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NEXT GENERATION 2025 ~如月ロマン~

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NEXT GENERATION 2025 ~如月ロマン~

日時2025年2月23日
開場東京・後楽園ホール
  • ★大会ハイライト★

  • 高鹿佑也が遠藤哲哉への思いを胸に若手リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」で万感の初制覇!「大事な先輩との約束を果たすため、4月6日、KO-D無差別級必ず獲ります!」

     2月23日、東京・後楽園ホールで「NEXT GENERATION 2025 ~如月ロマン~」が開催。若手No.1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」(以下、DGC)優勝決定戦で高鹿佑也が正田壮史を破って初制覇。高鹿は4月6日、後楽園でKO-D無差別級王座(3・20後楽園での王者=クリス・ブルックスvs挑戦者=高梨将弘の勝者)に挑むことが決まった。

    「DGC」は2023年(リーグ戦)に初開催され、優勝決定戦で正田が先輩の高鹿を倒して優勝。昨年(トーナメント)はTo-yが優勝決定戦で瑠希也を下して優勝した。今年のファイナルは高鹿にとって、成し遂げなければならないリベンジ戦だった。

     序盤から高鹿は腕を攻めていき、トペを狙うも蹴りで迎撃され場外に転落し、正田のブレーンバスター、パイルドライバーを食う。それでも執ように腕を狙っていく高鹿を正田がジャーマンで投げるも、高鹿はアームロックで逆襲。正田の正田のチカラKOBUムキムキを切り返した高鹿は元BURNINGの岡田佑介(引退)の得意技インターセプトを繰り出す。さらに高鹿は兄貴分・遠藤哲哉の得意技・旋回式ト―チャーラックボムを見舞うもカウントは2。ムーンサルト・プレスは自爆してしまう。正田は蹴りで反撃していくが、正田のチカラKOBUムキムキをまたもや切り返され、高鹿がアームロック。そして、高鹿は変形トライアングルランサーで締め上げてギブアップを奪った。

     高鹿は「優勝しました! 3カ月前を思い出したら、リングですごい恥をかいて。やめようかなとか、どうしたらいいんだろうとか、悩んだんですけど。頑張れとか言ってくれるお客さんがいて、その一言一言が力になって、ここまで来ることができました。秋山(準)さんにも頑張ったって言ってもらえて。プロレスが好きでよかったです」と涙のマイク。続けて「ここが始まりです。1月3日でした。自分の大事な先輩(遠藤哲哉)との約束があるから。その約束を果たすため、4月6日、KO-D無差別級必ず獲ります!」とベルト獲りを口にした。


     バックステージで高鹿は「今年のDGCなんとしても優勝しなきゃならなかった。それは約束を果たすためでもあるし、ここで負けたらまた戻ってしまうから。あの両国(昨年12月28日)で負けて、生まれ変わる決心をして、進んできた道が間違ってなかったって、優勝して証明できた。岡田さん、遠藤さんがいなかったら、ここまで来れなかった。秋山さんもそうですけど、バーニングの先輩方がいろいろ教えてくれたからここまで来れた。(無差別級への挑戦は?)デビューして4年くらいで挑戦できるのは光栄なことだと思います。お客さんの期待に応えられるような試合を4月6日もして、ベルトも奪取したい」と先を見据えた。


     かたや、2度目の優勝がならなかった正田は「僕は負けてしまったけれど、今回のDGCは過去最高だったと思います。やっぱり悔しいけど、どんなに悔しがっても今日は返ってこない。僕はここからまた頑張ります。とりあえず僕は超最高でした」と熱戦続きの「DGC」を終えて、すがすがしい表情を見せていた。

    欠場中の岡谷英樹がDAMNATION T.Aに衝撃加入! 追放されたKANONは3・20後楽園で佐々木大輔とシングルで決着戦へ

     昨年4月からヒザの故障のため欠場していた岡谷英樹がDAMNATION T.Aに衝撃の加入を果たし、追放されたKANONは「旗揚げ28周年記念大会」(3月20日、後楽園)で“カリスマ”佐々木大輔とのシングル決着戦に臨むことになった。

     この日の第四試合で、DAMNATION T.Aの佐々木&KANON&MJポー&イルシオンがTo-y&秋山準&松永智充&佐藤大地と対戦。佐々木とKANONが合体技フリーダム・コールを決める好連係。最後はKANONが松永にラリアットから、スリーピー・ホロウをさく裂させ3カウントを奪取した。


     試合後、欠場前にKANONと遺恨があった岡谷が現れリングイン。岡谷が竹刀でKANONをぶっ叩くと、佐々木とよもやの握手を交わし、DAMNATION T.AのメンバーがKANONをボコボコに。

     マイクを持った佐々木は「ご紹介しましょう。新たなクレイジーなメンバー、岡谷英樹だ! オイ、KANON、頭の悪いおまえに分かるか? てめえはいらない子なんだよ。おまえのようなヘラヘラした野郎は今日でサヨナラだ!」と追放処分に。岡谷は「KANON、久しぶりだな。会いたかったぜ。客に媚びばっか売りやがって。おめえみたいなゴマすりレスラーは今日で消えろ」と吐き捨て、佐々木がKANONを場外に放り投げた。

