8・20大田区でのKO-D無差別級王座に向け、樋口和貞と遠藤哲哉が火花! 9・4名古屋でハリマオの持つKO-Dタッグ王座にHARASHIMA&大鷲透が挑戦
8月14日、東京・後楽園ホールで「Road to PETER PAN 2022 in KORAKUEN~みんなで声出そう!~」が開催。同20日の東京・大田区総合体育館でKO-D無差別級王座を争う、王者・樋口和貞と挑戦者・遠藤哲哉がバチバチに火花を散らした。
先に新型コロナウイルスに感染した遠藤は欠場を続けていたため、この日が復帰戦で、樋口とは最初で最後の前哨戦となった。樋口は吉村直巳とのハリマオで出陣し、遠藤、秋山準組と対戦。遠藤はスワンダイブ式エルボー、ハンドスプリング式オーバーヘッドキック、サスケスペシャルなどを繰り出し、ブランクを感じさせない動きを見せた。樋口も遠藤にジャーマン、ラリアット、場外でのアバランシュ・ホールドを見舞い、激しいチョップの打ち合いを展開しバチバチの攻防に発展。最後は吉村が払腰で秋山から3カウントを奪い、勢いに乗るハリマオが勝利。
遠藤が「樋口、強いじゃねぇか。どんだけ強くなろうが、8月20日、オマエの前に立つのは俺だ。俺たちでもっとDDTを世界に広げるんだ」と言えば、樋口は「オマエの言う通りだ。俺たちでDDTを世界に届けてやる。俺たちのDDTを見せる」と呼応。2人は握手を交わし、互いの健闘を誓った。
また、試合後、DISASTER BOXのHARASHIMA、大鷲透が現れ、ハリマオが持つKO-Dタッグ王座への挑戦を表明。王者組が受諾し、9月4日、名古屋国際会議場イベントホールでの王座戦が決まった。
なお、この日、しばらく封印されていた“DDT名物”の「いつでもどこでも挑戦権」を争奪する時間差バトルロイヤルが行われ、青木真也が挑戦権を奪取。期限は今年いっぱいで、KO-D無差別級王座に対して行使できる。ただし、通常の試合で負けてしまった場合、挑戦権が勝った選手に移動する。今回の挑戦権は“NFTアート”化された。これは代替がきかないデジタルデータで、偽造や改ざんが不可。挑戦権に固有の資産価値が生まれる。青木は「いつでも挑戦できるのが肝。練りに練ったうえで揺さぶりをかけて、切り崩していきたい」と話した。
さらに9月18日、後楽園で行われる秋山の30周年記念興行のメインイベントが秋山、遠藤、金丸義信組vs永田裕志、竹下幸之介、勝俣瞬馬組に決定した。
ジャネラが彰人との蛍光灯IPPONデスマッチを制しEXTREME王座を奪取! 8・20大田区での勝俣瞬馬戦はタイトル戦に変更
DDT初参戦のジョーイ・ジャネラが彰人との蛍光灯IPPONデスマッチを制して、初戦でいきなりDDT EXTREME王座を奪取。8月20日、東京・大田区総合体育館での勝俣瞬馬とのスペシャルハードコアマッチは急きょタイトル戦に変更された。
蛍光灯IPPONデスマッチは1本の蛍光灯がリングに設置され、蛍光灯が割れたときに蛍光灯を触っている選手が負けになる特殊ルールで、王者・彰人の“十八番”ともいえる試合形式だ。
両者は蛍光灯を使った攻防を見せるが、割れたら負けになるため慎重な試合運びになった。ジャネラが蛍光灯を持っていた彰人に雪崩式ブレーンバスターを見舞うも割れず。ジャネラが蛍光灯を転がすと、彰人が足で踏んで割ってしまい勝負あり。王座はジャネラに移動した。
ここで、勝俣が現れ、8・20大田区での挑戦をアピール。ジャネラが受諾して、タイトルが懸けられることが決まった。ジャネラはヨシヒコに路上での対戦を要求した。
8・20大田区でミックストタッグ戦を行う朱崇花が赤井沙希にシングルで勝利! UNIVERSAL王座挑戦の上野勇希は前哨戦で高梨将弘組を制す
