本日のまかないアンダーマッチ 時間無制限一本勝負
リングインした両者とも「私は甲田さんに感謝こそすれ、闘う理由は一切ない! 私には甲田さんを殴る動機がないんですよ!」(今林)「自分もまったく一緒です。この試合、何もテーマがない。その中で我々は試合ができない」(甲田)と対戦には否定的に口を揃えたのだが…。今林「私は20年間、劇団双数姉妹で演劇をやってました。演劇をやっている時にダメな役者がよく言うのは『この台詞、どうしても言えない。この台詞を言う動機が作れない』とか『この登場人物なんでこういうこと言うのかな。こういう気持ちになれない』『演出が悪いんじゃねえの』『台本が悪いんじゃねえの』って人のせいにする役者がよくいたんですよ。テーマは自分で作れ! 動機は自分で作るんだよ! そんなことを言ってる役者は一生売れねえよ! だから動機を考えました。闘わなければいけない理由が一つあったんですよ。去年、我々がシングルマッチをやった時にウチの息子、アキラとサトルがDDT UNIVERSEの生中継を見ながら僕のことを応援してくれていたんですけど、僕が負けた瞬間に次男は大泣きしました。そして長男は『ダメじゃん』『弱いな』『今林家の恥だよ』と吐き捨てたらしいんです。それ以来、私の家庭内の地位は地に落ちました。アンタにこの気持ちわかりますか?」甲田「ちょっと待ってよ。子供に申し訳ないことをしたかもしれないけども、アナタが子供にリスペクトされてないのって、それ以前からじゃないですか」今林「アンタに何わかんだよ! 想像してみろよ! アンタの大好きな牧野真莉愛ちゃんに握手会でゴミでも見るような目で見られてごらんよ!」甲田「そういう心配にまったくないから。真莉愛ちゃんは本当にいい子だから。觔斗雲に乗れるんですよ」今林「フザけたこと言ってじゃねえよ!」甲田「やってやるよ! 去年スリーパーで締め落とされたの覚えてるか? 今年は絞め殺してやるよ!」今林「俺がなぜ鶴見亜門というキャラクターやってたかわかるか? 鶴見亜門は鶴見五郎の甥という設定なんだよ! つまり鶴見五郎直伝のバックブローでオマエのアゴ骨をバキバキにしてやるよ!」
こうして闘う動機ができてゴング。ロックアップから甲田がロープに詰めるもクリーンブレイク。今度は今林はロープに詰めてバックブローも甲田が逃げる。甲田が腕を取るも今林がサミング。甲田がヘッドロックでやり返すもロープブレイク。甲田が蹴って場外に出す。今林がエプロンに上がって挑発。ショルダーで倒してコーナー3段目からのスーパーフライ投下。バックブローは甲田がブロックしてワキ固め。今林がバックブローで倒してドロップキックもカウント2。今林がキャメルクラッチ。これはロープ。今林のバックブローを甲田がかわしてエースクラッシャーもダブルダウン。甲田がバックブローで倒すとレインメーカー式バックブローもロープを掴まれカウント2。今林がバックブローも甲田がかわしてスリーパー。片羽絞めに移行してギブアップ勝ち。
試合後、本部席に預けた今林のスマホに息子のアキラ君から着信が。今林「アキラか? ごめんな、パパ、負けちゃったよ…。一生懸命闘ったんだけど…パパ、カッコ悪かったよな?」アキラ「ウン、超カッコ悪かった! ダサい! もうオマエの家はない!」甲田「おい! 聞けよ! お父さんがどんな気持ちで試合をしたかわかんの? 頑張ったでしょう! アキラ!」アキラ「何?」甲田「お父さん、頑張ったでしょう。お父さん、毎日一生懸命働いてんだよ! みんなのために、家族のために!」今林「アキラ、甲田さん、こう言ってくれてんだけど。何か甲田さんに一言ありますか?」アキラ「気持ち悪いんだよ、バーカ!」一方的に電話が切られて終了。最後は「明日また生きるぞ!」(今林)で締め。
オープニング
その後、ディーノとササダンゴがリングイン。「こんないいものが見れると思わなかった」(ササダンゴ)「嫁と子供の話が出ているのに『落とせ』コールが出るとは思わなくて。人でなしの集まりだなと思いましたよ」(ディーノ)。2人の「カンパーイ!」でスタート!
