スペシャル・アンダーマッチ 15分一本勝負
「負けてたまるか」
※スリーパーホールド→レフェリーストップ
まずは気合の入った表情で今林が入場。甲田が入場すると、今林がマイクを持ち「おい甲田、てめぇコノ野郎、今年こそはな、必殺の俺の裏拳、いや! 俺の最上級の技、レインメーカー式裏拳でお前の選手生命を終わらせてやるよ。へっへっへっへ!」と高笑い。すると甲田は「今林、俺の必殺のスリーパーホールドで今年もお前を終わらせてやるよ……と言いたいところだけど、もうこんな茶番やめにしないか? 控室でニヤニヤ見てるやつらを楽しませるために、なんで俺らが命懸けて闘わなきゃなんないんだよ。おかしいだろ!?だから、今年は俺が負ける。今から横になるから覆いかぶさって、1、2、3、それで今年は終わり」そう言うといきなり甲田が横になり開始のゴング。戸惑う今林がカバーするがいきなり甲田はスリーパー。今林がタップ寸前になるも何とかロープ逃げる。今林は嗚咽。甲田がスパナを持ち出すと松井レフェリーが注意。松井レフェリーがスパナを取り上げている隙に、甲田がテーピングで首を絞め上げる。松井レフェリーが注意すると、今度は甲田がジャーマン狙いでバックを取る。今林がバックを取り返すが、レフェリーの死角を突いて甲田が急所蹴り。そのまま甲田式外道クラッチを決めるもカウント2。再び甲田がスリーパー。今林の手が何とかロープに伸びる。甲田はテーピングを外し、隠してあった栓抜きを取り出すと、これは松井レフェリーが取り上げる。すると松井レフェリーが場外のセコンドに凶器を渡そうとするが、甲田がロープを蹴り上げ。松井レフェリーがダウン、その隙にエプロンに隠していたメリケンサックで今林に一撃。松井レフェリーが復帰しカウントを取るが、カウント2で今林が返す。甲田が松井レフェリーに抗議する背後から今林が裏拳を狙うが、これが松井レフェリーに誤爆。甲田が今林の急所を踏み付けてスリーパー。今林は何とか踏ん張るが、再び甲田が急所を踏みつけると改めてスリーパー。今林の腕が1度、2度と落ちるが、突如今林の心の声が会場に響く。「拝啓 アキラ、サトル、元気ですか。アキラとサトルはコロナの自粛期間中も学校に行けないのに家で毎日勉強頑張ってたね。パパー、ウザいから家にいないでよ。どっか行ってよ。なんて言われたけど、パパ、ホントは嬉しかったよ。去年は会場に応援に来てくれたけど、今年は行かないって言われたのはちょっとだけ寂しかったかな。でも、年頃の男の子だもんね。考えてみたら当然だよね。さて、パパ、そろそろ眠くなってきちゃった。一つだけ言っておきたいことがあるから聞いてください。アキラ、サトル、パパのところに生まれてきてくれてありがとう。ママも、こんなパパと一緒になってくれてホントにありがとう。じゃ、パパ、逝くね」との声が響き渡り、今林の腕から力が抜けかけたその時、「パパ、頑張れ―!」と男の子の声が響く。すると今林の心の声が「あれ、今何か聞こえたような、気のせいか。やっぱり眠いなぁ……」と言うと、今度は「パパ、頑張れー!」と別の男の子の声。さらに女性の「パパ、頑張れー!」の声。今林が心の声で「アキラ? サトル? ジュンコ? 3人とも来てないはずなのに、応援してくれてるのか? こんなパパを?」と言うと、3人から再び何度も何度も「パパ、頑張れ!」の声援が。今林の腕に力がみなぎる。今林が立ち上がるとスリーパーから脱出。裏拳を狙うも甲田がガード。甲田が「蹴り潰す」と急所攻撃を予告するが、今林がカミゴェを発射。しかし甲田がカウント2で返す。今林が両手を大きく広げ「アキラ、サトル、ジュンコー! 愛してるよー!」と叫び、満を持してレインメーカー式裏拳を放つが避けた甲田がスリーパー。危険とみなした松井レフェリーが試合をストップした。
前説
抽選により遠藤、上野、竹下がまさかのトリオ結成! 対するはUNIVERSAL、KO-Dタッグ、KO-D6人タッグの王者トリオ
