前説
オープニングコールは高木大社長!「3ヵ月ぶりにプロレスが戻ってきました!」
84日ぶりの有観客興行は今林久弥APの前説からスタート。本日は全試合未発表でテーマ曲で対戦カードが判明する仕組み。オープニングコールは高木三四郎社長。「皆さん久しぶりですね。お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。約3ヵ月ぶりに帰ってきました。このままずっとしばらく続くと思っていたんですけど、感染予防対策のガイドラインに則って開催することができました。80人弱ですが、ここからがスタートです。今日は目一杯満足してプロレスを楽しんでいただければなと思うので最後までご観戦ください。3ヵ月ぶりにプロレスが戻ってきました。DDT板橋大会、スタート!」
オープニングマッチ 30分一本勝負
ディーノはフェースシールド越しのリップロックでザワつかせる。大和は『ノリノリ海苔のリノベーション』入場。アントンはボディースラムから腰を痛めたフリをしてのタイム突き。ディーノが男色クローからのナイトメアで捕まえる。中村もドロップキックでピンチを切り抜けると大和がフライングX。フィッシャーマンはナックルでかわしたアントンがショルダーネックブリーカー。ディーノがファイト一発からタイツを広げるも大和がXで回避。ディーノがリップロックも大和もリップロックで押し返して裏投げ。中村がスワンダイブミサイルキックもディーノは尻を触ってカバーをかわす。ディーノがソバットからマヒストラル。中村はドロップキックから絶品!でやり返すもカウント2。大和のXから中村がその場跳びムーンサルトもカットに入ったアントンがサードロープに躓いてヒザを強打。松井レフェリーはカウントをやめて抗議する中村にヒザをぶち込んで黙らせる。アントンは引退する前に創作昔話「ごんぎつね」を話し出すも内容は江戸川乱歩ではなく下ネタ。最後はごんぎつねからダブルインパクト式ごんぎつね、ディーノが男色ドライバーを決めて勝負あり。
第二試合 30分一本勝負
MAOのムチャ振りによる勝俣と飯野の面白い握手から「勝俣瞬馬をぶっ壊す」だの「熱パワー」だのフレーズが飛び交う中、飯野のハカは勝俣が親切にもマスクを渡して飛沫に対処。MAOが勝俣と入れ替わるも飯野が気づいてストップ。その後ローンバトルを強いられた勝俣だったが、セカンドロープを踏み切っての向き直り式ドロップキックでピンチを脱出。替わった飯野が一気呵成の攻め。飯野のカバーをブリッジで抜け出したMAOがマイク・ベイリーばりのその場跳びムーンサルト・ダブルニー。飯野もバックフリップで返して勝俣とタッチ。勝俣がアームホイップ。自陣コーナーに戻されたMAOは渡瀬とクイックタッチ。渡瀬がミサイルキックからカーブランディングで猛追。渡瀬のフロントネックロックは飯野がカット。渡瀬がドロップキックから腕極めDDT、さらにフロントネックロックにつなぐも飯野がカット。渡瀬のエルボーと飯野の逆水平のラリー。渡瀬のエルボーに勝俣がトラースキックで返し、顔面トラースキックはカウント2。最後は¡Hasta la vista!でフォール勝ち。
第三試合 30分一本勝負
両者のヒジタッチで試合スタート。腕の取り合い、足の取り合いとテクニックの応酬が続く。大石が左腕攻め。アームロックから左腕へのギロチンドロップ、さらにアームバーで攻勢に。彰人も足4の字から腕取りに持ち込むも大石がツバを拭き掛け解除。ミラクルエクスタシーからカバーを返されると裏ヒザ十字。この切り返しあいから大石が直伝トルネードクラッチも、彰人がかわしてゴライアスバードイーターでがんじがらめにしてギブアップを奪った。