     バックステージで岡谷が「KANON、とっくに切り捨てられてたことに気づかない。おまえにこの言葉贈ってやるよ。DAMNATION T.A、フォーエバー!」と言えば、佐々木は「KANON、てめえは俺が生み出した最大の失敗作だ。その代わり、俺は新たな最高傑作を生み出した。岡谷が戻って来るのは4月だ。それまで待ってろ」と不敵に語った。

     一方、KANONは「何が起きたか分からない。あいつらの意図も分からない。俺がなんかしたかよ? 俺DAMNATION T.Aじゃなかったら居場所ないし、納得いかない。3年やってきて、ゴミみたいに捨てられて……」と涙。そして「佐々木大輔、俺とリングでケジメつけろ。必ず向かい合え。リング上で1対1だ。ただじゃおかねぇからな!」と決着戦を要求。これを受けて、3・20後楽園での佐々木とKANONの一騎打ちが決定した。

     佐々木、KANON、ポーの3人は、保持するKO-D6人タッグ王座の最多防衛記録を樹立したばかりで、“生涯防衛”を宣言していたはずだが、この衝撃展開で果たしてベルトの行方はどうなるのか?

    KO-D** **無差別級王者クリス・ブルックスが3・20後楽園での挑戦者にパートナー高梨将弘を指名!「28周年記念の大事な日。強いタカナシさんと戦いたい」

     KO-D無差別級王者クリス・ブルックスが「旗揚げ28周年記念大会」(3月20日、後楽園)でのV3戦の挑戦者にパートナーの高梨将弘を指名した。

     クリスは1・26後楽園で石川修司を下して2度目の防衛に成功。試合後、「10人くらいやりたい人がいる」と発言。2・8横浜では「5人くらいになった」と口にしていた。

     この日、クリスは高梨とのCDKで青木真也&中村圭吾の師弟タッグと対戦する予定だった。ところが高梨が発熱症状のため、大事を取って欠場となり、バリヤン・アッキが代替出場。試合はクリスが奮闘した中村をプレイングマンティスボムで仕留めた。

     試合後、今林久弥GMから戦いたい相手を問われたクリスは、セコンドのアントーニオ本多からスマートフォンを渡してもらい電話をかけ始めた。クリスは「タカナシさん、3月20日、後楽園、KO-D無差別級、挑戦してください」と高梨の挑戦を熱望。スピーカー越しに、高梨は「クリスはもしかしたら俺を指名するかもってどこかで思ってた。おまえと出会ってからの6年間、俺が困ったとき、辛いとき、おまえのやさしさで助けてくれた。俺に挑戦するチャンスをくれるのはおまえのやさしさなのか?」と話す。クリスは「やけにやさしいじゃない。28周年記念、大事な日。大事な挑戦者、やっぱりタカナシさんがいい。でも、やさしいタカナシさんじゃなく、強いタカナシさんと戦いたい。3月20日、絶対に殺します」と宣戦布告。高梨は「おまえのその言葉は好きじゃないから、別の言い方で言わせてもらうけど。かつて俺の横にいた男はやってやるって言ってた。おまえがもし俺をやるんだったら、思う存分やってみよう。おまえから奪ってみせる。(4月6日に)DGCのチャンピオンと戦うのはこの俺だ」とベルト獲りを宣言した。

     ここしばらく、KO-D無差別級戦線から離れていた高梨が同王座に挑むのは、2018年11月25日、後楽園で当時王者の佐々木大輔に挑んで以来、6年4カ月ぶりとなる。


     また、スーパー・ササダンゴ・マシンが「ディーノさん、3月20日、DDT EXTREMEのベルトに挑戦させていただきたい。EXTREMEは私が巻いた唯一のベルト。ディーノ選手は特別な選手。飯野雄貴選手が欠場になって、白紙になっている。これだけ条件が揃っていて挑戦しない理由がない。今回、君のEXTREMEのベルトに挑戦するのは最後にします。それくらいの覚悟をもって挑戦させてほしい」とアピール。ディーノは「挑戦表明、断る。チャンピオンとして、ササダンゴ・マシンを指名する」と自らの意思でササダンゴとの王座戦を希望し、3・20後楽園でのタイトル戦が決定。ディーノは今林GMに対し、「(かつてのGMの)鶴見亜門として立ち会ってもらう」と要望した。


     なお、3月12日、新宿FACEで開催される「平田一喜15周年記念興行」のメインカード、平田一喜&石井慧介&XvsYO-HEY&近野剣心&高尾蒼馬のXが、高橋ヒロム(新日本プロレス)に決定した。ヒロムにとって、平田はデビュー初勝利の相手であり、2023年11月12日には両国国技館大会で一騎打ちを行った縁の深い選手だ。