井上マイクリングアナウンサーがリングに上がり、ロックンロールデスマッチのカード変更のお詫び。観戦の諸注意、今後の大会スケジュール、試合の見どころを紹介。そしてメインに出場する6選手を呼び込み、メインイベントのお客様抽選が行われた。抽選により、クリス&吉村&樋口vs遠藤&竹下&上野が決定。上野による「想像以上にコメントがしづらいですけど、吉村君頑張って闘いましょう。あとの皆さんもよろしくお願いします。本日は皆さんどうかこの大会をお楽しみください。それでは新宿大会、スタート!」のオープニングコールで大会がスタート
オープニングマッチ 30分一本勝負
序盤、渡瀬が低空ドロップキックから膝を付いた納谷にタックルで倒していく。渡瀬がボディスラムを狙うが耐えた納谷がDDT。ここから納谷がパワーで渡瀬を圧倒する展開となる。渡瀬がエルボーで向かって行くも納谷の重いエルボーでぐらつく。納谷のブレーンバスター狙いを渡瀬が投げ返し逆転に成功。渡瀬が顔面ウォッシュからキャノンボール。カウント2。渡瀬がミサイルキックを決めが、追撃を狙った渡瀬を再度バスターで叩き付ける。納谷がバックドロップ狙いも渡瀬が丸め込み。カウント2。納谷のラリアットを横入り式エビ固め、カウント2。納谷の強烈なラリアットで渡瀬の動きが止まる。納谷がランニング・ニーリフトを決めるもカウント2で渡瀬が返す。納谷がチョークスラムを狙ったところに、渡瀬が飛び付いて丸め込み3カウントを奪取した。
第二試合 30秒無制限ラウンド
クロコダイル・トリプルヘル・デスマッチ
3者思い思いの酒を持って入場。佐々木はなぜかワニのおもちゃを片手に持っている。佐々木がマイクを「何がドランクマッチだ、舐めやがって。俺が来たからにはクロコダイル・トルプルヘル・デスマッチに変更だ!」と変更要求。これが認められ、この試合は30秒の無制限ラウンド、ラウンド間に佐々木の持ち込んだクロコダイルの牙を押し、クロコダイルに噛まれた人間はテキーラ、他の2名はビールを飲むというクロコダイル・トルプルヘル・デスマッチに変更となった。ラウンド1開始のゴング。3者リング中央で距離を取り合いなかなか組み合わず。ラウンド1が終了。クロコダイルの牙を押す時間となり、佐々木・飯野がビール、坂口がテキーラとなる。坂口は自らテキーラの量を増やすように要求し、3人は一気に飲み干す。ラウンド2開始。飯野と佐々木が坂口に襲い掛かると、飯野が坂口のバックを取る。ここでラウンド2終了のゴング。いきなり坂口が噛まれ、テキーラ。一気に飲み干し、ラウンド3へ。佐々木が飯野に突っ張り、スペースローリングエルボーを放つも全く距離感が合わず、坂口が三角絞めで終わらせようとするも佐々木が抜け出しラウンド終了のゴング。ここは佐々木がテキーラに。坂口がテキーラを飯野のビールに入れると、飯野が猛抗議。飯野が坂口のビールにもテキーラを入れ始め、それでも3者飲み干す。坂口と飯野が揉めたままラウンド4開始。飯野のチョップで倒れかける坂口。ミドルキックを放ったところでラウンド終了。佐々木が牙2本自ら押していくといきなりテキーラ。坂口も2本で押して噛まれテキーラに。3者飲み干しラウンド5開始。佐々木が飯野の乳を揉むと、坂口が神の右膝を狙うがコーナーに直撃。3者ダウンでラウンド終了。ここでなぜか松井レフェリーも参加することに。ひたすら松井レフェリーが牙を押していくことになりテキーラ決定。4人とも一気に飲み干しラウンド6へ。飯野が坂口のバックを取ってグルグル合わす。飯野と坂口がダウンし、佐々木がカバーに入るも松井レフェリーは酒を注ぐことに必死でカウント取らず。ラウンド終了。松井レフェリーも含め4人で牙を押していくと、飯野がテキーラ決定。4者が飲み干すと、突然飯野が全部の牙を押すと言い始め、四方に見せながら手を噛まれ続ける。飯野がテキーラ4杯に。しかしなぜか他の3人も飲むことになり、仲良くテキーラを1杯ずつ飲む。飯野が「熱くなってきたよー!」と叫びながら、アンダータイツ姿になると、佐々木と合体しケンタウロスに。ラウンド7が開始。坂口が上着を使ってマタドールのようになるが、そのままケンタウロスが激突し、全員ダウン。もはや収拾のつかない状態になりながらラウンド終了。松井レフェリーがテキーラ決定。