前説
今林久弥APの前説では台風の被害に遭われた方々にお見舞い。2020年3月1日の平野区民ホール大会をアナウンスしてオープニングコールには飯野雄貴が登場。自身の丸投げ試合のコンセプトは「とにかく変態になるんです」とのことで、さらにルールを「チンコキスタッチ変態おもちゃマッチ」と何の前触れなく発表。周囲を不安にさせる中、「りんごちゃんがやっているから」という理由だけで「DDT大阪大会スターティン!」と拳を突き上げた。
オープニングマッチ 30分一本勝負
ゆに試練の3WAYマッチ!
※旋回式チョークスラム。もう1人はゆに。
大石と朱崇花でロックアップしてスタート。一人蚊帳の外のゆには2人に張り手。「オマエらバカなのか! 3WAYだろ! 俺もいれろ!」とアピール。大石はゆにに耳打ちして共闘。朱崇花が大石に「クソジジイ!」。これにゆには朱崇花が「クソババア!」と吐き捨て精神的に超ダメージを与える。大石のキャメルクラッチにゆには「クソババア!」と付きつけていく。大石のコブラツイストにもゆには「区そばババア!」。大石がゆにとの「ゆにトルネード」などの合体技で追い込むも、ゆにのカバーをカットして「間違いました!」。さらにゆにに指示をしてコーナーに登らせたが、頭突きで裏切り。大石が朱崇花にバックブロー。その大石にゆにがウラカンラナも朱崇花が「クソガキ!」とスライディングキックでカット。朱崇花が大石にハイキックから旋回式チョークスラムで勝利した。
第二試合 30分一本勝負
コーディと納谷は島谷を挟んで視殺戦。吉本新喜劇の池乃めだかばりにプレスされた島谷は「窒息するわ!」とツッコんで試合スタート。背の高さでは負ける島谷が足を踏みつけて屈ませて「ハゲ!」と頭を叩いたが直後のショルダーアタックで飛ばされてしまう。コーディはアントンとタッチしたが、その際に手の甲が複雑骨折してしまったアントンがギブアップ寸前に。ギブアップする前にと創作昔話「ごんぎつね」を話すも内容は「新世界」ではなく下ネタ・しかもサミングはコーディに誤爆し、自身の乳首をつまむ結果に。ローンバトルにアントンはボディーブローで逆転。コーディのエルボードロップは島谷がかわしてドロップキックを放って納谷とスイッチ。エルボーの打ち合いから納谷がニーを繰り出せば、コーディはラリアット。コーディのバックフリップは島谷がカット。アントンのごんぎつねのアシストからコーディがコーディプレス(仮)、カウント2で返されるとサンダーバスターで勝利。
第三試合 30分一本勝負
渡瀬が遠藤に正面飛びドロップキック。顔面ウォッシュは高尾が反対側のリング下から足引きして邪魔するとエプロンからポーリーがボディープレス。場外で渡瀬がいたぶられてリングに戻されるとローンバトル。粘る渡瀬はポーリーにランニングエルボーを決めると、替わった大鷲が一気呵成の攻め。ビッグブーツから坂口がジャンピング・ミドルで続く。ポーリーは蹴り足をキャッチしてフィッシャーマンで逆転。替わった高尾がジャンピングハイ。坂口も返す刀でドロップキックを放ち、戦況は遠藤vs渡瀬に。渡瀬が顔面ウォッシュからバックドロップも遠藤が切り返して潰す。ハンドスプリングエルボーから串刺し攻撃は渡瀬が回避。コーナー腹這いの遠藤に坂口が一角蹴り。渡瀬がミサイルキックで続くも高尾とポーリーがカット。DAMNATIONが波状攻撃。遠藤がゆりかもめから変形バージョンに移行してギブアップ勝ち。
第四試合 30分一本勝負
