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盆でもねえ、あたしゃ神様だよ2020

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盆でもねえ、あたしゃ神様だよ2020

日時2020年8月15日
会場東京・神田明神ホール
観衆未発表
  • 前説

  • 9・7後楽園で秋山&高木vs竹下&勝俣! オープニングコールは若造2人!

  • まずは今林久弥アシスタントプロデューサー、井上マイクリングアナウンサーによる前説から。本日の東京女子プロレスを体調不良で欠場した選手が新型コロナウイルス陽性と判定されたとの連絡が大会終了後にあり、東京女子プロレスの選手が濃厚接触に当たる可能性があるため、明日の東京女子プロレス神田明神ホール大会と22日の板橋グリーンホール大会の中止の発表がリリースされたばかりだが、DDT参戦選手との接触はないため、本日のDDT大会と明日のBOYZは予定通り開催される。木曽レフェリーといった一部スタッフは大事を取って欠場。現時点でDDT参戦選手、スタッフは平熱で体調不良者は見受けられないが、今林APからは「今の時点で不安に思われる方は本日のチケットを払い戻しさせていただきますので受付のほうにお越しください」との呼びかけとお詫びが述べられた。さらに本日、腰の不調による飯野雄貴の欠場のお詫びのアナウンス。続いて観戦にあたっての諸注意、本日のリモートサイン会の告知、さらに9・7後楽園大会でのチーム大老害出陣第2戦目として秋山準&高木三四郎vs竹下幸之介&勝俣瞬馬も発表された。中村&岡谷を呼び込む。2人は“若造”Tシャツを着て登場。中村は「会社にいる老害、嫌いですよね? それを倒すんでよろしくお願いします!」岡谷は「相手は老害ということなんで、全力で倒します」とそれぞれ意気込み。2人による「DDT神田明神ホール大会、スタート!」の掛け声で大会はスタート。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • チーム大老害vsヤング・ドラマティックス!

    9分46秒

    体固め

    ※エクスプロイダー
  • 若造Tシャツを着て中村&岡谷が入場後、チーム大老害は『Fire!』に乗って揃いの大老害Tシャツを着て入場。高木が「若造!」中村が「大老害!」言い合う。高木と岡谷で試合開始。高木と岡谷は若造コールと老害コールを叫び合う。2人が五分の攻防を繰り広げると、秋山と中村の組み合わせに。秋山は中村の耳を掴んでいく。中村のタックルも秋山は腰の重さで耐えると高木はコーナーから「ナイス老害です!」と一言。秋山は中村を場外に連れ出し、鉄柱にぶつけようとするが、中村はうまくかわしてリングイン。しかし秋山は再び場外に中村を連れ出すと、場外でボディスラム2連発。秋山から高木に代わると「俺も老害のテクニックを見せてやる!」といって場外でボディスラム。ここから中村が捕まる展開となってしまう。中村が高木にミサイルキックを決め岡谷に繋ぐ。岡谷は高木にエルボー連発から串刺しエルボー、ブルドッキング・ヘッドロック。カウント2。ノーザンライトを狙うも、高木は耐えて串刺しエルボー。高木は「俺の方が若造だー!」と叫んでリバース・スプラッシュ。カウント2。秋山に代わると、秋山の低空ニーをかわした岡谷がエルボーを決め中村にタッチ。中村がスワンダイブ式ミサイルキックで飛び込み、串刺しドロップキック。さらに絶品を放つも秋山が剣山。カウント2。エクスプロイダーの体勢になるも、岡谷がカットし、中村と共にダブルのブレーンバスターを決める。中村が改めて秋山に絶品。高木が飛び込み、「100本受け身だ!」と言って中村に交互に無数のボディスラムを連発。秋山がカバーもカウント2で中村返す。秋山の低空ニーはカウント2。ならばとエクスプロイダーを決めると、中村も返せず3カウント。試合後秋山は中村を称えると見せかけ場外に突き落としていった。

