MAO&** **勝俣瞬馬がCDKを破りKO-Dタッグ王座初戴冠! 1・29後楽園でΩの大石真翔&旭志織が挑戦
1月3日、東京・後楽園ホールで新春興行「初夢2023」が開催。メインイベントのKO-Dタッグ王座決定戦はMAO&勝俣瞬馬の「しゅんまお」が、百戦錬磨の名コンビ「CDK」(クリス・ブルックス&高梨将弘)を破り、このチームとしては王座初戴冠。新王者組には同29日、後楽園で「Ω」の大石真翔、旭志織組が挑むことが決まった。
同王座はハリマオの樋口和貞、吉村直巳組が保持していたが、吉村が首の負傷による欠場のため返上し、空位のまま年を越していた。
試合は両軍ともに連係を含め、ノンストップのめまぐるしい攻防を展開。15分過ぎ、高梨が捕獲したMAOめがけて、クリスがダイビング・セントーンを発射。さらにCDKはダブルでトラースキック。「しゅんまお」はダブルのミラクルエクスタシーで叩きつける。「しゅんまお」は合体で連結してフォールを狙うもカウントは2。勝俣がクリスにトペを見舞うと、孤立した高梨に合体技「俺たちのまっどまっくす」を繰り出して3カウント奪取した。
試合後、新王者組がThe37KAMIINAのメンバーと“熱波WER!!”で締めようとすると、大石と旭が登場。大石は「俺たちがお年玉を用意してきたよ。挑戦表明という名のお年玉だ」とアピール。MAOが「挑戦受けさせてやらなくもないよ」と受諾し、1・29後楽園での王座戦が決定した。大石は「1月29日、火野裕士がKO-D無差別級に挑戦する。タッグと2組とも獲ったら、DDTがΩ色に染まっちまうぞ」と無差別とのダブル戴冠を期した。
バックステージでMAOは「瞬馬とは苦節6年。タッグの始まりは2017年のグローバル・ジュニア・タッグリーグ。二人で他団体に出て、絆深くなって。ケガしたり、伸びたり。最後は違う道歩んだけど、サウナカミーナでタッグ獲っちゃって。俺たち、DDTの右翼の過激派として、DDTらしさを担っていきたい。路上プロレスでやりたい。大石&旭なんか足蹴りにして、次、柔軟な頭を持ったクリエイティブなヤツら、かかってきていいよ。どんなルールでもやってやる」、勝俣は「あの頃の大石&旭を見せてくれよ。ファンで見てた頃の。俺らにしかできない防衛戦とか会社に怒られてもやっていく」と新王者としての指針を示した。
一方、王座奪還ならなかったクリスは「負けたけど楽しかった。しゅんまお、もう1回やりたい」、高梨は「DDTでもっとCDKで戦いたい。しゅんまおとも、大石&旭とも戦いたかった。いろんなとこで夢を叶えていってやる。今年40歳、DDTで20周年だ。せっかくそういう年なんで、どんどん実現して、すごいもん見せていくよ。今日の負けはそのための第一歩ということにしてくれや」と前を向いた。
挑戦が決まった大石は「俺たちは結成した10何年前から、あんなすごい試合はしてねぇ。でも、20年やってきたんです。俺たちは俺たちのやり方でKO-Dタッグにたどり着こうと思います。2023年、タッグと言えば、大石&旭というのを思い出させてやります」、旭は「俺たちには1個だけすごいことがありますから。すごいの1個だけあれば十分なんです。彼らはすごいのバンバンしてくればいい。でも僕らはタフなんで。最後の最後でそれを見せますから」とコメント。
また、DDTでは今年のビッグマッチとして、5月3日に横浜武道館大会、7月23日に両国国技館大会を開催することが発表された。
なお、3・21後楽園に元WWEスーパースターのカリストことサムライ・デル・ソルの参戦が決まった。デル・ソルはNXTタッグ、WWE US、WWEクルーザー級王座に就いたことがある実力者。この日、サプライズで登場したデル・ソルは「DDT面白いな。頭には一つの名前しか浮かばない。ウエノ! オマエのUNIVERSALのベルトをかけて勝負しろ!」と意欲。さらに、AEWが誇る世界ナンバー1の“美形夫婦タッグ”キップ・セイビアンとペネロペ・フォードが2月に初来日し、同月18日の名古屋国際会議場大会、同月26日の後楽園大会に出場することもアナウンスされた。
1** **・13新宿でのUNIVERSAL王座戦は王者・上野VS土井VS佐々木による3WAYマッチに! 次期挑戦者決定戦は30分時間切れドロー
土井成樹と佐々木大輔によるDDT UNVSRSAL王座次期挑戦者決定戦は30分時間切れドローに終わり、1月13日、東京・新宿FACEでの王座戦は王者の上野勇希に、この二人が挑戦する3WAYマッチで行なわれることになった。
序盤はレスリング勝負から一進一退の攻防を展開。しかし、佐々木のセコンドのKANON、MJポーが黙ってはおらず介入したが、大鷲透が蹴散らした。25分過ぎ、土井が雪崩式DOI555、正調のDOI555を繰り出せば、佐々木はペディグリー、ミスティカ式クロスフェースで反撃。その後は丸め込みの応酬となったが30分タイムアップのゴングが鳴った。