    人気アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』ブレイバーンがプロレスデビューを鮮やかに飾る!「DDTがピンチになったとき、私は再びこのリングに戻って来る」
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     人気アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』がDDTとのコラボマッチが行われ、ブレイバーンがプロレスデビューを鮮やかに飾った。

     『勇気爆発バーンブレイバーン』とは、Cygamesが企画・原作、大張正己氏が監督を務め、CygamesPicturesの制作により、昨年1月から3月まで、TBS系列で放送されて大きな話題を呼んだ作品だ。

     この日のセミファイナルで、ブレイバーンはMAO、上野勇希とトリオを結成し、強欲軍の納谷幸男、彰人、高尾蒼馬組と対戦。動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」では、敵将の一人であるクピリダスを演じた声優の稲田徹さんが放送席ゲストを務めた。

     ブレイバーンは開始早々、ドロップキックで彰人と高尾を2人まとめてぶっ飛ばし、MAOと好連係を披露。ただ、上野とは生理的に合わない模様。試合を見て熱くなった稲田さんが「あなたたちの強欲はそんなもんじゃないでしょう。もっといい試合を見せてください。私と観客にもっと素晴らしいプロレスを見せてください」と言って、リングサイドへ行き強欲軍のセコンドに。ブレイバーン、上野、MAOは納谷にトリプルでのドロップキック&トラースキック、ブレイブスイートクラッシュを見舞う。さらに3人での合体式レイザーズエッジ、ブレイブエッジを彰人に繰り出す。そして、ブレイバーンが高尾にブレイブクロススティンガー(ランニング・ダブルニーアタック)を叩き込んで3カウントを奪い、デビュー戦を見事に白星で飾った。

     稲田さんは「素晴らしい試合でしたよ。強欲軍はこんなものじゃない。我々の欲は尽きることはない。またいつでも強欲軍はDDTに現れるでしょう。そのときまで、ブレイバーン、楽しみにしててください」と言って、強欲軍と共に退場。

     ブレイバーンは「MAO、上野、私たちを応援してくれたみんな、ありがとう。手強い相手だったが、私たちが持つ熱い魂と不屈の勇気でDDTを救うことができた。またDDTがピンチになったとき、私はこのリングに戻って来る」と話し、最後は3人で「ブレイブクロススティンガー!」と叫んで幕を閉じた。

     バックステージで上野は「俺たちはブレイバーン、全12話視聴済だ。もし第2期があるなら、逆にブレイバーンの世界に飛び込むかもしれない」、MAOは「第2クールがあるなら、MAO、上野の出演があるかもしれない」と作品への出演を熱望した。

    ☆全試合の詳細はWRESTLE UNIVERSEをご覧ください!
    https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/nNsx5q3tKfKdZ9WGWir4s6
  • オープニング

  • 放送席ゲストにアイアンマン王者・稲田徹&“THE RAMPAGE”武知海青! 今日も「ニュー!レスリング!アイドル!」をNωA Jr.が熱唱し後楽園大会が幕開け!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 5分10秒

    片エビ固め

    ※炎掌
  • 第二試合 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    7分11秒

    奇跡を呼ぶ一発逆転首固め

  • 復帰戦の平田が快勝! そして3・12新宿での15周年記念大会のXとなっていたパートナーが高橋ヒロムであることを発表!

  • 第三試合 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ

    VS

    • 男色“ダンディ”ディーノ

    • 竹田“シャイニングボール”光珠

    VS

    11分12秒

    無効試合

    ※今林久弥GMストップ
  • ササダンゴがパワポでEXTREME王座挑戦表明! ディーノも受託し、特別立会人は鶴見亜門に!

  • 第四試合 30分一本勝負

  • 9分32秒

    片エビ固め

    ※スリーピー・ホロウ
  • 欠場中の岡谷が現れ、KANONを襲撃! するとなんとDAMNATION T.Aが岡谷に加勢し、KANON電撃追放!「テメェはいらない子なんだよ」(佐々木)「お前みたいなごますりレスラーは今日で消えろ!」(岡谷)

  • 第五試合 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ

    9分46秒

    片エビ固め

    ※プレイングマンティスボム
  • 高梨緊急欠場も、クリスが快勝! 3・20旗揚げ28周年記念後楽園大会でのKO-D無差別級王座の挑戦者に指名したのはCDKの盟友・高梨! 急きょ電話を繋ぎ、タイトルマッチが電撃決定!「絶対に殺します」(クリス)「殺ってやろう」(高梨)

  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 「勇気爆発バーンブレイバーン」コラボ6人タッグマッチ~ブレイバーンデビュー戦

    17分29秒

    体固め

    ※ブレイブクロススティンガー
  • ブレイバーンがブレイブクロススティンガーで強欲軍を撃破!

  • メインイベント 時間無制限一本勝負

  • 「D GENERATIONS CUP 2025」優勝決定戦

    16分40秒

    変形トライアングルランサー

    ※高鹿がD GENERATIONS CUP 2025優勝。
  • 高鹿が涙のDGC初制覇! 4・6後楽園でのKO-D無差別級王座挑戦権を獲得!「プロレスが好きで良かったです!」(高鹿)

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