    【試合後のコメント】
    秋山 大丈夫ですか?
    高木 だ、大丈夫です……。
    秋山 社長、大変なんだよ! 心労も多くて!
    高木 そうですよ。
    秋山 俺は最前線でいくから。前に立ちはだかっていくから。
    高木 このままの勢いで大老害いこうと思うから。
    秋山 これで終わりという噂もあったんですけど、社長まだいけますか?
    高木 まだいけますよ。Tシャツ残ってますからね。Tシャツ完売するまでやりますよ。
    秋山 わかりました(苦笑)。
    高木 僕、1000枚作ってしまいましたから!
    秋山 作りすぎだな~。マジっすか?
    高木 半分ぐらいはもう売れているらしいので。
    ――途中100本受け身をやらんばかりの勢いでしたが。
    秋山 高木さんが100本って言うから「マジ、100本?」って言ったら案外早く終わったんで(苦笑)。
    高木 8本だったよ、8本。100本じゃなくて8本。なんとなく韻があってればいいんだよ。次も何かあるのか?
    秋山 なんでもいいよ。怖いものなしだよ。
    ――若造については?
    秋山 全然。屁でもない。
    高木 次、誰とやるんだ?
    ――竹下選手と勝俣選手です。
    高木 いつやるの? (9・7)後楽園? 準烈での闘いもまああるんですけど、大老害としての闘い方を教えてやりましょうよ。
    秋山 大老害としての闘い方(苦笑)、わかりました。
    高木 竹下に100本受け身やらせましょうよ。アイツ、まだ経験したことないので。
    秋山 案外こっちが先にやられる可能性がありますね(苦笑)。
    高木 その場合は8本受け身にしてもらって。
    秋山 まあそれも面白いでしょう。やりましょう。9・7、チーム大老害vsALL OUT、竹下&勝俣、やってやるからな。俺たちは老害だけど息一つ切れてねえからな。
    秋山 切れてないぞ!

    中村 大老害は、すごい大人気なかったです。あんなにボコボコにされるなんて、正直悔しいんで。絶対に勝ちます。
    岡谷 勢いだけで言えば若造の方があったんで。経験の差というか。これからチーム大老害と闘うことがあると思って……次は勝ちます。
    ――チーム若造としてチームは継続するのでしょうか?
    中村 あ、そんなあなたに朗報です。このTシャツ(若造Tシャツ)、なんと販売になるんで。販売するってことは……ですよね。
    ――チーム大老害はTシャツが売り切れるまでチーム継続するということですが、チーム若造は?
    中村 若ければ! 自分が若いと思っていればチーム若造です。中年とか老害になったら、自分からこのTシャツを脱いで、ありがとうございましたと下の世代に渡していくんじゃじゃないでしょうか。
    ――歴代受け継いでいく形になるんですか?
    中村 かもしれないですね! この老害……ホント今日で嫌になりましたね! 倒したいです! ホントに倒したい!
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 4WAYマッチ

    10秒

    片エビ固め

    ※残る2人は大鷲透、島谷常寛
  • ディーノは狩りが出来ないことに苦悩しながら入場。島谷が入場するとディーノはいきり立つ。平田が入場し『TOKYO GO!』を踊っていると、ディーノは背後から平田を掘り始める。そこに島谷がランニング・ラリアットを平田に打ち込み、開始のゴング。島谷が平田を押さえ込むと、ディーノが島谷にリップロック。ディーノが平田を押さえ込むと3カウント。で大鷲が入場する前に試合が終了。
  • 再試合 30分一本勝負

