アンダーマッチ 15分一本勝負
6分50秒
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
岡谷と中村で開始のゴング。腕の取り合いからグラウンドの攻防へ。互角の攻防を繰り広げ、松永と小嶋へ代わる。松永と小嶋が腕の取り合いから、松永がグラウンドでキックを見舞う。岡谷に代わる、ここで岡谷と松永が細かくタッチを繋ぎボディスラムを連発し小嶋を追い込む。松永のエルボーの小嶋はチョップを返すが、松永は蹴り上げを連発。カウント2で小嶋は何とか返す。松永のショルダースルーもカウント2。松永の串刺し攻撃を迎撃した小嶋がドロップキックを決め、中村に代わる。中村がスワンダイブ式ミサイルキックで飛び込む。中村のボディスラム狙いは逆に松永が投げ返す。岡谷に代わると松永とダブルのドロップキック。カウント2で中村が返す。中村と岡谷がエルボー合戦。岡谷が打ち勝つが、中村はカウンターのドロップキックを決める。中村が松永と岡谷の同士討ちを誘い、小嶋に代わる。小嶋が岡谷にチョップ連発からダッシュミドル。フルネルソンに捕らえるが、岡谷は抜け出すとエルボー。しかし小嶋もチョップを返す。岡谷がカウンターのランニング・ネックブリーカーからノーザンライト・スープレックス・ホールドに繋ぎ3カウント。
前説
大雪により緊急欠場となったササダンゴが電話越しのオープニングコール!
今林アシスタントプロデューサーがリングに登場、まずは秋山の欠場、ササダンゴの欠場のお詫び。緊急事態宣言に伴う1月28日新宿大会、1月31日板橋大会の開場・開演時間変更をアナウンス。観戦にあたっての諸注意、新作グッズ、今後のスケジュール&対戦カード等を紹介。そしてオープニングコールとして今林APがササダンゴに電話。電話越しのササダンゴによる「DDT後楽園大会スタート!」の掛け声で大会がスタートした。
オープニングマッチ 30分一本勝負
高橋創&井上マサキ著『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』インフォマーシャルマッチ~戦う個人事業主のためのドレスアップ・ワイルドファイト必要経費獲得マッチ
オープニングVTRが終わると同時にササダンゴによるリモートパワポがスタート。ビジョンにササダンゴがZoomで登場。画面共有で『プロレスで学ぼう確定申告の仕組みと節税Part.2』と題した煽りパワポを開始。確定申告の大切さを説明した上で、今回インフォマーシャルマッチのメインとなる高橋創先生の著書『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』を紹介。高い買い物をしてしまった場合でも、プロレスラーであればコスチュームとして試合中に使用すれば経費として落とせると説明。ここで本日インフォマーシャルマッチ出場選手の私服の値段がランキング形式で発表されていく。アントン、平田、ディーノ、大鷲、赤井、彰人とランキングが発表されていき、1位は高木。腕時計だけで110万円。最後にスーパー・ササダンゴ・マシン(3Dアバター)の参戦も発表となり、この試合は戦う個人事業主のためのドレスアップ・ワイルドファイト必要経費獲得マッチとして行われることが発表となった。ここで各選手が経費で落としたい私服を身にまとって入場。ディーノとササダンゴ(アバター)で開始のゴング。ビジョンのササダンゴがZoomでアバターに指示を飛ばす。ロックアップからヘッドロック、タックルで倒すとストンピング連打からからコーナーでエルボー連打。ディーノを対角のコーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、ディーノが回避。ディーノがナックル連打すると、ササダンゴ(アバター)がエルボー連打からブレーンバスターを狙うが、ディーノが投げ返す。ここで大鷲とアントンに両者タッチ。大鷲がパーカーを脱いでベルトを見せると、アントンも乳首を見せる。2人は互いの攻撃をかわし合うと、腕を組んで回って決めポーズ。大鷲がタッチしようとすると、赤井と高木は私物を試合で使いたくないため拒否するが無理やり赤井をリング内に入れる。試合は赤井と平田に。平田が赤井の高級バッグを狙っていくと、赤井は逃げ惑う。平田がバックを奪うと、赤井はブーツ。バッグが場外に吹っ飛ぶ。赤井は慌てて場外にバッグを取りに行く。ディーノが平田を吹っ飛ばしながら、彰人を無理やりリング内に入れる。彰人の10万のTシャツを狙うが、彰人は低空ドロップキックで抵抗。それでもディーノがレアもののスニーカーを奪い取り、ディーノが一旦それを履き、脱いでから彰人の口に突っ込む。そして入場ゲート方向に投げ捨ててしまうと、彰人は追いかけていってしまう。ディーノが赤井を鼓舞し、ディーノが地獄門を開門。大鷲と赤井が平田を地獄門に送ろうとするが、平田が切り返し大鷲が地獄門送り。赤井も地獄門へ送られるが、何とかギリギリで踏みとどまる。平田が赤井のバッグを持って向かっていくと、赤井がかわしたことで赤井のバッグが地獄門送り。発狂して向かって来る赤井を平田が再度地獄門送り。平田が地獄門に入ったバッグを取ると、ディーノが平田を一撃。