オープニングマッチ 30分一本勝負
まずは『パワーホール』がヒットして石井と松永のラリアットの打ち合いでスタート。続いて樋口とアントンが長州力のコールの際のポーズを繰り広げる。続いて今林にレッカが台湾エルボーを放つと曲がストップ。続いて『サンライズ』が流れて石井と松永でラリアットからテキサス・ロングホーン。アントンと樋口はラリアットを出さずテキサス・ロングホーンの応酬。続いて今成vsレッカに。レッカが台湾エルボーを放って再び曲が止まってしまう。続いて『J』がヒットしてジャンピングニーから「オー!」祭り。続いて『クラッシュ』が流れてマンハッタンドロップからのヤクザキックからのガッテム祭り。続いて『SAMURAI』が流れてヒップアタック祭り。それが終わると『ビューティフル・フライト』が流れて稲妻レッグラリアット祭り。するとアントンがマイク。「ちょっとおかしくないか? 木村健吾さんがレッグラリアットはまだいいけど、越中さんとか蝶野さんとかラリアットじゃないじゃん。納得いかなって! 自由すぎるって! ちゃんとラリアットに関係あるのにしてよ」すると流れたのは『RAIN MAKER』でレインメーカー祭りに。この光景をリング上で座って見ていた松井レフェリーを引っ張り出す。松井レフェリーがファンの「松井」コールに乗って石井にレインメーカー狙い。石井がかわしてバックを取る。ロープを掴む松井レフェリー。ここでレッカが百裂拳が炸裂。ロープを放してしまった松井レフェリーに石井の投げ捨てジャーマンが決まってノーレフェリー状態に。するとジュディ・オングの『魅せられて』が流れる中、レッカが台湾エルボーを決めて、みんながあっけに取られたところで慌てて駆け込んだ木曽レフェリーが強制終了を告げた。石井がマイクを取ると「こんなんじゃ終われない。再試合やろう。ルールを変えていいか。ファースト・ラリアット・アタックルールだ!」と言って再試合へ。
再試合 30分一本勝負
最初にラリアットをヒットさせた選手勝利となるルールで再試合のゴングが鳴らされるもアントンがリングインの際にヒザを強打し、ギブアップ寸前に。ギブアップする前に昨日徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を話してからラリアットを食らうという。しかし内容は「スタン・ハンセン」ではなく下ネタ。アントンのサミングは今成にブロックされて乳首を摘んでしまう結果になったが、ラリアットを狙ってきた今成にカウンターのラリアットを決めて終了。
試合後にマイクを取った石井が「6年連続7度目のラリアットプロレスいかがでしたか? 個人的に今年もいい夏を迎えられそうです。ラリアットに乾杯したいので準備をお願いします。ラリアットにカンパーイ!」と締め。
第二試合 30分一本勝負
大家健は大したことないんじゃないか説を検証する試合
その後、リング上に男色ディーノと上野勇希がリングに上がる。ディーノの「プロレスでおかしいなと思ったことは?」という質問に上野は「おかしいというか、大家さんはよくわからないですね。大したことないんじゃないかと。身体能力もすごいわけじゃないし。不思議なパワーは感じるけど、わからないですね」とコメント。ディーノは「じゃあ今から大家さんの試合を見てアップデートしましょう」と言うと「大家健は大したことないんじゃないか説を検証する試合」へ。
大家のバッコミ入場が終わるとさっそうと対峙したのはニラだった。大家は「こんなどこの馬の骨かわからないヤツに負けるわけいかない!」と吐き捨て襲い掛かって試合スタート。大家は先ほどの試合に出た百裂拳、レインメーカーポーズやらコーナー3段目からのスーパーフライを繰り出すなど節操ない。それでも大家はショルダータックルでニラを倒すと炎のスピアを狙うも、足を踏み鳴らし過ぎてヒザを痛めてしまう。ニラはここで普通に足4の字を極める。しかしなぜか極めているニラがロープエスケープ。大家がスナップメイヤーからスリーパー。しかし途中でやめてしまうと木曽レフェリーに耳打ちし、ファンに謝って帰ろうとする。場内の「大家」コールに応えてリングサイドのお客さんとハイタッチ。しかし大家はこのまま帰ってしまった。木曽レフェリーも帰ってしまって終了。
試合後、上野がマイク。上野「大したことないです! 大先輩なんですけど、沸き起こりかけた不思議な力もしぼんでしまったので」ディーノ「第2試合でした」上野「いつか頑張って大家さんに勝ちたいと思いまーす! 第2試合でしたー!」
第三試合 ウォーミングアップ・マッスル「バーチャル・ピコ太郎に勝ったら1000万円」
来年2・16両国に向けて亜門(代演・竹下)が取った施策とは…!?