飯野の強い要望でパートナーにタッチをする際にそのパートナーの股間にキスしなければならない「チンコキスタッチ変態おもちゃルール」としておこなわれることがアナウンスされて選手入場へ。大和がフンドシ、飯野はOバックで現れる。先発の大和と怒鳴門は互いの乳をまさぐりあう展開。両者のドロップキックが交錯してタッチになったが股間にキスしなければならないため、平田は悶絶。平田は飯野に「どこかの組織の圧にやらされている! 熱い試合をしようぜ」と握手を求めると飯野もそれに応じて、平田のドロップキックが決まれば、飯野はショルダーアタック。平田が「これだよ! 熱い試合しようぜ!」と握手を求めたが、応じた飯野は握りしめた平田の手を股間に引き寄せてニヤリ。平田は飯野にジャンピングハイを決めるも怒鳴門の股間にキスをしなければタッチが成立しないため躊躇。そこを飯野に攻撃されてしまう。大和と飯野は代わる代わる股間にキスをしながら平田にボディースラムを連発。大和は平田にXチョップからのキス。平田はなんとか串刺し攻撃をキックで迎撃すると、意を決して怒鳴門の股間にキスをしてようやくタッチが成立。怒鳴門が大和にコルバタ。そして平田の股間にむしゃぶりついてタッチ成立。大和がその平田にドロップキック。股間にキスをされた飯野は大和とキスをしながらスピニング・トーホールド。さらにいちゃつく大和と飯野に、我慢できなくなった怒鳴門がコスチュームを脱いでTバックに。その輪に加わって、もはや地獄絵図。平田は手刀で大和、飯野を倒すと怒鳴門とはガッチリ握手をかわして「タッグでも変態でも天下を獲ろう!」と言うと自ら怒鳴門のお面+メガネを装着。Tバックとなって『TOKYO GO!』が流れる中、平田は飯野、怒鳴門は大和のバックを突いていく。平田が飯野に回転エビ固めを仕掛ける。踏ん張る飯野に怒鳴門がキス。これで倒れ込んだ飯野を平田が丸め込んで勝利。
試合後、2人は『TOKYO GO!』でダンスして、松井レフェリーに勝ち名乗りをさせるように促す。両者の腕を挙げる松井レフェリーだったが、その腕を2人は己の股間にあてがう。これに激怒した松井レフェリーが平田にラリアットをぶち込み、2人を追いかけていった。何か夢を見ていたみたいだ。
第五試合 30分一本勝負
手を出そうとするDAMNATIONのセコンドに佐々木は「プロレスは紳士のスポーツだ。イエローカードだ。帰れ!」と一喝して引き揚げさせてしまう。2人はじっくりとしたグラウンドの攻防。彰人が弓矢固め。佐々木が切り返してカバーもカウント2。佐々木がショルダーアタック。リープフロッグはフェイントでクロスフェースもニアロープ。彰人はドラゴンスクリュー。モアイ・オブ・イースターからアンクルホールド。佐々木は丸め込みで切り返してアンクルホールド。足4の字は彰人がリバース。佐々木がひっくり返して、彰人がエスケープする。互いに片足をキャッチしてのナックルの応酬。佐々木が回転エビ固め。彰人がさらに足を掴んでアンクルに持ち込もうとするも、佐々木が脚力で阻止。反動で彰人は松井レフェリーにぶつかりそうになるがセーフ。今度は向かった佐々木が彰人にかわされて松井レフェリーへ。佐々木は松井レフェリーを彰人に向かって投げ、キャッチした彰人にRKO。DDTのような形でキャンバスに刺さった松井レフェリーがダウン。佐々木はチャンスとばかりに指笛を鳴らすと、先ほど帰されたDAMNATIONの面々が登場し、イスをリング内に入れる。佐々木のイス攻撃は彰人が奪って、イスを振りかぶろうとすると島谷がローブローでカット。佐々木はイス盛りへのDDTから彰人にイスを被せ、自身もイスを手にしてのダイビング・エルボードロップ。イスをドカしてカバーし、リングにあげられた松井レフェリーがマットを叩くもカウント2。「カウントが遅い!」と佐々木は松井レフェリーを再びエプロンに追いやってしまうと、彰人をイス盛りの上にペディグリーで叩きつけようとする。しかし彰人がイス盛りへの足横須賀で回避するとアンクルホールド。するとイスを手にエプロンに上がる島谷。これに気を取られた松井レフェリーのブラインドを突いて高尾がイス攻撃。佐々木が彰人にベトナムドライバーⅡを放ち、3カウントを奪った。
10・27後楽園の4WAYマッチはハードコアルールに!