ディーノが高木にタッチを求めると、満を持して高木がドラゴンリングイン。平田が迎撃も、高木はフライング・クロスチョップ。気合を入れた高木が平田にスリーパー。カットに入ろうとしたアントンが転倒。ギブアップしかけるも創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果フランクミューラーではなく下ネタ。アントンがサミング連発するも、高木は時計で迎撃。高木が全員を時計の裏拳で排除するが、平田は手刀で一撃。平田がイスを組み上げ、その上に高木の時計を置き、イスで時計を破壊しようとするが、高木が立ちふさがり阻止。イスを取り上げて平田を一撃しようとするも、平田がかわして自ら時計を破壊してしまう。ショックで固まった高木を平田が横入り式エビ固めで丸め込み3カウント。高橋先生がリングに入り、彰人や赤井が靴やバッグは経費で落ちるのか確認すると、経費で落ちると宣言。高木が泣きながら時計は経費で落ちるか聞くも、無情にもこれは経費で落ちず。高木は号泣。一同が記念撮影に収まり、丸く収まった。
第二試合 30分一本勝負
勝俣が奇襲をしかけポーリーと火野に向かっていくも、クリスは一切援護せずに勝俣は返り討ち。クリスはコーナーで「熱波WER!!」と応援するのみ。クリスが一切助ける気が無いため、勝俣がポーリーと火野に2人がかりで攻め立てられる。それでも勝俣はポーリーに延髄斬りを決め自力で逆転しクリスにタッチ。クリスがポーリーにオクトパスストレッチを決めるが、ポーリーは力で抜け出す。クリスがポーリーの背中にダイビング・セントーンからカバーもカウント2。続けてプレイングマンティスボムを狙うもポーリーはリバース。走ってくるクリスにポーリーがテーズプレス。ポーリーから火野に代わると、火野がチョップを連発してクリスを追い込む。クリスもチョップを返しチョップの打ち合いもクリスは分が悪い。なんとクリスが後ろ手を組んでチョップを打ってこいとアピール。火野がチョップを打とうとすると、かわしたクリスがチョップを連打していく。火野は後ろ手を組んでチョップを打たせようとするが、クリスはレフェリーの死角を突いて急所に一撃。勝俣が飛び込み、火野に連係を狙うも、火野は2人がかりでも動かず。火野が2人をまとめて圧殺しようとしたところで、エプロンからクリスが顔面蹴り。勝俣がダイビング・クロスボディを放つも火野がキャッチ。そこにクリスがミサイルキックでアシストしてカバーもカウント2。勝俣はクリスを呼ぶが、クリスは「ガンバレ!」とエールを送るのみ。勝俣がエルボー連打かトラースキック、延髄斬り。¡Hasta la vista!を狙うも、逆に火野が抱え上げFuckingBOMBの体勢。勝俣は丸め込もうとするも、途中で止めた火野がショートレンジラリアット。さらに引っこ抜いて抱え上げると、改めてFuckingBOMBで叩き付けると勝俣も返せず3カウント。
第三試合 30分一本勝負
納谷と竹下で開始のゴング。ロックアップから強烈なタックル合戦。納谷がショルダータックルで竹下を吹っ飛ばす。しかし竹下は青コーナーに納谷を叩きつけると、竹下のブーツとMAOの延髄斬りのサンドイッチ攻撃。さらにリング中央で納谷にダブルの低空ドロップキック。MAOと竹下が2人がかりで納谷の足を攻め込み、サウナ部が納谷を捕まえる展開となる。足への集中砲火で苦しい展開の納谷だったが、竹下にカウンターのキチンシンクを決め、HARASHIMAにタッチを繋ぐ。HARASHIMAはスワンダイブのボディアタックから串刺しのブーツ、ペンディラムを決める。さらにロープを使っての反転式ドロップキックはカウント2。HARASHIMAがブレーンバスターの体勢に入ると、竹下は着地し投げっ放しジャーマン。両者相手の攻撃をかわし合い、竹下がエルボーを決めれば、HARASHIMAはスピンキック。HARASHIMAから納谷にタッチ。納谷は竹下にDDT、カウント2。2人がエルボーの打ち合い。竹下が膝へのストンピングで動きを止め、フライング・ラリアットを決めるとMAOにタッチ。MAOがナックル連打も納谷はエルボーを返す。MAOが強烈なナックルからコブラツイストを決めるも、納谷がコブラツイストで切り返す。竹下がカットに入ると、HARASHIMAが竹下を場外に排除。トレイン攻撃を狙うも、MAOが回避すると、竹下が飛び込み納谷の後頭部に串刺しエルボー。しかし納谷がMAOにカウンターのサイドバスターからHARASHIMAのスワンダイブ式ボディプレス、納谷がエルボードロップ、カウント2。チョークスラムを決めるも、竹下がカット。納谷がMAOにバックドロップ狙いも、MAOは着地しアッパー掌底。そしてナックル連打から抱え上げるも、納谷が圧し潰す。ブリッジで抜け出したMAOがムーンサルトニーを放つも、納谷は回避。納谷がキチンシンクを狙とこれをMAOはバク転で回避しトラースキック。納谷に向かっていくと思いきや、場外のHARASHIMAに宇宙人プランチャ。飛び込んだ竹下が納谷にラリアット、垂直落下式ブレーンバスター。MAOがすぐさまキャノンボール450°で飛び込むと3カウントを奪った。
第四試合 30分一本勝負