ディーノ、坂井、アントン、ウラノ、趙雲、ペドロがリングイン。来年2月のマッスルのウォーミングアップとして、まずは表に出すことも厳禁の闇パワポを坂井が披露し、拍手喝采から大「サカイ」コール。「この雰囲気のまま第3試合に入ります」と言ってディーノは退場。いつもならここでマッスル総合演出の鶴見亜門が登場するのだが、亜門役の今林久弥が「ここ最近ずっと忙しいし、ダークマッチで甲田さんとの試合もある。今回はマッスルの試合と向き合えない」ことを理由に今回に限り降板したことがアナウンスされる。鶴見亜門として今林の替わりに登場したのはアフロにメガネをかけた竹下幸之介だった。亜門(竹下)は来年2・16両国大会に向けて「今日の大会を成功させて両国に実数で4000人ぐらい動員し、そこそこの評価を得ることができさえずれば、私の演出家人生の悲願でもある2020年東京オリンピック開会式のクリエイティブチームに電撃加入することも夢ではない」と台本丸読みで意気込む。しかしながら「このメンバーで両国国技館、成功できるかな」(ペドロ)「確かに今のマッスルメンバーで考えるとちょっとした話題にも上らない可能性が…」(趙雲)と不安げなマッスルメンバー。亜門(竹下)は「藤岡さん! 藤岡さんは外部環境の変化についてどう感じてますか?」と台本丸読みで話を振るも、その場に藤岡はおらず、どうやら藤岡の替わりがウラノだった模様。ウラノが藤岡として「今の時代はプロレスラーがプロレスに対してピュアにならないといけないと思うんですよ。見てください。マッスルメンバーはプロレスに対してピュアな気持ちは昔からちょっと欠けてたと思うんです。今の時代に合わないと思うんです」と答えると、亜門(竹下)は「藤岡さん、その通りなんですよ」と台本を丸読み。「でも実際問題、キャリアだけ積み重ねた中年レスラーに今さら心を入れ替えてプロレスに対してピュアな気持ちを持たせることはできません。不可能です」と言い切った亜門(竹下)は、その代替として「大物ゲストが真面目にプロレスを向き合う」ことを提案。さらにその大物ゲストがサイバーエージェントっぽい企画「プロレス初挑戦の大物芸能人に勝ったら1000万円」にチャレンジするという。亜門(竹下)は来年2・16両国大会に出て欲しい大物ゲストについて渋々「ピコ太郎」と明かす。「ブレイクするまで長い下積み」「レトロ感のあるファッション」「身長180㎝ある恵まれた体」というプロレスに向いているポイントを持ち合わせているピコ太郎だが、さすがに両国大会は出てくれなそう。「今日の興行でピコ太郎の代役を誰かやって、そのパイロット版VTRを持って交渉にいく」と言い、その代役の白羽の矢が立ったのは純烈の酒井一圭だった。その酒井に亜門はアフロ、さらにシャドーの入ったサングラスをかけさせ、ヒゲを書いた亜門(竹下)は「完全にピコ太郎さんじゃないですか。じゃあ時間もないですし、さっそくピコ太郎に勝ったら1000万円のシュミレーションマッチをやりましょう」と促し、対戦相手には「藤岡」とウラノを指名して試合をスタートさせたのだった。
こうしてスタートしたピコ太郎と藤岡のシングルマッチ。藤岡がヘッドロックに取っていると残り時間10秒とアナウンスされてあっさりフルタイム。趙雲「試合時間、1分なんですか?」亜門(竹下)「そうです」趙雲「僕とペドロさん2人で闘わせてもらっていいでしょう。2分でいいですか」亜門(竹下)「いいですよ」
挟み撃ちを狙った2人。場外で捕まえるとリングに入れてペドロが逆エビ固め。するとここで『PPAP』が流れて新たなバーチャル・ピコ太郎が登場し、バックブローを見舞って引き分けに終わらせた。バーチャルなので2人に増えてしまった模様。アントン「なんかもう一人入ってきたぞ。バーチャル恐ろしいな」坂井「2分だと決着つかない可能性があるしお客さんのフラストレーションも溜まる。大将戦は2vs2の時間無制限一本勝負でいいですか?」亜門(竹下)「やりたいですか?」坂井「プロレスに対するピュアな気持ちが芽生えています!」亜門(竹下)「プロレス、好きですか?」坂井「今日も帰ってからG1 CLIMAXを見ようと思ってます」亜門(竹下)「いいですよ」