  • 4分28秒

    体固め

  • 大鷲がリングインしマイクで「入場しないとギャラをもらうのが申し訳ない」と猛抗議。1番目に入場すると宣言し再試合へ。大鷲が入場してくると、ディーノと平田と島谷が大乱闘しながらリングに雪崩れ込んでしまう。大鷲が再び激怒し、島谷に「お前何しに来た」と説教。しかし平田がマイクを持ち「そういうのやめろよ!」とピシャリ。島谷に「新しい景色見たくねぇか?」とタッグ結成を要望し、タッグマッチとして再試合がスタート。奇襲をしかけ大鷲に2人がかりで攻め込む。平田は「時代を変えろ!」と拍手を煽る。「新しい景色見せたるわ!」と言ってメガネを装着し『TOKYO GO!』がかかるも、ディーノがカットしあてがい。カウント2で平田が返す。ディーノがコーナーで地獄門を開門。大鷲が平田を突っ込ませようとするも、島谷が巧みに大鷲を突っ込ませる。すると島谷が平田メガネを装着し『TOKYO GO!』がかかるも、平田がカット。「人のメガネ勝手に使いやがって!」と激怒。「お前には教育が必要だな」と島谷にエルボー連打からダイヤモンドカッター。平田は「上下関係というものを教えてあげよう」といって手刀を狙うも、島谷がドロップキックを放つと、平田は地獄門へ。そこに大鷲がノド輪落とし。さらに島谷がその場飛びシューティングスター・プレス。3人で押さえ込むと平田も返せず3カウント。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • クリスとアントンで試合開始。アントンはクリスの高い手四つになすすべなく納谷にタッチ。納谷が長身を生かしクリスに手四つで優位に立つ。さらにショルダータックル。納谷からアントンにかわると、転倒したように見えたがこれは転倒せず。渡瀬が何度もアントンを転ばせようとするが、アントンはタイムからのタイム突きを連発して渡瀬を追い込む。アントンから納谷に代わり、ここから渡瀬が捕まる展開に。渡瀬がHARASHIMAにブレーンバスターを決め、クリスに繋ぐ。クリスはHARASHIMAの背中にダイビング・セントーン。カウント2。しかしHARASHIMAも強烈なミドルキック。HARASHIMAがハイキックからファルコンアロー。スワンダイブ式ボディプレスを放つと、クリスが剣山。ここでそれぞれ大石と納谷にタッチ。納谷がカウンターのスクラップバスター。カウント2。納谷がコブラツイストを狙うも、大石が納谷を転がしフジヤマ・ニーロックへ。しかしここはHARASHIMAとアントンがカット。両チームが入り乱れる。納谷が大石にチョークスラム。カウント2。HARASHIMAが渡瀬にハイキック。クリスがHARASHIMAに足をクラッチしてのジャーマン。納谷がクリスにラリアット。アントンが飛び込み、納谷と連係を狙ってコーナーに上ると、アントンがコーナーから転落し足を負傷。マイクを持ち創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果ちょうちんではなく下ネタ。サミングを納谷が担いだ大石に決めるが、渡瀬を狙ったサミングがHARASHIMAに誤爆。渡瀬にサミングを決めるも、クリスによってアントンは自らにサミングさせられてしまう。さらに納谷へもサミングが誤爆。クリスが納谷にトラースキックを叩き込むと、大石を抱えたままバックフリップのようにダウン。カウントが進むが、クリスがフットスタンプを投下し納谷を無理やり押さえ込むと、結果的に大石の十字架固めのようになり3カウント。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • #DAMNHEARTSvsALL OUT!

    12分20秒

    エビ固め

    ※ナイトライド
  • T-Hawkと彰人で試合開始。彰人が足攻めを見せようとすれば、T-Hawkは逆水平を狙い、互角の攻防を展開。竹下と佐々木にタッチ。竹下は「ブルアッ!」と欠場した飯野のポーズを連発する。佐々木がタックルで向かって行くが、逆に竹下がタックルで倒すと、ハカエルボーを狙ってハカを始めるが、佐々木は退避。竹下は「1分間くらいの記憶が無い……」と言って勝俣にタッチ。佐々木も高尾に代わる。勝俣がコーナーに上ったところをT-Hawkがチョップで落とし、勝俣は大ダメージ。ここから#DAMNHEARTSが勝俣を代わる代わる捕まえる展開に。竹下も助けに飛び込むが、T-Hawkにアギラで蹴散らされてしまう。勝俣の苦しい時間が長くなるが、T-HawkにスイングDDTを決め、竹下にタッチ。T-Hawkも高尾にタッチ。竹下がフライング・ラリアットで高尾をなぎ倒すと、再びハカを開始。うろ覚えのハカをしてからハカエルボーもカウント2。ハカアピールからスピア狙いも、高尾がカウンターのエルボー。高尾が飛び付きのDDTを決め、佐々木にタッチ。佐々木が飯野のようにアピールしてから竹下にスピアを放つも、竹下はかわして彰人にタッチ。彰人が佐々木にアンクルホールド。佐々木はクロス・フェースロックで切り返すも、さらに彰人は複合関節技で切り返す。アンクルホールドに移行すると、佐々木は脱出し、飛び付いてクロス・フェースロック。彰人が押さえ込みカウント2。彰人が足横須賀から、膝殺し。アンクルホールドへ。彰人のバックドロップを着地すると、佐々木が彰人をロープに据え置きドロップキック。T-Hawkに代わると、彰人は足殺しと見せかけ水車落とし。彰人が竹下を呼び込み連携を狙うも、ラリアットが彰人に誤爆。T-Hawkが竹下にナックルからスパインバスター。彰人から勝俣にタッチ。勝俣が丸め込みを連発するがカウント2。T-HawkがBTボムを決めるもカウント2で勝俣返す。ならばとT-Hawkがナイトライド決めると、勝俣も返せず3カウント。
  • 「準決勝前に出し惜しみか? そんなんじゃな、俺には敵わんぞ」(T-Hawk)「出し惜しむに決まってんじゃねぇか。手の内は後楽園で全部出すからな」(彰人)