試合後、佐々木がマイクを取る。佐々木「おい彰人、この試合がなんで組まれたかオマエにはわかるか? 11月3日両国のいわゆる前哨戦ってやつだ。でもな、両国とか関係ないよ。俺たちはいつだって、どんな手を使ってでも勝つんだよ。油断してんじゃねえ。油断どころかオマエの仲間たちは誰一人助けにもセコンドにもつかねえんだな。そんな心構えで俺の前に立とうというのはちょっと甘いな。ポーリーが昨日食べようとしてたプ・リ・ンより甘いな。何も言い返せないだろ。まだ決まってんだよな、(10・27)後楽園。4WAYだ、4WAY。どうせ俺はそこでイスとかセコンドも使うから、いっそ最初からハードコアマッチにしてやってもいいぞ。どうなんだよ」彰人「そのほうが潔いよ」佐々木「髪の毛も懸けるか?」彰人「それは次のシングルだ」佐々木「次のシングルはいつだ? 決まってねえってよ。延期だ、延期。中止だ」今林「とりあえず次の後楽園はハードコアマッチですか」佐々木「そうだ、言っとけ。俺はもう言うことがないから帰るぞ。オマエ、ちょっと一個前の試合の解説とかして帰れよ」DAMNATIONは退場。彰人「佐々木大輔を試合中にちょっとでも信じた僕がバカでした。そして僕らの前の試合、飯野クンがたぶんものすごく変なことをして、ものすごい変な空気にしてすいませんでした。僕が代表して頭を下げます(四方に礼)。ああいう手でくるのはわかったから、僕は一敗もしません。後楽園も両国も高尾蒼馬じゃない。佐々木大輔から勝ってベルトを巻いて、この大阪に戻ってきます。今日は負けてすいませんでした」
【試合後のコメント】
彰人 いつもALL OUTでセコンドしている時に、竹下とか勝俣とか飯野とか、試合中に佐々木大輔のことを信用するなって酸っぱく言っているのに、今日は僕がやられちゃいました。途中で「セコンド帰れ!」ってなって、シェイクハンド的にレスリングを始めてしまったので。まあまあこの4WAYタッグタイトルは真面目にやってくれるのかなと甘い部分が出てしまって、それにすっかりやられてしまいました。割と佐々木大輔とのシングルはハードコアじゃなければ分がいいはずなんですよ。今日負けたので僕の中での精神的なダメージがデカいのは確かです。佐々木大輔が僕との前哨戦で勝つのは意外となくて、勢いづいて「後楽園ではハードコアでもやってやるよ」って言ってきたと思うので、逆にいつもとは違うパターンになっていると思うので、ここは僕に逆にチャンスが向いているのかなと気持ちを切り替えるようにしてます。佐々木大輔にハードコアの一面が見れるのは、いい研究材料だったのなかと。そこにBASARA勢も加わるからね。本当に両国の前哨戦という感じだし、シングルでも研究材料になりましたよ。両国にしっかり繋げていきたいと思う。
――相手の手の内がわかった収穫があった?
彰人 佐々木大輔のペースのように見えて、僕の術中にハマっているわけじゃないけど、あの人の悪いほうに転がっているのかなと。ハードコアの手数はそんな多いものじゃないと思うし、今日だけでも彼のイスの使い方はいくつか見えたし、セコンドの動きも見えたので。今日は負けて大阪の皆さんに申し訳ないし、自分の中でも悔しいですけど、両国にはしっかり繋がっているのかなと。意味のある負けなのかなと思ってます。
――4WAYなので頭脳プレーも必要になってくる。
彰人 そうなんですよ。BASARA勢なんですよ。BASARA勢がどういう動きをしてくるのか予測不能なので。けど、佐々木大輔に対しては勝てる糸口が見えてくるのかなと。もちろんBASARA勢とは試合をしたいけど、因縁があるのは佐々木大輔なので。そことのマッチアップになるとどうしても熱くなっちゃうし、そことの勝負は増えてくるのかなと。
佐々木 フザけんじゃねえぞ。プロレスは1対1でやるもんじゃねえよ。15対15でやるもんだろうがよ。何を一人でのこのこきてんだよ。油断してんじゃねえよ。見たか、オマエ! 俺が彰人に勝つ姿を!
