前説
5・16城東区民センター大会が決定! DDTサウナ部がオープニングコール!
井上マイクリングアナの前説では5・16城東区民センター大会がアナウンスされてオープニングコールにはサウナ部が登場。勝俣「大阪の皆さん、ととのってますかー? 大阪には大東洋とかニュージャパンとかいいサウナがありますから、大阪はいい人たちばっかりです。何か意気込みいきましょうか?」MAO「自分と竹下さんは来月23日名古屋国際会議場でKO-Dタッグ挑戦が決まっておりまして、本日は樋口選手と当たるので一発食らわせてやりたいと思います! アイアンクロ―には気をつけるぞー!」竹下「新年一発目の大阪大会とうことで地元の大阪で頑張りたいところなんですけど、初耳だったんですけど遠藤選手から過去の人と言われてしまったので。まだまだ未来を見せていきたいと思いますので楽しみにしてください」上野「八尾市出身の僕が大阪に帰ってきました! 岡田さんとシングルで初めて当たります。ガツガツいきますので応援よろしくお願いします!」最後は勝俣の音頭で「DDT大阪大会、熱波WER!」でスタート。
オープニングマッチ 30分一本勝負
アントンは入場するなり眠たそうで、リングインするなり横に寝転がってしまう。ディーノがマイクを取るとKO-D6人タッグ王座に向けて平田を挑発するが、いつもは徹夜で考えるごんぎつねを3日間寝ずにかけたため威力3倍のごんぎつねを誕生させたというアントンは猛烈な睡魔に襲われてしまう。試合でも赤井にスリーパーを決めるもそのまま居眠り。赤井がそっとカバーも松井レフェリーのカウントで起きてしまう。アントンもなんとかディーノとタッチ。コーナーに登るディーノを平田がトップロープを揺らして股間を痛打させると赤井と交替。ディーノのブレーンバスター、赤井もディーノにブレーンバスターを決める。両者が各パートナーにタッチをかわすもアントンが睡魔にやられてキャンバスにヒザを強打。引退までに陥ってしまうも、その前に3日寝ずにかけて考えたごんぎつねを披露するが、内容は阪神タイガースではなく下ネタ。赤井に決まるも平田とは手刀との切り返しあい。アントンがその腕を取って左右の両腕にアームブリーカーを決める。アントンがディーノをコーナーでケツを出させ、地獄門にごんぎつねを突っ込んでアナルぎつねを完成させると、両腕の使えなくなった平田に襲い掛かる。その平田を突き飛ばし、赤井が身代わりになるも卒倒。孤立の平田が最大のピンチを迎えたが、アントンに子守唄を聞かせて、猛烈な睡魔に襲わせてアナルぎつねの自爆を誘うと首固めで丸め込んだとさ。
第二試合 30分一本勝負
試合前から「兄弟」と呼び合う大鷲と彰人。大鷲は昨日の『俺の家の話』に出演(ちゃんこを食べるワンシーンのみでエンディングのクレジットなし)したことで「俳優」と言い張る。試合は岡谷がそんな大鷲を「デブ」と呼びつけるもローンバトル。そのピンチをネックブリーカードロップで抜け出し渡瀬とタッチ。渡瀬がミサイルキックを放つ。大鷲は逆水平でやり返してビッグブーツも渡瀬が大鷲をブレーンバスターで投げて局面は彰人vs岡谷。彰人が大鷲と兄弟連係を試みるも切り返されて同士討ち。岡谷のブルドッキングヘッドロック+渡瀬のドロップキックから岡谷がノーザンライトもカウント2。彰人が足横須賀で流れを変えると丸め込みで粘る岡谷に彰人が変形足4の字を決めてギブアップ勝ち。
第三試合 30分一本勝負