第四試合 30分一本勝負
坂口に腕十字を極められるもすぐさまエスケープした岡谷。赤井とタッチをかわして自陣コーナーに控える坂口に突っかかるも赤井のビッグブーツを食らい、ダブルのミドルキックで捕まってしまう。ローンバトルを強いられた岡谷だったが、赤井にドロップキックを決めてピンチを脱出。替わった納谷が赤井にコーナースプラッシュからローキックもカウント2。ジャイアントコブラは坂口がカット。赤井もビッグブーツで返すも替わった坂口が納谷に投げられてしまう。納谷のコーナースプラッシュをかわした坂口がスリーパー。解除してのPKはカウント2。自陣コーナーに倒れ込む納谷にタッチしてリングインした岡谷がネックブリーカードロップ。坂口のフロントスリーパーは納谷がカット。坂口と赤井がダブルのミドルキックで排除。坂井がエプロンPKで納谷を止めるとリング内では坂口が飛びついての変形三角絞めでギブアップを奪った。
試合後、坂口がマイク。「岡谷、楽しかったよ。やればできるじゃねえか。最初から俺を殺すつもりで殺(や)りにこい。久々にお客さんの前で試合することになって、ウチらの闘っている姿を見せて感慨深いものがあるけど、小池都知事も言ってたけど自営で自分の身を自分で守って、うまくウイルスと共存していかなければならない世の中になると思います。ウチらも止まってられないので、来週の新宿FACE、すげえ強敵だけど勢いごとベルトをかっさらってやります」
第五試合 30分一本勝負
クリスがリングインするなりドロップキックでポーリーを襲撃。場外に出たポーリーを見てトペを狙うもポーリーが回避。場外で投げようとするポーリーだったが、クリスもかわしてエプロンからポーリーの背中にフットスタンプを投下する。リングに戻るとポーリーがショルダーアタックからエルボードロップ。ロープ際で踏みつけられて場外へと逃げたクリスを追うポーリー。リングに戻すと腹パンからコーナーで腹部を踏みつけていく。コーナースプラッシュからのカバーはカウント2。クリスは低空ドロップキックで場外送りにするとトペ・スイシーダ。リングに戻されたポーリーだが、クリスのスワンダイブをかわしてエルボーからポーリーハンマー。クリスも蹴り上げてみせると低空ミサイルキックからカバーもカウント2。クリスがドラゴンスクリューもポーリーも意地のボディープレス。ポーリーハンマーからDDTを決めるとバックを取る。ヒザを蹴り上げかわしたクリスにポーリーはテーズプレス。カウント2で返されるとリバース・スプラッシュへ。これをかわしたクリスがエプロンから飛びつきRKO、さらにランニングニー。これはカウント2。ポーリーもカウンターのラリアット。しかしカウント2止まり。クリスは飛びついてのオクトパスストレッチ。するとここで佐々木が乱入。DAMNATION看板で殴打するもクリスにかわされてポーリーに誤爆。クリスが丸め込んで勝利した。
試合後、クリスがマイクを取る。「ツカレタ……DDTファンのみんな、おはよう?こんばんは? 今何時だっけ? オヒサシブリデスネ! で、僕の日本語はここで限界だ。今日、シアイ、メッチャタノシカッタ。アリガトウゴザイマス!DDTではしばらく無観客試合をやってきたが、今日みんなの前で試合ができて最高の気分だ。どうもありがとう。まだ完全に収束したわけじゃないからマスクや手洗いは続けて安全に気を使いながら、DDTの応援よろしくお願いします。ドウモアリガトウゴザイマシタ!」
セミファイナル 30分一本勝負
DISASTER BOX同門対決!