4人が飲み干す。なぜか坂口が松井レフェリーにテキーラもう一杯勧め、松井レフェリーが飲み干す。ラウンド8が開始。なぜか飯野が松井レフェリーにハカエルボーを狙うが、飯野が吐きかけて松井レフェリーが怯える中ラウンド終了。なんやかんやで飯野と佐々木がテキーラ。ここで入場から30分経過していることが伝えられる。ラウンド9が開始。なぜか飯野がクロコダイルを手に持ってハカ。テキーラをラッパ飲みした坂口はハサミを手にすると、佐々木と共に飯野のアンダータイツの紐を切ってしまう。慌てて飯野がクロコダイルで股間を隠すが、非常に危険な状態となり松井レフェリーが無効試合と裁定した。
第三試合 30分一本勝負
DAMNATIONが入場し、彰人が入場すると本部席でマイクを持ち「ただいまより入場します男色ディーノ選手はこのコロナ禍で入場時に狩りが出来ず、フラストレーションが溜まっており大変に危険です。特にリング上の高尾選手には興奮状態で襲い掛かる可能性があるためご注意ください!」と言ってディーノを呼び込む。ディーノが入場し一目散に高尾に襲い掛かって開始のゴング。しかしすぐさまポーリーが高尾を救出。ディーノが高尾に視線を送りながらポーリーに男色ナイトメアを狙うが、ポーリーは立ち上がる。ディーノが彰人に代わると、高尾が出てくる。彰人がすぐさま場外に高尾を落とすとディーノが蹂躙。彰人がリング中央で高尾に恥ずかし固めを決めるとディーノが股間に手を伸ばそうとするも、木曽レフェリーが注意し触れず。彰人がコーナーまで高尾を連れて行き、はりつけにすると、代わったディーノは目の前で股間を凝視するも、すぐさま彰人がタッチして入りディーノは触れず。やきもきするディーノに対し、彰人が「早いのは嫌われるよ」と言って諭す。彰人がロープ際に高尾を寝かせるとディーノに代わり、ディーノがロープを使って男色ナイトメア4Kを敢行。高尾は虫の息。ディーノがリップロックを狙うも、高尾は回避。すると彰人が飛び込み、一旦ディーノからタッチを受け、落ち着かせる。高尾が彰人にセカンドからのミサイルキックを決めてポーリーにタッチ。ポーリーが2人を蹴散らす。ポーリーが彰人にDDT、カウント2。ポーリーのスプラッシュを交わした彰人だが、ポーリーがブレーンバスター。高尾に代わりセカンドからフットスタンプ。カバーに入るもディーノがお尻を触ってカット。高尾にリップロックを狙ったディーノだが、高尾がかわしポーリーに誤爆。両者ともに嘔吐しかける。彰人が満を持してディーノにタッチ。スウィート♂チンからあてがい、カウント2。続けてレインボーメーカーを狙うも高尾が阻止。高尾がエルボーを狙うが、ディーノがキス待ち。飛び込んだ彰人が高尾の足を取って、ディーノが男色スクリューをかける連係。ディーノが高尾にリップロックを狙うも彰人に誤爆。飛び込んだポーリーがまさかのディーノにリップロックからファイト一発。ポーリーがタイツを広げ、ディーノがその中に吸い込まれそうになるが、そこを高尾が横入り式エビ固めで丸め込んで3カウント。
第四試合 30分一本勝負
ロックンロール4WAYデスマッチ
※成り上がりキック。残る2人は赤井沙希、勝俣瞬馬。
この試合は試合中任意のタイミングでロックンロールがかかり、その間は選手が自らのロックンロールスピリッツを開放しなければいけないという。3選手が入場後、最後にKAZUKI が入場。そのクオリティ(?)に会場がどよめく。いきなりマイクを持つと「オイ! 新宿FACEのカスヤローども、俺が“brother”KAZUKI a.k.a ご機嫌ちゃんやカスヤロー! 今日急きょロックンロール組まれたんやけどな、俺がホントのロックンロールっちゅうもんを教えてやるわカスヤロー! 覚悟しとけ!」と挑発し開始のゴング。全員でロックアップから腕の取り合い、ウェーブでアントンが大ダメージ。ここでロックンロールが流れ4人が思い思いのロックンロールスピリッツを開放。勝俣は「俺の知ってるデスマッチじゃない!」と叫ぶ。4人が場外に出たところで、ロックンロールが流れるが、ここで機材が故障。