  • T-Hawkがマイクを持ち「23日、彰人、準決勝前に出し惜しみか? そんなんじゃな、俺には敵わんぞ。全部出して来いよ。前哨戦じゃねぇんだぞ、いつでも本番だ。全部出して来い」と言うと、彰人はエプロンに上がりマイクで「ていうかよ、何かちょっと勘違いしてんじゃねぇか? 決戦は後楽園ホールだろ? 今日出し惜しむに決まってんじゃねぇか。わざわざ対戦相手のあんたに手の内、見せるなんて俺は馬鹿なことしないよ。手の内は! 後楽園で全部出すからな」と言うと彰人は退場。T-Hawkが改めてマイクを持ち「まぁいい、結果がすべてだ。このトーナメント、俺は#DAMNHEARTSの一員でもあるし、#STRONGHEARTSを背負ってやってんだよ。今回のトーナメント、優勝するのはこの俺だ」と言い放った。

    【試合後のコメント】
    T-Hawk 前哨戦当たってみて、彰人、出し惜しみしすぎだよ。俺はピンピンしてるよ。リングに上がる覚悟が違うんだよ、お前と。あとリングサイドにいた(セコンドの)岡谷か? あれもダメだぞ、俺から言わせたら。髪の毛伸び過ぎ! そういうところからプロ意識が違うんだよ、こっちは。お前がよ、後輩に背中見せてやるんじゃねぇのか? そんな生ぬるいことやってたら、速攻終わらすぞ? 準決勝。今日の彰人は面白くなかった。俺はマジの100%で行く。

    彰人 前哨戦で余裕こいてどうするみたいなこと言われましたけど、余裕こいてたわけでもなくて。なんで前哨戦で自分の手の内見せなきゃいけないのかなってだけで。割とホントに普通のレスラーの人はどんな試合でも熱くぶつかっていく、それは当たり前なんですけど、タイトルマッチ前の前哨戦でお互いの引き出しを出し合って駆け引きをする、みたいなことをよく試合で見ていて。そういう前哨戦じゃなくていいじゃん、そうする必要もないし。手の内なんて決戦の時に100出せばいいだけなんで。今日はただそれをしただけで。T-Hawkは何か勘違いしてるよ。手を抜いていたわけでもないし。チームとしての負けはもちろん悔しいし、それもありますけど。KING OF DDTのトーナメントは1対1の闘いだから。チームを利用してでも勝つという気持ちでいるから。今日の闘い方僕は正解だと思ってるし。おかげでT-Hawk選手は僕の手の内をまったくわからないまま決戦迎えるわけで。あと後楽園まで待つだけですね。
    ――あえてあまり絡まなかったと?
    彰人 もちろん。絡んでもいわゆる足攻めとか僕の関節技とかは彼相手に一切出す気もなかったし。出す必要も今日は無かったかなと。だって手の内わかっちゃうでしょ? そんなの嫌でしょ。
    ――相手をあまり肌で感じなかったという部分は本番に向けていかがでしょう?
    彰人 彼も僕とシングルした時から成長していて。色んなバリエーションが増えてると思うし。逆にここで触れて色んな技を味わってしまうと、僕が食らったことでプラスになるかもしれないけど、トラウマの方がデカいかなって気がしたんで。僕はやっぱりT-Hawk選手みたいな選手が一番苦手だと思ってるんで。彼のハメ技は今日は食らいたくなかったかなって。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsEruption!