※顔面フロントハイキック
DISASTER BOX同門対決は大鷲&吉村に続いてHARASHIMAと入場して最後に現れた平田がダンス。平田がマイクを取る「皆さんお久しぶりです。平田です。皆さんに残念なお知らせがあります。今日で僕のダンスはおしまいです。この3ヵ月間死に物狂いで練習して圧倒的な強さを身につけました。そして気づきました。強さにダンスは不要だと。圧倒的にいらない。俺はこの強さでDDTのテッペンを獲りたい。そのためにはDISASTER BOXのリーダーになる必要がある。だから今日は俺にパートナーなんていらないよ。圧倒的な強さで3人を捻り潰してリーダーになる!」と宣言。これにHARASHIMAは「いいよ、平田がいいなら」とあっさり呼応して1vs3のハンディキャップマッチとして開始のゴングが鳴らされたが、HARASHIMAの顔面フロントハイキック一発で試合終了。
平田がマイクを取ると「おいおい、ちょっと待てよ。いくら強くなったからって3vs1は卑怯だろ! あんたたちこれでいいんですか? お客さんはあなたたちの試合を楽しみに来たんですよ。HARASHIMAさん、ここで提案です。組みましょう」と先ほどの出来事がまるでなかったようなものの言いよう。これにHARASHIMAが「いいよ、平田がいいなら」とあっさり呼応してタッグマッチでの再試合のゴングが鳴らされた。
再試合 30分一本勝負
平田が大鷲にシャイニングスリーパーホールドも大鷲は何事もなかったように吉村とタッチ。平田が吉村にあっさりショルダーアタックで吹っ飛ばされてローンバトル。大鷲のWARスペシャルに平田は思わずメガネをセコンドに準備させるも吉村に奪われて眼前で破壊されてしまう。怒りの平田は大鷲に低空ドロップキックを決めてHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAは一気呵成の攻め。HARASHIMAが大鷲にラリアットで打ち勝つとも平田が「DISASTERが今こそ一つになる時です!」とタッチを要求。リングインした平田だがシャイニングアックスボンバーは決めることなくビッグブーツで返されて吉村の猛攻に青色吐息。吉村のサーフボードストレッチに平田は「控室に予備のあれがあるんで持ってきてください!」と訴えるも、HARASHIMAが持ってきたのはマスク。平田は「メガネですよ!」とツッコむ。しかしHARASHIMAが持ってきたのはゴーグル。平田は手刀をHARASHIMA、大鷲、吉村に見舞い、予備メガネをリング下から持ち出す。「革命のお時間です」とダンス。踊りきったところで吉村が丸め込む。大鷲の延髄斬りから吉村がラリアット、HARASHIMAの蒼魔刀から吉村がギロチンドロップを投下して3カウント。結局3人で勝ち名乗りを受けた。
試合後、HARASHIMAがマイク。「本日はご来場ありがとうございまーす。3ヵ月ぶりにお客さんの前で試合ができてメチャメチャ嬉しいです。お客さんをパンパンに入れての興行は難しいですけど、今日できて本当に嬉しいです。試合でいろいろあったけど、僕らDISASTER BOX同じユニットなので楽しく愉快にやっていきたいと思います。久々ですけどいつもやついきますかー! またみんな試合を見に来るさー!(観客『なんで~?』) コロナなんて負けないさー!(観客『なんで~?』) これからもプロレスをもっともっと楽しむさー!(観客『なんで~?』) なんでかってそれは鍛えているからだー!」
メインイベント 30分一本勝負
佐々木と上野の先発でスタート。高尾vs竹下と続いて遠藤と樋口が対峙。樋口はコーナーに遠藤を乗せて左ヒザに頭突き。そこから左ヒザに集中砲火を浴びせて動きを止める。遠藤を場外に落とすと竹下が抱えてヒザを鉄柱にぶつけてリングに戻す。左ヒザ攻めで捕まってしまった遠藤だったが、上野をロープに振ると佐々木がリング下から足引き。ポーリーがエプロンでボディープレスを見舞って形勢逆転。今度は上野がDAMNATIONに捕まってしまう。上野はランニングフォアアームを佐々木にぶち込み逆転。替わった樋口が一気呵成に攻め込む。樋口のカナディアンは遠藤が頭突きでカット。遠藤をリバースショルダーで蹴散らすも、佐々木のダイビング・ラリアットを食らってしまう。佐々木がDDTを決めると高尾が出てくるもコーナーに登ったところを樋口がチョップで止めてアバランシュホールド。竹下が串刺しエルボーから2段モーションDDT。ジャーマンは高尾がこらえてドロップキック。替わった遠藤が竹下にブレーンバスター。これはカウント2。15分経過、遠藤がトーチャーラックで抱えたところで上野がクイックタッチ。竹下がパワーボムの体勢で抱え上げ、上野がミサイルキックの合体攻撃。