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三井商事株式会社 presents 千葉都市モノレールプロレス

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三井商事株式会社 presents 千葉都市モノレールプロレス

日時2019年1月12日
会場千葉都市モノレール車内
観衆24人(乗車率100%)
  • メインイベント 時間無制限勝負

  • エニウェアフォール時間差入場投げ技禁止バトルロイヤル

  • 千葉都市モノレールの千葉駅に限定24席のプレミアシートを購入した観客が今林APと共に待機する中、ホームに貸切列車が到着。観客が乗車すると、まずは高木三四郎が入場。続いて大和ヒロシが自らの入場曲をノーマイクで歌いながら入場。あっさり曲が止まると、アイアンマンのベルトを持った竹下幸之介が入場し、この3人で試合開始。開始のゴング直後、モノレールが千葉駅を発車。「結構揺れるなぁ」と漏らしながら三つ巴の力比べ。一旦離れたあと、竹下が吊革にぶら下がってのドロップキック。さらにヘッドロックの数珠つなぎ状態から、高木と竹下が左右から大和をリストロックに捉える。

    千葉公園駅に到着すると、サラリーマン風の男が新聞を読みながら乗車してきたが、この男は一般人・澤宗紀。竹下が襲いかかってスーツの袖を引き裂くと、怒った澤は吊革を使ってアームブリーカー。しかし竹下は反対側の袖もちぎってしまう。その間に作草部駅に到着し、ALL OUTの彰人と飯野が乗車。飯野が大和に強烈な逆水平チョップを叩き込み、彰人が澤にアンクルホールドを仕掛けると、澤も同じ技で切り返す。飯野は狭い車内で大和をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げながら横移動。すると、スーツ姿のガタイのいい男性が痴漢行為。その男は欠場中の男色ディーノ。彰人の尻をまさぐり、スマホで盗撮しようとするディーノの腕を掴んで「この人、痴漢です!」と訴えた彰人だが、残念ながら試合中のためディーノはそのままバックから攻撃。ついに澤にも攻撃し、スーツ姿の男同士が車内で組んず解れつという異様な光景に、乗客から悲鳴が起こる。

    穴川駅でHARASHIMA、大鷲、上野のDISASTER BOXが乗車。人数が一挙に増え、車内は大混乱。大和と上野はお互いにココナッツクラッシュ。そこからほぼ全員が首4の字の数珠つなぎ状態になると、彰人が足4の字固め。しかしその彰人にディーノが男色ナイトメアー。一人一人にナイトメアーをお見舞いしていくディーノだが、飯野には効いていない。すると飯野もタイツを脱いでアンダータイツ一丁になる。ディーノに殴られた飯野はその姿で彰人に顔面騎乗。怒った竹下がアイアンマンのベルトでディーノに殴りかかるが、かわしたディーノは竹下の背後に飯野を連結させ、飯野の背後から腰を押し付ける。彰人も巻き込まれ、ALL OUTvsディーノ状態のまま動物公園駅に到着。ここで高尾、遠藤、島谷のDAMNATIONが乗車。DAMNATIONがALL OUTとディーノを動物公園駅のホームに叩き出し、アウト・オブ・モノレール失格にさせる。
  • 大乱闘の中、みつわ台駅に到着すると、BASARAの1.20千葉大会の営業に来ていた木髙イサミが乗車。イサミvsHARASHIMAという黄金カードが狭い車内で実現。上野が遠藤をコブラツイストに捉える中、都賀駅に到着すると、あの有名な曲に乗って中邑珍輔が乗車。「イヤァオ!」と雄叫びをあげた珍輔に背後からイサミが絶槍をブチ込んで3カウント。大和vs澤、高木vs高尾という珍しい顔合わせの闘いが繰り広げられる中、桜木駅に到着すると伊橋が乗車。選手たちがアーチをつくって歓迎すると、そのまま出入り口に誘導される伊橋。そしてイサミに蹴り出されてアウト・オブ・トレインで失格に。

    混乱の中、島谷が同じDAMNATIONの遠藤と高尾にも攻撃され、さらに大鷲やイサミにも踏まれて絶叫。イサミは高尾を丸め込むがカウントは2。遠藤が上野をゆりかもめに捉える横で、澤が大鷲にモンゴリアンチョップ。イサミが島谷を卍固め、大和が高尾をコブラツイストに捉える。どさくらに紛れて大鷲が上野を踏み、澤が高木にヒールホールドを決め、イサミの尻尾で高尾が島谷の首を絞めるカオス状態。ここで千城台駅に到着し、最終入場者のアントンが乗車。しかしその直後に転倒したアントンはギブアップしようとしたが、寒い中ずっと待っていたので『ごんぎつね』を披露することに。レッサーパンダの風太君が二本足で立ったと思ったら、三本足だったというオチから次々に目潰し&乳首攻撃。