試合前にMAOがマイクを要求。樋口に何か言おうとしたところで中村が奪う。「2月23日名古屋国際会議場、メインイベントでEruption対サウナ部でKO-Dタッグタイトルやるんでしょ? 僕はそんなこと関係ありませーん。見ましたか? 昨日のドラマ! 俺の家の話! 僕、長瀬智也と共演したんですよ!(寿固めをかけられたワンシーンのみ) TVスターです! 長瀬さんのやつやっていいですか? 大阪の皆さん、おひさしブリザード! MAOちゃん、納谷ちゃん、TVスターの背中を見て勉強しなさい。大物になろうぜ! 闘いのゴングを鳴らせー!」中村のみが3人に襲い掛かるが、さっそくボコボコにされてしまう。捕まってしまった中村だったが、松永にドロップキックを放ってピンチを脱出。替わった納谷が一気呵成に攻める。松永が串刺しラリアット。タッチを受けた樋口がボディースラムもカナディアン狙いは納谷がリバースしてニーリフトからDDT。樋口がラリアット。MAOがぶちかまし狙いをトラースキックで迎撃してみちドラⅡ。戦況は大石vs中村。大石のミラクルエクスタシー狙いをウラカンラナで切り返した中村が絶品! カウント2でカバーをカットされるとダイビング・ヘッドバット投下もかわされて自爆。大石がフジヤマ・ニーロックを決めて勝利。
第四試合 30分一本勝負
HARASHIMAと火野の先発でスタート。火野はHARASHIMAの首根っこを捕まえて自陣コーナーへ。なかなか離さず松井レフェリーの反則カウントに合わせて背中を叩く。高尾がコーナーで踏みつけ。HARASHIMAもドロップキックを決めると坂口と交替。ロープに向かって走る坂口に火野が場外から足引き。ポーリーと場外で坂口をいたぶってリングに戻す。高尾のカバーはカウント2。ポーリーは坂口にボディースラムからエルボードロップ。苦しい坂口は火野の逆水平にミドルキックで真っ向勝負。倒されてしまうとセントーンを落とされるがクリスがカット。坂口は高尾にジャンピングミドルを放ち、ようやくクリスとタッチ。高尾はクリスにドロップキック。タッチを受けた火野にクリスは串刺し攻撃を迎撃して前かがみの背中にダイビング・セントーン。替わったHARASHIMAと火野がミドルキックと逆水平の意地の張り合い。HARASHIMAがジョンウーでコーナーまで吹っ飛ばすも雪崩式ブレーンバスターは堪えられてしまう。火野がHARASHIMAをキャンバスに落としてダイビング・ボディープレス。DAMNATIONの連係から替わったポーリーのリバース・スプラッシュ狙いはクリスが阻止。坂口が串刺しニーで続くとHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。これは火野と高尾がカット。クリスと坂口が排除するとリング内ではHARASHIMAがポーリーに蒼魔刀を決めて3カウント。
試合後、HARASHIMAがマイクを取る。「みんな、久しぶり! 2021年、今年最初の大阪大会。緊急事態宣言が出て試合を見ることも制限がある中、今日は会場に来ていただいて本当にありがとうございます! まだまだ大変な状況は続くかもしれないけど、僕らは試合を続けているので見に来てください。今年はこの大阪にもたくさん来てやるさー! それをまたみんな見にくるさー! そして声を出して応援できる世の中にもなるはずさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」
セミファイナル 30分一本勝負
14分57秒
リバース式テキサス・クローバー・ホールド
上野の握手に岡田が応じて開始のゴング。岡田の顔面キックに上野がエルボーから顔面キックと激しい攻防。岡田がエルボーから頭突き。岡田が上野にコンプリートショット。これはカウント2。ショルダーネックブリーカー連発からカバーもカウント2。岡田のスリーパーはニアロープ。ドロップキックを突き刺すと場外に逃げる上野。追いかける岡田は場外マットでのDDT。起き上ったところでエプロンから走り込むも、上野にかわされて自爆。これで流れを変えた上野は場外ブレーンバスター。リングに戻ると後から戻った岡田を押さえ込むもカウント2。上野が岡田を高々とショルダースルー。弓矢固めは岡田が粘る。両者エルボーの打ち合い。上野がロープに振ってキチンシンク。コーナーに振って腰にダメージを与えるとリバース・スプラッシュ式ダブルニーからキャメルクラッチ。岡田はブレーンバスターを踏ん張って逆に投げてようやく反撃の狼煙。串刺しエルボー連打からランニングエルボー。これはカウント2。