    VS

    VS

    11分29秒

    片エビ固め

    ※ぶちかまし
  • 遠藤と樋口で開始のゴング。樋口が腕を取って優位に試合を進めるも、遠藤は髪を掴んで脱出。樋口がチョップを放つと、遠藤は場外に退避。距離を取っていく。ポーリーと坂口にタッチ。坂口が打撃のラッシュを見せると、ポーリーも打撃勝負。蹴り足を掴んだポーリーがぶっこ抜いてフィッシャーマンバスター。ここからDAMNATIONが代わる代わる坂口を捕まえる展開に。坂口がダッシュミドルを決めて樋口にタッチするも、ポーリーがレフェリーの視界を塞いでおりタッチ成立ならず。坂口の苦しい時間が長くなる。坂口が再度ポーリーにダッシュミドルを決めてようやく樋口にタッチ。樋口がタックルでポーリーを吹っ飛ばすと、打撃の打ち合い。しかしポーリーはカウンターのテーズプレス。ポーリーから遠藤にタッチ。遠藤は樋口をコーナーに振ろうとするが、力で逆に振り返し。突っ込む樋口に遠藤は丸め込み、そこからゆりかもめへ。樋口が潰すもカウント2。ポーリーが飛び込み、遠藤がポーリーを踏み台にムーンサルトを狙うも、樋口がフェイスバスターでポーリーに遠藤を叩き付ける。遠藤が場外に退避するが、坂口が攻撃を加えリング内に戻すと、樋口のチョップが遠藤を捕らえる。串刺し攻撃からカナディアン・バックブリーカー。ポーリーがカット。坂口が入ってポーリーを蹴散らすも、遠藤が2人まとめてハンドスプリング・オーバーヘッドキック。ポーリーにタッチ。ポーリーが串刺しボディアタックからボディプレスもカウント2。さらにSTFで樋口を捕らえる。坂口がカットに入ると、遠藤が飛び込み坂口を場外へ。今度こそポーリーを踏み台にムーンサルトを放つが樋口がかわし自爆。樋口が遠藤をチョークスラムでポーリーに叩き付ける。樋口がエプロンからロープを使ってのエルボードロップ。カウント2。さらにブレーンバスターを狙うがポーリーが投げ返す。ポーリーと樋口がラリアット相打ち。坂口が飛び込み、ポーリーの後頭部に神の右膝。樋口がラリアットもカウント2。樋口がパワーボムの体勢に入るも、ポーリーは脱出。ハンマーを連発し、ロープに走ると、樋口は強烈なぶちかまし。ポーリーも返せず3カウント。試合後樋口と遠藤が視殺戦を展開した。

    【試合後のコメント】
    樋口 後楽園で今日のポーリーみたいになってるのは遠藤哲哉だと思うんで。これでもう当たることは後楽園までないんですよね。遠藤哲哉が何を考えてどう攻めてくるのかっていうのは今日で少し把握出来たんで。それを上回る力と、あと自分の土俵に上げてやってやろうかと思っております。
    ――トーナメントを勝ち上がって来て遠藤選手と当たることで、挑戦剣を懸けて闘った時と比べて今日は違いをどう感じましたか?
    樋口 今日やった感じだと、今のところは変わってないのかなと思います。ただ、遠藤哲哉は隠してる可能性があるんで。今日は全部出してないと思うんで。それでもなおそれを上回ってやろうかなという気持ちが今日で出て来たんで。すかす様な感じもしてきましたけど、じゃ、自分はもう乗っかってもいいから何でも真っ向から行くつもりで。今日のところはそんなに、という感じですね。
    ――準々決勝と今日とぶちかまして勝利していますが、ぶちかましが3カウントを取れる技になりつつることについてはどのような思いがありますか?
    樋口 ぶちかましは今までフィニッシュに繋げる技だったんですけど、ここに来て昔の燃え上がるものが出て来て、やっぱり原点だなって思うんですね。あれが。自分が相撲部屋に入って最初に教わったのがああいうことだったんで。頭からぶつかっていく、それはもう自分の原点であり、樋口和貞としてのスタイルだと思うんで。今回色々と思い出させてもらって。今後も使い続けるでしょうけど、自分の中で今来てる、というのがあります。