今後どんな曲が流れるかわからなくなってしまったとのアナウンス。KAZUKIがビッグヘッド狙いも、自爆。ここでNωAの『ネバギバ☆I LOVE YOU』が流れ始め、嫌がりながらも勝俣がKAZUKIと共に歌い上げる。赤井とYAZAWAが場外に2人を落とすと、赤井がYAZAWAのサスペンダーを互い違いに首にかけてしまう。YAZAWAの腕が落ちかけるも、3度目で手が上がる。ここで『男と女のラブゲーム』が流れ、YAZAWAと赤井がデュエット。KAZUKIと勝俣が襲撃し、怒りの赤井が2人にビッグブーツ。さらにダイビング・ボディアタック。ここで『日本全国酒飲み音頭』が流れ始め、リング下から酒が取り出され、4人が場外で酒を飲み干す。リング内に戻ると、ここで『夢想花』が流れ、4人が曲に合わせて飛んで飛んで飛んで回って回って回る。アルコールが回り4人が倒れると再び『日本全国酒飲み音頭』が流れ始め、またも酒を飲むことに。そしてリングに上ると『夢想花』が流れ飛んで回る。全員がダウン。ダウンカウントが進むが、カウント5で『白鳥の湖』が流れ始めると、4人は立ち上がり白鳥の舞を始める。4人で手を取り合いダンス。KAZUKIが3人まとめて丸め込むもカウント2。KAZUKIがYAZAWAに急所蹴りからスライディングキック。フライング・ビッグヘッドを狙うが、ここで『TOKYO GO!』が流れ始めると、KAZUKIはコーナーから降りて踊り始めてしまう。3選手をKAZUKIが次々となぎ倒し、踊り切る。YAZAWAがフォアアームから成り上がりキックを狙う。一度はかわしたKAZUKIだが、改めてYAZAWAが成り上がりキックを決めて3カウント。
なんと“brother”KAZUKIの正体は平田! 平田が“brother”KAZUKIを卒業し復帰を宣言!
合後YAZAWAがマイクを持ち「ちょっと君アレだよね、踊ってるとこ見たんだけど、お前平田だろ? 平田、だよね~♪ あなた平田だよね~♪ YAZAWAずっと思ってた~♪」と言うと、KAZUKIがマイクを取り「平田一喜? なんのことかサッパリや。おい、あの、その、皆さんに1つご報告があります。皆さん完全に騙されてたと思うんですけど、僕、“brother”KAZUKIじゃなくて……平田一喜でした!(会場無反応)え~って反応が欲しいので、みなさんちょうどいいえ~っをお願いします! 実は平田一喜でした!(会場「え~っ!」)そうですよね、やっぱり騙されてましたよね、違うんですよ。今のご時世海外とか行けないじゃないですか。だから苦肉の策で昨日深夜にドンキ行って、バンダナとか、あ、この髪エクステっぽいですけどビニールテープです! 昨日1時間くらいかけて作りました。皆さんを楽しませないといけないなと思って……平田の男気です! 拍手してください!(会場拍手)バレてしまったので、今日で“brother”KAZUKIは卒業します!(会場「え~っ!」)そんな名残惜しくないっしょ! それはさておき、おい! カスヤロー共、今日“brother”KAZUKIは卒業するけどな、今日一日限定のレアキャラや! 全試合終了後、売店でサイン会してやるんでお前らサインもらってご機嫌ちゃ~んで今日一日締めてくれたらええんや! だから全試合終了後、全員サイン会来いよ、カスヤロー! カスヤロー! カスヤロー!」と叫び、休憩時間に突入した。
セミファイナル 30分一本勝負
両チーム握手から始まるも、中村が秋山のも握手を求める手を弾き飛ばす。秋山が大石に「どういう教育してるんだ」と詰め寄る。秋山とHARASHIMAで試合開始のゴング。両者グラウンドで互角の攻防を繰り広げる。秋山が押し込んだところで、中村が勝手にタッチし飛び出ると秋山に向かって行く。秋山が中村を場外に落とそうとするも、すぐさま中村はリング内に戻ってドロップキック。場外の秋山を追いかけるが、秋山は中村を鉄柱に叩き付けると、場外マットで2発、マットのない床に1発ボディスラム。秋山は「痛くないだろ!」と言ってリング内に戻すと秋山が何度も何度もカバー。中村が全部気合で返していく。