお互いにライオンサルトを大石と平田に決めると、大石だけ2カウントフォール入ってしまう。これでMAO&平田vs朱崇花に。とりあえず朱崇花を場外に追いやり、久しぶりに平田vsMAOの状況になり、手刀の打ち合いは互角の展開に。そこに朱崇花が飛び込んできて手刀で二人を倒すと、平田メガネを装着して踊り始める。シレッと平田も横で踊ってみせると、MAOがイスを持って入ってくる。イスで朱崇花を固定して丸め込み、2カウント奪ったMAOだが、平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで丸め込んで2カウント奪って勝利。
マイクを持ったMAOは「明日からイギリス行くのにぃ。こんなんじゃ……いや、いいな。はい! まずイギリスでは出来なそうな試合が出来たな! DDTのリングじゃないと起こらないことが起こりましたね。このスピリットを持って、僕はイギリスに行きます! イギリスでもDDTプロレスのMAOとして頑張って大きくなって帰ってきたいと思います!」と抱負を述べた。
【試合後のコメント】
MAO 壮行試合的なものは一昨日竹下さんとシングルという形でやっていただいので、今回は本当に下手したら年内のDDTの試合としては終わりなんですけど。何か壮行とか特別な感じではなく、いつも通りな感じプラスαというか。僕のプロレス、DDTでいろんなことを学んだ先輩たちを入れて……大石さんとか平田さんとか本多さんとか。結構自分のプロレスに影響のある人たちを入れた変な形式な試合ということで、やっぱり先輩たちはすごかったし、DDTはいいなってまた思いましたので。今回は僕一人で行きますけど、今後いつか僕がいろんな……たぶんDDTが初めて出る団体やプロモーターばかりなので、そこから何かコネクションが出来て、またうちの選手が誰か行けたりとか交流が生まれたりとかしたらいいなっていう、あくまでDDTのMAOとして行きます!
セミファイナル 30分一本勝負
DDT長野営業部長・大鷲透(フリー)地元凱旋! プレデビュー20周年!「鷲関と愉快な仲間たち Part6」スペシャルタッグマッチ
※のど輪落とし
紙テープの多さを自慢するイケメンだが、大鷲が場外に投げ捨てる。島谷が「イケメン出てこいや!」と挑発すると、大鷲が出ていく。ジャンケンの結果、DAMNATIONの先発は佐々木。「オオワシ」コールの中、ロープに押し込んだ佐々木は離れ際に張り手。怒った大鷲は逆水平チョップ。イケメンと島谷は互いにショルダータックルで倒される → 跳ね起きでアピール。だが、背後から佐々木がイケメンのジャケットを剥ぎ取ると、途端に胸を隠して動けなくなるイケメン。島谷はジャケットで股の間を吹いたり、胆を吐いたりやりたい放題。すると大鷲が新しいジャケットを探しにいってしまい、イケメンが集中攻撃を浴びることに。大鷲が倉庫からヘビ柄のジャケットを見つけて戻ってくると、イケメンはドロップキックで佐々木と島谷を吹っ飛ばし、大鷲にタッチ。すると大鷲がヘビ柄のジャケットを着てショルダータックルからヘッドシザースで投げ飛ばす。そしてイケメンのジャケットを奪い返し、イケメンに渡すと二人でジャケットを着てジャケットパンチ。しかしセコンドの遠藤が足元をすくって大鷲を倒し、ジャケットを剥ぎ取る。その間に佐々木がイケメンにクロスフェース。どうにか逃れたイケメンはイケメンサルト。島谷は大鷲の膝に低空ドロップキックを連打してからブレーンバスター。佐々木との連係攻撃を狙うが、コーナーに登った佐々木をイケメンが場外に突き落としてプランチャ。その間に大鷲がランニングのど輪落とし。カウント2で返されるとブレーンバスターからのど輪落としで叩き付けて3カウント。
勝利者賞の地酒を受け取った大鷲は「長野県には今まで経験もしたことがないような台風がやって来て、長野県…いや、日本の各地を荒らして去って行きました。まだまだいま現在も避難生活していたり、生活が苦しい方いっぱいいると思いますが、今こそ長野県みんなが力を合わせてもう一度、一日も早く長野に元気を取り戻しましょう! リング上で自分が出来ることを探していきたいと思います」と言うと、長野で初めて普通の試合をしたと苦笑い。「イケメンが足りないときはいつでも呼んでくれ」とマイクを渡されたイケメンは「僕はたぶんDDTの長野大会に出ることは、たぶん長くみても5年は100%ないので。アメリカに行っちゃうので。こんなことを出ない俺が言うのも何ですけど、次は今日観に来てくえたお客さんが友達を一人でも二人でも連れてきてくれれば、会場が二倍三倍になってもっと大きいところで出来るので。大きなところで見るプロレスが一番楽しいです。長野もプロレスもみんなで元気になりましょう!」と、長野県とDDTにエールを送った。
メインイベント 30分一本勝負
