アンダーマッチ 5分一本勝負
前説前に中村練習生のエキシビションマッチがおこなわれた。対戦相手はMAO。伸びのあるドロップキックやトラースキックで立ち向かっていったが、最後はキャメルクラッチで捕獲されると、ロープに逃げんとしたところリング中央まで引きずり戻されると、思い切り反られてギブアップ。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※ベルト殴打。坂口が防衛に失敗、上野が第1400代王者となる。
オープニングコールに呼び出されたのはアイアンマン王者の坂口。UNIVERSE撮影会でも上野に襲われ、辛くも防衛し続けている王者。「上野がやる魂胆はだいたいわかってきてるんで、今は1399代王者なんで1400にいかせないので、このまま防衛して守っていきたい」と意気込みを述べているところで上野が背後に忍び寄りローブロー。さらにベルトでぶん殴って押さえ込んで3カウント。坂口が追いかけんとしたが、今林APが「オープニングコールだけでも!」と待ったをかける。怒り心頭の坂口は「DDT博多大会スタート!」と言い放って、追いかけていった。
オープニングマッチ 30分一本勝負
6分40秒
フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
勝俣が大和にアームホイップ連発からエルボー。大和も串刺し攻撃をかわしてショルダースルー。Xチョップ連打からの大Xで追い込んでいく。勝俣はクロスアームをロープに逃げるとコルバタからドロップキックで場外に落としてプランチャ。さらにミサイルキックを放つ。続くムーンサルトをかわした大和はリープフロッグからドロップキック。勝俣もカサドーラ・フットスタンプでやり返すも、大和がスピアで逆転。スライディングXを返されるとフィッシャーマンSHで3カウント。
第二試合 30分一本勝負
両軍とも開始前からいきり立っている。平田は「こら、男色! いつまでくだらないことやってんだよ! オマエをぶっ潰したくてウズウズしてんだよ! 殺戮ショーだ」と挑発した割には両軍とも固い握手。大石とアントンとで腕の取り合い。ディーノと平田が対峙するとディーノが男色殺法。平田は「何かしたか?」とケツを差し出す。ディーノのケツ掘りに耐えた平田がショルダーアタック。樋口が渡瀬にショルダーアタックからぶちかまし。ロープに飛ぶも場外から平田がイス攻撃。リングにイスを持ち出すとディーノもイスを持ち出す。止めに入る松井レフェリーを蹴散らしたばかりか次は2人揃ってイスで殴打して無効試合に。
第三試合 30分一本勝負
4WAYマッチ
※上野が第1400代アイアンマンヘビーメタル級王座防衛に失敗、大鷲が第1401代王者となる。残り2人は坂口征夫、ラウザ。
大鷲に激励賞としてすいかと素麺が贈られる。上野の入場に坂口がいきり立つ。開始のゴングが鳴らされると坂口は上野しか見てない。3人での力比べも坂口は無視して上野を追いかける。リング内は大鷲とラウザが手を握ってその光景を見ていたが、気を取り直してルチャ。リングに戻った上野は大鷲に助けを求めたが、大鷲は上野を生贄に差し出す。しかし、坂口のミドルキックは上野にかわされ大鷲にヒット。上野は大鷲の悪口を告げて坂口、ラウザと共闘。大鷲はビッグブーツで挽回し、坂口と上野をまとめて投げる。ディザスター連係でラウザ、坂口に向かっていく大鷲と上野。坂口へのカバーをカットに入っラウザを上野が羽交い絞め。大鷲のビッグブーツはちゃんとラウザにヒットして大鷲と上野はビックリ。大鷲が坂口を羽交い絞め。上野がベルトを手に殴り掛かると、ちゃんと坂口にヒットして、大鷲と上野はビックリ。大鷲は上野にダイビング・ボディープレスを促すも、大鷲が坂口の足を使って剣山で迎撃させ、上野をマヒストラルで丸め込んでフォール勝ち。大鷲がアイアンマン王座を手にした。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※ベルト殴打。大鷲が防衛に失敗、上野が第1402代王者となる。