秋山から大石に代わって中村が捕まる展開。岡谷にも攻め続けられる中村。秋山がランニング・ニーを決めカバーに入ると、HARASHIMAがカット。秋山にミサイルキックを決めて中村は大鷲にタッチ。大鷲は秋山にドラゴンスクリュー。秋山のエルボーに大鷲はチョップで返していく。エルボーとチョップの打ち合い。大鷲がビッグブーツからのど輪落としを狙うが、秋山は脱出しエクスプロイダー狙い。大鷲も脱出。秋山がカウンターのジャンピング・ニー。HARASHIMAと大石にそれぞれタッチ。大石がスイングDDTを狙うが、耐えたHARASHIMAが1回転してコーナーに置き、雪崩式ブレーンバスター。カウントは岡谷がカット。青コーナーがトレイン攻撃。大鷲とHARASHIMAが連係攻撃。中村がスワンダイブ式ミサイルキックからHARASHIMAがスワンダイブ式ボディアタック。HARASHIMAと秋山がエルボー合戦。HARASHIMAがミドルキックを連発。秋山はヘッドバット。HARASHIMAがジャンピング・ハイキック。秋山は場外へ。その隙に大石がHARASHIMAにスタナーを決め岡谷にタッチ。岡谷がエルボー連打で向かって行く。ブルドッキング・ヘッドロックからカバーもカウント2。ノーザンライト狙いもHARASHIMAが耐えると、エプロンから大石が援護。岡谷がノーザンライト・スープレックス・ホールドを決めるもカウント2。続けてダブルアーム・スープレックスの体勢に入るが、HARASHIMAが抱え上げ山折り。すぐさま蒼魔刀を叩き込むと岡谷も返せず3カウント。両チームが握手で健闘を称える中、まだ中村は秋山の握手を拒否した。
【試合後のコメント】
大石 とりあえず言っとくぞ! 中村が失礼な真似してすみませんでした!(秋山に頭を下げる)
秋山 ホントにねぇ、教育が悪い。
大石 教育が悪いよ!(岡谷に)後輩だろ!
岡谷 僕が後輩です……。
大石 一番の後輩だろ、お前が! ちゃんと教育しとけ、先輩を!
秋山 俺は今日はね、今林さんの雄姿を見てやる気になってたんだよ。でもあれ(中村)で今日俺ダメだったな
大石 中村の野郎! 言っとけよちゃんと!
岡谷 言っときます!
大石 どうでしたか、久しぶりの3連戦でしたが?
秋山 今日あたりから調子よくなってくるんだよ、だんだん。昨日くらいまで久しぶりだからちょっとしんどいな、って思ったけど、今日朝起きたら割と体が動いて。これからってところだけど、明日は休み(笑)
大石 HARASHIMAさんとは初でしたがどうでしたか?
秋山 面白かったね。俺にもさわやかな風が吹いたよ。
大石 秋山さんに!?(笑(
秋山 秋山さんに?(イラッ)
大石 お前(岡谷)が余計なこと言うからだよ!
岡谷 すみません!
秋山 ホントに気持ち良かったね。HARASHIMA選手のチームには丸藤もいるんだよね?
大石 そうだ! DISASTER BOXには丸藤選手がいますね。
秋山 どこでどうなるかわからないけど、それも楽しみの一つとして取っときたいね。
――今回ビアガーデンっぽいプロレスで様々な選手がプロデュースマッチを行いましたが、来年のビアガーデンではプロデュースしたい、などという気持ちはありますか?
秋山 それはしなくていいですけど、出来るものと出来ないものがあるかなと(笑)
大石 例えば出来るものは?
秋山 こういうの(手できつねを作って)出来るんじゃないの?
大石 (秋山ときつねを合わせながら)おおお!
秋山 知らんけど(笑)
大石 こういうのとか、あとは?
秋山 やろうと思えば何でも出来るけどね。
大石 昨日のパンスト……
秋山 さすがにパンストはキツイな! パンストだけはキツイな!
大石 ブルーシートとか。
秋山 ブルーシートはいいよ!
大石 いいんすか!? あれ170cmしかないですけど!
秋山 大丈夫よ。それはそれで。あれを見て、俺が入ったらどうなるかって、見ながら考えてたから。ただ、あなたがやった股間にKISSでタッチ、あれはちょっとやれない。
大石 チンコKISSタッチ(苦笑)嫌ですか?
秋山 あれは嫌だな! あれは嫌だ!