初参戦岡田が遠藤と対峙し開始のゴング。岡田がロープに押し込むと、離れ際にエルボーを叩き込む。遠藤が向かっていくと、岡田はヘッドロック。遠藤が抜け出そうとするもしつこくヘッドロックを決めていく。さらにヘッドシザースからの投げを見舞うと、面食らった遠藤はコーナーに下がる。岡田が「チャンピオンやろ!」と挑発。すると遠藤はエルボー連打で向かっていき、ボディスラムで投げ捨てる。遠藤から佐々木に代わると、岡田も大石にタッチ。佐々木はいきなりのサミング。大石がアームドラッグを連発し佐々木を追い込む。そして痛めているアバラを踏み付ける。しかし大石がロープに走ったところで、場外の島谷が大石に一撃。佐々木がケブラドーラ・コンヒーロ。一気に大石が窮地となり、ここからDAMNATIONが代わる代わる大石を捕まえる展開となる。しかし大石は遠藤に丸め込むと見せかけて一気にフジヤマ・ニーロックの体勢に入るが、島谷が無数のストンピングでカット。島谷と遠藤が連係を狙うも大石が前転して回避し岡田に代わる。岡田が3人を相手に獅子奮迅の活躍。遠藤にフィッシャーマンの体勢になるが、遠藤は抜け出す。それでも岡田はドロップキックを決める。岡田が再度フィッシャーマンの体勢になるも、遠藤は抜け出すとスワンダイブ式フォアアームを決める。遠藤から代わった佐々木がダイビング・ラリアットで飛び込む。岡田にペディグリーを狙うも、岡田は耐える。岡田がランニング・エルボーを叩き込むが、佐々木がチンクラッシャー。岡田から渡瀬に代わる。渡瀬は串刺しのバックエルボーからジャンピング・ニーを決める。続けてバックドロップを狙うも、佐々木がDDTで切り返すと。クロス・フェースロック。渡瀬がロープにブレイク。島谷に代わりドロップキック。遠藤に代わり渡瀬に変形ジャックハマーからカバーもカウント2。佐々木に代わり、ペディグリーを決めるがカウント2。島谷に代わり、渡瀬を蹴飛ばしていくとブレーンバスターを狙うが、逆に渡瀬が投げ返す。渡瀬から大石にタッチ。大石がランニング・フォアアーム。さらにコーナーから前方回転式スタナー、渡瀬がミサイルキックで追撃し大石がカバーもカウント2。大石がミラクルエクスタシーを狙うと、島谷が抜け出す。突っ込んで来る大石に、飛び込んだ遠藤とエプロンの佐々木が合体式のスタンガン。遠藤が島谷をガロンスローから遠藤がその場飛びムーンサルト、島谷がその場飛びシューティングスター・プレス、カウント2。島谷が逆打ちを狙うもが、大石は回避。一気にグラウンドに引き込むと、フジヤマ・ニーロックの体勢へ。一気に絞り上げると、島谷はギブアップ。
秋山欠場も、準烈&岡田がDAMNATION撃破!「秋山さんは2月14日この間より強くなって帰ってくる!」(大石)
大石がマイクを取り話そうとしたところで、遠藤がマイクを奪い「おいザコども、今日サボってるあのジジイに言っとけ、タイトルマッチ1ヵ月前に欠場するなんて秋山準の名も地に堕ちたな! 2月14日、言い訳出来ないくらいに叩き潰してやるってな!」と吐き捨てると、渡瀬が向かっていくが遠藤はリングから降りて退場。岡田がマイクを持つと「DDTプロレスのファンの皆さん、ありがとうございました!(会場拍手)おい、遠藤選手! 今ここにいる誰よりも、俺は秋山準イズムを持ってるから。お前タイトルマッチでしょっぱい真似したら、秋山さん出る前に俺が潰したるからの! 大石さん、ありがとうございました。渡瀬さん、もうちょっと仲良くしましょうよ。ありがとうございました(会場拍手)」と言って大石にマイクを渡す。大石は「遠藤、秋山準はな、2月14日、この間よりもっともっと強くなって帰ってくるんだよ。楽しみにしとけよ。そして秋山準のいない準烈を守るのは、リーダーのこの俺、大石真翔だ!」と決意表明。岡谷もリングに上がり3人で準烈の結束をアピールした。
【試合後コメント】
岡田 ありがとうございました。秋山さんが欠場して俺のカードが繰り上がって秋山さんのこところに入ったということで、ちょっとプレッシャーがあった。DDTプロレスのことをまだ何もわからない状態だけど、リング上で言った通り、秋山さんの流れているものは俺が一番理解しているはず。秋山さんのいない間は俺が体現します。
(ここで大石、渡瀬が現れる)
大石 今日はありがとうございました。
渡瀬 長い間付き人していたかもしれないけど、秋山準の血を今一番濃く継いでいるのは俺だからな。
岡田 またお願いします。渡瀬選手、またお願いします(退席)。
渡瀬 次は別に対角でもいいし。組むことがあるのかないのかわかんないけど、なんか岡田クンとは合わないかもしれない。
大石 そうか。まあでも秋山準からこの準烈を守っていくのは私だと、引っ張っていくのは私だと任されていると思っているので私が準烈の灯を消さず、いろんないざこざも押さえつつ、あの人が帰ってくる場所をしっかり守っていきたいと思います。本当に手術だなんだで悲観しているかもしれないけど、本当に違うから。俺も同じ手術しているけど、よりよく動けるために、これから長くプロレスを続けるために、そしてあの遠藤哲哉からKO-Dのベルトを獲るための手術だから。2月14日、楽しみにしておけよ。遠藤哲哉もお客さんも待っていてください。
渡瀬 準烈は秋山準だけじゃねえぞ。
大石 そういうこっちゃ。
島谷 アーッ!