試合後、上野は坂口に「最高のアイアンマンチャンピオンでした!」と拳を差し出すと、坂口もグータッチで応じて退場。上野は「またアイアンマン懸けて勝負しましょう!」と呼びかけると大鷲に「焼き鳥や肉まんといった無機物とアイアンマンを懸けて闘っている大鷲さんが一番似合ってます。アイアンマンを巻いて闘っている大鷲さんを見てプロレスラーになりました。大鷲さんの腰にベルトを巻かせていただけないでしょうか?」とベルトを腰に巻くフリをして急所を蹴り上げると、さらにベルトで殴打。そこから押さえ込んで3カウント。ベルトと手にした上野は大鷲を挑発し、脱兎のごとく逃げていった。
【試合後のコメント】
上野 1402代アイアンマンチャンピオンの上野勇希と申します。
――3連戦の最終日に自分のもとにアイアンマンを戻すことができた。
上野 3日間とも持つと自信に満ち溢れていたんですけど、坂口さんにいう風に言うなら、ベルトが僕のもとに近づいてきたというか、ま、それだけですね。
――大鷲選手の急所を蹴って、ベルトでぶん殴って3カウントを取ったわけですが。
上野 ちょっとわかんないです。3カウントは取りました。試合も終わったあとなので反則とかもないですし。
――今後、どこでも狙われる可能性もあるが。
上野 嫌です。すぐ通報します。そんな暴力を振るわれようもんならすぐに通報しますし、試合の時だけですね、警戒すべきは。
――普段は襲われそうになったら通報する。
上野 エニタイム(フィットネス)とか置いてある、引いたらALSOKが来るやつを常備しておきます。
――それで永久チャンピオン。
上野 試合じゃ通用しないので、それは頑張ろうかなと。
第四試合 30分一本勝負
島谷が相島を挑発もショルダーアタックで場外まで飛ばされて「無理無理」。続いて遠藤とアズールが対峙。遠藤は場外戦を仕掛けるとアズールを鉄柱にぶつけていく。ローンバトルを強いられたアズールだが、遠藤のハンドスプリングをドロップキックで迎撃してピンチを脱出。相島が一気呵成の攻め。遠藤もフロントハイキックから島谷がタッチしてミサイルキックで飛び込む。相島は2人まとめてブレーンバスターで投げて逆転。替わったアズールが相島と連係。遠藤もスワンダイブエルボーで飛び込んで混戦。島谷が投げ捨てジャーマンから襲い掛かる島谷をアズールが逆さ押さえ込みからさらにブリッジを効かせて押さえ込んで3カウント。
第五試合 30分一本勝負
ポコたん丸投げ試合
※ドラドリくんの乱入。特別レフェリー…ポコたん。
レフェリーのポコたんのあとに青いイス、赤いイスがリングインして対峙。ポコたんがゴングを要請して試合はスタートしたが、イス2脚が微動だにしないまま時は流れ、背後からドラドリくんが乱入してポコたんに暴行。さらにマイクを取ると「ポコたん、久々やのう。ワシや、ドラドリくんじゃ! DDTでナンバーワンゆるキャラとかぬかしやがって。ナンバーワンゆるキャラはワシなんや! なんやこのイスとイス! 勝負になっとらんやろう! ぶち殺してやる!」と言って襲い掛かろうとする。ここでディーノと大石がイスを手に助けに駆けつける。ディーノ「大丈夫か、ポコたん。私の大事なポコたんをこんな目に遭わせて。誰かと思えばDDTのマスコットキャラクターとして登場し、そのまま天下を取り損ねたドラドリくんじゃないか。今さら何しにきやがった」ドラドリくん「ゆるキャラナンバーワンはワシなんじゃ!」ディーノ「声もこもって聞き取りずらいのお。こいつの寿命はここまでだ。テメエなんてお払い箱だ!」ディーノと大石が襲い掛かろうとしたところで平田とアントンがドラドリくんを救出。平田「俺らのドラドリくんに何しようとした。そもそも何がポコたんだ。DDTの真のゆるキャラの王はこのドラドリくんなんだよ!」ディーノ「ポコたんのほうがよほどカワイイだろうが。ゆるキャラとしてゆるキャラグランプリにエントリーしてるポコたんがDDTのマスコットキャラクターって決まってんだ」平田「こっちのこのたくましい身体のキャラクターのほうがプロレス界のゆるキャラとしてバッチリなんだよ!」ディーノ「そんなに言うんだったらテメエらの抗争もここで決着つけてやるよ! ポコたん軍としてポコたん、大石真翔、男色ディーノ、このイスの4人でテメエらをぶっ潰してやる」平田「俺らもオマエらと完全決着つけたかったんだよ。このドラドリくん、アントーニオ、俺、そしてこのイスを総大将としてお前らの首をぶった切って掲げてやるよ! キャプテンフォールマッチだ!」ディーノ「キャプテンフォールマッチ言うたらキャプテンがフォール取られないと終われないルールやな。やってやろう。わいらのチームはイスがキャプテンや」平田「俺らのキャプテンはこのイス様だよ!」ディーノ「ワイらの抗争はこのイスによって決まるいうことやな」平田「ぶっ殺してやる! よろしくお願いします!」全員「よろしくお願いします!」