上野のボディープレスを遠藤がストマックブロックで迎撃。遠藤がその場跳びシューティングスターもカウント2。二度目のトーチャーラックは上野が着地してバックブリーカーからおっぴろげアタック。しかしカウント2。遠藤のゆりかもめは樋口が高尾をぶつけてカット。佐々木のドロップキックはカウント2。ペディグリーからのダイビング・エルボードロップは上野が回避。佐々木のクロスフェースからのクロスオーバー狙いは上野が切り返す。上野の雪崩式フランケンから樋口、竹下とダイビング・ボディープレス連続投下。20分経過、佐々木が竹下にカウンターのトラースキック。竹下もラリアットで襲い掛かるもカウント2。竹下が佐々木にジャーマンも佐々木は着地して高尾とタッチ。竹下は連係を誤爆させて高尾にラリアット。樋口が出てくるもサンドイッチラリアットはかわされて誤爆する。樋口がノド輪落としもカウント2。高尾もランニングフォアアームでやり返すもカウント2。ダイビング・フットスタンプもカウント2止まり。ジントニックは決めきれず竹下がザーヒー。6人の技が飛び交って遠藤vs上野の場面。上野がドロップキックからブリザードも高尾がカット。残り5分、佐々木ともども場外に出して竹下と樋口がプランチャ。上野がコーナーダイブも遠藤が回避。遠藤はバックドロップ。遠藤のゆりかもめは竹下がカット。遠藤がハンドスプリング・オーバーヘッドキックから旋回式トーチャーラックボムは樋口がカット。残り3分、コーナーに遠藤が登るも竹下がストップ。上野が雪崩式裏投げ。さらにダイビング・ボディープレスも高尾がカット。上野のWRを遠藤がかわしてバックを取る。竹下が遠藤のバックを取って投げ捨てジャーマン。上野のBMEは遠藤が剣山。遠藤がカバーもカウント2で残り1分。遠藤がカナディアンデストロイヤーも樋口がカット。遠藤のシューティングスターは上野が剣山もカウント2。残り30秒、上野が丸め込むもフォールは奪えず、WRを決めたところでフルタイム。場内から惜しみない拍手が起こった。
「これがゴールじゃない。DDTの底力はこんなもんじゃないだろ。もっともっと多くの人間の前で試合ができるはずだ」(遠藤)
試合後、マイク。上野「遠藤さん、昨日あなたに挑戦してボコボコにやられましたけど、今日もうちょっとやったらでしたね。6月27日、KO-Dタッグベルトに挑戦してくるの遠藤さんと、島谷さん。昨日よりも今日、今日より6月27日ほうがもっと強くなってます。僕はアナタからシングルのベルトを奪い取るのを絶対諦めないです」樋口「オマエの首を狙っているのは上野だけじゃない。俺も狙ってんだ。6月20日、オマエら止めてやるから覚悟しておけ」竹下「まず言うべきはお客さんの前で試合できたことじゃないですか? 正直、だいぶ無観客試合の期間はモチベーションが下がってキツかったですけど、でも、こうしてDDTプロレス、皆さんの前で試合ができる日が戻ってきました!」佐々木「ガタガタ抜かしてんじゃねえ。オマエらみたいなB級レスラーの声は誰も聞きたくねえんだよ。聞きたいのはチャンプの声だ。オマエらとっとと帰れ」遠藤「オマエら帰る気がねえんだな。今からテメエらにキツめのこと言うぞ。上野、テメエは昨日挑戦してきたけど、態度がでかいのは認めてやる。でもこのベルトを巻くにはまだちょっと早いな。そして樋口、テメエはシングルで俺に一回勝ったよな。なのにシングルじゃこのベルトを巻く可能性は低い。このKO-D無差別級を俺から獲る可能性は低い。坂口に言われてテメエは『はい、そうです』って頷いてKO-D6人タッグ挑戦を認めたのは、そういうことじゃねえか。テメエが上にいけないのは。結局、坂口の下の人間でしかねえんだよ」樋口「オマエらにはわからない義の通し方があるんだよ。今日はチャンピオンさんの顔に免じて帰ってやるよ」竹下「俺も何か言ってくれよ」遠藤「……」竹下「何もないんかい」3人は退場。遠藤「アイツらが何を言おうが俺には届かないんだよ! それよりも今日は人間がいますよ! チョー気持ちいい! オマエら待たせたな。俺は自分の言ったことはちゃんと守る。最強の証を手に入れてオマエらの前に舞い戻ってきた。でも、これがゴールじゃない。まだ今日は80人ちょっと。DDTの底力はこんなもんじゃないだろ。もっともっと多くの人間の前で試合ができるはずだ。そして、俺がこのベルトを獲った時に田中さんと約束したようにいずれさいたまスーパーアリーナをまた目指していくからオマエら楽しみにしておけ。その勢いでいくぞー! いいかオマエらよく聞け! 俺たちがDAMNATIONだ。俺たちは群れない・媚びない・結婚しない。この地球は俺たちDAMNATION中心に回ってんだ。覚えておけ」
【試合後のコメント】
佐々木 おらぁ! マスコミ! 集まってなんだ? サヨコ、何しに来た? 元気か?