遠藤 太短い脚が。
佐々木 オマエのせいで負けたんだぞ。チャンプ、何かいいこと言ってやってくれよ。コイツのことは忘れてよ。
遠藤 かわいそうだろ。看板持ちがいなくなっちゃうよ。
島谷 これじゃ走れないです……。
遠藤 秋山準、タイトル1ヵ月前に欠場。これはだいぶデカいニュースなんじゃないか? プロレスラー・秋山準、あの秋山準が欠場。話に聞くとヒザの手術をしたらしいじゃないか。そんな状態で俺に勝てるわけねえだろ。いいわけできないぐらいに俺が叩き潰してやるからな。
佐々木 万全にきてくれたほうがちょうどいいんじゃないか?
遠藤 1ヵ月で万全のコンディションになるかどうか。万全だったら万全で「ヒザが痛いから負けました」とか言い訳できないだろ。
佐々木 何欠場してんだよ。
遠藤 アンタは今日復帰戦でしょ?
佐々木 ワタクシ、復帰戦ですよ。とうとう帰ってきちまった。復帰戦のデキとしては最悪だ。こういうのはみんな休んだら万全で肉体改造とかしてくるんだけど、俺はまだ治ってさえないかもしれない。ただし俺はこの欠場中にプロレスにおけるすごく重大なことを見つけた。俺は『タイタニック』から学んだ。プロレスとはラブとロマンスだ。このリングに足りないのはどちらかと言うとロマンスだ! 俺は見つけたからな! オマエらにも見せてやるから。俺から目を離すなよ。
遠藤 パクるなよ!
HARASHIMAが総額10万円の現金プレゼントの抽選会!
第四試合終了後、HARASHIMAがリングに上がり本日行われているキャンペーンの抽選会を実施。1万円5名、5万円1名の現金プレゼントの当選者発表を発表した。
セミファイナル 60分一本勝負
KO-Dタッグ選手権試合
※スリーパーホールド→レフェリーストップ。第68代王者組が初防衛に成功。
シーマソーマは大田区と同じ揃いのコスチュームで登場。坂口とCIMAで試合はスタート。しかし接触する前に高尾がCIMAにタッチし、坂口に向かっていく。しかし坂口はミドルキックで迎撃。坂口から樋口に代わると、CIMAが飛び込み連係攻撃を狙うも、樋口が2人をタックルで吹っ飛ばす。高尾が怒りに任せて向かっていくも、冷静なEruption。坂口が高尾を追い込むも、高尾はドロップキックで逆転に成功。一転して今度はシーマソーマが連係を交えつつ、さらには場外戦も含め代わる代わる坂口を追い込む展開となる。場外戦で樋口が高尾に一撃見舞うと、坂口はエプロンPKを叩き込み逆転に成功。樋口に代わる。樋口が串刺しのラリアットからブレーンバスター、さらにカナディアン・バックブリーカーを狙うが高尾はサミングで抜け出す。しかし樋口はアトミックドロップからタックルで高尾を吹っ飛ばす。ラリアットを狙った樋口に高尾はエルボーで迎撃し、無数のエルボー連打。さらにランニング・エルボーを叩き込む。CIMAに代わり、DDTからミサイルキック、ランニング・セントーンの連続攻撃。樋口とCIMAがチョップの打ち合い。樋口が打ち勝つと、串刺しのラリアットを狙うが、CIMAは延髄斬り。ボディアタックを狙ったCIMAを樋口がアバランシュホールドで叩き付ける。坂口に代わると、坂口はミドルキック、膝、PK狙いはCIMAが丸め込みカウント2。追撃狙うCIMAを坂口が飛び付いての三角絞め。CIMAはロープにブレイク。樋口がCIMAをコーナーにセッティングし坂口が一角蹴り。追撃を狙う坂口にCIMAが腕決め式ソラリーナを決めるが、カウント2。シーマソーマがダブルのブレーンバスターで樋口を倒れた坂口に投げつける。CIMAから高尾に代わり、串刺しの膝からディープインパクト。カウント2。高尾がエルボーを放つと、坂口も打ち返す。高尾の強烈なエルボーに坂口はダウン。会場は手拍子。高尾はさらにエルボーを連打。さらにスライディングのエルボーを決めてカバーは樋口がカット。今度は樋口のチョップと高尾がエルボーの打ち合い。樋口が打ち勝つと、坂口と樋口がチョップとミドルキックの速射砲。しかし高尾がかわすと、CIMAと高尾がダブルのスーパードロル。坂口に2人がダブルのトラースキックラッシュから、高尾がジントニック狙い。樋口がブレーンクローでカット。そこに坂口が神の右膝を狙うが、CIMAが高尾の腕を引っ張りかわさせると、これが樋口に誤爆。高尾が坂口にシュバイン、CIMAがマッド・スプラッシュ、高尾もマッド・スプラッシュの波状攻撃。カウント2で樋口がカット。さらに高尾がジントニック狙うも坂口は丸め込むようにスリーパー。CIMAがスワンダイブ式のメテオラでカット。すぐさま場外の樋口に逆トペを決め、高尾に勝負を託す。高尾が坂口にエルボー連打。ロープに走った高尾に飛び付いた坂口が丸め込むようにスリーパー。高尾粘るが、CIMAもカットに入れず。高尾の動きが完全に止まるとレフェリーが試合をストップ。Eruptionが初防衛に成功した。
KO-Dタッグ防衛に成功したEruptionに、DDTサウナ部が挑戦表明! 竹下&MAOが2・23名古屋ビッグマッチのメインで挑戦決定! 業務提携から1年、#DAMNHEARTSが発展的解消!