上野の串刺し攻撃もかわして投げ捨てジャーマンからランニング顔面蹴り。このカバーもカウント2。コーナーに登ると上野が蘇生して雪崩式ブレーンバスター狙い。一度は突き落とされるもドロップキックで岡田を場外に転落させるとトルニージョ。岡田をリングに戻して腰へのダイビング・ボディープレス。カウント2で返されるやキャメルクラッチ。ロープに逃げた岡田は上野とエルボーのラリー。ロープに向かって走った上野にカウンターのインターセプト。続くフィッシャーマンは腰の痛みからブリッジを解除させてしまう。岡田はダイビング・ヘッドバット。フィッシャーマンバスターは上野が着地。追走エルボーの打ち合いから上野がドロップキックをズバリ。カウント2で返されるとフルネルソン・バックブリーカーから逆エビ固め。粘る岡田にならばとリバース式テキサス・クローバー・ホールドを決めてギブアップを奪った。
「岡田さん、もしよかったら僕と組んでもやりましょう」(上野)
試合後、岡田は「クソッ!」と叫んで退場。上野がマイクを取る。「岡田さん! いなくなっちゃった。全日本プロレスから来て、『秋山さん、秋山さん』って言ってるからどんな人なのかなって。岡田さん、アナタはだいぶヘンテコで、きっとDDTにとてもフィットしそうです。岡田さん、今日は僕が勝ちましたけど、これからきっとDDTと岡田さんは、とても楽しくなると思います。来てくれて、ありがとうございます。大阪出身同士、出身が一緒なんて変えられないことですから、岡田さんはきっと、オマエなんかと組んだらいてこますぞと言われると思いますけど、またもしよかったら僕と組んでもやりましょう。なかなか来れなかったですけど、このベルトもって大阪のみなさんの前に立ててホントに嬉しいです。2月14日、坂口さんと試合してUNIVERSALのベルト防衛して、みなさんの前に立ちたいと思います。これからもみんな元気出して、元気にこれからもプロレス楽しんでいきましょう!」
【試合後のコメント】
岡田 負けて言うことってないんやけど、DDTに来て4、5試合目。上野選手、歳も近くて同じ大阪出身ということもあって、今はチャンピオン。ここ一発いわしたったら、俺もちょっとはDDTでやっていけるかなと思ったけど、さすがにチャンピオンなだけあって。まさか腰攻めで俺はいわされるなんて思ってなかった。腰攻めというのはプロレスにおける、一番オーソドックスという攻めだと思うので。それを俺は全日本プロレスという団体で叩きこまれて、俺が新人の時にもものすごいやられたし、俺が先輩の立場になった時にも下の人間に叩き込んだというのがあって。まさかそれを同じようなキャリアの、いくらチャンピオンとはいえ、それでやられるなんて思ってなくて。いつもだったらここで悔しい思いしかなかったんやけど、上野選手のあの感じ、すげえ心地よかったというか。組んでも面白いのかなって。わからないけど、組んでも面白いのかなと思ったし。だけど、一発やられてるんで絶対どこかで一発借りは返さなあかんと思ってるから。悔しいな。まあ今日は僕の完敗ってことで。だけど、これで終わりじゃないんで。DDT、まだまだ吸収していきます。
上野 久しぶりの大阪の試合というのが同じ大阪出身の岡田選手と試合では初めて当たったんですけど、すごい元気でパワフルで、きっとすごいヘンテコで、これからもっともっと** **DDTでやっていくの楽しみです。僕はUNIVERSALの防衛戦も2月14** **日カルッツかわさきで決まってるので、そのためにも今日は絶対勝たないといけないし。むしろ岡田さんに勝ったことで、今日より大阪で勢いをつけられたんじゃないかなと思います。
――試合後にタッグを組んでもいいと言っていたが、共鳴した部分があった?
上野 共鳴というか、あのテンションはひじょうに興味があるというとアレですけど、一緒にタッグを組んで噛み合うような気はしないですけど、やってみたいなと。ああいう大阪の友達も多いので、何かいいかなと思いました。
ーー今日は外敵を迎え撃つ気持ちだった?