三田佐代子女史 この前ゲストに来たばかりじゃないですか。
佐々木 しゃべることはないぞ! 何だ?
三田 久々のお客さんの前での試合はいかがでした?
佐々木 恥ずかしいよ。早く帰りたいよ。
遠藤 でもその恥ずかしさが?
佐々木 快感(笑)。早くこの快感を家に持ち帰りたいよ。何言わせんだ、サヨコ! 俺は人前に出たくない、早く帰らせろ! 今はチャンプの話を聞いてやってくれ。
遠藤 久々の有観客。
佐々木 久々に人としゃべんだろ?
遠藤 それはあなたも一緒でしょ。
佐々木 俺は別に会いたくないから。
遠藤 昨日、上野が挑戦してきて、無観客の状態でこのベルトを手放す状態もあったけど、無事防衛しました。昔はいっぱい怒られましたねって松井さんにリング上で言ったら「いっぱい怒ったな」って。そういうのも感慨深いですね。さあ何の話でしたっけ?
三田 特別なシチュエーションで田中選手に勝って、ベルトを巻いてまたお客さんの前に帰ってこられたのは感慨深いですか。
遠藤 感慨深いというか、やっと最初の一歩が踏み出せたかなという気持ちでいっぱいです。と書いておいてください。
報道陣 ………。
高尾 ……みんなそんな興味ないんじゃないですか?
週刊プロレス・奈良記者 普段は組まない3人が相手でしたが。
佐々木 出たな、#奈良語り。あんな組まねえヤツらが組んだところで俺らにはかなわねえよ。
遠藤 30分ドローでしたけどあと1分あれば俺たちが勝ってましたね。
佐々木 あと15秒だな。
遠藤 15秒あれば勝ってましたね。そういうことだ。奈良語りで語っておけ。
奈良 最後、上野選手に突き刺されて終わってましたが。
遠藤 いや、そこからクルっと切り返して叩きつけて……。
佐々木 俺を見るな。
遠藤 クルクルっ、ドーンっていうシチュエーションを俺の中で描いていたから、あと15秒あれば俺が勝っていたよ。あれもすべて計算通り。俺の掌の上でコロコロッと。
佐々木 そういうことだ、サヨコ!
――クリス選手の試合に乱入がありましたが。
遠藤 そんなことあったんですか?
佐々木 俺じゃねえよ。
遠藤 ずっといましたもんね。
佐々木 俺はずっと控室でポルノを見てた。
遠藤 タブレットでね。
佐々木 一般人じゃない?
遠藤 入れちゃダメじゃないの?
高尾 そこ止めろよ。
佐々木 警備が薄いんだよ。
遠藤 人手が足りてないから。みんな辞めてくから。ソーマは何か言うことないのか?
高尾 俺はベルト持ってないから。
佐々木 なんで持ってねえんだよ。
遠藤 持って来いよ!
高尾 じゃあ拾ってくるわ。
佐々木 もういいだろ!
上野 僕は昨日、いつでもどこでも挑戦権を使って無差別に挑戦して負けたんですけど、今日もちょうどDAMNATIONと当たって、樋口さんとタケというDDTの中でも心強い2人で。もうちょっとで、もしかしたらわからなかったかもしれないんですけど、6・27にはタッグ挑戦きますので、遠藤さんを狙って、防衛必ずしてシングルも狙っていきたいと思います。
樋口 自分も6月20日にKO-D6人タッグ挑戦がありますが、リング上でああやって言われて、でも彼らにはわからない義の通し方があるので。自分は自分の信念のもとに闘って6月20日にヤツらを止めます。あと久々にお客さんが入ってよかったです。
竹下 このトリオに関しては僕じゃない2人はDNA世代なので、DNA世代がここまできてるという。だからプロレスって対角線に立つだけが闘いじゃなくて、組んでても闘っているので、チームとして。俺も樋口が暴れているのを見て暴れ負けへんぞと思っているし、上野さんが粘っているのを見て俺も粘り負けへんぞと思っているし。でもこの自粛期間、本当にステイホームで身体は鍛えてましたけど体力あり余っているので、僕は30分でもやり足りない感じで。ここからもう一試合やってもええぞという感じでいます。それぐらい久しぶりの有観客興行はテンションが上がりました。
――お客さんがいるといつも以上の力が出る?