HARASHIMA 今日はビアガーデンっぽいプロレス、3日目、最終日ってことで久しぶりに3連戦やって、個人的なことを言わせてもらえば、最終日に秋山さんと対戦出来て。そんなガッチリ当たらなかったけど、個人的にはすごい楽しませてもらいましたね。
大鷲 自分も秋山さんは何年か前にDDTでアイアンマンで1回絡んだことがあったような気がするんですけど、その後に全日本プロレスさんで組ませていただいて、ちゃんとした普通の試合で対戦するのは今回初めてだったんですけど、今まで自分が体感したことのあるレジェンドのレスラーと違う試合展開というか、柔軟さというか、自分のキャリアになっても勉強させてもらうことがあったので、秋山さんがDDTガッチリ入って来るにあたり、どこまで踏み込んで来るのかってことと、ひとつ“メガネ”をかけるのか、ってことがここからキーになってくると思いますよ。
中村 初日、秋山さんと岡谷とやって、僕が直接岡谷に取られて悔しくて、悔しくて。2日目、面白い自分を見せたけど、やっぱり悔しいから、あれだけ悔しい思いを準烈に全部ぶつけたつもりですけど、まだ届いてないと思うので。まだまだ自分は強くなって、秋山さん、じゃない! 準烈をひっくり返せるように頑張りたいと思います。
大鷲 お前誰に一番勝ちたいんだよ?
中村 岡谷です!
大鷲 お前そんな目標低くていいのか! 後輩だろうがお前!
中村 秋山準です!! よしっ!
大鷲 その気持ちを最後にぶつけろ!
中村 秋山準、お前を超えてやるー!!
大鷲 それは無理かもしんない。
HARASHIMA&大鷲 あとは任せた。
(HARASHIMAと大鷲は退室)
中村 必ず僕が準烈、すべて巻き返すので。これからも応援よろしくお願いします!
メインイベント 30分一本勝負
ビアガーデン名物っぽいお客様抽選6人タッグマッチ
※投げっぱなしパワーボム
樋口、竹下、吉村、上野、クリス、遠藤の順に入場。遠藤はなんとハッピーモーテルのTシャツ、かつてのコスチュームで入場。会場からは悲鳴にも似た歓声が上がる。なんと遠藤から竹下に握手を求めると、竹下も握手を返す。上野と遠藤も握手。さらに遠藤はセコンドの彰人にまで握手。会場が騒然となる中、竹下と吉村から試合開始。2人が組み合う前にクリスが竹下にスワンダイブ式ミサイルキック、樋口がダイビング・ボディプレス、吉村がラリアット。カウント2で上野がカットに飛び込む。吉村が場外で竹下に攻撃を加え、リング内に戻す。ここで青コーナーサイドが代わる代わる竹下を捕まえる展開に。竹下がジャベリンキックで逆転するも、タッチしようとした遠藤と上野をクリスと樋口が妨害。タッチは成立せず、竹下の苦しい展開が続く。竹下がブレーンバスターを吉村に決め、遠藤にタッチ。クリスが飛び込むが、互いの攻撃をかわしあうと、樋口とクリスを2人まとめて攻撃。樋口のタックルがクリスの誤爆。遠藤がクリスにスワンダイブ式フォアアーム。カウント2。トーチャラック狙いもクリスが耐えてエルボーの打ち合い。クリスがプレイングマンティスボムの体勢に入るも遠藤は着地し延髄斬り。追撃を狙う遠藤にクリスが背中にダイビング・セントーン。樋口にタッチ。樋口は遠藤にカナディアン・バックブリーカー。着地した遠藤が丸め込もうとするも樋口が力で踏ん張りコーナーへ。樋口の串刺し攻撃を避けた遠藤が「タケ!」と自軍の竹下に手を伸ばすが、樋口がバックを取って竹下にタッチは繋がらず。ならばと遠藤がドロップキックを決めて手を伸ばす。竹下が「てっちゃん!」と言ってタッチ成立。串刺し攻撃からフライング・ラリアット。竹下が遠藤を呼び込み、樋口に連係を試みるが、樋口が避けてキックが誤爆しそうになると、竹下は「信じてるぞ!」と仲間割れにはならず。樋口がタックルで遠藤を吹っ飛ばす。樋口と竹下がチョップの打ち合い。樋口がカナディアン・バックブリーカーを決めるが、竹下は着地。樋口がラリアットを狙うと竹下がザーヒーで迎撃。