③大将戦 時間無制限一本勝負
※バーチャル・ピコ太郎3号<樋口和貞>のペンアントンマッソーペン
坂井とアントンが襲い掛かるも1号と2号が同士討ちさせてコブラツイストの競演。ここで趙雲とペドロがカットに入る。ここで再び「PPAP」が流れると3人目のバーチャル・ピコ太郎が登場。アントンと坂井の頭部にそれぞれペンを突き刺し、アントンペンとマッソーペンを作った3人目のバーチャル・ピコ太郎が「ペンアントンマッソーペン」を成功させ、ダウンしているアントンを1号がカバーして3カウント。ようやく来年2月のマッスルに向き合う気になったみんなで最後は「スリー・ツー・ワン、マッスル! マッスル!」の唱和で中締め。
メインイベント 30分一本勝負
サンドマン的な試合
※炎のスピア。ほか出場選手=男色ディーノ、マイク・ベイリー、ジェイソン“ザ・ギフト”キンケイド、“ネオン・ニンジャ”ファサード、アントーニオ本多、中邑珍輔、マッスル坂井、石井慧介、松永智充、ヤス・ウラノ、今成夢人、翔太、趙雲子龍、DJニラ、MAO、相撲ロック、レッカ、DT-YUTA、のの子
メインイベントは恒例のサンドマン試合。ディーノ、ベイリー、ファサード、キンケイド、上野、シンガポールケインを手にしたアントン、大家、珍輔、スポーツチャンバラの刀を手にした坂井の順で登場。各自が缶を手にし、セコンドの翔太までリングインし「カンパイ」でスタート。さらにはムタペイントの石井、松永やウラノらも現れる。リング内外でで酒がぶちまけられる攻防が繰り広げられる中、アイテムを手にした相撲ロックまでリングイン。リング内に空き缶をぶちまける。相撲ロックはMAOにスパインバスターからピープルズエルボー。そこに珍輔が現れ、相撲ロックにローブローから「イャオ!」。趙雲とレッカが酔拳の攻防。互いにコーナーからの攻撃は失敗。映像班のDTがカメラ片手にウラノ、趙雲を殴打し、さらに趙雲にはジャックハマー。さらにはのの子を珍輔がリングにあげさせる。のの子が珍輔に張り手。さらにボインメーカーを決めるとオバイェまで炸裂させる。ディーノが大家にファイト一発! 大家が男色ドライバー狙いを百裂拳で阻止。上野がその大家にドロップキックもカウント2。上野が大家にカミカゼ。さらに足を踏み鳴らしてスピアまで決めるもカウント2。上野は大家の体の上に缶をブチ撒けると、コーナーに登るが大家が蘇生。上野がエルボーで阻止。大家がコーナーに登って頭突き。そこから雪崩式ブレーンバスターを決めると炎のスピアが決まって3カウント。
エンディング
「これが人類が目指すべき多様性ではないでしょうか」(坂井)
試合後、大家がマイク。大家「どうした、上野!」上野「大家さん、僕は今でも体力も精神力も大したことないと思ってますけど負けました。意外と悔しくないですね。お客さんが応援してくれる力は尊敬します。大家さんを超えます!」ディーノがリング内に空き缶を投げるとお客さんまで投げる。場内「大家」コール。大家「上野の言ったとおりですね。大したことねえからナメられんだな。ただな! 周りの人間にナメられたからといって人生諦めませんよ。大したことないって言うやつは言ってください。俺はそれをすべてパワーに変える。怒りのパワーに変えて頑張ってきた!」ディーノ「要するには?」大家「気にかけてくれる人がいたらそれだけで人生幸せってことだよ!」出場選手でリングに上がる。ディーノ「私も幸せです」坂井「僕も毎年ビアガーデンのために生きているので幸せです。見てください、このリング上。これがダイバーシティです。人類が目指すべき多様性ではないでしょうか。ありますよ、生産性。皆さん、スタンドアップ! ディーノさん! 締めましょう! もうあらかた客席のお酒は呑み尽くしました。我々は誇るべくエアーで乾杯しましょう!」ディーノ「残った元気をくれ」最後はエアーでの「カンパーイ!」で大会は締めくくられた。