竹下 人間というのは失って気づくものがあるじゃないですか。失って気づくありがたみとか。だから今までテンション上がっていたことに気づいてなかったんですよ。当たり前だったので。無観客興行を数ヵ月経験して、お客さんの視線や声援を感じて、手拍子とかも感じながらやると今まで以上に力が出ましたね。そういう意味では僕としてはいい期間だったなと。終わってはないですけど、今になって思うのはいい期間だったなと。よりプロレスのありがたみをレスラーの我々も感じてます。
高木三四郎社長総括「楽しんでいいのかわからない戸惑いみたいなのは若干あるでしょうけど、リング上の試合でそういう塊をちょっとずつ取っていって楽しんでいけるものを作らなきゃいけない」
高木 3ヵ月弱ですかね。ちょっと感無量でしたね。リング上あがってちょっと言葉が出なかったというか。まだ状況的にはまだまだかもしれないですけど、まずは第一歩を踏み出せたのかなと個人的に思っています。今日見ていて選手も久しぶりにお客さんの前で試合ができたという嬉しさとかあったんじゃないですかね。お客さんも待ってましたというのが伝わってくる大会だったと思います。とは言えお客さんの中でもどこまで声を出していいのかとか、ちょっとわからないみたいな人もいたんじゃないかなと思いますし、そういうのも含めて徐々に前に進んでいけばいいんじゃないかなと思っています。とにかくDDTの興行は今日から再開します。いやあ、普通の興行の3倍ぐらい疲れますね、本当に。どんなテンションで有人の興行を見ていたのか自分でも掴めなくなっていて、久しぶりでしたね。
――気を遣う点もかなり多い?
高木 気を遣う点だらけですね。何がよくて何がダメなのかわかんない状態で。リングは選手が自由にやっていて、それ以外の部分ですよね。かなり気をつけてやっていると思うんですよ。開場から見ていてわかると思うんですけど、1m以上の距離を取って列もつくっていて、退場するときも南側からとか区分で退場させるとか。あと売店とかもビニールのロールを買ってきてとか、かなり気をつけて運営していると思うので。これでもやりすぎてもおかしくないぐらい気をつけてやってもらいたいなと思いますし。そこは本当に一番気をつけなきゃいけないところじゃないですかね。今が一番大変な時期だと思うし、今が一番神経を張り巡らさなければいけない時期だと思うので。
――DDTはお客さんを喜んでもらうことを志してきたと思うが、しばらくはお客さんが喜ぶことを引っ込めないといけないもどかしさはある?
高木 そこは難しいところで僕らは楽しんでくださいと言うしかないですよね。お客さんがどこまで楽しむかというガイドラインはあると思うんですけど、興行のほうとしては楽しんでいってくださいと言うしかないのかなと思っていて。もちろん運営する側の部分はきちんとやらなきゃいけない。そこですよね。極端な例を言ったら成立しなくなっちゃうと思うんですね。だけど我々はきちんと感染予防の対策はやらなきゃいけないけど、お客さんはそれぞれのスタンスで楽しんでもらえればいいんじゃないかなと思っているわけですよ。少なくともマスクは着用してください、体温は測ってくださいと入口で検温、消毒しているわけじゃないですか。そこから先の楽しむ部分で僕らは何も規制するつもりはないですよね。楽しんでいいのかわからない戸惑いみたいなのは若干あるでしょうけど、リング上の試合でそういう塊をちょっとずつ取っていって楽しんでいけるものを作らなきゃいけないと思ってます。
――これから会場の人数を増やしたり、地方に行くとかは行政の判断を待って?
高木 そうですね。82人でこれだけ気を遣っているんだから、492人の後楽園ホールはどうなるんだろうというのは正直あるんですけど、その都度その都度、行政もそうですし、ガイドライン自体が変わっているので、最新のものを取り入れて、できる範囲の中でやっていくつもりです。そこは常にですね。
――無観客をやってきた中で残していきたい、続けていきたいものは?
高木 結構ありますよ。オンラインのサイン会やTV SHOW自体はありだなと思っていて。昨日も男色ディーノvsアントーニオ本多を見てこれはすごいなと。ディーノに「これだけで興行やれよ」って言ったら「勘弁してください」って言ってましたね(笑)。あれはすごい。プロレスの新しい可能性を作れるんじゃないかと思ってるんですよね。アイデア一つですよね。ひょっとしたらその部分は残してやっていくと思います。