――イスを使ってましたけど。
佐々木(無視して)俺が勝ったということは日本もスコットランドに勝つぞ。
――ラグビーですか。
佐々木 ラグビーの話だ! 今日はプロレスの話か? だったら何でも聞け!
――後楽園はハードコア4WAYになったが。
佐々木 してやったよ。どうせ俺は武器を使うからな。どんな手を使ってでも、勝てばいいんだよ。プロレスは。15対15でな。
――15対15はプロレスではないですよね。
佐々木 DAMNATIONは15人いるだろ。
――15人いたんですか?
佐々木 オマエは見てないのか? みんな背番号が書いてある。
――佐々木選手は何番?
佐々木 6番。
――ポーリー選手は?
佐々木 ポーリーは3番だ。
――高尾選手は?
佐々木 高尾は13番だな。
――遠藤選手は?
佐々木 あれは14番。
――石川選手は?
佐々木 あれは8番。
――島谷選手は?
佐々木 あれは22番。
――プロレスの話ですよね?
佐々木 プロレスの話をしろ! 彰人、どうせもう懸ける髪の毛もねえんだろ。俺はまだこんなにあるぞ。でもそれは中止になったからな。両国のあとだな。
――次シングルがあったら。
佐々木 次シングルはやらないけどな。もう言うことないぞ。
――ハードコアは相手もいろいろ使ってくると思います。
佐々木 俺はなあ、相手に使われるのは実は得意なんだよ。イスとかいろんなもん使ってくんだろ。気持ちよくてしょうがないからな。彰人の関節も俺には気持ちよくてしょうがないぞ。慣れているからな。
――痛いんじゃない。
佐々木 気持ちよくてしょうがない。ドM対ドMだよ。わかるか?
――彰人選手はドMなんですか?
佐々木 ドMだろ。
セミファイナル 30分一本勝負
高梨vs上野で試合スタート。吉村とMAOが対峙するとMAOのショルダーアタックに吉村は倒れず、ならばとカニ挟みを試みるも踏ん張られてしまって、吉村のショルダーアタックを食らってしまう。MAOはノーチラスの連係を分断。高梨が出てきてMAOと代わる代わる上野を攻め立てる。上野は高梨にダイビング・ボディーアタックを浴びせて逆転。吉村が出てくるとボディースラム連発から串刺しラリアット。上野とのハイジャック式ブレーンバスターは高梨が回避してコーナーの上野に吉村をぶつけ、チンクラッシャー。上野には正面跳びドロップキックを放つ。MAOが出てきてサミングからコブラツイスト。これは吉村が逆水平でカット。ここからノーチラスが連係で襲い掛かる。コーナーに登った上野をMAOが落として、さらに吉村の串刺し攻撃もストップ。上野をコーナー逆さ吊りにして高梨とMAOが串刺し顔面ドロップキック。MAOは変形の逆打ちもカウント2。続くダイビング・ニードロップは上野は回避。上野がMAOにドロップキック。高梨がその上野に延髄斬り。その高梨に吉村がラリアット。その吉村にMAOがスーパーK。そのMAOに上野がフランケン。その上野に高梨がスライディングキック。MAOがその勢いを借りて丸め込むもカウント2。MAOがライオンサルトからみちドラⅡ。しかしそのカバーを上野がサムソンクラッチで切り返して3カウントを奪った。
【大会後のコメント】
上野 我々、次々期挑戦者決定戦なので、独特な挑戦の仕方になると思います。ぶっちゃけなんで組んでもらったかもわからない中で、大丈夫かなと思いつつも我々に足りないのは実績というよりは勝ち星。
吉村 俺はそれを実績と思ってんねんけど(苦笑)。
上野 なんていうかノリ以外の勢いみたいなところなんで。
吉村 勢いが続かないところが結構あるよね。
上野 でも組んでもらったのはその感じを見られているというか。でも今日ちょっとだけ私頑張ったので、ノーチラスを発表した地元の大阪でガッと前に出れたんじゃないのかなと。クリス(・ブルックス)と高梨さんは大田区でパッと組まれても、ものすごい実力でやってたタッグなので闘えるのは楽しみやし、挑戦権を取るにはその2人に勝てば。我々一回失敗しているので。