シーマソーマが退場すると、勝俣が竹下とMAOの手を引っ張りながら登場。リングインするとマイクを持ち「坂口さん、樋口君、防衛おめでとうございます! ちょっと言いたいことがあって来たんですけども、そのタッグのベルトにこの3人で挑戦させてください!」とまさかのトリオでの挑戦要求。坂口が「馬鹿かお前は?」と言われると、勝俣は「今林さんいいですよね?」と確認するが、今林APは「よくないですね。3人では挑戦出来ないので」とバッサリ。坂口が「お前ら3人じゃないとうちら2人に適わねぇのか? そういうことか?」と言うと、竹下とMAOは退場しようとすると、勝俣はその2人を慌てて止め「じゃ、2人ならいいんですね? わかりました、竹ちゃんとこの……MAOちゃんで挑戦させてください!」と2人での挑戦を指定。勝俣が入っていないことに思わず竹下が突っ込む。それでも勝俣は「竹ちゃんとMAOちゃんで挑戦させてください、お願いします!」と挑戦をアピール。坂口は勝俣にエルボーを叩き込んでから「お前いちいちうるせぇよ、竹下、MAO、お前ら2人か、いいよ。俺たちは逃げも隠れもしない、なぁ樋口?」と聞くと、樋口も「望むところだ、やってやるよ」と挑戦を受託。これを受けて今林APが2月23日名古屋国際会議場大会のメインでのKO-Dタッグ防衛戦を正式決定。坂口は「竹下、お前ら2人、D王の借りはずっと覚えてるからな。竹下はまぁいいや、隣のおちゃらけてねぇでシンドい顔して死に物狂いでかかってこい。じゃねぇと勝てねぇぞ? わかったな!」と言ってサウナ部の2人は退場。Eruption3人がポーズを決めた。
【試合後のコメント】
高尾 すいません。
CIMA 俺も申し訳なかった。
高尾 チャンスくれよ。
佐々木 実は一つ決めていたことがあってな、ソーマ。俺たちと#STRONGEHARTSが話して決めていたんだけど、今日ベルトが獲れなかったら#DAMNHEARTSは業務提携解消だ! 発展的解消だ!
高尾 聞いてないぞ!
佐々木 今日はその集大成だった。俺たちはコロナのせいで大した活動ができなかった。
CIMA 誰の記憶にもないやろうな。宇宙の話して以来、久しぶりやないか。試合後、何分経ってんねん。息乱れすぎやろ!
佐々木 分裂したりいろいろあったけど今日で発展的解消。一区切りってことだ。
CIMA いやあシーマソーマで結果残したかったけど、これコロナ禍いうたからといってもUNIVERSEとかしか見てへん人だけの前で発展的解消ってわけいかないですよ。T-Hawkもリンダマンも見ているから、火野選手も新しく入ったんでしょ? 俺、Twitterで知ったから。
佐々木 プロレスあるある。
遠藤 DDTあるあるですよ。
CIMA 何かいつでもいいから、お客さんのけじめがつくような形でやりましょうよ。
佐々木 コロナが終わったら、コロナが終わらなくてもどこかで何かやりましょう。
高尾 #DAMNHEARTS解消されてもシーマソーマはまたやりましょう。お願いします。
CIMA やろう。俺らもエロプションとしていくぞ。
竹下 また一人でしゃべって俺たち巻き込まれて、また一人でととのってるよ。
MAO おい!
勝俣 ととのっちゃいました。
竹下 俺ら2人で言い出しっぺに連れていかれるがまま。で3人は無理、2人……なぜにあなたは挑戦しない?
勝俣 2人って言ったらタケちゃんとMAOちゃんでしょ?
竹下 ほぼ2回目か3回目ぐらいのタッグ、なんでここなの?