緊急決定試合 30分一本勝負
こうしてイス同士がキャプテンとなったキャプテンフォールマッチに変更。ポコたんとドラドリくんが対峙するとポコたんがリープフロッグからドロップキック。ドラドリくんもショルダーアタックで飛ばしていく。キャプテンではないドラドリくんが何度も押さえ込まれるもカウント2でクリア。ドラドリくんもやり返すと、平田はイス狙い。イスに腕を極められる場面もあったが、みちドラⅡで叩きつける。これをカットの入ったディーノがコーナーで尻出し。大石が平田を地獄門へ投げようとするがアントンが救出せんとリングインもロープに引っ掛かってヒザを強打しギブアップ寸前に。アントンはギブアップする前に昨日徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を話すも内容は長崎ちゃんぽんではなく下ネタ。ごんぎつねはポコたんにヒットするも大石にはかわされてディーノの地獄門へイン。するとアナルぎつねへと変貌し制御不能に。平田、ドラドリくんを蹴散らし、大石に向かうも大石はイスでブロック。大石がイスを手に襲い掛かるがかわされてトップロープに接触し、その反動でイスが大石の頭にヒット。アントンもイスで襲い掛かるがかわされてトップロープに接触し、その反動でイスがアントンの頭部にヒット。両者フラつく中、イスチャンバラで両者ダウン。その際に青いイスの上に赤いイスが乗っかった状態になって松永レフェリーが3カウントを入れた。
試合後、平田がマイク。平田「私が言うのもなんですが、伝説の一戦になったと思います。イスのジャベ効いたよ。そしてオマエらやるじゃねえか」ディーノ「勝者から敗者への哀れみか? いいよ」平田「確かに我々は勝者でオマエらは敗者だ。だがしかし、オマエらの目、このイスの目はまったく負けてない。まだギラギラ、炎が燃えてるよ。俺はそういう目をしてるヤツが大好きなんだよ! いいか、今日オマエらと闘って何か通じ合った。僕らの人生の良い1ページになったと思います。次の博多では俺らで組んでプロレス界のテッペン獲ってやろうじゃねえか」ディーノ「負けた俺らとシェイクハンドしようっていうのか? このポコたん軍とドラドリ軍の連合軍でプロレス界のテッペンを獲ろうって言ってんのかよ。わかったよ、組んでやるよ。でもな、いつでもオマエらの首狙っているからな」平田「当たり前だ。天下を獲った時はまた決着つけようや」全員で手を取り合って大団円。
セミファイナル 30分一本勝負
DAMNATIONが襲い掛かって試合スタート。場外戦からリングに戻るとDAMNATIONが高梨を捕まえてペースを握る。ポーリーのエルボードロップはカウント2。佐々木の逆片エビはロープに逃げた高梨は佐々木をショルダースルー。しかしタッチを高尾に阻止されるもブレーンバスターで投げてようやくピンチを脱出。MAOがジョンウー。ハリウッドスター・プレスはカウント2。高尾もドロップキックで返してポーリーとタッチ。MAOはコーナーから飛びつきギロチンドロップ。納谷が出てくるとポーリーがテーズプレス。替わった佐々木がDAMNATIONと連係も高梨がカットに入る。今度は佐々木にMAO、高梨と連係。納谷がノド輪からバックドロップも、このカウントは高尾が松永レフェリーを足引きして阻止。抗議する納谷を背後から佐々木がローブロー。そしてクロスフェースへ。それでもギブアップしない納谷に高尾がバズソー、さらにポーリーもバズソーを放ち、最後は納谷がギブアップした。
メインイベント 30分一本勝負
博多名物! せいもん払いスペシャルタッグマッチ
※蒼魔刀