    遠藤 なんて言ってました? 樋口和貞選手は僕のこと?
    ――何かを隠してると。
    遠藤 隠してる!?(自分の股間あたりを眺めながら)
    ――そういうことではないかと……。
    遠藤 そういうことではないか。隠してる? 隠してるというつもりはないけど、わかんないけど、俺は逆にもう樋口和貞が隠してるもの全て心の目で見えてる……(じっと目をつぶる)
    ――見切ったということ?
    遠藤 見切ってる。樋口の隠してるもの、樋口の扱い方、あいつをコントロールする術は心得てるから。手のひらの上でこう…(手のひらで転がすジェスチャー)転がして、隠し持ってるものも転がして。
    ――今日やってみてコントロール出来るという確信を得たわけですか?
    遠藤 そうだね、言ったら後楽園の前哨戦、今日が本番ではないので。今日は俺の中ではアイツの出方を見るだけの試合。今日やってみて、俺がアイツに勝つ可能性っていうのは高まった。なんなら、俺の中ではトーナメント優勝すること、その道筋が今日見えた。
    ――想定内ということ?
    遠藤 想定内ということにしとこうか。まとめて。
    ――トーナメントを勝ち上がってきた樋口選手の勢いは今日特に感じることもなく?
    遠藤 そうですね、今日はぶっちゃけ、感じる隙が無かったというか。今日の対戦っていうのは俺の中では調整というか。色々試すための試合だったと思ってるんで。アイツとは今年何回かシングルやってるし。その中でアイツに対する勝ち方っていうのは、俺の中でパターン化、固定化出来てるから。トーナメント準決勝は俺が勝ったも同然だと思ってます。
  • メインイベント 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ選手権試合

    • MIKAMI

    • LOSE

      タノムサク鳥羽

    VS

    VS

    18分50秒

    片エビ固め

    ※WR。第67代王者組が6度目の防衛に成功。
  • 試合前ノーチラスは握手を求めるも、鳥羽は握手を拒否。MIKAMIと吉村で試合開始。吉村のプレッシャーにMIKAMIは距離を取っていく。MIKAMIが腕を取れば吉村も力で取り返す互角の攻防。上野と鳥羽にタッチ。鳥羽のストレートが上野を捕らえ、膝を付く。すると上野はタックルで倒し鳥羽を場外へ。鉄柱に叩き付けていく。さらに場外で高速ブレーンバスター。上野から吉村に代わると、ここから鳥羽が捕まる展開。しかし鳥羽が吉村にカウンターのフックを当てると、吉村はダウン。改めてストレートを叩き込むと、鳥羽はMIKAMIへタッチ。ここから吉村の動きが止まり、スーサイドボーイズに吉村が捕まる展開となってしまう。吉村はMIKAMIのミッキーブーメランをキャッチすると、ショルダータックルをぶち込み上野にタッチ。上野はミサイルキックで飛び込み、ロープにもたれたMIKAMIの背後へのおっぴろげアタック。しかしMIKAMIと鳥羽が連係狙うも、上野が鳥羽を蹴散らしMIKAMIにもドロップキック。吉村に代わる。上野と吉村がトレイン攻撃狙いも、MIKAMIがかわして相打ちに。MIKAMIが吉村にスク~ルボ~イ。カウント2。MIKAMIがもう一度狙うも、吉村が耐えて引き起こして強烈なチョップ。さらに串刺しラリアットを連発。吉村がバックドロップ狙いもMIKAMIは足を取ってスク~ルボ~イ、カウント2。突っ込む吉村にMIKAMIはデュランダル。鳥羽にタッチ。鳥羽が吉村に強烈なストレートからコーナーで打撃のラッシュ。吉村も返すが、鳥羽のラッシュは止まず。吉村は崩れ落ちる。さらに鳥羽は膝蹴りからアッパー。カウント2。鳥羽はソバット。しかし吉村がカウンターの払い腰。さらに吉村がブレーンバスターを決めて上野にタッチ。上野が鳥羽にバックブリーカーから逆エビ固め。鳥羽は何とかロープに手を伸ばす。吉村が串刺しラリアットから、上野はおっぴろげアタック。さらに吉村が鳥羽をロープに固定して、上野がダイビング・ボディプレス。カウント2。大阪ストラッドを狙うも鳥羽は耐えると、MIKAMIが飛び込み吉村を排除。上野にスーサイドが低空ドロップキックとミッキーブーメランの合体攻撃。MIKAMIがスワントーンボムから場外の吉村にトルニージョ。鳥羽が上野をカバーもカウント2。鳥羽がバックブロー狙うも、上野はハーフネルソンの体勢。鳥羽が耐えると、飛び込んだ吉村がラリアットでなぎ倒す、そこに上野がフロッグ・スプラッシュ。カウント2。吉村がMIKAMIを排除。鳥羽が上野にストレート。上野もエルボーを返し打撃の打ち合いに。上野のエルボーで鳥羽が膝を付く。上野がハーフネルソン・スープレックス。立ち上がった鳥羽はストレート。上野の掌底と鳥羽のストレートが何度も交錯。鳥羽がグラついたところで、上野はすかさずWR。これが決まると鳥羽も返せず3カウント。
  • エンディング