吉村 そうですね。
上野 そこから実力が上がっているチーム力があるので。
吉村 だいぶ上がりましたもんね。
上野 そんな中で大鷲さんがカッコよかったね。あんな大鷲さんを見れるのは私がプロレスをしている中であるのかどうか。30年に一度と言われてますからね。素直にHARASHIMAさん、大鷲さん、平田さんもそうですけどチームということもあるし、我々の兄弟子なんで、両国KFCのカードはいったんなくなりましたけど、あの2人に頑張ってもらって、悪者をぶっ倒してもらいましょう。
吉村 次々期挑戦者決定戦に関してはなんだかんだで僕らにチャンスをくれているみたいなものなので。言った通り、タッグチーム力も上がっているし、これからどんどんいけるような気がしてる。気がしてるけど、この勢いを偶然じゃなくて実力として(これまで)続けていけてないから……。
上野 気持ちが大事やから。ガンガンいって、次の次の挑戦権を取って、我々がチャンピオンになります。
メインイベント 30分一本勝負
やっぱ好きやねん!大阪名物スペシャルタッグマッチ
※ウォールズ・オブ・タケシタ→セコンドのタオル投入
竹下とHARASHIMAの先発でスタート。HARASHIMAが腕を取ろうとすれば、竹下は両足をキャッチして逆エビを仕掛ける。HARASHIMAはビリーと交替。竹下は勝俣とのタッチを「やりたいんで」と拒否して対峙する。ビリーの握手を払った竹下。ビリーはチキンウイング・アームロック。さらにレッグシザースからカンパーナで捕獲せんとする。ビリーがコルバタで竹下を回せば竹下はこうもり吊り落としを仕掛け、踏ん張られるとフットスタンプ。勝俣を呼び込んで連係を決めたがカウント2。勝俣が出てきてトップロープ越えのフットスタンプ。ビリーも腰にダメージを与えて反撃。HARASHIMAが背中をローキックで蹴り込んでいく。HARASHIMAが勝俣をコーナー2段目にセットして突き刺しフットスタンプ。捕まった勝俣はHARASHIMAにドロップキックを決めて逆転。竹下が出てきてエルボーの打ち合い。HARASHIMAがミドルキック連打から延髄斬り。ビリーがビリンコバスターで続く。竹下がブルーサンダーでやり返すと垂直落下式のネックブリーカー → ラリアット。ジャーマン狙いはビリーが回避してラ・エスパルダ。さらに竹下がかわして両手をフットスタンプで踏みつけてザーヒー。パイルドライバー狙いはビリーがかわしてコウモリ吊り落とし。戦況は勝俣vsHARASHIMAに。HARASHIMAはジョンウーから雪崩式ブレーンバスター。ビリーとの連係を決める。エルボーで追いすがる勝俣にHARASHIMAはハイキックからリバースフランケン。蒼魔刀狙いは勝俣が丸め込む。さらに勝俣はカサドーラ・フットスタンプを投下して竹下とタッチ。竹下はダイビング・ボディープレス。勝俣のムーンサルトのアシストからウォールズ・オブ・タケシタへ。これはビリーがミドルでカット。ビリーのコルバタからHARASHIMAがハイキック。リバース・フランケンは腰へのダメージか途中で転落。そのまま竹下が倒れ込む形で十字架固めはカウント2。竹下は強烈なバックブリーカー。そこからウォールズ・オブ・タケシタへ。粘るHARASHIMA。セコンドの大鷲が慌ててリング下を探し出し、それが見つからないと上野にTシャツを脱がさせてそれを手にエプロンへ上がる。一度はロープ際まできたが、再びリング中央に戻されてしまったHARASHIMAだったが、ギブアップせず。これ以上は危険と判断した大鷲がエプロンからTシャツを投げ入れ、試合をストップさせた。
10・19両国KFCホールのHARASHIMAのパートナーに大鷲が名乗り!「オマエの好きなようにはさせねえ」(大鷲)「俺の両国までのテーマはHARASHIMAに負けを認めさせることや」(竹下)