勝俣 ここが交わったらすごいのよ! すごいのよ、ホントに。この2人がタッグを組むと初めてロウリュウを、アウフグースを受けた時の感覚に陥る。
竹下 わからん。
勝俣 だから俺じゃないのよ。俺が出ても慣れちゃってるの。ロウリュウされすぎて、アウフグースされすぎて。
竹下 じゃあ我々のケミストリーしかないですね。
MAO そこしかないですね。
竹下 令和のケミストリーですから。プロレス界のケミストリーですから。
勝俣 上野も今日ベルトを防衛してくれるだろうし、この2人には名古屋のメインイベントで獲ってもらって、DDTサウナ部、最強の部活にしてやるからな! オマエらよく見とけ! じゃあいきますよ! せーの、熱波WER!!
坂口 たぶん難敵中の難敵で、初防衛としては上出来の相手だよ。初めて…もう九官鳥とは呼ばないよ。CIMA選手と肌合わせて、やっぱり強いよ。そのすごさも味わったし、それに導かれるように高尾蒼馬と。その2人から勝った。樋口の力も見せつけた。オレは今日満足してるよ」
樋口 すごかったですね。すごかったですけど、その2人に勝ったっていうのは嬉しいことで。でも、ただ全然…次、何でしたっけ? 竹下&MAO、なんか来ましたけど目じゃないので。今日みたいにしっかりやりたいと思います」
坂口 タイトルマッチだろ? うちらに挑戦しにくるんだろ? だったら、ピッと現れてこいよ。挑戦者なんだからよ、それくらいの熱意と誠意を。日頃もあったかいとこばっかいってるんだろ? 熱吸い取られちまったんじゃねえか? 泥水すすってしんどい思いして、オレらはこのベルト取るのにどれだけ苦労したか。組んで10ヵ月目でようやくこのベルト巻けたんだ。なんだアイツらは。ちょこちょこっと出てきて、ちゃらけやがって。それ2月までに直してこないと、殺すからな。覚えとけよ、なぁ樋口。
樋口 一言だけ言わしてもらうと、遊びじゃねえんだよ。こっちは死に物狂いでやってんだ。覚悟しとけ。
メインイベント 60分一本勝負
DDT UNIVERSAL選手権試合
※WR。第4代王者が2度目の防衛に成功。
翔太のセコンドには彰人と平田、上野には竹下と勝俣がつく。ゴングと同時に会場は大きな手拍子。上野がタックルで倒していくと、翔太は距離を取る。じっくりとした腕の取り合い。翔太が変則的な切り返しを見せる。上野が切り返しを試みるも、翔太はその上を行く展開。手四つの攻防になり、上野が力で押し込むと、翔太は取り返し腹部に蹴り。翔太がタックルで倒すと、ドロップダウンを狙った上野に、翔太は横入り式のジャパニーズ・レッグロールクラッチ。カウント2。翔太がエプロンからのアトミコを決め、腕を固める。上野がコーナーに振ると、翔太はエプロンに着地。上野がそこに向かっていくと思いきや、股下を潜り抜け足を払うと、翔太は顔面をエプロンに強打。そこにドロップキックを打ち込む上野。場外で鉄柵に翔太を叩きつける。リング内に戻すと、上野が高いショルダースルー。カウント2。さらにストラグルホールドのように首と腕を決めていく。翔太は何とかロープにブレイク。上野がおっぴろげアタックからブレーンバスターを狙うが、翔太は脱出。背中にバッククラッカーを決める。さらにコーナーからスイングDDTを狙うが、途中で止めた上野がボディスラムからダブルのニー。コーナーに上ると、翔太がロープを揺らして阻止。コーナー上に追いかけ雪崩式フランケンを決める。続けてブレーンバスターの体勢になるも、上野が投げ返そうとする。バックの取り合いから翔太が丸め込み。上野が返すとその勢いで翔太は場外に転落。時間をかけてリング内に戻るが、もう一度場外へ。上野が追いかけようとすると、入れ替わるように翔太がリング内に入り、セカンドとサードロープの間を抜けるトペスイシーダ。すぐにリング内に上野を戻し、コーナー駆け上がり式のスイングDDTからフロッグ・スプラッシュを決めるがカウント2。翔太が腕を極めたままコーナーに上野を叩きつけ、さらに腕を固めていく。ロープに走った翔太に上野はスタンディングのシャイニングウィザード。突っ込む翔太に上野はカニばさみから後頭部へのおっぴろげアタック、そして場外に転落した翔太にトルニージョを見舞う。さらに上野は翔太をコーナー上に連れて行き、コーナーマットへのサドンインパクトからミサイルキック。上野が旋回式のノーザンライトボムを決めるもカウント2。続けてBMEを放つも翔太がかわし自爆。翔太がメキシカンクラッチと見せかけてワキ固めへ。上野が耐えると、翔太は丸め込みへ。カウント2。立ち上がった上野に翔太が雁之助クラッチを決めるもカウント2。翔太がロープに足を掛けての横入り式エビ固めも、松井レフェリーはカウント2で気付きカウントをストップ。バックの取り合いから翔太が松井レフェリーを掴むと、上野と翔太がバックの取り合いの中、翔太が上野を松井レフェリーに衝突させる。松井レフェリーが倒れたところで、翔太が急所蹴り上げから首固めもカウント2。垂直落下式ブレーンバスターからフロッグ・スプラッシュを放つも上野は剣山。上野が投げっ放しのハーフネルソン・スープレックス、翔太はすぐさま立ち上がりクローズライン。両者ダウン。会場は大きな手拍子。チョップとエルボーの打ち合い、翔太が延髄斬り、上野がカウンターのドロップキック。WRの体勢に入るも翔太が切り返して雁之助クラッチも、上野は抜け出す。上野のWRと翔太の雁之助クラッチを互いにかわし合いながら、翔太が自らの手をオトリにしようと手を上げたしたところで、上野がドロップキックをぶち込む。そしてすぐさまWRを決めると、翔太も返せず3カウント。上野がUNIVERSAL2度目の防衛に成功した。
エンディング
翔太を振り切り上野がUNIVERSAL防衛に成功! 次期挑戦者に坂口を指名、2・14カルッツかわさきでの防衛戦が電撃決定! バックステージで怒りの坂口が王者を絞め落とす!