  • スーサイドボーイズ下したノーチラスがV6!「こんなご時世ですけど、我々は殴って殴られてそれを見てもらって、皆さんにも気持ちよくなっていただけたらと思います」(上野)

  • 試合後両チームは歩み寄って何か言葉を交わす。スーサイドボーイズはノーチラスを称えて退場。上野がマイクを持ち「防衛出来ましたー! 鳥羽さんに一発目だと思うんですけど、殴られた時から脳みそがフラフラして……鳥羽さんはなぜか謝ってましたけど(会場笑い)謝ることなんかまったくなくて。正直まだまだやりたいと思いました。頭はフラフラですけど、また是非よろしくお願いします! 吉村君どうぞ」と吉村にマイクを渡すが、吉村は拒否。改めて上野が「鳥羽さんやMIKAMIさんの技だったり、殴られたりすると、ホントに……(笑みを浮かべながら)気持ちがフワフワして非常に気持ちいいです! こんなご時世ですけど、我々は殴って殴られてそれを見てもらって、皆さんにも気持ちよくなっていただけたらと思います。我々ノーチラス、これからもDDT、プロレス界盛り上げていきますので、皆さんこれからも応援よろしくお願いします!」と言って、最後は「次もこのベルトを防衛して、プロレス界、もっと楽しくさせていくのは俺たちだー! イエス、オア、ノーチラス!」で大会を締めた。

    【試合後のコメント】
    上野 うーわ、気持ち悪い……。防衛出来たわけなんですけども、一発殴られて気持ち良くなりました。吉村君なんかも何回も殴られて、僕も殴られて。このベルトを持ってるだけで色んな強い面白い人たちと試合2人でさせてもらえて、嬉しいです。どこで負けてしまうかわからないその中で、トーナメントも負けてしまいましたけど、このベルトでもっと楽しめるんじゃないかと思います。次の挑戦者はまだ決まってないですけど、誰でもいいです。どんな人でも、ヤバい人でも、ヤバくない人でも、もっともっとこれ(ベルト)で楽しみたいです。
    吉村 ……あなたは鳥羽さんと何回目ですか?
    上野 3回目。
    吉村 俺初めてやねんけど、こんなにヤバいんか。
    上野 そうなの。
    吉村 全然定まらんもん。いろんなものが。最後、フラストレーションだけで倒してたから。MIKAMIさんにはほぼ八つ当たりに近いです。鳥羽さんにボコボコにされ過ぎて、イラっとしたものをすべてぶつけた感じになります(笑)
    上野 このタッグで試合をするたびに足りないものが見えてきますし、それもどんどんプラスに出来ている気がします。今日もあの人たちと試合をしたことで、僕たちはもっと上部になると思います。また、何回も防衛したいですね。
    ――DDTの歴史あるチームとの闘いでしたが、歴史的な部分はどう感じましたか?
    上野 そうですね、歴史を感じれてるのかわからないですけど、僕たちが客席で見てた頃から闘われていて、どんなパンチなんだろう、と思ったらこんなヤバいパンチで。歴史を見れたならば、僕たちはやっぱり改めてDDTは昔から良い団体なんだな、昔から凄いんだなと感じれています。
    吉村 全くその通りです。