試合後、竹下がマイクを取る。竹下「おいおい、タオル投入ってなんや。俺はHARASHIMAさんをギブアップさせるつもりで、負けを認めさせるつもりで今日きてるんや。タオル投げたん誰や? 上野か、吉村か? 大鷲さんか。勝手なことすんな、コラ。タオル投入でもなんでも、HARASHIMA、今日のところは負けを認めてもらおうか?」HARASHIMA「ギブアップしてねえよ」竹下「今その状況で、まだそんな頑固なこと言うのか。確かにギブアップしてないというなら、次闘うのは来週の両国KFCホールでHARASHIMA、上野組か。その時こそオマエに負けを認めさせるから覚悟……」大鷲がマイクを奪い取る。大鷲「黙って聞いてりゃ好き勝手言ってくれるな。両国国技館の前に吠え面かくのはオマエのほうだ。次の両国KFC、HARASHIMAのパートナーはこの俺だ。オマエは確かに若さもパワーもあるかもしれねえ。ただ、オマエの好きなようにはさせねえぞ」DISASTER BOXは退場。竹下「大鷲、俺は物分かりはいいからな。今のオマエの言葉で俺が理解したのは次の両国KFCはHARASHIMA、大鷲透組でええってことやな。オマエにも負けを認めさせたるからな。覚悟してこいよ。言いたいことだけ言っていきやがって。俺は前哨戦だからと言ってこれっぽっちもピリピリするつもりはないけど、俺の両国までのテーマはHARASHIMAに負けを認めさせることや。その上で両国は俺が勝って、本当にHARASHIMAをいろんな意味で……これ以上言わんとこか。つまり、絶対王者としてDDTのトップに立ち続けるのはこの竹下幸之介なので。次回大阪大会はD王GP公式戦。楽しみにしといてください」
【試合後のコメント】
大鷲 大丈夫? 正直、俺は一歩引いた立場から見てたけど、あんなに好き勝手やられてるの黙って見ているわけにはいかねえよ。HARASHIMAのパートナーは今勢いのある上野、吉村でもいいけど、この闘いは俺が出なきゃいけないと思いました。力不足かもしれないけど、両国KFCお願いします。
HARASHIMA あの状況から返せたかっていうと、やってみないとわかんないですよ。ただあそこで大鷲さんがそう判断したのなら、それを受け入れるだけだし。本当に腰が結構キツいですけど、このあと寝れば明日には回復するので万全な状況で試合しますよ。ただ、厳しい攻撃、キツい攻撃、僕は耐えてやり返すだけです。僕の口からギブアップ? まあ言わないでしょう。久しぶりに大鷲さんとのタッグで、本気の大鷲透とのタッグで、怖い、怖いDISASTER BOXを見せつけます。
――HARASHIMA選手は竹下選手とのシングルで2勝3敗で負け越している。
HARASHIMA 次に勝ってイーブンに並びます。僕は昔より強くなっているし、竹下も強くなっているだろうけど、僕だって強くなっている。
竹下 僕自身、この間の札幌から久しぶりの前哨戦なんですよ。その前の青木選手とは前哨戦もなかったし、クリス・ブルックスとも前哨戦はなかったし。もう一回チャンピオンになってからは前哨戦がなくて。KO-Dを戴冠するのは4回目。ボーっとチャンピオンをしててもしょうがないので、前哨戦なら前哨戦の何か意味合いを持たせたいし、HARASHIMAさんとも前哨戦は何回もやってきているので、僕が今までの前哨戦でなし得なかったこと。それはHARASHIMAさんに負けを認めさせることですよ。タイトルマッチの前に負けを認めさせること。それはつまりギブアップさせること、僕の中で。だから、なんとしてもギブアップさせようと思って今日は臨んだんですけど、タオル投入。大鷲さんがしたみたいですけど、そのへんの勝負の心理戦というか、HARASHIMAにギブアップはさせないというのが、こんな言い方はあれですけど「うまいな」と思いました。ギブアップさせたもんだと思っていたので。DISASTER BOXで大鷲さんが何を思っているのか知らないですけど、次はHARASHIMA&大鷲ですか? ある意味、旧DISASTER BOX、まあその2人できたところで僕のやるべきことは変わらないので。両国KFCでしっかり負けを認めさせたいと思います。