勝ち名乗りを受けた上野は、座り込む翔太の元へ歩み寄り、何か言葉をかけてから両者はハグ。上野がマイクで話すように促すが、翔太は断って退場。上野がマイクを持ち「翔太さん、マイクを持たずに帰るなんて寂しいことするじゃないですか!」と言うと、花道を下がっていた翔太は上野に向かい一礼。上野は「きっとコメントで5分くらい喋るんでしょう(笑)翔太さんとはあんまり喋ったことなかったはずなのに、ガンプロに参戦してから5年来くらいの仲良さで喋っていただいて、翔太さんのプロレス知識にはいつもいろんなことを教えてもらって、実は翔太さんから吸収していることも沢山あります。今日2021年新年一発目に試合出来た良かったです。翔太さんありがとうございました!(会場拍手)翔太さんは最高にうっとうしくて、最高に面白い対戦相手でした」と言ったところで今林APがリングに上がる。そこで上野が今林APが笑っていることに突っ込みを入れたり、揚げ足を取っていると、今林APが「関西人だなと思いますね……」とつぶやくと上野は「うわー! 関西人の皆さん聞きましたか―!」と大騒ぎ。気を取り直して今林APが次に闘いたい相手を聞くと、上野は「坂口さーん!」と坂口さんを指名。坂口がリングに上がる。上野が「光栄でしょ」と呼びかける。上野は坂口を指名する理由について「坂口さんは2020年沢山のことを教えてもらいました。坂口さんには人に首を絞められて、脳に酸素がいかなくなって、フワフワした時のあの感じとか! 起きた時に何が起きたんだろうと思ってたらみんなが心配している顔とか! 頭蹴られてビカビカしてフワフワする気持ちとか! 坂口さんには2020年沢山お世話になりました。坂口さん、ほら僕とこのベルトを懸けてやり合いましょう。殺すと書いて、殺り合うと読むやつですよ」と言ってベルトを間近に見せつける。すると坂口は「ちょっと貸して」と言って上野のUNIVERSALベルトを取り上げ、肩にかけて2人で記念撮影。坂口は「上野、挑戦するのはいいけどよ、これが本来の姿なんだよ。わかる? お客さんもそう思いません? 俺がベルト持ってて、こいつが挑戦者(会場拍手)返すよ」と言って、上野にベルトを渡す。坂口は「挑戦者として一番呼んじゃいけない人間を指名したんだよ。よく覚えてろよ。そしてそのニヤニヤしたツラ、また絞め落として殺ってやるから。待ってろよ」と言い放つと、今林APが2月14日カルッツかわさき大会でのUNIVERSAL戦を正式決定。上野が改めてマイクを持つと「坂口さんがこのベルトを借りて写真を撮りたいことは強くわかりました。坂口さんこれで満足でしょうか? もう坂口さんがきっとこれを持って僕と写真を撮れることはないかと思いますので、カルッツかわさきはもう何もないまま帰っていただこうと思います! よろしくお願いします!(会場拍手)ということで防衛も出来て、挑戦者も迎え入れることになりまして、2021年も僕はとても楽しいプロレス人生が送れることになりそうです。2021年……そこ!(勝俣)よく聞きなさい! 2021年、まだまだ当たり前に生活が出来なかったり、当たり前にプロレスに来られなかったり、プロレスが出来ないかもしれないけど、今日来てくれたあなたも、あなたも、あなたも……みんなのおかげで、僕らは嫌なこと忘れたり、何かに立ち向かえるような、元気ハツラツなプロレスを……」と言ったところで場外の勝俣が「熱波WER!!」と叫ぶ。笑いをこらえきれなくなった上野が勝俣と竹下をリングに入れる。改めて上野が「2021年も我々DDTは、全員でプロレス盛り上げていきますんで、みなさんもどうか元気で2021年もプロレス生活楽しみましょう!(会場拍手)みんなで楽しみましょう!」と言って大会を締めくくった。
【試合後のコメント】
翔太 後楽園ホールのメインイベントでシングルのタイトルマッチをするということがいったいどれだけの今、日本にインディーレスラーがたくさんいて、その中でいったい引退していくまで何人が経験できるかというと結構少ないような気がする。僕は少ないと思っていたし、自分が果たしてそこにいけるのかというふうに思いながらやってきて、今日、後楽園ホールでシングルタイトルのメインイベント、この景色は一人でも多くのレスラーが経験して欲しいなと思いました。プロレスラー冥利に尽きる空間がそこにはあるんだとすごく感じたけど、またここで目標が一つ増えたというかアップデートされた気がして。後楽園ホールのメインでシングルのタイトルに挑戦する……じゃなくて、それが防衛戦なのか挑戦者としてなのかわからないけど、タイトルマッチで勝って後楽園ホール大会のメインを締める。それが次の翔太のレスラーとしての目標になりました。初めての後楽園ホールのメインのシングルが上野勇希というレスラーで僕は本当に心から嬉しい。この経験を、この僕が見せた姿を今日ネットでもいい、会場で見た人でもいい、WRESTLE UNIVERSEそしてサムライTVで見たレスラー仲間も「翔太がやったのなら俺らもやってやる」というふうに奮起してくれれば、きっと2021年のインディー界はもっと面白くなると思います。そんな面白いインディー界に僕はみんなと一緒に旅をしていきたいと思います。ありがとうございます。
――敗因は?