8月20日、東京・大田区総合体育館でのスペシャルミックストマッチ(秋山準、赤井沙希組vsクリス・ブルックス、朱崇花組)に向け、赤井と朱崇花がシングルで前哨戦を行い、朱崇花が勝利した。
赤井はビッグブーツ、蹴りの連打で攻め込むも、決定打には至らず。赤井が狙ったケツァル・コアトルを阻止した朱崇花は豪快な不知火を見舞って3カウントを奪った。
朱崇花は「あなた私に1回も勝ったことないよね。私はあなたに1回も負けたことがない。大田区、今日と同じ結果になるんだろうけど、秋山選手と組んで、せいぜい頑張ってください。私はあなたの先を歩んで、あなたを待ってます」と挑発。
バックステージで赤井は「初めて1vs1で対峙して、改めてヤバさを感じました。秋山選手に教えていただきたいって、大田区で組ませていただくんですけど、今日に関してはそれ以前の問題。へこたれてたら今までの9年がムダになるので。立ち上がって前に進みます」と気を引き締めた。
また、8・20大田区でDDT UNIVERSAL選手権を戦う、王者・高梨将弘と挑戦者・上野勇希がタッグマッチ(高梨、アントーニオ本多組vs上野、小嶋斗偉組)で前哨戦。一進一退の攻防となったが、上野が本多にBMEを決めてフォール勝ちを収め弾みをつけた。
上野が「高梨さんに勝ったUNIVERSALチャンピオンとして、DDTを盛り上げていきます」、高梨は「DDTを新しい世界に連れて行ってくれるような男だと思う。でも俺たちにはまだやるべきことがいっぱいある。そのためにも防衛する」と話した。
なお、この日のオープニングマッチではフェロモンズ(飯野“セクシー”雄貴、男色“ダンディ”ディーノ、X組)が高木三四郎、大鷲透、高尾蒼馬組と対戦。フェロモンズ新メンバーの白ブリーフ男は、自ら覆面と白ブリーフを脱ぐと、正体は666の竹田光珠と判明。竹田はシャイニングドライバーで高木を仕留め、フェロモンネームは“シャイニングボール”に決定。
フェロモンズは8・20大田区では、火野裕士&納谷幸男&スーパー・ササダンゴ・マシン、大鷲透&平田一喜&アントーニオ本多と3WAY6人タッグ戦を戦うが、竹田の加入で戦力アップ。フェロモンズ壊滅を叫んでいた高木は「フェロモンズが強くなっちゃう。どう止めればいいんだ。フェロモンズ勝手にしろ」とたじたじだった。
“驚異の新人”正田壮史がHARASHIMAに玉砕も爪痕残す!「次の目標はHARASHIMAさんから3カウントを取ること」
“驚異の新人”正田壮史がデビュー戦でHARASHIMAに挑んで玉砕するも、大きな爪痕を残した。
少林寺拳法でインターハイ3位の実績を持つ正田は、DDT史上最短となる入門3カ月でのスピードデビュー。HARASHIMAのチョップ連打に耐えた正田は打点の高いドロップキックを見舞った。ミドルキックの応酬になり、正田は三角蹴り、ファルコンアローで追い込む。HARASHIMAは逆エビ固めで絞り上げるも、正田はなんとかエスケープ。得意の蹴り連打で反撃した正田だが、HARASHIMAが水面蹴りから蒼魔刀を叩き込んで勝負あり。
敗れたものの、元KO-D無差別級王者のHARASHIMAを相手に堂々たる戦いで、大器の片りんぶりを見せつけた正田は「HARASHIMAさんとやれたことがすごく経験になった。HARASHIMAさんと戦ったからこそ、次の目標はHARASHIMAさんから3カウントを取ること。それを目標に練習にちからを入れていきます。HARASHIMAさんとやれたことで、自信をもっていろんな選手と対戦できると思う」とコメント。
☆** **全試合の詳細は** **WRESTLE UNIVERSE** **をご覧ください!
https://www.wrestle-universe.com/lives/ctUnzKBV85X42gJgEta4fW