――3カウントフォールではない。
竹下 3カウントよりも、より負けてるじゃないですか。
――参ったという意思表示ですからね。
竹下 そう。それをさせたら僕は勝ちかなと思っているので。両国でもさせたいですけど、前哨戦の段階で負けを認めさせたい。両国までに心を折っておきたいです。両国は戦意喪失したHARASHIMAさんと闘うことになるかもしれないですね。
――最後のマイクで何か言葉を飲み込んだような場面があったが。
竹下 まあまあ……皆さんのご想像にお任せします。今日はビリーさんと初めて闘って、ビリーさんとHARASHIMAさんはキャリアが近くて、僕と勝俣というチャンピオンですけど若造がビリーさんと対角線に立って。僕が大阪プロレスを見てた時はビリーさんがルードでもベビーでもチャンピオンをしていた頃だったので、少しは体感することができたし、ビリーさんにも小学生で見てた僕が今はプロレス界のトップを目指しているというところを体感してもらえたらいいなと思って、強くなったところ、強くなりすぎたところを見せたつもりです。
――ビリー選手ともシングルでやりたい?
竹下 ワガママを言うなら。僕はシングルをやりたい選手がいるし、やりたいところですけどね。
――大阪プロレス教室の頃の関係性を考えると、先生への恩返しのっ分があるのかなと。
竹下 先生で言えばHUBさんとやって、ビリーさんとやって。丸山さんもいるし、高井さんもいるし、まだまだいらっしゃるので、一つずつ強くなることで恩返ししたいですね。
――過去のHARASHIMA戦の中で今のような気持ちになったことは?
竹下 なかったです。なぜなら僕がHARASHIMAというチャンピオンに挑戦する立場だったので。ルーキーがエースに挑戦する立場だったので。今は僕がチャンピオンだし、誰が竹下幸之介を止めるか、その見られ方をしてると思うので。じゃあ僕がトップを走り続けますよ。で、HARASHIMAの息の根を止めます。
――過去3勝2敗で勝ち越しているが。
竹下 ぶっちゃけ、最近ファンになった方もいるだろうし、戦績を全部覚えているのはずーっとDDTを見続けている人か、マスコミの人ぐらいなので、戦績は特に気にしてないですけど、さいたまスーパーアリーナと府立第一ではやっているけど、両国でやるのは初めてで、両国でどんな試合をやろうかなと考えてます。
――年に一度のペースでおこなわれてきたHARASHIMA戦は自分の成長度を測る部分がある?
竹下 ちょっと違くて、僕は常に進化し続けている自負がある。誰しも去年の自分より強く、10年前の自分より強く、昨日の自分より強くいると思っているので。昨日の自分より今日の自分のほうが絶対に強いんですよ。その中でHARASHIMAさんは1年前闘った時とどこが進化しているのか。どこが強くなっているのか。鍛えてどこが変わっているのか、それを毎回楽しみにしながら闘っているんですけど、その戦績だけで言うと進化は止まっているのかもしれないですよ。それか僕の進化のほうが上回っているのかもしれないですけど、その結果勝ち続けているということです。
――大阪プロレス教室の教え子の竹下幸之介選手との初対戦だったが。
ビリー 細かく言うと僕はその時大人の部を担当していて、子供の部だった幸之介を教えていたのは丸山敦さんと高井憲吾さん。これはヒドい先生で、横から見てても「それを子供にやらせてどうするの?」とこの場では言えないことをいっぱいやらせてましたけど、それを黙って受け入れた幸之介を、僕はもっともっとプロレスで開花できる可能性を秘めていると思っているので。今日も十分僕はボコボコにされましたけど、もっともっとやれるので、幸之介、もっともっと上を見て世界に羽ばたけ。次に会う時は日本以外のリングだ!