    (コメントスペースにやって来るなり鳥羽がフラフラと座り込む)
    MIKAMI パワーがあるってことだよな。パワーがあるよ。バイタリティーがある、エネルギーがある。エネルギー凄かったもん。
    鳥羽 俺らのさ、20年? 結成何年?
    MIKAMI 20年。
    鳥羽 20年前の俺らと闘ってるようなもんじゃん。敵うわけがねぇんだよ! 敵うわけがねぇんだよ!
    MIKAMI ちょっとは思ってたよ。
    鳥羽 20年前じゃねぇか、15年前の俺ら、超全盛期の時の自分と闘ってるようなもんだから、それよかタチが悪いよ、吉村とかデカいし。
    MIKAMI 吉村凄かったな、あれでナチュラルかよ。
    鳥羽 パワーがエグイよ、敵うわけないんだから!
    MIKAMI あのもう1人、上野、あれはセンスだしな。あれは運動神経いいよ、いまさら言うことじゃないけど。
    鳥羽 俺らさ、テクニックとかさ、プロレスの技術とかさ、そういうんじゃない、機動力とスピードとさ、そういうのでベルト巻いたりしてきたんだけどさ、若いのにそれで敵うわけないんだからさ!
    MIKAMI 隙は合ったけどね~。
    鳥羽 ごめん、俺はもう無理だ。
    MIKAMI でもさ、20年前のさ、よくやってたタッグチームの俺らがね、20年後の今のチャンピオンに挑戦する、KO-Dタッグ、俺たちが挑戦者、そのシチュエーションだけでも勝ったようなもんだぜ。もちろん試合で1、2、3取られたんだっけ、それはしょうがない。でも、そのシチュエーションで実現させた、大会のメインイベントに持って来たっていうのは、俺たちそれでまたもう一回行くぜって、挑戦したじゃん。やる気になったじゃん。凄いことだよ。それで成功だよ。彼らはホントにこれからのDDTを、もう背負ってんのかな? 今から背負う人間だろうと思うし、全盛期の俺らより少し若いわけだよ。彼らがこれからDDTを引っ張って行って、どの団体でも負けないような選手になれるようにね。あのスピードとパワーとテクニックとで、俺らみたいなもん……でもまぁまぁいいとこあったと思うよ。あわやっていうシーンあったんじゃないの? これ若さっていうのはしょうがないことだからな。それに20年かけて俺とあいつらとメインイベントで向かい合った、それが凄いことなんだよ。それだけでもやった価値があったかなと。あいつらがどう思ったかかわらないですけど。だって俺らは20年変わらないことやってんだよ。リング上で。一緒のことやってるから。今日は正直現状、ソーシャルディスタンス? 客席もまばらにせざるを得ない環境の中でやることになって、でもタイトルマッチでお客さんを熱狂させなきゃいけなかった。お客さんマスクして声出せないけど、それでも思わず声出るシーンあったと思うんだよ。それは俺たちある意味勝利だよ。
    鳥羽 へへへへ。
    MIKAMI こんな人いたんだっていうね。こんなグローブ付けてやるっていう……
    鳥羽 もう無理だよ! 無理無理無理!(鳥羽はコメントスペースから退場)
    MIKAMI またやりますよ。忘れたことにまた戻って来たいと思います。またKO-Dタッグいつか獲るぞって目標があれば、俺もアイツ(鳥羽)もモチベーション保てて、トレーニングしてやっていけると思うんで。これからも現役生活やっていけると思うんで。ただ彼らは時代を背負ってるのは、やった人じゃないとわからないと思うけど、俺は今やったから言えるけど。凄い素材だから。粗削りだけどそれでいいと思うんですよ。今は。どこの団体に行っても遜色ないと思いますよ。あとスーサイドボーイズに勝ったんだから、しょうもないやつに獲られんじゃねぇぞってことをね、リング上で言いました。またいつの日か……67代でしょ、彼らが? 80代くらいにまたひょこり出て来られるようにね、モチベーションあげていきます。ありがとうございました。今日は負けの日。

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