    そこから戦場は千城台駅のホームへと移動。イサミがラダーを持ち出すが、アントンがサミング。逆に大和、アントン、大鷲がラダーを手にするが、大和が999の歌をうたいだすと、どこからともなくDJニラも現れる。そして大和たちとラダーでイサミに向かって突進するが、イサミがイス攻撃で迎撃してそのまま4人を抑え込んで3カウント。高木は高尾を捕まえると「澤君、俺ごとシャイニング!」と叫ぶ。澤がシャイニング・ウィザードをブチ込むと、テーブルを持ち出してその上に高尾を寝かせる。ラダーに登った高木はボディプレスでダイブして高尾ごとテーブルクラッシュして3カウント。
  • 島谷と遠藤が襲いかかっていき、遠藤が階段の手すりからケブラーダを発射してチーム変態大社長から3カウント。イサミが遠藤をスクールボーイで丸め込んで3カウント。上野が背後からテーブルの破片でイサミを殴打すると、HARASHIMAも島谷を殴打。囲まれた島谷はホームの端から端までダッシュしてから「俺がノブだ!」。そこを上野が首固めで丸め込んで3カウント。すると上野はホームにいたゆるキャラのモノちゃんに低空ドロップキック。ビクともしないモノちゃんを味方につけたイサミは、DISASTER BOXにタッグマッチを要求。モノちゃんに対して「踏み込めない間合いがある」と驚愕するHARASHIMA。イサミは容赦なくホーム上で上野をヘッドロックで絞め上げると、HARASHIMAをブレーンバスターで階段から投げ落とそうとする。必死に堪えたHARASHIMAは体勢を入れ替えて、低空ブレーンバスターでイサミを投げて階段落ち。急いで上野が階段を降りていってカバーして3カウント。これで残ったのはHARASHIMAと上野。握手をした上野はその直後にガットショットでお見舞いして丸め込むが、かわしたHARASHIMAはハイキックを返すと、ホームをダッシュしての蒼魔刀をブチ込んで3カウント。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • WIN

      中邑珍輔

    VS

    • LOSE

      竹下幸之介

    VS

    19時38分

    横入り式エビ固め

    ※竹下が防衛に失敗、珍輔が第1343代王者となる。
  • HARASHIMAの優勝が決まった直後、竹下が息を切らせながら駆け付けるが、試合はすでに終わっていた。「何とか追いつこうと思って走ってきたんですけけど」という竹下の背後から、忍び寄ってきた珍輔が急所攻撃。そのまま竹下を丸め込んで3カウント奪った珍輔は、アイアンマンのベルトを獲得すると、「イヤァオ!」という雄叫びと共に走り去っていった。

    優勝したHARASHIMAは「これで乗り物三つ制覇しました。(千葉モノレールの)乗り心地は最高でした」と感想。千葉モノレールの小見さんは「狭い中で本当に工夫されていた」と驚きの表情だった。

    千城台駅から千葉駅までは選手との写真撮影や大和ヒロシ歌謡ショーなど大盛り上がりの中、モノレールプロレスは終了した。

    【試合後のコメント】
    高木 私がこういうこと言うのもなんなんですけど、大丈夫でしたでしょうか?
    千葉都市モノレール営業課の小見隆一さん 大丈夫です(笑)。
    高木 千葉都市モノレールさんのご協力なくしてはできなかったですし、話を持ってきた大和ヒロシ君の協力なくてはできなかったと思いますので、本当にいい大会になりました。
    小見さん 楽しかったです。
    高木 よかったです(笑)。また第2回、第3回と年一回の恒例行事にできればいいんじゃないかなと思ってますけども。
    大和 ぜひともですね。きょう乗れなかった方もたくさんいらっしゃると思うんです。そういった方々にもさらに参加していただきたいと思いますので。
    小見さん ところどころでぶら下がっちゃダメだと…。
    高木 私、禁止事項わかってましたんで。そういう形でまたできればと思ってますので。
    小見さん 迫力があったのでよかったです。生で見ると違うなと。
    大和 ぜひ私のほうでまた企画させていただきますので。
    ――これまでの電車プロレスとの違いは感じた?
    高木 やっぱりね、投げ技禁止というルールの制約があったんですけど、ぜんぜん関係なかったですね。我々はいついかなる場所でも戦場にすることができるので、お客さんに見てもらって楽しんでもらえればいいなと思ってます。
    大和 私はこういう車両のなかでのプロレスは初めてなんですけど、面白いですねえ。逆にこうやって制約あるほうが、いろんなことを考えながら試合が出来ますんで、自由度が低いほうが面白いですね。これからもさらにこうやっていろんな場所で企画していきたいと思います。

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