上野 外敵を迎え撃つ気持ちでしたね。とくに岡田さんはDDTに来てからすごい秋山イズムというのを口に出していたので。僕は秋山さんがいるDDTに来て秋山イズムを語るって、何を言ってるんだろうとずっと思っていて。どんな人なんだろうなと思ってたら、秋山さんの力を借りてるとかではまったくなくて、自分としての力を持ってやってるんだなというのを、敵だと思ってやったぶん、ひじょうに伝わりました。
メインイベント 30分一本勝負
DAMNATIONvsDDTサウナ部!
※シューティングスター・プレス
サウナ部がタッチワークで遠藤を攻め立てる。しかし遠藤も同士討ちを誘い、竹下を場外に出して佐々木、ポーリーでいたぶってペースを奪う。しばらくローンバトルを強いられた竹下だったが、鋭いエルボーからジャンピング・ラリアットを放ってようやく勝俣とタッチ。勝俣がダイビング・ボディーアタックで続く。アウフグースは遠藤が拒否。雪崩式のダブルリスト・アームサルトのように投げる。替わった佐々木のスリーパーを切り抜けた勝俣はミサイルキック。竹下が出てくると串刺しビッグブーツからブルーサンダー。ザーヒーは佐々木がキャッチしてチンクラッシャーからペディグリー狙い。踏ん張られると回転エビ固め。佐々木は竹下を松井レフェリーに向けて投げ、動揺した竹下に飛びついて佐々木式ウラカンを狙うも、竹下が途中で止めてパワーボムへの切り返し。佐々木も頭上で抵抗してフェースバスターに切り返すとクロスフェース。これをパワーで持ち上げようとする竹下。回避する佐々木にユルゲンラリアット狙いも、佐々木もかわしてミスティカ式へ。竹下が途中で止めて人でなしドライバーを仕掛ける。これをかわした佐々木がトラースキック。替わった遠藤がスワンダイブエルボー。前転エルボーは竹下が察知してブレーンバスター。ロープに向かって走った竹下を佐々木がリング下から足を掴む。遠藤がマンハッタンドロップからその場跳びムーンサルト。佐々木との連係は竹下が分断。2人が場外に出ると勝俣がトペ・コンヒーロ。サウナ部の連係から竹下が勝俣をコーナー最上段からのファンタスティックフリップで遠藤に叩きつけんとするが、かわされて勝俣が壮絶自爆。それでも竹下との連係を決めた勝俣。ストゥーカスプラッシュを投下するもカウント2。¡Hasta la vista!狙いは遠藤が回避して頭突きから旋回式トーチャーラックボム。このカバーを竹下がザーヒーでカット。勝俣がそのまま押さえ込むも佐々木がカット。遠藤が佐々木との連係を決めると、シューティングスターを浴びせて勝利した。
納谷、火野に2度目の襲撃も失敗!
試合後、遠藤がマイクを取る。遠藤「秋山! 秋山準、大阪の病院にいる秋山準! まだ大阪の病院に入院してんだろ? そうなんだろ?」佐々木「テツヤさん、あれは嘘です! たぶん東京にいます!」遠藤「なんだって? まあ、そんなことは端からわかってたんだよ。アンタが本当のことを言うわけないって最初からわかってたんだ。秋山、俺はアンタのリハビリに付きあう気はさらさらない。2月14日、俺がこのKO-Dのベルトを防衛して、遠藤哲哉がナンバーワン、ザ・ベストってことをオマエら全員に認めさせてやるからな。いいかオマエら、俺たちはDAMNATIONだ。俺たちは群れない、媚びない、結婚しない。オマエらこの俺、遠藤哲哉から目を離すな」
バックステージでDAMNATIONがコメント。遠藤「おい、秋山準。俺はケガ人のリハビリに付きあうつもりはねえぞ。2月14日、俺が勝って、遠藤哲哉・イズ・ザ・ベストだと認めさせてやる」火野「カッコつけてるね」遠藤「カッコつけていきますよ!」佐々木「裕ちゃんは久々だな」火野「大阪ええな、やっぱり」ここで納谷が現れるも火野がガン無視。納谷が怒りでコメント幕を倒すが、火野は納谷を捕まえチョップ連打からキャメルクラッチで絞りあげる。何事もなかったようにDAMNATIONは引き揚げ、納谷は腹這いに突っ伏していた。