翔太 少し相手の心理を揺さぶるような試合は上野にメチャメチャ効くというのを過去の試合で実感していたし、過去の試合もそれで相手を翻弄してきたんですけど、ちょっと予想外に雁之助クラッチも逃げられたんですよ。足を抜かれたのかな? そういう部分で意外だった、予想外のことが起きた。その前のドロップキックもすごかった。頭で一歩上をいかれてしまったのが……でも悔しくないです。やられたという感じ。クソってニヤっとしてしまいましたね。
――メインの経験を活かしてインディージュニアの防衛戦や若手通信興行になる?
翔太 レスラーとして一段自信がついたのは間違いない。明日、インディージュニアの防衛戦があるんで2連敗するわけにはいかない。勝てなかったけどここで得た確かな自信というか経験値は間違いなく自分の糧になったと思うので、それを明日のインディージュニア戦、そこで防衛すればもしかしたら今週もう一回防衛戦があるかもしれない。名古屋(でのKO-D6人タッグ防衛戦)もあるけど、たぶん翔太というレスラーはこの1週間でさらにアップデートされていくと思います。
坂口 なんか急に呼ばれたけど、リング上で言った通り、たぶん一番指名しちゃいけない人間を指名したんじゃないかな。本来なら俺がチャンピオンで向こうが挑戦者みたいに見られるだろうし。ヤツがどう身を削って頑張ってあのベルトを手にしたのか。俺のほうがアイツよりもっと真剣に生きているし、そういう人間を指名したということをカルッツで思い知らせてやろうかなと。
――UNIVERSALには縁がなかったが。
坂口 言っても久々のシングルのタイトルマッチ。UNIVERSAL獲ってEXTREMEも獲ればDDTでグランドスラム。たぶんUNIVERSAL獲ってのグランドスラムは誰も成し遂げてないと思う。酒呑の兄弟ですらEXTREMEまででしょ? まあ8人もあるのか知らないけど、そこでUNIVERSAL獲って、EXTREMEも獲れば史上初のグランドスラム。そのためには必要だし、もらえるものはもらうという感じで考えてます。
――上野選手は得意なタイプ?
坂口 なんか飄々としてチャラチャラしているけど、中では沸々としているものがあるだろうから、そこに関してはやりやすいし、10月のダブルタイトルマッチを見ればわかる通り、やられた部分もあるけど、実際は絞め落としてタッグが始まったあとハイキックで。それを覚えているなら、その道をまた歩きたいんでしょ? また同じことをしてもいいんだし。俺にとってはやりやすい。
上野 翔太さんはほとんどしゃべったことのない先輩なんですけど、すぐに打ち解けて。そんな翔太さんとちょっと当たったりしたんですけど、こうやってタイトルマッチができて本当に楽しかったです。なかなかあんなに自分の手中に入れてくるような人っていなかったりするので、ストレスが溜まりながらも本当に楽しくて。2021年、まだまだプロレスが当たり前にできないですけど、今日もこうやって(お客さんが)来てくれて、プロレスができてよかったし、プロレスを見せることができて光栄です。2021年も頑張っていきたいなと思います。カルッツかわさきで坂口さんと決まりました。このベルトを防衛していったらMAOさんみたいな、クリスみたいな、翔太さんみたいな、坂口さんみたいな面白い選手とたくさん当たれるので、まだまだ負けるわけにはいかない。坂口さんはこのベルトを掲げて満足そうな顔をしていましたけど、今度は僕が満足したいと思います。2021年も頑張ります。
――シングルのメインを聖地・後楽園で勝って締めた。
上野 僕は初めての後楽園はDNAの頃の勝俣さんとの対戦で。あの頃はよりガムシャラにやって、負けて。それはそれで清々しいものがあったんですけど、この後楽園というのは本当にプロレス愛がより勝るものがあって。マイクも緊張もしながらできて、元気が出しづらい世の中にプロレスを届けていきたいというメインイベントになりました。
このあとフォトセッションに移るが、そこで坂口が背後から上野をスリーパーホールドで絞め落としてしまう。「上野、こういうことだよ。一番名前を出しちゃいけない人間出したんだよ。よく覚えておけよ。楽しみにしているよ」と吐き捨て退場。失神した上野は駆け付けた松井レフェリーに介抱されて引き揚げた。