樋口がチョークを狙えばウラカンラナで切り返す。ここでラリアットの相打ちから、両者ダウン。吉村と上野の組み合わせになると、上野がミサイルキック。おっぴろげアタックからフェイスクラッシャー、カウント2。互いに技を避け合い。吉村が串刺しラリアットを狙うも上野が阻止。逆に上野のブリザード狙いは吉村がかわしてバックドロップ。吉村のラリアットに上野がカウンターのドロップキック。上野がブリザード・スープレックス・ホールド。カウント2。上野がWRの体勢に入るも、耐えた吉村は逆に正念場狙い。上野は堪えて延髄斬り。ロープにもたれた吉村に上野が背面へのおっぴろげアタックで突っ込むも、クリスがエプロンからカッターで飛び込み迎撃。樋口と吉村が上野にサンドイッチラリアット、樋口と吉村がダブルのチョークスラムにクリスがバッククラッカーを合わせる合体技。カウント2。吉村が「終わり―!」と叫んで、パワーボムを狙うが、遠藤が飛び込むも吉村が空中でキャッチ。竹下がブーツで救援。吉村に竹下がファイヤーマンキャリー、そこに遠藤がトラースキック、竹下がそこから旋回式のカッター。上野がフロッグ・スプラッシュで飛び込むもカウント2。上野は再度WRを狙うが、吉村は腰砕けで立ち上がることが出来ず。ならばと上野がBME狙いに切り替えコーナーに上ると、樋口がチョークスラムで落とす。樋口がコーナーに上ると、遠藤が飛び付いての雪崩式フランケン。クリスが遠藤にジャーマンを放つも遠藤は着地。遠藤がハンドスプリングで向かって行くも、クリスがキャッチして投げっぱなしジャーマン。クリスが竹下にトラースキックからカサドーラの体勢で飛び付くも、竹下がな投げっぱなしジャーマン。全員がダウン。会場からは手拍子。竹下が吉村を羽交い絞めにし、遠藤がヘッドバットを狙うと、吉村が回避。遠藤が竹下顔を掴んだまま、一瞬の間から、竹下にヘッドバット。さらに遠藤は上野にはテツヤ・イン・ザ・スカイ。遠藤がコスチュームを脱ぐとそこには現在のコスチューム。そのまま遠藤は花道を下がてしまう。カオス状態の中、クリスが上野にプレイングマンティスボムを狙うも、吉村が2人の闘いを邪魔するなと阻止。するとクリスが吉村にビンタ。上野がクリスにドロップキックで排除。上野と吉村がエルボーの打ち合い。吉村が強烈なラリアット。カウント2。続けて吉村が強烈な投げっぱなしパワーボムで叩きつけると上野も返せず3カウント。
エンディング
吉村がマイクを持ち、ダメージが大きく練習生の肩を借りて退場しようとする上野を呼び止めてリングに入るように促す。上野がリングに戻ると吉村は「昨日の今日でこんなこと言うのもあれやけど、久々に試合出来て楽しかったです。上野さん、ありがとうございます。ビアガーデンっぽいプロレス、3日間楽しんでいただけましたか!?(会場拍手)楽しかったですか!?(会場大きな拍手)ありがとうございます。今年はこんな状況でビアガーデンっぽいって感じなんですけど、来年はしっかりビアガーデンプロレスとして、みんなでお酒を飲んで楽しんでプロレスが出来ることを望んでいます。その時……あれ俺なんて言おうとしたんやろ? あれ? とにかく! その時まで俺たち頑張っていきますんで応援よろしくお願いします!(ダメージの大きいが上野が小声で「……大満足です、ありがとうございます」)大満足です! この次の大会はいつでしたっけ? 神田明神ホール、次は8日、KING OF DDT、今日はあまり手を合わすことが出来なかったけど、1回戦、竹下幸之介、今度こそ、絶対に勝ちますんで。応援よろしくお願いします。ということで締めます!」と言って、最後はお客さんと共に「今日のリングに最後に立っていたのは俺たち、今後DDTの中心に立つのは俺たち、イエス、オア、ノーチラス!」で3日間にわたったビアガーデンっぽいプロレスを締めくくった。
【試合後のコメント】
吉村 去年の抽選ではあなた(樋口)にやられてるんですよ。
樋口 そういえば!
吉村 覚えてますか?