次期挑戦者が決まらない事態に、今林久弥GMが3WAYでのタイトル戦を提案。王者の上野は「こんなにヘトヘトになるくらい、僕に挑戦したいなら、それもいいと思います。僕もどっちとも試合したい。ただ、どっちにも勝ちたいんで、どっちにも勝てるルールにしたい」と勝ち抜け戦ではなくサバイバル戦を要望。土井は「結果論やけど、最初から3WAYでよかったんちゃうの? チャンピオンシップは60分1本勝負やな? 十分やろ。オマエら二人まとめてやったるわ」、佐々木は「土井、テメエとは決着戦だ。上野、まずはテメエをぶっ殺してやる。60分じゃ足りねぇかもしれねぇな。覚悟しとけ」と両者とも受諾した。
土井は「60分あれば十分やろ。3WAY、俺はそっちの戦い慣れてるんや。得意中の得意や。二人負かしたらええんやな。俺は上野が持ってるUNIVERSALやから欲しいんや。佐々木が持ってるタイトルなら興味ない。だから今が絶好のチャンス。獲りに行くぞ」と王座獲り宣言。
佐々木は「土井成樹、テメエの名前覚えたぞ。なかなかやるじゃねぇか。正月だからちょっと遊んでやったから、時間が足りなかったな。次は上野、アイツは3秒で片付ける。残りの59分57秒、土井とこってり今日の続きをやってやるよ。上野、今すぐ返上して、俺と土井のシングルで決着戦したほうがいいんじゃないか」と不敵に語った。
二人の挑戦を受ける上野は「試合前にどっちとも試合したいなって思って。結果的にどっちとも試合できる。どっちにも勝てる。ベストですね。2022年、メチャクチャ満足しちゃいました。KO-D無差別獲れなかったけど。2023年、一発目に佐々木、土井。勝ったら2023年も明るくなりそうなんで。これに勝って、3月に米国がありますから。そこに向けて、やりたいこといっぱいあります。今年欲張っていこうと思います。1月13日終わったら、よりベストな結果になってると思うと楽しみです」と3WAYでの防衛戦を歓迎していた。
3** **・21後楽園での旗揚げ26周年興行で高木三四郎と竹下幸之介が初の一騎打ち! 大社長は阿部史典と“煩悩大社長”を結成
3月21日に後楽園で開催される旗揚げ26周年興行「Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜」で高木三四郎がDDT&AEW二団体所属の竹下幸之介と初のシングルマッチを行うことが決まった。
この日の第6試合で、一時帰国での最終試合となった竹下は“スーパールーキー”の正田壮史と対戦。正田は得意の蹴り技を連発して奮戦したが、これをしっかり受け止めた竹下がザーヒーで沈めた。
竹下は「次、帰国するのは3月の後楽園。先に僕のやりたい相手を皆さんに伝えておこうかと。デビューして10年経ちましたけど、僕が入る前からDDTにいて、唯一シングルで戦ってないのは一人だけ。今やるしかないでしょう、高木三四郎!」と高木を指名。
高木がリングインすると、竹下は「僕がmixiで高木さんにDDTでプロレスラーになりたい。世界一のプロレスラーになりたいと言ってから15年経ちました。まだまだ世界一は遠いかもしれないけど、少しだけ見えるところまで来てます。世界一に近づくためにはプロレスラーになるきっかけになった高木三四郎。それも大社長としてじゃない、プロレスラーとしてトップを目指していたあの頃の高木三四郎に勝って世界一のプロレスラーを目指したい。やってくれますか?」と問いかけた。
すると、高木は「オマエの言葉はすごくうれしい。でも俺はあの頃の俺じゃないんだ。オマエとやる自信がない」とポツリ。竹下が「もっと刺激のある対戦相手を探したいと思います」と言うと、やおら高木は「ウソじゃ!」と叫んでスタナーを一閃。高木は「デタラメな部分も全部戻して、フィジカルも3カ月あれば十分だ。完全に元に戻してオマエの前に立ってやる」と迎撃を宣言し、旗揚げ記念興行での両者の一騎打ちが決定した。
また、高木が「X」としていた1・13新宿FACE大会のパートナー(対戦相手はクリス・ブルックス&正田)が元BASARAの阿部史典であることを明かした。第3試合に新春ポコたんに扮して試合に出場した高木は、その格好のまま第4試合終了後に現れて、「2022年は五十肩を患ってプレイヤーとしてはセーブしてたと思います。2023年はデタラメに行くぞ! そんな俺がデタラメになって、やりすぎなXを用意しました」とマイク。阿部が登場すると、「デタラメなことがしたいって連絡してきて、十分デタラメじゃないですか。前と比べるとちょっと落ち着いてるかもしれません。私と組んで、若々しいやりすぎなデタラメさを取り戻していきましょう」と意気込み。チーム名は「煩悩大社長」に決定した。
☆全試合の詳細はWRESTLE UNIVERSEをご覧ください!
https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/r7ro9HsDfRadSVjbrvjVTh