ALL OUTがタッチワークと連係でHARASHIMAに攻め込む。竹下が場外で右足を鉄柱にぶつけると、リングに戻されたHARASHIMAは右足攻めに苦しむ。それでもHARASHIMAはジョンウーを放ってピンチを脱出。吉村が出てくると竹下に逆水平。串刺しラリアットからベアハッグスープレックスと猛攻。滞空式ブレーンバスターはカウント2。ギロチンドロップもカウント2で決まらない。竹下は吉村をコーナーにぶつけると、バックドロップの体勢を切り返して彰人とタッチ。吉村は彰人にバックドロップ。HARASHIMAが出てくると彰人は足横須賀からアンクルホールド。HARASHIMAが耐えると吉村が串刺しラリアットで救出。吉村のギロチンドロップとHARASHIMAのスワンダイブ式ボディープレスの合体攻撃からHARASHIMAが山折り。蒼魔刀狙いは竹下がスワンダイブ式低空ミサイルキックでカット。吉村が竹下に逆水平も竹下がラリアットでネジ伏せる。彰人がHARASHIMAにヨーロピアンクラッチもカウント2。足4の字から粘るHARASHIMAに竹下がザーヒーのアシスト。彰人が完璧足4の字を狙うも吉村がカット。これで息を吹き返したHARASHIMAがハイキック → リバースフランケン。エルボーで飛び込んでくる竹下にはジャンピングハイ。吉村がラリアットで排除すると、HARASHIMAが彰人に蒼魔刀を決めて勝利した。
エンディング
「DISASTER BOXとしてもベルトから遠ざかってしまっているので、狙えるものはなんでも狙っていきたい」(HARASHIMA)
試合後、HARASHIMAがマイク。「本日はご来場ありがとうございまーす! なかなか厳しい闘いでしたが皆さんの応援のおかげで勝つことができました! 広島・熊本・博多と西日本3連戦目、無事駆け抜けました! ありがとうございます! まだまだ暑い夏が続きますが、またDDT見に来てくださーい! またみんなで会場に見にくるさー! その時もガッチリ勝ってやるさー! いつものやつやってやるさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」
【試合後のコメント】
竹下 久しぶりに彰人さんと組んだんですけど、負けましたけど手応え十分。
彰人 負けたら意味ないでしょ。
竹下 でも、これって新しいことにチャレンジしてるからなんですよ。僕らの勝ちパターンもあるんですけど…。
彰人 さすがにやらないよね。
竹下 あくまで新しいものにチャレンジで。タイトル挑戦とかビッグチャンスがあれば、そこで集大成をね。
彰人 ほかの試合全部負けてもいいからタイトルマッチで勝てば。
――そういうために試していると。
彰人 いろんなこと試しているから負けたんだよ!
竹下 試しすぎ。
彰人 いつも通りやったら負けなかったよ。
竹下 いきなり試合スタートして彰人さんが吉村にタックル。
彰人 あれはアントニオ猪木イズム。最近見て感化されたんで。
竹下 でもさすがにわんぱく相撲準優勝だけあって強いですね。
彰人 ビクともしなかったね。
竹下 まあ優勝してんの僕なんですけど。
彰人 でもタックルも最終的に我々の勝ちですよ。今日は試合で負けたけど勝負には勝った。
竹下 勝ったな。タックルでは勝ったな。
彰人 戦術的にもやりたい通りの流れにはなって。最後ちょっとだけ合わなかっただけで、基本的には勝ち。
――こういうことは積み重ねになってタイトルマッチで活きてくると。
彰人 今(竹下は)無差別級のチャンピオンなんで、会社いわくチャンピオンは権限持ってるんですよ。無差別級のチャンピオンがタッグに挑戦させろって言ったら、会社はすぐOKしてくれますよ。何敗しようがすぐにOK出してもらえる。だから竹ちゃんが(無差別級王座を)持っている間はどん欲に狙っていこう。
HARASHIMA 楽しかったですね。勝ったのはもちろんよかったし、結果捕まる場面も多かったけど、吉村もアシストしてくれてギリギリだけど勝ちは勝ちなんで。ディザスターでタッグで組むというのもなかなか…ね。
吉村 平田と組んだことない(苦笑)。
HARASHIMA タッグであっちに勝ったので、いろいろ狙っていけたらいいと思うし。この3連戦は移動もハードで、気が付けば僕は全部メインでしたけど、昨日、一昨日は勝てなかったけど、最後に勝てたので、楽しい3連戦となりました。
吉村 自分が広島で直接負けて、昨日は丸投げ試合でパートナーが負けて、最後の最後はガンガン攻められたけど、HARASHIMAさんが勝ってくれたので。これで終わりよければ…というのは悔しいので、今度は僕がガンガンいけるように頑張りますので。
――ディザスターとして浮上にきっかけにしたい。
HARASHIMA DISASTER BOXとしてもベルトから遠ざかってしまっているので、狙えるものはなんでも狙っていきたいです。