竹下とHARASHIMAの見応えあるグラウンドの攻防から、彰人と上野はお互いに握手からの攻撃。上野は竹下をアストロシザースで投げるが、続くモンキーフリップはエプロンから彰人が竹下を押さえて阻止。さらに竹下はレフェリーの見ていないところで急所攻撃を見舞っていくと、彰人がマンハッタンドロップ。竹下は上野の急所を鉄柱に叩き付ける。上野も必死に機敏な動きで翻弄としようとするが、竹下がそれを許さない。ALL OUTは徹底して上野の腹部を攻めていく。だが、上野もどうにかランニングエルボーを返してタッチ。フロントキック無双から彰人をコーナーに乗せたHARASHIMAは、雪崩式ブレーンバスター。しかし彰人がデスバレーボムを返すと、竹下がキャメルクラッチ。HARASHIMAも山折りを返そうとしたが、着地した竹下はそこからウォール・オブ・タケシタを狙う。延髄斬りで阻止したHARASHIMAだが、竹下はワンハンド・バックブリーカー。間一髪で腰へのダイビング・フットスタンプはかわしたHARASHIMA。上野が竹下にミサイルキック。そこから上野が竹下を追い込んでいくと、ドロップキックで場外に追いやってプランチャ。さらにDISASTER連携で畳みかけると、HARASHIMAがリバースフランケンから蒼魔刀。彰人がエプロンから竹下を引っ張って蒼魔刀を自爆させると、竹下がジャーマンで投げ捨てる。竹下は上野とエルボーの打ち合いに。そこから張り手を見舞った竹下はザーヒー。キャッチした上野は十字架固めで丸め込む。カウント3寸前で返した竹下に上野はウラカンを狙うが、竹下は回転させず逆に後方回転するとウォール・オブ・タケシタへ。彰人は場外でHARASHIMAをアンクルホールドで足止めしたため、上野はギブアップ。
「本当に大変な状況の中で僕たちは果たしてプロレスをするべきなのか? もっと出来ることがあるんじゃないかって」(竹下)
試合後、引き上げようとするHARASHIMAに近づいていった竹下は無差別級のベルトをアピール。そして「長野の皆さん、本当に台風の被害で大変な中、たくさんのご来場、そして最後まで熱い応援本当にありがとうございます! 被害状況を僕たちはネットとかで見るしかないんですけど、本当に大変な状況の中で僕たちは果たしてプロレスをするべきなのか? もっと出来ることがあるんじゃないかって。団体としてもそうだし、僕個人としてもギリギリまで葛藤というか、本当にやっていいのかなって思っていたんですけど、今こうして興行が決まって、当日が来て、今長野の皆さんに出来ることは僕たちが最高のプロレスを見せることなんじゃないかなって思って今日リングに上がりました」と言うと、大雨警報を告げるアラームがお客さんのスマホから流れる中、「大丈夫じゃないですよね。僕たちが出来ることがあれば何でも言ってください。次、長野に帰ってきたときは皆さんが少しでも元気な姿で会えることを楽しみにしています!」とお客さんを心配しつつ長野大会を締めた。
【試合後のコメント】
竹下 ありがとうございました。段々これはチームとしてですけど、安定感はすごいあるというか、6人タッグのベルトもそうですけど、次彰人さんもKO-Dタッグのベルト行くってことで、タッグのベルトということではALL OUTの面白味を闘っている僕たちとしてはすごく感じます。可能性が無限大だなって思いますね。
彰人 僕もタッグ…両国でのパートナーは勝俣ですけど、竹下とのタッグで今日勝って勢いをつけることで、両国にも弾みがつくと思ってますし、僕はパートナーを変えろって言われたんで、勝俣を変える使命があるので。勝俣瞬馬変えます! それを言い続けます。勝俣瞬馬を変えます。
ーーHARASHIMA選手との前哨戦は残すは後楽園だけになりました。
竹下 いよいよあと1回ですもんね。いよいよあと1回やもんなぁ。
彰人 しかも三本勝負だよ。いろんなメンバー込みの三本勝負。
竹下 何だろうなぁ……HARASHIMA対策っていう部分では試し残していることはないかなって。何となく最近のHARASHIMAさんを研究していて、こういけるんじゃないかな、こう出来るんじゃないかなっていうのは試し切ったので、後楽園はちょっと1個ギアを上げようかな。もうサンプルとしていろいろ試すのではなく、追いついてこれないかも。今のHARASHIMAさんはフルギアの今の竹下幸之介には。もう出しちゃおうかな、両国の前に。
彰人 HARASHIMAさんは隠し技がいくつかあるから気をつけて。
竹下 そうでしょう!
彰人 いくつかあるから。
竹下 やっぱり前哨戦じゃなかなか出してこないですよねぇ。
彰人 それだけ気をつければ。
竹下 そうですよね。出しちゃおうかなって思っているんです。
上野 スミマセン、HARASHIMAさんの両国までの勢い、大鷲さんとのエネルギーを……今日勢いに乗るところだったんですけど。スミマセンでした。
HARASHIMA いや、僕もいいのもらっちゃったし、今日はちょっと難しかったですね。あと久しぶりに竹下のジャーマンも食らって。腰攻めだけじゃない、本当に強烈な技を持っているんだと改めてここで気付かされたというか、注意すべきことがいっぱいあるなっていうのは感じましたね。
上野 HARASHIMAさんも僕も常に鍛えていますので、やられたことは筋肥大になりますから。HARASHIMAさんが後楽園も終えて、両国の頃にはもうムキムキの最強の男になっていると思います。
HARASHIMA 頑張ります!
ーー前哨戦があと1回ありますが、両国の前にこれだけは確認しておきたいことややっておきたいことはありますか。
HARASHIMA 確認したい・やっておきたいというか、やるべきことはすべて出来ているので、それこそ後楽園で勢いをつける意味でも僕が竹下から勝ちを上げると。三本勝負なのでそのうち二本竹下から取ってやろうかと思っています!