樋口 あぁ、覚えてるよ。今回はタッグパートナー同士やりづらいとこもあったろうけど、しっかり大会を締めて。さすがKO-Dタッグチャンピオンだなって思っております。
吉村 ありがとうございます。今日はチーム全員がベルトを持ってるっていう、あんなに心強いことはなく。欲を言えば、トーナメント前にもっと竹下幸之介と当たりたかったなと。まぁガッチリやってましたね? 竹下幸之介と。
樋口 あの人とやるならいつもこうなるよ。
吉村 あれを見て燃えるものがあったんで。次はトーナメントで竹下幸之介にガッチリ。上野さんから勝ちまして。上野さんに勝つこと自体が久々なんですよ、僕。DISASTER入るきっかけになった試合でも僕負けてるんで。一個返せたかなってい部分と、やっぱり強くなってる部分を闘ってわかることもあったんで。これからKO-Dタッグも防衛していって。リングでいつも言ってるように、DDTの中心に立つのが俺と上野勇希になることを目標に頑張りたいと思います。
樋口 クリスはなんなんだ? どうしたんだ?
吉村 あれなんなんすかね? でも正直自分の中で邪魔されたくなかったんで。そしたら一発、くらわされ。勝手に怒って帰りましたね。
樋口 よくわかんねぇや。クリスは。
竹下 ちょっと……遠藤哲哉がね……。コスチュームまで持ってくるまで思ってへん、誰も。さすがに信用してて。今日はちょっとノスタルジックに漬かるのかなって思って。いつも絶対に信用せぇへんけど、コスチュームまで持って来られたらさすがに信用したんすけどね。だめやったな。
上野 こっちを信じてくれたら良かったやん。
竹下 そやな。でもコスチュームまで用意して、ハッピーモーテルのTシャツまで着てて。次はもう茶髪のおかっぱヘアみたいなんにして来たら信用できるかな。次コスチューム着てても信用できひん。
上野 目玉が飛び出る思いで試合をしました。トーナメントまですぐありますけど。今日感じました、吉村君の勢いを。パワーボムを……。
竹下 あれ強烈やな。
上野 ホンマに1年ぶりくらいに目玉が飛び出たような、吉村君のパワーボム。でもこの衝撃で脳周りの筋肉、首周りの筋肉が今日でまた強くなりましたんで、トーナメント頑張りたいと思います。
竹下 1回戦その吉村とやるんで。今日はスカしてはないけど、ちょっと久しぶりで。あんまり対戦もしてないんで。久しぶりにトーナメント1回戦でバコーンといきたいんでね。今日は樋口とクリスをターゲットにしようと決めてたんですけど。
上野 こっちはスカされましたけどね、あなたに。
竹下 それは遠藤哲哉に言ってよ! 俺はプロやから! お客さんが「あ~竹下と遠藤!」ってなってたやん!
上野 わからへんで! 求められてた気してたけど!
竹下 “咲くやこの花”求められてた!?
上野 求められてた気してたよ。
竹下 俺はそれニブかったわ
上野 ……咲くやこの花高校も終わりです。
竹下 拗ねてます! ちょっと拗ねてるみたいです。
上野 まぁまぁまぁいいんですけど。
竹下 あのパワーボムは俺も見てて助けに行こうとしたら樋口に捕まえられてて……
上野 絶対嘘やん!
竹下 ホンマ!
上野 絶対嘘やん!
竹下 また拗ねてます! あれは絶対トーナメントでもらわんようにしないと。くらったら終わりや。
上野 人を実験台にして……。
――トーナメントの合間には8・15神田明神ホールでのKO-Dタッグの防衛戦もありますが、今日吉村選手とガッチリ闘ったことはプラスに働きますか?
上野 まぁプラスもマイナスもないですね! 僕は痛かったんで! 元々がマックスなんで、増えることも減ることもないです! 楽しかったです、久々に目玉が飛び出そうになりましたけど。
――今年は特殊な形でのビアガーデンっぽいプロレスということでしたが3日間総括していかがですか?
竹下 ビアガーデンっぽいプロレスということで正直僕らレスラーとしては例年ではお酒飲んで見てくれて、テンションも高い中でバーッとなるわけですけど、今年はそうもいかないわけじゃないですか。僕らはだからこそ、こんな言い方はあれですけど、声出ちゃうくらい、盛り上げようと思って。上野も僕も1日目から組んでやってたんですけど、その熱がちょっとでも伝わってたらなと思います。
上野 記者さんまで僕は無視ですか!? まぁいいんですけど……
――上野選手いかがですか?
上野 別にいいですけど! 右に同じです!